JPH083497Y2 - 便器の排水管接続構造 - Google Patents

便器の排水管接続構造

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JPH083497Y2
JPH083497Y2 JP1991043551U JP4355191U JPH083497Y2 JP H083497 Y2 JPH083497 Y2 JP H083497Y2 JP 1991043551 U JP1991043551 U JP 1991043551U JP 4355191 U JP4355191 U JP 4355191U JP H083497 Y2 JPH083497 Y2 JP H083497Y2
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JP
Japan
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seat frame
toilet
connection structure
floor
pipe connection
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Application number
JP1991043551U
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JPH04138478U (ja
Inventor
久 長野
薫 野坂
Original Assignee
東陶機器株式会社
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Publication date
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  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、便器と排水管との接続
構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の接続構造は図4に示すよ
うに床面100 に備えた排水管200 と、便器300 の排水口
301 との間に塑性及び粘性を有するシールガスケット40
1 を備えた床フランジ400 を配し、シールガスケット40
1 を上記排水口301 の近傍に設けた座枠302 の内面303
に当接せしめて密閉していた(例えば実公昭56-9750 号
公報参照)
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記せる如き
従来の接続構造では、シール材の形状復元力が乏しいた
め、一度セットした後の手直しや、シール材の再使用が
できないという問題がある。そこで、上記塑性及び粘性
を有するシールガスケットに代えてゴムなどの弾性 体か
らなるパッキンを用いることが考えられる(実公昭56-9
751 号公報参照)が、接続時にパッキンが当接する便器
の座枠の内面は、工程、製造上で凹凸が生じ平滑面でな
いものが多く、シール性が不確実となる虞がある。
【0004】本考案は、従来技術の有するこのような問
題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、例え便器座枠の内面に若干の凹凸が有っても、便器
と排水管との接続部分のシール性を確実にすることであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案がなした技術的手段は、便器の排水口と床面に
開口する排水管とを接続する便器の排水管接続構造にお
いて、便器の排水口近傍に設けた座枠と、上記排水管に
設けられて上記座枠に対向する床フランジと、該床フラ
ンジ上に設けた弾発性を有するシール材と、上記座枠の
内面に設けられ、かつ、上記シール材と密着する発泡パ
ッキンとを備えるものである。 上記発泡パッキンは上記
座枠の内面に接着固定されていることが望ましい。
【0006】
【作用】上記せる技術的手段により、座枠内面側がその
凹凸を発泡パッキンにより吸収されて平滑面となり弾発
性を備えたシール材が便器接続時に隙間なく確実に密着
する。
【0007】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図に基づいて説明
すると、図示例は床排水式の大便器における排水管接続
構造についてであるが、一実施例を示すにすぎずこれに
何等限定されるものではない。図中1は排水管を示し、
該排水管1は便器2を設置する床面9に開口を臨ませて
配管されており、その開口に嵌挿筒部6aを介して設け
られた床フランジ6によって便器2と接続する。
【0008】便器2は、座枠3を排水口2aの近傍に一
体成型してなるものであり、該座枠3は取付孔3bを設
けた上面3aの外周全域に下方に延びる垂設壁3cを垂
設して構成され、その内側に設けられた空間部4に排水
口2a下端を突出状に臨ませ、そして該座枠3の内面3
dに発泡パッキン5を接着固定してなる。
【0009】発泡パッキン5は、例えば図1,図2にて
示すように薄肉な平坦リング状に形成され、中心の挿通
口5aに便器2の排水口2aを挿通して座枠3の内面3
dに所望な接着剤(図示省略)を介して接着固定するこ
とにより座枠3の内面側を平滑面としている。
【0010】床フランジ6は、嵌挿筒部6aを備えると
共に鍔部6bの上面にシール材7を載置せしめ、上記鍔
部6bに設けたボルト設置溝6cに取付ボルト8を立設
せしめると共に、鍔部6bを床面9にボルト止めして固
定される。
【0011】シール材7は、弾発性を備えたパッキン材
でリング状に形成され、例えば本実施例にあっては上端
辺7aに行くにしたがって内方に傾斜する上下面を開放
した略栽頭円錐台状に形成し、座枠3の押圧時(便器2
の接続時)に上端辺7aが内方に向けて無理なく押圧さ
れると共に、その上端辺7aの弾発力によって強固に座
枠3の内面3d側に密着できるものである。尚、上記例
は一実施例にすぎず何等これに限定されるものではな
く、本考案の範囲内における変更は自由である。
【0012】従って、便器2の排水口2aを床フランジ
6の開口内に挿入すると共に、該フランジ6に備えた取
付ボルト8を座枠3の上面3aに設けた取付孔3bに挿
通してナット10で締め付け固定すれば、発泡パッキン
5によって平滑面とされた座枠3側が引き寄せられて床
フランジ6のシール材7を押圧し、該押圧された上端辺
7aの押圧力によって強固に密着する。
【0013】尚、シール材は弾発性を有するものなの
で、従来のシールガスケットのように夏場にべたついた
りすることもなく施工上大変好ましいばかりか、シール
ガスケットのように冬場には固くなって押圧が不十分と
なり、セットした際に便器2が浮き上がった状態、即ち
便器2の座枠3の下面3eと床面9との間に隙間を生じ
外観上の低下を招くという心配もない。
【0014】
【考案の効果】本考案は上記せる如き構成を有し、便器
の座枠の内面に発泡パッキンを設け、接続時に上記座枠
内面と密着する床フランジ側に弾発性を備えたシール材
を設けたため、便器の座枠の内面に凹凸が有っても、該
凹凸が発泡パッキンにより吸収されて座枠内面側が平滑
面となるため、便器と排水管との接続時に両者が確実に
密着することとなり、確実なシール性を得ることができ
る。 しかも、発泡パッキン及びシール材は共に弾性を有
し、形状復元性が有るため、便器を一度セットした後の
手直しも、パッキン、シール材の再使用もできる。
た、請求項2では、発泡パッキンを座枠の内面に接着固
定したので、施工時に発泡パッキンが移動したりするこ
とがなく、作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例を示す縦断正面図で、接続
前の状態を示す。
【図2】 図1の×−×線断面図である。
【図3】 本考案の一実施例を示す縦断正面図で、接続
状態を示す。
【図4】 従来例を示す縦断正面図である。
【符号の説明】
1:排水管 2:便器 2a:排水口 3:座枠 3d:内面 5:発泡パッキン 6:床フランジ 7:シール材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】便器2の排水口2aと床面9に開口する排水
    管1とを接続する便器の排水管接続構造であって、便器
    2の排水口2a近傍に設けた座枠3と、上記排水管1に設
    けられて上記座枠内面に対向する床フランジ6と、該床
    フランジ6上に設けた弾発性を有するシール材7と、上
    記座枠3の内面に設けられ、かつ、上記シール材7と密
    着する発泡パッキン5と、からなることを特徴とする便
    器の排水管接続構造。
  2. 【請求項2】 上記発泡パッキン5は、上記座枠3の内面
    に接着固定されていることを特徴とする請求項1記載の
    便器の排水管接続構造。
JP1991043551U 1991-06-11 1991-06-11 便器の排水管接続構造 Expired - Lifetime JPH083497Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH04138478U JPH04138478U (ja) 1992-12-25
JPH083497Y2 true JPH083497Y2 (ja) 1996-01-31

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ID=31923875

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS569750U (ja) * 1979-06-29 1981-01-27

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JPH04138478U (ja) 1992-12-25

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