JPH0540146Y2 - - Google Patents

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JPH0540146Y2
JPH0540146Y2 JP15004787U JP15004787U JPH0540146Y2 JP H0540146 Y2 JPH0540146 Y2 JP H0540146Y2 JP 15004787 U JP15004787 U JP 15004787U JP 15004787 U JP15004787 U JP 15004787U JP H0540146 Y2 JPH0540146 Y2 JP H0540146Y2
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hole
shutter
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pivot shaft
urine
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は局部送風乾燥機器に使用されるシヤツ
タ装置の改良に関する。本考案は例えば人体局部
洗浄機器に使用される風圧で揺動して開放する構
造のシヤツタ装置に利用することができる。
(従来の技術) 従来より、人体のアヌスやビデ等を洗浄水で洗
浄する人体局部洗浄機器では、洗浄水で洗浄した
濡れた局部を乾燥させるための局部送風乾燥機器
が使用されている。
局部送風乾燥機器では、便器の後側に配置した
ケーシングにダクト部を配置している。そして温
風をダクト部の導風路内に流し、ダクト部の終端
の風吹出口から温風を吹出し、その温風で局部を
乾燥させることにしている。ここで風吹出口は、
局部に送風すべく、便器に臨んでいるため、使用
情況によつては、風吹出口から洗浄水、尿などの
液体がダクト部の導風路内に侵入する等の問題が
ある。
そのためこれを防止する等の目的で従来より、
第7図、第7図の−線矢視図である第8図に
示すように、ケーシング100のベースプレート
101とフアンカバー102とで形成されるダク
ト部103の風吹出口104付近の軸受部105
に、シヤツタ板106の枢支軸部107を揺動自
在に枢支し、以上温風を風吹出口104から吹出
す際にシヤツタ板106を揺動して開放すること
にしている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで上記した従来型の局部送風乾燥機器で
は、便器に臨む風吹出口104にシヤツタ板10
6が設けられているため、尿や洗浄水など液体が
シヤツタ板106の枢支軸部107を支持する軸
受け部105にかかることがある。特に、尿を飛
散しがちな子供が使用することには、枢支軸部1
07を支持する軸受部105に尿がかかる可能性
は大きい。シヤツタ板106の枢支軸部107を
支持する軸受部105にかかつた尿、洗浄水は乾
燥すると、その乾燥成分が枢支軸部107を固着
しようとするため、シヤツタ板106の良好な作
動性が損われる問題点があつた。
シヤツタ板106の良好な作動性が損われる
と、ダクト部103の導風路内が異常に高温とな
り、ケーシング100の熱変形、温度ヒユーズの
溶断等が生じる。
枢支軸部107の固着を抑えようとすると、軸
受部105を薄肉化して軸受部105と枢支軸部
107との接触面積を小にすればよいが、これで
は軸受部105の強度が低下し、軸受部105が
破損しやすくなる。
そこで、シヤツタ106の枢支軸部107を支
持する軸受部105に尿、洗浄水などの液体がか
かりにくい構造の送風乾燥装置のシヤツタ装置の
開発が進められている。
本考案は上記した実情に鑑みなされたものであ
り、その目的は、シヤツタ板の枢支軸部を支持す
る軸受部に尿、洗浄水などの液体がかかりにくい
構造の局部洗浄装置のシヤツタ装置を提供するに
ある。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 本考案者は上記した目的を達成するために、シ
ヤツタ板の枢支軸部を支持する軸受部をできるだ
け風吹出口から遠ざけること、風吹出口にかかつ
た液体を便器内に排出することを考慮して本考案
を完成したものである。
即ち、本考案にかかる局部送風乾燥機器のシヤ
ツタ装置は、便器の後端部側に据付けられ、風吹
出口および風吹出口につながる導風路を形成する
ダクト部と、該風吹出口の外側に配置された軸受
部を備えたシヤツタ保持部とをもつケーシング
と、 該軸受部に支持された該枢支軸部を備え、該枢
支軸部および該軸受部により該シヤツタ保持部に
揺動自在に保持され揺動により該風吹出口を開閉
するシヤツタ板とで構成され、 該ケーシングは、該ダクト部の壁部を貫通して
該軸受部に対向する第1孔部と該第1孔部に連通
し該便器内に臨む第2孔部とをもつ液抜孔をも
ち、 該シヤツタ板の該枢支軸部は、該液抜孔の第1
孔部に近接して覆い該枢支軸部の径外方向に突出
するつば状の遮液板をもち。
該液抜孔の該第1孔部から該シヤツタ板保持部
側へ侵入しようとする小便、洗浄水などの液体を
該遮液板で遮り、該液抜孔の該第2孔部から該便
器内に排出することができるようにしたことを特
徴とするものである。
シヤツタは、通常、導風路から送られる風の風
圧で開放するタイプを採用するが、場合によつて
は電動で開放するタイプでもよい。
液抜孔の第1孔部は、シヤツタ板の枢支軸部が
貫通するものである。第1孔部の開口の大きさ
は、枢支軸部の横断面積等を考慮して適宜設定さ
れる。液抜孔の第2孔部は便器内に臨んでいる。
枢支軸部に設けられるつば状の遮液板は、第1
孔部に近接して対向している。近接の度合は、適
宜設定されるが、尿、洗浄水などの液体の侵入を
遮るという観点からは、枢支軸部の揺動性に支障
をきたさない限り近付けることができる。遮液板
の大きさは適宜設定されるが、例えば、第1孔部
の開口面積とほぼ同じ程度とすることができる。
なお、ダクト部の内部あるいは外部には、風を
送るフアンが配置され、人体の乾燥には常温風や
冷風よりも温風が好ましいため、多くの場合には
温風生成用ヒータが配置される。
(作用) 風、一般的には温風がダクト部の導風路内を流
れると、風圧でシヤツタ板は押圧される。よつて
シヤツタ板の枢支軸部はケーシング側の軸受部に
対して揺動し、その結果、風吹出口は開放され
る。そして、開放された風吹出口から風が局部に
吹付けられ、局部が乾燥される。
ところで、尿、洗浄水等の液体が風吹出口にか
かり、そのため液体が第1孔部に流入した場合で
あつても、その液体はつば状の遮液板に当たり、
それ以上の侵入が遮られる。そして、侵入が遮ら
れた液体は、液抜孔の第2孔部から便器内に排出
される。したがつてシヤツタの枢支軸部に付着す
る尿等の液体を少なくすることができる。仮に付
着しても従来型の局部送風乾燥機器のケーシング
に比較してその付着量を著しく少なくすることが
できる。
(実施例) 以下、本考案にかかる局部送風乾燥機器のケー
シングの一実施例について第1図〜第6図を参照
して説明する。本実施例は、人体のアヌス等の局
部に洗浄水を吹付けて局部を洗浄した後、温風を
局部に吹付けて局部を乾燥させる機能をもつ人体
局部洗浄機器に適用した場合である。
第1図は便器の一部を断面にした正面図、第2
図は第1図の−線にそう断面図、第3図は第
2図の要部の拡大図、第4図は第3図の−線
矢視図、第5図はフアンカバーを取外した状態の
平面図、第6図は要部の斜視図である。
第1図において便器1の後端部にはケーシング
2が据付けられている。第2図に示すように、ケ
ーシング2に軸1aを介して便座1bが揺動自在
に枢支されている。ケーシング2は便器1の取付
部4に固定された樹脂製のベースプレート5と、
ベースプレート5に保持され下面部が開口する箱
状をなす樹脂製のベースカバー6とで形成されて
いる。ケーシング2内には図略の温水タンク、温
風生成用フアン、ヒータ等が配設されている。
ケーシング3にはダクト部8が配置されてい
る。ダクト部8は、ベースプレート5の底部の一
部であるダクト本体8aと、ベースプレート5に
取付けられたフアンカバー8bとで形成されてい
る。第4図に示すように、ベースプレート5には
取付孔9が形成されている。取付孔9には、フア
ンカバー8bの係止爪10が挿入されてフアンカ
バー8bが着脱自在に係止されている。ダクト部
8は、導風路11を区画するともに、導風路11
の終端に風吹出口12を区画している。導風路1
1は温風が流れる路であり、図略の温風生成用の
フアン、ヒータにつながつている。風吹出口12
は、便座1bに座つた使用者の局部に温風を吹付
けるべく便座1内に臨む。なお、5cはシヤツタ
ストツパ用の突起である。
第4図に示すように、ケーシング3のベースプ
レート5には風吹出口12の横外側に位置してシ
ヤツタ保持部13が形成されている。シヤツタ保
持部13には凹状の軸受部14が形成されてい
る。なお、軸受部14の上方はフアンカバー8b
の覆い部8eで覆われている。そのため凹状の軸
受部14にこれの上方から尿や洗浄水がかかるこ
とを防止するに有利である。
第4図に示すように、ケーシング3のベースブ
レート5には、液抜孔17が風吹出口12とシヤ
ツタ保持部13との間に位置して形成されてい
る。液抜孔17は、ほぼ水平方向にのびダクト本
体8aに形成された第1孔部18と、第1孔部1
8に連通しほぼ垂直方向にのびる第2孔部19と
からなる。第2孔部19は便器1に臨んでいる。
本実施例では液抜孔17が形成されているため、
そのぶん軸受部14を風吹出口12から遠ざける
ことができる。ここで、第1孔部18を区画する
ダクト本体8aの壁部には、風吹出口12から第
2孔部19に向うにつれて下降傾斜する排出傾斜
面20が形成されている。
シヤツタとしての風圧作動シヤツタ板23は、
風吹出口12の開口を覆う大きさの板部24と、
板部24の上部の両側に突出する横断面円形状の
枢支軸部25とで形成されている。枢支軸部25
には、つば状の遮液板26が径外方向に突出して
いる。第5図に示すように遮液板26は、液抜孔
17の第1孔部18の開口の大部分を覆う大きさ
をもち、第1孔部18の開口に近接対向してい
る。風圧作動シヤツタ板23の枢支軸部25はシ
ヤツタ保持部13の軸受部14に揺動自在に支持
されている。
次に使用する場合について説明する。先ず、局
部送風乾燥機器を使用して温風を生成し、その温
風がダクト部8の導風路11に送られると、温風
の風圧で風圧作動シヤツタ板23を押圧し、これ
により風圧作動シヤツタ板23の枢支軸部25が
軸受部14を揺動し、風圧作動シヤツタ板23が
矢印A方向に揺動し、温風がダクト部8の風吹出
口12から吹出される。吹出された温風は、便座
に座つている人体の局部に吹付けられ、したがつ
て局部は乾燥される。
ところで、尿、洗浄水等の液体が風吹出口12
にかかり、そのためその液滴がシヤツタ板23の
枢支軸部25に飛散した場合であつても、その液
滴はつば状の遮液板26に当たり、それ以上の飛
散侵入が遮られる。そして、侵入が遮られた液滴
は、第4図に示す矢印C方向へ液抜孔17の第2
孔部19から便器1の便鉢部内に排出される。
又、液抜孔孔17が形成されているぶん軸受部1
4を吹出口12から遠ざけ得るので、尿、洗浄水
は軸受部14にかかりにくい。したがつて風圧作
動シヤツタ板23の枢支軸部25に付着する尿等
の液体の量は、従来型の乾燥装置のケーシングの
場合に比較して、著しく少なくなる。又、排出傾
斜面20に付着した液滴も第2孔部19側へ案内
され、便器1内に流し落されるので、軸受部14
側へは至らないし、シヤツタ保持部13にもたま
らないので悪臭発生防止に有利である。
本実施例では、尿や洗浄水等は枢支軸部25や
軸受部14に付着しない。故に尿、洗浄水の乾燥
で枢支軸部25が固着されるといつた問題を、従
来型の局部送風乾燥装置のケーシングの場合に比
較して、極力改善することができる。したがつて
風圧作動シヤツタ板23の作動性を長期にわたり
良好に維持するに有利である。又、本実施例では
第5図に示すように、ケーシング2に防水リブ2
9が形成されているので、尿、洗浄水が導風路1
1の奥方へ侵入するといつた不具合を極力改善で
きる。
又、成形不良などで枢支軸部25が湾曲してい
たときには、湾曲部にそつて洗浄水が軸受部14
側に流化するおそれがあるが、遮液板26が形成
されているので、流化を遮ることができる。この
意味でも軸受部14に尿等がたまらない。
又、本実施例では凹状の軸受部14に支持され
た枢支軸部25はフアンカバー8bで覆われてい
るため、枢支軸部25の脱落防止、枢支軸部25
や軸受部14に尿や洗浄水がかかることを極力防
止できる。
[考案の効果] 本考案にかかる局部送風乾燥装置のケーシング
によれば、シヤツタ板の枢支軸部を支持する軸受
部に尿、洗浄水などの液体がかかりにくい。その
ためシヤツタ板の作動を長期間にわたり良好に維
持できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本考案の一実施例を示し、第
1図は便器の一部を断面にした正面図、第2図は
第1図の−線にそう断面図、第3図は第2図
の要部の拡大図、第4図は第3図の−線矢視
図、第5図はフアンカバーを取外した状態の平面
図、第6図は要部の斜視図である。第7図および
第8図は従来を示し、第7図は要部の断面図、第
8図は第7図の−線断面図である。 図中、3はケーシング、8はダクト部、11は
導風路、12は風吹出口、13はシヤツタ保持
部、14は軸受部、17は液抜孔、18は第1孔
部、19は第2孔部、20は排出傾斜面、23は
風圧作動シヤツタ板、25は枢支軸部、26は遮
液板を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 便器の後端部側に据付けられ、風吹出口およ
    び風吹出口につながる導風路を形成するダクト
    部と、該風吹出口の外側に配置された軸受部を
    備えたシヤツタ保持部とをもつケーシングと、 該軸受部に支持された該枢支軸部を備え、該
    枢支軸部および該軸受部により該シヤツタ保持
    部に揺動自在に保持され揺動により該風吹出口
    を開閉するシヤツタ板とで構成され、 該ケーシングは、該ダクト部の壁部を貫通し
    て該軸受部に対向する第1孔部と該第1孔部に
    連通し該便器内に臨む第2孔部とをもつ液抜孔
    をもち、 該シヤツタ板の該枢支軸部は、該液抜孔の第
    1孔部に近接して覆い該枢支軸部の径外方向に
    突出するつば状の遮液板をもち、 該液抜孔の該第1孔部から該シヤツタ保持部
    側へ侵入しようとする小便、洗浄水などの液体
    を該遮液板で遮り、該液抜孔の該第2孔部から
    該便器内に排出することができるようにしたこ
    とを特徴とする局部送風乾燥機器のシヤツタ装
    置。 (2) 第1孔部を区画するダクト部の壁部は、小
    便、洗浄水などの液体を便器内に向けて案内す
    る案内部をもつ実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の局部送風乾燥機器のシヤツタ装置。
JP15004787U 1987-09-30 1987-09-30 Expired - Lifetime JPH0540146Y2 (ja)

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