JP6052765B2 - 防水シートの固定構造および施工方法 - Google Patents

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Description

本発明は断熱工法における防水シートの固定構造に関する。
建築物の屋上、ベランダ、バルコニーの防水構造には、近年、下地の上に断熱材を敷設する断熱工法が多く採用されている。断熱工法において、防水シートを固定する工法として、いわゆる機械的固定工法が用いられている。この工法は、断熱材の上から固定用ディスクを固定用ビスで下地に固定し、固定用ディスクによって防水シートを断熱材の上に固定する方法であり、接着剤を塗布する必要がある接着工法と比較して簡便であるという利点を有する。そして、固定用ディスクで防水シートを固定する方法としては、防水シートを先に断熱材の上に敷設し、その上に固定用ディスクを載せ固定用ビスを打ち込む方法や、断熱材の上に接着層を有する固定用ディスクを固定し、その上に防水シートを敷設し防水シートの上から電磁誘導加熱装置で接着層を溶融させ防水シートの裏面と固定用ディスクを接合する方法などが用いられている。
しかし、機械固定工法で防水施工された屋上等において防水シートが強風にさらされると、防水シートに上向き(垂直方向)の応力が作用する。そのために防水シートを固定する固定用ディスクは垂直方向の引き抜きに対抗できるように強固に固定されることが要求される。さらに風は通常、一定ではなく強弱をともなって吹くために、防水シートに対する応力も強弱を伴う振動として作用し、固定用ビスがこの振動により緩むことが懸念されている。
これに対して緩み止めを施した固定用ビスおよび固定用ディスクを組み合わせた工法が提案されている(特許文献1)。
特開2008−002123号公報
しかしながら、強風にさらされた場合に、風力によって断熱材の上に敷設される防水シートには垂直方向の応力だけでなく、水平方向にも応力が作用する場合がある。そうすると、防水シートを固定している固定用ディスクや固定用ビスにも水平方向の応力が働くこととなる。そして、固定用ビスと防水下地との貫通部では、断熱材の厚みだけ距離があるためにより大きな力がかかることとなる。したがって、下地の上に断熱材を敷設する断熱工法においては、固定用ビスには水平方向に大きな応力が作用し固定用ビスが引き抜きぬかれたり固定用ビスが破断したりするおそれがある。
そこで、本発明は上記のような課題に鑑み、断熱工法において、防水シートに水平方向の応力が作用しても、固定用ビスが充分に固定される防水シート固定構造を提供することを目的とする。
本発明の上記課題を解決するためにとった手段は以下の通りである。
すなわち、防水下地の上に補強板を設け、補強板の上に配置された固定用ディスクの上から補強板を貫通して防水下地に対して固定用ビスを打つことで、固定用ディスクが補強板を介して防水下地に固定されることを要旨とする。そして、防水シートはこの固定用ディスクにより固定され、補強板は複数の固定用ディスクを連結するように配置された防水シート固定構造である。
さらに具体的には、防水下地の上に敷設される断熱材と、断熱材の一部を被覆するように断熱材の上に配置される補強板と、補強板の上に複数、配置される固定用ディスクと固定用ディスクの上から補強板を貫通して防水下地に打ち込まれる固定用ビスと、固定用ディスクにより断熱材の上に固定される防水シートとを備え、前記固定用ビスは前記補強板と前記防水下地の2か所で固定されており、補強板は複数の固定用ディスクを連結するように配置されている防水シート固定構造とするものである。
このように、補強板を用いることで、固定用ビスが補強板を貫通するために固定用ビスはより安定的に固定される。また、補強板により複数の固定用ディスクが連結されるために一の固定用ディスクおよび固定用ビスに作用する水平方向の応力に対し補強板によって連結されている他の固定用ビスで対抗できるようになる。すなわち、一の固定用ビスに作用する水平方向の応力を他の固定用ビスに伝達して分散させることにより、固定用ビスが引き抜かれたり破断したりすることを防止でき、固定用ディスクは水平方向の応力に対して強固に固定されることとなる。
また、固定用ビスが補強板において水平方向の可動を規制されるように補強板を貫通している防水シート固定構造がより好ましい。これにより固定用ビスは防水下地面に対する水平方向すなわち横方向の力を受けても、固定用ビスの水平方向の可動が規制されるために、水平方向の応力が他の固定用ビスに伝達、分散されるとともに、防水下地と固定用ビスの貫通部に大きな応力が作用することを防ぎ、固定用ビスの引き抜き強度が向上する。また、これにより、固定用ビスが破断することを防止できる。
このような水平方向の可動を制限する方法として、固定用ビスが補強板で固定されている防水シート固定構造とすることができる。固定用ビスが補強板と防水下地とで固定されることで、引き抜き強度が向上する。また、補強板と防水下地で固定用ビスが固定されているので、固定用ビスが水平方向に可動するのを規制でき、より水平方向への応力に対して対抗できる。
断熱材の上に帯状の補強板が並列して配置されている防水シート固定構造とすることで、効率的に固定用ディスクを連結して補強板に対して止め付けることができる。
さらに、断熱材の上に帯状の補強板が交差して配置されている防水シート固定構造とすることにより固定用ディスクは2方向に連結されることとなり、より水平方向への応力に対して対抗できる。また、断熱材の上に補強板が格子状に配置されている防水シート固定構造としてもよい。
このように補強板の交差する部分に固定用ディスクが配置されている防水シート固定構造としてもよい。これにより補強板が交差する部分に配置された固定用ディスクは2方向に連結され、より効果的に水平方向の応力を他の固定用ディスクに伝達、分散し、固定用ディスクがより安定的に固定できるために好ましい。
また、第1の固定用ディスクと、これと隣接する第2の固定用ディスクと、第1の固定用ディスクと第2の固定用ディスクとを結ぶ直線上に配置されない第3の固定用ディスクとが、一の補強板によって連結されている防水シート固定構造とすることで固定用ディスクは2方向の固定用ディスクと連結されるために、より効果的に水平方向の応力を伝達、分散し、固定用ディスクがより安定的に固定できるために好ましい。
ここで、防水シートは固定用ディスクの上側、下側のどちらに設けてもよい。防水シートが固定用ディスクの下側に設けられる場合には、防水シートが断熱材の上に敷設され、防水シートの上に固定用ディスクが配置され、固定用ビスが固定用ディスクの上から打ち込まれ、固定用ディスクを被覆する補強シートをさらに備える防水シート固定構造となる。
一方、防水シートが固定ディスクの上側に設けられる場合には、防水シートが固定用ディスクの上に敷設され、防水シートの下面と固定用ディスクの上面が接合されている防水シート固定構造となる。
そして、防水シートが固定用ディスクの下側に設けられる場合には、防水下地の上に断熱材を敷設し、断熱材の上に補強板を配置し、断熱材と補強板を覆うように防水シートを敷設し、防水シートの上から複数の固定用ディスクを補強板によって連結可能に配置し、固定用ビスを固定用ディスクの上から補強板を貫通し防水下地に向けて打ち込み、前記固定用ビスを前記補強板と前記防水下地の2か所で固定する防水シートの固定工法を用いることができる。
また、防水シートが固定ディスクの上側に設けられる場合の工法としては、防水下地の上に断熱材を敷設し、断熱材の上に補強板を配置し、上面に接着層を有する複数の固定用ディスクを補強板によって連結可能に補強板の上に配置し、固定用ディスクの上から固定用ビスを防水下地に向けて打ち込み前記固定用ビスを前記補強板と前記防水下地の2か所で固定し、断熱材と固定用ディスクを覆うように防水シートを敷設し、接着層を介して防水シートと固定用ディスクを接合する防水シートの固定工法を用いることができる。

本発明の防水シート固定構造によれば、下地の上に配置された補強板によって固定用ディスクおよび固定用ビスが連結して固定されるために、防水シートに水平方向の応力が作用しても、固定用ビスにかかる応力が他の固定用ビスに伝達し、分散されることで固定用ビスが引き抜かれたり破断したりすることなく固定用ディスクが強固に固定される。
固定用ディスクの下に防水シートを敷設する本発明の第1実施形態に係る防水シート固定構造を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係る平面図である。 本発明の第1実施形態に係る補強板の変形例を示す平面図である。 本発明の第1実施形態に係る補強板の変形例を示す平面図である。 本発明の第1実施形態に係る補強板の変形例を示す平面図である。 本発明の固定用ディスクの上に防水シートを敷設する本発明の第2実施形態に係る防水シート固定構造を示す断面図である。 補強板の一例を示す斜視図である。 補強板の交差部分を表わす斜視図である。 差し込み部を有する補強板の一例を示す斜視図である。 コンクリート下地を用いた本発明の第3実施形態に係る防水シート固定構造を示す断面図である。 従来の防水シート固定構造を示す断面図である。 従来の防水シート固定構造において水平方向に力が作用する状態を示す断面図である。
以下、好適実施の態様について図面を参照して詳細に説明する。
図1に第1実施形態として、固定用ディスク5の下に防水シートを敷設する防水シート固定構造について示した。これによると防水下地1の上に断熱材2が設けられ、固定用ディスク5が配置される位置に対応して断熱材2の上に補強板4が配置される。そして、この補強板4の上から防水シート3が敷設され、補強板に対応する位置に固定用ディスク5が配置されている。また、固定用ビス6が固定用ディスク5、補強板4を貫通して防水下地1に固定されている。このように、固定用ディスク5によって防水シート3が固定されているシート防水構造を構成している。本実施形態においては、さらに固定用ディスク5を上から覆うように補強用シート7を接合し、補強用シート7の端部と防水シート3をシーラー8で防水処理している。また本実施形態における防水下地としては折板金属下地が用いられている。
また第1実施形態の平面図を図2に示したが、本実施形態においては平板状の補強板4によって複数の固定用ディスク5が連結して固定されている。具体的には6つの固定用ディスク5が1つの補強板4によって連結されている。なお、図2(2−1)では説明のために補強用シート7等を省略しているが、本実施形態においては図2(2−2)のように補強シート7が固定ディスク5を覆うように接合されている。
さらに、本実施形態においておいては、第1の固定用ディスク51とこれと隣接する第2の固定用ディスク52とを結ぶ直線上に配置されていない第3の固定用ディスク53が1つの補強板4によって連結されている。このような状態で固定用ディスク5が補強板4に連結されることで、第1の固定用ディスク51は第2の固定用ディスク52の方向と第3の固定用ディスク53の方向の2方向の固定用ディスク5と連結されることとなるために、様々な方向からの水平方向の応力に対して対抗でき、より安定的に固定用ビス6および固定用ディスク5を連結できる。
ここで、台風などの強風が吹く場合には、図12のように屋上に施工されたシート防水構造には水平方向の応力が働くことがある。このように、防水シートに水平方向の応力が作用すると固定用ディスク5や固定用ビス6にも水平方向の応力F1が作用することとなる。そして、固定用ディスク5は断熱材2の上に配置され、固定用ビス6は断熱材の下にある防水下地1に止め付けられているので、固定用ディスク5や固定用ビス6に水平方向の応力F1が発生すると、断熱材2の厚みhだけ固定用ビス6と防水下地1との固定部101にはより大きな応力が作用することなる。そのため図11に示したような補強板4を用いない従来技術にかかるシート防水構造では、固定部101に大きな応力が作用し固定用ビス6の固定強度が充分ではない場合がある。
それに対し、補強板4を使用した第1実施形態では、固定用ビス6は補強板4と防水下地1の2か所で固定される。さらに補強板4では複数の固定用ディスクおよび固定用ビス6を連結し、固定用ビス6に作用する水平応力を他の連結された固定用ビス6に伝達し分散させることができる。これによって、水平方向の応力が防水下地1との固定部に大きく作用することを防止できるために、固定用ディスク5は水平方向の応力に対しても充分な固定強度が得られ、さらに固定用ビスが破断することを防止できる。
ここで補強板4は、図3乃至図5に示した変形例のような形状、配置としてもよい。図3に示した変形例において補強板4は帯状に形成され、この帯状の補強板4が並列に配置されている。そして、帯状の補強板4の上に列をなして固定用ディスク5が配置され、それぞれの固定用ディスク5は固定用ビス6により防水下地1に固定されている。これにより固定用ディスク5は帯状に連結され、固定用ビス6に水平方向の応力が作用してもこの応力を連結された他の固定用ビス6で分散して対抗し得るために固定用ディスク5が充分に固定されることとなる。また、このような態様により、補強板4の敷設が容易となりまた、平面における補強板の占める面積が少なくなることから、コストを抑えるとの効果も得られる。なお、図3においては説明のため補強シート7、シーラー8の図示を省略している。
図4に示した変形例において、補強板4aと補強板4bは帯状に形成されかつ、補強板4aと補強板4bとが交差して略格子状に配置されている。そして、帯状の補強板4の上に列をなして固定用ディスク5が配置され、さらに格子状の交差部分41に固定用ディスク5が配置されている。そして、固定用ディスク5の上には補強用シート7(図示せず)が敷設固定され、補強用シート7の周囲をシーラー8(図示せず)で防水処理した。
本変形例においては固定用ディスク5は略格子状の交差部分41に配置されているので、2方向の固定用ディスク5に連結され、より効果的に水平方向の応力を分散でき、固定用ディスク5を充分に固定することができる。なお、図4においても補強シート7、シーラー8の図示を省略している。
また図4では補強板4aと補強板4bと直交して配置されているが、これに限らず任意の角度でもって交差させてもよい。また交差部分が3方向以上の補強板4が交差するように配置されていてもよい
図5に示した変形例において、補強板4aおよび補強板4bは帯状に形成され、かつ補強板4aと補強板4bとが交差して略格子状に配置されている。そして、格子状の交差部分41に固定用ディスク5が配置され、また交差部分以外の部分42にも補強板4aの上に列をなして固定用ディスク5が配置されている。本実施形態においては、一の交差部分41と他の交差部分41の間に1つの固定用ディスク5が配置されている。また、固定用ディスク5の上には補強用シート7(図示せず)が敷設固定され、補強用シート7の周囲をシーラー8(図示せず)で防水処理した。
本変形例においては固定用ディスク5は略格子状の交差部分41に配置されているので、2方向の固定用ディスク5に連結されている。よってこれにより、効果的に水平方向の応力を分散できる。また、交差部分以外の部分42にも固定用ディスク5が配置され、固定用ビス6が固定用ディスク5と補強板4を貫通して防水下地1に固定されているために、補強板4それ自体も防水下地1に対して強固に固定されることになるから、固定用ディスク5が充分に固定されることとなる。なお、図5においても補強シート7、シーラー8の図示を省略している。
ここで補強板4は固定用ディスク5を連結し、固定用ビス6にかかる水平方向の応力に対抗できる形状、材質であればよい。そして、補強材4は図7(7−1)のように板状や帯状とすることができ、三角形、多角形、円形、不定形等の形状としてもよい。そして1つの補強板4で連結される固定用ディスク5の個数は特に制限されないが、多くの固定用ディスクを連結することがより好ましい。
また補強板4の上には固定用ディスク5を配置し固定用ビス6で止め付けられるので、固定用ディスク5を安定的に配置できるような形状、大きさであることが好ましく、図7(7−2)のように固定用ディスク5の径より大きな巾を有する形状とすることができる。また、(7−3)のように固定用ディスク5の固定用ビス6の挿入部分が補強板4によって支持されていれば固定用ディスク5および固定用ビス6は安定的に補強板4に連結されることとなるので、固定用ディスク5の径より小さい巾の補強板4としてもよい。
さらに図7(7−4)のように固定用ビス6が貫通されるためのビス穴43を設けていてもよい。このビス穴43は固定用ビス6の径よりも小さくすることで固定用ビス6が補強板4に対して固定され、固定用ビス6にかかる水平方向の応力を効果的に分散できるとの点からこのましい。
補強板4には指標となる標線や目印等の標示44を設けてもよい。例えば、図4や図5のように交差部分41を有するような場合には、図7(7−5)のように下側に配置される補強板4に上側に配置される補強板4の位置を予め示す標示44としての標線を設けることができる。また、図7(7−6)のように固定用ビスを打ち込む位置を示す標示44を描画してもよい。図7(7−6)の場合は後述する固定用ディスク6の上に防水シートを敷設する構造において固定用ディスク5を配置し固定用ビス6を打ち込む位置が明確になるために作業性が向上し好ましい。ここで、標示44は指標となるものであるから、描画に限らず凹部や凸部として形成されていてもよく、例えば(7−6)の固定用ビス6の打ち込み位置の示す標示44はビス穴として形成されてもよい。
ここで、図4や図5のように交差部分41を有するような場合には、図8に示したような変形例を用いることができる。図8(8−1)に示したように2本の補強板4を上下に重ねて交差させることで交差部分41を設けることができる。また、略十字の形状に形成された補強板4を用いることができる。さらに、図8(8−2)のように上側に配置される補強板4aに下側に配置される補強板4bを嵌めこむ凸状に形成された嵌めこみ部45を設けてもよい。
そして補強板4の厚みが厚くなりすぎない場合には、補強板4を重ねることで補強板4が二重となるためにより固定用ビス6を充分に固定できる。概ね補強板4の厚みが2.0mm程度あれば補強板4を重ねて交差部分41を形成することができる。
補強板4は断熱材の上に固定される固定部を有していてもよい。補強板4を断熱材2の上で固定させることでその後の施工作業が容易となり好ましい。また、補強板4が固定部によって固定されることで補強板自体がより安定的に固定され、固定用ディスク5等に作用する水平方向の応力により対抗できるために好ましい。
固定部の具体的な形態としては、補強板4の断熱材側の面に粘着層を設けることができる。補強板4が粘着層を介して断熱材の上に固定されることで、補強板4が断熱材の上で固定させるためにその後の施工作業が容易となり好ましい。ここで、粘着層としては、接着剤、両面粘着テープ、定形シーラー、不定形シーラー等を用いることができる。粘着力にすぐれ、施工しやすいとの点からブチルテープなどの定形シーラーが好ましく用いられる。
また固定部の別の形態として、補強板4に断熱材に差し込まれるための差し込み部46を設けることもできる。差し込み部は断熱材2に差し込まれることで補強板4を断熱材2の上に固定するものであるから、補強板4の下側面に向けて凸状に設けることができる。例えば、差し込み部46は図9のように帯状の補強板4の前後に補強板を下側面に向けて折り曲げたような凸状に形成されている。そして差し込み部46の先端には断熱材2への差し込みが容易となるように鋭角となっている。差し込み部46はこれに限られず、補強板4の下面側に突起を設けた形状であったり、補強板4の下側に向け棒状の差し込み部46が形成されていてもよい。
図9の差し込み部を有する補強板4は、断熱材2の上から差し込まれて断熱材2の上に配置される。そして、この差し込み部は断熱材に差し込まれればよいので防水下地1に達することを要しない。しかし、差し込み部が防水下地にまで達していてもよく、これにより補強板4は防水下地2の上に支持されることにもなり、補強板4によってより安定的に固定用ディスク、固定用ビスを連結できる。
また補強板4は、金属製、硬質合成樹脂製、木製等が用いられる。強度や耐久性の点から金属製が好ましい。金属製の固定用ディスクを構成する鋼鈑の材質としては、ステンレス板や、亜鉛・アルミニウム・マグネシウムメッキまたは亜鉛メッキ等の防錆処理が施された鋼板など、多湿状態でも錆びにくい鋼鈑が好適に使用される。厚みとしては、0.1〜5mm程度が好ましく、より好ましくは0.2mm〜2mm、さらに好ましく0.4mm〜0.8mm。また、鋼板の場合には1.6mm以上とすることで溶接が可能となり好ましく、硬質合成樹脂製、木製であれば2mm〜5mmとすることが好ましい。
補強板4は防水下地1に対して固定されていることが好ましいので、補強板4を固定するための補強板固定用ビスを別に設けてもよい。またこの場合に補強板固定用ビスを貫通させるためのビス穴を設けてもよい。
防水シート3は熱可塑性樹脂製防水シートが好ましく、塩化ビニル系樹脂、ポリオレフィン系、アクリル系等を使用することができる。熱可塑性樹脂製防水シートを熱溶融着、溶剤溶着により接合し、また補強用シート7で補強し得るという点から塩化ビニル系樹脂製防水シートがより好ましい。
熱可塑性樹脂製防水シートは単層でも良いが、寸法安定性、引張強度に優れるという点からガラスクロス、不織布等の基材層を積層した複層品が好ましい。基材層は最下層に設けても良いが熱可塑性樹脂層の中間に設けても良い。また熱可塑性樹脂層は一層であっても、複数の層であってもよく、それぞれの層の組成を異なるものとしてもよい。
断熱材2は、ポリスチレンフォーム、硬質ウレタンフォーム、フェノールフォーム、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィンフォーム等が使用でき、強度を考慮するとクラフト紙やアルミ箔が両面に積層された断熱材が好ましい。また、勾配をとる必要がある場合には、勾配のある断熱ボードを使用することができる。
固定用ディスク5は防水シート3を固定できるものであればよく、金属製、硬質合成樹脂製、木製等が用いられる。強度や耐久性の点から金属製がこのましい。金属製の固定用ディスクを構成する鋼鈑の材質としては、ステンレス板や、亜鉛・アルミニウム・マグネシウムメッキまたは亜鉛メッキ等の防錆処理が施された鋼板など、多湿状態でも錆びにくい鋼鈑が好適に使用される。厚みとしては、0.6〜1.5mm程度で、形状は正方形または長方形をした矩形状のプレート状や、円形または楕円形状のディスク状、長尺状など任意であり、大きさは1辺または外径が50〜100mm程度に形成することができる。
また、その固定用ディスク5の少なくとも上面に熱可塑性樹脂被覆層を積層一体化した構成が好ましい。これにより防水シート3や補強用シート7との熱融着、溶剤溶着による接合が容易となる。ここで熱可塑性樹脂被覆層は、塩化ビニル系樹脂、ポリオレフィン系、アクリル系等を使用することができる。また接合強度を考慮すると、防水シート3、補強用シート7とこの熱可塑性樹脂被覆層の材質は同種のものを用いるのが好ましく、防水シート等が塩化ビニル系樹脂製である場合には、熱可塑性樹脂被覆層も塩化ビニル系樹脂からなることが好ましい。
なお本明細書では、固定用ディスクの上面とは下地、断熱材に対して上側の面である。
また、後述する固定用ディスク5の上に防水シート3を敷設する場合において、固定用ディスク5の上面に設けられる接着層は接着剤を塗布することや、熱可塑性樹脂層を積層する等して設けることができる。そして、接着層と防水シート3との接着は圧着や熱による融着や溶剤による溶着等によって行われる。また電磁誘導加熱を行う場合において固定用ディスク5の接着層は、加熱より溶融するホットメルト接着剤や熱可塑性樹脂等である熱溶融着層とすることが好ましい。ホットメルト接着剤としては、ポリエステル系、ポリアミド系、エチレン−酢酸ビニル共重合体系のホットメルト接着剤等が挙げられる。
固定用ビス6は、少なくとも固定用ディスク5と補強板4を固定するに足る長さが必要であり、補強板4を貫通して防水下地1に達するような長さのものを用いる。
材質としては、炭素鋼、合金鋼、ステンレス鋼等の鋼材などが使用できる。また、固定用ディスク5等の上面から頭部がはみ出ないように、固定用ビス6のビス頭の形状は皿、平、なべがよく、ドライバーやレンチで掛ける座面の窪み形状は十字穴、六角穴、四角穴が好ましい。
防水下地1は、コンクリート、ALC、折板屋根、瓦棒屋根、デッキプレート等の金属下地等を使用することができる。
つぎに第1実施形態の施工方法について図1を用いて説明する。
第1実施形態においては、防水下地1の上に断熱材2を敷設し、固定用ディスク5を配置する位置に補強板4を配置する。そして、その上からポリ塩化ビニル製の防水シート3を敷設し、補強板4と対応する位置に防水シート3の上から熱可塑性樹脂被覆層が積層一体化された固定用ディスク5を配置する。この固定用ディスク5および補強板4を貫通するように固定用ビス6を防水下地1に打ち込み、固定用ディスク5を固定する。さらに、固定用ディスク5を覆うように補強用シート7をかぶせ、固定用ディスク5の上面および防水シート3と熱溶着を行う。なお、本実施態様においては、補強用シート7はポリ塩化ビニル製であり、固定用ディスクの上面の熱可塑性樹脂被覆層にはポリ塩化ビニル層が用いられている。そして、補強用シート7の周囲を液シーラー8で防水処理を施した。
以下、他の実施形態について説明するが、第1実施形態と同じ部材には同じ符号を付し詳細な説明を省略した。
第2実施形態として、防水シート3を固定ディスクの上側に敷設した防水シート固定構造の断面図を図6に示した。これによると、防水下地1の上に断熱材2が敷設され、固定用ディスク5を配置する位置に対応した断熱材の上に補強材4が配置され。この補強材4の上に固定用ディスク5が配置され、固定用ビス6が固定用ディスク5および補強材4を貫通して防水下地1に止め付けられている。そして、固定用ディスク5の上面には接着層(図示なし)が設けられており、この固定用ディスクの上に防水シート3が敷設されている。さらに、固定用ディスク5の接着層と防水シート3の裏面が接合されることで、防水シート3が固定用ディスク5によって断熱材2の上に固定される。そして、第2実施形態において、固定用ディスク5と防水シート3の接合は電磁誘導加熱装置10による融着により行われている。このような電磁誘導加熱による融着を行うことで簡単に防水シート3と固定用ディスク5との接合を行うことができる。なお、本実施形態において固定用ディスク5の接着層はポリ塩化ビニル層が用いられている。
次に第2実施形態における施工方法を説明する。防水下地1の上に断熱材2を敷設し、固定用ディスクを配置する位置に対応させて、補強板4を断熱材2の上に配置する。そして、上面に接着層を設けた固定用ディスク5を補強板4の上に載せ、固定用ビス6を補強板4、防水下地1を貫通して打ち込み、固定用ディスク5を固定する。そして、その上からポリ塩化ビニル製の防水シート3を敷設し、固定用ディスク5と対応する位置に電磁誘導加熱装置10を載せて加熱することで固定用ディスク5と防水シート3を接合する。
また、防水下地1としてコンクリート下地を用い、固定用ディスク5の下に防水シートを敷設する第3実施形態を図10に示した。これによると防水下地1の上に断熱材2が設けられ、固定用ディスク5が配置される位置に対応して断熱材2の上に補強板4が配置される。そして、この補強板4の上から防水シート3が敷設され、補強板に対応する位置に固定用ディスク5が配置されている。また、固定用ビス6が固定用ディスク5、補強板4を貫通して防水下地1に固定されている。このように、固定用ディスク5によって防水シート3が固定されているシート防水構造を構成している。本実施形態においては、さらに固定用ディスク5を上から覆うように補強用シート7を接合し、補強用シート7の端部と防水シート3をシーラー8で防水処理している。
また、これらの全ての実施態様において固定用ディスク5が補強板4を介して固定されるのであれば、緩衝用シート、防水性を向上させる増し張りシート等の部材を使用することができる。
1 防水下地
2 断熱材
3 防水シート
4 補強板
5 固定用ディスク
6 固定用ビス
7 補強用シート
8 シーラー
10 電誘導加熱装置

Claims (9)

  1. 防水下地の上に敷設される断熱材と、
    前記断熱材の一部を被覆するように前記断熱材の上に配置される補強板と、
    前記補強板の上に複数、配置される固定用ディスクと、
    前記固定用ディスクの上から前記補強板を貫通して前記防水下地に打ち込まれる固定用ビスと、
    前記固定用ディスクにより前記断熱材の上に固定される防水シートとを備え、
    前記固定用ビスは前記補強板と前記防水下地の2か所で固定されており、
    前記補強板は複数の前記固定用ディスクを連結している防水シート固定構造。
  2. 前記補強板が金属製、硬質合成樹脂製、木製のいずれかである請求項1に記載の防水シート固定構造。
  3. 前記断熱材の上に帯状の前記補強板が並列して配置されている請求項1または請求項2のいずれか1項に記載の防水シート固定構造。
  4. 前記断熱材の上に帯状の前記補強板が交差して配置されている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の防水シート固定構造。
  5. 前記補強板の交差する部分に前記固定用ディスクが配置されている請求項4に記載の防水シート固定構造。
  6. 前記防水シートが前記断熱材の上に敷設され、前記防水シートの上に前記固定用ディスクが配置され、前記固定用ビスが前記固定用ディスクの上から打ち込まれ、前記固定用ディスクを被覆する補強シートをさらに備える請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の防水シート固定構造。
  7. 前記防水シートが前記固定用ディスクの上に敷設され、前記防水シートの下面と前記固定用ディスクの上面が接合されている請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の防水シート固定構造。
  8. 防水下地の上に断熱材を敷設し、
    断熱材の上に補強板を配置し、
    前記断熱材と前記補強板を覆うように防水シートを敷設し、
    前記防水シートの上から複数の固定用ディスクを前記補強板によって連結可能に配置し、
    固定用ビスを前記固定用ディスクの上から前記補強板を貫通し前記防水下地に向けて打ち込み、前記固定用ビスを前記補強板と前記防水下地の2か所で固定する防水シートの固定工法。
  9. 防水下地の上に断熱材を敷設し、
    断熱材の上に補強板を配置し、
    上面に接着層を有する複数の固定用ディスクを前記補強板によって連結可能に前記補強板の上に配置し、
    前記固定用ディスクの上から固定用ビスを前記防水下地に向けて打ち込み前記固定用ビスを前記補強板と前記防水下地の2か所で固定し
    前記断熱材と前記固定用ディスクを覆うように防水シートを敷設し、
    前記接着層を介して前記防水シートと前記固定用ディスクを接合する防水シートの固定工法。
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