JP2017009238A - 逆流防止装置および風呂給湯器 - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的大きな異物が逆止弁に噛み込まれる不具合が生じた場合でも、第1逆止弁の開閉弁側への逆流水の流入を防止することが可能な逆流防止装置を提供する。【解決手段】本発明の逆流防止装置は、本体部と、開閉弁と、第1逆止弁と、第2逆止弁と、大気開放弁と、バッフル部材とを備える。本体部は、内部に流路を有する。開閉弁は、開閉により流路の上流側から下流側への湯水の流通と遮断を切り替えるためのものである。第1逆止弁は、開閉弁よりも流路の下流側に設けられ、開閉弁側への湯水の逆流を防止する。第2逆止弁は、第1逆止弁よりも流路の下流側に設けられ、開閉弁側への湯水の逆流を防止する。大気開放弁は、第1逆止弁および第2逆止弁の間の流路に連通しており、逆流発生時には逆流水を排水する。バッフル部材は、第1逆止弁および第2逆止弁の間の流路内に設けられ、かつ逆流水が第2逆止弁から第1逆止弁へ向かうことを阻害する。【選択図】図1

Description

本発明は、逆流防止装置および風呂給湯器に関する。
従来の逆流防止装置として、例えば、特開2003−322404号公報(特許文献1)および特開2015−7453号公報(特許文献2)に開示される逆流防止装置が挙げられる。これらの逆流防止装置では、本体の内部に形成された流路内に、上流から順に、開閉弁、第1逆止弁、大気開放弁および第2逆止弁が直列に配置されており、第1逆止弁の開閉弁側(給水側)への逆流水の流入を防止している。
特開2003−322404号公報 特開2015−7453号公報
しかしながら、これらの従来の逆流防止装置は、内蔵される逆止弁に比較的大きな異物が噛み込まれた場合には、第1逆止弁の開閉弁側への逆流水の流入を防ぐことができないという問題がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、比較的大きな異物が逆止弁に噛み込まれるような不具合が生じた場合でも、第1逆止弁の開閉弁側への逆流水の流入を防止することが可能な逆流防止装置および風呂給湯器を提供することである。
本発明の逆流防止装置は、本体部と、開閉弁と、第1逆止弁と、第2逆止弁と、大気開放弁と、バッフル部材とを備える。本体部は、内部に流路を有する。開閉弁は、開閉により流路の上流側から下流側への湯水の流通と遮断を切り替えるためのものである。第1逆止弁は、開閉弁よりも流路の下流側に設けられ、開閉弁側への湯水の逆流を防止する。第2逆止弁は、第1逆止弁よりも流路の下流側に設けられ、開閉弁側への湯水の逆流を防止する。大気開放弁は、第1逆止弁および第2逆止弁の間の流路に連通しており、逆流発生時には逆流水を排水する。バッフル部材は、第1逆止弁および第2逆止弁の間の流路内に設けられ、かつ逆流水が第2逆止弁から第1逆止弁へ向かうことを阻害する。
本発明の逆流防止装置において、第1逆止弁および第2逆止弁の間の流路内に設けられたバッフル部材は、逆流水が第2逆止弁から第1逆止弁へ向かうことを阻害する。これにより、比較的大きな異物が逆止弁に噛み込まれるような不具合が生じた場合でも、第1逆止弁の開閉弁側への逆流水の流入を防止することができる。
上記の逆流防止装置において、バッフル部材は、逆流発生時において第1逆止弁および第2逆止弁の間の流路を閉塞するように構成されている。この場合、比較的大きな異物が逆止弁に噛み込まれるような不具合が生じた場合に、第1逆止弁の開閉弁側への逆流水の流入をより確実に防止することができる。
上記の逆流防止装置において、バッフル部材は、第1逆止弁および第2逆止弁よりも弾性変形しやすい。この場合、通水時に変形して湯水の流通を許可することができ、湯水の通水抵抗を低減することができる。また、逆流水の発生時には、逆流水の圧力によって変形して、第1逆止弁の開閉弁側への逆流水の流入をより確実に防止することができる。
上記の逆流防止装置において、バッフル部材は、第1逆止弁および第2逆止弁よりも厚みが薄く形成されている。この場合、通水時に変形して湯水の流通を許可することができ、湯水の通水抵抗を低減することができる。また、逆流水の発生時には、逆流水の圧力によって変形して、第1逆止弁の開閉弁側への逆流水の流入をより確実に防止することができる。
上記の逆流防止装置において、バッフル部材は、第1逆止弁および第2逆止弁よりも軟らかい材料で構成されている。この場合、通水時に変形して湯水の流通を許可することができ、湯水の通水抵抗を低減することができる。また、逆流水の発生時には、逆流水の圧力によって変形して、第1逆止弁の開閉弁側への逆流水の流入をより確実に防止することができる。
上記の逆流防止装置において、第1逆止弁は、弁体と、該弁体を支持する弁軸とを含み、バッフル部材は、第1逆止弁の弁軸に取り付けられている。この場合、既設の逆流防止装置に対して本発明を容易に適用することができる。第1逆止弁とは別に、バッフル部材を第1逆止弁および第2逆止弁との間の流路を形成する配管等に設ける場合に比べ、既設の第1逆止弁をバッフル部材を有する第1逆止弁に交換するだけで、既設の逆流防止装置を本発明の逆流防止装置に変更することができる。
また、本発明の風呂給湯器は、給湯経路と、風呂循環経路と、注湯経路と、注湯弁とを備える。給湯経路は、上水を加熱するための経路である。風呂循環経路は、浴槽の湯水を加熱するための経路である。注湯経路は、給湯経路と風呂循環経路とを接続し、かつ給湯経路から風呂循環経路に湯水を流入させるための経路である。注湯弁は、給湯経路から注湯経路へ湯水の流通と遮断を切り替えるためのものであり、上記の逆流防止装置の開閉弁が用いられる。
本発明の風呂給湯器においては、第1逆止弁および第2逆止弁の間の流路内に設けられたバッフル部材は、逆流水が第2逆止弁から第1逆止弁へ向かうことを阻害する。これにより、比較的大きな異物が逆止弁に噛み込まれるような不具合が生じた場合でも、第1逆止弁の開閉弁側への逆流水の流入を防止することができる。
本発明によれば、比較的大きな異物が逆止弁に噛み込まれるような不具合が生じた場合でも、第1逆止弁の開閉弁側への逆流水の流入を防止することが可能な逆流防止装置および風呂給湯器を提供することができる。
実施形態1における逆流防止装置の構成を示す断面図である。 図1に示す逆流防止装置の通水時の状態を示す断面図である。 実施形態1における逆流防止装置のバッフル部材の構成を示す断面斜視図である。 実施形態1におけるバッフル部材の構成を説明するための断面図である。 実施形態1におけるバッフル部材の変形例の構成を説明するための断面図である。 実施形態2における逆流防止装置の構成を示す断面図である。 図6に示す逆流防止装置の通水時の状態を示す断面図である。 実施形態3における逆流防止装置の構成を示す断面図である。 実施形態1における風呂給湯器の構成を示す概略図である。 従来の逆流防止装置の構成を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図に基づいて説明する。なお、図面において、同一の参照符号は、同一部分または相当部分を表すものである。また、長さ、幅、厚さ、深さなどの寸法関係は図面の明瞭化と簡略化のために適宜変更されており、実際の寸法関係を表すものではない。
<実施形態1>
本発明の実施形態1における逆流防止装置の構成について図1〜図5を参照して説明する。
主に図1および図2を参照して、本実施形態の逆流防止装置は、主に本体10と、開閉弁4と、第1逆止弁21と、第2逆止弁22と、大気開放弁3と、バッフル部材21aとを備える。
本体10は、ケーシング1a〜1cからなり、内部に流路(1次側流路11、2次側流路12および中間流路16)を有している。なお、ケーシング1a〜1cは、互いに分離可能に結合されている。このため、ケーシング1a〜1cを分離することで、第1逆止弁21および第2逆止弁22のメンテナンスや交換を行うことができる。
開閉弁(パイロット式電磁弁)4は、開閉により流路の上流側から下流側への湯水の流通と遮断を切り替えるためのものである。すなわち、開閉弁4は、1次側流路11と2次側流路12との連通部分である弁開口部13をダイヤフラム弁体40によって開閉し、1次側流路11から2次側流路12への通水のオン・オフを切り替えることができる。
パイロット式電磁弁4は、ダイヤフラム弁体40と、電磁ソレノイド44を駆動源とするプランジャ43とを備えている。ダイヤフラム弁体40は、弁開口部13の周縁に位置する弁座14に対向して往復動可能であり、可撓性を有するダイヤフラム41に、比較的硬質の樹脂製のダイヤフラムプレート42を組み付けて構成されている。ダイヤフラム弁体40のうち、弁座14の周囲にはみ出して1次側流路11に対面する部分は、1次圧P1を受ける。
ダイヤフラム弁体40の背面側には、背圧室15が形成されている。ダイヤフラム弁体40には、背圧室15を2次側流路12と連通させるためのパイロット孔42a、および背圧室15を1次側流路11と連通させるためのブリード孔42bを有している。背圧室15内の圧力は、ブリード孔42bを介して1次側流路11と連通しているために1次圧P1と同圧となる。
プランジャ43は、ダイヤフラムプレート42の背面側において往復動自在であり、図1に示されるように、その前進時には、パイロット孔42aを閉塞しつつ、ダイヤフラム弁体40を弁座14側に押圧することが可能である。図示説明は省略するが、プランジャ43を後退させた際には、パイロット孔42aが開状態となって背圧室15と2次側流路12とが連通するため、ダイヤフラム弁体40を後退させて弁開口部13を開状態とすることが可能である。
第1逆止弁21および第2逆止弁22は、流路の上流側からこの順に直列に設けられている。第1逆止弁21および第2逆止弁22は、弁体21d,22dと、弁体を支持する弁軸21c,22cとを含む。弁軸21c,22cは、支持体21b,22bによって、弁軸21c,22cの軸方向に摺動可能に支持されている。
第1逆止弁21および第2逆止弁22は、このような構成により、通水時には、弁体21d,22dと弁座21e,22eとが通水圧によって離間することで、2次側流路12側(下流側)への通水を許容する。一方で、逆流水の発生時には、弁体21d,22dと弁座21e,22eとが密着することで流路を閉塞し、開閉弁側(上流側)への逆流を阻止することができる。
大気開放弁3は、第1逆止弁21および第2逆止弁22の間の流路に連通しており、逆流発生時には逆流水を排水する。すなわち、大気開放弁3は、第2逆止弁22(弁体22dと弁座22eとの間)に異物の噛み込みを生じるなどして、第1逆止弁21および第2逆止弁22間の中間流路16に逆流水が進行してきた場合に、中間流路16に連通する連通路17に空気を送り込みつつ、逆流水を外部に排出させるためのものである。この大気開放弁3は、バネ31によって弁開方向に付勢されたダイヤフラム30を有し、このダイヤフラム30の背面側の圧力室32には、1次側流路11からの1次圧P1が供給されている。1次圧P1が低下すると、バネ31の力によってダイヤフラム30が開弁状態に後退し、弁開口部33が開放する。このことにより、逆流水が排水路34を介して外部に排出される。
バッフル部材21aは、第1逆止弁21および第2逆止弁22の間の流路内に設けられ、かつ逆流水が第2逆止弁22から第1逆止弁21へ向かうことを阻害するものであり、かつ、通常の通水時には湯水の流通を許可するものである。
図10を参照して、従来の逆流防止装置では、第1逆止弁21(弁体21dと弁座21eとの間)と第2逆止弁22(弁体22dと弁座22eとの間)の両方に比較的大きな異物が噛み込まれた場合に、1次側流路11が負圧となり、逆圧が印加されると、第2逆止弁22(弁体22dと弁座22eとの間)の小さな隙間から勢いよく逆流水が噴射される可能性がある(図10の点線矢印)。この場合、噴射された逆流水が第1逆止弁21(弁体21dと弁座21eとの間)の小さな隙間を通過して、開閉弁4側に達する恐れがあり、さらには、1次側流路11が負圧となった場合には逆流を防止できない開閉弁4(パイロット式電磁弁等)を通り抜けて、1次側流路に達し、上水が汚染されてしまう恐れがあった(図10の点線矢印)。
これに対して、本実施形態の逆流防止装置では、第1逆止弁21と第2逆止弁22の両方に異物が噛み込まれ、1次側流路11が負圧となった場合でも、第1逆止弁21および第2逆止弁22の間の流路内に設けられた(弁軸21cに取り付けられた)バッフル部材21aが、逆流水が第2逆止弁22から第1逆止弁21へ向かうことを阻害する。具体的には、図1に点線矢印で示すように、第2逆止弁22(弁体22dと弁座22eとの間)の小さな隙間から噴射された逆流水は、バッフル部材21aに衝突して、大気開放弁3側へ落下する。このように、バッフル部材21aによって、確実に逆流水を大気開放弁3に導くことができ、比較的大きな異物が第1逆止弁21および第2逆止弁22の両方に噛み込まれるような不具合が生じた場合でも、第1逆止弁21の開閉弁4側への逆流水の流入を防止することができる。
バッフル部材21aは、第1逆止弁21(弁体21d)および第2逆止弁22(弁体22d)よりも弾性変形しやすい材料、すなわち弾性率(ヤング率など)が大きい材料(例えば、ゴムまたは樹脂)から構成される。該材料は第1逆止弁21および第2逆止弁22よりも軟らかい(硬度が低い)材料であることが好ましい。
また、バッフル部材21aは、第1逆止弁21(弁体21d)、および、第2逆止弁22(弁体22d)よりも厚みが薄く形成されている。厚みが薄く形成されていることにより、弾性変形しやすい材料が、より変形しやすくなるため、湯水の通水抵抗をより低減することができ、かつ第1逆止弁21および第2逆止弁22の間の流路をより確実に閉塞でき、第1逆止弁21の開閉弁側への逆流水の流入をより確実に防止することができる。
なお、バッフル部材21aが弾性変形しやすい材質から構成されることにより、バッフル部材21aと支持体21bとの間に比較的大きな異物が噛み込まれた場合でも、水流によって異物が容易に押し流され易い。また、バッフル部材21aが変形するため、バッフル部材21aを設けても第1逆止弁21(弁体21dと弁座21eとの間)の開閉動作を阻害する可能性は少ない。
主に図3を参照して、バッフル部材21aは、中心に孔を有する円板状の部材である。なお、バッフル部材21aの孔は、第1逆止弁21の弁軸21cの先端の凹部に嵌合されている。バッフル部材21aは伸縮性を有しており、孔のサイズを一時的に拡大させることにより、孔を第1逆止弁21の弁軸21cの凹部に嵌合させることができる。嵌合後には、孔のサイズが元に戻るため、バッフル部材21aは第1逆止弁21の弁軸21cからの抜けなくなる。
弁軸21cは、支持体21bによってその軸方向に摺動可能に支持されているが、支持体21bの弁軸21cの周囲の部分には湯水の流れ方向に貫通した貫通孔21baを有している。バッフル部材21aは、逆流発生時において、逆流圧により変形し、支持体21bの貫通孔21baを閉じるように構成されている。バッフル部材21aは、逆流発生時において、第1逆止弁21および第2逆止弁22の間の流路を閉塞することができる。
一方、図2を参照して、通常の通水時にバッフル部材21aが上流側から正圧を受けた際には、バッフル部材21aが下流側に曲がるように変形する。これにより、バッフル部材21aによる通水時の抵抗が減じられる。
なお、図4(A)を参照して、バッフル部材21aは、弁軸21cとの接続部を除き厚みが一定であることが好ましい。例えば、図4(C)に示されるようにバッフル部材21aの厚みが外周端に向かって薄くなっている場合、外周端の近傍だけが主に屈曲するため、通水時の抵抗を減じる効果が低くなる。一方、バッフル部材21aの厚みが一定である場合、図4(B)に示されるように、弁軸21cに近い位置で屈曲するため、通水時の抵抗を減じる効果が高くなる。
本実施形態の逆流防止装置(バッフル部材21a)の変形例としては、図5(A)および(B)に示されるように、バッフル部材21aが軸体21fを中心に回動可能な2つの半円板状の部材(図5(C))から構成されていてもよい。この場合も上記のバッフル部材と同様の効果が得られる。
また、バッフル部材21aが軸体21fを中心に回動するため、通水時に容易に通水の進行方向に回動するため(図5(C)参照)、通水時の抵抗をさらに減少させることができる。なお、この場合は、バッフル部材21aが回動するため、バッフル部材の構成材料として比較的弾性変形の小さい材料を用いた場合でも、通水時の抵抗を減少させることができる。ただし、逆流が発生したときに軸体21fの両端付近に隙間ができるため、第1逆止弁21と第2逆止弁22との間の流路を完全に閉塞することは難しくなるが、逆流水が第2逆止弁22から第1逆止弁21へ向かうことを阻害することは可能である。
なお、バッフル部材21aは、第2逆止弁22から第1逆止弁21側への噴出する逆流水の通過位置を遮るように設けられていれば、逆流水が第2逆止弁22から第1逆止弁21へ向かうことを阻害するができる。逆流水の噴出は、弁軸21cの下方で生じる場合が多いため、バッフル部材21aは、少なくとも弁軸21cの下方に設けられていればよい。すなわち、バッフル部材21aは、例えば、弁軸21cの下方に設けられた半円板状のものであってもよい。なお、図5に示す変形例においては、弁軸21cの下方の半円板状のバッフル部材21aだけが設けられていてもよい。上記理由から、図3に示す本実施形態の変形例として、円板状のバッフル部材21aの上半分を半円状とし、下半分を半楕円(上下方向を長軸とする楕円の下半分)のような下方に長い形状とすることもできる。この場合、バッフル部材21aの下半分が連通路17の壁面と面接触することが可能となり、より確実に逆流水の通水を阻害することができる。
<風呂給湯器>
次に、図9を参照して、本実施形態の風呂給湯器について説明する。図9に示す風呂給湯器100は、および浴槽7の循環アダプタ71と風呂給湯器100とを接続する配管63a,63bを備えている。配管63a,63bは、追い焚き用の風呂循環経路63の構成要素である。
風呂給湯器100は、カランなどへの給湯機能、浴槽7への湯張り(注湯)機能、および、風呂追い焚き機能を備えており、その基本的な構成は従来既知のものと同様である。
風呂給湯器100は、バーナ50a,50bと、熱交換器51a,51bとを備えている。バーナ50aおよび熱交換器51aは、給湯(一般給湯)用である。給湯動作は、入水口60aに供給された水が配管61aを介して熱交換器52aに供給されて加熱された後に、湯が配管61bを介してカランなどに供給される。なお、配管61aと配管61bとを含む上水を加熱するための経路が給湯経路61である。
浴槽7への湯張り動作においては、注湯弁4が開状態とされて、配管61b内の湯水が注湯経路62へ流れ、配管(戻り配管)63bを介して浴槽7に供給される。この注湯弁4は、本実施形態における逆流防止装置1の開閉弁4に相当する。
バーナ50bおよび熱交換器51bは、風呂追い焚き用である。風呂追い焚き用の風呂循環経路63は、循環アダプタ71から熱交換器51bまでの配管(往き配管)63a、および、熱交換器51bから循環アダプタ71までの風呂配管(戻り配管)63bから構成されている。配管63aの途中には、循環ポンプ20が設けられている。
風呂追い焚き動作においては、循環ポンプ20を運転させ、浴槽7の湯水を図9の矢印の向きに風呂循環経路63内で流通させる。具体的には、浴槽7の湯水は、循環アダプタ71の吸込口から配管63aを経由して熱交換器51bに送り込まれ、この熱交換器51bによって加熱された湯水は配管63aを経由して循環アダプタ71の吐出口から浴槽7に戻される。
逆流防止装置1は、給湯経路61と追い焚き用の風呂循環経路63とを接続する注湯経路62の途中に設けられる。この場合、逆流防止装置の1次側流路11は給湯経路61側に配管接続され、2次側流路12は風呂循環経路63側に配管接続される。風呂循環経路63は、浴槽7の湯水をポンプによって汲み上げてから追い焚き用の熱交換器51bによって加熱した後に浴槽7に戻す経路である。したがって、このような風呂循環経路63の湯水(汚水)が給湯経路61側(上水道側)に逆流すると、上水が汚染されるため、このような逆流は適切に防止される必要がある。
<実施形態2>
図6および図7を参照して、本実施形態の逆流防止装置は、バッフル部材22aが大気開放弁3より下流側の第2逆止弁22にも設けられている点で、実施形態1とは異なる。それ以外の点は、実施形態1と同様であり、実施形態1と重複する説明についてはここでは説明を繰り返さない。
図6に示されるように、本実施形態においては、逆流発生時において、先ず比較的大きな異物が噛み込まれた第2逆止弁22において、バッフル部材22aにより逆流水は減圧される。減圧された逆流水は、第2逆止弁22の弁体22dと弁座22eとの間の隙間を通過しても、勢いよく噴射されることはなく、連通路17内を大気開放弁3側へ落下していく。これにより、逆流水が第2逆止弁22から第1逆止弁21へ向かうことがさらに阻害され、さらに確実に第1逆止弁21の開閉弁側への逆流水の流入を防止することができる。なお、バッフル部材22aの材料として、バッフル部材21aと同様に、第1逆止弁21(弁体21d)および第2逆止弁22(弁体22d)よりも弾性変形しやすい材料などを用いることで、2つのバッフル部材21a,22aを備える場合でも、通水抵抗の増加をできる限り低減することが可能である。
<実施形態3>
本実施形態の逆流防止装置は、図8に示されるように、第1逆止弁21と第2逆止弁22との間の流路(中間流路16)内に設けられるバッフル部材が、中間流路16の上部の内壁に設けられたフラップ弁21gである点で、実施形態1とは異なる。それ以外の点は、実施形態1と同様であり、実施形態1と重複する説明についてはここでは説明を繰り返さない。
このフラップ弁21gは、通水時の順方向の水圧に対しては開放端が上方に移動可能であるため、開弁状態となることで湯水の通過を許可する。他方、逆流発生時には、1次側流路11の負圧によって支持体21bに密着し、流路(貫通孔21ba)を閉塞するため、逆流水の第1逆止弁21の開閉弁4側(給水側)への通過を防止することができる。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 逆流防止装置、10 本体、11 1次側流路、12 2次側流路、13 弁開口部、14 弁座、15 背圧室、16 中間流路、17 連通路、100 風呂給湯器、21 第1逆止弁、21a バッフル部材、21b 支持体、21ba 貫通孔、21c 弁軸、21d 弁体、21e 弁座、21f 軸体、21g フラップ弁、22 第2逆止弁、3 大気開放弁、30 ダイヤフラム、31 バネ、32 圧力室、33 弁開口部、34 排水路、4 開閉弁(パイロット式電磁弁、注湯弁)、40 ダイヤフラム弁体、41 ダイヤフラム、42 ダイヤフラムプレート、42a パイロット孔、42b ブリード孔、43 プランジャ、44 電磁ソレノイド、61 給湯経路、61a,61b 配管、62 注湯経路、63 風呂循環経路、63a,63b 配管、7 浴槽、71 循環アダプタ。

Claims (7)

  1. 内部に流路を有する本体部と、
    開閉により前記流路の上流側から下流側への湯水の流通と遮断を切り替えるための開閉弁と、
    前記開閉弁よりも前記流路の下流側に設けられた、前記開閉弁側への湯水の逆流を防止するための第1逆止弁と、
    前記第1逆止弁よりも前記流路の下流側に設けられた、前記開閉弁側への湯水の逆流を防止するための第2逆止弁と、
    前記第1逆止弁および前記第2逆止弁の間の前記流路に連通しており、逆流発生時には逆流水を排水するための大気開放弁と、
    前記第1逆止弁および前記第2逆止弁の間の前記流路内に設けられ、かつ逆流水が前記第2逆止弁から前記第1逆止弁へ向かうことを阻害するバッフル部材と、
    を備えた、逆流防止装置。
  2. 前記バッフル部材が、逆流発生時において前記第1逆止弁および前記第2逆止弁の間の前記流路を閉塞するように構成されている、請求項1に記載の逆流防止装置。
  3. 前記バッフル部材は、前記第1逆止弁および前記第2逆止弁よりも弾性変形しやすい、請求項1または2に記載の逆流防止装置。
  4. 前記バッフル部材は、前記第1逆止弁および前記第2逆止弁よりも厚みが薄く形成されている、請求項3に記載の逆流防止装置。
  5. 前記バッフル部材は、前記第1逆止弁および前記第2逆止弁よりも軟らかい材料で構成されている、請求項3または4に記載の逆流防止装置。
  6. 前記第1逆止弁は、弁体と、該弁体を支持する弁軸とを含み、
    前記バッフル部材は、前記第1逆止弁の前記弁軸に取り付けられている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の逆流防止装置。
  7. 上水を加熱するための給湯経路と、
    浴槽の湯水を加熱するための風呂循環経路と、
    前記給湯経路と前記風呂循環経路とを接続し、かつ前記給湯経路から前記風呂循環経路に湯水を流入させるための注湯経路と、
    前記給湯経路から前記注湯経路へ湯水の流通と遮断を切り替えるための注湯弁と、
    を備え、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の逆流防止装置の前記開閉弁が前記注湯弁となるように前記逆流防止装置が組み込まれている、風呂給湯器。
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