JP2521980B2 - 人体局部洗浄装置のケ―シング - Google Patents
人体局部洗浄装置のケ―シングInfo
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- JP2521980B2 JP2521980B2 JP62243440A JP24344087A JP2521980B2 JP 2521980 B2 JP2521980 B2 JP 2521980B2 JP 62243440 A JP62243440 A JP 62243440A JP 24344087 A JP24344087 A JP 24344087A JP 2521980 B2 JP2521980 B2 JP 2521980B2
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- Japan
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- plate portion
- water
- casing
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- Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は人体局部洗浄装置のケーシングの改良に関す
る。本発明は、例えば、温水で局部を洗浄する機能をも
ち人体局部洗浄装置の温水タンクを内蔵するケーシング
に利用することができる。
る。本発明は、例えば、温水で局部を洗浄する機能をも
ち人体局部洗浄装置の温水タンクを内蔵するケーシング
に利用することができる。
(従来の技術) 従来より、例えば、温水で局部を洗浄する機能をもつ
人体局部洗浄装置では、洗浄用の温水を貯溜した温水タ
ンクをケーシングに配置したものがある。この種のケー
シングでは、特開昭59−102031号公報に開示されている
ように、便器のケーシング取付面に設置される底板部
と、底板部に固定され下面が開口するケーシング本体と
で構成されているものが知られている。
人体局部洗浄装置では、洗浄用の温水を貯溜した温水タ
ンクをケーシングに配置したものがある。この種のケー
シングでは、特開昭59−102031号公報に開示されている
ように、便器のケーシング取付面に設置される底板部
と、底板部に固定され下面が開口するケーシング本体と
で構成されているものが知られている。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、上記したケーシングでは、温水タンクが配
置されているため、季節によっては、トイレ室内の大気
中の温度とケーシング内部の温度との温度差が大きくな
る。また、トイレ室内はその特有環境から湿気が多いの
で、ケーシング本体を形成する側壁部内外に水滴が結露
する場合がある。特に室内気温が低い冬場においてはケ
ーシング内は温水タンク等の暖温部で暖められており、
使用時の温水洗浄による蒸気がケーシング内にこもりや
すいので、ケーシング内部に水滴が結露することがあ
る。このケーシング本体の内部で結露した水滴は、量が
増したり外部から振動が加わる等すると、ケーシング本
体の側壁部の内面を流下する。そして、水滴は、ケーシ
ング本体と底板部との合せ部からケーシング外に漏れ、
便器の壁を流下し、その結果、便器を据付けている床面
が濡れるという問題があった。
置されているため、季節によっては、トイレ室内の大気
中の温度とケーシング内部の温度との温度差が大きくな
る。また、トイレ室内はその特有環境から湿気が多いの
で、ケーシング本体を形成する側壁部内外に水滴が結露
する場合がある。特に室内気温が低い冬場においてはケ
ーシング内は温水タンク等の暖温部で暖められており、
使用時の温水洗浄による蒸気がケーシング内にこもりや
すいので、ケーシング内部に水滴が結露することがあ
る。このケーシング本体の内部で結露した水滴は、量が
増したり外部から振動が加わる等すると、ケーシング本
体の側壁部の内面を流下する。そして、水滴は、ケーシ
ング本体と底板部との合せ部からケーシング外に漏れ、
便器の壁を流下し、その結果、便器を据付けている床面
が濡れるという問題があった。
本発明は上記した実情に鑑みなされたものであり、そ
の目的は、結露した水滴を便器等の水溜部の内に確実に
排出することにより、便器等を据付けている床面が濡れ
るという問題を改善する人体局部洗浄装置のケーシング
を提供するにある。
の目的は、結露した水滴を便器等の水溜部の内に確実に
排出することにより、便器等を据付けている床面が濡れ
るという問題を改善する人体局部洗浄装置のケーシング
を提供するにある。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明にかかる人体局部洗浄装置のケーシングは、便
器等取付面に設置される底板部と、内部又は外部に暖温
部が配置され底板部との接合部で開口する開口部をもち
底板部の上方に固定されるケーシング本体とで構成さ
れ、 底板部は、その上面の少なくとも一部は下降傾斜して
おり、その下端部に便器等の水溜部内に臨むドレイン孔
をもち、ケーシング本体および底板部の少なくとも一方
は、ケーシング本体内で結露した水滴を底板部の上面に
案内する水滴案内部をもつことを特徴とするものであ
る。
器等取付面に設置される底板部と、内部又は外部に暖温
部が配置され底板部との接合部で開口する開口部をもち
底板部の上方に固定されるケーシング本体とで構成さ
れ、 底板部は、その上面の少なくとも一部は下降傾斜して
おり、その下端部に便器等の水溜部内に臨むドレイン孔
をもち、ケーシング本体および底板部の少なくとも一方
は、ケーシング本体内で結露した水滴を底板部の上面に
案内する水滴案内部をもつことを特徴とするものであ
る。
底板部は人体局部洗浄装置の取付面に設置される。設
置するにあたっては、ボルト、ナットなどの公知の固定
手段を使用できる。ケーシング本体の内部又は外部には
暖温部が配置される。代表的な暖温部としては、温水タ
ンク、温風ファン、ヒータ、または温水タンクに連通す
る温水路、温風ファンで生成された温風が流れる温風路
等がある。
置するにあたっては、ボルト、ナットなどの公知の固定
手段を使用できる。ケーシング本体の内部又は外部には
暖温部が配置される。代表的な暖温部としては、温水タ
ンク、温風ファン、ヒータ、または温水タンクに連通す
る温水路、温風ファンで生成された温風が流れる温風路
等がある。
ケーシング本体は底板部の上に固定される。そのため
ケーシング本体の下面は開口している。
ケーシング本体の下面は開口している。
底板部の上面の少なくとも一部は下降傾斜している。
下降傾斜の度合は適宜設定されるが、通常、底板部を設
置するケーシング取付面に対して例えば3〜8度とする
ことができる。この場合、底板部の一端部に向けて下降
傾斜し、その最下部である一端部にドレイン孔が形成さ
れていてもよい。また、底板部の上面を、底板部の中央
部または中央寄りの部位に向けてすりばち状に下降傾斜
させ、その最下部にドレイン孔が形成されていてもよ
い。この場合、底板部の上面の全体が下降傾斜する構造
でもよく、あるいは、底板部の上面の一部のみを下降傾
斜する構造でもよい。例えば、底板部の上面の一部に有
底の溝を形成し、その溝の底面を下降傾斜させ、その最
下部にドレイン孔を形成する構造としてもよい。下降傾
斜面は、通常、直線状に下降傾斜していてもよいし、場
合によっては円弧状に下降傾斜していてもよい。ドレイ
ン孔の大きさ、数、形状は適宜選択される。例えば、ド
レイン孔は微小孔とすることができ、ドレイン孔の数は
1個、ドレイン孔の形状は、円形、楕円形、長円形、ス
リットとすることができる。ドレイン孔は便器等の内に
臨む。
下降傾斜の度合は適宜設定されるが、通常、底板部を設
置するケーシング取付面に対して例えば3〜8度とする
ことができる。この場合、底板部の一端部に向けて下降
傾斜し、その最下部である一端部にドレイン孔が形成さ
れていてもよい。また、底板部の上面を、底板部の中央
部または中央寄りの部位に向けてすりばち状に下降傾斜
させ、その最下部にドレイン孔が形成されていてもよ
い。この場合、底板部の上面の全体が下降傾斜する構造
でもよく、あるいは、底板部の上面の一部のみを下降傾
斜する構造でもよい。例えば、底板部の上面の一部に有
底の溝を形成し、その溝の底面を下降傾斜させ、その最
下部にドレイン孔を形成する構造としてもよい。下降傾
斜面は、通常、直線状に下降傾斜していてもよいし、場
合によっては円弧状に下降傾斜していてもよい。ドレイ
ン孔の大きさ、数、形状は適宜選択される。例えば、ド
レイン孔は微小孔とすることができ、ドレイン孔の数は
1個、ドレイン孔の形状は、円形、楕円形、長円形、ス
リットとすることができる。ドレイン孔は便器等の内に
臨む。
水滴案内部は水滴を底板部の上面の下降傾斜部分に案
内するものである。水滴案内部は、ケーシング本体及び
底板部の少なくとも一方に配設されている。通常、水滴
案内部は、ケーシング本体の側壁部の内面側に配設され
ている。水滴案内部は、ケーシング本体の側壁部の内面
に一体的に形成された突部、リップ部で形成することが
できる。この場合、水滴案内部は、水滴案内機能の他
に、ケーシング本体の側壁部を補強して側壁部の剛性を
確保する機能をもつリブ状とすることもできる。なお、
特殊な例では、底板部の下降傾斜部分の表面あるいは水
滴案内部の表面に、撥水処理層を形成しておくこともで
きる。このようにすれば、水滴が撥水されるので、水滴
を案内、流下するに有利である。
内するものである。水滴案内部は、ケーシング本体及び
底板部の少なくとも一方に配設されている。通常、水滴
案内部は、ケーシング本体の側壁部の内面側に配設され
ている。水滴案内部は、ケーシング本体の側壁部の内面
に一体的に形成された突部、リップ部で形成することが
できる。この場合、水滴案内部は、水滴案内機能の他
に、ケーシング本体の側壁部を補強して側壁部の剛性を
確保する機能をもつリブ状とすることもできる。なお、
特殊な例では、底板部の下降傾斜部分の表面あるいは水
滴案内部の表面に、撥水処理層を形成しておくこともで
きる。このようにすれば、水滴が撥水されるので、水滴
を案内、流下するに有利である。
(作用) ケーシング内で結露が生じたときには、結露した水滴
は、ケーシング本体の側壁部の内面を流下し、水滴案内
部で底板部の上面の下降傾斜部分に案内される。更に、
その水滴は、底板部の下降傾斜する部分にそって流下
し、そして、ドレイン孔から便器等の水溜部内に排出さ
れる。
は、ケーシング本体の側壁部の内面を流下し、水滴案内
部で底板部の上面の下降傾斜部分に案内される。更に、
その水滴は、底板部の下降傾斜する部分にそって流下
し、そして、ドレイン孔から便器等の水溜部内に排出さ
れる。
(実施例) 以下、本発明にかかるケーシングの一実施例について
第1図〜第4図を参照して説明する。第1図は人体局部
洗浄装置全体の斜視図であり、第2図は要部を破断して
示す人体局部洗浄装置の平面図、第3図は第2図のIII
−III線にそう断面図、第4図は第2図のIV−IV線にそ
う断面図である。
第1図〜第4図を参照して説明する。第1図は人体局部
洗浄装置全体の斜視図であり、第2図は要部を破断して
示す人体局部洗浄装置の平面図、第3図は第2図のIII
−III線にそう断面図、第4図は第2図のIV−IV線にそ
う断面図である。
本実施例にかかるケーシングは、第3図および第4図
に示すように、便器1のケーシング取付面2の上側に設
置される底板部3と、下面が開口する開口部をもつケー
シング本体4とで構成されている。底板部3は、第3図
に示すように底部5と、底部5の周囲を形成する立壁部
6と、空間部7を形成した立壁部8とをもつ。
に示すように、便器1のケーシング取付面2の上側に設
置される底板部3と、下面が開口する開口部をもつケー
シング本体4とで構成されている。底板部3は、第3図
に示すように底部5と、底部5の周囲を形成する立壁部
6と、空間部7を形成した立壁部8とをもつ。
ケーシング本体4は、回りを形成する側壁部10と、側
壁部10と一体的な天井壁部11とで形成されている。第2
図に示すようにケーシング本体4の内部には、暖温部と
しての温水タンク13および温風ファン14が配設されてい
る。温水タンク13の温水はノズル15から噴出され、人体
の局部を洗浄する。温風ファン14の温風は、ダクト部16
を流れて吹出し口17から吹出され、洗浄後の人体の局部
を乾燥させる。ノズル15付近は第4図に示されている。
第4図に示すように、ケーシング本体4内の温水タンク
13にノズル15が突出自在に配設されている。ここで、図
略のポンプ又は水道水圧の作用により温水の圧力がノズ
ル15の後端部15a及びバルブ32に作用すると、ノズル15
は温水タンク13から突出し、先端の噴出孔15bから温水
が噴出する。ポンプが停止すると、ノズル15の後端部15
a及びバルブ32に作用する圧力が小さくなるか無くなる
ので、バルブ32はバネ33の弾発力で戻され、水路を遮断
し、バネ18の弾発力でノズル15は元の位置に戻る。
壁部10と一体的な天井壁部11とで形成されている。第2
図に示すようにケーシング本体4の内部には、暖温部と
しての温水タンク13および温風ファン14が配設されてい
る。温水タンク13の温水はノズル15から噴出され、人体
の局部を洗浄する。温風ファン14の温風は、ダクト部16
を流れて吹出し口17から吹出され、洗浄後の人体の局部
を乾燥させる。ノズル15付近は第4図に示されている。
第4図に示すように、ケーシング本体4内の温水タンク
13にノズル15が突出自在に配設されている。ここで、図
略のポンプ又は水道水圧の作用により温水の圧力がノズ
ル15の後端部15a及びバルブ32に作用すると、ノズル15
は温水タンク13から突出し、先端の噴出孔15bから温水
が噴出する。ポンプが停止すると、ノズル15の後端部15
a及びバルブ32に作用する圧力が小さくなるか無くなる
ので、バルブ32はバネ33の弾発力で戻され、水路を遮断
し、バネ18の弾発力でノズル15は元の位置に戻る。
本実施例では第3図および第4図に示すように、ケー
シング本体4を形成する側壁部10の内面側には、水滴案
内部としての水切りリブ20が形成されている。水切りリ
ブ20は下方が鋭角の形状をしている。また、底板部3の
立壁部6の上端部には水滴案内部としての傾斜部21が形
成されている。ここで、水切りリブ20の先端20aは、傾
斜部21の上端部21bよりも内側に位置している。
シング本体4を形成する側壁部10の内面側には、水滴案
内部としての水切りリブ20が形成されている。水切りリ
ブ20は下方が鋭角の形状をしている。また、底板部3の
立壁部6の上端部には水滴案内部としての傾斜部21が形
成されている。ここで、水切りリブ20の先端20aは、傾
斜部21の上端部21bよりも内側に位置している。
底板部3の底部5の上面には、前部あるいは本体中央
部に向かうにつれて下降傾斜している傾斜面22が形成さ
れている。傾斜面22は、便器1のケーシング取付面2に
対して角度θで傾斜している。角度θは3〜8度であ
る。傾斜面22の最下端部にドレイン孔23が形成されてい
る。ドレイン孔23は便器1の水溜部としての便鉢1a内に
臨んでいる。なお、底板部3はP.P樹脂で作製され、ケ
ーシング本体4はABS樹脂で作製されている。
部に向かうにつれて下降傾斜している傾斜面22が形成さ
れている。傾斜面22は、便器1のケーシング取付面2に
対して角度θで傾斜している。角度θは3〜8度であ
る。傾斜面22の最下端部にドレイン孔23が形成されてい
る。ドレイン孔23は便器1の水溜部としての便鉢1a内に
臨んでいる。なお、底板部3はP.P樹脂で作製され、ケ
ーシング本体4はABS樹脂で作製されている。
ところで、温水タンク13の熱、温風ファン14による熱
によって外気とケーシング本体4の内部との温度差が大
きくなり、ケーシング本体4内で結露が生じる場合があ
る。この場合には、結露した水滴は、ケーシング本体4
の側壁部10の内面にそって流下する。流下した水滴は、
ケーシング本体4の後部側では水切りルブ20できられ、
さらに底板部3の傾斜部21で底板部3の後側の傾斜面22
に案内される。ケーシング本体4の前部側では、水滴は
水切りリブ20できられ、底板部3の前側の傾斜面22に案
内される。したがって、水滴は、底板部3の角度θ下降
傾斜している傾斜面22にそってドレイン孔23に流下し、
さらに水滴はドレイン孔23を通り便器1の便鉢1a内に排
出される。そのため、従来とは異なり、底板部3とケー
シング本体4との合わせ部に水滴が侵入せず、故に、便
器1を据付けている床面が濡れる問題を改善することが
できる。さらに、ケーシング4体内で結露した水滴は、
ドレイン孔23から排出されるので、ケーシング本体4内
の脱湿にも有利である。従って、ケーシング本体4内に
取付けられる集積回路などの電気部品の劣化防止、長寿
命化を図り得、ケーシング本体4内に取付けられる金属
部品の発錆を抑えるのに有利である。
によって外気とケーシング本体4の内部との温度差が大
きくなり、ケーシング本体4内で結露が生じる場合があ
る。この場合には、結露した水滴は、ケーシング本体4
の側壁部10の内面にそって流下する。流下した水滴は、
ケーシング本体4の後部側では水切りルブ20できられ、
さらに底板部3の傾斜部21で底板部3の後側の傾斜面22
に案内される。ケーシング本体4の前部側では、水滴は
水切りリブ20できられ、底板部3の前側の傾斜面22に案
内される。したがって、水滴は、底板部3の角度θ下降
傾斜している傾斜面22にそってドレイン孔23に流下し、
さらに水滴はドレイン孔23を通り便器1の便鉢1a内に排
出される。そのため、従来とは異なり、底板部3とケー
シング本体4との合わせ部に水滴が侵入せず、故に、便
器1を据付けている床面が濡れる問題を改善することが
できる。さらに、ケーシング4体内で結露した水滴は、
ドレイン孔23から排出されるので、ケーシング本体4内
の脱湿にも有利である。従って、ケーシング本体4内に
取付けられる集積回路などの電気部品の劣化防止、長寿
命化を図り得、ケーシング本体4内に取付けられる金属
部品の発錆を抑えるのに有利である。
又本実施例では、水切りのための水切りリブ20がケー
シング本体4の側壁部10に一体的に形成されているの
で、ケーシング本体4の補強の面で有利であり、故にケ
ーシング本体4の剛性の確保の面、ケーシング本体4の
薄肉化の面で有利である。
シング本体4の側壁部10に一体的に形成されているの
で、ケーシング本体4の補強の面で有利であり、故にケ
ーシング本体4の剛性の確保の面、ケーシング本体4の
薄肉化の面で有利である。
加えて水切りリブ20の肉厚を厚くすれば、ケーシング
本体4の断熱効果が薄い場合に比べて確保でき、それだ
けケーシング本体4内での結露抑制を図り得る。
本体4の断熱効果が薄い場合に比べて確保でき、それだ
けケーシング本体4内での結露抑制を図り得る。
本発明の他の実施例を第5図、第6図、第7図、第8
図に示す。第5図に示す例では、ケーシング本体4の側
壁部10の内面には、リップ状の水滴案内部25が形成され
ている。リップ状の水滴案内部25により、側壁部10の内
面に付着している水滴は、底板部3の傾斜面22に確実に
案内される。この場合には、リップ状の樹脂製の水滴案
内部25は、型成形後の型抜きの際に弾性を利用して強制
的に型抜きされる。
図に示す。第5図に示す例では、ケーシング本体4の側
壁部10の内面には、リップ状の水滴案内部25が形成され
ている。リップ状の水滴案内部25により、側壁部10の内
面に付着している水滴は、底板部3の傾斜面22に確実に
案内される。この場合には、リップ状の樹脂製の水滴案
内部25は、型成形後の型抜きの際に弾性を利用して強制
的に型抜きされる。
ドレイン孔23を形成した位置、大きさ等によっては、
便器1内で流れる水、便器1を洗浄する洗浄水、洗剤が
跳ねてドレイン孔23からケーシング本体4内に侵入する
おそれがある。この点、第6図に示す例の場合には、カ
バー部26でドレイン孔23の下方の全体または一部を覆う
構造としている。そのため、便器1内で流れる水、便器
1を洗浄する洗浄水などが跳ねても、カバー部26で遮ら
れるので、跳ねた水、洗浄水がドレイン孔23からケーシ
ング本体4内に侵入する問題を改善するに有利である。
便器1内で流れる水、便器1を洗浄する洗浄水、洗剤が
跳ねてドレイン孔23からケーシング本体4内に侵入する
おそれがある。この点、第6図に示す例の場合には、カ
バー部26でドレイン孔23の下方の全体または一部を覆う
構造としている。そのため、便器1内で流れる水、便器
1を洗浄する洗浄水などが跳ねても、カバー部26で遮ら
れるので、跳ねた水、洗浄水がドレイン孔23からケーシ
ング本体4内に侵入する問題を改善するに有利である。
また第7図に示す例のように、ドレイン孔23を上側で
覆うカバー部27を底板部3と一体的に形成してもよい。
この場合にも、水、洗浄水が跳ねてドレイン孔23を通過
しても、カバー部27で遮られるので、ケーシング本体4
内にそれ以上侵入する問題を改善するに有利である。
覆うカバー部27を底板部3と一体的に形成してもよい。
この場合にも、水、洗浄水が跳ねてドレイン孔23を通過
しても、カバー部27で遮られるので、ケーシング本体4
内にそれ以上侵入する問題を改善するに有利である。
また第8図に示す例では、電気部品30が取付けられた
基板31を、傾斜している底板部3に装着し、電気部品30
の上面部30aも傾斜させている。したがって、電気部品3
0の上面部における水滴は、その電気部品30の耐水処理
された上面部の傾斜にそって流下し、最終的にはドレイ
ン孔23から排出される。勿論、底板部3に案内された水
滴は、底板部3の傾斜面22にそって流下し、ドレイン孔
23から排出される。
基板31を、傾斜している底板部3に装着し、電気部品30
の上面部30aも傾斜させている。したがって、電気部品3
0の上面部における水滴は、その電気部品30の耐水処理
された上面部の傾斜にそって流下し、最終的にはドレイ
ン孔23から排出される。勿論、底板部3に案内された水
滴は、底板部3の傾斜面22にそって流下し、ドレイン孔
23から排出される。
なお、温風ファン14のモータを底板部3に直接あるい
は近傍に配置し、そのモータが駆動する際の振動が底板
部3にある程度伝わる構造とすることもできる。この場
合には、温風ファン14のモータの振動により、底板部3
を流れる水滴を一層流下させやすくなり、傾斜面22の傾
斜角度が小さい場合であっても、底板部3に水滴が付着
して溜まることを回避するに有利である。
は近傍に配置し、そのモータが駆動する際の振動が底板
部3にある程度伝わる構造とすることもできる。この場
合には、温風ファン14のモータの振動により、底板部3
を流れる水滴を一層流下させやすくなり、傾斜面22の傾
斜角度が小さい場合であっても、底板部3に水滴が付着
して溜まることを回避するに有利である。
[発明の効果] 本発明にかかるケーシングによれば、結露した水滴を
便器等の衛生装置本体の水溜部の内に確実に排出するこ
とにより、便器等衛生装置本体を据付けている床面が濡
れるという問題を改善することができる。
便器等の衛生装置本体の水溜部の内に確実に排出するこ
とにより、便器等衛生装置本体を据付けている床面が濡
れるという問題を改善することができる。
第1図〜第4図は本発明の一実施例を示し、第1図は人
体局部洗浄装置全体の斜視図であり、第2図は要部を破
断して示す人体局部洗浄装置の平面図、第3図は第2図
のIII−III線にそう断面図、第4図は第2図のIV−IV線
にそう断面図である。第5図は他の実施例にかかる第3
図相当図、第6図は他の実施例にかかる第3図相当図、
第7図は他の実施例にかかる第3図相当図である。第8
図は他の実施例にかかる第3図相当図である。 図中、1は便器、1aは水溜部(便鉢)、3は底板部、4
はケーシング本体、10は側壁部、13は温水タンク、14は
温風ファン、20は水切りリブ(水滴案内部)、21は傾斜
部(水滴案内部)、23はドレイン孔を示す。
体局部洗浄装置全体の斜視図であり、第2図は要部を破
断して示す人体局部洗浄装置の平面図、第3図は第2図
のIII−III線にそう断面図、第4図は第2図のIV−IV線
にそう断面図である。第5図は他の実施例にかかる第3
図相当図、第6図は他の実施例にかかる第3図相当図、
第7図は他の実施例にかかる第3図相当図である。第8
図は他の実施例にかかる第3図相当図である。 図中、1は便器、1aは水溜部(便鉢)、3は底板部、4
はケーシング本体、10は側壁部、13は温水タンク、14は
温風ファン、20は水切りリブ(水滴案内部)、21は傾斜
部(水滴案内部)、23はドレイン孔を示す。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−102031(JP,A) 実開 昭61−146579(JP,U) 実開 昭61−188679(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】便器等の取付面に設置される底板部と、 内部又は外部に暖温部が配置され底板部との接合部で開
口する開口部をもち該底板部の上方に固定されるケーシ
ング本体とで構成され、 該底板部は、その上面の少なくとも一部が下降傾斜して
おり、その下端部に該便器等の水溜部内に臨むドレイン
孔をもち、 該ケーシング本体および該底板部の少なくとも一方は、
該ケーシング本体内で結露した水滴を該底板部の下降傾
斜している上面に案内する水滴案内部をもつことを特徴
とする人体局部洗浄装置のケーシング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62243440A JP2521980B2 (ja) | 1987-09-28 | 1987-09-28 | 人体局部洗浄装置のケ―シング |
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-
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- 1987-09-28 JP JP62243440A patent/JP2521980B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPS6483735A (en) | 1989-03-29 |
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