JPH0619900Y2 - 貯水槽等における配管構造 - Google Patents

貯水槽等における配管構造

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JPH0619900Y2
JPH0619900Y2 JP1988156182U JP15618288U JPH0619900Y2 JP H0619900 Y2 JPH0619900 Y2 JP H0619900Y2 JP 1988156182 U JP1988156182 U JP 1988156182U JP 15618288 U JP15618288 U JP 15618288U JP H0619900 Y2 JPH0619900 Y2 JP H0619900Y2
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憲一 有田
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株式会社トサトーヨー
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は貯水槽等における配管構造に関し、特には貯水
槽等の壁面を貫通して外部へ導出された管体周部からの
漏水を防止するものである。
従来の技術 一般の貯水槽にあっては、貯水槽から外部に水を導出
し、もしくは外部から水を導入するために、貯水槽の壁
面所定部位に壁面の内外を貫通する管体を配設している
のが通例である。
前記貯水槽がコンクリートで成る場合は所定の型枠内へ
の貯水槽の壁面を構築するコンクリートの打設時に前記
管体を所定の部位に配置し、コンクリートの固化により
壁面の内外を貫通する管体を配管する手段が通常用いら
れている。
また前記管体はダクタイル鋳鉄管若しくは鋼管を主体と
し、更には管体の表面にナイロンコートを施した管体も
使用されている。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、このような従来の貯水槽における配管構
造の場合、貯水槽の壁面を貫通する配管周部からの漏水
が発生し易いという課題があった。即ち前記貯水槽に管
体を配設する際に、管体として用いるダクタイル鋳鉄管
若しくは鋼管をコンクリート壁面の内外に配置し、か
つ、固化しているのみであるから、管体とコンクリート
壁面間の密着度が完全であるとはいえず、長期使用中に
貯水槽内に貯留された高圧水の圧力によって前記コンク
リート壁面と管体との間を介して水分が除々に浸透し、
遂には漏水が生じてしまうことになり易く、又管体内面
は常に水と接しているため発錆現象を行していることが
多い。特に、壁面を構築するコンクリートを打設して固
化した後に、型枠を脱型するときに、管体が回転してし
まい、管体とコンクリートとの密着度が低下して、漏水
の原因となってしまうことが多い。
管体として使用されるダクタイル鋳鉄管若しくは鋼管は
長期使用中に発錆するため、この発錆に起因して管体の
強度の低下を来してしまう外、水道用の貯水槽の場合に
は前記発錆現象が衛生上好ましくないという問題点を有
している。更に表面にナイロンコートを施した管体の場
合、前記発錆現象を防止することができるが、ナイロン
コート外面部はコンクリートの付着がよくないため、水
密性が悪く、前記漏水現象が起こる可能性があるという
難点を有している。
そこで本考案はこのような従来の貯水槽の配管構造が有
している各種の課題を解消して、長期使用中における漏
水を防止し、かつ、管体の発錆をなくして衛生上からも
好ましい貯水槽等における配管構造を提供することを目
的とするものである。
課題を解決するための手段 本考案は上記の目的を達成するために、貯水槽から水を
導出もしくは貯水槽へ水を導入するために、貯水槽の壁
面を構築するコンクリート打設時に所定部位に配置し
て、コンクリートの固化により壁面の内外を貫通する管
体を配管する構造において、上記貯水槽の壁面内部に位
置する管体をステンレス管とし、壁面内の管体の外周面
上の全周に管体周部からの漏水を防止するゴム止水板を
熱圧着するとともに、ゴム止水板の一端面又は両端面に
所定間隔で回転防止突起を突設し、壁面を構築するコン
クリートの型枠脱型時の管体の回転を防止する構成にし
てある。
作用 かかる構成によれば、コンクリートを用いて貯水槽の壁
面を成形する際に、ステンレス管で成る管体を前記壁面
の内外を貫通する部位に配置し、壁面内の管体の外周面
上の全周にゴム止水板を熱圧着した状態にセットして壁
面を成形することにより、ゴム止水板が貯水槽の壁面の
コンクリートと管体の間に介在して、壁面内に食い込ん
だ状態に固定されるので、壁面と管体間のシール性が高
められるという作用が得られる。従って長期間使用中に
貯水槽内に貯留された高圧水の圧力によってコンクリー
トの壁面と管体間に水分が浸入した場合にあっても、管
体とゴム止水板が熱圧着されているので、この水分がゴ
ム止水板によって停止されて、コンクリート壁面と管体
との間で水分が漏水することが完全に防止される。さら
に管体にステンレス管を使用しているので発錆現象もな
くなり、管体の強度を高く維持することが出来る。
さらにゴム止水板の一端面又は両端面の周囲には回転防
止突起を突設しているため、回転防止突起が管体の長さ
方向に張り出して、即ち壁面を構築するコンクリートの
型枠脱型時の管体の回転方向に直交する方向に張り出し
て壁面内に食い込んだ状態となっているため、壁面を構
築するコンクリートの型枠脱型時の管体の回転を防止す
ることができて、型枠脱型時の管体の壁面の密着度の低
下を防ぐことができる。
実施例 以下図面に基づいて、本考案にかかる貯水槽等における
配管構造の一実施例を説明する。
第1図は本考案を適用した水道管用貯水槽の一部分を示
す断面図であり、図中1は貯水槽を構成する壁面であ
り、コンクリート成形体が用いられる。尚、2aは水面
を示し、2bは地表面を示しており、本例の場合、地下
埋設タイプの貯水槽に本考案を用いた構造となってい
る。3は壁面1の所定部位に配設されて壁面1の内外を
貫通する管体としてのステンレス管(SUS304)で
あって、このステンレス管3を介して貯水槽から水を導
出し、もしく貯水槽へ水を導入するようにしてある。4
は貯水槽内に配置された水中管であり、フランジ5によ
り前記ステンレス管3の一端部に連結固定されている。
6は土中管であり、離脱防止金具7,7及びボルト、ナ
ット等の連結具8,8を用いて前記ステンレス管3の他
端部に連結固定されている。
更に上記貯水槽を構成する壁面1の内部で、かつ、ステ
ンレス管3の略中心部に位置する外周面上の全周に可撓
性部材で成るゴム止水板10が配設されている。そし
て、このゴム止水板10はコンクリートとの付着及び漏
水をよりなくする完璧な方法とし、ステンレス管3の全
周に3〜5cmの突起を持って熱圧着されたものである。
また、このゴム止水板10の一端面又は両端面の周囲に
は所定の間隔で(4ケ所)回転防止突起10aを突設し
ている(第4図参照)。この回転防止突起10aはステ
ンレス管3の長さ方向に張り出して、即ち壁面1を構築
するコンクリートの型枠脱型時のステンレス管3の回転
方向に直交した方向に張り出して壁面1内に食い込んだ
状態となっている。これはコンクリート硬化後の型枠脱
型時にステンレス管3にかなりの衝撃が加わる場合を想
定し、ステンレス管3の回転を防止することにより、ス
テンレス管3とコンクリートとの分離を防いで、型枠脱
型時のステンレス管と壁面1との密着度の低下を防ぐも
のである。この突起10aもゴム止水板10と同様の止
水ゴム部材であり、ゴム止水板10と一体に形成してい
る。
第2図は本考案にかかる貯水槽等における配管構造を貯
水槽の底面11近傍に配置した例を示すもので、その構
成は前記実施例と同一であって、かつ同一の符号を付し
て表示してある。
第3図は第2図の部分的拡大図であり、可撓性部材でな
るゴム止水板10はその内側面がステンレス管3に密着
固定されているとともに、ゴム止水板10の一端面又は
両端面には所定間隔でゴム止水板10と同様の止水ゴム
部材で形成された回転防止突起10aが突設されてい
る。この回転防止突起10aはゴム止水板10と一体に
形成している。
かかる構成によれば、貯水槽の壁面1を構築するコンク
リート打設時に所定部位に配置する管体としてのステン
レス管3の外周面上に前記ゴム止水板10を密着固定し
た状態にセットして壁面1を成形することにより、ゴム
止水板10が壁面1とステンレス管3の間に介在され、
壁面1とステンレス管3間のシール性が高められるとい
う作用が得られる。従って長期使用中に貯水槽内に貯留
された高圧水の圧力によって、矢印Aに示したようにコ
ンクリートの壁面1とステンレス管3間に水分が浸入し
た場合にあっても、この水分がゴム止水板10によって
遮断されて、コンクリート壁面1とステンレス管3との
間で水分が流出することが防止される。従って壁面1と
ステンレス管3間の密着不良に起因する漏水が防止され
る。さらに管体としてステンレス管3を使用しているた
め、発錆現象がなくなり、管体の強度を高く維持するこ
とが出来る。
さらにゴム止水板10の一端面又は両端面の周囲には回
転防止突起10aを突設しているため、回転防止突起1
0aが管体としてのステンレス管3の長さ方向に張り出
して、即ち壁面1を構築するコンクリートの型枠脱型時
のステンレス管3の回転方向に直交する方向に張り出し
て壁面内に食い込んだ状態となっているため、壁面を構
築するコンクリートの型枠脱型時の管体の回転を防止す
ることができて、型枠脱型時のステンレス管3の壁面の
密着度の低下を防ぐことができる。
考案の効果 以上詳細に説明した如く、本考案にかかる貯水槽等にお
ける配管構造によれば、以下に記す作用効果がえられ
る。即ちコンクリートを用いて貯水槽の壁面を成形する
際に、管体をステンレス管とし、壁面内の管体の外周面
上の全周に管体周部からの漏水を防止するゴム止水板を
熱圧着するとともに、ゴム止水板の一端面又は両端面に
所定間隔で回転防止突起を突設し、壁面を構築するコン
クリートの型枠脱型時の管体の回転を防止する構成とし
たので、壁面と管体間のシール性が高められるという効
果が得られる。従って長期使用中に貯水槽内に貯留され
た高圧水の圧力によってコンクリートの壁面と管体間に
水分が浸入した場合にあっても、この水分がゴム止水板
と突起によって遮断されて、コンクリート壁面と管体と
の間で水分が流出することを防止することが出来る。さ
らに管体をステンレス管としたため、管体の発錆現象が
なくなり、従って管体の強度を高く維持することが出来
るとともに、管体を水道管に使用した場合にあっても長
期使用中に発錆することがなくなり、特に水道用の貯水
槽に使用して衛生上好ましいという利点がある。
さらにゴム止水板の一端面又は両端面には回転防止突起
を突設しているため、回転防止突起が管体の長さ方向に
張り出して、即ち壁面を構築するコンクリートの型枠脱
型時の管体の回転方向に直交する方向に張り出して壁面
内に食い込んだ状態となっているため、壁面を構築する
コンクリートの型枠脱型時の管体の回転を防止すること
ができて、型枠脱型時の管体の壁面の密着度の低下を防
ぐことができる。また管体の表面にナイロンコート等を
施す必要がないので、製作が容易であり、貯水槽への組
付けも簡単であるという各種効果をもたらすことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる貯水槽等における配管構造の一
実施例を示す要部断面図、第2図は本考案の他の実施例
を示す要部断面図、第3図は第2図の部分的拡大図、第
4図は第3図のIV−IV断面図である。 1……壁面、3……ステンレス管 4……水中管、5……フランジ 6……土中管、7……離脱防止金具 8……連結具、10……ゴム止水板 10a……回転防止突起、11……底面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】貯水槽から水を導出もしくは貯水槽へ水を
    導入するために、貯水槽の壁面を構築するコンクリート
    打設時に所定部位に配置して、コンクリートの固化によ
    り壁面の内外を貫通する管体を配管する構造において、 上記貯水槽の壁面内部に位置する管体をステンレス管と
    し、壁面内の管体の外周面上の全周に管体周部からの漏
    水を防止するゴム止水板を熱圧着するとともに、ゴム止
    水板の一端面又は両端面に所定間隔で回転防止突起を突
    設し、壁面を構築するコンクリートの型枠脱型時の管体
    の回転を防止することを特徴とする貯水槽等における配
    管構造。
JP1988156182U 1988-11-30 1988-11-30 貯水槽等における配管構造 Expired - Lifetime JPH0619900Y2 (ja)

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JPH0276286U JPH0276286U (ja) 1990-06-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS51108122U (ja) * 1975-02-26 1976-08-30
JPS5342220U (ja) * 1976-09-17 1978-04-12

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