JP5313832B2 - 防水層改修方法及び防水構造 - Google Patents
防水層改修方法及び防水構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5313832B2 JP5313832B2 JP2009231784A JP2009231784A JP5313832B2 JP 5313832 B2 JP5313832 B2 JP 5313832B2 JP 2009231784 A JP2009231784 A JP 2009231784A JP 2009231784 A JP2009231784 A JP 2009231784A JP 5313832 B2 JP5313832 B2 JP 5313832B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- waterproof
- waterproof sheet
- fixing
- fixing plate
- sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
Description
しかし、この方法の場合、防水下地2にさらにビスを取り付けるための穴を開ける事になり、防水下地2の強度に悪影響を与える虞があり、他の方法が望まれている。
そこで、図9に示すように、防水シート4の固定部の外周に切れ目を入れて切り抜き、切り抜き部分の防水シート4を防水シート固定金具3から取り除いた後、防水シート固定金具3上面に、ホットメルト接着用シート8を配置した状態で、改修用の改修防水シート9を敷設しその改修防水シート9の上方から電磁加熱によって、防水シート固定金具3を加熱することによって、ホットメルト接着用シート8を融かして改修防水シート9を防水シート固定金具3に接着して新防水層を形成する方法(特許文献1参照)が考えられている。
前記防水シートの固定部上で前記防水シート固定具と重なる位置に、改修防水シートの固定用プレートを載置し、
前記防水シート固定金具と前記固定用プレートとを機械的に連結し、
前記固定用プレートの上面に接着材で前記改修防水シートを固定して新防水層を形成するところにある。
そして、防水シート固定金具と一体となった固定用プレートの上面に接着材で改修防水シートを固定して新防水層を形成することにより、既設の防水シートを取り除いて廃棄処分する必要なく防水層の改修ができ、産廃処理などのコストを要することなく経済的に施工できる。
そして、固定用プレートを改修防水シートと接着した防水カバーで径方向の外側まで覆うことにより、固定用プレートを防水シート固定金具に機械的に連結する部分の防水が可能となる。そのために、既設の防水シートを取り除いて廃棄処分する必要なく防水層の改修ができ、産廃処理などのコストを要することなく経済的に施工できる。
そして、スラブ本体2は、前記防水シート固定金具3を固定するためのビスBを、樹脂プラグ等のホールインアンカー17を介して抜け止め状態に支持できるものであることが好ましい。
また、ワッシャ本体3Aはその中心にビス固定用の座繰り凹部5A、及び、その底部分に固定用ビスBの取付孔6が形成され、ワッシャ本体3Aの上面は、座繰り凹部5Aの周りに所定幅隔てて環状凹部5Bが形成されている。
尚、ワッシャ本体3Aは、板金をプレス加工して図のような起伏形状に成形されており、前記座繰り凹部5Aや環状凹部5B等の凹部5を形成してあることによって、平板のままより断面二次モーメントが増加し、薄板であっても強度の高いワッシャ本体を構成することが可能となっている。
また、前記ワッシャ本体3Aの上面は、上述のホットメルト接着層Hを被覆して接着部7として構成してある。
そして、ワッシャ本体3Aは、スラブ本体2上に、縦横に所定の間隔を開けた各位置に配置され、前記取付孔6を通してビス止めしてある。
1.第1防水シート4の上面に、新防水層を形成するために、第2防水シート9を重ねて固定するに、第2防水シート9中の可塑剤が第1防水シート4に移行しないように、絶縁シート12を載置し、第1防水シート4の固定部上で防水シート固定具3と重なる位置に、第2防水シート9の固定用プレート10を載置する。なお、固定用プレート10は、防水シート固定金具3を上方から覆うことができる大きさの金属製の円盤に、リベット11の軸部を挿通させるための貫通孔13を形成した座繰り部14を、円周方向に3箇所設け、その上面には、接着材として熱可塑性合成樹脂からなるホットメルト接着層15を被覆してある。
2. 防水シート固定金具3と固定用プレート10とを、機械的に連結するために、固定用プレート10の貫通孔13に対応させて、絶縁シート12と第1防水シート4及び防水シート固定金具3にドリルでリベット挿通用の孔16を穿ち、それらの孔16及び貫通孔13にリベット11を挿通させた後、リベット専用工具でリベット11を加締めにより座屈変形させて防水シート固定金具3に固定用プレート10を一体連結する。
3.絶縁シート12と第1防水シート4及び固定用プレート10の上に重なるように、新しい改修防水シートとしての第2防水シート9を載置する。
4.固定用プレート10を電磁誘導加熱機で、発熱昇温させ、固定用プレート10の上面に設けたホットメルト接着層15を融かし、第2防水シート9をホットメルト接着層15を介して固定して新防水層を形成する。
以下に他の実施の形態を説明する。
〈2〉 新防水層を形成するのに、図7に示すように防水シート4上に、絶縁シート12及び改修防水シート9を重ね、改修防水シート9上で防水シート固定金具3と重なる位置に、改修防水シート9の固定用プレート10を載置し、防水シート固定金具3と固定用プレート10とを機械的にリベット等で連結し、固定用プレート10をその径方向の外側まで覆う防水カバー18を、固定用プレート10上に載置し、固定用プレート10の全外周に沿って防水カバー18と改修防水シート9とを接着してもよい。この場合、改修防水シート9はその上から固定用プレート10で確実に固定される。
〈3〉 防水シート固定金具3と固定用プレート10との連結は、リベット11に代えて、タッピンネジを使用して一体に連結するようにしてあっても良い。
〈4〉 前記接着材としては、ホットメルト接着材に代えて、防水シートと同様の樹脂からなる塩ビ系接着材などの合成樹脂系接着材の他、ゴム系の接着材を使用してもよい。
〈5〉 防水下地は、コンクリートスラブの他に、木下地や金属パネルからなる下地を含み、それら防水下地へのビスBの固定は、各下地に応じて適宜選択できる。
3 防水シート固定金具
4 防水シート(第1防水シート)
9 改修防水シート(第2防水シート)
10 固定用プレート
11 リベット
P1 防水層
Claims (5)
- 防水下地上に固定された防水シート固定金具の上面に接着材で防水シートを固定してある防水層を改修する防水層改修方法であって、
前記防水シートの固定部上で前記防水シート固定具と重なる位置に、改修防水シートの固定用プレートを載置し、
前記防水シート固定金具と前記固定用プレートとを機械的に連結し、
前記固定用プレートの上面に接着材で前記改修防水シートを固定して新防水層を形成する防水層改修方法。 - 防水下地上に固定された防水シート固定金具の上面に接着材で防水シートを固定してある防水層を改修する防水層改修方法であって、
前記防水シート上に改修防水シートを重ね、前記改修防水シート上で前記防水シート固定金具と重なる位置に、前記改修防水シートの固定用プレートを載置し、
前記防水シート固定金具と前記固定用プレートとを機械的に連結し、
前記固定用プレートをその径方向の外側まで覆う防水カバーを、前記固定用プレート上に載置し、
前記固定用プレートの全外周に沿って前記防水カバーと前記改修防水シートとを接着して新防水層を形成する防水層改修方法。 - 防水シート固定金具と固定用プレートとを、リベットで機械的に連結する請求項1または2に記載の防水層改修方法。
- 防水シート固定金具と固定用プレートとを、タッピンネジで機械的に連結する請求項1または2に記載の防水層改修方法。
- 防水下地上に固定された防水シート固定金具の上面に接着材で第1防水シートを固定し、
前記第1防水シートの固定部上で前記防水シート固定具と重なる位置に、第2防水シートの固定用プレートを載置した状態で、前記防水シート固定金具と前記固定用プレートとを機械的に連結してあり、
前記固定用プレートの上面に接着材で前記第2防水シートを固定してある防水構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009231784A JP5313832B2 (ja) | 2009-10-05 | 2009-10-05 | 防水層改修方法及び防水構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009231784A JP5313832B2 (ja) | 2009-10-05 | 2009-10-05 | 防水層改修方法及び防水構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011080212A JP2011080212A (ja) | 2011-04-21 |
JP5313832B2 true JP5313832B2 (ja) | 2013-10-09 |
Family
ID=44074518
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009231784A Active JP5313832B2 (ja) | 2009-10-05 | 2009-10-05 | 防水層改修方法及び防水構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5313832B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6644468B2 (ja) * | 2015-01-07 | 2020-02-12 | アーキヤマデ株式会社 | 防水シート固定具 |
JP6567341B2 (ja) * | 2015-06-26 | 2019-08-28 | 旭化成ホームズ株式会社 | 防水改修方法及び防水改修構造 |
JP6983465B2 (ja) * | 2016-01-22 | 2021-12-17 | ロンシール工業株式会社 | シート防水構造の改修構造およびシート防水構造の改修方法 |
JP6952999B2 (ja) * | 2017-11-07 | 2021-10-27 | アーキヤマデ株式会社 | 防水シート固定具 |
JP6783260B2 (ja) * | 2018-02-02 | 2020-11-11 | 明和産業株式会社 | 防水層の改修方法とそのための治具 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005344442A (ja) * | 2004-06-04 | 2005-12-15 | Nisshin Kogyo Co Ltd | 防水シートの敷設工法 |
JP4671412B2 (ja) * | 2005-06-02 | 2011-04-20 | 東洋ゴム工業株式会社 | 防水シートの敷設方法及びそれに用いる沈み込み防止部材 |
JP4921942B2 (ja) * | 2006-12-01 | 2012-04-25 | アーキヤマデ株式会社 | 防水シート固定構造 |
-
2009
- 2009-10-05 JP JP2009231784A patent/JP5313832B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011080212A (ja) | 2011-04-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5313832B2 (ja) | 防水層改修方法及び防水構造 | |
JP2010236177A (ja) | シート防水床の構造物固定構造 | |
JP4671412B2 (ja) | 防水シートの敷設方法及びそれに用いる沈み込み防止部材 | |
JP4652543B2 (ja) | 防水層改修方法 | |
JP4634625B2 (ja) | 防水層改修方法、及び、防水構造 | |
JP4641687B2 (ja) | シート固定具及び該固定具を用いた断熱防水施工法 | |
JP6704211B2 (ja) | 防水シートの固定構造およびその改修工法 | |
JP4777754B2 (ja) | 床暖房パネルの施工方法 | |
JP2015113638A (ja) | 防水シートの固定構造 | |
JP6983465B2 (ja) | シート防水構造の改修構造およびシート防水構造の改修方法 | |
JP2007039987A (ja) | 防水シートの固定構造 | |
JP5345773B2 (ja) | 既存成形屋根の改修構造及び改修工法 | |
JP6644468B2 (ja) | 防水シート固定具 | |
JP4997878B2 (ja) | 床暖房装置およびそのリフォーム方法 | |
JP5652754B2 (ja) | 防水面構造、及びその施工方法 | |
JP2015113669A (ja) | 防水シートの固定構造およびそれに用いられる補強材 | |
JP3805271B2 (ja) | 防水シート固定具 | |
JP4641465B2 (ja) | 防水シート固定具 | |
JP6890369B2 (ja) | 防水シートの固定構造およびその改修工法 | |
JP2007085119A (ja) | 断熱防水構造およびその工法。 | |
JP2005344442A (ja) | 防水シートの敷設工法 | |
JP6952999B2 (ja) | 防水シート固定具 | |
JP2006291638A (ja) | 防水施工用固定具及び防水処理方法。 | |
JP5311626B2 (ja) | 浮き床構造 | |
JP2005226356A (ja) | 防水シート敷設用固定治具および防水シートの敷設方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20121002 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130522 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130606 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130704 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5313832 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |