JP2006283472A - 植栽トレーの施工法 - Google Patents

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Abstract

【課題】防水層および下地躯体を損傷することなく植栽トレーを防水層の上面に、簡便に固定設置することが出来ると共に、植栽トレーの交換を容易に行なえ、耐風圧性能の高い植栽トレーの施工法を提供する。
【解決手段】植栽トレーCの施工法は、防水層Bの上面に敷設された植栽トレーCを、固定部材Dと該固定部材にネジ止めする係止用ビスEとで防水層Bの上面に固定するようにした植栽トレーCの施工法であって、上記固定部材Dが定着部と係合部とで形成され、上記固定部材Dの定着部を防水層Bの上面に溶着または接着固定せしめ、上記固定部材Dの上から植栽トレーCを載置した後に上記固定部材Dの係合部に上記係止用ビスEでネジ止めすることにより上記植栽トレーCを上記ビスEと上記固定部材Dとで固定することである。
【選択図】図1

Description

本発明は、ビルの屋上(陸屋根)や勾配屋根等における緑化を目的として、陸屋根や勾配屋根等に施工された防水シート等の防水層の表面に敷設される植栽トレーの施工法に関するものである。
近年、地球温暖化問題やヒートアイランド現象の問題を解決ないしは緩和することを主な目的として、ビルの屋上(陸屋根)や勾配屋根等の緑化を図ろうとする気運が高まり、その中で、比較的乾燥および寒さに強いセダム類植物(ベンケイソウ科に属する常緑性の多肉植物)等を植栽する緑化が注目されている。
セダム類に限らず植物を屋上(陸屋根)や勾配屋根等で植栽する場合には、屋上(陸屋根)や勾配屋根等にできるだけ負担が掛からないように、粗目の立体状マットに培土を入れて植物を植え付けた軽量な植栽マットを使用し、それを直接或いは植栽トレー内に収容して陸屋根や勾配屋根等に施工された防水シート等の防水層の上面に敷き並べて設置する。しかし、植栽マットおよび植栽トレーは、軽量であるが故に、風による影響を考えると防水層の上面に敷き並べるだけでなく何らかの手段を用いて防水層の上面に固定する必要がある。その際に、防水層ないしは下地躯体を損傷しないことが要求されている。
従来の植栽マット及び植栽トレーの施工法にあっては、防水シートの上面に略逆T字形をした支持具を溶着し、その支持具で植栽マットを固定する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。しかし、この方法では支持具の位置がずれていた場合、支持具は防水層に接合されているためその修正が難しくまた、植栽トレーの4隅を支持具でネジ止めする場合、作業スペースが狭く施工性がわるかった。
また、防水シートの上面に吸盤などの固定具を溶着し、その固定具で植栽トレーを固定する方法がある(特許文献2参照)。この方法では、防水層ないしは下地躯体を損傷することなく、植栽トレーの施工、交換及び防水シートの改修を容易に行なうことができるが、地域によっては耐風圧性能のさらなる向上が望まれていた。
特開2002−227354号公報 特開2003−219729号公報
本発明はこのような従来の不具合に鑑みてなされたものであり、防水層および下地躯体を損傷することなく植栽トレーを防水層の上面に、簡便に固定設置することが出来ると共に、植栽トレーの交換を容易に行なえ、耐風圧性能の高い植栽トレーの施工法を提供せんとするものである。
上記した目的を達成する本発明の植栽トレーの施工法は、防水層の上面に敷設された植栽トレーを、固定部材と該固定部材にネジ止めする係止用ビスとで防水層の上面に固定するようにした植栽トレーの施工法であって、上記固定部材が定着部と係合部とで形成され、上記固定部材の定着部を防水層の上面に溶着または接着固定せしめ、上記固定部材の上から植栽トレーを載置した後に上記固定部材の係合部に上記係止用ビスでネジ止めすることにより植栽トレーを上記係止用ビスと上記固定部材とで固定することである。この際、上記防水層が熱可塑性樹脂から形成され且つ上記固定部材が熱可塑性樹脂被覆鋼板からなり、上記係止用ビスがセルフドリルドビスであることが好ましい。
本発明の植栽トレーの施工法によれば、防水層および下地躯体を傷つけることなく、防水層に植栽用トレーを固定することができ、しかも、施工が容易であり、植栽トレーの固定及び取り外しも容易となり、更に、耐風圧性能も向上する。加えて防水層への固定部材の位置が多少ズレていたとしても、植栽トレーと固定部材には水平方向に隙間があるため、そのズレも吸収できる。
以下、本発明の具体的な好適実施態様を、図面を参照しながら詳細に説明するが、本発明は図示例のものに限定されるものではなく、いろいろなバリエーションが考えられる。
本発明に係る植栽トレーの施工法は、図1及び図2に示すごとく、コンクリート下地,発泡コンクリート下地,木片セメント下地,合板下地等からなる下地躯体Aの表面を被覆している防水層Bの上面に、植栽トレーCを敷設し、これら防水層Bの上面に敷設された植栽トレーCを固定部材Dと係止用ビスEとでもって着脱可能に固定するようにしたものである。
本発明において、防水層Bは特に限定されず熱可塑性樹脂製防水シート、塗膜などへの適用が可能であるが、その表面(植栽トレーCが敷設される側の面)が熱可塑性樹脂で形成されていることが好ましい。
防水層Bを熱可塑性樹脂製防水シートで形成する場合、この種の防水シートとして通常に用いられる熱可塑性樹脂が使用できる。具体的には、塩化ビニル系樹脂,オレフィン系樹脂,エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂,熱可塑性エラストマー(オレフィン系,ウレタン系,ポリエステル系,スチレン系など),エチレン−(メタ)アクリル酸共重合樹脂,エチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体,アクリル系樹脂,エチレン−プロピレンゴム,クロロプレンゴム等の熱可塑性樹脂が使用され、これらから選ばれた1種または2種以上に可塑剤,安定剤,光安定剤,紫外線吸収剤,酸化防止剤,滑剤,充填剤,難燃剤,着色剤等を適宜添加して、1.0〜3.0mm程度の厚みを有するシート状に成形される。この場合、均質なシートでも良いし、中間層或いは裏層に綿,麻,レーヨン,ナイロン,ビニロン,ポリエステル,ガラスなどの繊維からなる不織布,織布,編布等が積層された複合シートであっても良い。
そして、これらの熱可塑性樹脂製防水シートを下地躯体Aの表面に被せてディスクや板等の固定具で機械的に固定するか、エポキシ樹脂系,アクリロニトリル・ブタジエンゴム系,スチレン・ブタジエンゴム系,ウレタン樹脂系,酢酸ビニル樹脂系,アクリル樹脂系などの接着剤を用いて接着固定して防水層Bが形成される。
また、塗膜で防水層Bを形成する場合には、2液型または1液型のウレタン系樹脂,エポキシ系樹脂,ポリエステル系樹脂等からなる塗料を下地躯体Aの上面に塗布し、必要に応じてガラス繊維等からなる織布または不織布を積層して形成される。
本発明で使用する植栽トレーCは、塩化ビニル系樹脂,ポリプロピレン,ポリエチレン,ポリエステル,ポリアミド,スチレン系樹脂,ABS樹脂等の熱可塑性樹脂を射出成形または真空成形により成形して得られる。植栽トレーCの大きさ、形状としては、一辺が200〜1000mm、好ましくは300〜500mmで、高さが30〜70mmの上部を開放した浅い矩形箱状である。
植栽トレーCの底壁C1には、保水部、通水溝、排水穴等の加工を施すのが一般的である。更に、植栽トレーCの底壁C1には、図1及び図2に示すごとく、略中央部に、固定部材Dが収まる筒状の収納部C2が形成されている。
本発明で使用する固定部材Dは、防水層Bの上面に直接溶着または接着固定される定着部D1と、植栽トレーCと直接係合する係合部D2とからなる。植栽トレーCを防水層Bの上面に固定させるための固定部材Dの定着部D1は、防水層Bが前記した熱可塑性樹脂製防水シートの場合、防水層Bの上面に溶着固定しえるように、防水層Bと同種または同系統の熱可塑性樹脂製のものが好ましく、具体的には塩化ビニル系樹脂,エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂,オレフィン系熱可塑性エラストマー等からなるもの、或いはそれらを表面に被覆した熱可塑性樹脂被覆鋼板が好ましい。また、固定部材Dの定着部D1と係合部D2とは一体に形成されていても、組合せて使用してもよいが、施工性を考慮すれば定着部D1と係合部D2とが一体に形成されているものが好ましい。
熱可塑性樹脂被覆鋼板を使用して、固定部材Dの定着部D1と係合部D2とを一体的に形成する方法を説明する。例えば、図3(b)に示すような4角の熱可塑性樹脂被覆鋼板の4隅(図では濃色部)を切り取り、図の点線部を折り曲げれば図3(a)のような固定部材Dが得られる。同様に、長方形の熱可塑性樹脂被覆鋼板を折り曲げれば、図3(c)、(d)に示すような固定部材Dが得られる。
また、予め、鋼板をプレス加工等で図3(e)、(f)に示すような形状にしてから表面を熱可塑性樹脂で被覆してもよい。形状は特に限定されないが定着部D1と係合部D2を備えていればよい。
熱可塑性樹脂被覆鋼板に用いる鋼板はステンレス、亜鉛メッキ鋼板等の各種鋼板が使用できる。上記鋼板の厚さは、固定部材Dの係合部D2に係止用ビスEでネジ止めする際の係止用ビスEの引抜き強度と折り曲げ加工性(又はプレス加工性等)を考慮すれば、0.5〜3.0mmの範囲が好ましく、0.8〜2.0mmの範囲がより好ましい。
固定部材Dとして、定着部D1と係合部D2とを別部材で組合せる場合、例えば、定着部D1を有する定着部材を熱可塑性樹脂で図3(g−2)のような形状(上蓋付き、下底無し、下端ツバ付きの略円錐状)に成形し、係合部D2を有する係止部材をステンレス、亜鉛メッキ鋼板等の各種鋼板で図3(g−1)のような形状(上蓋付き、下底無し、下端ツバ付きの略円錐状)に形成し、図3(g)のように組合せてもよい。また、図3の(h)のように係止部材の下端ツバはなくてもよい。
定着部材及び係止部材としては、3角、4角、5角などの多角形、円筒、略円錐形などの形状のものが使用でき、定着部材と係止部材とは同形状の組合せでなくともよく、定着部材内部に係止部材が納まる形状ならばよい。また、固定部材Dとして、定着部D1と係合部D2とを別部材で組合せる場合、係止用ビスEで植栽トレーCを固定するときに、定着部材内部で係止部材が動かないように定着部材と係止部材の形状を組合せることが好ましい。
係合部D2の厚みは、熱可塑性樹脂被覆鋼板に用いる鋼板厚さと同様に、0.5〜3.0mmの範囲が好ましく、0.8〜2.0mmの範囲がより好ましい。
固定部材Dの定着部D1を防水層Bの上面に固定する場合、防水層Bが熱可塑性樹脂製シートで形成されている時は、固定部材Dは溶着、接着で固定できる。
例えば、防水層Bが塩化ビニル系樹脂から形成され、固定部材の定着部D1が塩化ビニル樹脂或いは塩化ビニル樹脂被覆鋼板からなる場合は、塩化ビニル樹脂を溶解するテトラヒドロフラン,シクロヘキサノン,メチルエチルケトン,メチルイソブチルケトン等の溶剤を、固定部材Dの定着部D1裏面(防水層側の面)及び/又は防水層Bの表面に刷毛等で塗布しながら固定部材の定着部D1を防水層Bの表面に圧着し溶着固定する。この際、上記溶剤に予め塩化ビニル系樹脂を溶解させたものを使用すると、防水層Bと固定部材Dの定着部D1との接合力が増し好ましい。
或いは固定部材Dの定着部D1を熱風溶接機で加熱しながら防水層Bの表面に圧着し溶着固定する。
本発明で、溶着とは溶剤溶着(溶剤に樹脂を溶かした溶液も含む)と熱溶着(熱融着)による接合であり、接着とは接着剤、シーリング剤による接合である。
防水層Bがオレフィン系熱可塑性エラストマーからなり、固定部材Dの定着部D1もオレフィン系熱可塑性エラストマーからなる場合には、固定部材Dの定着部D1を熱風溶接機で加熱しながら防水層Bに圧着して溶着固定するか、防水層B及び固定部材Dの定着部D1裏面にウレタン系プライマー,特殊オレフィン系プライマーを塗布処理した後、ウレタン系接着剤,エポキシ系接着剤,シリコン系接着剤等を塗布して、固定部材Dの定着部D1を防水層Bの表面に接着固定する。
そして、防水層Bがウレタン系,エポキシ系,ポリエステル系の塗膜層からなる場合には、防水層B及び固定部材Dの定着部D1裏面にウレタン系プライマー,特殊オレフィン系プライマーを塗布処理した後、ウレタン系接着剤,エポキシ系接着剤,シリコン系接着剤等を塗布して接着固定する。
尚、防水層Bが熱可塑性樹脂製防水シート、塗膜のどちらで形成されていても、防水層Bと固定部材Dの定着部D1の端末を塩化ビニル樹脂系,ウレタン系,ブチル系,スチレン系熱可塑性エラストマー等からなる適宜のシーリング剤でシーリングすることが好ましい。
植栽トレーCを防水層Bの上面に固定する場合には、固定部材Dの定着部D1を防水層Bの上面に溶着または接着固定せしめた後に、植栽トレーCを敷設し、固定部材Dの係合部D2に係止用ビスEを着脱自在に取付けることにより植栽トレーCの底壁C1を係止用ビスEと固定部材Dの係合部D2とで挟持させるようにする。
係止用ビスEは、固定部材Dの係合部D2にネジ込んで植栽トレーの底壁C1を固定部材Dの係合部D2とで挟持するためのものであり、ビスの先端にドリル刃が付いているビスで所謂セルフドリルドビスが好ましい。セルフドリルドビスを使用することにより、固定部材Dの係合部D2にネジ切り加工を施さなくても簡単にネジ止めすることができる。この際、図示したようにワッシャーFを使用することが好ましい。
そして、植栽トレーCを交換したり、防水層Bを点検する必要がある場合には、固定部材Dの係合部D2にネジ止めされている係止用ビスEを外すことにより、植栽トレーCを固定部材Dから簡単に取り外し開放することができる。
耐風圧性能では、本発明者等の実験により、係止用ビスの引抜き強度が25kg以上あれば、風速40m/sの風圧にも耐え、抜き強度が50kg以上あれば、風速60m/sの風圧にも耐えることがわかった。
上記係止用ビスの引き抜き強度は、フィッシャーテスター(フィッシャー社製、MU−750型)により垂直方向に引っ張り測定した。
更に強風対策が必要な場合は、固定部材Dの数を増やしても良いし、互いに隣接する植栽トレーC同士を結束バンド等で結束したり、互いに隣接する植栽トレーCの底辺四隅同士を連結ピン等の連結具で連結するようにしても良い。
次に、具体的な実施例を挙げて、本発明をさらに詳しく説明する。
<実施例1>
ALC下地にエポキシ樹脂系接着剤で接着固定された1.5mmの塩化ビニル樹脂製防水シートB上に、塩化ビニル系樹脂被覆鋼板から作成した図3(a)のような固定部材D(全ての辺が50mm)を500mmピッチで配置せしめて、該固定部材Dの定着部D1の裏面(防水シート側の面)にテトラヒドロフランを刷毛塗りし、固定部材Dを上記防水シートBの上面に溶着固定した。
次に、1辺が500mmの角形で高さが50mm、中央に固定部材Dの収納部を設けたポリプロピレン製植栽トレーCを敷設し、植栽トレーCの固定部材Dの収納部上からワッシャーFを挟んでセルフドリルドビスをネジ込み固定部材Dの係合部D2に固定した。固定部材Dの係合部D2からのセルフドリルドビスの引き抜き強度は50kg以上であり、風速60m/sでも植栽トレーCが吹き飛ばされるようなことはなかった。
<実施例2>
ALC下地に板状の金属固定具で機械的に固定(所謂、機械的固定法)された1.5mmのエチレン系熱可塑性エラストマー製防水シートB上に、エチレン系熱可塑性エラストマー被覆鋼板で作成した図3(c)のような固定部材D(全ての辺が50mm)を500mmピッチで配置せしめて、該固定部材Dの定着部D1を熱風溶接機で加熱圧着しながら固定部材Dを防水シートBの上面に溶着固定した。
次に、1辺が500mm角形で高さが50mm、中央に固定部材Dの収納部を設けたポリプロピレン製植栽トレーCを敷設し、植栽トレーCの固定部材Dの収納部上からワッシャーFを挟んでセルフドリルドビスをネジ込み固定部材Dの係合部D2に固定した。
固定部材Dの係合部D2からのセルフドリルドビスの引き抜き強度は50kg以上であり、風速60m/sでも植栽トレーCが吹き飛ばされるようなことはなかった。
<実施例3>
ALC下地にエポキシ樹脂系接着剤で接着固定された1.5mmの塩化ビニル樹脂製防水シートB上に、塩化ビニル樹脂で形成した図3(g−2)に示す定着部材(上部直径30mm、下部直径50mm、高さ50mm、下部ツバ部分の外径120mm、上蓋付き、下底無し)と、ステンレス鋼板で形成した図3(g−1)に示す係合部材(上部直径25mm、高さ47mm、下部直径45mm、下部ツバ部分の外径70mm、上蓋付き、下底無し)とを図3(g)のように組合せて500mmピッチで配置せしめて、塩化ビニル樹脂製防水シートBの上と定着部材定着部D1の裏面(防水シート側の面)とにテトラヒドロフランを刷毛塗りし、係止部材を包含した定着部材を上記防水シートBの上面に溶着固定した。
次に、1辺が500mm角形で高さが50mm、中央に固定部材Dの収納部を設けたポリプロピレン製植栽トレーCを敷設し、植栽トレーCの固定部材D収納部上からドリルで下穴を開けてから、ワッシャーFを挟んで木ネジをネジ込み固定部材D(定着部材と係合部材の組合せ)の係合部D2に固定した。
固定部材D(定着部材と係合部材の組合せ)の係合部D2からの上記木ビスの引き抜き強度は50kg以上であり、風速60m/sでも植栽トレーCが吹き飛ばされるようなことはなかった。
本発明の植栽トレーの施工法により、防水層および下地躯体を傷つけることなく、防水層に植栽用トレーを固定でき、植栽トレーの施工及び取り外しも容易となり、また、耐風圧性能も向上するため、新規施工の建物ばかりでなく、既存の建物にも広く利用できる。
本発明の実施の一例を示す模式断面図。 図1破線部の拡大図 本発明に係る固定部材の実施態様 (a)定着部と係合部一体型の固定部材の斜視図 (b)上記(a)の展開図 (c)定着部と係合部一体型の他の固定部材の斜視図 (d)定着部と係合部一体型の他の固定部材の斜視図 (e)定着部と係合部一体型の他の固定部材の斜視図 (f)定着部と係合部一体型の他の固定部材の斜視図 (g)定着部と係合部組合せ型の固定部材の断面図 (g−1)係合部を有する係合部材の斜視図 (g−2)定着部を有する定着部材の斜視図 (h)定着部と係合部組合せ型の他の固定部材断面図
符号の説明
A:下地躯体
B:防水層
C:植栽トレー
C1:底壁
C2:筒状の収納部
D:固定部材
D1:定着部
D2:係合部
E:係止用ビス
F:ワッシャー

Claims (3)

  1. 防水層の上面に敷設された植栽トレーを、固定部材と該固定部材にネジ止めする係止用ビスとで防水層の上面に固定するようにした植栽トレーの施工法であって、上記固定部材が定着部と係合部とで形成され、上記固定部材の定着部を防水層の上面に溶着または接着固定せしめ、上記固定部材の上から植栽トレーを載置した後に上記固定部材の係合部に上記係止用ビスでネジ止めすることにより植栽トレーを上記係止用ビスと上記固定部材とで固定することを特徴とする植栽トレーの施工法。
  2. 上記防水層が熱可塑性樹脂から形成され且つ上記固定部材が熱可塑性樹脂被覆鋼板からなることを特徴とする請求項1に記載の植栽トレーの施工法。
  3. 上記係止用ビスがセルフドリルドビスであることを特徴とする請求項1又は2に記載の植栽トレーの施工法。
















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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013504703A (ja) * 2009-09-14 2013-02-07 スタンリー,ジョエル,エー. 物体を高分子膜に取り付けるためのシステム

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