JP2021046099A - 車両用ドア構造体 - Google Patents

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浩樹 小笠原
Hiroki Ogasawara
浩樹 小笠原
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Abstract

【課題】従来に比べてコスト低減できる車両用ドア構造体の提供。【解決手段】、ウェザーストリップ30の下縁部延び部30bにある中空リップ部32に、車内IN側に向って開口される室内側水抜き孔32aと車外OUT側に向かって開口される室外側水抜き孔32bとが形成されている。そのため、クリップ40の取付け力により基底部31とドア本体20との隙間Sから車内IN側に排水された水W1を、室内側水抜き孔32aから中空リップ部32内に流して室外側水抜き孔32bから車外OUT側に排水できる。よって、基底部31とドア本体20との隙間Sから車内IN側に排水された水W1を車外OUT側に水抜きできる。この構造ではスポンジ等の別部品を要しないため、コスト低減できる。【選択図】 図4

Description

本発明は、ウェザーストリップが取付けられる車両用ドア構造体に関する。
図6〜図9は、従来の車両用ドア構造体1を示している。図7に示すように、従来の車両用ドア構造体1では、ドア本体2の周縁部に配置されるウェザーストリップ3は、基底部3aと中空リップ部3bとを有しており、基底部3aに取付けられるクリップ4を用いてドア本体2に装着されている。
クリップ4は、ウェザーストリップ3の長手方向(延び方向)に間隔をおいて断続的に複数設けられている。そのため、図7に示すように、クリップ4が配置されている箇所では、クリップ4によるドア本体2への取付け力により基底部3aとドア本体2との間に車外からの水(洗車時の水、雨水等)Wが侵入することはほとんどないが、図8に示すように、クリップ4が配置されていない箇所では、クリップ4によるドア本体2への取付け力が弱く、基底部3aとドア本体2との隙間Sに水Wの一部が侵入することがある。隙間Sに侵入した水Wは、隙間Sをウェザーストリップ3の長手方向に沿って下方に流れ、図9に示すように、ウェザーストリップ3の下端部における基底部3a部分に設けられるリップカット部3dから車外に排水される。なお、リップカット部3dと同一断面上には、隙間Sの水Wが車内IN側に流れることを抑制しつつ車外OUT側に流れることを補助するスポンジ5が設定されている。
しかし、上記従来技術には、つぎの問題点がある。
水Wを隙間Sから排水するためにスポンジ5が設定されているため、コストを低減する点で改善の余地がある。
なお、特開2014−083965号公報は、ドア本体の下縁部に設けられる排水孔と、ドア本体の下縁部に沿って配置される中空状ウェザーストリップの上面に設けられる連通孔とを、対向させて配置し、ドア本体内の水をウェザーストリップの中空リップ部に流してウェザーストリップの長手方向端部から排水する技術を開示している。
しかし、上記公報開示の技術は、ドア本体内の水をウェザーストリップの中空リップ部を介して排水する技術であり、ドア本体とウェザーストリップとの隙間に侵入した水を排水する技術ではない。そのため、上記公報開示の技術は、上述した従来技術の問題点解消に寄与するものではない。
特開2014−083965号公報
本発明の目的は、従来に比べてコスト低減できる車両用ドア構造体を提供することにある。
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1) ドア本体と、
クリップが取付けられる基底部と、内部が中空とされた中空リップ部と、を有し、前記ドア本体の周縁部に配置されるとともに前記クリップを用いて前記ドア本体に装着されるウェザーストリップと、
を有する車両用ドア構造体であって、
前記ウェザーストリップは、前記ドア本体が閉状態にあるときに前記ドア本体の下縁部に沿って車両前後方向に延びる下縁部延び部を有しており、該下縁部延び部にある前記中空リップ部に、車内側に向って開口される室内側水抜き孔と車外側に向って開口される室外側水抜き孔と、が形成されており、
前記ウェザーストリップの長手方向で、前記室内側水抜き孔と前記室外側水抜き孔とは、異なる位置に設けられており、前記室内側水抜き孔は、前記室外側水抜き孔よりも前記クリップに近い位置に設けられている、車両用ドア構造体。
上記(1)の車両用ドア構造体によれば、つぎの効果を得ることができる。
ウェザーストリップの長手方向でクリップが配置されていない箇所からウェザーストリップの基底部とドア本体との隙間に水が侵入することがある。隙間に侵入した水は、ウェザーストリップの長手方向に沿って下方に自重により流れるが、クリップが配置されている箇所ではクリップの取付け力が大であり隙間がほとんど無くなり、隙間から水が排水される。排水された水のうち車外側に排水された水は、車内側に侵入することが無いため問題になることはないが、排水された水のうち車内側に排水された水は、車外側に排水する必要がある。
ここで、本発明では、ウェザーストリップの下縁部延び部にある中空リップ部に、車内側に向って開口される室内側水抜き孔と車外側に向かって開口される室外側水抜き孔とが形成されている。そのため、クリップの取付け力により基底部とドア本体との隙間から車内側に排水された水を、室内側水抜き孔から中空リップ部内に流して室外側水抜き孔から車外側に排水できる。よって、基底部とドア本体との隙間から車内側に排水された水を車外側に水抜きできる。この構造では、スポンジ等の別部品を設けることなく、基底部とドア本体との隙間の水を車外側に排水できるため、従来に比べてコスト上有利である。
また、室内側水抜き孔と室外側水抜き孔とが、ウェザーストリップの長手方向で異なる位置(異なる断面上)に設けられている。そのため、室内側水抜き孔と室外側水抜き孔とがウェザーストリップの長手方向で同じ位置(同一断面上)に設けられる場合に比べて、車外側から水、音、埃等が室外側水抜き孔と室内側水抜き孔を通って車内側に侵入してしまうことを抑制できる。
さらに、ウェザーストリップの長手方向で、室内側水抜き孔が室外側水抜き孔よりもクリップに近い位置に設けられている。そのため、室内側水抜き孔をクリップに近づけて設けることができる。よって、クリップの取付け力によりウェザーストリップの基底部とドア本体との隙間から車内側に排水された水を、基底部とドア本体との隙間に再度侵入してしまうことなく、室内側水抜き孔から中空リップ部内に流すことができる。
本発明実施例の車両用ドア構造体の側面図である。 図1のA−A線拡大断面図である。 図1のB−B線拡大断面図である。 図1のC−C線拡大断面図である。 図1のD−D線拡大断面図である。 従来の車両用ドア構造体の側面図である。 図6のE−E線拡大断面図である。 図6のF−F線拡大断面図である。 図6のG−G線拡大断面図である。
以下に、図面を参照して、本発明実施例の車両用ドア構造体を説明する。なお、図中、FRは車両前側を示し、UPは車両上側を示している。また、INはウェザーストリップに対する車内側、OUTはウェザーストリップに対する車外側を示している。
本発明実施例の車両用ドア構造体10は、図1に示すように、ドア本体20と、ドア本体20の周縁部21に装着されるウェザーストリップ30と、を有する。
ドア本体20は、車両の右側または左側に設けられるサイドドア本体である。ドア本体20は、スイング式であり車体50の側面に設けられる開口を開閉可能である。ドア本体20は、運転席乗員または助手席乗員の乗降用のフロントサイドドア本体であってもよく、リア席乗員の乗降用のリアサイドドア本体であってもよい。なお、以下、特に説明する場合を除き、ドア本体20が閉状態にあるときをもって説明する。
ドア本体20の周縁部21のうち、上下方向に延びる車両前側縁部21aの車両幅方向内側には、図2、図3に示すように、車体50を構成するフェンダパネルまたは該パネルに連なるキャビン側部材51がある。また、ドア本体20の周縁部21のうち、車両前後方向に延びる下縁部21bの車両幅方向内側には、図4、5に示すように、車体50を構成するロッカ52がある。
ロッカ52は、ロッカアウタパネル53と、ロッカアウタパネル53の車両幅方向内側に配置されておりロッカアウタパネル53と接続される図示略のロッカインナパネルと、を有する。ロッカ52は、ロッカアウタパネル53とロッカインナパネルとで車両前後方向と直交する断面視で閉断面構造となっている。ロッカアウタパネル53は、車両幅方向外側かつ下方に傾斜するロッカ傾斜部53aと、ロッカ傾斜部53aの車両幅方向外側端部から折れ曲がって下方に延びるロッカ下方延設部53bと、を有している。
ウェザーストリップ30は、ゴム製である。ウェザーストリップ30は、ドア本体20に装着されており、車体50に弾性的に接触することでドア本体20と車体50との間をシールする。
図1に示すように、ウェザーストリップ30は、ドア本体20の車両幅方向内側の周縁部21に装着されている。ウェザーストリップ30は、周縁部21に全周にわたって連続して設けられている。このため、ウェザーストリップ30は、ドア本体20の車両前側縁部21aに沿って上下方向に延びる前側縁部延び部30aと、ドア本体20の下縁部21bに沿って車両前後方向に直線状(略直線状を含む)に延びる下縁部延び部30bを、有する。
図2に示すように、横断面視で、ウェザーストリップ30は、基底部31と、内部が中空とされた中空リップ部32と、を有する。
基底部31は、中空リップ部32からドア本体20側に突出して設けられている。基底部31には、ウェザーストリップ30とは別体に形成されるクリップ40が取付けられている。ウェザーストリップ30は、クリップ40を用いてドア本体20に装着されている。詳しくは、ウェザーストリップ30は、クリップ40をドア本体20に設けられるクリップ挿入用孔22に弾性変形させつつ挿入させ、挿入後に復元させてクリップ挿入用孔22の縁部に係合させることで、ドア本体20に装着される。クリップ40は、ウェザーストリップ30の長手方向(延び方向)に、間隔をおいて断続的に複数設けられている。
中空リップ部32は、内部が中空とされているため、比較的弱い力で弾性変形可能とされている。中空リップ部32が車体50に押されて弾性変形することで、ウェザーストリップ30は、ドア本体20と車体50との間をシールしている。図2、図3に示すように、前側縁部延び部30aにある中空リップ部32は、基底部31と反対側にある中空リップ部32部分で、車体50に当接している。図4,図5に示すように、下縁部延び部30bにある中空リップ部32は、中空リップ部32の側面部分で、ロッカ52のロッカ下方延設部53bに当接している。
ウェザーストリップ30の下縁部延び部30bにある中空リップ部32には、車内IN側に向って開口される室内側水抜き孔32a(図4)と、室外OUT側に向って開口される室外側水抜き孔32b(図5)と、が形成されている。
室内側水抜き孔32aと室外側水抜き孔32bは、ウェザーストリップ30の長手方向に複数設けられている。図1に示すように、室内側水抜き孔32aと室外側水抜き孔32bは、ウェザーストリップ30の下縁部延び部30bの車両前後方向中央30b1よりも車両前側にある延び部前側部30b2と、車両前後方向中央30b1よりも車両後側にある延び部後側部30b3とに、それぞれ少なくとも1つずつ設けられている。
図4、図5に示すように、ウェザーストリップ30の長手方向(車両前後方向)で、室内側水抜き孔32aと室外側水抜き孔32bとは、互いに異なる位置に設けらている。そして、ウェザーストリップ30の長手方向で、室内側水抜き孔32aは、室外側水抜き孔32bよりもクリップ40に近い位置に設けられている。室内側水抜き孔32aは、ウェザーストリップ30の長手方向で、クリップ40と同じ位置(同一断面内)に設けられていることが望ましい。
車両前後方向と直交する断面視で、室内側水抜き孔32aは、ロッカ傾斜部53a上の水を受け入れることができるように、ロッカアウタパネル53のロッカ傾斜部53aの延長線上の位置に設けられている。
室内側水抜き孔32aと室外側水抜き孔32bの形状は、特に限定されるものではないが、たとえば円形である。車外OUT側から室外側水抜き孔32bを通って水、音、埃等(異物)が中空リップ部32内に侵入することを抑制するために、室外側水抜き孔32bの大きさは、室内側水抜き孔32aの大きさよりも小とされている。
つぎに、本発明実施例の作用、効果を説明する。
クリップ40が、ウェザーストリップ30の長手方向に間隔をおいて断続的に複数設けられているため、図2に示すように、ウェザーストリップ30の長手方向でクリップ40が配置されている箇所では、クリップ40によるドア本体20への取付け力により基底部31とドア本体20との間に車外からの水(洗車時の水、雨水等)Wが侵入することはほとんどない。しかし、図3に示すように、ウェザーストリップ30の長手方向でクリップ40が配置されていない箇所では、クリップ40によるドア本体20への取付け力が弱く、基底部31とドア本体20の隙間Sに水Wの一部が侵入することがある。隙間Sに侵入した水Wは、ウェザーストリップ30の長手方向に沿って下方に自重により流れるが、クリップ40が配置されている箇所ではクリップ40の取付け力が大であり隙間Sがほとんど無くなるため、隙間Sから水Wが排水される。隙間Sから排水された水Wのうち車外OUT側に排水された水は、車内IN側に侵入することが無いため問題になることはないが、隙間Sから排水された水Wのうち車内IN側に排水された水W1は、車外OUT側に排水する必要がある。
本発明実施例では、図4、図5に示すように、ウェザーストリップ30の下縁部延び部30bにある中空リップ部32に、車内IN側に向って開口される室内側水抜き孔32aと車外OUT側に向かって開口される室外側水抜き孔32bとが形成されている。そのため、図4、図5の矢印にて示すように、クリップ40の取付け力により基底部31とドア本体20との隙間Sから車内IN側に排水された水W1を、室内側水抜き孔32aから中空リップ部32内に流して室外側水抜き孔32bから車外OUT側に排水できる。よって、基底部31とドア本体20との間の隙間Sから車内IN側に排水された水W1を車外OUT側に水抜きできる。この構造では、スポンジ等の別部品を設けることなく、基底部31とドア本体20との隙間Sの水Wを車外OUT側に排水できるため、従来に比べてコスト上有利である。
室内側水抜き孔32aと室外側水抜き孔32bとが、ウェザーストリップ30の長手方向で異なる位置(異なる断面上)に設けられている。そのため、室内側水抜き孔32aと室外側水抜き孔32bとがウェザーストリップ30の長手方向で同じ位置(同一断面上)に設けられる場合に比べて、車外OUT側から水、音、埃等の異物が室外側水抜き孔32bと室内側水抜き孔32aを通って車内IN側に侵入してしまうことを抑制できる。
ウェザーストリップ30の長手方向で、室内側水抜き孔32aが室外側水抜き孔32bよりもクリップ40に近い位置に設けられている。そのため、室内側水抜き孔32aをクリップ40に近づけて設けることができる。よって、クリップ40の取付け力によりウェザーストリップ30の基底部31とドア本体20との隙間Sから車内IN側に排水された水W1を、基底部31とドア本体20との隙間Sに再度侵入してしまうことなく、室内側水抜き孔32aから中空リップ部32内に流すことができる。
室内側水抜き孔32aが、ウェザーストリップ30の長手方向でクリップ40と同じ位置(同一断面内)に設けられているため、ウェザーストリップ30の長手方向でクリップ40と異なる位置(異なる断面上)に設けられる場合に比べて、クリップ40の取付け力によりウェザーストリップ30の基底部31とドア本体20との隙間Sから車内IN側に排水された水W1を、基底部31とドア本体20との隙間Sに再度侵入してしまうことなく、室内側水抜き孔32aから中空リップ部32内に安定的に流すことができる。
車両前後方向と直交する断面視で、室内側水抜き孔32aがロッカ傾斜部53aの延長線上の位置に設けられているため、クリップ40の取付け力によりウェザーストリップ30の基底部31とドア本体20との隙間Sから車内IN側に排水された水W1がロッカ傾斜部53a上に流れた場合であっても、ロッカ傾斜部53aの傾斜を利用してロッカ傾斜部53aから室内側水抜き孔32aに水W1を流すことができる。また、ロッカ傾斜部53aが車両幅方向外側かつ下方に傾斜しているため、車両が左右に傾いている時にも、ロッカ傾斜部53aから室内側水抜き孔32aに水W1を流すことができる。
室内側水抜き孔32aと室外側水抜き孔32bとが、ウェザーストリップ30の下縁部延び部30bの延び部前側部30b2と延び部後側部30b3とにそれぞれ設けられているため、車両が前側に傾いているときにはウェザーストリップ30の延び部前側部30b2に設けられる孔32a、32bを通して水W1を排水でき、車両が後側に傾いているときにはウェザーストリップ30の延び部後側部30b3に設けられる孔32a、32bを通して水W1を排水できる。
室外側水抜き孔32bの大きさが、室内側水抜き孔32aの大きさよりも、小とされているため(室外側水抜き孔32bが室内側水抜き孔32aよりも小径孔とされているため)、室外側水抜き孔32bの大きさが室内側水抜き孔32aと同じかそれより大とされている場合に比べて、車外OUT側から水、音、埃等の異物が室外側水抜き孔32bから中空リップ部32内に侵入してしまうことを抑制できる。
10 車両用ドア構造体
20 ドア本体
21 ドア本体の周縁部
21a ドア本体の車両前側縁部
21b ドア本体の下縁部
22 クリップ挿入用孔
30 ウェザーストリップ
30a 前側縁部延び部
30b 下縁部延び部
30b2 延び部前側部
30b3 延び部後側部
31 基底部
32 中空リップ部
32a 室内側水抜き孔
32b 室外側水抜き孔
40 クリップ
50 車体
51 キャビン側部材
52 ロッカ
53 ロッカアウタパネル
53a ロッカ傾斜部
S 基底部とドア本体の隙間
W、W1 水

Claims (1)

  1. ドア本体と、
    クリップが取付けられる基底部と、内部が中空とされた中空リップ部と、を有し、前記ドア本体の周縁部に配置されるとともに前記クリップを用いて前記ドア本体に装着されるウェザーストリップと、
    を有する車両用ドア構造体であって、
    前記ウェザーストリップは、前記ドア本体が閉状態にあるときに前記ドア本体の下縁部に沿って車両前後方向に延びる下縁部延び部を有しており、該下縁部延び部にある前記中空リップ部に、車内側に向って開口される室内側水抜き孔と車外側に向って開口される室外側水抜き孔と、が形成されており、
    前記ウェザーストリップの長手方向で、前記室内側水抜き孔と前記室外側水抜き孔とは、異なる位置に設けられており、前記室内側水抜き孔は、前記室外側水抜き孔よりも前記クリップに近い位置に設けられている、車両用ドア構造体。
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