JPH0424025Y2 - - Google Patents

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JPH0424025Y2
JPH0424025Y2 JP15072087U JP15072087U JPH0424025Y2 JP H0424025 Y2 JPH0424025 Y2 JP H0424025Y2 JP 15072087 U JP15072087 U JP 15072087U JP 15072087 U JP15072087 U JP 15072087U JP H0424025 Y2 JPH0424025 Y2 JP H0424025Y2
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JP
Japan
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waterproof sheet
draining member
wall
draining
caulking
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JP15072087U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案はバルコニーや屋根などと連続した外
壁や手摺等の防水構造に関し、特に水切り装置の
改良に関するものである。
[従来の技術] 一般に、例えば第3図に示すような家屋の外壁
1の外方に突出して設けられたバルコニー2やバ
ルコニー2の先端部に立設された手摺壁3の雨仕
舞等や手摺壁3の内壁等の造作等の施工において
は、バルコニー2の床上に防水シート4を敷設す
るとともに、手摺壁3の前面に石綿板等の壁材5
を取り付け、この壁材5の表面に防水シート6を
介装してサイデイングボード7などを取り付ける
内壁等の造作が行なわれる。
そしてこれらの施工においては、上記内壁造作
部分とバルコニー2から立ち上がり部にかけての
防水シート4の立上げ部との境目部分の雨仕舞と
して一つの水切り部材8を取り付けた収まりが通
常行なわれている。
ところで、上記のように従来のバルコニー2部
分における手摺壁3等の雨仕舞においては、上記
境目部分に一つの水切り部材しか用いないため、
先ずバルコニー2の床側から防水シート4を敷設
し、順次立ち上がり部、次いで手摺壁3の内壁造
作等へという施工順が採られている。
[考案が解決しようとする問題点] ところが、上記従来の施工順序では先ずバルコ
ニー2の床上への防水シート4の敷設を行い、そ
の後この敷設された防水シート4の上で手摺壁3
等の内壁造作等を行うことになる。
そのため、敷設した防水シート4の上に脚立な
どを置いて作業をすることにより、防水シート4
に穴が明くなどして防水シート4を傷付けるとい
う問題があつた。
また、その傷付き状態が肉眼等で認識できるも
のであれば事前に修理するなどすることができる
が、穴などが肉眼で認識できない程微細なもので
ある場合、施工完了後にこのような微細な穴から
雨漏れを生じ、その原因究明や修理に手間取ると
いう問題があつた。
しかも、上記のような微細な穴などの傷の発見
はなかなか困難であるとともに、そのような微細
な穴からも雨漏れは確実に生じるものである。
この考案は上記事情に鑑みてなされたもので、
バルコニー床上の防水シートの敷設を手摺壁等の
内壁造作後に行えるようにして防水シートを傷付
けるなどすることのない水切り装置を提供するも
のである。
[問題点を解決するための手段] この考案に係る水切り装置は、バルコニーや壁
面等の表面を被覆する防水シートの立上げ部を押
さえる押さえ部及びこの押さえ部からの雨水など
の吹きあげを防止するコーキング溜め及びこのコ
ーキング溜め上部に設けられた差し込み部を有す
る第1水切り部材と、前記第1水切り部材の差し
込み部を被覆する被覆部及びこの被覆部の上部に
設けられた取付部とを有する第2水切り部材とか
らなる構成としたものである。
[実施例] 以下、この考案に係る水切り装置の実施例につ
いて図面を参照しながら説明する。第1図はこの
実施例に係る水切り装置を手摺壁に応用した場合
を示す断面図である。図中符号9は家屋の外壁1
0から突出して設けられたバルコニー、符号11
は前記バルコニー9の先端に立設された手摺壁で
ある。
前記手摺壁11の内面側には野縁12を介して
石綿板などの壁材13が取り付けられている。
また、外壁10の表面から前記バルコニー9の
床面及び壁材13の下方部にかけて塩化ビニール
系の防水シート14が張設されている。
また、前記防水シート14が貼られたバルコニ
ー9の先端近傍から前記壁材13の中位置部分に
沿つて露出防水シート15が増貼されている。
前記露出防水シート15の立上げ部先端には第
1水切り部材16が壁材13を介してねじ17に
より野縁12に取り付けられており、前記露出防
水シート15の立上げ部先端は前記第1水切り部
材16の押さえ部18で押さえられている。
前記第1水切り部材16はアルミ板からなり、
防水シート等を押さえる押さえ部18と、この押
さえ部18の上部で外方へ突出して内部にコーキ
ング材19を充填したコーキング溜め20と、こ
のコーキング溜め20の上方に設けられた差し込
み部21とからなるものである。
また、前記差し込み部21は、前記第1水切り
部材16の上方で壁材13の表面に取り付けられ
た第2水切り部材22の被覆部23の内面側に差
し込まれ、この被覆部23で被覆されるとともに
差し込み部21は被覆部23の先端により付勢押
圧されて取り付けられている。
前記第2水切り部材22はアルミ板からなり、
前記被覆部23と、前記被覆部23の上方に設け
られて壁材13に取り付けられる取付部24とか
らなつている。
そして、前記取付部24はねじ25により前記
壁材13に取り付けられている。
また、前記壁材13の表面上方には、第2水切
り部材22の上面から前記壁材13の上端部にか
けて防水シート26が張設されている。
また、上記のように第2水切り部材22、防水
シート26が取り付けられた壁材13の前面に
は、前記第2水切り部材22の取付位置から上方
にかけた部分にサイデイングボード27が取り付
けられている。
次に、上記実施例の水切り装置の取り付け施工
方法について説明する。先ず手摺壁11の前面に
取り付けられた壁材13の中位置上方表面にねじ
25により第2水切り部材22を取り付ける。
次いで、前記第2水切り部材22及びこの第2
水切り部材22から上方の壁材13の表面にかけ
て防水シート26を張設する。
更に、前記第2水切り部材22の取付位置から
上方の壁材13の前面にサイデイングボード27
を取り付ける。
上記のようにして、先ず第2水切り部材22の
取付位置から上方部分における手摺壁11の内壁
の造作を行う。
次いで、外壁10の表面からバルコニー9の床
面及び壁材13の表面の下方にかけて防水シート
14を張設する。
更に、前記防水シート14を張設したバルコニ
ー9の先端近傍から壁材13の中位置近くにかけ
て露出防水シート15を増貼する。
次いで、前記露出防水シート15の壁材13側
の立上げ部を第1水切り部材16の押さえ部18
で押さえるとともに、差し込み部21を前記第2
水切り部材22の被覆部23の内面側に差し込
み、ねじ17により第1水切り部材16を壁材1
3に取り付ける。この場合、第1水切り部材16
に設けられたコーキング溜め20にはコーキング
材19が充填されている。
上記実施例の水切り装置は第1水切り部材16
と第2水切り部材22とから構成されているた
め、先ず第2水切り部材22等を用いて手摺壁1
1の中位置部分から上方の雨仕舞や内壁側の造作
を行い、しかる後にバルコニー9の床上などに防
水シート14等の張設を行うことができる。
上記のように、バルコニー9部分の防水シート
14の張設作業が内壁の造作後に行えるので、従
来のように内壁の造作作業によりバルコニー9部
分の防水シート14を傷付けたりすることがなく
なる。
その結果、防水シート14の傷付きによる施工
後の雨漏りや、またその修理などのための手間が
かかることがなくなり、完璧な施工工事が行え
る。
また、第1水切り部材16にコーキング溜め2
0を設け、コーキング材19を充填するようにし
たので、押さえ部18からの雨水等の吹きあげを
防止することができ、防水シート14と壁材13
との間に雨水等が侵入することはない。
また、第2水切り部材22部分においては被覆
部23の内面側に第1水切り部材16の差し込み
部21を差し込むようにするとともに差し込み部
21は被覆部23の先端で付勢押圧されているの
で、この個所から雨水等が吹きあげることはな
い。
また、第2水切り部材22部分から上方には防
水シート26が張設されているので、取付部24
部分から雨水等が侵入することはない。
なお、第2水切り部材22の被覆部23の内面
側に間隙22aを設けこの間隙22aにコーキン
グ材を充填するようにすると、被覆部23の下方
からの雨水侵入防止等が更に図れる。
また、第2図に示すように第2水切り部材22
の被覆部23の先端部に突片23aを設け、この
突片23aの内面側にコーキング溜め28を形成
し、このコーキング溜め28にコーキング材29
を充填するようにすると更に雨水侵入防止の完全
性が図られる。
また、上記実施例における第1及び第2水切り
部材16,22の材質はアルミ板に限られるもの
ではなく、ステンレス板あるいは合成樹脂板など
であつてもよい。
また、上記実施例においてはバルコニー9部分
の防水手段として防水シート14を用いたが、防
水シート14シートに限られずアスフアルトなど
の防水層を用いる場合にもこの考案の水切り装置
は適用できるものである。
また、この考案の水切り装置はバルコニーのみ
ならず、下屋と接合する外壁部分や屋上お手摺
壁、パラペツトなどにも適用できるものである。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案に係る水切り装
置は第1水切り部材と第2水切り部材とからなる
構成としたので、壁面等の造作後にバルコニー等
の防水シート等の張設作業を行うことができる。
その結果、防水シート等を傷付けることがな
く、施工完了後の防水シート等の傷付きによる雨
漏れなどがなく、施工完了後の面倒な修理作業も
不要となる。
また、第1水切り部材にバルコニー等の表面を
被覆する防水シートの上端部を押さえる押さえ部
を設けるとともに、この押さえ部の上方にコーキ
ング溜めを設けたので、このコーキング溜めにコ
ーキング材を充填することにより吹きあげによる
雨水等の侵入を確実に防止することができる。
また、コーキング溜め上部に設けた差し込み部
を第2水切り部材の被覆部に差し込むことにより
第1水切り部材と第2水切り部材との接合部分に
おける壁面等への雨水等の侵入を防止することが
できる。
上記のように水切り装置を第1及び第2水切り
部材の二つの部材から構成しても、この構成によ
り雨漏れなどが生じるということはなく確実に雨
水侵入防止が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例に係る水切り装置を
手摺壁に応用した場合を示す断面図、第2図は上
記実施例の変形例を示す図、第3図は従来例を示
す断面図である。 9……バルコニー、14……防水シート、16
……第1水切り部材、18……押さえ部、20…
…コーキング溜め、21……差し込み部、22…
…第2水切り部材、23……被覆部、24……取
付部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. バルコニーや壁面等の表面を被覆する防水シー
    トの立上げ部を押さえる押さえ部及びこの押さえ
    部からの水吹きあげを防止するコーキング溜め及
    びこのコーキング溜め上部に設けられた差し込み
    部を有する第1水切り部材と、前記第1水切り部
    材の差し込み部を被覆する被覆部及びこの被覆部
    の上部に設けられた取付部とを有する第2水切り
    部材とからなることを特徴とする水切り装置。
JP15072087U 1987-10-01 1987-10-01 Expired JPH0424025Y2 (ja)

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JP15072087U JPH0424025Y2 (ja) 1987-10-01 1987-10-01

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JP15072087U JPH0424025Y2 (ja) 1987-10-01 1987-10-01

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JPS6457233U JPS6457233U (ja) 1989-04-10
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JP2738752B2 (ja) * 1989-09-20 1998-04-08 積水化学工業株式会社 外壁パネルのシール構造

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JPS6457233U (ja) 1989-04-10

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