JPH0743245Y2 - ボックスカルバートの継手構造 - Google Patents

ボックスカルバートの継手構造

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JPH0743245Y2
JPH0743245Y2 JP1990128518U JP12851890U JPH0743245Y2 JP H0743245 Y2 JPH0743245 Y2 JP H0743245Y2 JP 1990128518 U JP1990128518 U JP 1990128518U JP 12851890 U JP12851890 U JP 12851890U JP H0743245 Y2 JPH0743245 Y2 JP H0743245Y2
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JP
Japan
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opening
box culvert
packing
end side
joint structure
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JP1990128518U
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JPH0484480U (ja
Inventor
武昌 早坂
Original Assignee
前田製管株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、排水路等に用いるボックスカルバートの継手
構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、ボックスカルバートの継手構造としては、ボック
スカルバートの両開口部端面にパッキン用周溝を形成し
ておき、両者を連結する際に、前記パッキン用周溝の一
方に固定したパッキンの先端側を、パッキン用周溝の他
方に嵌合して接着層を介して連結する構造のもの(実開
昭64−57144号公報)や、パッキン用周溝の一方に固定
したパッキンを、接続する相手側の接合端面との間に圧
縮状態で連結する構造のもの(実開昭60−195372号公
報)がある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上記のような従来のボックスカルバートの継手
構造では、連結部の構造強度が弱く、地盤の不等沈下時
において両ボックスカルバートが連結部で屈曲したり或
いは離間してしまい、シール不良となって漏水するとい
った諸問題があった。
〔問題を解決するための手段〕
本願考案は、上記のような従来の問題点を解決するため
に成されたもので、連結部の構造強度が大きく、シール
効果が向上したものを提供することを目的としたもので
あり、その要旨は、ボックスカルバートの開口部端面の
一方に、少なくとも一端側が粘着層とその表面が剥離紙
で覆われたパッキンをその他端側で埋設によって固着
し、開口部端面の他方に前記パッキンの他端側が嵌合す
る周溝を形成するとゝもに、開口部よりやや内側の側壁
外面に連結金具を夫々装着し、該両連結金具の貫通孔に
挿通したボルトをナットで締め付けることにより連結す
ることを特徴としたボックスカルバートの継手構造、及
びボックスカルバートの開口部端面の一方に、少なくと
も一端側が粘着層とその表面が剥離紙で覆われたパッキ
ンをその他端側で埋設によって固着し、開口部端面の他
方に前記パッキンの他端側が嵌合する周溝を形成すると
ゝもに、開口部よりやや内側の側壁外面に凹部を形成
し、該凹部からボックスカルバートの開口部方向に貫通
した横孔にその開口からボルトを挿通して、このボルト
を前記凹部内でナットにより締め付けることにより連結
することを特徴としたボックスカルバートの継手構造に
ある。
〔実施例〕
以下、本考案を第1図乃至第6図に示す実施例により詳
細に説明する。なお、第1図は本考案の全体斜視図、第
2図は要部を示し拡大断面図、第3図(A)(B)は同
作用説明図、第4図は同連結状態を示す横断面図、第5
図は他の実施例の全体斜視図、第6図は同連結状態を示
す縦断面図である。図面において、1はボックスカルバ
ートで、その一方の開口部端面1aにはその周辺に沿って
リング状のパッキン2の一端側が装着されており、該ボ
ックスカルバート1の他方の開口部端面1bには前記パッ
キン2と対応する位置に、このパッキン2の他端側が嵌
合できる周溝3が形成されている。すなわち、上記パッ
キン2は、第2図に示すように、断面矩形状のスポンジ
ゴムよりなる本体2aの一端側が前記ボックスカルバート
1の開口部端面1aに埋設されて固着されており、他端側
は外方に突出している。そして、ボックスカルバート1
の前記開口部端面1aより突出したパッキン2の表面に
は、粘着性のブチルゴムよりなる接着層2bが形成され、
更に該接着層2bの外周は剥離紙2cで被覆されている。こ
の接着層2bは、接続する他方のボックスカルバート1の
開口部端面1bの周溝3内において接着され、両ボックス
カルバート1,1を水密的に連結させるためのものであ
り、また前記剥離紙2cは接着層2bの粘着性の低下を防止
するとゝもに、接着層2bへのごみ等の付着を防止し、且
つ取扱いやすくするためのものである。4a,4bはそれぞ
れボルト,ナットよりなる連結部材で、5はボックスカ
ルバート1の開口部よりやや内側の側壁外面1cに接着し
たL型の連結金具である。このL型の連結金具5は、第
4図に示すように、その一辺が側壁外面1c内に埋設した
インサート6にボルト7により固定され、連結金具5の
他辺には前記ボルト4aを挿入できる貫通孔5aが穿設され
ている。
そこで、ボックスカルバート1を製造するに際し、その
一方の開口部端面1aに上記のように構成したパッキン2
の一端側を埋設して一体に形成し、他方の開口部端面1b
には、前記パッキン2に対応する位置に周溝3を形成す
る。また、ボックスカルバート1の開口部よりやや内側
の側壁外面1cにはインサート6を埋め込んで形成し、脱
型後このインサート6に螺合したボルト7により前記連
結金具5を固定する。
そして、縦列状態に設置した2つのボックスカルバート
1,1を連結する際に、第3図(A)(B)及び第4図に
示すように、パッキン2を装着した開口部端面1aと周溝
3を形成した他方の開口部端面1bとを対峙させ、パッキ
ン2の他端側の剥離紙2cを剥がして接着層2bを露出せし
める。その後、連結部材であるボルト4aを対向する両連
結金具5,5に穿設した貫通孔5a,5aにそれぞれ貫通し、両
端(頭付きボルトの場合は一端)をナット4bで締付ける
ことにより、パッキン2の他端側が周溝3内に嵌合して
圧縮した状態で2つのボックスカルバート1,1は連結さ
れる。従って、パッキン2はその接着層2bにおいて周溝
3と密着的に接着され、両ボックスカルバート1,1の継
手部は水密的にシールされる。
しかる後に、必要に応じて、ボックスカルバート1,1の
継手部の内側の間隙にモルタル等の目地材8を充填して
仕上げをする。なお、図において、9は内目地溝で、主
として中,大型のボックスカルバート継手の場合に適用
する。そして、該内目地溝9には上記と同様に、モルタ
ル等の目地材8を充填して仕上げをする。
第5図及び第6図に示すものは、本考案の他の実施例を
示し、これは比較的大型のボックスカルバートの継手に
適用して有効なものである。なお図において上記実施例
と同じ機能を有するものは同一の符号で示す。
本実施例が上記第1の実施例の構造と異なる点は、連結
部材であるボルト4a,ナット4bの装着,固定方法にあ
る。すなわち、本実施例では、ボックスカルバート1の
両端部よりやや内側の上壁外面1dに、上方に開口した凹
部10が形成されており、該凹部10からボックスカルバー
ト1の開口部方向に貫通した横孔11の一端が、ボックス
カルバート1の一方の開口部端面1aに、或いは第5の破
線で示すように、両開口部端面1a,1bに夫々開口してい
る。また、ボックスカルバート1の内側のコーナー1eに
は、開口部よりやや内側の位置に内部に開口した凹部12
が形成され、該凹部12からボックスカルバート1の開口
部方向に貫通した横孔13の一端が、ボックスカルバート
1の一方の開口部端面1aに、或いは第5図の破線で示す
ように、両開口部端面1a,1bに夫々開口している。そし
て、2つのボックスカルバート1,1を連結する場合は、
第6図に示すように、まず上壁外面1dにおいては、開口
部端面1a,1bのいずれか一方の横孔11にその開口からボ
ルト4aを挿通してから両開口部端面1a,1bを対向させて
配置し、凹部10においてボルト4aを対向する他方の横孔
11の方向に移動して、ボルト4aの両端が夫々両ボックス
カルバート1,1の凹部10,10に達したところで、ボルト4a
の両端をナット4bで締付けて固定する。締付け後、凹部
10,10にモルタル等を詰めて仕上げする。また、両端部
内側のコーナー1eにおける締付けも上記と同様の手順で
行う。なお、上記以外の他の構成は、第1の実施例と同
様である。
〔考案の効果〕
本願考案に係るボックスカルバートの継手構造は、上記
のように、ボックスカルバートの開口部端面の一方に、
少なくとも一端側が粘着層とその表面が剥離紙で覆われ
たパッキンをその他端側で埋設によって固着し、開口部
端面の他方に前記パッキンの他端側が嵌合する周溝を形
成するとゝもに、開口部よりやや内側の側壁外面に連結
金具を夫々装着し、該両連結金具の貫通孔に挿通したボ
ルトをナットで締め付けることにより連結する構成であ
るから、連結部の構造強度が大きく、且つパッキンの位
置がずれることがないので継手部のシール効果が一段と
向上する。また、開口部よりやや内側の側壁外面に凹部
を形成し、該凹部からボックスカルバートの開口部方向
に貫通した横孔にその開口からボルトを挿通して、この
ボルトを前記凹部内でナットにより締め付ける構成であ
るから、連結部材が外部に露出することがなく、地上に
設置した場合にも見栄えが良い、といった諸効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るボックスカルバートの継手構造の
全体斜視図、第2図は要部を示す拡大断面図、第3図
(A)(B)は同作用説明図、第4図は同連結状態を示
す横断面図、第5図は他の実施例の全体斜視図、第6図
は同連結状態の部分拡大縦断面図である。 1……ボックスカルバート、1a,1b……開口部端面、1c
……側壁外面、1d……上壁外面、2……パッキン、2a…
…本体、2b……接着層、2c……剥離紙、3……周溝、4
a,7……ボルト、4b……ナット、5……連結金具、5a…
…貫通孔、6……インサート、8……目地材、9……目
地溝、10,12……凹部、11,13……横孔。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボックスカルバートの開口部端面の一方
    に、少なくとも一端側が粘着層とその表面が剥離紙で覆
    われたパッキンをその他端側で埋設によって固着し、開
    口部端面の他方に前記パッキンの他端側が嵌合する周溝
    を形成するとゝもに、開口部よりやや内側の側壁外面に
    連結金具を夫々装着し、該両連結金具の貫通孔に挿通し
    たボルトをナットで締め付けることにより連結すること
    を特徴としたボックスカルバートの継手構造。
  2. 【請求項2】ボックスカルバートの開口部端面の一方
    に、少なくとも一端側が粘着層とその表面が剥離紙で覆
    われたパッキンをその他端側で埋設によって固着し、開
    口部端面の他方に前記パッキンの他端側が嵌合する周溝
    を形成するとゝもに、開口部よりやや内側の側壁外面に
    凹部を形成し、該凹部からボックスカルバートの開口部
    方向に貫通した横孔にその開口からボルトを挿通して、
    このボルトを前記凹部内でナットにより締め付けること
    により連結することを特徴としたボックスカルバートの
    継手構造。
JP1990128518U 1990-11-30 1990-11-30 ボックスカルバートの継手構造 Expired - Lifetime JPH0743245Y2 (ja)

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JPH0484480U JPH0484480U (ja) 1992-07-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60195372U (ja) * 1984-06-04 1985-12-26 豊田 襄 コンクリ−ト製品ジヨイント部の漏水防止構造
JPH0529253Y2 (ja) * 1987-10-01 1993-07-27

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JPH0484480U (ja) 1992-07-22

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