JP5311626B2 - 浮き床構造 - Google Patents
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Description
前記支持架台は台座及び台座から立設したボルト部からなり台座及びボルト部下部を熱可塑性樹脂で被覆され、架台固定ビスが前記支持架台と該熱可塑性樹脂製防水シートを貫通して防水下地に固定されることで、前記支持架台と前記熱可塑性樹脂製防水シートとを防水下地に固定し、
増し張りシートで支持架台の台座を覆い、増し張りシートと熱可塑性樹脂製防水シート及び支持架台の台座とを溶着し、
内側にメネジ部を有する仕上げ板受け具の前記メネジ部下端を前記支持架台のボルト部に螺合し、床仕上げ板を該仕上げ板受け具と前記メネジ部上端に螺合させた挟持具とで挟んで固定することを特徴とする浮き床構造。(請求項1)、
防水下地に熱可塑性樹脂製防水シートを敷き並べ、該熱可塑性樹脂製防水シート上の所定位置に、台座及び台座から立設したボルト部からなり台座及びボルト部下部を熱可塑性樹脂で被覆した支持架台を、架台固定ビスで防水下地に固定すると共に該熱可塑性樹脂製防水シートを防水下地に固定し、
増し張りシートで支持架台の台座を覆い、増し張りシートと熱可塑性樹脂製防水シート及び支持架台の台座とを溶着し、
内側にメネジ部を有する仕上げ板受け具を支持架台のボルト部に螺合し、床仕上げ板を該仕上げ板受け具と挟持具とで固定した浮き床構造の改修の際、
前記浮き床構造から挟持具を取り外し、仕上げ板受け具のメネジ部に金具固定ビスを螺合して防水シート固定金具を固定し、防水シート固定金具により改修用熱可塑性樹脂製防水シートを固定する改修浮き床構造としたことである(請求項2)。
図1に実施の形態1を示す。
この浮き床構造は、コンクリート系の防水下地1に熱可塑性樹脂製防水シート2を敷き並べ、熱可塑性樹脂製防水シート2上の所定位置において、架台固定ビス312により熱可塑性樹脂製防水シート2を貫通して台座31及び台座から立設したボルト部32からなる支持架台3を防水下地1に固定し、
略中央にボルト部32の外径より大きな穴51の開いた増し張りシート5を、穴51にボルト部32を通して台座31を覆うように載せ、増し張りシート5を台座31と熱可塑性樹脂製防水シート2とに加熱溶着、溶剤溶着等で溶着し、
仕上げ板受け具6のメネジ部62をボルト部32に螺合して、仕上げ板受け具6の高さ調整を行い、仕上げ板受け具6の受け部61に床仕上げ板7を載せ、挟持具8のオネジ部82を仕上げ板受け具6のメネジ部62上部に螺合して固定する構成である。
支持架台3は熱可塑性樹脂製防水シート2の上に図14の如く碁盤目のように所要個数載置され、それぞれ防水下地1に固定される。床仕上げ板7(図中点線)は4隅を4つの支持架台3で固定され、1つの支持架台3には図13のように4つの床仕上げ板7のそれぞれ1隅が固定されるようにする。
支持架台の材質としては、金属、高強度の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂などが使用でき、強度面からは金属がよく、中でも鋼材が良い。鋼材を使用する場合、ボルト部32の径は5〜30mmがよく、強度とコストを考慮すると10〜20mmがより好ましい。ボルト部32の長さは50〜100mmのものが使用される。台座31の厚さは、鋼材を使用する場合、1.0〜10mmがよく、強度とコストを考慮すると1.6〜6.0mmがより好ましく、2.0〜4.0mmがさらに好ましい。台座31の外径は50〜150mmのものが使用される。台座31の外径が50mmより小さいと支持架台3の収まりが不安定となり、150mmを越えると溶着の手間が掛かり強度的にも飽和し意味が無くなる。
被覆樹脂層33として、支持架台3及びボルト部32下部の5〜10mm部分を熱可塑性樹脂で被覆する必要があり、被覆樹脂層33の厚みは0.1〜3mmがよい。被覆する熱可塑性樹脂は、増し張りシート5、熱可塑性樹脂製防水シート2と同質または同種の溶着しやすい樹脂がよい。台座31は図3には円形のものを示すが、円形に限定されるものではなく多角形その他の形状でもかまわない。
架台固定ビス312により熱可塑性樹脂製防水シート2を貫通して支持架台3を防水下地1に固定する際、図1に示すごとく台座31と熱可塑性樹脂製防水シート2との間に両面粘着テープ4を貼り合わせることがよく、このことにより防水性が一段と向上する。両面粘着テープ4としては、ブチル系、アクリル系、EVA系などの両面粘着テープがあるが、防水性の点ではブチル系両面粘着テープが好ましい。
仕上げ板受け具6の緩み防止のため、支持架台3のボルト部32又は仕上げ板受け具6のメネジ部62にエポキシ系接着剤、ウレタン系接着剤などの接着剤を塗布して仕上げ板受け具6の高さ調整をすることが好ましい。
挟持具8は挟持部81とオネジ部82を一体的に形成してもよく、別々に形成しても良い。挟持部81とオネジ部82を一体的に形成する場合、挟持部81の中央に穴を開け、穴の周囲にオネジ部82のオネジに合ったメネジを切りオネジ部82を螺合して一体に形成してもよく、さらに溶接、接着剤の塗布をしても良い。また、挟持部81の中央に穴を開けるか或いは穴を開けないで挟持部81にオネジ部82を溶接、接着剤の塗布をして固定してもよい。
挟持部81とオネジ部82を別々に形成する場合、挟持部81には、その中央にオネジ部82のネジ径より大きくオネジ部の頭部より小さな穴を開け、オネジ部82には市販の六角ボルト、ビス等を使用することができる。この場合の床仕上げ板7の固定方法は、仕上げ板受け具6の受け部61に床仕上げ板7を載せその上に挟持部81を載せて挟持部81の穴を通してオネジ部82を仕上げ板受け具6のメネジ部62に螺合することにより成される。
挟持部81の穴上部を面取りし皿ビスが収まる形状にすれば、オネジ部82に皿ビスを使用することができ金具固定ビス91を共用することもできるようになる。
図2に実施の形態2を示す。この実施の形態2は改修する場合の形態であり、実施の形態1の浮き床構造から挟持具8を取り外し、図11、12に示すように防水シート固定金具9を仕上げ板受け具6に金具固定ビス91で固定し改修用熱可塑性樹脂製防水シート2’を床仕上げ板7の上に敷き並べ、改修用熱可塑性樹脂製防水シート2’を防水シート固定金具9に電磁誘導加熱で溶着した改修浮き床構造である。防水シート固定金具9を金具固定ビス91により仕上げ板受け具6のメネジ部62に固定する場合、緩み防止のためネジ部分にウレタン系、エポキシ系などの接着剤を塗布すると良い。
防水シートの防水下地への固定方法には、接着剤による接着工法と固定金具を使用する機械的固定法があり、機械的固定法には先付け工法と後付け工法がある。先付け工法とは先に固定金具をビスで下地の所定位置に固定し防水シートをその上から敷き並べ電磁誘導などの加熱で防水シートを固定金具に溶着するものである。後付け工法とは、下地に防水シートを敷き並べ防水シート上の所定位置に固定金具を載置し、後からビスで防水シートを貫通して固定金具を固定し、増し張りシートを固定金具を覆うように被せ、防水シートと溶着して水密性を確保するものである。
実施の形態2は先付け工法であるが、改修の際、上記の後付け工法も適用でき、さらに接着工法を併用することもできる。
2 熱可塑性樹脂製防水シート
2’ 改修用熱可塑性樹脂製防水シート
3 支持架台
31 台座
311 ビス穴
312 架台固定ビス
32 ボルト部
33 被覆樹脂層
4 両面粘着テープ
5 増し張りシート
51 増し張りシートの略中央の穴
52 シーラー
6 仕上げ板受け具
61 受け部
62 メネジ部
7 床仕上げ板
8 挟持具
81 挟持部
82 オネジ部
9 防水シート固定金具
91 金具固定ビス
Claims (2)
- 防水シート上に床仕上げ板を浮かして施工する浮き床構造であって、防水下地に熱可塑性樹脂製防水シートを敷き並べ、該熱可塑性樹脂製防水シート上の所定位置に支持架台を配置し、
前記支持架台は台座及び台座から立設したボルト部からなり台座及びボルト部下部を熱可塑性樹脂で被覆され、架台固定ビスが前記支持架台と該熱可塑性樹脂製防水シートを貫通して防水下地に固定されることで、前記支持架台と前記熱可塑性樹脂製防水シートとを防水下地に固定し、
増し張りシートで支持架台の台座を覆い、増し張りシートと熱可塑性樹脂製防水シート及び支持架台の台座とを溶着し、
内側にメネジ部を有する仕上げ板受け具の前記メネジ部下端を前記支持架台のボルト部に螺合し、床仕上げ板を該仕上げ板受け具と前記メネジ部上端に螺合させた挟持具とで挟んで固定することを特徴とする浮き床構造。 - 防水下地に熱可塑性樹脂製防水シートを敷き並べ、該熱可塑性樹脂製防水シート上の所定位置に、台座及び台座から立設したボルト部からなり台座及びボルト部下部を熱可塑性樹脂で被覆した支持架台を、架台固定ビスで防水下地に固定すると共に該熱可塑性樹脂製防水シートを防水下地に固定し、
増し張りシートで支持架台の台座を覆い、増し張りシートと熱可塑性樹脂製防水シート及び支持架台の台座とを溶着し、
内側にメネジ部を有する仕上げ板受け具を支持架台のボルト部に螺合し、床仕上げ板を該仕上げ板受け具と挟持具とで固定した浮き床構造の改修の際、
前記浮き床構造から挟持具を取り外し、仕上げ板受け具のメネジ部に金具固定ビスを螺合して防水シート固定金具を固定し、防水シート固定金具により改修用熱可塑性樹脂製防水シートを固定することを特徴とする改修浮き床構造。
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