JPH0712789Y2 - 継手構造 - Google Patents

継手構造

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JPH0712789Y2
JPH0712789Y2 JP4325090U JP4325090U JPH0712789Y2 JP H0712789 Y2 JPH0712789 Y2 JP H0712789Y2 JP 4325090 U JP4325090 U JP 4325090U JP 4325090 U JP4325090 U JP 4325090U JP H0712789 Y2 JPH0712789 Y2 JP H0712789Y2
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JP
Japan
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synthetic resin
steel pipe
pipe
lining steel
cover
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JP4325090U
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JPH043186U (ja
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石川  浩
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は継手構造に関し、特にたとえばライニング鋼
管と合成樹脂管との接続に用いられる、継手構造に関す
る。
〔従来技術〕
従来、ライニング鋼管と合成樹脂管とを接続する場合
は、第5図に示すように、メカニカル継手1を準備し、
その一方の受口2にその管端面に防錆塗装を施したライ
ニング鋼管3を挿入し、他方の受口2′に合成樹脂管4
を挿入し、押し輪5および5′をボルトナット6および
6′で締結するようにしていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、このような従来の継手構造では、長期使用のう
ちにライニング鋼管3の管端面に施した防錆塗装が剥げ
落ちてしまい、その部分から発錆し、腐食してしまうと
いう問題点があった。
また、押し輪5および5′をボルトナット6および6′
で締結する作業が面倒であり、施工性が悪いという問題
点もあった。
そこで、これらの問題点を解決するために本件出願人は
先に第6図に示すような継手構造7を提案している(実
開平1−104488号公報)。
継手構造7は、合成樹脂からなる継手1′を含み、継手
1′の一方の受口8には、その端部で合成樹脂層9が折
り返されたライニング鋼管3′が接着され、他方の受口
8′には合成樹脂管4が接着される。
この継手構造7によれば、折り返された合成樹脂層9に
よってライニング鋼管3′の端部を完全に防蝕できる。
しかも折り返された合成樹脂層9が接着代となって、ラ
イニング鋼管3′と継手1′との接着接合が可能となる
ので、メカニカル継手を用いる場合と比べて施工性を向
上できる。
しかし、この継手構造7では、ライニング鋼管3′を切
断すれば第5図に示した継手構造の場合と同様に切断面
から発錆し、腐食してしまうためライニング鋼管3′は
定尺のものしか使用できず、したがって、現場で任意の
長さに切断して使用することができないという問題点が
あった。
それゆえに、この考案の主たる目的は、施工性がよくし
かもライニング鋼管を任意の長さに切断して使用でき
る、継手構造を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、簡単にいえば、合成樹脂管、その内表面に
形成された合成樹脂層が一端で外表面上に折り返され他
端で折り返されないライニング鋼管、ライニング鋼管の
合成樹脂層が折り返されない他端を覆う合成樹脂カバ
ー、およびその一方の受口に合成樹脂管が接着され、他
方の受口にカバーを介してライニング鋼管が接着される
合成樹脂からなる継手を含み、カバーの内壁の厚みはラ
イニング鋼管と合成樹脂管の内径差の半分よりも小さく
される、継手構造である。
〔作用〕
ライニング鋼管の合成樹脂層が折り返されない側の端部
には合成樹脂からなるカバーが接着され、これによっ
て、ライニング鋼管の端部は完全に防蝕される。また、
カバーを接着すれば、ライニング鋼管の外表面上には、
カバーの外壁が形成されるので、この外壁を接着代とす
ることによって、ライニング鋼管と合成樹脂継手との接
着接合が可能となる。
〔考案の効果〕
この考案によれば、カバーを被せることによってライニ
ング鋼管の切断側端部を防蝕するようにしているので、
ライニング鋼管を任意の長さに切断して使用することが
できる。しかも、カバーを介することによってライニン
グ鋼管と継手との接着接合が可能となるので施工性を向
上できる。
この考案の上述の目的,その他の目的,特徴および利点
は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から
一層明らかとなろう。
〔実施例〕
第1図を参照して、この実施例の継手構造10は、たとえ
ば塩化ビニル等の合成樹脂からなる略中空円筒形状の継
手12を含む。継手12の中空部は受口14および16となり、
受口14と受口16との中央には管端当接部18が形成され
る。受口14および16の内径は、後述するカバー20および
パイプ22の外径とほぼ等しくされ、管端当接部18の内径
は、パイプ22の内径とほぼ等しくされる。
そして、継手12の一方の受口14には、たとえば塩化ビニ
ル等の合成樹脂からなるカバー20を介してライニング鋼
管24が接着される。
カバー20は、第2図からよくわかるように内壁26および
外壁28を含む断面「コ」字の一体物として形成される。
内壁26と外壁28との間は、ライニング鋼管24の管端を受
容する受容部30となり、この受容部30の幅は、ライニン
グ鋼管24の肉厚とほぼ等しくされる。また、内壁26の厚
みはライニング鋼管24とパイプ22の内径差の半分よりも
小さくされる。そして、このカバー20はたとえばエポキ
シ系等の接着剤を用いて受口14に接着され、受容部30に
は同接着剤を用いてライニング鋼管24が接着される。
ライニング鋼管24は、鋼管32を含み、鋼管32の内表面に
はたとえば塩化ビニル等からなる合成樹脂層34が形成さ
れる。合成樹脂層34の一方端は鋼管32の端部を覆うよう
にしてその外表面上に折り返され、他方端は折り返され
ない。そして、この合成樹脂層34が折り返されない端部
がカバー20の受容部30に挿入され、端部内表面の合成樹
脂層34を接着代としてこれと接着される。その結果、ラ
イニング鋼管24は継手12と接合される。すなわち、ライ
ニング鋼管24はカバー20を介することによって継手12と
接着接合される。また、このときライニング鋼管24の内
面すなわち合成樹脂層34とカバー20との間隙は接着剤に
よって水密的に封止されるので、ライニング鋼管24の端
部は完全に防蝕される。
継手12の他方の受口16には、たとえば塩化ビニル等の合
成樹脂からなるパイプ22がたとえば塩ビ管用の接着剤等
を用いて接着される。パイプ22の外径はライニング鋼管
24の外径とほぼ等しくされ、その内径はライニング鋼管
24の内径よりも小さくされる。
なお、同一外径である場合には、一般に、ライニング鋼
管24の内径の方がパイプ22の内径よりも大きく、たとえ
ば外径を89mmとした場合、ライニング鋼管24およびパイ
プ22の内径はそれぞれ80.5mmおよび79mmとされる。
この実施例によれば、カバー20を被せることによってラ
イニング鋼管24の合成樹脂層34が折り返されない端部が
防蝕されるので、ライニング鋼管24を任意の長さに切断
して使用することができる。しかも、上述したようにエ
ポキシ系等の接着剤を用いて接着接合できるので施工性
を向上できる。
そして、このような継手構造10は、たとえば第3図に示
すように、立て管36の区画貫通部の近傍から延びる横枝
管の配管等に用いられる。すなわち、立て管36の区画貫
通部から所定の範囲(半径1m)内は防災のため不燃管で
配管しなければならず、この不燃管の配管を容易に行う
ために実施例の継手構造10が用いられる。
なお、この場合、排水は第3図中矢印で示すように、パ
イプ22側からライニング鋼管24側に向かって通水される
が、カバー20の内壁26の厚みは、上述したようにライニ
ング鋼管24とパイプ22の内径差の半分よりも小さくされ
るので、管路が下流に向かって縮径するようなことはな
く、したがって、通水性を損ねるようなことはない。
第4図を参照して、この考案の他の実施例の継手構造40
は、先の実施例のカバー20を継手12と一体的に形成した
ことを特徴とし、その他の部分は先の実施例と同様に形
成される。この実施例によれば、継手12とカバー20を射
出成形等により一体成形できるので生産性を向上でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す断面図である。 第2図はライニング鋼管の端部に被せるカバーを示す斜
視図である。 第3図は第1図実施例の使用状態を示す断面図である。 第4図はこの考案の他の実施例を示す断面図である。 第5図および第6図はそれぞれ従来技術を示す断面図で
ある。 図において、10は継手構造、12は継手、14,16は受口、2
0はカバー、22はパイプ、24はライニング鋼管、26は内
壁、28は外壁、30は受容部、32は鋼管、34は合成樹脂層
を示す。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂管、 その内表面に形成された合成樹脂層が一端で外表面上に
    折り返され他端で折り返されないライニング鋼管、 前記ライニング鋼管の前記合成樹脂層が折り返されない
    前記他端を覆う合成樹脂カバー、および その一方の受口に前記合成樹脂管が接着され、他方の受
    口に前記カバーを介して前記ライニング鋼管が接着され
    る合成樹脂からなる継手を含み、 前記カバーの内壁の厚みは前記ライニング鋼管と前記合
    成樹脂管の内径差の半分よりも小さくされる、継手構
    造。
  2. 【請求項2】前記カバーは前記継手と一体的に形成され
    る、請求項1記載の継手構造。
JP4325090U 1990-04-23 1990-04-23 継手構造 Expired - Lifetime JPH0712789Y2 (ja)

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JPH043186U JPH043186U (ja) 1992-01-13
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