JPH04176936A - 組立住宅の防水施工方法 - Google Patents

組立住宅の防水施工方法

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JPH04176936A
JPH04176936A JP30459990A JP30459990A JPH04176936A JP H04176936 A JPH04176936 A JP H04176936A JP 30459990 A JP30459990 A JP 30459990A JP 30459990 A JP30459990 A JP 30459990A JP H04176936 A JPH04176936 A JP H04176936A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は組立住宅の防水施工方法に関する。
(従来の技術〉 組立住宅とは、特公昭61−62224号公報に記載あ
るように、運搬可能な一定の大きさの箱型の、且つ、内
部、外部の仕上げちれた住宅ユニットを、予め、工場で
生産し、その複数個を建築現場に運び、現場で組み立て
て、住宅となすものである。
この組立住宅は、工期が短く、且つ、寸法精度の良い標
準化された住宅となる特徴があることから、近年、だん
だん広く採用されている。
この組立住宅の骨格は、特公昭60−13778号公報
に示されているが、第4図を参照しながら説明すると、
4本の柱111と、4本の床梁112と、4本の天井梁
113とを箱形に組み立てて、交点を溶接したものであ
る。
そして、この天井梁113と床梁112との間には、ス
タッド114が橋渡しされている。
このスタッド114や柱111、床梁112、天井梁1
13に外壁が取り付けられる。
組立住宅に使用される外壁は種々なものかあるが、その
最も一般的な外壁は、外壁材を四角筒状鋼のフレームに
取り付けたものである。
そして、この外壁のフレームをスタ・ノド114等にリ
ベットで取り付けることによって、住宅ユニットの骨格
に外壁が取り付けられる。
この工場で製作した住宅ユニットの骨格に、内装、外装
を施し、この住宅ユニットAを施工現場に運搬し、これ
を第5図に示されるように、吊り上げ、据え付け、仕上
げを施して、組立住宅を完成させる。
かかる組立住宅の外壁と外壁との間の防水施工方法とし
ては、種々な方法があるか、その代表的な方法を示すと
次の方法かある。
即ち、住宅ユニットの骨格に取り付けた外壁と外壁との
間の垂直目地は、特開昭55−138528号公報に記
載あるように、この垂直目地にガスケットを挿入して防
水施工を行っている。 又、下階の住宅ユニットと、こ
の上に据え付ける上階の住宅ユニットとの間の隙間の水
平目地は、実公昭59−36567号公報に記載あるが
、第6図を参照しながら説明すると、下階の天井梁11
3と上階の床梁112との間や、外壁115と床梁11
2や天井ff1l13の間にシーリング材116を設け
、且つ、上階の外壁の内側から下階の外壁の外側に到る
被覆板117を取り付けて防水施工を行っている。
(発明が解決しようとする課題) 一般住宅では建築現場で住宅の骨格を製作した後、下階
から上階まで外壁を順次取り付けるから、上階と下階上
の間に特殊な目地は存在しない。しかし、組立住宅では
、工場で上階の住宅ユニットと下階の住宅ユニットとを
別々に、製作し、これを施工現場に運搬し、施工現場で
、下階の住宅ユニットを据え付け、その上に上階の住宅
ユニットを据え付けるから、必然的に、下階の住宅ユニ
ットと上階の住宅ユニットとの間に継ぎ目、即ち、水平
目地が生ずる。
そして、住宅ユニットの骨格に取り付けらた外壁と外壁
との間の垂直目地の防水施工は、工場で施工されるから
防水性能がよいが、上階と下階の住宅ユニットの間の水
平目地、および、住宅ユニットと隣の住宅ユニットとの
間の垂直目地は施工現場で施工するから、不完全になり
易い。
特に、水平目地の防水施工は、極めて困難であり、不完
全になり易い。
従って、従来では、この水平目地の防水は、前述の実公
昭59−36567号公報に記載あるように、下階の住
宅ユニットと上階の住宅ユニットとの間にシーリング材
116を設け、更に、被覆板117を設けるというよう
に、極めて複雑な構造をしている。又、この施工は、通
常、予め、被覆板117を上階の住宅ユニットの外壁1
15下端の内側に取り付け、この被覆板117か下階の
住宅ユニットの外壁115上端の外側に位置するように
、上階の住宅ユニットを下階の住宅ユニットの上に注意
深く降ろして据え付ける。従って、極めて細心の注意を
もって施工する必要かあり、困難であった。
そこで、本発明の目的は、上階住宅ユニットと下階の住
宅ユニットの間の水平目地の防水施工を、容易に且つ確
実に防水できる施工方法を提供することである。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記の問題を解決し、上記目的を達成するため
になしたもので、工場で住宅ユニットを製作し、施工現
場で複数個の住宅ユニットを組み立てる組立住宅の防水
施工方法であって、前記住宅ユニットの骨格は天井梁、
柱、床梁を箱形に組み立てたものであり、工場で下階の
住宅ユニットの骨格に外壁を取り付け、この下階の外壁
の上端面から天井梁の上面にブチルゴムテープを貼り、
施工現場で下階の住宅ユニットを据え付け、工場で貼ら
れたブチルゴムテープの上に、合成樹脂またはゴムの発
泡シートを載せ、この上に上階の住宅ユニットを載せる
のである。
本発明において、ブチルゴムテープとはブチルゴムをテ
ープ状にしたものであって、加硫したものと未加硫のも
のとがある。未加硫のものは、柔らかな粘土状のもので
、接着性、撥水性の優れたものであるが、加硫の程度が
大きくなるに従い、次第に硬いゴム状になり、接着性、
撥水性が劣るようになる。
住宅ユニットの据え付けは、天気の良い日ばかりでなく
、据え付けている途中から雨が降ったり、あるいは、工
程上、少し位雨か降っていても据え付けることかある。
従って、かかる雨が降っていても防水を完全にする施工
する方法が要望されている。
発明者の研究によれば、かかる雨が降っているときに据
え付ける住宅ユニットの防水施工を完全にするには、雨
水に濡れても、下階の外壁の上端や梁の上面に設けられ
ているブチルゴムテープの接着性能が衰えないようにす
れば、このブチルゴムテープがこの上に載せられる発泡
シートや上階の住宅ユニットの外壁材の下端面や床梁の
下面に接着し、防水性能が悪くならないことが判明した
このように、雨水によって接着性能が衰えないようにす
る方法を説明すると、次のような方法がある。
即ち、第1の方法は、ブチルゴムテープの加硫の少ない
柔らかな撥水性の良いものを使用し、施工中に、ブチル
ゴムテープの表面に降った雨水を撥水させる方法である
かかるブチルゴムテープとしては、加硫の少ない柔らか
いJ IS−に−2530に規定する針侵入度が60以
上のものか好適である。
第2の方法は、工場で、ブチルゴムテープの表面に撥水
性のよいゴム系両面粘着テープを貼ることである。
この際、住宅ユニットを現場に運搬し、施工する迄に、
ゴム系両面粘着テープ表面が汚れないように、粘着テー
プ表面に離型紙を設けると便利である。
第3の方法は、工場で、ブチルテープの上にアクリル系
エマルジョン接着剤を塗布する方法である。このように
、このアクリル系エマルジョン接着剤を塗布すると、ブ
チルテープの上に、雨水等によって接着性能が影響され
ないアクリル系接着剤の層が設けられるから、雨水がこ
の上に降っても、接着性能に影響されない。
組立住宅の施工現場での防水施工で最も困難なところは
、施工現場で防水施工する住宅ユニットと隣の住宅ユニ
ットとの間の縦目地と、上階の住宅ユニットと下階の住
宅ユニットとの間の水平目地との交点、即ち、十字目地
部である。
本発明では、この十字目地部の防水施工としては、施工
現場で施工される住宅ユニットと隣の住宅ユニットとの
間の垂直目地にガスケットを挿入して、垂直目地の防水
を施し、次に、下階の住宅ユニットの外壁の上端面から
天井梁の上面とに貼られたブチルゴムテープと隣の住宅
ユニットのブチルゴムテープとの間に橋渡しするように
、別のブチルゴムテープを貼って、住宅ユニットの外壁
上端面と天井梁上面に貼られたブチルゴムテープと隣の
住宅ユニットに貼られたブチルゴムテープとを繋ぎ、こ
の間隙をなくして、水平目地の防水を施す。その結果、
この十字目地の防水は完全になる。
勿論、雨の日に施工するときには、使用するブチルゴム
テープを、前述のように、雨水によって接着性能が影響
されないようにすることが望ましい。特に、ブチルゴム
テープとして加硫の少ないものを使用することが望まし
い。
本発明において、合成樹脂またはゴムの発泡シートとは
、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニール、
ポリウレタン等の合成樹脂の発泡体や、天然ゴム等のゴ
ムの発泡体のシートをいい、発泡体の気泡が連続になっ
ていてもよいし、独立になっていてもよい。
この合成樹脂やゴムの発泡シートをブチルゴムテープの
上に載せるのは次の理由による。
即ち、本発明における組立住宅の据え付けは、下階の住
宅ユニットの上に、上階の住宅ユニットを据えつけるの
であるが、その開にブチルゴムテープと発泡シートがあ
ると、この発泡シートとブチルゴムテープとが上階の住
宅ユニットによって圧縮され、この上階と下階の住宅ユ
ニットの隙間がなくなると同時に、ブチルゴムテープが
、発泡シートや上階の住宅ユニットの外壁下端面や床梁
下面に接着して一体となり、この間から雨水か漏れなく
なり、防水が完全になるからである。
換言すると、合成樹脂またはゴムの発泡シートは圧縮比
率か大きく、上階の住宅ユニットの外壁下端面や床梁の
下面への密着性がよく、且つ、ブチルゴムテープとの接
着性がよいからである。
本発明に使用する合成樹脂またはゴムの発泡シートに、
撥水性のよい液状ブチル重合体を滲み込ませると更に防
水性能が向上する。この際、合成樹脂またはゴムの発泡
シートとして、連続気泡の発泡シートを使用すると、こ
の液状ブチル重合体の滲み込みが良いから、好ましい。
かかる合成樹脂またはゴムの好ましい発泡シートとして
は、連続気泡の軟質ポリウレタンの発泡シートがある。
(作 用) 本発明では、下階の住宅ユニットの外壁の上端面から天
井梁上面に、ブチルゴムテープを貼ってあり、この上に
、合成樹脂またはゴムの発泡シートを載せているから、
この上に上階の住宅ユニットを据え付けると、上階の住
宅ユニットの外壁の下端が下階の外壁の上端の上に、又
、上階の住宅ユニットの床梁の下面が下階の天井梁の上
面に、それぞれ重合され、これ等の間にあるブチルゴム
テープと合成樹脂またはゴムの発泡シートか圧縮され、
ブチルゴムテープが上階の住宅ユニットの外壁下端面や
床梁下面に接着する。
このように、上階の床梁の下面、外壁の下端面と、下階
の天井梁の上面、外壁の上端面とがブチルゴムテープに
より接着されるから、防水性の極めて優れている外壁と
なる。
又、下階の住宅ユニットと隣の住宅ユニットとの開の垂
直目地と、この上の住宅ユニットとの開の水平目地との
交点である所謂「十字目地」にも、施工現場でブチルゴ
ムテープを貼って、この住宅ユニット間のブチルゴムテ
ープの間隙をなくし、この上に合成樹脂またはゴムの発
泡シートを載せ、この上に、上階の住宅ユニットを据え
付けるから、同様な作用により、この部分の防水性が完
全となる。
又、ブチルゴムテープとしてJ I S−に−2530
で規定する針侵入度60以上のものを用いたり、ブチル
ゴムテープの上に両面粘着テープを貼ったり、ブチルゴ
ムテープの上にアクリル系エマルジョン接着剤を塗布す
ると、このブチルゴムテープは雨の日の施工でも、接着
性に影響なくなり、上階の住宅ユニットの外壁下端面や
床梁の下面によく接着し、防水性能の良い住宅となる。
(実施例) 次に、本発明の実施例を、図面を参照しなから、説明す
る。
図面は本発明の一実施態様を示すもので、第1図は施工
現場で下階の住宅ユニットの上に発泡シートを載せてい
る状態を示す斜視図、第2図は下階の住宅ユニットと隣
の住宅ユニットとの間の十字目地部に発泡シートを設け
ている状態を示す斜視図、第3図は本発明方法で施工し
た下階の住宅ユニットと上階の住宅ユニットとの接合部
の断面図である。
図において、1は下階の住宅ユニットの天井梁である。
2は下階の住宅ユニットの外壁である。
3はブチルゴムテープであり、このブチルゴムテープは
、工場で下階の住宅ユニットの外壁2の上端面と天井梁
1の上面に設けられる。
4は連続気泡の軟質ポリウレタン発泡体に液状ブチル重
合体を滲み込ませた発泡シートである。
5は住宅ユニットの骨格に取り付けられた外壁と外壁と
の間の垂直目地に設けられているガスケットであり、5
1は下階の住宅ユニットと隣の住宅ユニットの間の垂直
目地に挿入されているガスケットである。
6はポリエチレン発泡体のロッドであり、防水性能を更
に向上させるために、住宅ユニットと隣の住宅ユニット
との間の垂直目地に挿入されている。 7は下階の住宅
ユニット上部と隣の住宅ユニット上部との間の十字目地
部に設けられたブチルゴムテープである。
8は上階の住宅ユニットの床梁であり、9は上階の住宅
ユニットの外壁である。
次に、この住宅ユニットの防水施工方法を説明する。
工場で、上階および下階の住宅ユニットを完成させる。
このとき施工される住宅ユニットの防水施工について説
明すると、先ず、住宅ユニットのスタッドに外壁をリベ
ットで取り付ける。すると、外壁2の上端面と天井梁1
の上面とは少し段差があるが、外壁2上部と天井梁lの
上部とは近接した状態に、外壁2が取り付けられる。こ
の外壁2と外壁2との間の垂直目地にガスケット5が挿
入される。
次に、下階の住宅ユニットの外壁2の上端面から天井梁
1と上面に、ブチルゴムテープ3を貼り付ける。
このようにして完成した住宅ユニットを施工現場に運搬
する。
施工現場で、下階の住宅ユニットを据えつける。
この下階の住宅ユニットと隣の住宅ユニットとの間の垂
直目地に棒状のポリエチレン発泡体6を挿入し、その室
外側に、ガスケット51を挿入する。
次に、この下階の住宅ユニットの外壁2の上端面から天
井梁上面に貼られたブチルゴムテープ3と、隣の住宅ユ
ニットの外壁の上端面から天井梁上面に貼られたブチル
ゴムテープ3とを繋ぐように、ブチルゴムテープ7を貼
り付け、下階の住宅ユニットと隣の住宅ユニットの間に
ブチルゴムテープの隙間がないようにする。
その後、下階の住宅ユニットの上に貼られているブチル
ゴムテープ3の上から、住宅ユニット間に貼られたブチ
ルゴムテープ7の上を通過して、隣の住宅ユニットのブ
チルゴムテープ3の上に、発泡シート4を載せ、その上
に上階の住宅ユニットを据え付ける。
すると、ブチルゴムテープ3および7と発泡シート4と
を圧縮しながら、上階の住宅ユニットが下階の住宅ユニ
ットの上に下りてきて、この間にあるブチルゴムテープ
3および7と発泡シート4とが圧縮され、ブチルゴムテ
ープ3および7の接着性により、上階の床梁8下面と下
階の天井梁1上面、および、上階の外壁9の下端面と下
階の外壁2の上端面とが一体に接着され、防水性能のよ
い外壁が完成する。
次に、実際の例に付いて説明する。
実施例1 JIS−に−2530に規定する針入度45〜55の一
部加硫したブチルゴムテープ(アサヒコーポレーション
社製フラッシュバンドC)を使用し、工場で、下階の住
宅ユニットの外壁の上端面から天井梁の上面に貼り付け
て下階の住宅ユニットを製作した。
この下階の住宅ユニットを施工現場に運搬し、下階の住
宅ユニットを複数個据えつける。その後、下階の住宅ユ
ニットと隣の住宅ユニットとの間の垂直目地に棒状ポリ
エチレン発泡体とガスケットとを挿入し、下階の住宅ユ
ニットの外壁上端面と天井梁の上面に貼られたブチルゴ
ムテープと隣の住宅ユニットのブチルゴムテープとを繋
ぐように、上記針入度45〜55のブチルゴムテープを
貼り、これらのブチルテープの上に、液状ブチル重合体
を含浸させた連続気泡の軟質ポリウレタン発泡シ−ト(
日本発条社製スーパーシート)を載せ、この上に、上階
の住宅ユニットを据え付けた。
この組立住宅は極めて防水性能がよい住宅となった。
同じ方法で、雨の日に施工したところ、ブチルゴムテー
プとポリウレタン発泡シートとの接着性が悪く、この境
界面から雨水が滲み込み、防水性能が若干劣る組立住宅
となった。
実施例2 針入度88のブチルゴムテープ(アサヒコーポレーショ
ン社製)を使用したことが異なるだけで、その他は実施
例1と同じようにして組立住宅を建設した。
この住宅は防水性能が優秀であった。
又、雨の日に、このブチルゴムテープ上に球状になって
いる水滴を、ポリウレタン発泡シートで他方に押しなが
ら、発泡シートを押さえ付けて、ブチルゴムシート上に
発泡シートを載せ、この上に上階の住宅ユニットを据え
付けて、施工した。
この組立住宅の防水性能は、晴天のとき施工した組立住
宅の防水性能とほぼ同じであった。
実施例3 工場て下階の住宅ユニットの外壁の上端面と天井梁の上
面とにブチルゴムテープを貼った後、アクリル系エマル
ジョン接着剤(アサヒコーポレーション社製サンタイン
125)を塗布した。その他は実施例1と同じ方法で組
立住宅を建設した。
この組立住宅の防水性能は極めてよかった。
又、雨の日に施工したが、防水性能に変化がなかった。
実施例4 工場で下階の住宅ユニットの外壁の上端面と天井梁の上
面とにブチルゴムテープを貼り、その上に離型紙が設け
られているゴム系両面粘着テープ(アサヒコーポレーシ
ョン社製サンタイン135K)を貼ること、および、施
工現場で施工する直前に、この離型紙を取り去ることが
実施例1と異なるだけで、他は実施例1と同じ方法で住
宅ユニットを据え付けて、組立住宅を建設した。
この組立住宅は防水性能が優れていた。
又、雨の日に施工したが、防水性能に変化かなかった。
(発明の効果) 本発明では、工場で下階の住宅ユニットの外壁の上端面
から天井梁の上面にブチルゴムテープを貼り、施工現場
で、このブチルゴムテープの上に合成樹脂またはゴムの
発泡シートを載せ、その後、上階の住宅ユニットを載せ
るだけで、下階の住宅ユニットの外壁の上端面や天井梁
の上面と、上階の住宅ユニットの外壁下端面や床梁の下
面とがブチルゴムテープで接着され、防水性能の良い住
宅となる。
このように、本発明方法では、ブチルゴムテープを貼り
、発泡シートを載せるだけで、極めて簡単に防水施工で
きる。
又、ブチルゴムテープの上に圧縮比が大きい合成樹脂ま
たはゴムの発泡シートを載せるから、下階の住宅ユニッ
トの外壁上端面や天井梁の上面と、下階の住宅ユニット
の外壁下端面や床梁の下面との間の寸法が正確でなくて
も、合成樹脂またはゴムの発泡シートかこの寸法の違い
を吸収して、この間が水密に接着され、防水が確実に行
われる。
又、本発明では、ブチルゴムテープとしてJ+S−に−
2530で規定する針侵入度60以上のものを用いたり
、ブチルゴムテープの上に両面粘着テープを貼り付けた
り、ブチルゴムテープの上にアクリル系エマルジョン接
着剤を塗布したりすると、雨が降った日に据え付け、防
水施工しても、防水性能のよい組立住宅となるので、極
めて便利である。
又、本発明では、下階の住宅ユニットと隣の住宅ユニッ
トの間の垂直目地部にガスケットを挿入し、このガスケ
ットの上端に前述のブチルゴムテープを貼って、下階の
住宅ユニットの外壁上端面と天井梁の上面に貼られたブ
チルゴムテープと隣のブチルゴムテープとの間の隙間か
ないようにするから、下階の住宅ユニットと上階の住宅
ユニットとの間の水平目地が連続となり、この部分の防
水が完全となる。
このように、本発明防水施工方法で施工すると、施工か
簡単で防水性能のよい組立住宅となり、極めて有効であ
る。
又、雨の日にも施工かできるようなるので、極めて便利
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の施工現場て下階の住宅ユニットの上に
発泡シートを載せている状態を示す斜視図、第2図は下
階の住宅ユニットと隣の住宅ユニットとの間の十字目地
部に発泡シートを設けている状態を示す斜視図、第3図
は本発明方法で施工した下階の住宅ユニットと上階の住
宅ユニットとの接合部の断面図である。 第4図は住宅ユニットの骨格を示す斜視図、第5図は施
工現場で住宅ユニットを据え付けている状態を示す斜視
図、第6図は従来方法で施工した下階の住宅ユニットと
上階の住宅ユニットとの接合部の断面図である。 l 、  下階の住宅ユニット 2    外壁 3    ブチルゴムテープ 4    発泡シート (ポリウレタン発泡シート) 5    住宅ユニットの垂直目地部に設けられたガス
ケット 51   住宅ユニットと住宅ユニットの間の垂直目地
部に設けられた ガスケット 7    十字目地部に設けられた ブチルゴムテープ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)工場で住宅ユニットを製作し、施工現場で複数個
    の住宅ユニットを組み立てる組立住宅の防水施工方法に
    おいて、前記住宅ユニットの骨格は天井梁、柱、床梁を
    箱形に組み立てたものであり、工場で下階の住宅ユニッ
    トの骨格に外壁を取り付け、この下階の外壁の上端面か
    ら天井梁の上面にブチルゴムテープを貼り、施工現場で
    下階の住宅ユニットを据え付け、工場で貼られたブチル
    ゴムテープの上に、合成樹脂またはゴムの発泡シートを
    載せ、この上に上階の住宅ユニットを載せることを特徴
    とする組立住宅の防水施工方法。(2)JIS−K−2
    530で規定する針侵入度60以上のブチルゴムテープ
    を使用することを特徴とする請求項1記載の組立住宅の
    防水施工方法。 (3)工場で外壁の上端面から天井梁の上面に貼ったブ
    チルゴムテープの表面にゴム系両面粘着テープを設ける
    ことを特徴とする請求項1記載の組立住宅の防水施工方
    法。 (4)工場で外壁の上端面から天井梁の上面に貼ったブ
    チルテープの上にアクリル系エマルジョン接着剤を塗布
    することを特徴とする請求項1記載の組立住宅の防水施
    工方法。 (5)施工現場で、下階の住宅ユニットの外壁の上端面
    から天井梁上面に貼られたブチルゴムテープと、隣の住
    宅ユニットの外壁の上端面から天井梁上面に貼られたブ
    チルゴムテープとの間に橋渡しするように、ブチルゴム
    テープを貼って、住宅ユニットに貼られたブチルゴムテ
    ープと隣の住宅ユニットに貼られたブチルゴムテープと
    を繋ぎ、これ等のブチルゴムテープの上に、合成樹脂ま
    たはゴムの発泡シートを載せることを特徴とする請求項
    1記載の組立住宅の防水施工方法。
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