JP2003047125A - 防水ボックスの排水構造 - Google Patents

防水ボックスの排水構造

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JP2003047125A JP2001231075A JP2001231075A JP2003047125A JP 2003047125 A JP2003047125 A JP 2003047125A JP 2001231075 A JP2001231075 A JP 2001231075A JP 2001231075 A JP2001231075 A JP 2001231075A JP 2003047125 A JP2003047125 A JP 2003047125A
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drain
waterproof box
tube
drainage
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Hitoshi Hirasawa
均 平沢
Hidetoshi Sato
秀俊 佐藤
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部の水を排出すると共に外部から水が浸入
するのを防止することができる防水ボックスの排水構造
を提供する。 【解決手段】 防水ボックス1の排水口5に、排水口5
より重力方向下方に位置され、重力方向上方に曲る曲部
10を有すると共に圧力がかかると可撓するフレキシブ
ルチューブ9を取り付ける。フレキシブルチューブ9
は、ほぼS字形状又はほぼJ字形状に湾曲しているもの
が好ましい。排水口5は、防水ボックス1より重力方向
下方に円筒状に延出した排水溝壁6により形成され、こ
の排水溝壁6内の流路7が屈曲されていることが好まし
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部の水を排出す
ると共に外部から水が浸入するのを防止する防水ボック
スの排水構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等には、車両のワイヤハーネスの
接続処理用の部品や、ヒューズ、リレー、電子制御ユニ
ット等の電気部品を収容するために、ジャンクションボ
ックス、ヒューズボックス、リレーボックス等の電気接
続箱が用いられている。電気接続箱は、車種によりいろ
いろなものが用いられているが、エンジンルームや車体
の下方側部に配置されているため、雨天走行時や洗車時
に内部に水が浸入すると、回路等の部品が短絡したり、
リーク電流が流れる虞があるので、防水ボックスとして
形成され、例えば、各種電気部品等が合成樹脂製の箱状
の防水ボックス内に収容されている。
【0003】防水ボックスは、ボックス本体とカバーと
からなり、ボックス本体とカバーとの間等には防水構造
が施されている。また、完全な防水構造とすることは難
しく、ボックス本体内に水が浸入することもあり得ると
共に、ボックス本体内で結露が生じ、水滴がたまる場合
もあり得る。このため、ボックス本体(電気接続箱)に
は、内部の水を排水する排水構造がいくつか提案されて
おり、例えば実開昭63−172215号公報に開示さ
れたものが知られている。
【0004】この電気接続箱は、図10及び図11に示
すように、容器本体30の底部のコネクタカバー31に
排水孔32を設け、この排水孔32の周囲に外部に突出
する排水孔壁33を設け、排水孔壁33を前端部から後
端部にかけて徐々に低くしたものである。排水孔32の
上側には反射板34が設けられ、反射板34とコネクタ
カバー31との隙間は水滴より小さくなっている。この
電気接続箱35では、例えば雨天時に車両が前方に走行
すると、排水孔壁33の前端部に空気及び水滴が当た
り、電気接続箱35内に水滴が浸入するのを防止でき
る。また、排水孔壁33の後方には、空気の流れによっ
て負圧が生じ、この負圧により電気接続箱35内の水滴
が吸い出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
電気接続箱(防水ボックス)の排水構造では、例えば高
圧洗車や高速道路の雨天走行時などでは、排水孔壁の後
方又は下方から排水孔目掛けて水がかかることがあり、
その場合、水が排水孔から内部に浸入することがあり得
る。そこで、本発明は、このような実状に鑑みなされた
ものであり、その目的は、内部の水を排出すると共に外
部から水が浸入するのを防止することができる防水ボッ
クスの排水構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の防水ボックスの排水構造は、防水ボックス
の排水口に、排水口より重力方向下方に位置され、重力
方向上方に曲る曲部を有すると共に圧力がかかると可撓
するフレキシブルチューブを取り付けたものである(請
求項1)。
【0007】このように構成することで、防水ボックス
内の水は排水口からフレキシブルチューブを介して外部
に排出される。そのフレキシブルチューブに例えば洗車
時に水がかかる(ぶつかる)と、その圧力によりフレキ
シブルチューブが変形してつぶれたり、曲ったりし、チ
ューブ内に水が入り難くなっていると共に、水がフレキ
シブルチューブ内に入ったとしても、チューブは曲部を
有するので、水がチューブ内を逆流して防水ボックス内
に浸入することが防止される。したがって、内部の水を
排出すると共に外部から水が浸入するのを防止すること
ができる。
【0008】前記フレキシブルチューブが、ほぼS字形
状又はほぼJ字形状に湾曲していることが好ましい(請
求項2)。このように、フレキシブルチューブがほぼS
字形状又はほぼJ字形状に湾曲していることで、チュー
ブがほぼ180°に曲っている曲部があるので、チュー
ブ内を水が逆流して防水ボックス内に浸入することが一
層防止されることになる。
【0009】また、本発明の防水ボックスの排水構造
は、防水ボックスの排水口に、排水口より重力方向下方
に位置されると共に開口部が重力方向下方に向けて配置
され、かつ、水に浸漬しても形状が維持されるドレイン
チューブを取り付け、該ドレインチューブの開口端部の
一部に、その開口部を覆い、排水口からの水を開口部と
の隙間から排出させると共に、外部から圧力が掛かると
開口部の端部と密着して開口部を閉塞するベラを取り付
けたものである(請求項3)。
【0010】このように構成することで、防水ボックス
内の水は排水口からドレインチューブを介して外部に排
出される。そのドレインチューブに水がかかったり、防
水ボックスが水中に浸漬したりすると、水圧によりベラ
がチューブの開口部の端部と密着して開口部が閉塞され
るので、ドレインチューブ内への水の浸入が防止され
る。したがって、内部の水を排出すると共に外部から水
が浸入するのを防止することができる。
【0011】また、本発明の防水ボックスの排水構造
は、防水ボックスの排水口に、排水口より重力方向下方
に位置され、排水口からの水をその水圧により排出する
と共に外部から圧力が掛かると閉塞するスリットが先端
部に設けられたドレインチューブを取り付けたものであ
る(請求項4)。
【0012】このように構成することで、防水ボックス
内の水は排水口からドレインチューブを介して外部に排
出される。そのドレインチューブに水がかかったり、防
水ボックスが水中に浸漬したりすると、水圧によりスリ
ットが閉塞してドレインチューブ内への水の浸入が防止
される。したがって、内部の水を排出すると共に外部か
ら水が浸入するのを防止することができる。
【0013】前記排水口が、前記防水ボックスより重力
方向下方に円筒状に延出した排水溝壁により形成され、
この排水溝壁内の流路が屈曲されていることが好ましい
(請求項5)。このように構成することで、例えば洗車
時等に高圧水がチューブ内に入って排水溝壁内に流入し
たとしても、排水溝壁内の流路が屈曲されているので、
ボックス内に水が流入し難くなっており、より一層外部
からの水の浸入を防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳述する。図1は本発明の防水ボックス
の排水構造の第1の例を示す図である。図1において、
1は防水ボックスを示し、この防水ボックス1は電気接
続箱として最適なもので、例えば電気接続箱として用い
る場合には、車両のワイヤハーネスの接続処理用の部品
や、ヒューズ、リレー、電子制御ユニット等の電気部品
等を収容するものである。
【0015】防水ボックス1は、射出成形等により成形
された例えば合成樹脂製の箱状のボックス本体2とカバ
ー3とからなる。防水ボックス1は、ボックス本体2の
開口部にカバー3を被せ、ボックス本体2とカバー3と
を弾性的に係合させてロックすることにより、ボックス
本体2とカバー3とが密閉される。ボックス本体2の一
側面には、ボックス本体2内の電気部品に接続するワイ
ヤハーネス等の電線(図示せず)を導く装着部(図示せ
ず)が形成され、この装着部にワイヤハーネス等の電線
を保護するグロメットが嵌着される。
【0016】ボックス本体2の底壁4の底面最下端部に
は、本体2内の水を排水する排水口5が設けられてい
る。排水口5は、底壁4より重力方向下方に円筒状に延
出した排水溝壁6により形成されていることが好まし
い。排水溝壁6の内部は、どのような構造に形成しても
よいが、排水溝壁6内の流路7が屈曲されていることが
好ましい。具体的には例えば、図1及び図2に示すよう
に、排水溝壁6の内部は、排水溝壁6の長手方向に沿っ
て延在する流路7の途中を2箇所でほぼ90°に屈曲さ
せ、底壁4側の開口部と延出端側の開口部とが同軸では
なくずれた位置に中心が位置されるように形成される。
【0017】排水溝壁6の下端開口部外周には、径方向
外方に延出する突部8が周設され、この突部8を有する
排水溝壁6すなわち排水口5にフレキシブルチューブ9
が取り付けられており、フレキシブルチューブ9が抜け
難くなっていると共に、突部8の開口部側がフレキシブ
ルチューブ9が取り付け易いように漸次傾斜されてい
る。
【0018】フレキシブルチューブ9は、圧力がかかる
と容易に可撓する可撓部材(例えば軟質ゴム、エラスト
マ等)により成形され、前記排水口5に取り付けたと
き、排水口5から抜け難い径に形成することが好まし
い。フレキシブルチューブ9は、防水ボックス1の底壁
4より重力方向下方に位置するようにし、ただ単に排水
口5に取り付けて排水口5から垂下するようにしてもよ
いし、フレキシブルチューブ9の途中をボックス本体2
の底壁に吊り下げ支持するようにしてもよい。
【0019】フレキシブルチューブ9には、重力方向上
方に曲る曲部10が設けられており、チューブ内を水が
逆流しないようになっている。曲部10は、どのように
形成してもよいが、重力方向下方から上方に向ってほぼ
180°に曲るように形成することが好ましい。フレキ
シブルチューブ9としては、具体的には例えば、図1に
示しようにほぼS字形状又は、図3に示すようにほぼJ
字形状に湾曲したチューブ等が用いられる。フレキシブ
ルチューブ9の長さは長いほど好ましいが、他の部位に
影響がない長さがよい。
【0020】また、フレキシブルチューブ9としては、
例えば、ほぼS字形状のチューブを用いた場合には、図
4に示すように、チューブの先端部をホースのように長
くして、先端開口部を水のかからない部位に配置するよ
うにしてもよい。
【0021】さて、防水ボックス1内の水は、図1に示
すように、排水口5からフレキシブルチューブ9を介し
て外部に排出される。フレキシブルチューブ9に、例え
ば洗車や雨天走行時などに水がかかる(ぶつかる)とそ
の圧力によりフレキシブルチューブ9が変形してつぶれ
たり、水がかかる方向とは反対方向に曲ったりする。こ
のため、フレキシブルチューブ9内に水が入って、チュ
ーブ内を逆流して防水ボックス1内に浸入することが防
止される。特に水の圧力が高ければ高いほどフレキシブ
ルチューブ9の変形、曲り等が大きくなるので、防水ボ
ックス1内に水が一層浸入し難い。また、フレキシブル
チューブ9の長さが長ければ長いほどチューブ内を通っ
て防水ボックス1内に水が浸入し難くなる。
【0022】また、水が開口部からフレキシブルチュー
ブ9内に逆流しても、重力方向上方に曲る曲部10を有
するので、水が防水ボックス1内に浸入することが防止
される。すなわち、フレキシブルチューブ9に曲部10
が形成されていると、フレキシブルチューブ9内を逆流
する水の圧力が曲部10を通ることによって弱くなり、
流れ難くなると共に、その曲10部内にチュ−ブを閉塞
するように水が溜まっていると、一層そこで水の圧力が
弱くなり、防水ボックス1内への水の浸入が防止され
る。
【0023】したがって、本発明の防水ボックス1は、
排水口5に曲部10を有するフレキシブルチューブ9を
取り付けたので、防水ボックス1内の水を排出すると共
に排水口5からの水の浸入を防止することができる。
【0024】また、フレキシブルチューブ9が、ほぼS
字形状又はほぼJ字形状に湾曲していることで、曲部が
ほぼ180°に曲っているので、チューブ内を水が逆流
して防水ボックス1内に浸入することが一層防止される
ことになる。
【0025】また、排水口5が、ボックス本体2の底壁
4より重力方向下方に円筒状に延出した排水溝壁6によ
り形成され、この排水溝壁6内の流路7が図1及び図2
に示すように屈曲されていると、フレキシブルチューブ
9を逆流して排水口5に水がきたとしても、排水溝壁6
内の流路7が屈曲されているので、防水ボックス1内に
水が流入し難くなっており、より一層外部からの水の浸
入を防止することができる。
【0026】また、フレキシブルチューブ9の先端部
を、例えば図4に示すように、ホースのように長くし
て、先端開口部を水のかからない部位に配置するように
すれば、より一層確実に排水口5から防水ボックス1に
水が浸入することが防止される。
【0027】図5は本発明の防水ボックスの排水構造の
第2の例を示す図である。この第2の防水ボックスの排
水構造と前記第1の防水ボックスの排水構造との異なる
ところは、防水ボックス1の排水口5にドレインチュー
ブ11を取り付けた点である。前記第1の防水ボックス
の排水構造と同一部分には同一の符号を付し、その説明
を省略する。
【0028】防水ボックス1の排水口5には、図5及び
図6に示すように、排水口5から重力方向下方に沿って
ドレインチューブ11が取り付けられている。ドレイン
チューブ11は、水に浸漬しても形状が維持されるよう
に成形され、排水口5に取り付けたとき、排水口5から
抜け難い径に形成することが好ましい。ドレインチュー
ブ11の先端(下端)開口部の一部にはベラ12が取り
付けられている。
【0029】ベラ12は、ドレインチューブ11の先端
開口部より大きい、例えばほぼ円形状に形成され、この
ベラ12の周縁部の一部が、ドレインチューブ11の先
端開口部の一部にベラ12により開口部を覆うように一
体的に取り付けられている。ベラ12の取付及び厚さ
は、ドレインチューブ11の先端開口部との間に隙間が
形成され、この隙間から防水ボックス1の水が排出され
ると共に、ベラ12に水がかかったり、ドレインチュー
ブ11が水に浸漬したりして外部から圧力がかかると、
ドレインチューブ11の先端開口部の端部とベラ12の
表面(上面)とが密着して開口部が閉塞されるように形
成するようにする。
【0030】また、防水ボックス1の排水口5が、図7
に示すよう、底壁4に直接穿設されている場合には、ド
レインチューブ11の後端部(上端部)は、その排水口
5に嵌合してドレインチューブ11と底壁4との間から
水が浸入しないように形成するようにする。具体的には
例えば、ドレインチューブ11の後端部の外周に、その
周方向に沿って凹部13を形成し、この凹部13内に排
水口5を形成する底壁4の開口端部を嵌合させることに
より、排水口5にドレインチューブ11を取り付けるよ
うにしてもよい。
【0031】また、ドレインチューブ11の前方(下
方)に、前記ベラ12の代わりに、図8及び図9に示す
ように、スリット14を形成してもよい。スリット14
は、排水口5からの水をその水圧により排出すると共に
外部から圧力が掛かると閉塞するものであり、具体的に
は例えば、ドレインチューブ11の下方が、先端部にい
くに連れて縮径されて、先端部が閉塞するように形成さ
れ、この先端部に、チューブの長手方向に沿って径方向
に延在するスリット14が設けられている。スリット1
4を形成する2つの壁部(ドレインチューブ11のスリ
ット14の両側の下端部)が第1ベラ15と第2ベラ1
6として形成される。これら第1、第2ベラ15、16
の大きさ及び厚さは、図9に示すように、排水口5から
の水がその水圧によりスリット14から排出されると共
に、第1、第2ベラ15、16の両方又は一方に水がか
かったり、ドレインチューブ11が水に浸漬したりして
外部から圧力がかかると、第1、第2ベラ15、16が
押圧されて第1、第2ベラ15、16が密着しスリット
14が閉塞されるように形成するようにする。
【0032】このように構成しても、防水ボックス1内
の水を排出すると共に排水口5からの水の浸入を防止す
ることができる。すなわち、防水ボックス1内の水は、
排水口5からドレインチューブ11を介して外部に排出
される。ドレインチューブ11の先端部のベラ12に、
例えば洗車や雨天走行時などに水がかかる(ぶつかる)
とその圧力によりベラ12がドレインチューブ11の開
口端部に押し付けられてベラ12の表面とドレインチュ
ーブ11の開口端部とが密着し開口部が閉塞される。ま
た、スリット14を有する場合には、ドレインチューブ
11の先端部の第1ベラ15と第2ベラ16の一方又は
両方に水がかかると、第1、第2ベラ15、16が押圧
されて第1、第2ベラ15、16が密着しスリット14
が閉塞される。これにより、ドレインチューブ11内に
水が入って、チューブ内を逆流して防水ボックス1内に
浸入することが防止される。特に水の圧力が高ければ高
いほどベラ12、第1、第2ベラ15、16の押圧力が
ますので、防水ボックス1内に水が一層浸入し難い。
【0033】したがって、本発明の防水ボックス1は、
排水口5にベラ12又はスリット14を有するドレイン
チューブ11を取り付けたので、防水ボックス1内の水
を排出すると共に排水口5からの水の浸入を防止するこ
とができる。
【0034】また、排水口5が、ボックス本体2の底壁
4より重力方向下方に円筒状に延出した排水溝壁6によ
り形成され、この排水溝壁6内の流路7が屈曲されてい
ると、フレキシブルチューブ9を逆流して排水口5に水
がきたとしても、排水溝壁6内の流路7が屈曲されてい
るので、防水ボックス1内に水が流入し難くなってお
り、より一層外部からの水の浸入を防止することができ
る。
【0035】
【発明の効果】以上要するに請求項1に記載の発明によ
れば、防水ボックスの排水口にフレキシブルチューブを
取り付けることにより、水がフレキシブルチューブ内を
逆流して防水ボックス内に浸入することが防止されるの
で、内部の水を排出すると共に外部からの水の浸入を防
止することができる。
【0036】請求項2に記載の発明によれば、フレキシ
ブルチューブ内を水が逆流して防水ボックス内に浸入す
ることが一層防止されることになる。
【0037】請求項3及び4に記載の発明によれば、内
部の水を排出すると共に外部から水が浸入するのを防止
することができる。
【0038】請求項5に記載の発明によれば、防水ボッ
クス内に水が流入し難くなっており、より一層外部から
の水の浸入を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防水ボックスの排水構造の第1の例を
示す断面図である。
【図2】図1中の要部を拡大した図である。
【図3】本発明のフレキシブルチューブの他の例を示し
た図である。
【図4】本発明のフレキシブルチューブの他の例を示し
た図である。
【図5】本発明の防水ボックスの排水構造の第2の例を
示す図で、その(a)は断面図、(b)は(a)中のB
−B線矢視断面図である。
【図6】本発明のドレインチューブの一例を示す図であ
る。
【図7】本発明のドレインチューブの取付状態の他の例
を示す断面図である。
【図8】本発明のドレインチューブの第2の例を示す図
で、その(a)は正面図、(b)は断面図、(c)は
(a)中のC−C線矢視断面図、(d)は(a)中のD
−D線矢視図である。
【図9】本発明の第2のドレインチューブが水を排出す
る状態を示す断面図である。
【図10】従来の電気接続箱の排水構造を示す斜視図で
ある。
【図11】図10に示す電気接続箱を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 防水ボックス 5 排水口 6 排水溝壁 7 流路 9 フレキシブルチューブ 10 曲部 11 ドレインチューブ 12 ベラ 14 スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4E360 AB31 EA03 EA21 GA29 GB91 GC08 5G361 AA06 AC13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防水ボックスの排水口に、排水口より重
    力方向下方に位置され、重力方向上方に曲る曲部を有す
    ると共に圧力がかかると可撓するフレキシブルチューブ
    を取り付けたことを特徴とする防水ボックスの排水構
    造。
  2. 【請求項2】 前記フレキシブルチューブが、ほぼS字
    形状又はほぼJ字形状に湾曲している請求項1に記載の
    防水ボックスの排水構造。
  3. 【請求項3】 防水ボックスの排水口に、排水口より重
    力方向下方に位置されると共に開口部が重力方向下方に
    向けて配置され、かつ、水に浸漬しても形状が維持され
    るドレインチューブを取り付け、該ドレインチューブの
    開口端部の一部に、その開口部を覆い、排水口からの水
    を開口部との隙間から排出させると共に、外部から圧力
    が掛かると開口部の端部と密着して開口部を閉塞するベ
    ラを取り付けたことを特徴とする防水ボックスの排水構
    造。
  4. 【請求項4】 防水ボックスの排水口に、排水口より重
    力方向下方に位置され、排水口からの水をその水圧によ
    り排出すると共に外部から圧力が掛かると閉塞するスリ
    ットが先端部に設けられたドレインチューブを取り付け
    たことを特徴とする防水ボックスの排水構造。
  5. 【請求項5】 前記排水口が、前記防水ボックスより重
    力方向下方に円筒状に延出した排水溝壁により形成さ
    れ、この排水溝壁内の流路が屈曲されている請求項1乃
    至4のいずれか1項に記載の防水ボックスの排水構造。
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