JP6057194B1 - 衛生洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ケーシング内部の排水性を維持しつつ、清掃性の向上を可能とする衛生洗浄装置を提供する。【解決手段】衛生洗浄装置において、下部ケースと、前記下部ケースを覆う上部ケースと、を有するケーシングと、前記ケーシング内に収納され、洗浄水で人体局部を洗浄する洗浄部と、を備え、前記下部ケースは、上面が後方から前方に向けて下方に傾斜した第1傾斜部と、前記第1傾斜部の前方に設けられ、上面が前方から後方に向けて下方に傾斜した第2傾斜部と、前記第1傾斜部と前記第2傾斜部とによって形成された第1排水経路上の水を排出するための第1排水孔と、を有することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明の態様は、一般的に、衛生洗浄装置に関する。
トイレに取り付けられる衛生洗浄装置において、ケーシングの内部で結露が生じることがある。結露によって生じた水滴は、ケーシングの下部に滴下して溜まっていく。ケーシングの下部に水が溜まり続けると、いずれケーシングの隙間から水が漏れ、漏水が発生する。この課題に対して、特許文献1に開示された技術では、ケーシングの底面を傾斜させ、底面に溜まった水をドレイン孔から排出している。
特許第2521980号明細書
しかし、特許文献1の構造によれば、ケーシングの底面に、傾斜による高低差が生ずる。底面の高低差が大きくなると、その高低差に応じてケーシングの裏面の段差も大きくなり、清掃性が低下してしまう。
この課題に対して、ケーシングの裏面を平坦にした上で、底面を傾斜させることも考えられる。しかし、この場合、ケーシング厚みが、場所により異なることとなる。ケーシングの厚みが場所ごとに大きく異なると、ケーシングの成型に際してヒケやショートが発生しやすくなり、衛生洗浄装置の生産性が低下してしまう。
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、ケーシング内部の排水性を維持しつつ、清掃性の向上を可能とする衛生洗浄装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、下部ケースと、前記下部ケースを覆う上部ケースと、を有するケーシングと、前記ケーシング内に収納され、洗浄水で人体局部を洗浄する洗浄部と、を備え、前記下部ケースは、上面が後方から前方に向けて下方に傾斜した第1傾斜部と、前記第1傾斜部の前方に設けられ、上面が前方から後方に向けて下方に傾斜した第2傾斜部と、前記第1傾斜部と前記第2傾斜部とによって形成された第1排水経路上の水を排出するための第1排水孔と、を有することを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、下部ケースの上面が一方向に一様に傾斜している場合に比べて、下部ケースの上面における最高点と最低点との高低差を小さくし、ケーシングの裏面の段差を小さくすることができる。このため、ケーシング内部における排水性を維持したまま、衛生洗浄装置の清掃性を向上させることが可能となる。
第2の発明は、第1の発明において、前記第1排水経路は、前記第1排水孔に向けて直線的に形成されていることを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、第1排水経路上の水が第1排水孔に向けて流れやすくなり、ケーシング内部の排水性を向上させることができる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記第1傾斜部は、第1部分と、上面における傾きが前記第1部分よりも大きく、前記第1部分の前方に設けられた第2部分と、を有することを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、第1傾斜部の上の水が、より第1排水経路に向けて流れやすくなるとともに、第2傾斜部から第1排水経路に流れた水が、第1傾斜部の上に流れることを抑制できる。
第4の発明は、第1〜第3のいずれかの発明において、前記下部ケースは、前記第2傾斜部の前方に設けられた第3傾斜部と、第2排水孔と、をさらに有し、前記第3傾斜部の上面は、前方から後方に向けて下方に傾斜し、前記第2傾斜部と前記第3傾斜部との間に段差が形成され、前記第3傾斜部と前記段差とによって形成された第2排水経路上の水は、前記第2排水孔を通して排出されることを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、ケーシング内部における排水性を維持したまま、下部ケースの上面における最高点と最低点との高低差を小さくし、衛生洗浄装置の清掃性をさらに向上させることが可能となる。
第5の発明は、第1〜第3のいずれかの発明において、前記下部ケースは、前記第2傾斜部の前方に設けられた第3傾斜部と、第2排水孔と、をさらに有し、前記第3傾斜部の上面は、後方から前方に向けて下方に傾斜し、前記第3傾斜部と前記下部ケースの内壁とによって形成された第2排水経路上の水は、前記第2排水孔を通して排出されることを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、ケーシング内部における排水性を維持したまま、下部ケースの上面における最高点と最低点との高低差を小さくし、衛生洗浄装置の清掃性をさらに向上させることが可能となる。
第6の発明は、第1〜第5のいずれかの発明において、前記第1排水孔は、前記下部ケースの左右中央側に設けられ、前記第1傾斜部および前記第2傾斜部は、さらに側方から中央側に向けて下方に傾斜していることを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、第1傾斜部および第2傾斜部の上の水が、第1排水孔に向けてより流れやすくなり、ケーシング内部の排水性を向上させることができる。
第7の発明は、第1〜第6のいずれかの発明において、前記下部ケースは、第4傾斜部をさらに有し、前記第1排水経路は、前記第1排水孔と前記第4傾斜部との間に形成され、前記第4傾斜部の上面は、前記第1傾斜部および前記第2傾斜部に向けて下方に傾斜し、前記第4傾斜部の前記上面は、前記第1傾斜部の前記上面および前記第2傾斜部の前記上面よりも上方に位置していることを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、第1傾斜部および第2傾斜部の上に溜まった水が、下部ケースと上部ケースとの隙間から漏れる可能性を低減することができる。
第8の発明は、第7の発明において、前記第4傾斜部の前記上面における傾きは、前記第1傾斜部の前記上面における傾きよりも大きく、前記第2傾斜部の前記上面における傾きよりも大きいことを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、第7の発明に比べて、より確実に、下部ケースと上部ケースとの隙間からの漏水を防ぐことができる。
第9の発明は、第1〜第8のいずれかの発明において、前記下部ケースは、第5傾斜部をさらに有し、前記第5傾斜部は、前記第1傾斜部と前記第1排水孔との間および前記第2傾斜部と前記第1排水孔との間の少なくともいずれかに設けられ、前記第5傾斜部の上面は、前記第1排水孔に向けて下方に傾斜し、前記第5傾斜部の前記上面は、前記第1傾斜部の前記上面および前記第2傾斜部の前記上面よりも下方に位置し、前記第5傾斜部の前記上面における傾きは、前記第1傾斜部の前記上面における傾きよりも大きく、前記第2傾斜部の前記上面における傾きよりも大きいことを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、第1排水経路上の水が、より第1排水孔に向けて流れやすくなり、ケーシング内部の排水性を向上させることができる。
第10の発明は、第4または第5の発明において、前記下部ケースは、第6傾斜部をさらに有し、前記第6傾斜部は、前記第3傾斜部と前記第2排水孔との間に設けられ、前記第6傾斜部の上面は、前記第2排水孔に向けて下方に傾斜し、前記第6傾斜部の前記上面は、前記第3傾斜部の前記上面よりも下方に位置し、前記第6傾斜部の前記上面における傾きは、前記第3傾斜部の前記上面における傾きよりも大きいことを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、第2排水経路上の水が、より第2排水孔に向けて流れやすくなり、ケーシング内部の排水性を向上させることができる。
第11の発明は、下部ケースと、前記下部ケースを覆う上部ケースと、を有するケーシングと、前記ケーシング内に収納され、洗浄水で人体局部を洗浄する洗浄部と、を備え、前記下部ケースは、上面が後方から前方に向けて下方に傾斜した第1傾斜部と、前記第1傾斜部の前方に設けられ、上面が後方から前方に向けて下方に傾斜した第2傾斜部と、排水孔と、を有し、前記第1傾斜部と前記第2傾斜部との間には段差が設けられ、前記第1傾斜部と前記段差とによって形成された排水経路上の水は、前記排水孔を通して排出されることを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、下部ケースの上面が一方向に一様に傾斜している場合に比べて、下部ケースの上面における最高点と最低点との高低差を小さくし、ケーシングの裏面の段差を小さくすることができる。このため、ケーシング内部における排水性を維持したまま、衛生洗浄装置の清掃性を向上させることが可能となる。
第12の発明は、下部ケースと、前記下部ケースを覆う上部ケースと、を有するケーシングと、前記ケーシング内に収納され、洗浄水で人体局部を洗浄する洗浄部と、を備え、前記下部ケースは、上面が前方から後方に向けて下方に傾斜した第1傾斜部と、前記第1傾斜部の前方に設けられ、上面が前方から後方に向けて下方に傾斜した第2傾斜部と、排水孔と、を有し、前記第1傾斜部と前記第2傾斜部との間には段差が形成され、前記第2傾斜部と前記段差とによって形成された排水経路上の水は、前記排水孔を通して排出されることを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、下部ケースの上面が一方向に一様に傾斜している場合に比べて、下部ケースの上面における最高点と最低点との高低差を小さくし、ケーシングの裏面の段差を小さくすることができる。このため、ケーシング内部における排水性を維持したまま、衛生洗浄装置の清掃性を向上させることが可能となる。
本発明の態様によれば、ケーシング内部の排水性を維持しつつ、清掃性の向上を可能とする衛生洗浄装置が提供される。
第1実施形態に係る衛生洗浄装置を備えたトイレ装置を表す斜視図である。 第1実施形態に係る衛生洗浄装置が有するケーシングの側面図である。 第1実施形態に係る衛生洗浄装置が有するケーシングの内部構成を表す平面図である。 第1実施形態に係る衛生洗浄装置が有する下部ケースを表す平面図である。 図4の部分Aを拡大した拡大平面図である。 図4の部分Aを拡大した拡大平面図である。 図5のB−B’断面図である。 (a)図5のC−C’断面図である。(b)図5のD−D’断面図である。 第2実施形態に係る衛生洗浄装置が有する下部ケースを表す平面図である。 図9のA−A’断面図である。 第3実施形態に係る衛生洗浄装置が有する下部ケースを表す平面図である。 図10のA−A’断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る衛生洗浄装置を備えたトイレ装置を表す斜視図である。
図1に表したトイレ装置は、洋式腰掛便器(以下、単に「便器」と称する)800と、その上に設けられた衛生洗浄装置100と、を備える。衛生洗浄装置100は、便座200と、便蓋300と、ケーシング400と、を有する。便座200および便蓋300は、それぞれケーシング400に対して回動自在に軸支されている。
なお、本願明細書においては、各実施形態の説明のために、「方向」を用いる。これらの「方向」は、全て、便座200に着座した使用者からみた場合の方向を表している。例えば、便座200に着座した使用者からみて前方を「前方」とし、便座200に着座した使用者からみて右側方を「右側方」としている。
ケーシング400の内部には、便座200に座った使用者の「おしり」などを洗浄するための局部洗浄機能部などが内蔵されている。また、例えばケーシング400の内部には、トイレ室への使用者の入室を検知する入室検知センサ471や、便座200への使用者の着座を検知する着座検知センサ472が設けられている。ケーシング400の内部には、さらに他のセンサが設けられていてもよい。
着座検知センサ472が便座200に座った使用者を検知している状態で、使用者がリモコンなどの操作部500を操作すると、ノズル473を便器800のボウル801内に進出させることができる。なお、図1に表した衛生洗浄装置100では、ノズル473がボウル801内に進出した状態を表している。ノズル473の進退は、モータによる駆動力などの任意の手段によって行われる。
ノズル473の先端部には、ひとつあるいは複数の吐水口474が設けられている。そして、ノズル473は、その先端部に設けられた吐水口474から水や温水を噴射して、便座200に座った使用者の「おしり」などを洗浄することができる。洗浄終了後は、ノズル473は、ケーシング400の内部に収納される。
また、ケーシング400には、便座200に座った使用者の「おしり」などに向けて温風を吹き付けて乾燥させる「温風乾燥機能」や「脱臭ユニット」や「室内暖房ユニット」などの各種の機構が適宜設けられていてもよい。
図2は、第1実施形態に係る衛生洗浄装置が有するケーシングの側面図である。
図2では、便座200および便蓋300が閉じられた状態が表されている。
図2に表すように、ケーシング400は、下部ケース410と、上部ケース450と、を有する。上部ケース450は、下部ケース410の上方に、下部ケース410を覆うように設けられる。下部ケース410と上部ケース450は、内部に空間を形成するように、それぞれの周囲において互いに嵌合している。
図3は、第1実施形態に係る衛生洗浄装置が有するケーシングの内部構成を表す平面図である。
図3に表すように、衛生洗浄装置100において、ケーシング400の内部には、給水部10と、給湯部20と、水側バルブユニット15と、湯側バルブユニット25と、ミキシングバルブ30と、ノズル部470と、が設けられている。これらは、ケーシング400の下部ケース410の上に載置されている。なお、図3では、説明の便宜上、ケーシング400内部の一部の要素を省略している。
給水部10は、水道や貯水タンクなどの給水源と、不図示の配管を介して接続される。これにより、衛生洗浄装置100に水が供給される。給水部10の下流側には、水側バルブユニット15が設けられる。水側バルブユニット15は、不図示の電磁弁および調圧弁を有する。水側バルブユニット15の下流側には、ミキシングバルブ30が設けられる。
一方、給湯部20は、湯が貯められたタンクなどの給湯源と、不図示の配管を介して接続される。これにより、衛生洗浄装置100に湯が供給される。給湯部20の下流側には、湯側バルブユニット25が設けられる。湯側バルブユニット25は、不図示の電磁弁および調圧弁を有する。湯側バルブユニット25の下流側には、ミキシングバルブ30が設けられる。
給水部10から供給された水と給湯部20から供給された湯は、ミキシングバルブ30で混合され、温水が生成される。生成された温水は、ノズル部470へ供給される。実施形態においては、ミキシングバルブ30は、温水の温度を自動で調整することができる。
なお、ケーシング400の内部構造は、衛生洗浄装置100が備える機能に応じて適宜変更可能である。例えば、図3では、湯が給湯源から供給される場合における、ケーシング400の内部構造を表している。本実施形態は、この例に限られず、例えば供給された水をケーシング400の内部で加熱して温水を生成し、この温水をノズル部470に供給する場合にも適用することが可能である。
図4は、第1実施形態に係る衛生洗浄装置が有する下部ケースを表す平面図である。
図5および図6は、図4の部分Aを拡大した拡大平面図である。
なお、図4〜図6では、下部ケース410の上に設けられた要素は全て省略されている。また、図5では、下部ケース410が含む各要素を表している。図6では、下部ケース410が有する各要素の上面における勾配を細い矢印で表し、下部ケース410における主な排水経路を白抜きの太い矢印で表している。
図4〜図6に表すように、ケーシング400の下部ケース410は、その右側方において、第1傾斜部411と、第2傾斜部412と、第3傾斜部413と、第4傾斜部414と、第5傾斜部415と、第6傾斜部416と、排水孔420と、排水孔421と、を有する。
まず、下部ケース410が有する各要素の配置について、図5を参照して説明する。
第2傾斜部412は、第1傾斜部411の前方に設けられている。第3傾斜部413は、第2傾斜部412の前方に設けられている。
第4傾斜部414は、第1傾斜部411、第2傾斜部412、および第3傾斜部413の右側方に設けられている。また、排水孔420および排水孔421は、第1傾斜部411、第2傾斜部412、および第3傾斜部413よりも、下部ケース410の左右方向における中央側に設けられている。このため、第1傾斜部411および第2傾斜部412は、第4傾斜部414と排水孔420との間に位置している。第3傾斜部413は、第4傾斜部414と排水孔421との間に位置している。
第5傾斜部415は、第2傾斜部412と排水孔420との間に設けられている。ただし、第5傾斜部415は、第1傾斜部411と排水孔420との間に設けられていてもよい。すなわち、第5傾斜部415は、第1傾斜部411および第2傾斜部412の少なくとも一方と、排水孔420と、の間に設けられる。
第6傾斜部416は、第3傾斜部413と排水孔421との間に設けられている。
次に、下部ケース410が有する各傾斜部の上面における傾きと、下部ケース410の上面における主な排水経路について、図6〜図8を参照して説明する。
図7は、図5のB−B’断面図である。
図8(a)は、図5のC−C’断面図であり、図8(b)は、図5のD−D’断面図である。
なお、図7および図8の断面図では、切断面の構造のみが表されている。
図6および図7に表すように、第1傾斜部411の上面は、後方から前方に向けて下方に傾斜している。第2傾斜部412の上面は、前方から後方に向けて下方に傾斜している。第1傾斜部411および第2傾斜部412により、これらの部分の間に窪みが形成され、排水経路aが形成されている。
ケーシング400の内部には、例えば給水部10とミキシングバルブ30との間の配管など、ノズル部470へ洗浄水を供給するための配管が設けられている。ケーシング400内部の蒸気が、この配管の表面やケーシング400の内壁で冷却されると、水滴が生じ、下部ケース410の上に滴下する。
第1傾斜部411および第2傾斜部412の上に滴下した水は、これらの上面の傾斜に沿って排水経路aに向けて流れ、排水経路aを流れることで、排水孔420を通して排出される。排水孔420を通った水は、例えば、ボウル801に捨てられる。
第1傾斜部411の上面および第2傾斜部412の上面は、前後方向における傾斜に加えて、さらに、側方から下部ケース410の中央側に向けて下方に傾斜している。換言すると、第1傾斜部411の上面および第2傾斜部412の上面は、さらに、右側方から排水孔420に向けて下方に傾斜している。
また、第1傾斜部411は、第1部分411aおよび第2部分411bを有する。第2部分411bは、第1部分411aの前方に設けられており、第2部分411bは、第1部分411aと第2傾斜部412との間に位置している。第1部分411aおよび第2部分411bは、ともに後方から前方に向けて下方に傾斜しており、第2部分411bの上面の傾きは、第1部分411aの上面の傾きよりも大きい。
第3傾斜部413の上面は、前方から後方に向けて下方に傾斜している。また、第2傾斜部412の上面の前方端部は、第3傾斜部413の上面の後方端部よりも、上方に位置している。このため、第2傾斜部412と第3傾斜部413との間には段差が設けられている。この段差と第2傾斜部412における傾斜とにより、第2傾斜部412と第3傾斜部413との間に窪みが形成され、排水経路bが形成されている。第3傾斜部413の上に滴下した水は、第3傾斜部413の上面の傾斜に沿って排水経路bに向けて流れ、排水経路bを流れることで、排水孔421を通して排出される。排水孔421を通った水は、例えば、ボウル801に捨てられる。
第3傾斜部413の上面は、前方から後方に向かう傾斜に加えて、さらに、側方から中央側に向けて下方に傾斜している。換言すると、第3傾斜部413の上面は、さらに、右側方から排水孔421に向けて下方に傾斜している。
図6、図8(a)、および図8(b)に表すように、第4傾斜部414の上面は、右側方から中央に向けて下方に傾斜している。すなわち、第4傾斜部414の上面は、第1傾斜部411〜第3傾斜部413に向けて下方に傾斜している。第4傾斜部414の上面の傾きは、第1傾斜部411〜第3傾斜部413のそれぞれの上面の傾きよりも大きい。また、第4傾斜部414の上面は、第1傾斜部411〜第3傾斜部413のそれぞれの上面よりも上方に位置している。このため、第4傾斜部414の上に滴下した水は、第1傾斜部411〜第3傾斜部413のいずれかに向けて流れ、排水経路aまたはbを流れる。
図6および図8(a)に表すように、第5傾斜部415の上面は、右側方から中央に向けて(第2傾斜部412から排水孔420に向けて)下方に傾斜している。第5傾斜部415の上面の傾きは、第1傾斜部411および第2傾斜部412のそれぞれの上面の傾きよりも大きい。また、第5傾斜部415の上面は、第1傾斜部411および第2傾斜部412のそれぞれの上面よりも下方に位置している。このため、排水経路aを流れてきた水は、第5傾斜部415の上を通過して排水孔420から排出される。
図6および図8(b)に表すように、第6傾斜部416の上面は、右側方から中央に向けて(第3傾斜部413から排水孔420に向けて)下方に傾斜している。第6傾斜部416の上面の傾きは、第3傾斜部413の上面の傾きよりも大きい。また、第6傾斜部416の上面は、第3傾斜部413の上面よりも下方に位置している。このため、排水経路bを流れてきた水は、第6傾斜部416の上を通過して排水孔421から排出される。
ここで、各傾斜部の上面における傾きの具体例を示す。なお、これらの数値は一例であり、各傾斜部の上面における傾きは、適宜変更可能である。
第1傾斜部411の上面は、後方から前方に向けて下方に約2°傾斜している。また、第1傾斜部411の上面は、右側方から中央に向けて下方に約1°傾斜している。
第2傾斜部412の上面および第3傾斜部413の上面は、前方から後方に向けて下方に約2°傾斜している。また、これらの傾斜部の上面は、右側方から中央に向けて下方に約1°傾斜している。
第4傾斜部414の上面は、右側方から中央に向けて下方に約64°傾斜している。
第5傾斜部415の上面および第6傾斜部416の上面は、右側方から中央に向けて下方に約14°傾斜している。
本実施形態に係る衛生洗浄装置100では、上述したように、ケーシング400の下部ケース410が、第1傾斜部411および第2傾斜部412を有し、これらの傾斜部の上面が、互いに対向する方向に下方に傾斜している。このため、下部ケース410の上面が一方向に一様に傾斜している場合に比べて、下部ケース410の上面における最高点と最低点との高低差を小さくし、ケーシング400の裏面の段差を小さくすることができる。
従って、本実施形態によれば、ケーシング400内部における排水性を維持したまま、ケーシング400の裏面の段差を小さくし、衛生洗浄装置の清掃性を向上させることが可能となる。
あるいは、本実施形態によれば、ケーシング400の裏面を平坦に形成した場合であっても、下部ケース410の上面が一方向に一様に傾斜している場合に比べて、下部ケース410上面の最高点における厚みと、最低点における厚みと、の差を小さくすることができる。このため、ケーシング400内部における排水性を維持したまま、ケーシング400を成型する際のヒケやショートの発生を抑制することができ、衛生洗浄装置の生産性を向上させることが可能となる。
このとき、第1傾斜部411と第2傾斜部412とによって形成される排水経路aは、排水孔420に向けて直線状であることが望ましい。排水経路aが排水孔420に向けて直線的に形成されていることで、排水孔420に向けて水が流れやすくなり、ケーシング400内部の排水性を向上させることができる。
また、第1傾斜部411の上面および第2傾斜部412の上面は、前後方向に傾斜するとともに、さらに、側方から中央側に向けて下方に傾斜している。このような構成によれば、第1傾斜部411および第2傾斜部412に滴下した水が、排水孔420に向けてより流れやすくなり、ケーシング400内部の排水性を向上させることができる。
さらに、第1傾斜部411は、第1部分411aと、第1部分411aよりも上面の傾斜が大きい第2部分411bと、を有する。このような構成によれば、第1傾斜部411の上に滴下した水が、より排水経路aに向けて流れやすくなる。また、第2傾斜部412から排水経路aに流れた水が、第1傾斜部411の上に流れることを抑制できる。
また、第2傾斜部412の前方には、第3傾斜部413が設けられている。そして、第2傾斜部412と第3傾斜部413との間には段差が形成され、排水経路bが形成されている。このような構成によれば、ケーシング400内部における排水性を維持したまま、下部ケース410の上面における最高点と最低点との高低差を小さくすることができる。すなわち、ケーシング400内部における排水性を維持したまま、衛生洗浄装置の清掃性をさらに向上させることが可能となる。
なお、第3傾斜部413は、図4および図5に表す例に限られず、後方から前方に向かって下方に傾斜していてもよい。この場合、ケーシング400の前方の側壁に沿って排水経路bが形成される。ただし、第3傾斜部413を、前方から後方に向かって傾斜させることで、ケーシング400の側壁と排水経路との間の距離を長くし、下部ケース410と上部ケース450との隙間から水が漏れる可能性を低減することが可能となる。
また、第3傾斜部413の上面は、前後方向に傾斜するとともに、さらに、側方から中央側に向けて下方に傾斜している。このような構成によれば、第3傾斜部413の上に滴下した水が、排水孔421に向けてより流れやすくなり、ケーシング400内部の排水性を向上させることができる。
加えて、第1傾斜部411〜第3傾斜部413の側方には、第4傾斜部414が設けられている。第4傾斜部414を設けることで、第1傾斜部411〜第3傾斜部413の上に溜まった水が、右側方における下部ケース410と上部ケース450との隙間から漏れる可能性を低減することができる。このとき、第4傾斜部414の上面の傾きを、他の傾斜部の上面における傾きよりも大きくすることで、より確実に、下部ケース410と上部ケース450との隙間からの漏水を防ぐことができる。
また、第1傾斜部411および第2傾斜部412の少なくとも一方と、排水孔420と、の間には、第5傾斜部415が設けられている。第5傾斜部415を設けることで、排水経路a上の水が、より排水孔420に向けて流れやすくなり、ケーシング400内部の排水性を向上させることができる。
同様に、第3傾斜部413と排水孔421との間には、第6傾斜部416が設けられている。第6傾斜部416を設けることで、排水経路b上の水が、より排水孔421に向けて流れやすくなり、ケーシング400内部の排水性を向上させることができる。
(第2実施形態)
図9は、第2実施形態に係る衛生洗浄装置が有する下部ケースを表す平面図である。
図10は、図9のA−A’断面図である。
図9では、下部ケース410が有する各傾斜部の上面における勾配を細い矢印で表し、下部ケース410における主な排水経路を白抜きの太い矢印で表している。
図9および図10に表すように、本実施形態係る衛生洗浄装置110において、下部ケース410は、第1傾斜部411と、第2傾斜部412と、第3傾斜部413と、第4傾斜部414と、第5傾斜部415と、第6傾斜部416と、第7傾斜部417と、排水孔420と、排水孔421と、を有する。
衛生洗浄装置110は、例えば、第2傾斜部412および第3傾斜部413の上面の傾斜の方向と、第7傾斜部417をさらに有する点と、について、衛生洗浄装置100と相違する。
本実施形態では、第2傾斜部412および第3傾斜部413の各上面は、後方から前方に向かって下方に傾斜している。従って、第1傾斜部411、第2傾斜部412、および第3傾斜部413のそれぞれの上面は、いずれも、後方から前方に向かって下方に傾斜し、かつ右側方から中央に向かって傾斜している。
また、第2傾斜部412上面の後方端部は、第1傾斜部411上面の前方端部よりも上方に位置している。このため、第1傾斜部411と第2傾斜部412との間には段差S1が設けられている。また、第1傾斜部411と段差S1とによって、排水経路aが形成されている。第1傾斜部411の上に滴下した水は、排水経路aを流れて、排水孔420から排出される。
同様に、第3傾斜部413上面の後方端部は、第2傾斜部412上面の前方端部よりも上方に位置している。このため、第2傾斜部412と第3傾斜部413との間には段差S2が形成されている。また、第2傾斜部412と段差S2とによって、排水経路bが形成されている。第2傾斜部412の上に滴下した水は、排水経路bを流れて、排水孔420から排出される。
また、第2傾斜部412の前方では、第3傾斜部413と下部ケース410の内壁とによって、排水経路cが形成されている。第3傾斜部413の上に滴下した水は、排水経路cを流れて、排水孔421から排出される。
第5傾斜部415および第6傾斜部416は、衛生洗浄装置100と同様に、それぞれ、第2傾斜部412と排水孔420との間および第3傾斜部413と排水孔421との間に設けられている。第7傾斜部417は、第1傾斜部411と排水孔420との間に設けられている。第7傾斜部417を設けることで、排水経路a上の水が、より排水孔420に流れやすくなる。
以上の通り、本実施形態に係る衛生洗浄装置110では、下部ケース410が、第1傾斜部411および第2傾斜部412を有する。そして、これらの傾斜部の上面は、後方から前方に向けて下方に傾斜しており、第1傾斜部411と第2傾斜部412との間には段差が設けられている。このような構成によれば、下部ケース410の上面を傾斜させつつ、下部ケース410の上面が一方向に一様に傾斜している場合に比べて、下部ケース410の上面における最高点と最低点との高低差を低減することができる。
このため、本実施形態によれば、第1実施形態と同様に、ケーシング400内部における排水性を維持したまま、ケーシング400の裏面の段差を小さくし、衛生洗浄装置の清掃性を向上させることが可能となる。
また、第2傾斜部412の前方に第3傾斜部413を設けることで、ケーシング400内部における排水性を維持したまま、ケーシング400の裏面の段差をより小さくし、衛生洗浄装置の清掃性をさらに向上させることが可能となる。
なお、第4傾斜部414を設けることで、下部ケース410の上に溜まった水が下部ケース410と上部ケース450との隙間から漏れる可能性を低減することができる点については、第1実施形態と同様である。
また、第5傾斜部415〜第7傾斜部417を設けることで、排水経路a〜cのそれぞれの水を、排水孔420および421に向けてより流れやすくし、ケーシング400内部の排水性を向上できる点についても、第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
図10は、第3実施形態に係る衛生洗浄装置が有する下部ケースを表す平面図である。
図11は、図10のA−A’断面図である。
図10では、下部ケース410が有する各傾斜部の上面における勾配を細い矢印で表し、下部ケース410における主な排水経路を白抜きの太い矢印で表している。
第3実施形態に係る衛生洗浄装置120は、例えば、第1傾斜部411、第2傾斜部412、および第3傾斜部413の各上面の傾斜方向が、衛生洗浄装置110と相違する。
図10および図11に表すように、本実施形態では、第1傾斜部411、第2傾斜部412、および第3傾斜部413の各上面は、前方から後方に向かって下方に傾斜し、かつ右側方から中央に向かって傾斜している。
第1傾斜部411の後方は、第1傾斜部411の上面よりも上方に向けて突出しており、第1傾斜部411と、この突出部と、の間には段差S1が設けられている。そして、第1傾斜部411と段差S1とによって、排水経路aが形成されている。第1傾斜部411の上に滴下した水は、排水経路aを流れて、排水孔420から排出される。
また、第2傾斜部412上面の後方端部は、第1傾斜部411上面の前方端部よりも下方に位置している。このため、第1傾斜部411と第2傾斜部412との間には段差S2が設けられている。また、第2傾斜部412と段差S2とによって、排水経路bが形成されている。第2傾斜部412の上に滴下した水は、排水経路bを流れて、排水孔420から排出される。
同様に、第3傾斜部413上面の後方端部は、第2傾斜部412上面の前方端部よりも下方に位置している。このため、第2傾斜部412と第3傾斜部413との間には段差S3が設けられている。また、第3傾斜部413と段差S3とによって、排水経路cが形成されている。第3傾斜部413の上に滴下した水は、排水経路cを流れて、排水孔421から排出される。
以上の通り、本実施形態に係る衛生洗浄装置120では、下部ケース410が、第1傾斜部411および第2傾斜部412を有する。そして、これらの傾斜部の上面は、前方から後方に向けて下方に傾斜しており、第1傾斜部411と第2傾斜部412との間には段差が設けられている。このような構成によれば、第2実施形態と同様に、下部ケース410の上面における最高点と最低点との高低差を低減することができる。
このため、本実施形態によれば、第2実施形態と同様に、ケーシング400内部における排水性を維持したまま、ケーシング400の裏面の段差を小さくし、衛生洗浄装置の清掃性を向上させることが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、衛生洗浄装置100〜120が備える各要素の形状、寸法、材質、配置、設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
10 給水部、 15 水側バルブユニット、 20 給湯部、 25 湯側バルブユニット、 30 ミキシングバルブ、 100〜120 衛生洗浄装置、 200 便座、 300 便蓋、 400 ケーシング、 410 下部ケース、 411 第1傾斜部、 411a 第1部分、 411b 第2部分、 412 第2傾斜部、 413 第3傾斜部、 414 第4傾斜部、 415 第5傾斜部、 416 第6傾斜部、 417 第7傾斜部、 420 排水孔、 421 排水孔、 450 上部ケース、 470 ノズル部、 471 入室検知センサ、 472 着座検知センサ、 473 ノズル、 474 吐水口、 500 操作部、 800 便器、 801 ボウル、 S1〜S3 段差、 a〜c 排水経路

Claims (12)

  1. 下部ケースと、前記下部ケースを覆う上部ケースと、を有するケーシングと、
    前記ケーシング内に収納され、洗浄水で人体局部を洗浄する洗浄部と、
    を備え、
    前記下部ケースは、
    上面が後方から前方に向けて下方に傾斜した第1傾斜部と、
    前記第1傾斜部の前方に設けられ、上面が前方から後方に向けて下方に傾斜した第2傾斜部と、
    前記第1傾斜部と前記第2傾斜部とによって形成された第1排水経路上の水を排出するための第1排水孔と、
    を有することを特徴とする衛生洗浄装置。
  2. 前記第1排水経路は、前記第1排水孔に向けて直線的に形成されていることを特徴とする請求項1記載の衛生洗浄装置。
  3. 前記第1傾斜部は、
    第1部分と、
    上面における傾きが前記第1部分よりも大きく、前記第1部分の前方に設けられた第2部分と、
    を有することを特徴とする請求項1または2に記載の衛生洗浄装置。
  4. 前記下部ケースは、
    前記第2傾斜部の前方に設けられた第3傾斜部と、
    第2排水孔と、
    をさらに有し、
    前記第3傾斜部の上面は、前方から後方に向けて下方に傾斜し、
    前記第2傾斜部と前記第3傾斜部との間に段差が形成され、
    前記第3傾斜部と前記段差とによって形成された第2排水経路上の水は、前記第2排水孔を通して排出されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の衛生洗浄装置。
  5. 前記下部ケースは、
    前記第2傾斜部の前方に設けられた第3傾斜部と、
    第2排水孔と、
    をさらに有し、
    前記第3傾斜部の上面は、後方から前方に向けて下方に傾斜し、
    前記第3傾斜部と前記下部ケースの内壁とによって形成された第2排水経路上の水は、前記第2排水孔を通して排出されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の衛生洗浄装置。
  6. 前記第1排水孔は、前記下部ケースの左右中央側に設けられ、
    前記第1傾斜部および前記第2傾斜部は、さらに側方から前記中央側に向けて下方に傾斜していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の衛生洗浄装置。
  7. 前記下部ケースは、第4傾斜部をさらに有し、
    前記第1排水経路は、前記第1排水孔と前記第4傾斜部との間に形成され、
    前記第4傾斜部の上面は、前記第1傾斜部および前記第2傾斜部に向けて下方に傾斜し、
    前記第4傾斜部の前記上面は、前記第1傾斜部の前記上面および前記第2傾斜部の前記上面よりも上方に位置していることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の衛生洗浄装置。
  8. 前記第4傾斜部の前記上面における傾きは、前記第1傾斜部の前記上面における傾きよりも大きく、前記第2傾斜部の前記上面における傾きよりも大きいことを特徴とする請求項7記載の衛生洗浄装置。
  9. 前記下部ケースは、第5傾斜部をさらに有し、
    前記第5傾斜部は、前記第1傾斜部と前記第1排水孔との間および前記第2傾斜部と前記第1排水孔との間の少なくともいずれかに設けられ、
    前記第5傾斜部の上面は、前記第1排水孔に向けて下方に傾斜し、
    前記第5傾斜部の前記上面は、前記第1傾斜部の前記上面および前記第2傾斜部の前記上面よりも下方に位置し、
    前記第5傾斜部の前記上面における傾きは、前記第1傾斜部の前記上面における傾きよりも大きく、前記第2傾斜部の前記上面における傾きよりも大きいことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の衛生洗浄装置。
  10. 前記下部ケースは、第6傾斜部をさらに有し、
    前記第6傾斜部は、前記第3傾斜部と前記第2排水孔との間に設けられ、
    前記第6傾斜部の上面は、前記第2排水孔に向けて下方に傾斜し、
    前記第6傾斜部の前記上面は、前記第3傾斜部の前記上面よりも下方に位置し、
    前記第6傾斜部の前記上面における傾きは、前記第3傾斜部の前記上面における傾きよりも大きいことを特徴とする請求項4または5に記載の衛生洗浄装置。
  11. 下部ケースと、前記下部ケースを覆う上部ケースと、を有するケーシングと、
    前記ケーシング内に収納され、洗浄水で人体局部を洗浄する洗浄部と、
    を備え、
    前記下部ケースは、
    上面が後方から前方に向けて下方に傾斜した第1傾斜部と、
    前記第1傾斜部の前方に設けられ、上面が後方から前方に向けて下方に傾斜した第2傾斜部と、
    排水孔と、
    を有し、
    前記第1傾斜部と前記第2傾斜部との間には段差が設けられ、
    前記第1傾斜部と前記段差とによって形成された排水経路上の水は、前記排水孔を通して排出されることを特徴とする衛生洗浄装置。
  12. 下部ケースと、前記下部ケースを覆う上部ケースと、を有するケーシングと、
    前記ケーシング内に収納され、洗浄水で人体局部を洗浄する洗浄部と、
    を備え、
    前記下部ケースは、
    上面が前方から後方に向けて下方に傾斜した第1傾斜部と、
    前記第1傾斜部の前方に設けられ、上面が前方から後方に向けて下方に傾斜した第2傾斜部と、
    排水孔と、
    を有し、
    前記第1傾斜部と前記第2傾斜部との間には段差が形成され、
    前記第2傾斜部と前記段差とによって形成された排水経路上の水は、前記排水孔を通して排出されることを特徴とする衛生洗浄装置。
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