JP4671412B2 - 防水シートの敷設方法及びそれに用いる沈み込み防止部材 - Google Patents

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Description

本発明は防水シートの敷設方法、沈み込み防止部材及び固定部材に関し、より詳細には、陸屋根のような構造物の防水下地上に防水シートを敷設する方法、及びこれに用いる沈み込み防止部材に関する。
ビルその他の建屋の陸屋根のような構造物の外表面(防水下地)に、雨水などの浸入を阻止すべく合成樹脂製あるいはゴム製などの防水シートを敷設する方法として、例えば防水シートを外表面に直接施工する方法と、ポリエチレンフォーム等の断熱層を介して施工する方法がある。
後者の方法の場合、通常、改修を控えた801S工法(軟弱下地)の防水シートはポリエチレンフォームの収縮や劣化に起因して、屋根スラブとの接着が良好に保たれていることは少ない。従って、新規の防水シートを敷設する際には、既存の防水シートを撤去してから行うのが通常の方法である。
しかし、前記方法であると、既存の防水シートを撤去する工事が必要になる。更に、既存の防水シートを撤去した後、新たな防水シートの敷設までの間に降雨があった場合を想定して、その対策を十分に行なう必要がある。また、工期も十分に確保する必要がある。その上、撤去した廃材の処理を行う必要もあるので、その処理の為の費用が発生し時間も要する。
機械的固定工法は、接着剤を用いずに、防水シートをボルト、ネジ又は釘などのアンカーにより、下地に対して局所的に固定する方法である。機械的固定工法には、先付けアンカー固定方法と後付けアンカー固定方法との2種類がある。何れの工法であっても、防水シート固定金具を用いてアンカーを下地へ打設すると、防水シート固定金具及びアンカーが下地に沈み込みが生じる場合がある。例えば、下地として厚みが10mm以上のポリエチレンフォームからなる軟弱下地を用いた場合に沈み込みが生じる。
前記の沈み込みの問題に対しては、例えば下記特許文献1に、沈み込み防止部材を用いた発明が開示されている。当該沈み込み防止部材は、内外装材取付部材より大きな上面部と、その上面部の少なくとも一部を折曲して垂下させた一片以上の曲部を有する構成である。この沈み込み防止部材を、建築躯体上に敷設した断熱材等の弾力性のある下地材上に設置し、内外装材取付部材等の沈み込みを防止するものである。しかしながら、前記構成の沈み込み防止部材であると、断熱材等の弾力性のある下地材の下にある建築駆体に垂下する場合、沈み込み防止部材に於いて垂下させた一辺の微調整が困難である。また、建築駆体に凹凸があると、内外装取付部材を水平に維持するのが難しい。その為、内外装取付部材上に、例えば防水シートの固定部材を取り付ける場合にも、防水シートが変形する可能性がある。また、下地材の厚みはその種類に応じて種々異なるが、その厚みに応じた適切な垂下量を予め定めておくのは困難である。その結果、設置現場でその厚みに応じた適切な垂下量により沈み込み防止部材を取り付けることができないという問題がある。
また、沈み込まないように打設力を調節して行うと、防水シート固定金具が適正に防水シートを固定できない。従って、従来の機械的固定工法では、軟弱な下地層の厚みが5mm以下の場合に限定して行っていた。また、下地層の厚みが5mmを超える場合には、原則として防水シートの固定を強固に行うことができないことから、当該方法をすることができなかった。
特開2004−332305号公報
本発明は前記問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、既存の防水シートが敷設された下地上に、該既存の防水シートを撤去することなく、沈み込みが生じるのを抑制して新たな防水シートの敷設を可能にする防水シートの敷設方法及びこれに用いる沈み込み防止部材を提供することにある。
本願発明者等は、前記従来の問題点を解決すべく、防水シートの敷設方法及びそれに用いる沈み込み防止部材の検討をした。その結果、下記方法及び構成を採用することにより、前記目的を達成できることを見出して、本発明を完成させるに至った。
即ち、本発明に係る防水シートの敷設方法は、前記の課題を解決する為に、下地層に敷設された既存の第1防水シート上に、これを撤去することなく第2防水シートを敷設する防水シートの敷設方法に於いて、前記第1防水シート上に、少なくとも1つの沈み込み防止部材を載置した後、前記沈み込み防止部材が載置された第1防水シート上に、前記第2防水シートを被覆し、前記第2防水シート上であって、前記沈み込み防止部材が配置された位置に対応する位置に、固定部材を載置して、前記沈み込み防止部材及び固定部材を貫通する様に前記第2防水シートにアンカーを打ち込んで、前記下地層に該第2防水シートを固定することを特徴とする。
前記の方法は、第1防水シート上にこれを撤去することなく第2防水シートを敷設する敷設方法である。前記方法によれば、固定部材で第2防水シートを固定し、該固定部材を介してアンカーを打ち付けることにより敷設する。この敷設の際に、第1防水シートと第2防水シートとの間に少なくとも1つの沈み込み防止部材を介装させる。アンカーは、この沈み込み防止部材を貫通する様にして打ち付けられている。固定部材のみを用いて第2防水シートにアンカーを打ち付けた場合、アンカーの打ち付け力が固定部材を介して下地層を押圧する。その結果、固定部材及びその周辺部で局所的な沈み込みが発生する。しかし、前記方法の様に第1防水シートと第2防水シートとの間に少なくとも1つの沈み込み防止部材を介装させることにより、下地層が押圧により沈み込んでも、該沈み込み防止部材がその厚み分だけ第2防水シートの沈み込みを緩和することができる。
また、本発明に係る防水シートの製造方法は、前記の課題を解決する為に、下地層に敷設された既存の第1防水シート上に、これを撤去することなく第2防水シートを敷設する防水シートの敷設方法に於いて、前記第1防水シート上に、少なくとも1つの沈み込み防止部材を載置した後、前記沈み込み防止部材上に固定部材を載置し、前記沈み込み防止部材及び固定部材を貫通する様にアンカーを打ち込んで、該沈み込み防止部材及び固定部材を前記下地層に固定して、前記下地層に固定された前記沈み込み防止部材及び固定部材を覆う様にして、前記第1防水シート上に前記第2防水シートを被覆することを特徴とする。
前記の方法は、第1防水シート上に固定部材を介してアンカーを打ち付けて固定した後、第2防水シートを敷設する敷設方法に関するものである。前記方法によれば、第1防水シートと固定部材との間に沈み込み防止部材を介装させるので、下地層がアンカーの打ち付けによる押圧により沈み込んでも、該沈み込み防止部材がその厚み分だけ第2防水シートの沈み込みを緩和する。
前記方法に於いては、前記沈み込み防止部材の積載枚数は、前記下地層の沈み込み度合に応じて設定することが好ましい。
これにより、下地層の厚みや押圧に対する反発力により、下地層の沈み込みの程度が異なる場合にも、該沈み込み防止部材の積載数を変更することにより、第2防水シートの沈み込みを一層緩和することができる。
前記固定部材として、前記第2防水シート側表面に該第2防水シートと接合可能な被接合材が被覆されている磁性を有するものを使用し、前記第2防水シートを介して前記固定部材を電磁誘導加熱することにより、前記被接合材を加熱して前記被接合材と防水シートとを固着・接合することが好ましい。
前記方法により、第2防水シートを固定部材に熱融着で強固に固定することができる。その結果、第2防水シートにアンカーによる貫通孔を開けることなく機械的固定工法での防水を施すことが可能になる。
また、本発明に係る沈み込み防止部材は、前記の課題を解決する為に、前記に記載の防水シートの敷設方法に用いることを特徴とする。
前記の構成によれば、新たな防水シート施工後も沈み込みが生じ難く、容易に防水シートの改修工事が可能な防水シートの敷設方法に用いる沈み込み防止部材を提供することができる。
本発明は、前記に説明した手段により、以下に述べるような効果を奏する。
即ち、本発明によれば、予め敷設されている第1防水シート上に、少なくとも1つの沈み込み防止部材を介して新たな第2防水シートを敷設する。従って、アンカーの打ち付けにより下地層が押圧されて沈み込みが生じても、沈み込み防止部材がその厚み分だけ下地層の沈み込みを緩和し、新たに敷設する第2防水シートに沈み込みが生じるのを低減することができる。その結果、下地層が例えば軟弱な場合にも、外観不良を抑制して新たな防水シートを敷設することができる。
本発明の実施の形態について、ビルの陸屋根表面を防水下地として、これに防水シートを施工する方法について説明する。図1は、機械的固定工法による第2防水シートの敷設を説明する為の説明図であって、後付けアンカー固定方法の場合を示す。
図1に示すように、下地層12上に敷設されている第1防水シート11の各所定位置に、沈み込み防止部材13をそれぞれ複数枚重ねて配置する。配置数及びその位置は、下地層12の状態や風等の外的影響を考慮して適宜設定し得る。但し、その位置は、第1防水シート11を固定する為に打ち付けられているアンカーによる固定位置とは異なる。
沈み込み防止部材13は、図2(a)に示すように、全体が略円盤状のプレートになっている。その中央部には、貫通孔17が設けられている。貫通孔17は、後述のアンカー16が貫通可能となる様に形成されている。また、沈み込み防止部材13には、沈み込み防止部材13を複数積層する際に相互に嵌合可能な被嵌合凹部19が設けられている。被嵌合凹部19を設けることにより、積載した沈み込み防止部材13同士が位置ずれを生じるのを防止できる。また、沈み込み防止部材13は、例えばステンレス鋼からなる。沈み込み防止部材13の厚みは特に限定されず、例えば鋼板からなる場合その厚みは0.5〜1.5mmであることが好ましい。また、構造厚み(屈曲させた場合の最上位部分と最下位部分との差)は4〜10mmであることが好ましい。
また、沈み込み防止部材13の第1防水シート11側には、図2(b)に示すように、沈み込み防止部材13の位置ズレを防止する為の突起24が設けられている。突起24は、被嵌合凹部19の面部の一部を、切り窓が形成されるように第1防水シート11側に垂下させて形成されたものである。突起24が第1防水シート11に引っ掛かることにより沈み込み防止部材13が第1防水シート11に係止され、位置ズレが防止される。突起24の形状、形成位置及び個数は特に限定されず、適宜必要に応じて設定される。
沈み込み防止部材13は従来公知の方法により製造可能である。具体的には、例えばMFドリルプレート50φ(東洋ゴム工業(株)製)等が挙げられる。
沈み込み防止部材13の積載枚数は、該沈み込み防止部材13の厚み、下地層12の厚み及びその反発力に応じて適宜設定し得る。即ち、アンカー16による打ち込みにより押圧された下地層12の沈み込みの程度に応じて、1〜複数枚を設置すればよい。
次に、広幅の第2防水シート14を、沈み込み防止部材13の設置された第1防水シートの全面を覆うように被覆・配置する。更に、第2防水シート14上に、固定部材15を載置する。固定部材15は沈み込み防止部材13と同様の形状、大きさを有する。固定部材15にも、沈み込み防止部材13と同様に被嵌合凹部を設けることにより、固定部材15と沈み込み防止部材13との間に挟まれている第2防水シート14を強固に固定することが可能になる。また、固定部材15は、沈み込み防止部材13に第2防水シート14を介して支持されているので、単に下地層上に固定される場合と比較して、外力に対し安定した固定を長期間にわたって維持できる。固定部材15は、その貫通孔が沈み込み防止部材13の貫通孔17と同一地点に位置する様に位置合わせされている。
最後に、沈み込み防止部材13の貫通孔17及び固定部材15の貫通孔を貫通する様に、アンカー16を第2防水シート14に打ち込む。これにより、第2防水シート14を下地層12に対し局所的に固定する。アンカー16としては、例えばボルト、ネジ又は釘等が例示できる。アンカー16は、下地層12が設けられている駆体10に達する長さを有していることが好ましい。
また、本発明は先付けアンカー固定方法の場合にも適用し得る。図3は、機械的固定工法による第2防水シートの敷設を説明する為の説明図であって、先付けアンカー固定方法の場合を示す。
先付けアンカー固定方法の場合、第2防水シート14の敷設は、第1防水シート11及び下地層12に、沈み込み防止部材13及び固定部材20を介してアンカー16を打ち込んだ後に行う。
固定部材20は、図4に示すように、全体が略円盤状のプレートとなっている。その中央部には、貫通孔18が設けられている。固定部材20は、沈み込み防止部材13に支持されているので、単に下地層上に固定される場合と比較して、外力に対し安定した固定を長期間にわたって維持できる。貫通孔18は、アンカー16が貫通可能となる様に形成されている。また、固定部材20の中央部には、凹部21が設けられている。該凹部21を設けることにより、アンカー16を打ち付けた際に、該アンカー16の頭部が固定部材20の上面22から突出しない様にすることができる。
また、固定部材20は、構造物の沈み込み防止部材13に接する側が磁性体材をなすステンレス鋼からなる。更に、第2防水シート14に接する上面22側には、ゴム系の第2防水シート14と接合可能な被接合材23が設けられている。被接合材23は、例えばポリエステル樹脂等のような熱可塑性樹脂がホットメルト法等の方法により被覆された2層構造からなる。
第2防水シート14の被覆後、第2防水シートに於ける固定部材20が存在する位置に電磁誘導加熱器(図示せず)を載置する。電磁誘導加熱器は、図示はしないが、一例として外表面に電源スイッチ、電源ランプ、温度表示ディスプレー等を備える。更に、その内部には電源回路、制御装置等が組み込まれて構成されている。但し、電磁誘導加熱器の形式、種類等は、固定部材20の材質、形状等に応じて選択される。
電磁誘導加熱器を第2防水シート14の所定位置に載置後、該電磁誘導加熱器を所定時間作動させる。これにより、固定部材20の磁性体材を加熱させ、固定部材20の上面22の被接合材23を溶け出させて粘着性を有するようにする。溶融した被接合材23は第2防水シート14に溶着・接合する。接合が完了すると、加熱箇所を放冷する。また、冷却の為に適宜の用具や装置を用いて強制空冷あるいは水冷してもよい。
ここで、後付けアンカー固定方法及び先付けアンカー固定方法は同一の防水シートの敷設であっても、次の通りにして使い分けるのが好ましい(図5参照)。図5は、防水シートの敷設方法に於いて、アンカーによる固定位置を概略的に示す平面図である。即ち、先付けアンカー固定方法の場合、例えば第2防水シート14の端縁31で下地層12に固定する場合に適用するのが好ましい。また、前述の後付けアンカー固定方法の場合、端縁31以外の領域32に於いて適用するのが好ましい。
尚、下地層12は、例えばポリエチレンフォームからなる。下地層12の厚みとしては、5mmを超えて、50mm以下であることが好ましい。
また、第1防水シート11及び第2防水シート14の材料としては、従来用いられている各種の材料を使用できる。例えば、高弾性率材料としては、高密度ポリエチレン(HDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、ポリプロピレン(PP)等があげられ、中弾性率材料としては、軟質ポリプロピレンアロイ(ポリプロピレン・エチレンプロピレンアロイ:FPA)、ポリオレフィン系エラストマ−(TPO)、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリウレタン(TPU)、超低密度ポリエチレン(VLDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)等があげられ、低弾性材料としてはエチレンプロピレンゴム(EPR)、エチレンプロピレンジエンモノマーゴム(EPDM)、軟質ポリ塩化ビニル(PVC)等が挙げられる。
尚、ポリプロピレン・エチレンプロピレンアロイシート(FPA)は、ポリプロピレンとエチレンプロピレンゴムのアロイ状混合物であり、十分な物理強度と可とう性を有するものが使用可能である。特にポリプロピレン中にエチレンプロピレンゴムを微粒子状にて分散したアロイが好ましく、具体的にはFPA CA721GW、FPA CA743GA(モンテル社製)等の使用が好適である。またEPDMシートは、一般に防水シートとして使用されるものは特に限定なく使用可能であるが、表面に凹凸を多数形成したシボを有するシートの使用が、高い接着強度が得られ、好ましい。
これら第1防水シート11及び第2防水シート14の材料は、防水シートが敷設される目的、場所に応じて適宜に好ましいものを選択して用いる。
第1防水シート11及び第2防水シート14の厚みは、特に限定されるものではないが、通常、0.5mm〜5mm程度であることが好ましい。薄過ぎると強度が低下して高重量の廃棄物を投入した際に破断する等の問題が発生する場合があり、厚過ぎると強度的には問題はないが、施工に必要な可とう性が低下し、かつ高コストになる。より好ましくは1〜2mmである。第1防水シート11及び第2防水シート14上には、更に保護層を設けることにより、それらの劣化を防止することができる。また、当該保護層は第1防水シート11及び第2防水シート14に予め設けられていてもよい。
以上のように、本発明に係る防水シートの敷設方法は、機械的固定工法を採用した場合に生じる防水シートの沈み込みを防止し、外観を損なうことなく新たな防水シートを敷設することができる。また、既存の防水シートを撤去することなく新たな防水シートを敷設するので、改修工事に要する工期の短縮が図れる。
本発明の実施の一形態に係る防水シートの敷設方法であって、後付けアンカー固定方法による第2防水シートの敷設を説明する為の説明図である。 前記防水シートの敷設方法に用いる沈み込み防止部材を概略的に示す斜視図である。 本発明の他の実施の形態に係る防水シートの敷設方法であって、先付けアンカー固定方法による第2防水シートの敷設を説明する為の説明図である。 前記防水シートの敷設方法に用いる固定部材を概略的に示す斜視図である。 前記防水シートの敷設方法に於いて、アンカーによる固定位置を概略的に示す平面図である。
符号の説明
10 駆体
11 防水シート
12 下地層
13 沈み込み防止部材
14 防水シート
15 固定部材
16 アンカー
17、18 貫通孔
19 被嵌合凹部
20 固定部材
21 凹部
22 上面
23 被接合材
24 突起
31 端縁
32 領域

Claims (5)

  1. 下地層に敷設された既存の第1防水シート上に、これを撤去することなく第2防水シートを敷設する防水シートの敷設方法に於いて、
    前記第1防水シート上に、少なくとも1つの沈み込み防止部材を載置した後、
    前記沈み込み防止部材が載置された第1防水シート上に、前記第2防水シートを被覆し、
    前記第2防水シート上であって、前記沈み込み防止部材が配置された位置に対応する位置に、固定部材を載置して、
    前記沈み込み防止部材及び固定部材を貫通する様に前記第2防水シートにアンカーを打ち込んで、前記下地層に該第2防水シートを固定することを特徴とする防水シートの敷設方法。
  2. 下地層に敷設された既存の第1防水シート上に、これを撤去することなく第2防水シートを敷設する防水シートの敷設方法に於いて、
    前記第1防水シート上に、少なくとも1つの沈み込み防止部材を載置した後、
    前記沈み込み防止部材上に固定部材を載置し、
    前記沈み込み防止部材及び固定部材を貫通する様にアンカーを打ち込んで、該沈み込み防止部材及び固定部材を前記下地層に固定して、
    前記下地層に固定された前記沈み込み防止部材及び固定部材を覆う様にして、前記第1防水シート上に前記第2防水シートを被覆することを特徴とする防水シートの敷設方法。
  3. 前記沈み込み防止部材の積載枚数は、前記下地層の沈み込み度合に応じて設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の防水シートの敷設方法。
  4. 前記固定部材として、前記第2防水シート側表面に該第2防水シートと接合可能な被接合材が被覆されている磁性を有するものを使用し、
    前記第2防水シートを介して前記固定部材を電磁誘導加熱することにより、前記被接合材を加熱して前記被接合材と防水シートとを固着・接合することを特徴とする請求項2に記載の防水シートの敷設方法。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載の防水シートの敷設方法に用いることを特徴とする沈み込み防止部材。
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