JPS62156139A - ポリ−p−フエニレンスルフイドフイルム - Google Patents

ポリ−p−フエニレンスルフイドフイルム

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JPS62156139A
JPS62156139A JP60298560A JP29856085A JPS62156139A JP S62156139 A JPS62156139 A JP S62156139A JP 60298560 A JP60298560 A JP 60298560A JP 29856085 A JP29856085 A JP 29856085A JP S62156139 A JPS62156139 A JP S62156139A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野 本発明は,ポリーPーフエニレンスルフイドを主成分と
する2軸配向フィルムに関するものである。
〔従来技術〕
従来,ポリーPーフ二二しンスルフイドヲ主成分とする
樹脂組成物を2軸延伸,熱処理した2軸配向フィルムが
,特開昭56−62121等で提案されている。上記の
フィルムは,耐熱性,誘電特性等に優れているため,電
気絶縁材料,コンデンサの誘電体をはじめ種々の用途へ
の応用が期待されている。
〔本発明が解決しようとする問題点〕
しかし,これら従来の2軸配向ボリーP−フェニレンス
ルフィドフィルムには,絶縁欠陥が多いという欠点があ
った。特に、コンデンサの誘電体のように極めて薄いフ
ィルムにした場合,絶縁破壊電圧の平均値の1/!1以
下の電圧印加で破壊する箇所が数多く存在し,実質的な
』電圧が非常に低くなってしまう。
特開昭59−79903において.塩化ナトリウム含有
量を減少させることで絶縁欠陥数を少なくする事が提案
されているが不充分であった。
従来の2軸配向ppsフィルムに用いたppsは,特開
昭56−62121等に記載されているように,硫化ア
ルカリとP−ジハロベンゼンを。
N−メチル−ピロリドン等の極性溶媒中で高温高圧下に
反応させる方法を用いているが,このような重合方法に
おいては原料薬品中の不純物とじてあるいは反応容器壁
からの溶出物として周期律表のIVa族もしくは■族元
素のポリマ中への混入が避けられない。
本発明者らは、係る金属酸1分が2軸配向フィルム化し
たときの絶縁欠陥の原因となることを見出し9本発明に
至った。
〔発明の目的〕
本発明ハ、従来のポリーP−フェニレンスルフィドフィ
ルムの上記のような欠点を大幅に改良し。
絶縁欠陥の少ないフィルムを提供することを目的とする
ものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記の目的を達成するため、ポリ−2−し二二
レンスルフイドを主成分とする樹脂組成物の2軸配向フ
ィルムであって、該フィルム中の周期律表IVa族もし
くは■族に属する金属成分の台形含有量がフィルム重量
に対して3[3ppm以下であることを特徴とする2軸
配向ボIJ ++ p−7二二レンスルフイドフィルム
としたものである。
本発明においてポリP−)ユニしンスルフイド(以下、
ppsと略称することがある)とは、操シ返し単位の7
0モル係以上(好ましくは85モル係以上)が構造式−
←−es+ で示される構成単位からなる重合体をいう
。係る成分が70モル係未満ではポリマの結晶性、熱転
移温度等が低くなppps−4主成分とする樹脂組成物
からなるフィルムの特長である耐熱性9寸法安定性9機
械的特性等を損う。
繰り返し単位の50モル係未満、好ましくは15モル係
未満であれば共重合可能なスルフィド結合を含有する単
位が含まれていても差し支えない。
本発明においてpps6主成分とする樹脂組成物(以下
、pps系組成物と略称する事がある)とは、上記p 
p s290重量%以上含む組成物を言う。
ppsの含有量が90重重量%満では9組成物としての
結晶性、熱転移温度等が低くなり、該組成物からなるフ
ィルムの特長である耐熱性1オ法安定性9機械的特性等
を損う。
該組成物中の残シの10重重量%満はpps以外のポリ
マ、無機または有機の滑剤2着色剤、紫外線吸収剤など
の添加物を含むことも、後述の金属成分含有量に関する
制限を満たす限シに於ては差し支えない。
該樹脂組成物の溶融粘度は、温度500℃、せん断速度
2001/secのもとて11700〜12000ポイ
ズ(よシ好ましくは700〜10000ポイズ)の範囲
がフィルムの成形性の点で好ましい。
該樹脂組成物の溶融粘度は最終的に得られる2軸配向ホ
リーp−フェニレンスルフィトフィルムの溶融粘度に等
しい。
本発明において、2軸配向ポIJ −p−フェニレンス
ルフィドフィルム(以下、PP5−BOフィルムと略称
することがある)とは、上記pps系組成物を溶融成形
してシート状とし、2軸延伸。
熱処理してなるフィルムである。
本発明においては、該フィルム中の周期律表IVa族も
しくは■族に属する金属成分の合計含有量が、フィルム
重量に対して30ppm以下である必要がある。
該含有量が30ppmi超えると、PP5−BOフィル
ムの絶縁欠陥が急増する。
該含有量には特に下限はないが、2PPm未満にするこ
とは事実上困難である。
周期律表のIVa族もしくは■族の元素中、鉄。
ニッケル、クロムの合計含有量が25ppm以下である
のが、平均絶縁破壊電圧の点から好ましい。
さらに、上記元素中、鉄の含有量f 10 p p m
以下とするのがよシ好ましい。
該フィルムの配向度は、広角X線回折で2θ=20〜2
1度の結晶ピークについて求めた配向度OFがEnd方
向及びEdge方向で0.07〜0.50  。
Through方向で0.60〜1.00の範囲にある
ことが好ましい。
また、該フィルムの厚さは、0.3〜25ミクロンの範
囲が好ましい。
該フィルムをコンデンサ用に用いる場合には。
JIS  K−6768−71に従って測定した表面の
濡損数は30〜45 dyne/em の範囲とするこ
とが好ましく、熱収縮率は250℃、10分でフィルム
の長さ方向が3〜8%9幅方向が一1〜+3係の範囲が
好ましい。
ここで、コンデンサとは電気回路の受動回路素子の一種
で、誘電体をはさんで導体からなる一対の電極を設ける
ことにより9両電極間に一定の静電容量を与えたものを
意味し、蓄電器、キャパシターなどと呼ばれているもの
と同義である。
本発明のフィルムを誘電体として用いるコンデンサの重
版は、金属の薄膜または箔からなシ、形状、材質等は特
に限定されない。
伺金属箔とは、自己支持性の金属膜であり、その厚さは
3〜10μmが好ましい。
金属薄膜とは、PP5−BOフィルムを支持体として、
その表面に蒸着、メッキ等の方法で形成された非自己支
持性の金属膜であシ、その厚さは0.01〜0.5μm
が好ましい。
係るコンデンサの電極として、金属薄膜を用いる場合、
PP5−BOフィルム支持体上に金属薄膜が形成され一
体となったいわゆる金属化フィルムの状態での熱収縮率
が250℃、10分で、フィルム長さ方向が6〜8%9
幅方向が一1〜+3係の範囲が好ましい。
係るコンデンサは、前述のPP5−BOフィルムを主た
る誘電体とするものであるが2本発明のフィルムを誘電
体として用いるコンデンサの特長である温度特性9周波
数特性、fi′1ハンダ性等を損わない限り、PP5−
BOフィルム以外の絶縁体層が、PP5−BOフィルム
とともに電極間に存在することは何ら支障ない。係る絶
縁体層の例としては、ポリスルホン、ポリフェニレンオ
キサイド、ポリカーボネート、ポリエーテルスルホン。
ポリエーテルイミド、フッ素樹脂等が挙げられるが、こ
れに限定されるものではない。
係るコンデンサの形状としては9通常のリード線を有す
るタイプもしくはリード線を有さす基板表面に直接ハン
ダ付けするタイプ(いわゆるチップコンデンサ)のいず
れでもよい。
また、PP5−BOフィルムそのものは、大気中の湿気
の影響を全く受けないが、電極がアルミニウムの薄膜の
場合のように大気中の湿気の影響を受けるときは、コン
デンサ素子の周囲に外装体を設けることが好ましい。係
る外装体の材質としては、アルミニウムなどの金属、ガ
ラスなどの無機物、プラスチックス等が挙げられるが、
pps樹脂、エポキシ樹脂などのプラスチックスが好ま
しい。
次に9本発明のフィルムの製造法について説明する。
先ず1本発明に使用するppsの重合方法としては、硫
化アルカリとP−ジハロベンゼンを極性溶媒中で高温高
圧下に反応させる方法を用いる。
特に硫化ナトリウムとP−ジクロルベンゼンヲN−メチ
ルービロリドン等のアミド系高沸点極性溶媒中で反応さ
せるのが好ましい。この場合9重合度を調整するために
、苛性アルカリ、カルボン酸アルカリ金属塩等のいわゆ
る重合助剤を添加して260“0〜280°Cで反応さ
せるのが最も好ましい1重合系内の圧力および重合時間
は、使用する助剤の種類や量および所望する重合度など
によって適宜決定される。
重合終了後、系を徐冷し、ポリマを析出させた後、水中
にダンプしてできるスラリーをフィルタで戸別して粒状
ポリマを得る。その後、充分に水洗乾燥する。
上記のような重合では、前述の周期律表IVaもしくは
■族の元素は、原料薬品中の不純物としであるいは反応
容器壁からの溶出物として、ポリマ中への混入が不可避
である。混入した係る元素を減少せしめる方法としては
(1)前述のスラリーをフィルターで戸別するに際して
、目開きの大きなフィルターを用いて微粉末ポリマを除
去する。
(2)  ポリマを水洗後、 pH3以下の強酸で洗浄
する。
等が有効である。
脱イオン水による加圧洗浄、溶媒による再溶解処理等、
塩化す) IJウム除去法として知られている方法は、
前述の金属元素の減少法としては効果がない。
かくして得られたppsに、必要に応じ他のボリマ、無
機微粒子、添加剤などをブレンド、添加してpps系組
成物とする。
言うまでもなく、該pps系組成物中の前述の金属元素
含有量は、最終的に得られるフィルム中の含有量にほぼ
等しいので、該組成物中の係る金属元素含有ie50p
pm以下としておくことが必要条件となる。
上記のような方法を用いても、該組成物中の係る金属含
有量’r2ppm未満とすることは困難である。
こうして得られた樹脂組成物に和牛→→は、エクストル
ーダに代表される周知の溶融押出装置に供給され、溶融
される。
次に、溶融された樹脂を、95%カット孔径が3〜20
μm(好ましくは3〜15μm)の高精度フィルターで
濾過したのち、いわゆるTダイから連続的に押出し、冷
却された金属ドラム上にキャストして、急冷固化し、未
配向非晶状態のシートとする。該金属ドラムの表面は、
荒さ0,48以下の鏡面に仕上げられていることが好ま
しい。
次に、このようにして得られたシートを2軸延伸する。
延伸方法としては、逐次2軸延伸法、同時2軸延伸法等
の周知の方法を用いることができるが、ロール群によっ
てシート長手方向に延伸した後に、デンタによって幅方
向に延伸する。いわゆる縦横逐次2軸延伸法によるのが
好ましい。
延伸温度は縦横とも95〜110℃の範囲とする。一方
、延伸倍率は樹脂粘度、延伸温度などによって異なり一
概に言えないが、縦方向およそ62〜4.5倍、横方向
およそ3.0〜38倍の範囲である。
次に、このようにして得られた延伸フィルムを定長熱処
理する。ここにいう定長熱処理とは、熱処理中の幅およ
び長さの変化が10%以下になるようにすることを意味
する。熱処理条件は250〜290℃で1〜50秒とす
るが、260〜285℃で6〜20秒行うのが好ましい
定長熱処理の後に、240乃至290℃の温度でリラッ
クスを行うことが好ましい。
以上のようにして本発明の2軸配向ppsフィルム(P
PS−80フィルム)を得る。
次に本発明の記述に用いたポリマ、フィルム等の特性値
の測定、評価法について説明する。
(1)金属元素成分の含有量 灰化して、プラズマ発光分析法により測定した。
(2)  フィルムの絶縁欠陥 フィルムに表面抵抗が約3Ωになるようにアルミニウム
を片面真空蒸着し、金属の鏡面板上に非蒸着面を下にし
て置き、金属板と蒸着面間にフィルムの厚さ1μm当り
150vの直流電圧を印加して、絶縁破壊した箇所を数
え、フィルムの面積1m7当りの数に換算して絶縁欠陥
の指標とした。
(3)  コンデンサの絶縁破壊電圧 コンデンサの両端子間に直流電圧’1100V/秒の昇
圧速度で印加していき、コンデンサが絶縁破壊する(カ
ットオフ電流10mA)ときの電圧を絶縁破壊電圧とす
る。
(4)使用中の不良率(信頼性) コンデンサの両端子間に、誘電体の厚さ1μm当り50
Vの直流電圧を印加しつつ、150°0のオープン中に
放置し、2000時間以内に導通して不良となる個数の
割合を測定して、使用後の不良率とする。測定はio、
ooo個について行った。
また厚さは電子式マイクロメータで測定した。この不良
率が小さいほど優れていることは言うまでもない。
〔作用〕
特定の金属成分含有量の少ない本発明のフィルムが何故
絶縁欠陥が少ないのかは必ずしも明確ではないが、これ
らの金属成分がフィルム中で凝集し易く、この凝集物が
絶縁欠陥の原因となるためと考えられる。
〔実施例〕 次に本発明の実施例を挙げて、さらに詳細に説明する。
実施例1 (1)本発明のPP5−BOフィルムの調製重合槽に、
硫化ナトリウム32.6kg(250モル、結晶水40
wt%を含む)、水酸化ナトリウム100g、安息香酸
ナトリウム66.1′Kg(250モル)、およびN−
メチル−2−ピロリドン(以下NMPと略称する)79
2沌仕込み、205℃で脱水したのち、1.4ジクロル
ベンゼン57.5 kg(255モル)、およびN M
 P 20.0縄を加え。
265°Cで4時間反応させた。
その後、攪拌しながら約り℃/分の速さで100°C以
下まで徐冷し、イオン交換水中にダンプした。
得られた水スラリーを100メツシユの目開きを有する
フィルターで戸別し、ウェットケーキを得た。このウェ
ットケーキを、イオン交換水の温水で6回洗浄した後、
塩酸(pHsで洗浄し、さらに2回イオン交換水洗浄し
、乾燥してポIJ −p −フェニレンスルフイドユニ
ット1ロ0 なp,300℃の溶融粘度2700ボイズのppS17
鞄を得た。
このポリマ粉末に,平均粒径1.5μmのシリカ微粉末
0.4wt%を添加し,60mm径の押出機でガツト状
に押出し切断してペレット化した。
このペレット中の金属元素含有量を分析したと、  こ
ろ、鉄(F’e) 2 p p meクローム(Cr)
1ppm。
ニッケル(Ni) 1 p p mで他のIVa又は■
族元素は検出されなかった。
このペレットを40−径の押出機に供給し,310℃で
溶融押出し,金属繊維を用いた95%カット孔径10μ
mのフィルターで濾過したのち。
長さ400eI119間隙1,5−の直線状リップを有
するTダイから押し出し9表面を25℃に保った金属ド
ラム上にキャストして冷却固化し,厚さ30μmの未延
伸フィルムを得た。
この未延伸フィルムを,ロール群からなる縦延伸装置に
よって,フィルム温度102℃,延伸速度50.00f
l1分で6.9倍縦延伸し,続いてテンタを用いて,温
度100℃,延伸速度1000%/分で6,5倍横延伸
し,さらに同一テンター内の後続する熱処理室で275
℃で10秒間熱処理して。
厚さ2.5μmのPP5−BOフィルムを得た(フィル
ムAとする)。フィルムA中の金属元素含有量を分析し
たところ,前述のペレットのそれと全く同じであった。
これとは別に比較のため,ppsの重合後に。
水スラリーを600メツシユの目開きを有するフィルタ
ーで戸別したこと及び塩酸洗浄を行なわなかったこと以
外は,フィルムAと同じ条件で別のppS−BOフィル
ムを得た(フィルムBとする)。
フィルムB中の金属元素含有量は, Fe 18ppm
N1 8ppm, Cr 7 p p m, Mo 2
ppmの計35ppmで他は検出されなかった。
(2)  コンデンサの作成 上記フィルムA及びフィルムBを真空蒸着装置にかけ,
亜鉛全表面抵抗2.5Ωになるように片面蒸着した。こ
の際,テープマージン法によって。
蒸着部の幅8.0−1非蒸着部の幅1.0=となるよう
に,ストライプ状に蒸着した。この蒸着フィルムの蒸着
部及び非蒸着部の各々中央に刃を入れるようにしてスリ
ットし1幅4.5−で右又は左に0。
5mmのマージンを有する2種一対のスリットフィルム
を得た。これを素子巻機にかけ,2種一対のフィルムを
同方向に2枚重ねにして巻き上げ,250℃のオーブン
中で10分間予熱した後ブレスして中空部をつぶし,常
法によって両端面をメタリコン処理した。さらに、この
素子の両端面のメタリコンの上から,電極引出し部材と
して,銅にニッケルメッキを施した金属キャップを両端
面各々別々にかぶせて2穐のコンデンサ(容量0.01
μF)を得た(コンデンサA及びコンデンサBとする)
(3)評価 表−1に得られたフィルム及びコンデンサの評価結果を
示す。
特定の金属成分の含有量が少ない本発明のフィルムは,
従来のものに比べ大幅に絶縁欠陥が少なくなっているこ
とがわかる。
表−1 実施例2 実施例1と同様にしてPPSi重合し、水洗水質、水ス
ラリー炉別時のフィルターメツシュ、塩酸洗浄の有無お
よびpH値を適当に変えて2種々の特定金属成分量を有
するペレツ)1得、それらのベレットから実施例1と同
様にして、2軸配向フィルムを得た(フィルムC〜Gと
する)。
これらのフィルムの評価結果を表−2に示す。
表−2から、フィルム中の特定金属成分の含有量が50
ppm以下の本発明のフィルムは絶縁欠陥が少ないこと
がわかる。
これらのフィルムを誘電体として実施例1と同様にコン
デンサを作った(コンデンサC,G)。
それらの評価結果も表−2にあわせて示す。
〔発明の効果〕
本発明のフィルムは9以上のような構成とした結果、従
来の2軸配向ppsフィルムて比べ大幅に絶縁欠陥が減
少し、電気絶縁材料、コンデンサの誘電体等として極め
て信頼性の高い材料となった。
本発明のフィルムをコンデンサの誘電体として用いた場
合、従来の2軸配向ppsフィルムを用いるのに比べ実
用上の絶縁印圧が大幅に向上する他、使用中の不良発生
率が大幅に低下するという効果が得られる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  ポリ−p−フェニレンスルフィドを主成分とする樹脂
    組成物の2軸配向フィルムであつて、該フィルム中の周
    期律表IVa族もしくはVIII族に属する金属成分の合計含
    有量が、フィルム重量に対して30ppm以下であるこ
    とを特徴とする2軸配向ポリ−p−フェニレンスルフィ
    ドフィルム。
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