JPS6137701Y2 - - Google Patents

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JPS6137701Y2
JPS6137701Y2 JP1981185249U JP18524981U JPS6137701Y2 JP S6137701 Y2 JPS6137701 Y2 JP S6137701Y2 JP 1981185249 U JP1981185249 U JP 1981185249U JP 18524981 U JP18524981 U JP 18524981U JP S6137701 Y2 JPS6137701 Y2 JP S6137701Y2
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JP
Japan
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welding
drain
synthetic resin
soft synthetic
pipe
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JP1981185249U
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JPS5889522U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は屋上防水工法に使用するコーナードレ
インに関するものであり、更に詳しくは老旧防水
槽の補修工事の際に、老旧鉄製ドレインを取り外
すことなく、その侭躯体の一部として処理するの
に適した軟質合成樹脂製コーナードレインであ
る。
屋上防水、特に老旧防水槽が施工されている屋
根の補修は、種々の困難が伴う。例えば老旧防水
層を全面撤去し、コンクリート下地を綺麗にケレ
ン・清掃した後、新規防水槽を施工する全面補修
の場合、既設のドレインの処理が問題となる。全
面補修は概ね10〜12年の周期で行われるが、この
様に長年月、屋外で雨水や大気に曝された鋳鉄製
ドレインは錆や腐蝕が著しく、再使用が不可能な
状態になつている。しかし乍らこれらの鋳鉄製ド
レインは下地コンクリートを打設する際にアンカ
ーボルトと共に同時に敷設されているので、老旧
化ドレインを除去するにはコンクリート層をへつ
つて行わねばならず、大きな工費と人手を要する
ばかりでなく、騒音によつて不快感を与える結果
となる。したがつて実際には防水押え固定用ボル
ト(これも腐蝕しているケースが多い)をタツプ
によつてたて直し再使用するか、防水押えを使用
せずにコーキング材を過剰気味に充填して納めて
いるのが通常である。しかし、これらの工法は10
年保証という屋上防水の寿命設定から見て極めて
杜撰な方法であつて老旧化ドレインの錆や腐蝕の
脱落や水道の発生によつて漏水事故を起こした
り、充填コーキング材の硬化や浮き、剥れなどに
よる漏水が発生したりしている。これらの老旧化
ドレインの処理方法の確立は全面補修を行う防水
工事・工法において極めて重要かつ緊急を要する
問題である。
本考案はかかる現状に鑑みてなされたものであ
つて、その実施の一例を横型ドレインとして用い
た状態を図面について説明する。すなわち老旧化
ドレインイ及び樋ロの中に貫挿せしめるドレイン
本体Aを、管首部1と管端部2との間にベローズ
部を設けた管状体を軟質合成樹脂で形成し、その
管首部1の先端外側に、屋上のパラペツト(立上
り部)ハに接合せしめる立上縁部4とコンクリー
ト躯体ニ接合せしめる水平縁部5とを有しかつ屋
上防水に用いる防水シートヘ或いは防水層と溶着
及び溶接あるいは接着する接鍔部Bを同一体に突
設し、この接鍔部Bに通水孔6を多数改選したス
トレーナーCを溶着、溶接あるいは接着により一
体的に取付けて管首部1の開口部1′を被蓋せし
めてなるものであり、更にそのストレーナーを、
両側の直角三角形状側板7,7′と斜面板8とで
囲まれた三角箱型のもので、その周辺に接鍔部B
に溶着、溶接あるいは接着を容易にするための取
付突片9を突設し、側板7,7′及び斜面板8と
に多数の通水孔6を開穿せしめたものである。
ドレイン本体Aは軟質合成樹脂で先端に管首部
1を、他端に管端部2とを有し、その中間部に自
由な屈曲、可撓性を容易にしかつ外周の凹部にシ
ーリング材ホを充填するために凹凸状に形成した
ベローズ部3を設けた管状体であり、その管首部
1の先端に環状に形成された開口1′の外側に集
水及び排水を容易にするための膨出部10を介し
てL型接鍔部Bを同一体に形成せしめる。開口
1′は前記環状の他に角形開口部であつても良
い。
接鍔部Bはドレイン本体Aと同様に、軟質合成
樹脂で、防水シートヘと溶着及び溶接あるいは接
着するために管首部1の先端外側に、垂直状の立
上縁部4と平坦状の水平縁部5とを直交状に突設
せしめたL型状のものであり、立上縁部4はパラ
ペツトハに、水平縁部5はコンクリート躯体ニ
夫々それらの裏面に接着剤ホを用いて一体的に接
着せしめると共に、表面には、所定巾防水シート
ヘを重ね合わせて溶着、溶接又は接着せしめる。
ストレーナーCはドレイン本体Aの開口1′又
は先端の膨出部10を被蓋するもので、多数の通
水孔6を開穿せしめてドレイン本体A内と連通状
にすると共に、接鍔部Bと溶着、溶接せしめるた
めに、ドレイン本体Aや接鍔部Bと同様に軟質合
成樹脂にて形成する。前記被蓋するために、直角
三角形状の側板7,7′と斜面板8とで三角箱型
とし、該側板7,7′と斜面板8に多数の通水孔
6を開穿する共に、周辺には、ドレイン本体の接
鍔部Bとの溶着、溶接あるいは接着を容易にする
ための取付突片9を突設する。接鍔部Bと取付突
片9との一体的取付けは両者の接合面をホツトジ
エツトなどによる熱風で加熱し、両面が充分に軟
化・溶融した状態になつたところで圧着すること
により溶着が容易に行えかつ一体的となるが、こ
の溶着に代えて、接着剤で一体的に接着すること
も良い。又、取付突片9の端末部は溶接棒12を
用いて同様にホツトジエツト機等によつて加熱し
接鍔部Bと一体的に溶接することにより更に確実
となる。
本考案における軟質合成樹脂は防水シートヘ又
は防水層と密接な関係を有するもので、例えば防
水シートが軟質塩化ビニル樹脂系シートの場合は
ドレイン本体は可塑材量が40〜60PHRの軟質塩
化ビニルとし、シートがEVA系の場合にはドレ
イン本体も同質EVAを用いる。防水層が加硫ゴ
ムシートである場合は溶着、溶接工法の採用は不
可能なので、コンタクト型のゴム系接着剤による
接着工法となり、ドレイン本体は加硫ゴム製又は
可塑剤移行性の少ない軟質塩化ビニル製とする。
次に施工態様を説明すると、老旧化ドレインイ
及び樋ロはそのまま残存せしめて処理するもの
で、接鍔部Bの裏面に接着剤トを塗布した後、ド
レイン本体Aを老旧化ドレインイのドレイン孔及
び樋ロ内に挿入してコンクリート射体ニ及びパラ
ペツトハに接着せしめる。この場合、ドレイン本
体Aのベローズ部3の外周凹溝には全周に亘つて
シーリング剤ホを充分に充填しておき、老旧化ド
レインの内部をサンドペーパーなどで充分錆落し
した状態でドレイン本体を挿入し、手やパイプな
どによりドレイン本体内から樋内側に該シーリン
グ材を粘着せしめる。しかる後、防水シートヘを
接鍔部Bの表面に額縁状に重ね合わせて同様に接
着剤トでコンクリート躯体ニ及びパラペツトハに
接着すると共に、前記重ね合せ部(ラツプ部)分
は、ホツトジエツトなどによつて加熱溶着させ、
その溶着部11′で一体的に接合され、防水シー
トヘの端末部は溶接棒12′で溶接仕上げる。
又、防水シートヘを接着剤トでパラペツトハ及
びコンクリート躯体ニに接着した後、ドレイン本
体Aを挿入して接鍔部Bを防水シートヘに溶着、
或いは接着し、接鍔部Bの周縁を溶接棒で溶接し
ても同様であり、更に接鍔部BにストレーナーC
を溶着及び溶接あるいは接着せしめる前に、ドレ
イン本体Aの挿入や防水シートヘの接着を、前記
いずれかの手段によつて施工した後、ストレーナ
ーCを接鍔部Bに溶着、溶接又は接着しても同じ
効果は得られる。
本考案は、管首部と管端部との間にベローズ部
を設けたドレイン本体を軟質合成樹脂で屈曲、可
撓性自在に形成し、管首部の先端外側に、屋上防
水に用いる防水シート或いは防水層と溶着、溶接
あるいは接着のための立上縁部と水平縁部とを有
する接鍔部を同一体に突設し、該接鍔部に通水孔
を開穿したストレーナーを溶着、溶接あるいは接
着により一体的に取付け管首部の開口を被蓋して
なるから、ドレイン本体を残存せる老旧化ドレイ
ン及び樋に挿入することが出来、コンクリートの
へつり作業が全く不要となると共に、樋が多少変
形したり位置ずれを起していても、ベローズ部が
自在な屈曲と可撓性を有しているのでこれらの変
形や位置ずれに全く関係なく取付けることが出来
る。又、そのベローズ部の外周にシーリング材を
充分充填しておくことによつて、ドレイン本体が
軟質であるため、ドレイン本体内から樋内等にシ
ーリング材を粘着させることが出来、それに伴つ
て一層高度な水密性が確保され同時にドレインの
逆流による漏水事故も完全に防止出来ることにな
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案コーナードレインの実施の一例を
示すもので、第1図は斜視図、第2図はストレー
ナーを取付ける前の分離した状態の斜視図、第3
図は施工状態の断面図、第4図及び第5図は第3
図X,Y部の拡大断面図、第6図は他の施工状態
の斜視図であり、図中Aはドレイン本体、Bは接
鍔部、Cはストレーナー、1は管首部、2は管端
部、3はベローズ部、4は立上縁部、5は水平縁
部、6は通水孔、7,7′は側板、8は斜面板、
9は取付突片である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 管首部と管端部との間に、屈曲性及び可撓性を
    付与し且つ外周の凹部にシーリング材を充填して
    樋の内壁との間隙を密封するためのベローズ部を
    設けたドレイン本体を軟質合成樹脂で形成し、管
    首部の先端外側に屋上防水に用いる防水シート又
    は防水層と溶着、溶接或いは接着を行うための立
    上縁部と水平縁部とを有する接鍔部を同一体に突
    設し、その接鍔部に、両側の直角三角形状側板及
    び斜面板とで囲まれた三角箱型のもので側板及び
    斜面板には通水孔を開穿し且つ箱型周辺に取付突
    片を突設した軟質合成樹脂製ストレーナーを溶
    着、溶接或いは接着により一体的に取付け、管首
    部の開口を被蓋してなる軟質合成樹脂製コーナー
    ドレイン。
JP18524981U 1981-12-12 1981-12-12 軟質合成樹脂製コ−ナ−ドレイン Granted JPS5889522U (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5889522U JPS5889522U (ja) 1983-06-17
JPS6137701Y2 true JPS6137701Y2 (ja) 1986-10-31

Family

ID=29986130

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010209611A (ja) * 2009-03-11 2010-09-24 Toyo Tire & Rubber Co Ltd ルーフドレンユニット

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JPS6120726U (ja) * 1984-07-06 1986-02-06 旭化成株式会社 ル−フドレイン装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3909412A (en) * 1974-07-22 1975-09-30 Johns Manville Roof drain arrangement
JPS5139953A (en) * 1974-08-01 1976-04-03 Goebel Klaus Tokunirokuyaneyono haisuimasu

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