JPH071400Y2 - 防水シートの固定構造 - Google Patents

防水シートの固定構造

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JPH071400Y2
JPH071400Y2 JP1989143315U JP14331589U JPH071400Y2 JP H071400 Y2 JPH071400 Y2 JP H071400Y2 JP 1989143315 U JP1989143315 U JP 1989143315U JP 14331589 U JP14331589 U JP 14331589U JP H071400 Y2 JPH071400 Y2 JP H071400Y2
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JP
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sheet
fixing metal
metal fitting
reinforcing
waterproof sheet
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JP1989143315U
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亨 庄司
悦之 鈴木
佳 村野
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Lonseal Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は防水工法、特に陸屋根における防水工法の防水
シートを下地躯体に固定する構造に関するものである。
<従来技術及びその課題> 従来、この種の陸屋根の防水工法はスラブコンクリート
等の下地躯体(1)の上に厚みが2〜3mmの発泡シート
(2)を敷設した後、その上面に塩化ビニル樹脂系の防
水シート(3)を張設して、その上に適宜間隔を置いて
点状に塩化ビニル樹脂系の補強シート(4)を貼着し、
その上に塩化ビニル樹脂被覆鋼板製の固定金具(7)を
重ね置きして、ビス(8)を打ち込んで、固定金具
(7)と防水シート(3)と発泡シート(2)とを下地
躯体(1)に一体固定した後で該固定金具(7)を覆う
ように増し張りシート(9)をあてがいながら、増し張
りシート(9)を防水シート(3)に貼着し、固定金具
(7)を増し張りシート(9)で密封水密にする。
しかし、従来の増し張りシートは単にフラットな円形シ
ートの為に、該シートを固定金具にあてがいながら、固
定金具を覆い防水シートに貼着する際に、固定金具たち
あがり部分で折り曲げによるひずみが生じて、該シート
の周縁すなわち防水シートを貼着する部分にシワが発生
し、該シートの外周をシーリング材で密封しても、シワ
部分の空洞を完全に密封することは困難であり、シワ部
分から水が浸入して水漏れが生じる。
そして、固定金具と増し張りシートの位置合わせが不充
分で、該シートがどちらか一方に片寄っていると、シワ
がより多く発生することから、該シートの位置合わせに
時間と労力を要する。
更に、仕上り状態で増し張りシートが片寄っていたり、
シワが発生していると、外観上好ましくない。
固定金具のような円形状の突起物をフラットなシートで
おおい、該形状に合わせながら貼着することは、例えシ
ートに柔軟性があってもシワが発生し、これをなくすこ
とは至難で非常な労力を要する。
その解決方法として、固定金具の周囲を面取りして傾斜
をつけることが考えられるが、面取り加工に時間を要
し、コスト高になる。
次に、増し張りシートの周囲の数カ所にひずみ逃げ用の
切込みを設けることも考えられるが、長期使用時にその
切込み部から亀裂が発生し、耐久性に問題がある。そし
て、上記方法でも、増し張りシートと固定金具との位置
合わせに時間を要するし、位置ずれを生じていると、外
観上好ましくない。
<課題を解決するための手段> そこで、本考案者らは固定金具と増し張りシートの位置
合わせが容易で、仕上り状態が良好で、密封水密性にす
ぐれた固定構造について鋭意検討した結果、下地躯体に
発泡シートを介して塩化ビニル樹脂系防水シートを張設
し、該防水シートの上に適宜間隔をおいて補強シートを
点状に配置して防水シートに貼着し、該補強シートの上
に塩化ビニル樹脂被覆鋼板製固定金具を載置し、該固定
金具の上からビスを打ち込み固定金具と防水シート、発
泡シートとを下地躯体に固定し、中央部裏面に前記固定
金具の形状に合った大きさの凹部を有する擬帽子状の塩
化ビニル樹脂系増し張りシートを、該凹部に前記固定金
具が入り込むように被覆させ、該擬帽子状の増し張りシ
ートの平面部の外周を防水シートに貼着したものであ
る。
<作用> 増し張りシートの凹部に固定金具がおさまり、その外周
の平面状部を防水シートに接着する。
<実施例> 本考案の実施の一例を図面に基づいて説明するとスラブ
コンクリート,ALCパネル等の下地躯体(1)の表面に厚
みが2〜3mmの発泡シート、例えば発泡ポリエチレンシ
ート(2)を接着剤による接着をせずに敷き詰めた上
に、塩化ビニル樹脂系防水シート(3)を張設し、該防
水シートと隣接する防水シートとの重ね目地部を溶剤で
溶着し、隣接の防水シート同士を一体化した後、中心に
穴(4′)付の円形状の塩化ビニル樹脂系補強シート
(4)を前記防水シート(3)の表面に適宜間隔をおい
て点状に配置し、溶剤で防水シート(3)と貼着する。
そして、補強シート(4)の上から電動ドリルなどでビ
ス(8)の長さに合わせて下地躯体(1)に穴(1′)
をあけて、エポキシ樹脂系の接着剤(5)を穴(1′)
に注入後、ナイロン樹脂系のプラグ(6)を補強シート
(4)の穴(4′)から下地躯体(1)に差し込んで固
着させる。
次に、補強シート(4)の表面に、補強シート(4)と
より小径で中心にビス用穴(7′)付の円形状の塩化ビ
ニル樹脂被覆鋼板製固定金具(7)を補強シート(4)
の穴(4′)と重なるように載置して、この固定金具
(7)の上からビス(8)を打ち込み、固定金具(7)
と防水シート(3)と発泡シート(2)とを一体に下地
躯体(1)に固定する。
そして、固定金具(7)の上から、補強シート(4)よ
り大径で中央部に固定金具(7)がおさまるような円形
状凹部(10)を有しその外周を平面部(9′)とした擬
帽子状の塩化ビニル樹脂系の増し張りシート(9)を、
固定金具が凹部(10)に入り込むように重ね合わせなが
ら溶剤で、増し張りシート(9)を固定金具(7)及び
防水シート(3)に貼着し、更に、増し張りシート
(9)の周囲に液状シーリング剤(11)を塗布して密封
水密する。
固定金具(7)は中心部にビス(8)を差し込む穴
(7′)を開穿せる円形状の鋼板であり、表面を塩化ビ
ニル樹脂で被覆せしめてなり外周縁を多少下向きにエッ
ヂ部(7″)を形成して盛り上がり状とし、補強シート
(4)上に載置して穴(7′)から、ビス(8)を差し
込み固定してエッヂ部(7″)で補強シート(4)を押
圧せしめ、該補強シート(4)を介して下地躯体(1)
上に発泡シート(2)と防水シート(3)とを一体的に
固定する。
増し張りシート(9)は防水シート(3)と同様に塩化
ビニル樹脂系のシートよりなり、補強シート(4)より
も大径にして中央部裏面に固定金具(7)が納まるよう
に、その形状に合わせて凹部(10)を形成して表面に盛
り上り部(10′)とし、その凹部(10)による盛り上り
部(10′)の外周を平面部(9′)として全体を擬帽子
状としたものであって、その成形は、例えば該シートを
円形状に打抜いた後、130〜150℃でシートを軟化させて
から金型内に載置しプレスをして成形する。このような
シート(9)をビス(8)で補強シート(4)上に固定
された固定金具(7)が該凹部(10)に納まるように覆
いあてがって、防水シート(3)上に貼着し、外周縁を
更にシーリング材(11)で封止する。
<効果> 本考案は下地躯体に発泡シートを介して塩化ビニル樹脂
系防水シートを張設し、該防水シートの上に適宜間隔を
おいて補強シートを点状に配置して防水シートに貼着
し、該補強シートの上に塩化ビニル樹脂被覆鋼板製固定
金具を載置し、該固定金具の上からビスを打ち込み固定
金具と防水シート、発泡シートとを下地躯体に固定し、
中央部裏面に前記固定金具の形状に合った大きさの凹部
を有する擬帽子状の塩化ビニル樹脂系増し張りシート
を、該凹部に前記固定金具が入り込むように被覆させ、
該擬帽子状の増し張りシートの平面部の外周を防水シー
トに貼着したから、固定金具と増し張りシートの位置合
わせが容易であり、増し張りシートの中央凹部に固定金
具が完全におさまり、増し張りシートと固定金具及び防
水シートとの接着面が平行でフラットであるので接着が
容易であり、シワの発生がなく、完全に密着できるため
に、工期が大幅に短縮でき、仕上り状態も良好できれい
であり、水密性に優れるという効果があり所期の目的を
達し得るものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案防水シートの固定構造の一例を示すもの
で、第1図は部分的な拡大断面図、第2図は分解斜視図
で一部切欠する。図中(1)は下地躯体、(2)は発泡
シート、(3)は塩化ビニル樹脂系防水シート、(4)
は補強シート、(7)は塩化ビニル樹脂被覆鋼板製固定
金具、(8)はビス、(9)は擬帽子状の塩化ビニル樹
脂系増し張りシート、(9′)は増し張りシートの平面
部、(10)は増し張りシートの凹部である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−20754(JP,A) 特開 平2−147757(JP,A) 特開 平2−54053(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下地躯体に発泡シートを介して塩化ビニル
    樹脂系防水シートを張設し、該防水シートの上に適宜間
    隔をおいて補強シートを点状に配置して防水シートに貼
    着し、該補強シートの上に塩化ビニル樹脂被覆鋼板製固
    定金具を載置し、該固定金具の上からビスを打ち込み固
    定金具と防水シート、発泡シートとを下地躯体に固定
    し、中央部裏面に前記固定金具の形状に合った大きさの
    凹部を有する擬帽子状の塩化ビニル樹脂系増し張りシー
    トを、該凹部に前記固定金具が入り込むように被覆さ
    せ、該擬帽子状の増し張りシートの平面部の外周を防水
    シートに貼着してなることを特徴とする防水シートの固
    定構造
JP1989143315U 1989-12-11 1989-12-11 防水シートの固定構造 Expired - Lifetime JPH071400Y2 (ja)

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JPH0380822U JPH0380822U (ja) 1991-08-19
JPH071400Y2 true JPH071400Y2 (ja) 1995-01-18

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