JPH0641999A - コンクリート構造体に対する止水材の取付け方法およ び止水材 - Google Patents

コンクリート構造体に対する止水材の取付け方法およ び止水材

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JPH0641999A
JPH0641999A JP4218672A JP21867292A JPH0641999A JP H0641999 A JPH0641999 A JP H0641999A JP 4218672 A JP4218672 A JP 4218672A JP 21867292 A JP21867292 A JP 21867292A JP H0641999 A JPH0641999 A JP H0641999A
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JP
Japan
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concrete structure
buried
cut
water blocking
formwork
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JP4218672A
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Hiroshi Fujiwara
宏 藤原
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 工事の施工時にずれたり、経時的に取付け強
度を喪失したりすることのないコンクリート構造体に対
する止水材の取付け方法およびその止水材を提供する。 【構成】 コンクリート構造体を成形する型枠9に、止
水材3を取り付ける位置に沿ってその嵌込み溝11を形
成し、嵌込み溝に止水材を外側へ脱出不能に保持すると
ともに、その基部をコンクリート構造体への埋没結合片
14として型枠の内側に突出させ、型枠を取り外す際
に、それから止水材を抜き取り、埋没結合片の不脱出形
状によりコンクリート構造体に不離一体化させる。止水
材は、ゴム質の止水材本体の基端に、コンクリート構造
体内に埋設する埋没結合片14を一体成形し、埋没結合
片が止水材本体の両側に突出する幅広部15と、その幅
広部の幅中央において突出する蟻溝形断面形状の結合部
17とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、マンホール
管、U字溝、排水ボックス等のコンクリート構造体にゴ
ム質の止水材を取り付ける方法およびそれに使用する止
水材に関する。
【0002】
【従来の技術】マンホールを構築するときには、縦穴に
マンホール管を順次落とし込んで継ぎ足して行くが、そ
の継ぎ目から地下水が浸出するために、予めマンホール
管の端面に止水材が取り付けられる。U字溝の端面にも
流水の流出を防水するために、また、排水ボックスには
蓋との間からの雨水の侵入を防止するために、それぞれ
止水材が取り付けられる。
【0003】従来、このようなコンクリート構造体に止
水材を取り付けるには、接着方法やねじ止め方法、埋込
み方法等が取られていた。そのうち、接着方法によると
きは、接着剤としてボンドが使用されることが多い。
【0004】ねじ止めによる場合には、コンクリート構
造体にねじボルトを差し立てておき、それにナットによ
り止水材が締め付けられる(実開昭63−151600
号公報を参照)。埋込み方法によるときには、止水材の
基端に鍔状縁を形成し、コンクリート構造体に基端部が
モルタル塗りにより埋め込まれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記いずれの方法によ
る場合も、例えば、マンホールの配管や排水溝の配溝等
の工事におけるように、重量によりコンクリート構造体
の連結箇所に多大な圧力や衝撃が生じるときには、それ
により施工時に止水材が外れ、その所期の目的を達成で
きない事態が生じることがあった。
【0006】殊に、ねじ止めによるときには、固いねじ
ボルトやナットが連結相手のコンクリート構造体を損傷
し、或いは、密着力を阻止してシール性の障碍となる。
また、埋込みによるときには、モルタルが剥がれること
により、シール性が欠除するという問題があった。
【0007】排水ボックスの口に取り付けられる場合に
は、単に比較的に軽い蓋との密着を良好にするためであ
るから、上記のような問題が生じることは少ないが、接
着剤の朽廃、ねじの錆びや緩み、モルタルの剥がれ等が
原因で、取付け強度を喪失するという問題があった。
【0008】この発明は、上記のような実情に鑑みて、
止水材がコンクリート構造体とその成形と共に一体化す
るために、別途に取付け手数を要しないばかりでなく、
工事の施工時にずれたり、経時的に取付け強度を喪失し
たりすることのないコンクリート構造体に対する止水材
の取付け方法およびその止水材を提供することを目的と
した。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めのこの発明によるコンクリート構造体に対する止水材
の取付け方法は、コンクリート構造体にゴム質の止水材
を取り付けるにつき、そのコンクリート構造体を成形す
る型枠に、止水材を取り付ける位置に沿ってその嵌込み
溝を形成し、嵌込み溝に止水材を外側へ脱出不能に保持
するとともに、その基部をコンクリート構造体への埋没
結合片として型枠の内側に突出させ、型枠を取り外す際
に、それから止水材を抜き取り、埋没結合片の不脱出形
状によりコンクリート構造体に不離一体化させることを
特徴とする。
【0010】この発明による止水材は、ゴム質の止水材
本体の基端に、コンクリート構造体内に埋設する埋没結
合片を一体成形し、埋没結合片が止水材本体の両側に突
出する幅広部と、その幅広部の幅中央において突出する
蟻溝形断面形状の結合部とからなることを特徴とする。
【0011】
【作用】コンクリート構造体に対する止水材の取付け方
法を上記のように構成したから、コンクリート打ち後に
型枠を取り外すと、成形されたコンクリート構造体に止
水材が取り付けられており、コンクリート構造体に対す
る埋没結合片の埋没により、強力な結合構造が得られ
る。この埋没結合片の形状については、脱出しない形状
であれば、その如何を問わない。
【0012】止水材を上記のように構成したから、型枠
の嵌込み溝に差し込んだ際や、コンクリート打ちの時等
に、幅広部がストッパーの役目を果たす。また、埋没結
合片の結合部が蟻溝形の断面形状であるので、コンクリ
ート構造体からは決して抜けることがなく、しかも、埋
没結合片14の固定が止水材本体の腰を強化するため
に、シール性に適する安定した取付け状態が得られる。
【0013】
【実施例】次に、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0014】図1ないし図5は、マンホール管1に止水
材3を取り付ける一実施例を示したものであるが、U字
溝や排水ボックス等の他のコンクリート構造体において
も同様に実施することができる。
【0015】マンホール管1の成形型には、それぞれ鉄
板からなる内型枠5や外型枠7、口部型枠9等により組
み立てられる。そのうち、口部型枠9(以下単に型枠9
と称する)には、幅中央部に沿って止水材3の嵌込み溝
11が設けられる。
【0016】嵌込み溝11は、内側に抜けておれば、外
側には必ずしも抜けていることを要しない。この場合
は、全周に亘って抜け溝であるので、内外枠部材9a,
9bが連結部材(図示省略)により一体化することによ
り、嵌込み溝11が形成されることが望ましい。
【0017】止水材3は、合成ゴムにより止水材本体1
3と埋没結合片14とを一体に押出成形したもので、止
水材本体13が矩形断面形状であって、その基端に埋没
結合片14が幅広部15と結合部17とにおいて形成さ
れる。止水材本体13および幅広部15が梨地模様にお
いて示すように発泡されている。しかし、発泡部分で
は、外面が皮膜状に形成されるので、水が浸透すること
はない。
【0018】合成ゴムとしては、エチレンプロピレンゴ
ム(EPDM)、クロロプレンゴム(CR)等を適当な
ものとして挙げられる。
【0019】止水材3は、成形型を枠組みする際に、図
1に示すように、型枠9の嵌込み溝11に内側から差し
込む。幅広部15が止水材本体13の両側に鍔状に突出
しているので、差込みにより幅広部15が鍔部分により
型枠9に掛かり(図2)、型枠9に止水材3が安定して
保持される。
【0020】コンクリートが打ち込まれると、相当な圧
力や衝撃が止水材3に加わるが、結合部17が発泡され
ていなく(ソリツド体)、また、幅広部15の掛かりが
あるために、その衝撃に耐えることができる。また、蟻
溝形断面形状であるので、コンクリートが固まると、そ
れと一体化して結合するために、決して抜けることがな
い。
【0021】型枠9を取り外すと、成形されたマンホー
ル管1の端面に止水材本体13が突出し、幅広部15が
露出するが、端面処理のモルタル20により止水材本体
13の基部がそのモルタル20で埋設され(図3)、適
度な高さにおいて安定した突出状態となっている。ま
た、幅広部15の鍔部分がそのモルタル20に掛かるよ
うに埋設されるために、これによっても決して抜けない
状態となっている。
【0022】なお、図1および図2は、止水材3付きの
型枠9を下にしてコンクリート打ちがなされる場合を示
したが、成形型にコンクリートを打ち込んでから、止水
材3付きの型枠9が最後に上から組み込まれることもあ
る。この場合でも、結合部17に強度があるために、そ
れをコンクリートに強い力で食い込ませることができ
る。なお、図4において、22は、マンホールの手足掛
けである。
【0023】図6は、止水材3についての他の実施例を
示したもので、この場合は、前記の止水材3とほゞ同じ
形状であるが、全体が発泡されており、また、止水材本
体13に空洞部21を形成し、弾力性を増大させてあ
る。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、この発明方法によ
れば、次のような優れた効果がある。
【0025】1)止水材がコンクリート構造体とその成
形と共に一体化するために、非常に強い結合力を保持
し、配管や配溝等の工事の施工時に、過大な圧力や衝撃
を受けても、止水材が剥がれたりずれたりするようなこ
とがなくなり、また、コンクリート構造体自体との結合
によるため、経時的に必要な強度を保持する。
【0026】2)型枠を組み立てる際に、その嵌込み溝
に差し込んでおくだけで、コンクリート構造体に必要強
度において取り付けた状態が得られるために、接着やね
じ止め等の方法に比して、作業が簡単であって、止水材
付きのコンクリート構造体の量産に適する。
【0027】3)止水材の埋没結合片がコンクリート構
造体に深く埋設され、また、それにより腰がしっかりし
た取付け状態となるために、シール性が非常に良好であ
って、水等の流体の浸出を確実に防止し得る。
【0028】止水材は、上記方法に有効に使用できるも
のであって、型枠の嵌込み溝に差し込むだけで位置決め
ができるばかりでなく、コンクリートの打込みに耐える
安定性が保持され、また、コンクリート構造体と不離一
体に強力に結合するという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】型枠に止水材を取り付ける手順を示す断面図で
ある。
【図2】止水材の取り付けた型枠でコンクリート打ちを
した状態を示す断面図である。
【図3】止水材の取付け状態を示すコンクリート構造体
の一部断面図である。
【図4】止水材の取付け状態を示すコンクリート構造体
としてのマンホール管の斜視図である。
【図5】止水材の斜視図である。
【図6】他の実施例による止水材の斜視図である。
【符号の説明】
1 コンクリート構造体としてのマンホール管 3 止水材 9 型枠 11 嵌込み溝 13 止水材本体 14 埋没結合片 15 幅広部 17 結合部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート構造体にゴム質の止水材を
    取り付けるにつき、そのコンクリート構造体を成形する
    型枠に、止水材を取り付ける位置に沿ってその嵌込み溝
    を形成し、嵌込み溝に止水材を外側へ脱出不能に保持す
    るとともに、その基部をコンクリート構造体への埋没結
    合片として型枠の内側に突出させ、型枠を取り外す際
    に、それから止水材を抜き取り、埋没結合片の不脱出形
    状によりコンクリート構造体に不離一体化させることを
    特徴とするコンクリート構造体に対する止水材の取付け
    方法。
  2. 【請求項2】 ゴム質の止水材本体の基端に、コンクリ
    ート構造体内に埋没する埋設結合片を一体成形し、埋没
    結合片が止水材本体の両側に突出する幅広部と、その幅
    広部の幅中央において突出する蟻溝形断面形状の結合部
    とからなることを特徴とする止水材。
JP4218672A 1992-07-24 1992-07-24 コンクリート構造体に対する止水材の取付け方法およ び止水材 Pending JPH0641999A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4849114A (en) * 1988-02-18 1989-07-18 Ultrox International Oxidation of toxic compounds in water
CN111910668A (zh) * 2020-07-24 2020-11-10 中国二十冶集团有限公司 加强型筏板后浇带挡浆条的施工方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5981898A (ja) * 1982-11-01 1984-05-11 東芝テック株式会社 放電灯点灯装置

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