JP2542229Y2 - ドレインの防水層保持装置 - Google Patents

ドレインの防水層保持装置

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JP2542229Y2
JP2542229Y2 JP10368890U JP10368890U JP2542229Y2 JP 2542229 Y2 JP2542229 Y2 JP 2542229Y2 JP 10368890 U JP10368890 U JP 10368890U JP 10368890 U JP10368890 U JP 10368890U JP 2542229 Y2 JP2542229 Y2 JP 2542229Y2
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JP
Japan
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waterproof layer
drain
flange
sealing groove
rubber tape
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JP10368890U
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JPH0462721U (ja
Inventor
昭三 小林
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カネソウ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ドレインを付設する床面に敷設される防水
層を保持するためのドレインの防水層保持装置に関す
る。
[従来技術] ドレインが付設される床面には、雨水,排水等が床面
下に浸水しないようにシート防水層,アスファルト防水
層等の防水層が敷設され、ドレインの付設位置において
は、ドレインの本体と防水層押えとで防水層の端縁を挟
持することによって、止水していた。ところが、この構
成にあっては、毛細管現象によって、完全な防水効果を
上げることができなかった。
この問題点を解消するものとして、実願昭61-180945
号に示されるように、ドレイン本体にシーリング溝を周
設し、そのシーリング溝にニカワ状の経時的に硬化する
ゴム材料からなるコーキング材を埋設し、コーキング材
と防水層とを圧着させ、毛細管現象による床面下への浸
水を防止するものが提案されている。
ところが前記考案にあってコーキング材の埋設作業
は、取扱の面倒なニカワ状コーキング材を人手により施
工現場においてシーリング溝に順次充填しなければなら
ず、施工が面倒であり、しかも充填ムラを生じてそこか
ら浸水することもある等、完全な防水ができるとは限ら
ないものであった。
また、このような施工に用いられるコーキング材は、
伸縮性,柔軟性,耐久性等に乏しく、低温時における縮
み,経年変化等によって、シーリング材が分断された
り、防水層と剥離したりして、完全な防水効果は期待で
きなかった。
本考案は、前記欠点を解消し得る防水効果に優れたド
レインの防水層保持装置の提供を目的とするものであ
る。
[問題を解決するための手段] 本考案は、横型および縦型等のドレイン本体に、鍔部
に乗載して、該鍔部とで防水層を挟持する防水層押えを
設けてなるドレインにおいて、前記ドレイン鍔部の挟持
面に、シーリング溝を周設し、該シーリング溝に表裏に
粘着面を備えた可撓性ゴムテープを埋設したことを特徴
とするものである。
[作用] 可撓性ゴムテープにより、防水層と本体との間をより
完全に遮断することができ、防水効果を向上させること
ができる。また、両面に粘着性を有するものであるた
め、施工前に本体に貼着しておき、表面側に剥離紙を接
合させたままにしておけば、施工時に該剥離紙を剥すだ
けで済むので、施工が容易である。
[実施例] 本考案を横型ドレインに適用した実施例を第1,2図に
ついて説明する。
この横型ドレインは、コンクリート層x,yの交叉部の
角縁に配設されるものであり、断面L形の横型ドレイン
本体1aを該角部に付設し、その側面に連成した排水管部
2aを、コンクリート層yに形成した貫通孔hに挿入し、
該貫通孔h内で通水管pに螺合している。前記ドレイン
本体1aは、その周部に形成した鍔部3a上にコンクリート
層x,yの外面を覆うシート防水層sが被着され、さらに
該シート防水層s上にL形枠からなる金属製の防水層押
え4aを被せ、その角部で前記ドレイン本体1aにボルト6a
を螺着することにより固定している。そしてこれにより
前記シート防水層sを挟持している。前記防水層押え4a
には、三角状の側面形状をしたストレーナ8aが螺子9aを
螺合することにより固定されている。
ところで、かかる構成にあって、シート防水層sの挟
持を密にして防水効果を向上させるために、従来では鍔
部3a上に接着材を塗布して、シート防水層sを鍔部3aに
接合する手段が用いられているが、かかる手段である
と、鍔部3a上面は平滑面となっているため、防水層押え
4aの挟圧により、接着材が薄く広がって断続状となり、
均一な接着材層が形成されず、かつ接合力が弱くなり、
防水効果が充分ではない。
そこで、本考案にあっては前記鍔部3aの防水層押え4a
の乗載面には、その全周縁に沿ってシーリング溝10aを
無端状に周設している。そして該シーリング溝10aに、
表裏に粘着面を備えたブチルゴムテープ等からなる伸縮
性、柔軟性及び耐久性に優れた可撓性ゴムテープ11を埋
入して貼着し、次にシート防水層sを防水層押え4aと本
体1aとの間に挿入して、あらかじめボルト6aに螺合して
おいたナット7aを回動し、緊締する。
尚、前記シーリング溝10aの適所にはタッピング螺子1
3を挿通する透孔が形成され、該螺子13をコンクリート
層x,yに埋設したフィシャープラグ14に螺合して、該ド
レイン本体1aを上述の位置に固結するようにしている。
また前記可撓性ゴムテープ11は、両面接着テープの態様
としておくことにより取扱が容易となり、あらかじめ下
面の剥離紙を除去して、シーリング溝10a内に可撓性ゴ
ムテープ11を接合しておき、上述の取付け施工の直前
に、上面側の剥離紙を除去するようにすれば、施工が簡
易になる。
この施工手順によって、シート防水層sに埋入された
可撓性ゴムテープ11の表面の接合面に防水層押え4aが圧
着される。
このとき、表裏に粘着面を備えた可撓性ゴムテープ11
は、伸縮性,柔軟性に優れているので、シート防水層s
や、シーリング溝10aの底面になじみやすく、良好に密
着することになり、鍔部3aとシート防水層sとの間から
浸水しようとしても、表裏に粘着面を備えた可撓性ゴム
テープ11によって遮断される。
次に本考案を縦型ドレインに適用した実施例を第3,4
図について説明する。
コンクリート層zの床面上には、ドレイン本体1bの鍔
部3bが固結され、該ドレイン本体1bの下面から突成した
排水管部2bを、壁管wにより遮断されて該コンクリート
層zに形成された貫通孔hに挿入している。
前記鍔部3bは排水管部2bの周囲に上外方へ少し傾斜す
る。また鍔部3bの内底面には螺子孔20が形成され、該螺
子孔20にボルト6bが螺着される。そして、鍔部3b上にコ
ンクリート層z上に敷設したシート防水層sの端縁を被
せ、さらに鍔部3b上に環状の防水層押え4bを乗載し、該
防水層押え4bの透孔にボルト6bを挿通して、ボルト6bに
螺着したナット7bを緊締操作することにより、鍔部3bと
防水層押え4b間で、該シート防水層sの端縁が挟持され
る。
そして前記防水層押え4b上に、ストレーナ8bを乗載
し、鍔部22の透孔23から、螺子9bを防水層押え4bに形成
した螺子孔5bに螺合し、而てストレーナ8bを防水層押え
4bに固定している。
かかる構成にあって、ドレイン本体1bの鍔部3bの上面
には、シーリング溝10bが周設されている。そして、防
水層押え4bの下面には、前記シーリング溝10bの上部位
置で、押え突起24が周設されている。
そして前記シーリング溝10b内には、表裏面に粘着面
を備えたブチルゴムテープ等からなる可撓性ゴムテープ
11が埋入して接合される。次にシート防水層sを防水層
押え4bとドレイン本体1bとの間に挿入して、ボルト6bに
螺合しているナット7bを回動する。
この施工手順によって、シート防水層sに埋入された
可撓性ゴムテープ11の表面の接合面に防水層押え4bが圧
着される。
このとき、表裏に粘着面を備えた可撓性ゴムテープ11
は、伸縮性,柔軟性に優れているので、シート防水層s
や、シーリング溝10bの表面になじみやすく、良好に密
着することになり、鍔部3bとシート防水層sとの間から
浸水しようとしても、表裏に粘着面を備えた可撓性ゴム
テープ11によって遮断される。
[効果] 本考案は上記の説明によって明らかにしたように、ド
レイン本体1a,1bの鍔部3a,3b上にシーリング溝10a,10b
を形成して、ここに伸縮性,柔軟性,耐久性に優れた表
裏に粘着面を備えた可撓性ゴムテープ11を埋入して貼着
し、シート防水層sの下面を、該可撓性ゴムテープ11に
圧着するようにしたから、シート防水層sと鍔部3a,3b
間からの床面への浸水を遮断することができ、シート防
水層sによる防水処理を良好になし得ることができるよ
うになる等の優れた効果がある。
また、表裏に粘着面を備えた可撓性ゴムテープ11を両
面に剥離紙をあらかじめ備えた両面接着テープの態様と
すれば、施工前は片面に剥離紙を付けたままシーリング
溝10a,10bに貼着して保存することができ、施工時にお
いては剥離紙をはがすだけで良いので、容易に作業が行
える等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1,2図は横型ドレインに本考案を適用した実施例を示
し、第1図は縦断側面図、第2図は鍔部3aの一部の平面
部である。また第3,4図は縦型ドレインに本考案を適用
した実施例を示し、第3図は縦断側面図、第4図は要部
の拡大縦断側面図である。 1a,1b……ドレイン本体 3a,3b……鍔部 4a,4b……防水層押え 10a,10b……シーリング溝 11……可撓性ゴムテープ s……シート防水層

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドレイン本体の鍔部に乗載して、該鍔部と
    で防水層を挟持する防水層押えを設けてなるドレインに
    おいて、前記ドレイン本体の鍔部の挟持面に、シーリン
    グ溝を周設し、該シーリング溝に表裏に粘着面を備えた
    可撓性ゴムテープを埋設したことを特徴とするドレイン
    の防水層保持装置。
JP10368890U 1990-10-02 1990-10-02 ドレインの防水層保持装置 Expired - Lifetime JP2542229Y2 (ja)

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JPH0462721U JPH0462721U (ja) 1992-05-28
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JP5756662B2 (ja) * 2011-03-24 2015-07-29 株式会社秀カンパニー 改修用二重ドレン及びそれを用いたルーフドレンの改修方法

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JPH0462721U (ja) 1992-05-28

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