JPS62194969A - チルトステアリング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、回転型アクチュエータを用いて固定ブラケッ
ト側のポールの歯と回転ブラケット側のラチェットとの
県税をなすチルトステアリング装置に関する。

（従来の技術） チルトステアリング装置は、たとえば、特開昭５７−１
５５１５６号公報に開示される如く、基本的には、車体
側の固定ブラケットと該固定ブラケットに回転自在に支
持されるステアリングホイール側の回転ブラケットとの
間に配され、固定ブいる。

（本発明が解決しようとする問題点） 前述した従来技術は、ステアリングコラムより突出する
レバーを手動操作することにより、ステアリングホイー
ルのチルト運動を可能にするもので、レバーを不容易に
操作したりする危険、たとえば、運転中に子供がレバー
を手にすることで、ステアリングホイールがチルトする
危険があり、又、ステアリングコラムよりレバーが突出
するので該コラム周りの美観を損ねる。

そこで、本出願人は、特願昭６０−２１６９８４号とし
て、ポールにカム面とフック部を設け、アクチュエータ
に連結されたカム部材をカム面とフック部とに当接可能
とする発明を提供し、前述した従来技術の不具合を解消
させている。この新しい手段は、ブツシュタイプのアク
チュエータを用いていることから、カム部材のリンク比
が大きい時は小型のアクチュエータを用いるが、この場
合、カム部材の収容空間が大となり、又、前記リンク比
を小さくするとアクチュエータが大型化し、そのための
空間が大となる。このようなカム部材或いはアクチュエ
ータのための空間の張り出しが、ステアリングコラム周
りのデザインによっては、好ましくない場合がある。

それ故に、本発明は、ステアリングコラム周りを単純化
し且つ誤動作のないチルトステアリング装置を提供する
ことを解決すべき問題点とする。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、前述の問題点を解決するため、ポールの歯と
ラチェットの系膜操作をなすレバーの一端を固定ブラケ
ットと回転ブラケットとの枢支点まわりに回転自在とし
且つ他端を固定ブラケット側に支持した回転型アクチュ
エータに連結させる手段を用いる。

（作用） 回転型アクチュエータをオンさせると、レバーが両ブラ
ケットの枢支点まわりに回動し、ポールの歯をラチェッ
トから離す。このため、回転ブラケットは回動自在とな
り、運転者にとって好ましい位置或いは退避位置にステ
アリングホイールを移動させることができる。勿論、元
の位置の記憶も可能で、ステアリングホイールを自動的
に元の位置に復帰させることができる。

さらに、回転型アクチュエータの固定ブラケットへの取
付は、ステアリングコラム周りを単純化させ得る。

（実施例） ステアリングホイール側の回転ブラケット（１）と、車
体側の固定ブラケット（２）とを第１のピン（３）を介
して枢支させる。回転ブラケット（１）にはラチェット
（４）が設けられる。

固定ブラケット（１）は、略し型の穴（５）と長穴（６
）とを有し、略し型の穴（５）を貫通する第２のピン（
７）が第１のレバー（８）と第２のレバー（９〉とを支
持し且つ固定ブラケット（２）に回転自在に支承された
ポール（１０）と接触可能なスペーサ（１１）を支持す
る。両レバー（８，９）は第１のピン（３）に回転自在
に支持される。ポール（１０）に植立された第３のピン
（１２）は第２のレバー（９）の長穴（１３）の長大（
６）を貫通する第４のピン　　（１４）が、メモリプレ
ート（１５）、ラチェット（４）、第２のレバー（９）
を一体に第１のピン（３）まわりに回動させる。メモリ
プレート　（１５）のり（１６）は右端に突片（１７）
を有す。

第１のレバー（８）の右側縁にはカム面（１９）が設け
られ、該カム面（１９）がカムレリーズ（２０）と対向
する。又、第１のピン（３）にチルトポールフック（２
１）を枢着させる。

第１のレバー（８）を固定ブラケット（１）に止させ、
第ルバー（８）を常時下方に強制する。

チルトポールフック（２１）の先端はストッパ（２４）
に摺接させる。（２５）は回転ブラケット（１）即ちス
テアリングホイールを上向きに附勢するスプリングであ
る。

第３図に示す状態よりステアリングホイールを移動させ
るべく回転型アクチュエータ（２２）をのピン（３）ま
わりに回転させる。この際、第２のピン（７）も第１の
レバー（８）と共に固定ブラケット（２）の略り字型の
穴（５）に沿って動き、又、第２のレバー（９）も第１
のレバー（８）と同じ動きをし、スペーサ（１１）のポ
ール（１０）への接触が外れ且つ第３のピン（１２）の
長穴（１３）に沿う動きで、ポール（１０）の歯とラチ
ェット（４）とが離れる。又、第１のレバー（８）の第
１のピン（３）まわりの回動は、そのカム面（１９）が
カムレリーズ（２０）を持ち上げ、メモリロック（１６
）の突片（１７）にカムレリーズ（２０）を接触させ、
メモリロック（１６）を右方に勅かし、その爪をメモリ
プレー）（１５）の歯に係合させ、元位置を記憶させる
。

スプリング（２５）による回転ブラケット（１）の第１
のピン（３〉を中心とする反時計方向の回動は、メモリ
プレー）　（１５）の爪（２７）をチルトポールフック
（２１〉に係合させ、このチルトポールフック（２１）
を下向きに移動させる。

この動きは、やがて、チルトポールフック（２１）をポ
ール（１０）の段部に係合させ、第４図に示す状態を得
ることで、ポール（ｌＯ）の歯とラチェット（４）とを
係合させない状態、即ち、ステアリングホイールの退避
位置を作る。（２８）はカバーである。

第４図に示す状態から回転型アクチュエータ（２２）を
オフとし、回転ブラケット（１）を下方に押下げると、
メモリプレート（１５）の爪（２７）は、チルトポール
フック（２Ｉ）から離れて第１のピン（３）を中心とす
る軌跡に沿って上向きに移動し、又、第２のレバー（９
）とメモリロック（１６）も第４のピン（１４）により
第１のピン（３）まわりに時計方向に回転する。さらに
、第２のレバー（９）とポール（１０）も第２及び第３
のピン（７，１２）によりＬ字型の穴（５）と長穴（１
３）に沿った動きをなし、又、第２のピン（７）がスプ
リング（２３）と共に第１、のレバー（８）を下向きに
移動させる。ラチェット（４）の時計方向の動きが、メ
モリロック（１６）をしてチルトポールロック（２１）
とポール（１０）の段部との係合を外し、又、第１のレ
バー（８）のカム面（１９）がメモリロック（１６）の
左方への動きを作り、メモリロック（１６）の爪とメモ
リプレー）（１５）の歯とを離脱させる。はぼ同時に、
スペーサ（１１）がポール（１０）に接し、ポール（１
０）の歯をラチェット（４）に係合させ、第３図の状態
とさせる。

即ち、ステアリングホイールを記憶された元の位置に復
帰させる。

尚、回転型アクチュエータ（２２）をオンとさせ、手に
したステアリングホイールを所望位置に移動させ、該ア
クチュエータ（２２）をオフとさせれば、第１のレバー
（８）の動きがポール（１０）の歯をラチェット（４）
に係合させ、回転ブラケット（１）を固定ブラケット（
２）に保持させる。第１のピン（３）まゎり７トーシヨ
ンスプリング（３７）の両端がメモリーロック（１６）
の突片（１７’）及びカバー（２８）の突片（１７”　
）に接しているので、第４図の如き作動中には両突片（
１７′、１７　”　）の中心がずれるが、両ブラケット
（１，２）が第３図の如き相対的位置をとると、第３図
の如く、両突片（１７′、１７　”　）は互いに重なり
合う関係となる。

回転型アクチュエータ（２２）を、第６図の如く、制御
回路（２９）に接続し、該回路（２９）を、キーの抜き
差しに起因するアンロックウオーニングスイッチ（３０
）又は手動スイッチ（３１）で働かせるようにする。尚
、アンロックウオーニングスイッチ（３０）をタイマー
と組合せると、降車しキーを抜いた後、一定時間が過ぎ
ると、回転型アクチュエータ（２２）をオフとさせるこ
とができる。制御回路の例を第７図に示す。マニアルス
イッチ（３１）操作時には、リレー（３８）を直接動作
させアクチュエータ（２２）を駆動する。アンロックウ
オーニングスイッチ作動時は、コンパレータ（３９）の
出力電圧を一定時間一定（’ＨＩ　）　　とし、トラン
ジスタ（４０，４１）を介してリレー（３８）を動作さ
せる。従って、キー液抜（アンロックウオーニングスイ
ッチオフ動作後）、アウェイ中の不完全動作を防止する
ため、一定時間アクチュエータをオンするため、コンデ
ンサ（４２）　ト抵抗（４３）及びコンパレータ゛（２
９）の基準電位で時間設定を行なう。

（効果） 第５図に示すように、フック（３２）を有するカム部材
（３３）をアクチュエータ（３４）によりボルト（３５
）まわりに回動自在とし、フック（３３）によりポール
（３６）とメモリプレート（３７）を作動させるものと
、本発明とを較べると、第５図のものは回転ブラケット
側の空間にアクチュエータ（３４）を配するので、ステ
アリングコラム部分に該アクチュエータのための空間が
必要になるのに対し、本発明はこの空間を必要としない
。さらに、第５図の例では、小型のアクチュエータ（３
４）を用いると、レバー比との関連でカム部材（３３）
を長くする必要があるので、その分、ステアリングコラ
ム側の空間が大となるが、本発明ではそのような空間を
必要としない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一例のチルトステアリング装置の分解
図、第２図はその横断面図、第３図はその側面図、第４
図はステアリングホイールを退避させた時の各部材の関
係を示す側面図、第５図は本発明の詳細な説明するため
の比較例を示す図、第６図は本発明のアクチュエータの
制御図、第１図はコントロール回路の一例を示す図であ
る。 図中：１　　　　　−　　　回転ブラケット、２　　　
　　　　　　固定ブラケット ３．７．１２．１４　　　　　　ピン、４　　　　　　
　　　　ラチェット、 ８．９　　　　　　　　　レバー、 １０　　　　　　　　ポーノぺ １５　　　　　　　　　メモリプレート、１６　　　　
　　　　メモリロック、

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 車体側に固定される固定ブラケットと、該固定ブラケッ
   トに回動自在に支持され且つその側縁にラチエツトを有
   する回転ブラケットと、前記固定ブラケット側に一端が
   枢着され且つ他端に歯を有するポールと、前記固定ブラ
   ケット側に固定された回転型アクユチエータと、前記両
   ブラケットの支持点まわりに、一端が回動自在に支承さ
   れ且つ他端が前記回転型アクチュエータに連結されたレ
   バーとを有し、前記回転型アクチュエータによる前記レ
   バーの前記支持点まわりの回動が前記ポールの歯と前記
   ラチエツトとの噛合い外し前記回転ブラケットの前記支
   持点まわりの回動を可能にすることを特徴とするチルト
   ステアリング装置。