JPH0724583Y2 - リザーブタンク - Google Patents

リザーブタンク

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Publication number
JPH0724583Y2
JPH0724583Y2 JP1990400925U JP40092590U JPH0724583Y2 JP H0724583 Y2 JPH0724583 Y2 JP H0724583Y2 JP 1990400925 U JP1990400925 U JP 1990400925U JP 40092590 U JP40092590 U JP 40092590U JP H0724583 Y2 JPH0724583 Y2 JP H0724583Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
opening
protrusion
reserve tank
tank
tank body
Prior art date
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Application number
JP1990400925U
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English (en)
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JPH0489825U (ja
Inventor
一弘 森
敦 神谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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Publication date
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はエンジン冷却水等の液を
収容するリザーブタンクに係り、特に詳しくは、収容さ
れた液がオーバーフローした際にこれを放出可能なドレ
ン機構を有するリザーブタンクに関する。
【0002】
【従来の技術】エンジン冷却水等の液を収容すると共
に、収容された液がオーバーフローした際にこれを放出
可能なドレン機構を有するリザーブタンクが知られてい
る。
【0003】この種のリザーブタンクでは、ゴムホース
あるいはグロメツト等をタンクキヤツプに一体的に取り
付けたり、タンク本体に形成された孔に嵌合させて固定
していた。
【0004】しかしながら、このような構造では、ゴム
ホースあるいはグロメツト等の組付作業が煩雑で多くの
組付工程を必要とし、また、ゴムホースやグロメツト自
体も比較的高価であるため、コスト高であった。また、
このようにしてタンク本体に取り付けられたゴムホース
やグロメツトは、タンク本体から大きく突出するため作
業者が引っ掛けやすく、ゴムホース等の脱落や円滑な整
備作業等を阻害する原因にもなっていた。
【0005】そこで、このような欠点を解消するため
に、ドレン孔を有した突起をタンク本体に形成したリザ
ーブタンクが提案されている(実開平2−107723
号公報)。このリザーブタンクでは、前記突起を車両ボ
デー(ボデーインナパネル)に穿設された貫通孔に嵌入
させて固定し、オーバーフローの際には液は突起のドレ
ン孔を介して車両ボデーインナパネルとアウタパネルと
の間に放出される構成である。したがって、このリザー
ブタンクでは、タンク本体に取り付けられたゴムホース
等がタンク本体から大きく突出することが無く、作業者
が引っ掛けて脱落したり円滑な整備作業等を阻害するこ
とが無い。また、オーバーフローした液がエンジンルー
ム内に吹き出したり人体にかかることもない。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記リ
ザーブタンクでは、タンクを取り付ける位置が大きく制
約される欠点があった。すなわち、前記リザーブタンク
では、突起を嵌入し固定するためのボデーインナパネル
が不可欠であるため必然的にタンクの取付位置が制約さ
れ、さらに、近年の車両エンジンルーム内は極めて多数
の部品が複雑に入り組んで配置されているため常にリザ
ーブタンクを最適な位置に配置できるとは限らない。こ
のように、前記リザーブタンクでは、取付位置に大きな
制約を受け、タンク取付位置の選択の自由度が極めて小
さい欠点があった。
【0007】本考案は上記事実を考慮し、低コストで組
付性に優れかつ取付位置の選択の自由度も大きくなるリ
ザーブタンクを得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案に係るリザーブタ
ンクは、液を収容するタンク本体と、前記タンク本体の
側壁上部に形成され、前記タンク本体の内部と外部とを
連通する第1の開口部と、前記第1の開口部を囲繞して
前記タンク本体の側壁から外方へ一体的に突出した突出
部と、前記突出部の下面壁に形成され前記突出部内と外
部とを連通する第2の開口部と、前記第1の開口部に対
向して前記突出部に形成された第3の開口部と、前記突
出部に弾性係合する舌片状の腕部を有し、前記腕部の前
記突出部への弾性係合により前記第3の開口部を閉鎖す
るキャップと、を備えたことを特徴としている。
【0009】
【作用】上記構成のリザーブタンクでは、タンク本体に
一体に形成された突出部にキャップが弾性係合されて第
3の開口部が閉鎖されることによりタンク本体と外部と
の連通を下方に設定し、かつタンク本体は第1の開口部
と第2の開口部を介して外部下方に連通される。タンク
本体内に収容された液がオーバーフローする際には、第
1の開口部を介してタンク本体内部から突出部内へ流出
し、さらに、突出部内から第2の開口部を介して外部下
方へ流出される。
【0010】この場合、第2の開口部は突出部の下面壁
に形成されているため、第2の開口部から流出する液は
下方へそのまま落下し、飛散したり人体にかかることが
ない。また、ドレン用のゴムホース等が不要であるた
め、作業者が引っ掛けて脱落したり円滑な整備作業等を
阻害することが無い。さらに、取り付けるための他の部
品の制約を受けないため、リザーブタンクを最適な位置
に配置でき、タンク取付位置の選択の自由度が大きく向
上する。
【0011】このように、低コストで組付性に優れかつ
取付位置の選択の自由度も大きくなる。
【0012】
【実施例】図3には本考案の実施例に係るリザーブタン
ク10の全体斜視図が示されている。
【0013】リザーブタンク10は、樹脂製で、略箱形
の下本体10Aと、この下本体10Aの上部から上方へ
向かって一体的に形成された略円筒形の上本体10Bか
ら構成されており、上本体10Bの上端部にはキヤツプ
12が取り付けられている。このリザーブタンク10
は、図4に示す如く、車両14のエンジンルーム16内
に配置されており、ラジエータ用の冷却水を下本体10
A及び上本体10B内に収容できる。
【0014】キヤツプ12の下方近傍の上本体10Bに
はドレン部20が設けられている。ここで、図1にはド
レン部20の斜視図が示されており、図2にはドレン部
20の断面図が示されている。
【0015】ドレン部20では、上本体10Bの側壁に
第1の開口部としての開口部22が穿設されており、さ
らに開口部22の外方にはこの開口部22を被覆する状
態で突出部24が一体的に形成されている。突出部24
は、上本体10Bの側壁から外方へ突出して箱型に形成
されている。このため、上本体10Bの内部は開口部2
2を介して突出部24内と連通されており、上本体10
B内に収容された冷却液は開口部22を介して上本体1
0B内から突出部24内へ流出可能である。突出部24
の開口部22に対向する側壁は開口して形成されてお
り、開口部26となっている。
【0016】一方、突出部24の下面壁には、第2の開
口部としての開口部28が形成されている。すなわち、
この開口部28と開口部22とは略直交し合う相対位置
関係となっており、突出部24の内部は開口部28を介
して外部と連通されている。したがって、開口部22を
介して上本体10B内から突出部24内へ流出した冷却
水は、突出部24からさらに開口部28を介して外部へ
流出可能である。
【0017】突出部24の開口部26にはキヤツプ30
が嵌まり込んでいる。キヤツプ30も樹脂製で開口部2
6に対応した形状に形成されており、さらに、左右側端
部からは互いに平行に腕部32、34が延出されると共
に、上端部からは腕部32、34と同方向へ腕部36が
延出されている。各腕部32、34、36の先端には爪
38、40、42が形成されており、これらの爪38、
40、42が上本体10Bの開口部22の周縁部分に弾
性係合することによりキヤツプ30が開口部26を遮蔽
した状態で突出部24に固定される構成である。このキ
ヤツプ30は、突出部24内へ流出した冷却水が飛散す
ることなく開口部28のみを介して下方へ放出させる役
目を有している。
【0018】開口部22の直下の上本体10Bの側壁に
は、突起44が開口部28に対応して外方へ突出して一
体的に形成されている。突起44は、断面楔形で楔の先
端が上を向く状態で形成されている。このため、開口部
28を介して突出部24から外部へ放出される冷却水
は、この突起44に案内されて落下放出方向が若干傾斜
され、上本体10Bの側壁に付着することなく落下する
ようになっている。
【0019】次に本実施例の作用を説明する。上記構成
のリザーブタンク10では、下本体10A及び上本体1
0B内に収容された冷却水が沸騰しオーバーフローする
際には、開口部22を介して上本体10B内部から突出
部24内へ流出し、さらに、突出部24内から開口部2
8を介して外部へ放出される。
【0020】この場合、開口部28は突出部24の下面
壁に形成されているため、開口部28から流出される冷
却水は下方へそのまま落下し、飛散したり人体にかかる
ことがない。また、開口部22の直下には突起44が開
口部28に対応して形成されており、開口部28から放
出される冷却水を若干傾斜させて案内するため、開口部
28から落下される冷却水が上本体10Bの側壁に付着
することもない。
【0021】さらに、リザーブタンク10では、ドレン
用のゴムホース等が不要であるため、作業者が引っ掛け
て脱落したり円滑な整備作業等を阻害することが無い。
また、リザーブタンク10を取り付けるための他の部品
の制約を受けないため、リザーブタンク10をエンジン
ルーム16内の最適な位置に配置でき、タンク取付位置
の選択の自由度が大きく向上する。
【0022】このように、低コストで組付性に優れかつ
取付位置の選択の自由度も大きくなる。
【0023】なお、本実施例においては、開口部22を
被覆する突出部24を箱型に形成する構成としたが、こ
れに限らず、他の形状、例えば円筒形に形成してもよ
い。
【0024】
【考案の効果】以上説明した如く本考案に係るリザーブ
タンクは、低コストで組付性に優れかつ取付位置の選択
の自由度も大きくなる優れた効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るリザーブタンクのドレン
部の斜視図である。
【図2】リザーブタンクのドレン部の断面図である。
【図3】リザーブタンクの全体斜視図である。
【図4】リザーブタンクの配置状態を示す車両の斜視図
である。
【符号の説明】
10 リザーブタンク 10A 下本体 10B 上本体 20 ドレン部 22 開口部(第1の開口部) 24 突出部 28 開口部(第2の開口部) 30 キヤツプ 44 突起

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液を収容するタンク本体(10A、10
    B)と、前記タンク本体(10A、10B)の側壁上部
    に形成され、前記タンク本体(10A、10B)の内部
    と外部とを連通する第1の開口部(22)と、前記第1
    の開口部(22)を囲繞して前記タンク本体(10A、
    10B)の側壁から外方へ一体的に突出した突出部(2
    4)と、前記突出部(24)の下面壁に形成され前記突
    出部(24)と外部とを連通する第2の開口部(2
    8)と、前記第1の開口部(22)に対向して前記突出
    部(24)に形成された第3の開口部(26)と、 前記
    突出部(24)に弾性係合する舌片状の腕部(32、3
    4、36)を有し、前記腕部(32、34、36)の前
    記突出部(24)への弾性係合により前記第3の開口部
    (26)を閉鎖するキャップ(30)と、を備えたこと
    を特徴とするリザーブタンク。
JP1990400925U 1990-12-18 1990-12-18 リザーブタンク Expired - Lifetime JPH0724583Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990400925U JPH0724583Y2 (ja) 1990-12-18 1990-12-18 リザーブタンク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990400925U JPH0724583Y2 (ja) 1990-12-18 1990-12-18 リザーブタンク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0489825U JPH0489825U (ja) 1992-08-05
JPH0724583Y2 true JPH0724583Y2 (ja) 1995-06-05

Family

ID=31879100

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990400925U Expired - Lifetime JPH0724583Y2 (ja) 1990-12-18 1990-12-18 リザーブタンク

Country Status (1)

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JP (1) JPH0724583Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0450748Y2 (ja) * 1988-07-13 1992-11-30
JPH02107723U (ja) * 1989-02-14 1990-08-28

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0489825U (ja) 1992-08-05

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