JP5756662B2 - 改修用二重ドレン及びそれを用いたルーフドレンの改修方法 - Google Patents
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Description
また、屋上、陸屋根(ろくやね)等の上面に設け、直接雨水を集める型式のものと、廊下、踊り場、バルコニー等の上面に設け、垂直に落下してきた雨水を集めて中継して竪樋に合流させる型式のものとがある。
また、補修・改修時に、最終的に屋上等の全面を塗膜防水加工等する場合には、ウレタン塗料等の塗膜防水材の塗布性や密着性等が良く、ルーフドレン周辺や更にその周囲からの漏水を防げる改修用二重ドレンを提供することにある。
本発明の改修用二重ドレンは、ルーフドレンの改修用に用いられるものである。「ルーフドレン」とは、屋上、陸屋根(ろくやね)、廊下、踊り場、バルコニー等(以下、「屋上等」と略記する)の建物平坦部に降った雨水等を集めて竪樋(たてとい)等に流すために、屋上等の建物平坦部に設けられているものである。
更に、耐候性トップコート又はモルタル・シンダーコンクリート保護層で、一体面を構成するように被覆することも好ましい。
図2は、本発明の改修用二重ドレン10の一例を示す斜視図である。図2(a)は、縦引き排水用のルーフドレンの補修に用いられる本発明の改修用二重ドレン10の一例であり、図2(b)は、横引き排水用のルーフドレンの補修に用いられる本発明の改修用二重ドレン10の一例である。
該中空管30の外径は、ルーフドレン41に差し込めるよう、基本的にはルーフドレン41の内径より小さければ特に限定はない。
該樹脂としては特に限定はないが、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル等が挙げられる。
図3は、本発明の改修用二重ドレンの板状構造体20の内部構造を示すものである。図3は、板状構造体20の一部分を示したものであり、板状構造体20の樹脂23を一部不記載にし、板状構造体20の内部の金属メッシュ22が見えるようにした模式的な斜視図である。該板状構造体20は、金属メッシュ22を該金属メッシュ22が露出しないように樹脂23で被覆してなるものである。
なお、金属メッシュ22が、ラス(lath)、中でもエクスパンドメタルの場合には、上記厚さは、ラス(lath)やエクスパンドメタルに、加工又は引き延ばす前の金属板の厚さではなく、加工又は引き延ばした後のラス(lath)やエクスパンドメタル自体の厚さである。
改修用二重ドレン10において、中空管30を板状構造体20に固定する方法は特に限定はなく、板状構造体20の略中央に穴21を開け、該穴21の周囲に中空管30を直接接着剤、ビス、ステンレスフープ等で固定してもよく、また該穴を開けた際に発生する板状構造体20の一部を穴21の下方に凸上に残し、それを中空間の内部に差し込んで固定してもよく、後述するT型カップリング31を用いて固定されていてもよく、中空管30と板状構造体20とが一体に形成されていてよい。
本発明の改修用二重ドレン10の接着については、改修現場で接着剤を塗布してもよいし、作業性向上の点から、上記板状構造体20の下面に、該板状構造体20をルーフドレン周辺42に接着させるための接着剤が塗布され、更にその表面が離型紙で保護されているものを使用してもよい。
本発明のルーフドレンの改修方法は、上記した本発明の改修用二重ドレン10の中空管30を改修すべきルーフドレンの内部に差し込んだ後、上記板状構造体20に外力を加えることによって、該板状構造体20をルーフドレン周辺42の形状に沿って塑性変形させることを特徴とする。
ルーフドレン周辺の上に、ストレーナ、融雪ドーム、飾り桝等がある場合は、それを一旦取り除いてから、本発明の改修用二重ドレン10の中空管30を改修すべきルーフドレンの内部に差し込むことは言うまでもない。
また、屋上、陸屋根(ろくやね)等の建物最上部に設けられた、そこに降った雨水等を直接集める型式のルーフドレンであっても、廊下、踊り場、バルコニー等の上面に設けられ、落下してきた雨水を竪樋等に中継して集める型式のルーフドレンであってもよい。
なお、横引き排水用のルーフドレン41を改修するための改修用二重ドレン10の場合は、該板状構造体20の上から、すなわち、屋上等50に対して横からも押し付けたり、叩いたりすることになる。
板状構造体20の下面に接着剤が事前に塗布され、更にその表面が離型紙で保護されている改修用二重ドレン10の場合は、改修現場において、該離型紙を剥離して、板状構造体20をルーフドレン周辺42やルーフドレン周辺の周囲52に貼り付ける。
すなわち、ルーフドレン周辺の周囲の上に、屋上等50の建物平坦部51の上に設けられる防水層と一体になった防水層を設けることが好ましい。
以下の改修用二重ドレンを用いて、屋上の隅に設けられたルーフドレン周辺の直径(図1におけるルーフドレン周辺の差渡し長さ(A))が約20cmのルーフドレン及びその周辺を改修した。改修したルーフドレンは、縦引き排水用のルーフドレンであった。
板状構造体の形状:厚さ2.1mm、一辺30cmの正方形
板状構造体内の金属メッシュ:アルミニウムのラス(lath)(エクスパンドメタル)
金属メッシュの厚さ:1.2mm
板状構造体の樹脂:シランモディファイドポリマーゴム
中空管:直径(外径)8.5cmのポリ塩化ビニル製伸縮フレキシブルホース
中空管の位置:板状構造体の中央
中空管の固定:T型カップリング使用
ルーフドレン周辺に設置されていたストレーナを取り外し、次いで、改修用二重ドレンの中空管をルーフドレンに差し込んだ後、板状構造体の上から外力を加えることによって、ルーフドレン周辺の下地の形状に沿って、板状構造体を塑性変形させ、ルーフドレン周辺及びその周囲の表面に板状構造体をフィットさせると共に接着剤で接着させた。
張り出し長さ(d)を有する「ルーフドレン周辺の周囲」の板状構造体の上には、プライマーを塗布し、ウレタン塗料を塗布して、ルーフドレン周辺の塗膜防水と一体化させ、更にトップコートで仕上げた。
20 板状構造体
21 穴
22 金属メッシュ
23 樹脂
30 中空管
31 T型カップリング
32 外周糊しろ
33 中空管接合部
41 ルーフドレン
42 ルーフドレン周辺
50 屋上等
51 建物平坦部
52 ルーフドレン周辺の周囲
A ルーフドレン周辺の差渡し長さ
d ルーフドレン周辺の周囲の張り出し長さ
Claims (10)
- 板状構造体の略中央部に開けられた穴の片面側に、改修すべきルーフドレンの内部に差し込める中空管が周接された改修用二重ドレンであって、
該板状構造体が、引き延ばした後の厚さが0.3mm〜1.5mmであるアルミニウムのエクスパンドメタルを該エクスパンドメタルが露出しないようにウレタンゴム又はシランモディファイドポリマーゴムで被覆してなる板状構造体であり、かつ、該中空管をルーフドレンに差し込んだ後、外力を加えることによってルーフドレン周辺の形状に沿って塑性変形する性質を有する、厚さ1.5mm以上2.5mm以下の板状構造体であることを特徴とする改修用二重ドレン。 - 上記ウレタンゴム又はシランモディファイドポリマーゴムが上記エクスパンドメタルの空隙部分にも入り込んで、空隙がないように一体となっている請求項1に記載の改修用二重ドレン。
- 上記板状構造体の大きさは、ルーフドレン周辺の周囲まで広がる大きさである請求項1又は請求項2に記載の改修用二重ドレン。
- 上記外力は、作業者が工具で板状構造体を押したり叩いたりする力である請求項1ないし請求項3の何れかの請求項に記載の改修用二重ドレン。
- 上記板状構造体の下面に、該板状構造体をルーフドレン周辺に接着させるための接着剤が塗布され、更にその表面が離型紙で保護されている請求項1ないし請求項4の何れかの請求項に記載の改修用二重ドレン。
- 上記中空管が伸縮性のあるフレキシブルホースである請求項1ないし請求項5のいずれかの請求項に記載の改修用二重ドレン。
- 請求項1ないし請求項6の何れかの請求項に記載の改修用二重ドレンの中空管を改修すべきルーフドレンの内部に差し込んだ後、上記板状構造体に外力を加えることによって、該板状構造体をルーフドレン周辺の形状に沿って塑性変形させることを特徴とするルーフドレンの改修方法。
- 上記外力は、作業者が工具で板状構造体を押したり叩いたりする力である請求項7に記載のルーフドレンの改修方法。
- 上記改修用二重ドレンの板状構造体の下面とルーフドレン周辺とを接着剤で接着する請求項7又は請求項8に記載のルーフドレンの改修方法。
- 請求項7ないし請求項9の何れかの請求項に記載のルーフドレンの改修方法において、該板状構造体をルーフドレンの周辺の形状に沿って塑性変形させた後に、ルーフドレン周辺の周囲の上に設けられた該板状構造体の上面に、更にその外側の建物平坦部の表面の上に形成する塗膜防水層と一体に塗膜防水層を形成することを特徴とする請求項7ないし請求項9の何れかの請求項に記載のルーフドレンの改修方法。
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