JP4642564B2 - グロメット止水構造 - Google Patents

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Description

本発明は、グロメット止水構造に関する。
一般に、自動車等の車両のドアのうちサイドドアにおいて車両本体とヒンジ結合するドアフレ−ムの端面(即ち、ドアパネルの一部)には貫通孔が設けられ、そしてサイドドアに配索されるドアハ−ネス(即ち、電線を含むワイヤーハーネス)は、貫通孔に装着されたグロメットを通してサイドドアから車両本体へ導出される。
しかし、グロメットをドアフレ−ム端面の貫通孔に装着する作業は、ドア内部から行なう必要が有り、非常に困難で手数が掛かる。
そこで、ドアフレ−ムにグロメットを装着するための貫通孔を設けることなく、ドアハ−ネスをドア内部から車両本体側に導出させるとともにドアパネル上に沿って延長させるドア構造に好適な貫通レスグロメットが用いられるようになってきた。即ち、この貫通レスグロメットを用いると、該貫通レスグロメットを貫通した状態で車両のドアに配索されるドアハーネスをドアのドアフレームの端面(即ち、ドアパネルの一部)上に沿って延長させることができるため、ドアパネルに貫通孔が必要とされない。
そのような貫通レスグロメットの一例が図7、図8および図9に示される(特許文献1参照)。図7および図8は貫通レスグロメット10の分解斜視図である。図8は、図7の貫通レスグロメット10を別の角度から見た図である。図8ではドアハ−ネス14が併せて示されている。
このグロメット10は、蛇腹が形成されたホース状部15と、ホース状部15に結合したグロメットカバー11と、略L字状のプロテクタ13と、を備えている。
ホース状部15は、ゴム材から成り、折曲可能である。グロメットカバー11は、ホース状部15と一体成形されたゴム板部と略L字状の金属製インナー12との複合部材であり、インサート成形によりゴム板部とインナー12とが一体化されている。
ドアハ−ネス14は、図8に示されるように、グロメットカバー11の内側およびインナー12に沿って配置され、ホース状部15の中を通って車両本体側に導出される。プロテクタ13は、ドアハ−ネス14を覆う形でグロメットカバー11に取付けられる。
図9に示されるように、サイドドアの室内側内板21から端面板22に掛けて略L字状の凹部が設けられ、そして端面板22側の凹部にグロメットカバー11が位置している。貫通レスグロメット10は、室内側内板21の凹部にインナー12が位置するようにドアパネルに取り付けられる。尚、サイドドアの室内側内板21および端面板22は、ドアパネルの一部である。
また、端面板22の室内側位置には、室外からの浸水等を防止するためのウエザーストリップ23が装着される。このウエザーストリップ23は、ドアパネルに固定された貫通レスグロメット10のグロメットカバー11上を通るように装着される。
ウエザーストリップ23は、サイドドアを閉じたとき、車両本体側に押し付けられて車両本体と室内側内板21との隙間を密封する。そのため、この隙間からの雨水等の浸入が防止され、また、室外の騒音が遮音される。
また、このウエザーストリップ23よりも室外側に位置する端面板22の凹部および貫通レスグロメット10から雨水等が浸水するのを防止するため、この貫通レスグロメット10では、図8に示されるように、グロメットカバー11内面のプロテクタ13の取付位置の周囲に内側シール部16が設けられ、また、グロメットカバー11の周縁部に外側シール部17が設けられている。
外側シール部17は、貫通レスグロメット10が端面板22の凹部に取り付けられた場合に、凹部内の端面板22の部分に当接し、浸水を防ぐ。また、内側シール部16は、外側シール部17から高圧水等が浸入した場合でも、ドアハーネスが水と接触するのを防ぐ。
ところで、図10に示されるように、車両本体30に取り付けられるドアのうち、はね上げ式のバックドア(即ち、ハッチバック)32は、その上端のドアパネルの部分(即ち、端面)で車両本体30とヒンジ結合され、車両本体30との間に取付部31を形成する。
バックドア32に設けられている電装品のためのドアハーネスは、バックドア32の取付部31に配置されたグロメットを介して車両本体側に導出される。
図7〜図9に示される上述の貫通レスグロメット10をバックドア32に用いる場合、貫通レスグロメット10のグロメットカバー11は、バックドア32の上端のドアパネルの部分(即ち、端面)に設けられた凹部に固定されることになるが、その厚みのため、凹部の周りのドアパネルの外面よりも多少突出する。
ウエザーストリップは、このグロメットカバー11を乗り越える形で装着され、図10の奥行き方向に延長する。このとき、ウエザーストリップは、長手方向に剛性を有しているため、バックドア32のドアパネルからグロメットカバー11に乗り上げる箇所でドアパネルと密着することができず、ウエザーストリップとドアパネルとグロメットカバー11との間に隙間が生じる。この隙間は、雨水等が車室内に浸水する大きな原因になる。
即ち、図10を参照しながら述べると、例えば、車両の上方から降り、バックドア32の取付部31に浸入した雨水は、取付部31に横たわるウエザーストリップに辿り着く。ウエザーストリップとドアパネルとグロメットカバー11との間に形成された隙間は上方に向けて開口しているため、その隙間から雨水が車室内に容易に浸入してしまう。
特開平11−20573号公報
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両のドアにワイヤーハーネスを配索するためのグロメット止水構造を提供することにある。
前述した目的を達成するため、本発明に係るグロメット止水構造は、下記(1)〜(2)を特徴としている。
(1) 車両のドアにワイヤーハーネスを配索するためのグロメット止水構造であって、
前記グロメットが、前記ドアのドアパネル上に配置されたグロメットカバーと、前記グロメットカバーの外表面に一体に形成された突条部と、を備え、
前記突条部が、前記グロメットカバーの外表面を乗り越えて前記ドアパネルに装着されたウエザーストリップに近接して並行するように配置され、更に、
前記突条部が前記グロメットカバーの外表面上で切れ目なく当該グロメットカバーの両側における外表面を除いて形成され、そして前記グロメットカバーの前記突条部が配置された部分の幅に比べて、前記グロメットカバーの前記ウエザーストリップが配置された部分の幅が狭いこと。
(2) 上記(1)の構成のグロメット止水構造において、
前記突条部が、更に、その両側端部下面に、前記突条部と前記ウエザーストリップとの間の空隙が前記グロメットカバーの中心に向かうほど拡がるように形成された返し部を有していること。
上記(1)の構成のグロメット止水構造によれば、ドアにグロメットを取り付けたときに生じるウエザーストリップとドアパネルとの隙間の開口が、突条部によって覆われるため、車室内への雨水等の浸入を防止できる。
また、上記(1)の構成のグロメット止水構造によれば、ドアにグロメットを取り付けたときに生じるウエザーストリップとドアパネルとの隙間の間隔が狭くなり、グロメットカバーの外表面上に設けた突条部で両方の隙間を確実に覆うことができる。
上記(2)の構成のグロメット止水構造における返し部はウエザーストリップとドアパネルとの隙間に浸入しようとする雨水等を空隙内で保持し、隙間への雨水等の浸入を阻止する。
尚、上述した本発明のグロメット止水構造は、車両のバックドアにワイヤーハーネスを配索するための貫通レスグロメットを用いた止水構造として用いると好適である。
本発明によれば、少ない部品点数で、簡単な構成により、ウエザーストリップとドアパネルとグロメットとの間に形成される隙間への雨水等の浸入を防止することができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための最良の形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
以下、本発明に係る好適な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、実施形態では、本発明のグロメット止水構造で採用可能なグロメットの一例として、グロメット本体を貫通した状態で自動車等の車両のドアに配索されるドアハーネスをドアのドアフレームの端面(即ち、ドアパネルの一部)上に沿って延長させるため、ドアパネルに貫通孔を要求しない貫通レスグロメットを採用している。また、そのような貫通レスグロメットが車両のドアのうち、はね上げ式のバックドア(即ち、ハッチバック)に設けられた形態の貫通レスグロメット止水構造に本発明を適用し、本発明に係るグロメット止水構造の実施形態として説明する。尚、本発明の実施形態を説明する前に、本発明の第1参考例を説明する。
図1(a)は本発明に係る貫通レスグロメット止水構造の第1参考例を示す平面図、図1(b)は図1(a)のI(b)−I(b)矢視断面図、図2は図1(a)のII−II矢視断面図、図3は本発明に係る貫通レスグロメット止水構造の第1参考例の側面図、図4(a)は本発明に係る貫通レスグロメット止水構造の実施形態を示す平面図、図4(b)は図4(a)のIV(b)−IV(b)矢視断面図、そして図5は本発明に係る貫通レスグロメット止水構造の実施形態の側面図である。
第1参考例
まず、図1(a)〜図3、および既に説明した図面も参照しながら本発明に係る貫通レスグロメット止水構造の第1参考例を説明する。
この貫通レスグロメット10は、特許文献1に記載されている貫通レスグロメットと同様に、ホース状部15とグロメットカバー11とプロテクタ(不図示)を備えており、更に、特許文献1に記載されていない新規な構成として、グロメットカバー11上に突条部50を備えている。
この貫通レスグロメット10は、図10のバックドア32の取付部31における端面(ここでは『ドアパネル33』と記述する。)に設けられた凹部に取付けられる。グロメットカバー11の内側には、特許文献1の貫通レスグロメットと同様に、内側シール部および外側シール部(いずれも不図示)を具備し、また、グロメットカバー11内側に配置したドアハーネス(不図示)を覆うようにプロテクタ(不図示)が固定されるが、その詳細な説明は、ここでは省略する。
バックドア32のウエザーストリップ23は、グロメットカバー11上を通ってバックドア32のドアパネル33上に横たわるように装着され、図10の奥行き方向に延長する。
突条部50は、グロメットカバー11上でウエザーストリップ23と近接する位置に、ウエザーストリップ23と並行となるようにグロメットカバー11に一体成形されている。
図2に示されるように、突条部50は、凹部の周りのドアパネル33の外面よりも突出するグロメットカバー11の外表面を囲むような形を有する。突条部50がドアパネル33と接する図2中のDの位置では、突条部50の両側端部がドアパネル33の外面に全面密着する。
この突条部50の長さは、後述する二つの隙間34の間の距離よりも長い。また、突条部50は、図3に示されるように、ウエザーストリップ23に向かって高さを増す傾斜面を有している。
ウエザーストリップ23は、バックドア32を閉じたとき、車両本体30側に押し付けられて取付部31におけるドアパネル33の外面と車両本体30との隙間を密封する。このとき、加圧されて変形したウエザーストリップ23は、突条部50とも密着する。
但し、バックドア32を閉じた場合でも、図1(b)に示されるようにウエザーストリップ23がグロメットカバー11に乗り上げる箇所では、ウエザーストリップ23とドアパネル33とグロメットカバー11との間に上方に向けて開口する隙間34が生じる。
しかし、この貫通レスグロメット10では、突条部50が、ウエザーストリップ23の上に配置、即ち、ウエザーストリップ23の基端部に在る隙間34の開口を覆うように配置されているため、これらの隙間34から雨水等が車室内に浸水するのを防止できる。
また、突条部50のウエザーストリップ23に向かって高さを増す傾斜面は、バックドア32の取付部31に浸入した雨水等を、図3に矢印で示されるように、ウエザーストリップ23の先端部側(即ち、末端部側)に素早く導くことができる。ウエザーストリップ23に到達した雨水等は、バックドア32が閉じられているとき、ウエザーストリップ23に沿って流れて取付部31の両側端部へ導かれ、それら両側端部から下方に向かって滴り落ち、車両外に排水される。
突条部50に図3に示される傾斜面が設けられず、取付部31に浸入した雨水等が突条部50上で滞留した場合は、突条部50を回り込んだ雨水等が隙間34に達する可能性が生じるが、突条部50の傾斜面は突条部50上の雨水等の滞留を生じさせないように作用している。
以上、説明したように、本発明に係る貫通レスグロメット止水構造の第1参考例は、車両のバックドア32にワイヤーハーネスを配索するための貫通レスグロメット止水構造であって、貫通レスグロメット10が、バックドア32のドアパネル33上に配置されたグロメットカバー11と、当該グロメットカバー11の外表面に一体に形成された突条部50と、を備え、当該突条部50が、グロメットカバー11の外表面を乗り越えてドアパネル32に装着されたウエザーストリップ23に近接して並行するように配置され、そして突条部50の長さが、グロメットカバー11の両側における外表面とウエザーストリップ23とドアパネル33との間に生じる隙間34を結ぶ距離よりも長くなるように設定されている。また、突条部50はグロメットカバー11の外表面上で切れ目なく当該グロメットカバー11の両側における外表面にまで形成され、そして当該突条部50の両側端部がドアパネル33に密着する。
よって、本発明に係る貫通レスグロメット止水構造の第1参考例では、バックドア32の取付部31に貫通レスグロメット10を取り付けたときに生じるウエザーストリップ23とドアパネル33との隙間34を、突条部50で傘のように上から覆っているため、車室内への浸水を防止することができる。
実施形態
次に、図4(a)〜図5、および既に説明した図面も参照しながら本発明に係る貫通レスグロメット止水構造の実施形態を説明する。
本発明に係る貫通レスグロメット止水構造の実施形態における貫通レスグロメットは、第1参考例の貫通レスグロメットと比べて、
(A)グロメットカバーの下方部分の幅を狭くした点、
(B)突条部をその両側端部を突出させずにグロメットカバーの前面上のみに設けている点、および
(C)突条部の両側端部下面に返し部を形成した点、
で相違している。その他の構成は第1参考例と変わりがない。よって、実施形態における上述の第1参考例の構成要素と同様な構成要素には、同一符号を付して説明を簡略化あるいは省略する。
グロメットカバー11Aの下方部分19の幅は、グロメットカバー11Aの突条部51が配置された部分の幅(よりシンプルに言えば、突条部51の長さ)よりも狭く、ウエザーストリップ23は、この幅の狭いグロメットカバー11Aの下方部分19の上を通る形でバックドア32のドアパネル33に装着される。
そのため、突条部51の長さは、第1参考例の突条部50よりも短いが、図4(b)に示されるように、ウエザーストリップ23がグロメットカバー11Aに乗り上げる箇所で生じるウエザーストリップ23とドアパネル33との間の二つの隙間34の間隔よりは長い。それ故、隙間34の開口は突条部51により覆われる。従って、貫通レスグロメット10Aを小型化できる。
突条部51の返し部52は、突条部52とウエザーストリップ23との間の空隙がグロメットカバー11Aの中心に向かうほど拡がるように形成された切欠き部分である。これら返し部52は突条部51の下面の左右部分に設けられている。返し部52は、ウエザーストリップ23とドアパネル33との隙間34に浸入しようとする雨水等を空隙内で保持し、隙間34への雨水等の浸入を阻止する。
尚、図5から明らかなように、ウエザーストリップ23に向かって高さを増す傾斜面が突条部51にも形成されている。
このように、本発明に係る貫通レスグロメット止水構造の実施形態は、車両のバックドア32にワイヤーハーネスを配索するための貫通レスグロメット止水構造であって、貫通レスグロメット10Aが、バックドア32のドアパネル33上に配置されたグロメットカバー11Aと、当該グロメットカバー11Aの外表面に一体に形成された突条部51と、を備え、当該突条部51が、グロメットカバー11Aの外表面を乗り越えてドアパネル32に装着されたウエザーストリップ23に近接して並行するように配置され、そして突条部51の長さが、グロメットカバー11Aの両側における外表面とウエザーストリップ23とドアパネル33との間に生じる隙間34を結ぶ距離よりも長くなるように設定されている。また、突条部51はグロメットカバー11Aの外表面上で切れ目なく当該グロメットカバー11Aの両側における外表面を除いて形成され、そしてグロメットカバー11Aの突条部51が配置された部分の幅に比べて、グロメットカバー11Aのウエザーストリップ23が配置された部分の幅が狭い。また、突条部51は、更に、その両側端部下面に、突条部51とウエザーストリップ23との間の空隙がグロメットカバー11Aの中心に向かうほど拡がるように形成された返し部52を有している。
よって、本発明に係る貫通レスグロメット止水構造の実施形態では、バックドア32の取付部31に貫通レスグロメット10Aを取り付けたときに生じるウエザーストリップ23とドアパネル33との隙間34を、突条部51で傘のように上から覆っているため、車室内への浸水を防止することができる。また、隙間34の間隔が狭くなり、グロメットカバー11Aの外表面上に設けた突条部51で両方の隙間を確実に覆うことができる。更に、返し部52は隙間34に浸入しようとする雨水等を空隙内で保持し、隙間34への雨水等の浸入を阻止する。
さて、ここで、本発明の更なる優位性を説明するため、図6に第2参考例を示す。図6(a)は貫通レスグロメット止水構造の第2参考例を示す平面図、そして図6(b)は図6(a)のVI(b)−VI(b)矢視断面図である。
図6(a)および図6(b)に示される貫通レスグロメット止水構造の第2参考例は、本発明に係る貫通レスグロメット止水構造の第1参考例のような突条部を持たず、また本発明に係る貫通レスグロメット止水構造の実施形態のように、グロメットカバーの下方部分の幅を狭くし、突条部をその両側端部を突出させずにグロメットカバーの前面上のみに設け、そして突条部の両側端部下面に返し部を形成した構造も備えていない。
そのため、バックドア32の取付部31の隙間から浸入した雨水等は、図6(a)の矢印で示される流路40を通ってウエザーストリップ23に辿り着く。この流路40はウエザーストリップ23と直交しており、隙間34が流路40に向かって上方に開口しているため、当該隙間34から雨水等が車室内に容易に浸入してしまう。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
本発明は、例えば、バックドアに貫通レスグロメットを取り付けてワイヤーハーネスを配索する場合に、簡単な構成で止水を実現することが可能であり、バックドア等といったドアを有する各種車両に広く利用することができる。
図1(a)は本発明に係るグロメット止水構造の第1参考例を示す平面図、そして図1(b)は図1(a)のI(b)−I(b)矢視断面図である。 図1(a)のII−II矢視断面図である。 本発明に係るグロメット止水構造の第1参考例の側面図である。 図4(a)は本発明に係るグロメット止水構造の実施形態を示す平面図、そして図4(b)は図4(a)のIV(b)−IV(b)矢視断面図である。 本発明に係るグロメット止水構造の実施形態の側面図である。 図6(a)はグロメット止水構造の第2参考例を示す平面図、そして図6(b)は図6(a)のVI(b)−VI(b)矢視断面図である。 従来のグロメットの分解斜視図である。 図7のグロメットを他の方向から見た分解斜視図である。 サイドドアへのグロメットの取付け状態を示す斜視図である。 はね上げ式のバックドア(即ち、ハッチバック)を備えた自動車を模式的に示す側面図である。
符号の説明
10,10A 貫通レスグロメット(グロメット)
11,11A グロメットカバー
12 インナー
13 プロテクタ
14 ドアハ−ネス(ワイヤーハーネス)
15 ホース状部
16 内側シール部
17 外側シール部
19 グロメットカバーの下方部分
21 室内側内板
22 端面板
23 ウエザーストリップ
30 車両本体
31 取付部
32 バックドア(ドア)
33 ドアパネル
34 隙間
40 流路
50 突条部
51 突条部
52 返し部

Claims (2)

  1. 車両のドアにワイヤーハーネスを配索するためのグロメット止水構造であって、
    前記グロメットが、前記ドアのドアパネル上に配置されたグロメットカバーと、前記グロメットカバーの外表面に一体に形成された突条部と、を備え、
    前記突条部が、前記グロメットカバーの外表面を乗り越えて前記ドアパネルに装着されたウエザーストリップに近接して並行するように配置され、更に、
    前記突条部が前記グロメットカバーの外表面上で切れ目なく当該グロメットカバーの両側における外表面を除いて形成され、そして前記グロメットカバーの前記突条部が配置された部分の幅に比べて、前記グロメットカバーの前記ウエザーストリップが配置された部分の幅が狭いことを特徴とするグロメット止水構造。
  2. 前記突条部が、更に、その両側端部下面に、前記突条部と前記ウエザーストリップとの間の空隙が前記グロメットカバーの中心に向かうほど拡がるように形成された返し部を有していることを特徴とする請求項1に記載したグロメット止水構造。
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