JP2015113669A - 防水シートの固定構造およびそれに用いられる補強材 - Google Patents
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Abstract
Description
これに対して緩み止めを施した固定用ビスおよび固定用ディスクを組み合わせた工法が提案されている(特許文献1)。
すなわち、補強材を防水下地の上に固定し、補強材の上に配置された固定板の上から補強材を貫通して防水下地に対して締結具を打ち込むことを要旨とする。
さらに断熱材が設けられた防水下地の上に敷設された防水シートを固定するための固定板を前記防水下地の上で支持するための補強材であって、前記下地の上に固定される底面部と、前記底面部から前記下地に対し上側に向けて連続的に設けられた支持部と、前記支持部の上部に接続され、前記ディスク板が配置される天板部とを備える補強材を用いることができる。
第1実施形態に係る断面図を図1に示した。防水下地Aの上に断熱材Bを敷設し、防水下地Aの上に補強材Dが固定材Fによって固定されている。補強材Dは断熱材Bに埋め込まれるようにして配置されている。また本実施形態において固定材Fは接合剤F1が用いられている。接合剤F1は補強材Dの底面部2と防水下地Aを接合している。この補強材Dの上には固定板Eが配置され、固定板Eと補強材Dを貫通して締結具Gが防水下地Aに打ち込まれている。そして、断熱材Bと固定板Eとを覆うように防水シートCが敷設されている。防水シートCは固定板Eと接合されており、本実施形態においては防水シートCの下面と固定板Eの上面に設けられた接着層(図示なし)とが電磁誘導装置によって熱融着されている。
防水下地Aの上に断熱材Bを敷設し、防水下地Aの上に補強材Dが固定材F2によって固定されている。補強材Dは断熱材Bに埋め込まれるようにして配置されている。この補強材Dの上には固定板Eが配置され、固定板Eと補強材Dを貫通して締結具Gが防水下地Aに打ち込まれている。そして、断熱材Bと固定板Eとを覆うように防水シートCが敷設されている。防水シートCは固定板Eと接合されており、本実施形態においては防水シートCの下面と固定板Eの上面に設けられた接着層(図示なし)とが電磁誘導装置によって熱融着されている。
接合剤F1は補強材Dの底面部2と防水下地Aを接合するものであればよく、接着剤や粘着剤等を用いることができる。接合剤F1としては、ウレタン系、エポキシ系、アクリル系、SBR系、NBR系、等の接着剤や粘着剤を用いることができる。ここで接合剤F1は補強材Dに予め貼着、塗布等により形成されていてもよいし、防水下地Aに貼着、塗布されていてもよい。補強材Dは断熱材Bに埋設されるので、補強材Dに接合剤F1を予め設けておくと、施工性が向上し好ましい。
連結材F2としては、ビス、ネジ、釘等の機械的な固定具を用いることができる。またこの連結材F2の材質としては、炭素鋼、合金鋼、ステンレス鋼等の鋼材などが使用できる。また、補強材Dの上面から頭部がはみ出ないように、連結材F2のビス頭の形状は皿、平、なべがよく、ドライバーやレンチで掛ける座面の窪み形状は十字穴、六角穴、四角穴が好ましい。
図4(b)においては円盤状の底面部2が設けられているが、図4(a)のように底面部2が支持部1の下端面として構成されていてもよい。支持部1の内側は空洞であり、支持部1の厚みに応じて底面部2が設けられることとなる。このように底面部2は支持部1の下端面であってもよい。
図6は天板部3が四角であり、支持部1は2面で形成されている。また図7は天板部3が十字型であり、4面の支持部を有しているが一の面と隣接する他の面との間には空隙が設けられている。
なお本明細書では、固定板Eの上面とは防水下地A、断熱材Bに対して上側の面である。
固定板Eと防水シートCを接合する方法としては、熱融着や液溶着、接着剤による接合等が用いられるが、本実施形態では固定板Eに対応する位置に電磁誘導加熱装置を載せて加熱することで熱融着により接合している。
防水下地Aの上に断熱材Bを敷設し、断熱材Bに埋設されるように補強材Dが固定材Fにより固定されている。第3実施形態においては固定材Fとして結合剤F1が用いられているが、連結材F2を用いてもよい。そして、補強材Dと断熱材Bを覆うように防水シートCを敷設し、補強材Dと対応する位置に固定板Eが配置される。固定板Eの上から補強材Dを貫通して締結具Gが防水下地Aに打ち込まれている。固定板Eの上から増し張シートHを敷設固定し、増し張シートの周囲をシーラーIで防水処理されている。
図1に実施例1に係る断面図を示したが、コンクリートによる防水下地A1に断熱材Bが敷設され、鉄製の補強材D1が埋設されている。ここで補強材D1は図4(b)のように円筒形であり支持部1に底面部2が連結され、支持部1の上端部には天板部3が連結されている。そして、天板部3と底面部2には貫通孔4がそれぞれ設けられている。断熱材Bの厚みは50mmであり補強材Dの高さも50mmである。また、底面部2の直径は100mmである。
補強材D1の上にステンレス製で直径が87mmの固定板E1が配置され、ステンレス製の締結具Gである固定用ビスG1が固定板E1を貫通して防水下地A1に打ち込まれている。固定板E1の上に防水シートCとしてポリ塩化ビニル樹脂製防水シートC1が敷設固定されている。ここで固定板E1の上面にはポリ塩化ビニル樹脂製の粘着層(図示なし)が設けられ、ポリ塩化ビニル樹脂製防水シートC1とポリ塩化ビニル樹脂製の粘着層が熱融着されることでポリ塩化ビニル樹脂製防水シートC1と固定板E1とが接合されている。
ここで接合剤F1はエポキシ系接着剤が用いられている。
ここで連結材F2としては、ステンレス製のビスが用いられている。
コンクリート製の防水下地A1の上に断熱材Bを敷設し、断熱材Bに埋設されるように補強材D1が接合剤F1により固定されている。接合剤F1はエポキシ系の接着剤が用いられている。そして、補強材D1と断熱材Bを覆うようにポリ塩化ビニル樹脂製防水シートC1を敷設し、補強材D1と対応する位置にステンレス製の固定板E2が配置される。固定板E1の上から補強材D1を貫通して締結具Gとしてステンレス製の固定用ビスG1が防水下地A1に打ち込まれている。固定板E2の上から増し張シートHを敷設固定し、増し張シートの周囲をシーラーIで防水処理されている。
ここで、補強材D1は実施例1と同様の部材が用いられている。また増し張りシートはポリ塩化ビニル樹脂製シートであり、固定板E2の上面に設けられたポリ塩化ビニル樹脂層とが熱融着により接合されている。同様にポリ塩化ビニル樹脂製防水シートC1と増し張りシートHとは熱融着により接合されている。
B 断熱材
C 防水シート
D 補強材
1 支持部
2 底面部
3 天板部
4,6 貫通孔
5 張出部
E 固定板
F 固定材
F1 接合剤
F2 連結材
G 締結具
Claims (4)
- 防水下地上に敷設された断熱材と、
前記断熱材に埋設されるとともに、前記防水下地の上に固定された補強材と、
前記防水下地と前記補強材とを固定する固定材と、
前記補強材の上に配置された固定板と、
前記固定板を貫通し前記防水下地に固定される締結具と、
前記断熱材の上に敷設され、前記固定板によって固定される防水シートとを備え、
前記補強材は、前記固定材によって前記防水下地に固定された底面部と、前記底面部に連結され前記固定板が配置される天板部とを有する防水シート固定構造。 - 前記固定材が接合剤である請求項1に記載の防水シート固定構造。
- 前記固定材が連結材である請求項1に記載の防水シート固定構造。
- 断熱材が設けられた防水下地の上に敷設された防水シートを固定するための固定板を前記防水下地の上で支持するための補強材であって、
前記下地の上に固定される底面部と、
前記底面部から前記下地に対し上側に向けて連続的に設けられた支持部と、
前記支持部の上部に接続され、前記ディスク板が配置される天板部とを備える補強材。
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