JP2000218738A - 二軸配向ポリフェニレンスルフィド積層フィルムおよびそれを用いてなるコンデンサ - Google Patents

二軸配向ポリフェニレンスルフィド積層フィルムおよびそれを用いてなるコンデンサ

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JP2000218738A
JP2000218738A JP11023386A JP2338699A JP2000218738A JP 2000218738 A JP2000218738 A JP 2000218738A JP 11023386 A JP11023386 A JP 11023386A JP 2338699 A JP2338699 A JP 2338699A JP 2000218738 A JP2000218738 A JP 2000218738A
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Yukio Noguchi
幸男 野口
Tadashi Yoshioka
忠司 吉岡
Taiichi Kurome
泰一 黒目
Takashi Mimura
尚 三村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 PPSフィルムの持つ優れた耐熱性、誘電特
性、機械特性等を損なうことなく、PPSフィルムコン
デンサの問題点であった自己回復(セルフヒール)性を
向上させる。 【解決手段】 二軸配向ポリフェニレンスルフィドフィ
ルムの少なくとも片面に非晶性ポリエステル樹脂組成物
が積層されてなることを特徴とする二軸配向ポリフェニ
レンスルフィド積層フィルム、およびそれを用いてなる
コンデンサ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二軸配向ポリフェ
ニレンスルフィド積層フィルムおよびそれを用いたコン
デンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】二軸配向ポリフェニレンスルフィドフィ
ルム(以下、PPSフィルムと略称することがある。)
は、特開昭54−142275号公報等で開示されてい
る。また、PPSフィルムをコンデンサの誘電体に用
い、耐熱性、周波数特性、温度特性等に優れたコンデン
サを提供できることが特開昭57−187327号公報
等で提案されている。しかし、上記のようなコンデンサ
は、その製造工程、すなわち巻回や裁断、成形等の工程
において製造条件の範囲が狭く、これらの管理が不十分
だと低電圧破壊による不良品が増加するという欠点があ
る。さらに、上記コンデンサは低電圧破壊が生じたとき
に自己回復(セルフヒール)せずショートすることが多
く、さらに不良率を増加させたり、使用時の信頼性が低
い等の欠点があった。
【0003】この問題を解決するために、特願平2−1
68861号、特開平4−219236号、特開平5−
318665号公報で、PPSフィルムの少なくとも片
面にポリエステル樹脂やポリオレフィン樹脂を積層して
なるPPS積層フィルムをコンデンサに用いることが提
案されている。
【0004】しかしながら、これら従来のPPS積層フ
ィルムは次の問題点を有していた。すなわち、従来のP
PS積層フィルムは、ポリエステル、ポリオレフィン樹
脂として結晶性ポリマー(融点を有するポリマー)を使
用し、PPSと溶融共押出、共延伸法で製造している。
溶融共押出した積層体を二軸延伸して熱処理する方法
は、PPSに比べてポリエステル、ポリオレフィン樹脂
の融点が低いためにPPS単独製膜の熱処理温度より低
温で熱処理する必要がある。このため、該積層フィルム
は熱収縮率が大きくなったり、積層樹脂が分子配向して
いるため、PPSとの界面で剥離しやすくなる。また、
熱処理温度を積層樹脂の融点以上にするとポリエステル
やポリオレフィン層が溶融して結晶化し、該積層フィル
ムの機械特性の低下や表面粗さの変化が生じ、コンデン
サの加工性が低下するという問題があった。また、積層
樹脂がPPS以上の融点を有する樹脂であるとしても、
該積層樹脂が分子配向するためPPSとの界面で剥離し
やすくなる。したがって、従来のPPS積層フィルムで
上記問題点を解消する製造条件範囲は極めて狭く、十分
な品質のものが得られ難かった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、PP
Sフィルムの持つ優れた耐熱性、誘電特性、機械特性等
を損なうことなく、PPSフィルムコンデンサの問題点
であった自己回復(セルフヒール)性を向上させること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る二軸配向ポリフェニレンスルフィド積
層フィルムは、二軸配向ポリフェニレンスルフィドフィ
ルム(A層)の少なくとも片面に非晶性ポリエステル樹
脂組成物(B層)が積層されてなることを特徴とするも
のからなる。
【0007】上記積層フィルムにおいては、非晶性ポリ
エステル樹脂組成物(B層)のガラス転移温度が30℃
以上であることが好ましい。
【0008】本発明に係るコンデンサは、上記のような
二軸配向ポリフェニレンスルフィド積層フィルムの少な
くとも片面に金属蒸着してなる金属化二軸配向ポリフェ
ニレンスルフィド積層フィルムを、巻回または積層して
なるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明において二軸配向PPSフ
ィルム(以下、PPSフィルムと略称することがあ
る。)とは、ポリ−p−フェニレンスルフィドを主成分
とする樹脂組成物(以下、PPS樹脂組成物と略称する
ことがある。)を溶融押出、二軸延伸、熱処理してなる
フィルムである。該フィルムの厚さは0.3〜25μm
の範囲が好ましく、0.5〜12μmの範囲がより好ま
しく、本発明の目的をより効果的に達成する点で0.7
〜9μmの範囲がさらに好ましい。また、非晶性ポリエ
ステル樹脂(B層)との接着性を高める目的で、コロナ
処理、プラズマ処理、プライマー処理などを、単独また
は複数の組み合わせで表面処理が施されていてもよい。
【0010】ここで、PPS樹脂組成物とは、ポリ−p
−フェニレンスルフィドを70重量%以上、好ましくは
85重量%以上含む樹脂組成物を言い、残りの30重量
%未満、好ましくは15%未満であれば有機、無機の添
加剤、不活性粒子、帯電防止剤等を含むことは差し支え
ない。また、該PPS樹脂組成物の溶融粘度は、温度3
00℃、せん断速度200sec-1のもとで100〜5
0000ポイズの範囲が好ましく、1000〜1200
0ポイズの範囲が製膜性、フィルム特性の点でより好ま
しい。
【0011】ここで、ポリ−p−フェニレンスルフィド
(以下、PPSと略称することがある。)とは、繰り返
し単位の70モル%以上、好ましくは85モル%以上が
構成式化1で示される構成単位からなる重合体をいう。
【0012】
【化1】
【0013】かかる成分が70モル%未満では、ポリマ
ーの結晶性、熱転移温度等が低下し、PPSフィルムの
特長である耐熱性、寸法安定性、機械特性等が損なわれ
る。繰り返し単位の30モル%未満、好ましくは15モ
ル%未満であれば、p−フェニレンスルフィドユニット
と共重合可能な繰り返し単位、例えばメタフェニレンス
ルフィドユニット、エーテルユニット、スルホンユニッ
ト、ビフェニルユニット、ナフチルユニット、置換フェ
ニルスルフィドユニット、三官能フェニルスルフィドユ
ニットなどから構成することができる。また、共重合ユ
ニットの結合はブロック、ランダムのどちらでもよい。
【0014】本発明において非晶性ポリエステル樹脂組
成物とは、結晶構造をとらず、かつ、有機溶媒および/
または水に可溶なポリエステル共重合体を主成分とする
組成物である。ここで結晶構造をとらないとは、示差走
査型熱量計にて熱特性を評価したときに融点を示す吸熱
ピークが観察されないことを指す。また該組成物は、示
差走査型熱量計にて測定したガラス転移温度(以下、T
gと称することがある。)が30℃以上が好ましい。T
gが30℃未満では本願の目的である自己回復(セルフ
ヒール)性が改善されず、コンデンサに加工する際の加
工性が悪く耐電圧不良も発生する。また該組成物の軟化
点は100℃以上であることが好ましく、120℃以上
であることがコンデンサ加工性の点でさらに好ましい。
また該組成物はポリエステル共重合体を70重量%以
上、好ましくは80重量%以上含むものをいい、残りの
30重量%未満は滑剤、着色剤、難燃剤、無機フィラ
ー、他の樹脂等が含まれていてもよい。ポリエステル共
重合体以外の成分が30重量%以上になるとPPS積層
フィルムとしたときの特性低下や密着性が低下する。
【0015】ここで積層フィルムの特性、密着性が損な
われない範囲で架橋結合材を含有させることもできる。
架橋結合材としては、例えばメチロール化またはアルキ
ロール化した尿素系、メラミン系、アクリルアミド系、
ポリアミド系の樹脂、およびエポキシ化合物、イソシア
ネート化合物等が挙げられる。
【0016】本発明のポリエステル共重合体としては、
ジカルボン酸成分とグリコール成分を重縮合して得られ
るもので特に限定するものではない。ジカルボン酸成分
としては芳香族、脂肪族、脂環族のジカルボン酸であ
り、例えばテレフタル酸、イソフタル酸、オルソフタル
酸、フタル酸、2,5−ジメチルテレフタル酸、2,6
−ナフタレンジカルボン酸、蓚酸、マロン酸、アジピン
酸、セバシン酸、コハク酸、グルタ−ル酸、1,3−シ
クロペンタンジカルボン酸、1,3−シクロヘキサンジ
カルボン酸、1,2−シクロヘキサンジカルボン酸、
1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、ドデカンジカル
ボン酸、アゼライン酸、およびそれらのエステル形成性
誘導体等を挙げることができる。ジカルボン酸と反応さ
せるグリコール成分としては炭素数2〜8の脂肪族グリ
コール、または炭素数6〜12の脂環族グリコールであ
り、例えばエチレングリコール、1,2−プロピレング
リコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタン
ジオール、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキサン
ジオール、1,2−シクロヘキサンジメタノール、1,
3−シクロヘキサンジメタノール、1,4−シクロヘキ
サンジメタノール、p−キシリレングリコール、ジエチ
レングリコール、トリエチレングリコールなどが挙げら
れる。本発明の共重合ポリエステルは、分子量が500
〜40000の範囲が好ましく、1500〜30000
の範囲がコンデンサとしたときの積層フィルム特性の点
でより好ましい。
【0017】本発明のPPS積層フィルムは、上記PP
Sフィルム(A層)の少なくとも片面に非晶性ポリエス
テル樹脂層(B層)が積層されたものである。積層方法
は共押出共延伸法、ラミネート法、コーテイング法など
適用できるが、非晶性ポリエステル樹脂組成物の溶液ま
たは微粒子分散液をPPSフィルムに塗布した後、溶媒
除去して積層フィルムとする方法が積層フィルム特性、
層間接着性、積層厚み制御の点で好ましい。塗布する工
程はPPSフィルム製造工程中またはオフラインコータ
ーのどちらでもよい。
【0018】積層フィルムの厚みは、A層の厚みに対し
てB層の厚みが1〜35%の範囲が好ましい。B層の厚
みがA層の1%未満では自己回復(セルフヒール)性が
改善されない。逆に35%を越えるとPPSフィルムの
特長である耐熱性、誘電特性、機械特性等が損なわれる
ためコンデンサ特性が低下する。また積層フィルムの表
面粗さ(Ra)は金属蒸着およびコンデンサ加工適性の
点で30〜120nmの範囲が好ましく、コンデンサ作
製後の金属化フィルムにおいても該範囲が好ましい。ま
た230℃の加熱収縮率は、長手方向(MD)が0〜1
0%、長手方向と直交する方向(TD)が−2〜5%の
範囲がコンデンサ素子の成形性、コンデンサ特性の点で
好ましく、コンデンサ作製後の金属化フィルムにおいて
も該範囲が好ましい。
【0019】本発明のコンデンサは、上記PPS積層フ
ィルムの少なくとも片面に金属を蒸着して金属化フィル
ムとし、該金属化フィルムどおしまたは両面金属化フィ
ルムと金属化していないPPS積層フィルムを交互に巻
回または積層して作製されるものである。ここで該PP
S積層フィルムの金属化面は、特に限定されないが自己
回復(セルフヒール)性の改良効果の点で非晶性ポリエ
ステル層(B層)面が特に好ましい。また蒸着金属は特
に限定されないが、蒸着加工性、コンデンサ特性の点で
アルミニウムが好ましい。また本発明のコンデンサはコ
ンデンサの形状、引き出し電極の形成法、外装の有無に
限定はなく、目的に応じて適宜選択できる。
【0020】次に本発明のPPS積層フィルムおよび該
PPS積層フィルムを用いたコンデンサの製造方法につ
いて説明する。但し、本発明の製造方法はここに記載す
る方法に限定されるものではない。
【0021】(1)PPSフィルムの製法 本発明に用いるPPSは、例えば特開平2−91130
号などと同様に作製することができる。すなわち、硫化
アルカリとp−ジハロベンゼンを極性溶媒中で高温高圧
下に反応させる方法を用いる。特に、硫化ナトリウムと
p−ジクロロベンゼンをN−メチル−2−ピロリドン
(以下、NMPと略称することがある。)等のアミド系
極性溶媒中で反応させるのが好ましい。この場合、重合
度を調節するために、苛性アルカリ、カルボン酸アルカ
リ金属塩等のいわゆる重合助剤を添加して230〜28
0℃で反応させるのが最も好ましい。重合系内の圧力お
よび重合時間は、使用する助剤の種類や量および所望す
る重合度などによって適宜決定される。重合終了後、系
を徐冷し、ポリマを析出させた後、水中に投入してでき
るスラリーをフィルターで瀘別して粒状ポリマを得る。
得られた粒状ポリマは、イオン交換水にて30〜80℃
の温度にて数回洗浄を繰り返す。また、必要に応じてN
MP等の有機溶剤および/または酢酸塩等の水溶液中で
30〜100℃の温度で10〜60分間撹拌処理後、さ
らにイオン交換水にて30〜80℃の温度にて数回洗浄
を繰り返した後乾燥する。
【0022】上述のようにして得られたPPSポリマ粉
末またはPPSポリマ粉末と不活性微粒子の混合物を溶
融押出機に供給し、溶融混練後ストランドからガット状
に押出し、冷却後切断して無粒子ペレットおよび不活性
微粒子分散ペレット(以下粒子ペレットと称することが
ある)とする。不活性微粒子の好ましい分散方法とし
て、先ず不活性微粒子を液体中に分散させた不活性微粒
子スラリー(以下微粒子スラリーと称することがある)
とする。この微粒子スラリーとPPS粉末の混合物をベ
ント押出機に供給し、溶融混練と同時に該液体を除去し
て粒子ペレットとする。ここで微粒子の平均粒径は0.
01〜2μmの範囲がフィルム特性の点で好ましいが、
微粒子の粒径が小さいほど2次凝集が起こりやすいため
平均粒径は0.05μm以上が好ましく、スラリー中で
の安定性の点で0.1μm以上がさらに好ましい。また
PPSポリマ中および/または該スラリー中における微
粒子の2次凝集を防止する目的で、必要に応じて該微粒
子表面の表面処理、スラリー中への界面活性剤の添加な
どを行なってもなんら差し支えない。また押出機に成形
用の口金を設けて直接シート状にキャストすることも可
能である。さらに押出機と口金の間に瀘過装置を設け、
該混練ポリマ中の粗大粒子を除去することも好ましい方
法である。
【0023】PPSフィルムとするには、例えば特公昭
63ー12772号など公知の方法を用いる。すなわち
上述のようにして得られた粒子ペレットおよび/または
無粒子ペレットを減圧下で乾燥した後、公知の押出機に
供給してスリットダイから溶融吐出させ急冷して非晶シ
ートに成形する。ここで塵埃または添加物の凝集物など
粗大異物を除去する目的で押出機と口金の間に瀘過装置
を設けることは欠点の少ないフィルムを得るうえで好ま
しい。次いでこの非晶シートを表面温度が90℃以上1
20℃未満の同周速のロール群に巻き付け、表面温度が
90℃以下の周速の異なるロールとの間で長手方向に3
〜5倍に延伸し一軸延伸フィルムとする。次に90℃〜
130℃のテンター内で横方向に2〜4倍延伸して二軸
配向フィルムとし、引き続きテンター内で200℃以上
融点以下の温度範囲で2〜60秒間定長熱処理し、必要
に応じて引き続き200℃以上融点以下の温度範囲で制
限収縮させてPPSフィルムとする。
【0024】(2)積層フィルムの製法 PPS積層フィルムの製造方法は、上記PPSフィルム
の片面または両面に上記ポリエステル組成物を水または
各種有機溶剤に溶解または分散させた塗剤を塗布した
後、溶媒を乾燥除去して製造することができる。またP
PSフィルムの製造工程で溶融成形非晶シートまたは一
軸延伸フィルムに塗布、乾燥して積層体とした後、上記
PPSフィルムの製法同様に延伸、熱処理を行い積層フ
ィルムとすることができる。ここで用いる塗剤は上述の
ポリエステル組成物を水または各種有機溶剤に均一に溶
解または分散させたものであり、溶媒はポリエステル組
成物の溶解性、塗膜形成性、塗布方法などを総合して決
定される。PPSフィルムの製造工程中に塗布する方法
は薄膜フィルムの製造に有利であり、オフラインでPP
Sフィルムに塗布する方法は既存設備が適用できるメリ
ットがある。塗布方法は両者とも、例えばグラビアロー
ル法、リバースロール法、ダイコート法、バーコート法
など周知の方法が適用できる。ここで塗布前のPPSフ
ィルム表面にコロナ放電処理、プラズマ処理、プライマ
ー処理などの易接着処理を施すことは何等差し支えな
い。
【0025】積層フィルムの厚みは用いるPPSフィル
ムおよびポリエステル組成物の塗布厚みを変更すること
にとって制御できる。積層フィルムの各層厚みは走査型
電子顕微鏡(SEM)による積層フィルムの断面観察で
測定できる。SEMの断面写真から本発明のPPS積層
フィルムは、A層の厚みに対してB層の厚みが1〜35
%の範囲が好ましい。B層の厚みがA層の1%未満では
自己回復(セルフヒール)性が改善されない。逆に35
%を越えるとPPSフィルムの特長である耐熱性、誘電
特性、吸湿特性等が損なわれるためコンデンサ特性が低
下する。
【0026】(3)コンデンサの製法 本発明のコンデンサは積層フィルムを誘電体とするコン
デンサであり、上記積層フィルムの少なくとも片面に電
極となる金属膜を形成して金属化フィルムとした後、巻
回法や積層法などによって交互に重ね合わせて巻き取る
などして誘電体と電極を交互に重ね合わされ、かつ外部
に電極が引き出せるような構造にして作製されるもので
ある。
【0027】金属化の方法は蒸着による方法が好まし
く、蒸着加工性、コンデンサ特性の点でアルミニウム蒸
着が特に好ましい。金属化は積層フィルムのどちらの面
でもよいが、自己回復(セルフヒール)性の改善効果の
点でポリエステル組成物(B面)側が好ましい。金属化
する際、予め金属化する側のフィルム表面にコロナ放電
処理、プラズマ処理などによって金属薄膜とフィルムと
の密着力を向上させることもできる。また金属化する
際、あるいは金属化後に対向電極が短絡しないようにテ
ープマスク、オイルマージン、あるいはレーザービーム
等により非金属化部分(いわゆるマージン)を設けるの
が常法であるが全面に蒸着した後に放電、レーザー光線
などを用いて非金属化帯を設けることもできる。その
後、一方の端にマージン部分がくるように細幅のテープ
状にスリットすることもある。
【0028】次にコンデンサ素子を製造する。巻回型コ
ンデンサを得る場合は、金属化フィルムを一方の端にマ
ージン部分がくるように細幅のテープ状にスリットした
後、マージン位置が逆側になるよう2枚を重ねてあるい
は両面金属化フィルムと非金属化フィルムを重ねて個々
の素子を個別に巻いていくのが常法である。このように
して得たコンデンサ素子をプレス成形するのが一般的で
あり、100℃以上フィルムの融点以下の温度に加熱す
ることもできる。その後、外部電極の取り付け工程(金
属溶射、導電性樹脂等による)、必要なら樹脂または油
含浸工程、リード付きタイプのコンデンサとするときは
リード線の取り付け工程、外装工程を経てコンデンサを
得ることができる。
【0029】積層型コンデンサの場合は、大径のドラ
ム、あるいは平板に巻回型同様に重ね合わせて巻回し、
この状態で熱処理する、あるいはリング等で締め付け
る、あるいは平行平板等でプレスするなどフィルムの厚
さ方向に圧力を加えて成形し母素子を得る。その際の温
度範囲は常温からPPSの融点以下とするのが一般的で
ある。この後、上記母素子に金属溶射、導電性樹脂など
による外部電極の取り付け工程、個々の素子切り出し工
程、必要なら樹脂または油含浸工程を経てコンデンサを
得ることができる。
【0030】[特性の評価方法]本発明の記述に用いた
特性の評価方法について述べる。 (1)ポリエステル樹脂組成物の特性 A.ガラス転移温度、融点 積層フィルムのB層を剥離または溶剤で溶出して蒸発乾
固した後、パーキンエルマー社製DSC−2型示差走査
型熱量計にて不活性ガス雰囲気下で下記条件にて測定し
た。 サンプル重量 : 5mg 昇温速度 : 20℃/分
【0031】B.軟化点 積層フィルムのB層を剥離または溶剤で溶出して蒸発乾
固した後、JIS K−2531に準じて測定した。
【0032】C.分子量 積層フィルムのB層を剥離または溶剤で溶出して蒸発乾
固した後テトラヒドロフラン溶液とし、GPC法にて測
定した。分子量は単分散ポリスチレン基準の相対値で示
す。
【0033】(2)積層厚み 積層フィルムの断面を透過型電子顕微鏡像を写真撮影
し、写真倍率から逆算して求めた。
【0034】(3)熱収縮率 230℃の温度でJISC−2151に準じて測定し
た。
【0035】(4)表面粗さ JIS R−0601に準じて、カットオフ80nmに
て測定した。
【0036】(5)接着性 積層フィルムの両面同位置にセロファン粘着テープを貼
り、両面のセロファンテープ端部を勢い良く逆方向に引
っ張り、剥離した面積を下記基準にて表した。 ○ : 剥離面積の10%未満が剥離する。 △ : 剥離面積の10〜30%が剥離する。 × : 剥離面積の30%以上が剥離する。
【0037】(6)コンデンサの特性 A.自己回復(セルフヒール)性 直流耐電圧試験器(春日電機製)を用いて電圧上昇速度
100V/secにて電流が10mA以上流れて電圧上
昇が止まるまで印加する。次いで印加電圧をゼロに戻
し、1回目同様に2回目の電圧印加を行い電圧上昇があ
ればセルフヒール1回、なければ0回とカウントする。
この操作を4回繰り返し、コンデンサ100個の平均値
で表す。4回目まで全てのコンデンサが電圧上昇すれば
平均セルフヒール3.0回であり、2回目で全てのコン
デンサが電圧上昇しなければ平均セルフヒールは0回で
ある。自己回復(セルフヒール)性は下式で求めた回復
率で表した。 回復率=2回目以降に電圧上昇した延べ回数/300回
【0038】B.耐電圧不良率 直流耐電圧試験器(春日電機製)を用いて、電圧上昇速
度100V/secにてフィルム厚みに対して100V
/μm以下の電圧で電流が10mA以上流れ電圧上昇が
止まったものを不良とした。コンデンサ100個を測定
し不良個数の百分率(%)で表した。
【0039】C.容量バラツキ コンデンサ100個につき自動キャパシタンスブリッジ
を用いて常法にて静電容量を測定した。バラツキは下記
基準にて表した。 ◎ : 相対偏差2%未満 ○ : 相対偏差3%未満 △ : 相対偏差5%未満 × : 相対偏差10%以上 相対偏差=標準偏差/平均値
【0040】D.容量の温度特性 自動キャパシタンスブリッジを用いてコンデンサの静電
容量を25℃から125℃まで測定し、25℃での静電
容量を基準にした最大変化率を求め、下記基準にて表し
た。 ○ : |ΔC/C|≦0.03 温度変化が
小さく温度特性が極めて良好 △ : 0.3<|ΔC/C|≦0.05 温度変化が
小さく温度特性が良好 × : |ΔC/C|>0.05 温度変化が
大きく温度特性が不良
【0041】
【実施例】次に本発明を実施例を挙げて詳細に説明す
る。 実施例1 PPSポリマーとして東レ(株)製T1880の粉末を
使用した。エチレングリコール中に微分散させた平均粒
径0.8μmの球状シリカを固形分が1.0重量%にな
るようPPS粉末に混合し、この混合物をベント付き二
軸押出機に供給した。押出機で溶融混練と同時にエチレ
ングリコールをベント孔から脱気した後、ストランドか
らガット状に押出し、冷却、カッテイングして粒子含有
ペレットとした。このペレットの溶融粘度は温度300
℃、せん断速度200sec-1のもとで5000ポイズ
であり、積層フィルムとした後も変化がなかった。
【0042】上記粒子含有ペレットを回転式真空乾燥機
で、150℃、3mmHgの減圧下で3時間処理し、結
晶化ペレットとした。次いで、この結晶化ペレットを9
0mmφの単軸押出機に供給し、溶融温度330℃、瀘
過精度10μmのフィルターを通過させて、リップ幅4
00mm、スリット間隙1.0mmのステンレス製のT
ダイから吐出させ、表面を30℃に保った金属ドラム上
で冷却固化して、厚さ75μmの非晶シートとした。次
いで、この非晶シートを表面温度95℃の回転ロール群
に巻き付けて加熱し、引き続いて配置された表面温度2
5℃の周速の異なるロールとの間で3.5倍にフィルム
の長手方向(MD)に延伸した。次いで、テンタ−で1
00℃の熱風が循環する室内でフィルムの長手方向と直
行方向(TD)に3.5倍延伸し、引き続いて270℃
の熱風が循環する室内で10秒間定長熱処理、次いで幅
方向に5%のリラックスを加えて、厚さ6μmのPPS
フィルムとした。
【0043】次に、上記PPSフィルムの片面に濡れ張
力72dyne/cm以上になるようコロナ放電処理を
施し、その処理面にグラビアロール法で非晶性ポリエス
テル樹脂組成物の塗剤を乾燥後の厚みが0.3μmにな
るよう連続的に塗布した。塗剤は東洋紡(株)製“バイ
ロン”200を用い、トルエン80部、メチルエチルケ
トン(以下、MEKと略称することがある。)20部の
混合溶媒に固形分が10%となるよう均一に溶解し塗剤
とした。塗布速度は40m/分、乾燥温度は130℃
で、乾燥時間は1分間であった。得られた積層フィルム
のB層を評価した結果、該樹脂のガラス転移温度は67
℃、軟化点は162℃、分子量は17000であった。
この積層フィルムを用いて下記条件で巻回型コンデンサ
を作製し評価した。このコンデンサは自己回復(セルフ
ヒール)性に優れ、耐圧不良率が良好であった。評価結
果を表1に示す。 コンデンサ素子作成条件 内部電極 : アルミニウム蒸着、2Ω/□ フィルム幅 : 13mm マージン幅 : 1mm プレス温度 : 150℃ プレス圧力 : 25kg/cm2 プレス時間 : 5分 静電容量 : 0.35μF 引出電極 : メタリコン(金属溶射)
【0044】実施例2 非晶性ポリエステル樹脂組成物をガラス転移温度72
℃、軟化点180℃、分子量22000の東洋紡(株)
製“バイロン”29SSとする以外は実施例1と同様に
積層フィルムとし、コンデンサを作製した。このコンデ
ンサは耐圧不良率に優れ、自己回復(セルフヒール)性
が良好であった。評価結果を表1に示す。
【0045】実施例3 非晶性ポリエステル樹脂組成物としてガラス転移温度3
5℃、軟化点145℃、分子量30000のユニチカ
(株)製“エリーテル”UE−3500とする以外は実
施例1と同様に積層フィルムとし、コンデンサを作製し
た。このコンデンサは自己回復(セルフヒール)性が良
好であった。評価結果を表1に示す。
【0046】実施例4 非晶性ポリエステル樹脂組成物としてガラス転移温度9
0℃、軟化点185℃、分子量20000の日本合成化
学工業(株)製“ポリエスター”T−2716とする以
外は実施例1と同様に積層フィルムとし、コンデンサを
作製した。このコンデンサは耐圧不良率に優れ、自己回
復(セルフヒール)性が良好であった。評価結果を表1
に示す。
【0047】実施例5 非晶性ポリエステル樹脂組成物としてガラス転移温度4
0℃、軟化点106℃、分子量16000の日本合成化
学工業(株)製“ポリエスター”TP−217とする以
外は実施例1と同様に積層フィルムとし、コンデンサを
作製した。このコンデンサは自己回復(セルフヒール)
性が良好であった。評価結果を表1に示す。
【0048】比較例1 比較のために、実施例1で非晶性ポリエステル樹脂組成
物を積層しないPPSフィルム(単膜)を用いる以外
は、実施例1と同様にコンデンサを作製した。評価結果
を表1に示す。
【0049】比較例2 非晶性ポリエステル樹脂組成物をガラス転移温度25
℃、軟化点115℃、分子量10000の東洋紡(株)
製“バイロン”GK150とする以外は実施例1と同様
に積層フィルムとし、コンデンサを作製した。このコン
デンサは耐圧不良率、自己回復(セルフヒール)性とも
改善効果が認めれなかった。評価結果を表1に示す。
【0050】比較例3 B層のポリエステル樹脂組成物として東洋紡(株)製
“バイロン”800を用いて、実施例1と同様に積層フ
ィルムとし、コンデンサを作製した。このコンデンサは
自己回復(セルフヒール)性の改善効果は認められなか
った。該樹脂をDSC分析したところ182℃にシャー
プな吸熱ピークを示した。ガラス転移温度は67℃、融
点182℃の結晶性ポリエステルであった。分子量は2
3000であった。評価結果を表1に示す。
【0051】実施例6〜9、比較例4,5 PPSフィルム(A層)および非晶性ポリエステル樹脂
組成物(B層)の厚みを変更する以外は実施例1と同様
に積層フィルムとし、コンデンサを作製した。各々のコ
ンデンサの評価結果を表2に示す。積層フィルムのB層
厚み比率が全体の1%未満および35%以上では十分な
自己回復(セルフヒール)性が得られないことが判る。
【0052】実施例10 PPSフィルムの両面に非晶性ポリエステル樹脂組成物
を塗布した以外は実施例1と同様の方法で両面積層フィ
ルムを得た。この両面積層フィルムの片面にアルミニウ
ム蒸着を施し、コンデンサを作製した。このコンデンサ
は自己回復(セルフヒール)性に優れ、耐圧不良率が良
好であった。評価結果を表2に示す。
【0053】
【表1】
【0054】
【表2】
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の積層フィ
ルムによれば、所定の特性を有する非晶性ポリエステル
樹脂を二軸配向PPSフィルムに積層することにより、
自己回復(セルフヒール)性に優れたコンデンサを得る
ことができる。
フロントページの続き (72)発明者 黒目 泰一 岐阜県安八郡神戸町大字安次900番地の1 東レ株式会社岐阜工場内 (72)発明者 三村 尚 滋賀県大津市園山1丁目1番1号 東レ株 式会社滋賀事業場内 Fターム(参考) 4F100 AA20 AB01C AK41B AK57A AL05B AT00A BA03 BA07 CA23 CC01 CC01B DE04 EH46 EH66C EJ38A GB48 JA05B JA12B JG05 JJ03 YY00B 5E082 AB03 AB04 BC09 EE07 EE37 FF15 FG06 FG34 FG36 JJ03 JJ04 JJ22 PP06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二軸配向ポリフェニレンスルフィドフィ
    ルムの少なくとも片面に非晶性ポリエステル樹脂組成物
    が積層されてなることを特徴とする二軸配向ポリフェニ
    レンスルフィド積層フィルム。
  2. 【請求項2】 非晶性ポリエステル樹脂組成物のガラス
    転移温度が30℃以上であることを特徴とする請求項1
    記載の二軸配向ポリフェニレンスルフィド積層フィル
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の二軸配向ポリフ
    ェニレンスルフィド積層フィルムの少なくとも片面に金
    属蒸着してなる金属化二軸配向ポリフェニレンスルフィ
    ド積層フィルムを、巻回または積層してなるコンデン
    サ。
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