JPH0450748Y2 - - Google Patents

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JPH0450748Y2
JPH0450748Y2 JP9329088U JP9329088U JPH0450748Y2 JP H0450748 Y2 JPH0450748 Y2 JP H0450748Y2 JP 9329088 U JP9329088 U JP 9329088U JP 9329088 U JP9329088 U JP 9329088U JP H0450748 Y2 JPH0450748 Y2 JP H0450748Y2
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waterproof
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pipe
waterproofing
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、建造物の屋根等のドレーン集合部
における竪樋ドレーン回りにおける、ゴム状の弾
性高分子物質の遮蔽防水構造に関する建築防水用
ドレーンカバーに関するものである。
特に、ドレーン集合部における竪樋の設定され
ているドレーン回りを熱の不良導体にて遮蔽保護
すると共に、補修時には容易にルーフイングと一
体化され長期に欠陥の発生を抑制しうる安全性の
高い建築防水用ドレーンカバーの提供を目指した
ものである。
〔従来の技術〕
従来、建造物の屋根の防水工事は、屋根の鉄筋
コンクリートの基盤上において、非歩行屋根防水
工法と歩行屋根防水工法が行なわれているが、第
6図(図を省略し、2つの構成を左側と右側に図
示した)に示すように、歩行屋根防水工法の場合
の一例は、図の左側に示すとおり、基盤7上に防
水層9が設定され、該防水層9は、モルタルの押
え層10にて固定されてドレーン集合部DGを形
成している。非歩行屋根防水工法の場合の一例
は、図の右側に示すとおり、基盤7上に、モルタ
ル仕上層13を形成し、その仕上層13に屋根材
(ルーフイング)14を設定し、ドレーン集合部
DGの斜面に、屋根材のモルタルの押え層10を
形成するものであり、15は金属鋳物製の多数の
排水窓を有する重量キヤツプである。
すなわち、第6図は、従来例のドレーン集合部
の一例を断面にて示したもので、上記歩行屋根防
止工法と非歩行屋根防水工法の2工法を、図を省
略して、片側ずつ示したもので、左側は歩行屋根
防水工法の場合のドレーン集合部DGの片側を示
したもので、実際は右側も左側と同形状に設定さ
れるものである。右側は、非歩行屋根防水工法の
場合のドレーン集合部の片側を示したものであ
り、左側も右側と同形状に設定されるものであ
る。
上記のとおり、従来のドレーン集合部DGの構
成は、第6図のような構成を基準とした大同小異
の構造である。このドレーン集合部DGは、多数
の部材によつて設定されているため施工には細心
の注意が必要であり、従つて、漏水等の欠陥が多
発しやすい処である。
〔考案が解決しようとする課題〕
建造物の屋根等のドレーン集合部は、金属の竪
樋、アスフアルトやエラストマー、プラストマー
等の防水層、コンクリート層、モルタル層、取付
け金物類等の多くの端縁の集合部であり、防水施
工技術に細心の注意を払う必要があり、施工後の
接着不完全による剥離、温度変化の影響による亀
裂等の長期の安全性が充分保証される確率の点で
不安を伴うものである。また、冬期における氷結
などの変化による損傷等による欠陥の発生等、こ
のドレーン集合部は、多くの欠陥発生の要因を包
含しているものである。また、モルタル層の亀裂
等による漏水の補修および補修後の押えモルタル
に含まれる残留水分の逃げ道が必要である。因つ
て、これらの要因の発生を未然に防止すること及
び漏水時含まれた補修後の内部排水の生起に対す
る対応および、特に、補修時の屋根材(エラスト
マー)との良好な一体化を構成する必要がある。
従つて、ドレーン集合部の端縁集合部における欠
陥発生を未然に防止するため、特に、日光、風雨
にさらされない様に、温度影響の少ない材料に
て、遮蔽保護する構成であり、且つこの構成が補
修時の防水層と容易に水密性の得られる材料であ
る必要がある。
〔課題を解決するための手段〕
この考案の建築防水用ドレーンカバーは、従来
の欠陥発生の要因を解消し、長期の安全性を確立
するため、熱伝導率の低いゴム、エラストマー等
の弾性高分子物質にて、ドレーン集合部の各構成
材料の端縁集合部を、遮蔽保護する構成並びに補
修の容易な構成を考出したものである。
この遮蔽手段として、構成材料は、すべてゴ
ム、エラストマー等のゴム状の弾性高分子物質を
使用し、ドレーン集合部の竪樋の内径より小径の
外径を有するドレーンパイプの挿入によつて、二
重ドレーン路を形成するようにして、内部の排水
と外部の排水との二重排水構造を構成するもので
ある。
すなわち、この小径のドレーンパイプの一方端
に、弾性高分子物質の柔軟な遮蔽用プレートを一
体に接合した防水パネルを構成するものである。
該遮蔽用プレートは、ドレーン集合部の上部の側
周面にてモルタルの押え層および/または補修用
防水層に接着剤にて接着し固定されるものであ
る。
また、上記防水パネル上には、このパネルのド
レーンパイプ内に嵌合する、嵌合支持パイプ上に
多数の排水窓を有する円筒状の排水部を形成した
弾性高分子物質系ドレーンキヤツプを設定し、防
水パネルの遮蔽用プレートにて、ドレーン集合部
を遮蔽保護するように設定するものである。ま
た、補修の場合は、補修用防水層を弾性高分子物
質からなる遮蔽用プレートと接合して良好な水密
性を確保する。
使用される材質は、ブチルゴム、エチレン・プ
ロピレン・ジエンモノマー、弗素系エラストマ
ー、シリコーンゴム、等の各種のゴム、エラスト
マー等のゴム状の弾性高分子物質から用途に応じ
て適宜に選定される。
〔作用〕
上記のように構成された建築防水用ドレーンカ
バーは、ゴム、エラストマー等の熱の不良導体か
ら構成された防水パネルによつて、ドレーン集合
部が遮蔽保護されているため、構成部材間の端縁
集合部が、加熱、凍結等の作用に露出されること
がないため、変動要因の生起が抑制され、長期に
安定した構成が得られる。また、ドレーンキヤツ
プは、その嵌合支持パイプを、防水パネルのドレ
ーンパイプに嵌合されているため、軽量であつて
且つ風に吹き飛ばされるおそれはなく、柔軟な遮
蔽用プレートを損傷するおそれがない。また、従
来の屋根防水構造を補正する場合には、防水パネ
ルの遮蔽用プレートは、柔軟な弾性高分子物質の
ため、極めて沿接性にすぐれ、容易に水密状態が
得られ、また、ドレーン集合部の周側斜面のモル
タル層や補修用防水層等の構成部材とは、接着剤
にて強力に接着することができ、充分な水密性が
得られ、良好な防水作用が得られる。
〔実施例〕
次に、実施例の図面に基づいて、この考案の構
成を詳細に説明する。
第1図は、この考案の防水パネルの一例を示す
断面図であり、第2図は、同平面図である。
図において、WPは、ゴム状のドレーンパイプ
に、柔軟な弾性高分子物質の遮蔽用プレートを一
体化した防水パネルで、本例はブチルゴムを使用
したものである。1はドレーンパイプ、2は遮蔽
用プレート、3は必要に応じて補強する同系の補
強シートである。
本例の遮蔽用プレートは、一例として、1.2mm
厚×縦400mm×横400mmに形成したものであるが、
厚みは用途に応じて適宜な厚みのシートが使用さ
れ、形状も円形のもの又は設定場所によつて適切
な任意形状と任意の大きさが使用されうるもので
ある。
第3図は、防水パネルとドレーンキヤツプとの
嵌合状態を示す拡大断面図である。
図において、DCはゴム、エラストマー等のゴ
ム状弾性高分子物質の円筒状のドレーンキヤツプ
で、防水パネルWPに固定する嵌合支持パイプ4
と、防水パネルWP上に露出される円筒状の排水
部5からなるもので、円筒状の排水部5には、周
囲に多数の排水窓6を形成するものである。
第4図は、この考案の建築防水用ドレーンカバ
ーを、ドレーン集合部上に設定した一例を示す断
面図である。
図において、鉄筋コンクリートで構成された屋
根の構成基盤7に竪樋8を埋設してドレーン路が
形成されている。9は防水層で、10はモルタル
仕上げによる防水層9の押え層である。従来、こ
の様な防水構成によつて、ドレーン集合部DGが
形成されているものである。この様なドレーン集
合部DG上に、この考案の建築防水用ドレーンカ
バーを設定するものである。
すなわち、前記第1図の防水パネルWPのドレ
ーンパイプ1を竪樋8に、二重ドレーン路を形成
するように挿入設定し、遮蔽用プレート2を、押
え層10等のドレーン集合部DGの側周面にて押
え層10の斜面に接着し被覆固定する。この固定
された防水パネルWP上には、ドレーンキヤツプ
DCが嵌合される。この嵌合は、防水パネルWP
のドレーンパイプ1内に、ドレーンキヤツプDC
の嵌合支持パイプ4を嵌合して設定される。この
ドレーンキヤツプDCは、嵌合支持パイプ4上に
多数の排水窓6を有する円筒状の排水部5が形成
されているものである。このドレーンキヤツプ
DCの設定によつて、異物の浸入を防止する。な
お、被覆固定された遮蔽用プレート2の外側を無
機質その他の保護仕上げ材11にて被覆すること
が好ましい。
第5図は、この考案の建築防水用ドレーンカバ
ーを使用した補修防水の一例を示す断面図であ
る。これは、モルタル等の押え層10に亀裂が発
生し漏水を生起した場合、補修手段として、押え
層10の全面上に補修用防水シート等の補修用防
水層12を設定した場合の一例である。この防水
用ドレーンカバーの防水パネルWPの遮蔽用プレ
ート2は、ドレーン集合部DGの側周面の斜面に
容易に沿接することができ、上記の補修用防水層
12と強力に接着することが出来、良好な水密性
を構成しているものである。もち論、防水パネル
WP上には、第4図同様、ドレーンキヤツプDC
が設定される。なお、必要に応じて、遮蔽用プレ
ート2に接着された補修用防水層12の外側は、
保護仕上げ材11にて被覆することが好ましい。
〔考案の効果〕
この考案の建築防水用ドレーンカバーは、前記
作用項のような作用機能を有するため、設定が極
めて容易で且つ長期に良好な防水効果が保証され
る。また、従来の防水施設の補修の場合も、軽量
で取扱いが容易であり、沿接性並びにすぐれた接
着性が得られるため、短時間に良好な防水性が設
定される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の建築防水用ドレーンカバ
ーの防水パネルの一例を示す断面図、第2図は、
同平面図、第3図は、この考案の防水パネルとド
レーンキヤツプとの嵌合状態を示す拡大断面図、
第4図は、この考案の建築防水用ドレーンカバー
を、ドレーン集合部上に設定した一例を示す断面
図、第5図は、この考案の建築防水用ドレーンカ
バーを使用した補修防水の一例を示す断面図、第
6図は、従来の屋根の防水工事のドレーン集合部
の一例を示す防水2工法の断面図である。 DG……ドレーン集合部、WP……防水パネル、
DC……ドレーンキヤツプ、1……ドレーンパイ
プ、2……遮蔽用プレート、4……嵌合支持パイ
プ、5……排水部、6……排水窓、10……押え
層、11……保護仕上げ材、12……補修用防水
層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 建造物の屋根等のドレーン集合部における竪樋
    の上方部において、ゴム状の弾性高分子物質から
    形成されるドレーンパイプに、同系の弾性高分子
    物質の柔軟な遮蔽用プレートを一体に接合した防
    水パネルを、そのドレーンパイプの外径を、上記
    竪樋の内径より小径とし、竪樋に挿入して二重ド
    レーン路形成状態に設定し、遮蔽用プレートを、
    ドレーン集合部の側周面にて、モルタルの押え層
    および/または補修用防水層に接着剤にて接着固
    定し、その防水パネル上には、ゴム状の弾性高分
    子物質からなる、嵌合支持パイプと多数の排水窓
    を有する円筒状の排水部とからなる円筒状のドレ
    ーンキヤツプの嵌合支持パイプを、上記の防水パ
    ネルのドレーンパイプに嵌合固定した建築防水用
    ドレーンカバー。
JP9329088U 1988-07-13 1988-07-13 Expired JPH0450748Y2 (ja)

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JPH0724583Y2 (ja) * 1990-12-18 1995-06-05 アスモ株式会社 リザーブタンク
JPH083556Y2 (ja) * 1991-10-15 1996-01-31 西武機材株式会社 排水器
JP5756662B2 (ja) * 2011-03-24 2015-07-29 株式会社秀カンパニー 改修用二重ドレン及びそれを用いたルーフドレンの改修方法

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JPH0218024U (ja) 1990-02-06

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