JP2013177737A - 防水シートの固定構造および固定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】断熱材を使用する建築物の屋上等の防水構造において、防水シートを固定するための固定用ディスクは断熱材の上に配置される。そしてこの場合、固定用ディスクをビスで止め付けると固定用ディスクが凹状に変形するという問題があった。そこで、断熱工法において固定用ディスクをビスで止め付けても固定用ディスクが変形することなく強固に下地に対して固定される防水シート固定構造およびその施工方法を提供することを目的とする。
【解決手段】下地の上に敷設される断熱材と、断熱材の上から下地に向けて挿入され、下地の上に配置される支柱と、支柱の上端部に合わせて支柱の上に配置される固定用ディスクと固定用ディスクの上から下地に打ち込まれる固定用ビスと、固定用ディスクにより断熱材の上に固定される防水シートとを備え、固定用ディスクが支柱によって支持されている防水シート固定構造。
【選択図】 図1

Description

本発明は断熱工法における防水シートの固定構造に関する。
建築物の屋上、ベランダ、バルコニーの防水構造には、近年、断熱工法が多く採用されている。断熱工法では下地の上に断熱材を設け、さらにその上側に防水シートが設けられている。そして、防水シートを固定する工法として、防水シートを固定用ディスクとビスを用いるいわゆる機械的固定工法が用いられている。この機械的固定工法において、固定用ディスクは断熱材の上に配置されビスによって下地に止め付けられ、防水シートは固定用ディスクによって固定されている。
しかし、機械的固定工法において、固定用ディスクの下地への固定が充分でなく強風等によって固定用ディスクが下地から外れると、固定用ディスクで固定されていた防水シートが飛散してしまうおそれがある。このため固定用ディスクはビスで下地に対して強く止め付けることが要求されている。
ここで固定用ディスクの下地に対する固定耐力を高める方法として、あらかじめ下地に設けられた下穴にアンカープラグと呼ばれる樹脂製の部材を入れる方法が用いられている。
さらに断熱工法においては断熱材の上からアンカープラグを下地に挿入する必要がある。そこで、アンカープラグを確実に下地に挿入することで固定耐力を確保するための治具を用いるアンカープラグの挿入方法が開示されている(特許文献1)。
特開2006−161373号公報
しかしながら、アンカープラグを下地に確実に挿入したとしても、断熱材の上からビスで固定用ディスクを強く締め付けると固定用ディスクのビス穴の付近に大きく応力が加わる。そうすると、その応力が加わった部分の断熱材が沈み込むことで、固定用ディスクが凹状に反るように変形するという問題がある。このように固定用ディスクが凹状に変形すると固定用ディスクと防水シートの接合部分が小さくなり、固定用ディスクと防水シートとの接合が不十分となる。
そこで本発明は上記の点を考慮してなされたもので、断熱工法において固定用ディスクをビスで止め付けても、固定用ディスクが変形することなく下地に対して強固に固定される防水シート固定構造およびその固定方法を提供することを目的とする。
本発明によると、支柱を下地の上に設け、この支柱の上に配置された固定用ディスクの上から下地に対して固定用ビスを打つことで、固定用ディスクが支柱に支持された状態で下地に対して固定される構造とすることである。
より詳細には、下地の上に敷設される断熱材と、断熱材の上から下地に向けて挿入され、下地の上に配置される支柱と、支柱の上端部に合わせて支柱の上に配置される固定用ディスクと、固定用ディスクの上から下地に打ち込まれる固定用ビスと、固定用ディスクにより断熱材の上に固定される防水シートとを備え、固定用ディスクが支柱によって支持されている防水シート固定構造とすることである。
このように断熱材に挿入された支柱を下地に配置し、その支柱の上に配置した固定用ディスクを固定用ビスで下地に止め付けることによって、固定用ビスを強く締め付けても固定用ディスクは支柱によって支持されているため固定用ディスクが凹状に変形することを防止できる。
また、固定用ディスクの固定用ビスが挿入される挿入部が凸状に形成され、支柱の上端部が凹状に形成され、固定用ディスクの挿入部が支柱の上端部に差し込まれている防水シート固定構造とすることもできる。
これによって凸状に形成された支柱の上端部に合わせられる部分が凹状に形成された支柱の上端部に安定的に合致され、固定用ディスクを支柱の上に簡単に配置でき、固定用ビスを締め付けてもより安定して固定されるとの効果が得られる。
そして、支柱は中空体とすることができる。これによって支柱を貫通して固定用ディスクを下地に止め付けることが容易になる。また、支柱を断熱材の上から押し込むことで支柱を下地の上に配置できるために好ましい。
ここで中空体とは支柱の内部に空間を設けるものであって、支柱の側面が開いていてもよい。さらに支柱の側面が開いていると支柱を断熱材の上から押し込み易くなる。
さらに、支柱には合成樹脂が充填されていることが好ましい。この場合、予め合成樹脂を充填した支柱を使用してもよいし、施工の際に支柱に合成樹脂を充填してもよい。これにより断熱材に差し込まれている支柱によるヒートブリッジを低減できるとの効果が得られる。さらに、固定用ビスが下地の動きや防水シートの風による動き(フラッタリングと称される)によって緩むのを防止することができる。
ここで、防水シートは固定用ディスクの上側、下側のどちらに設けてもよい。上側に設ける場合には、固定用ディスクの下地面に対する上面に接着層をさらに設け、防水シートが断熱材および固定用ディスクの上に敷設され、その防水シートが接着層を介して固定用ディスクと接合された防水シート固定構造とすることができる。
一方、防水シートが固定ディスクの下側に設けられる場合には、防水シートが断熱材の上に敷設され、防水シートの上に固定用ディスクが配置された防水シート固定構造とすることができる。
さらに、防水シートが固定用ディスクの上側に設けられる場合には、下地の上に断熱材を敷設し、支柱を断熱材に差し込むようにして下地の上に配置し、接着層を有する固定用ディスクを支柱の上に配置し、固定用ディスクの上から固定用ビスを下地に打ち込み、断熱材と固定用ディスクを覆うように防水シートを敷設し、接着層を介して防水シートと固定用ディスクを接合する防水シートの固定工法を用いることができる。
また、防水シートが固定ディスクの下側に設けられる場合には、下地の上に断熱材を敷設し、支柱を断熱材に差し込むようにして下地の上に配置し、断熱材と支柱を覆うように防水シートを敷設し、防水材の上から支柱と対応する位置に固定用ディスクを配置し、固定用ディスクの上から固定用ビスを下地に打ち込む防水シートの固定工法を用いることができる。
本発明の防水シート固定構造によれば、下地の上に配置された支柱に固定用ディスクが支持されているため、固定用ビスを強く止め付けても固定用ディスクが変形することはなく固定用ディスクが下地に対し強固に固定される。
本発明の第1実施形態である固定用ディスクの上に防水シートを敷設する防水シート固定構造を示す断面図である。 支柱と固定用ディスクの配置部分を示す図1の部分拡大図である。 支柱の変形例における斜視図である。 第1実施形態に係る固定用ディスクを示した図である。(a)は上側面(表面)から、(b)は下側面(裏面)からの斜視図である。(c)は(a)のA−A断面図である。 固定用ディスクの変形例であって、(a)は上側面(表面)からの斜視図で、(b)は下側面(裏面)からの斜視図である。 固定用ディスクの変形例であって、(a)は上側面(表面)からの斜視図で、(b)は下側面(裏面)からの斜視図である。 支柱と固定用ディスクの配置状態を示す断面の部分拡大図である。 第1実施形態に係る防水シート固定構造の平面図である。 固定用ディスクの下に防水シートを敷設する第2実施形態に係る防水シート固定構造を示す断面図である。 金属下地を用いた場合の第3実施形態に係る防水シート固定構造を示す断面図である。 金属下地を用いた場合における従来の防水シート固定構造を示す断面図である。 既存の防水シートを改修する場合の第4実施形態に係る防水シート固定構造を示す断面図である。 鋭角部を有する支柱の斜視図(a)および側面図(b)である。 鋭角部を有する支柱の斜視図(a)および側面図(b)である。 鋭角部を有する支柱の側面図である。 鋭角部を有する支柱の斜視図(a)および断面図(b)である。 鋭角部を有する支柱を断熱材の上から挿入する際の断面図である。
以下、好適実施の態様について図面を参照して詳細に説明する。
図1に第1実施形態に係る防水シート固定構造の断面図を示した。本実施形態によると下地1の上に断熱材2が設けられ、断熱材2に挿入された支柱4が下地1の上に配置されている。そして支柱4の上に固定用ディスク5が配置され、固定用ビス6で下地1に止め付けられている。さらに断熱材2の上には防水シート3が敷設され、固定用ディスク5によって防水シート3が固定されている。
本実施形態においては、支柱4の上に固定用ディスク5を配置しその上から固定用ビス6を打ち込むことで固定用ディスク5が支柱4の上に支持されている。そして、固定用ディスク5の上面に接着層が設けられていてその接着層と防水シート3の裏面が接合されることで、防水シート3が固定用ディスクによって断熱材2の上に固定される。
第1実施態様において支柱4は円筒形状であるが、支柱4は断熱材2に挿入されて下地1の上に配置されていればよい。より詳細には、支柱4が下地の上に配置され、断熱材2に支柱4が挿入され、その支柱4の上に固定用ディスク5が配置されることで、固定用ディスク5を固定用ビス6で止め付けても固定用ディスク5が支柱4によって支持されていれば形状や材質は特に限定されない。
このように固定用ディスク5が支柱4によって支持されるために、固定用ビス6を締め付けても固定用ディスクが変形することを防ぐことができる。また固定用ディスク5は下地に対して強固に固定される。
ここで支柱4の変形例を図3に示したが、図3(a)のような円筒形や、図3(b)のような円柱形を使用することができる。また、図3(c)のような直方体や、立方体、台推体などの形状を採用することができる。それに応じて支柱4の上端部41の形状は正方形、長方形、円形、楕円形、多角形、不定形などを選択することができる。中でも円筒形や円柱体は安定的に固定用ディスクを支持できるために好ましい態様である。
さらに支柱4は、図3(a)、図3(c)〜図3(i)の様にその内側に空間を設けた中空体とすることもできる。また、図3(a)、図3(c)、図3(d)のように、支柱の上端部41から下端部42にかけて貫通孔を有する筒状形状とすることができる。
また支柱4はその上に固定用ディスク5を配置できればよいので、図3(d)のように筒状であって周側面の一部に欠けた部分があり、周側面が閉じていなくてもよい。また、上端部41がコの字形(図3(e))等の3つの側面部で構成された形状やL形(図3(f))や、くの字形等であって2つの側面部で構成された形状であってもよい。しかし、支柱4は固定用ビスの締め付け力を支持する必要があるため、上からの応力に耐えられるように閉じた周側面とすることが好ましい。
一方、図3(e)、図3(f)の様に支柱の側面が開いていると支柱を断熱材の上から押し込み易くなる。特に、図3(d)の様に上端部41に固定用ディスクが配置される部分43を有し、その部分43から下方に向けて連結された複数の脚部44を有する場合には、その脚部44を断熱材2の上部から差し込むことで支柱4を下地1の上に配置でき、簡単に支柱4が断熱材2に挿入でき好ましい。
さらに支柱4は、複数を1組として用いてもよい。例えばコの字形(図3(e))の開口部を向かい合わせにして図3(g)のように略ロの字形に2つ組み合わせて用いてもよく、また図3(h)のように逆に開口部を互いに外側に向けて組み合わせてもよい。また、L形(図3(f))や、くの字形の開口部を向かい合わせて、図3(i)のように略ロの字型としてもよい。したがって、複数の支柱4を組み合わせて周囲が完全には閉じられていない筒状形状とする態様で用いてもよい。さらに、このように複数の支柱を組み合わせる場合には互いの端部を接触させて組み合わせ筒状形状の支柱4とすることが安定的に固定用ディスクを支持できるという点からは好ましい。
また支柱4は下端部42に鋭角部45を設け、断熱材2の上から支柱4を押しこむことで支柱4を簡単に断熱材に挿入することができる。例えば、図13に示すように支柱4の下端部42を斜めに切断した形状に形成し、側面から見て下端部42を三角形とすることができる。
さらに、図14に示したように、側面から見て2枚の三角形を有する鋭角部45としてもよいし、図15のように側面から見て3枚以上の三角形を有する鋭角部45としてもよい。
また、鋭角部はこれらの三角形を有する形状でなくても、断熱材2の上から支柱4を挿入する際に、鋭角部が断熱材に食い込みながら支柱4が押しこまれるようなものであればよい。したがって、図16のように外観は中空の円筒形であっても(図16(a))、その下端部42は断面図(図16(b))のように鋭角に削られたような形状である鋭角部45が形成されていてもよい。
このような鋭角部を有する支柱4は図17に示したように、断熱材2の上から下地に向けて(矢印方向)簡単に断熱材に挿入することができ好ましい。ここで、支柱4が断熱材の上から押し込んで配置される場合には、支柱4を中空体とすることでより断熱材に押しこみ易くなり好ましい。
ここで支柱4は、金属製、硬質合成樹脂製、木製等が用いられる。強度や耐久性の点から金属製が好ましい。金属製の固定用ディスクを構成する鋼鈑の材質としては、ステンレス板や、亜鉛・アルミニウム・マグネシウムメッキまたは亜鉛メッキ等の防錆処理が施された鋼板など、多湿状態でも錆びにくい鋼鈑が好適に使用される。厚みとしては、0.5〜5mm程度が好ましい。
支柱4の径は5mm〜100mm程度のものが好ましく、8mm〜80mmがより好ましく、10mm〜60mmがさらにこのましい。また支柱の上端から下端までの長さすなわち、支柱4の高さは使用される断熱材の厚さに応じて設定することができ、10mm〜100mm程度とすることができる。
また支柱4の径は小さい方がよい。これは固定用ビス6で締め付けを行う際の力が固定用ディスク5を通じて支柱4にかかるためである。したがって、支柱4の径は10mm〜60mmとすることが好ましい。
本実施態様における支柱4の中空部分にはシーラーが充填されている。ここで、支柱4は断熱材2に挿入されて配置されるため、支柱自体が断熱性能を有していることが好ましい。したがって、支柱4の内側に合成樹脂を充填することは好ましい態様である。内側に充填されるものとしては、例えば流動性があり支柱に充填しやすいという点からシーラーや接着剤等が好ましく用いられる。さらに本実施形態の支柱4は円筒形であるので施工現場にてシーラー、接着剤や断熱材を支柱内側に充填することができるため、支柱4の製造の簡略化との点からも好ましい。また、支柱4には断熱材と同質の部材を充填することもできる。
さらに支柱4の中空部分にシーラーや接着剤を充填することで、支柱4を貫通する固定用ビス6がシーラーによって支柱に対して固定されこととなる。これによって、固定用ディスク5、固定用ビス6により固定されている防水シート3が風によるフラッタリングと呼ばれる上下運動等によって固定用ビス6が緩む現象を防止することができるため好ましい。
断熱材2に固定用ビス6を貫通させて固定用ディスク5を固定する構造では、この固定用ビス6が金属製である場合などは断熱材の貫通箇所が封止されていないこともあってヒートブリッジとなって熱損失の原因となることが懸念される。この様な場合においても、例えば筒状の支柱4にシーラー、接着剤等を充填することによって断熱効果を高め、ヒートブリッジを抑制できる。
ここで支柱4の中空部分に充填されるシーラーとしては、ウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂が用いられる。接着剤としては、ウレタン系接着剤、アクリル系接着剤、エポキシ系接着剤、酢酸ビニル系接着剤等が用いられ、固定用ビス6が強固に固定されるという点からエポキシ系接着剤が好ましい。
またこれらの注入方法としてはガン、オイラー、注射器等を用いることができる。
第1実施態様における支柱4と固定用ディスク5の拡大図を図2に、固定用ディスク5を図4に示す。これらによると、固定用ディスク5に設けられた固定用ビス6を挿入するための挿入部51が支柱と対応するように固定用ディスク5は支柱4の上に配置されている。
これについて、図7(a)を用いてさらに説明する。図7(a)は、第1実施形態における支柱4への固定用ディスク5の設置状態を示す断面図である。これによると、固定用ディスク5はビス穴52と固定用ビス6の挿入部51を有している。そして、固定用ディスク5の下側面54から見てこの挿入部51は凸状に形成されている。さらに、この挿入部51と連続して略平坦な面を成す平坦部55が形成されている。
一方、支柱4は上端部から下端部に向けて貫通孔を有する円筒形であるから、支柱4の上端部41には凹部が設けられていることとなる。そして、この支柱4の凹部に凸状の固定用ディスク5の挿入部51を挿入するように合致させることで、固定用ディスク5が支柱4の上に安定的に配置される。ここで、本実施形態においては支柱4の上端が固定用ディスクの平坦部55と接触する位置まで固定用ディスク5の挿入部51が支柱4の凹部に挿入されている。すなわち本実施態様において、挿入部51の径は支柱4の凹部の径よりも小さくなっている。
また変形例として、上記挿入部51の径が支柱4の凹部の径よりも大きい場合を図7(b)に示した。これによると、挿入部51は支柱4の凹部の支柱4の貫通孔の上端部分が挿入部51に当たる位置まで挿入されることとなる。この様な場合においても固定用ディスク5が支柱4の上に安定的に配置されることとなる。
また、固定用ディスク5には固定用ディスク5の強度を保つためのリブや熱を逃がすための孔や溝を設けることができる。この場合、固定用ディスク5の下側面54にはこれらリブ、孔、溝の形成に伴う凸部や凹部を有することとなる。そのため、支柱4がこれらの特に凸部に配置されると固定ビスで止め付けても安定的に固定用ディスクを固定することができないおそれがある。したがって、支柱4と対応する部位にこのような凸部、凹部を設けないようにすることが好ましい。
また、固定用ディスク5は、その略平坦な部分よりも外周側に凸状部56がさらに設けられていてもよく、このような変形例を図5、図6に示した。この場合、例えば図5(b)において、凸状の挿入部51と凸状部56の間に支柱の上端部を合致させることで支柱4と固定ディスク5が安定的に配置されることになり好ましい。ここで固定用ディスク5に設けられた凸状部56は連続した形状(図5)であっても、不連続であってもよい(図6)。さらにこの凸状部は固定用ディスクの補強用のリブや熱を逃がすための構造を兼ねていてもよい。
ここで固定用ディスク5は金属製、硬質合成樹脂製、木製等が用いられる。強度や耐久性の点から金属製がこのましい。金属製の固定用ディスクを構成する鋼鈑の材質としては、ステンレス板や、亜鉛・アルミニウム・マグネシウムメッキまたは亜鉛メッキ等の防錆処理が施された鋼板など、多湿状態でも錆びにくい鋼鈑が好適に使用される。厚みとしては、0.6〜1.5mm程度で、形状は正方形または長方形をした矩形状のプレート状や、円形または楕円形状のディスク状、長尺状など任意であり、大きさは1辺または外径が50〜100mm程度に形成することができる。
第1実施態様においてはステンレス製で外形が約95mm、固定用ディスクの厚みが4mmの固定用ディスク5を使用した。
また、第1実施形態の固定用ディスク5の少なくとも上面に熱可塑性樹脂被覆層が積層一体化されている(図示なし)。これにより防水シート3や後述する補強用シート8との熱融着、溶剤溶着による接合が可能となるために好ましい。ここで熱可塑性樹脂被覆層は、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリオレフィン系、アクリル系等を使用することができる。また接合強度を考慮すると、防水シート3、補強用シート8とこの熱可塑性樹脂被覆層の材質は同種のものを用いるのが好ましく、防水シート3、補強用シート8がポリ塩化ビニル系樹脂製である場合には、熱可塑性樹脂被覆層もポリ塩化ビニル系樹脂からなることが好ましい。
また、図1のように固定用ディスクの上に防水シートを敷設する場合において、固定用ディスクの上面に設けられる接着層は接着剤を塗布することや、熱可塑性樹脂層を積層する等して設けることができる。そして、接着層と防水シート3との接着は圧着や熱による融着や溶剤による溶着等によって行われる。また電磁誘導加熱を行う場合において固定用ディスク5の接着層は、加熱より溶融するホットメルト接着剤や熱可塑性樹脂等である熱溶融着層とすることができる。ホットメルト接着剤としては、ポリエステル系、ポリアミド系、エチレン−酢酸ビニル共重合体系等が挙げられる。
本実施態様の固定用ビス6は、少なくとも固定用ディスク5を下地に止め付けられるに足る長さが必要であり、支柱を貫通して下地に達するような長さのものが用いられている。
材質としては、炭素鋼、合金鋼、ステンレス鋼等の鋼材などが使用できる。また、固定用ディスク等の上面から頭部がはみ出ないように、固定用ビスのビス頭の形状は皿、平、なべがよく、ドライバーやレンチで掛ける座面の窪み形状は十字穴、六角穴、四角穴が好ましい。
第1実施態様において、防水シート3は塩化ビニル系樹脂製防水シート31を使用している。また防水シート3は熱可塑性樹脂製防水シートが好ましく使用され、塩化ビニル樹脂系、ポリオレフィン系、アクリル系等を使用することができる。
ここで防水シート3は単層でも良いが、寸法安定性、引張強度に優れるという点からガラスクロス、不織布等の基材層を積層した複層品が好ましい。基材層は最下層に設けても良いが熱可塑性樹脂層の中間に設けても良い。また熱可塑性樹脂層は一層であっても、複数の層であってもよく、それぞれの層の組成を異なるものとしてもよい。
そして第1実施態様において、熱可塑性樹脂製防水シート31と固定用ディスク5の接合は、電磁誘導加熱による熱融着で行っている。また、熱可塑性樹脂製防水シート31と固定用ディスク5との接合は、電磁誘導加熱以外による熱溶融着、溶剤溶着により行うことができる。
断熱材2は、ポリスチレンフォーム、硬質ウレタンフォーム、フェノールフォーム、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィンフォーム等が使用でき、強度を考慮するとクラフト紙やアルミ箔が両面に積層された断熱材が好ましい。また、勾配をとる必要がある場合には、勾配のある断熱ボードを使用することができる。
下地1は特に限定されずコンクリート下地、金属下地、軽量発泡コンクリート(ALC)、鋼材、木質材等が用いられる。また、下地1の上に無機質板、モルタル材層等の他の層を積層しても良い。
また固定用ディスク5が支柱4により支持され固定用ディスク5の変形が防止できるであれば、支柱4と下地1の間に部材を設けていてもよく、支柱4と固定ディスク5の間に部材を設けてもよい。
次に第1実施形態における施工方法について説明する。
まずコンクリート下地11に断熱材2を敷設し、固定用ディスク5を配置する位置の断熱材およびコンクリート下地11に下穴を設ける。そして、コンクリート下地11に設けた下穴にアンカープラグ(図示せず)を挿入し、断熱材2に円筒形状の支柱4を差し込むように挿入しコンクリート下地11の上に配置し、支柱4の貫通孔にシーラー7を充填する。さらに支柱4の上に固定用ディスク5を配置し、固定用ビス6を打ち込み支柱4を貫通して下地11に対して止め付ける。そして断熱材2と固定用ディスク5を覆うように塩化ビニル系樹脂製防水シート31を敷設する。そして、固定用ディスク5に対応する位置に塩化ビニル系樹脂製防水シート31の上から電磁誘導加熱装置を載せて、高周波電磁波を発振することで固定用ディスク5の上面に設けられた接着層を溶融させ塩化ビニル系樹脂製防水シート31と固定用ディスクを接合する。
また支柱の貫通孔に充填されるシーラーは、断熱材2に支柱4を挿入する前に予め支柱4の貫通孔に充填してもよい。さらに支柱4を設置する際には断熱材2に下穴を設けずに、支柱4を断熱材2に押し込んでもよい。
第1実施態様によると、下地1の上に配置された支柱4に固定用ディスク5が配置されているため、固定用ディスク5を固定する際に固定用ビス6を強く止め付けても固定用ディスク5が変形することはなく固定用ディスク5が強固に固定される。
さらに、支柱4を使用しない場合、凹状に変形した固定用ディスク5は固定用ビス6を緩めることで固定用ディスク5はほぼ元の形状に戻る。そのため、固定用ディスク5とその上に敷設される塩化ビニル系樹脂製防水シート31は十分な面積で密着し所定の接合強度が得られる。しかしこの場合では、一度緩めたビスを再度締め付けても固定用ビス6は下地1に充分にねじ込まれず固定耐力が低下してしまう。
一方、第1実施態様によると、支柱4を使用し固定用ディスク5が凹状に変形しないようにすることで、固定用ビス6を緩め、再度締め付ける必要もなく、塩化ビニル系樹脂製防水シート31および下地1に対して充分な固定強度をもって固定用ディスク5を設置することが可能となる。
さらに、第1実施態様によれば断熱材を敷設した後に支柱を下地の上に設置することができるため、予め支柱を下地に設置しておく必要がないという点で、施工作業の簡略化を図ることができる。
ここで、第1実施態様の支柱4は断熱材2を下地に敷設してから支柱4を断熱材に挿入することで支柱4を設置している。一方、下地1に予め支柱4を設置しその後、断熱材2を敷設する場合と比較して、事前に断熱材2の所定位置にその支柱4が通るように穴を開けたりする必要がないとの利点がある。また断熱材2を下地1に設置した支柱4で突き刺すようにして通すことも可能であるが、断熱材2が必要以上に破壊され支柱4の径に比して大きすぎる穴が開くことがあり断熱性能を低下させる原因となることや、支柱4に斜め方向の力がかかるなどして支柱4が傾くなどの不具合が生じる場合がある。
また、第1実施態様では防水シート3は塩化ビニル系樹脂製防水シート31であり、固定用ディスク5の上面は防水シート3と同質の塩化ビニル系樹脂製層で積層された塩化ビニル系樹脂積層鋼板が用いられている。そのために熱融着や溶剤溶着により接合することができ接合強度が向上するとの効果が得られる。
図8には第1実施態様における固定構造を用いた場合の平面図を示した。このように下地11の上に断熱材2が敷設され、下地11の上に断熱材2に挿入され支柱4を配置しその上に固定用ディスクが配置し止め付けられている。そして、防水シート31が断熱材2と固定用ディスク5の上に敷設され、固定用ディスク5の接着層を介して固定用ディスクと防水シート31が接合されている。固定用ディスクの間隔すなわち固定ピッチは図8のように縦、横ともに等間隔とすることができるが、その固定ピッチは任意である。また、その固定部位に応じて固定ピッチを変えてもよく、例えば防水すべき面の端縁部では固定ピッチを小さくしそれ以外の部分ではそれより大きくすることもできる。
以下、他の実施形態について説明する。第1実施形態と同じ部材には同じ符号を付し詳細な説明を省略した。
図9には、防水シート3が固定ディスク5の下側に敷設されている第2実施形態に係る防水シート固定構造を示した。
これによると、下地1の上に断熱材2が敷設され、支柱4が断熱材2を貫通するようにして下地1の上に配置される。そして、断熱材2の上に防水シート3である塩化ビニル製樹脂防水シート31を敷設し、塩化ビニル製樹脂防水シート31の上であって支柱4に対応する位置に固定用ディスク5を配置し、固定用ビス6で固定用ディスク5を止め付けて固定した。
さらにこの場合、固定用ディスク5の上面には防水シート3である塩化ビニル製樹脂製防水シート31と同質の塩化ビニル系樹脂層が設けられている。そして塩化ビニル系樹脂製シートからなる補強用シート8を塩化ビニル製樹脂製防水シート31の上面と固定ディスク5の上面の塩化ビニル系樹脂層に熱による融着を行って、固定用ディスク5を覆うように接合した。また、その補強用シート8の端部をシーラーで防水処理した。
補強用シート8は固定用ビス6が防水シート3を貫通しているために防水性を確実なものとするために、固定用ディスク5および固定用ビス6を覆うものである。また、補強用シート8として熱可塑性樹脂製シートを使用することで、熱融着や溶剤溶着により防水シート3との接合が容易かつ確実になるため好ましい。さらに、第2実施態様では防水シート3は塩化ビニル系樹脂製防水シート31で構成されているため、補強用シート8も防水シート3と同質の塩化ビニル系樹脂製防水シートとすることでより接合強度が向上するという点で好ましい。
また、固定用ディスク5と補強用シート8を接合するために、固定用ディスク5の上面に接着剤を塗布することや、熱可塑性樹脂層を積層することができる。熱可塑性樹脂層とすることで熱融着や溶剤溶着により防水シート3との接合が容易かつ確実になるため好ましい。さらに、本実施態様では防水シート3は塩化ビニル系樹脂製防水シート31で構成されているため、固定用ディスク上面を防水シート3と同質の塩化ビニル系樹脂製層とすることで、熱融着や溶剤溶着により接合することができ接合強度が向上するという点で好ましい。
さらに下地1として金属下地である折板屋根12を用いた場合の第3実施形態を図10に示した。これによると、折板屋根12の上に断熱材2が敷設され、円筒形状の支柱4が断熱材2を貫通するようにして折板屋根12の上に配置される。そして、支柱4の貫通孔にはシーラーまたは接着剤が充填され、さらに固定用ディスク5を支柱4の上に配置し、その固定用ディスクの上から固定用ビス6で支柱4を貫通するように折板屋根12に対して止め付けられている。断熱材2と固定用ディスク5を覆うように防水シート3として塩化ビニル系樹脂製防水シート31が敷設されている。そして、固定用ディスク5の上面に設けられた接着層を介して固定用ディスクと塩化ビニル系樹脂製防水シートとが接合されている。
この場合の施工方法は、まず折板屋根12に断熱材2を敷設し、固定用ディスク5を配置する位置の断熱材に下穴を設ける。そして、断熱材2に設けた下穴に円筒形状の支柱4を差し込むように挿入し折板屋根12の上に配置し、支柱4の貫通孔にシーラーまたは接着を充填する。さらに支柱4の上に固定用ディスク5を配置し、固定用ビス6を打ち込み支柱を貫通して折板屋根12に対して止め付ける。そして断熱材2と固定用ディスク5を覆うように塩化ビニル系樹脂製防水シート31を敷設する。そして、固定用ディスク5に対応する位置に塩化ビニル系樹脂製防水シート31の上から電磁誘導加熱装置を載せて、発振することで固定用ディスク5の上面に設けられた接着層を溶融させ塩化ビニル系樹脂製防水シート31と固定用ディスクを接合する。
ここで折板屋根12を下地とする場合において、図11に示した支柱4を用いない従来構造では、固定用ビス6が下地に対して食い込み固定耐力を発現し得るのは固定用ビス6が折板屋根12と接触している部分13においてのみである。そうするとコンクリート下地11等に比べて固定用ビス6における固定耐力は低いものとなる。また、この従来構造において固定用ディスクを締め付けると固定用ディスク5が凹状に変形することが多く、変形したまま防水シート3と固定用ディスク5を電磁誘導加熱により熱融着を行うと電磁誘導加熱装置が固定用ディスクの外周部で接するために熱融着される部分も固定用ディスクの外周部に限られてしまうため、所定の接合強度が得られない。また、固定用ディスク5の外周部のみ加熱されるためにその外周部に対応する位置の防水シート3が焦げるといった現象が発生していた。
このように固定用ディスクが凹状に変形したままで電磁誘導加熱を行っても充分な接合強度が得られないため、一度締め付けた固定用ビスを緩め、固定用ディスク5の変形を戻してから再度固定用ビスを慎重に締め付けることが行われている。しかし、この場合には、固定用ビス6は折板屋根12との接触部13でのみ固定されており、一度締め付けたビスを緩めて再度これを締め付けても固定用ビス6は折板屋根12に対する食い込みは不十分であって充分な接合強度は得られない。
このような折板屋根12においても支柱4を用いた固定構造とすることで、固定用ビス6で固定用ディスク5を締め付けても固定用ディスクは変形せず、また折板屋根12に対しても充分な接合強度でもって止め付けられる。さらに、第3実施態様では円筒形状の支柱4に設けられた貫通孔にシーラーや接着剤を充填することで折板屋根12の動きや防水シート3が風で上下に振動するフラッタリングによる固定用ビスが経時的に緩むのを防止することができる。
したがって、折板屋根12等の金属下地の場合に従来構造においては固定耐力が低下しやすくなるため、支柱4を用いた防水構造とすることで十分な接合強度が得られるために好ましい実施態様である。
さらに、既存の断熱材と防水シートを有する場合の改修にも適用することができる。この様な第4実施態様を図12に示した。コンクリート下地11の上には既存断熱材21と既存防水シート32が敷設されている。この既存防水シート32の上に緩衝用シート9を敷設する。そして、緩衝用シート9の上から既存断熱材21と既存防水シート32に貫通孔を設け、円筒形状の支柱4を差し込むようにコンクリート下地11の上に配置する。そして、支柱4の貫通孔にシーラー7を充填し、さらに支柱4の上に固定用ディスク5を配置し、固定用ビス6を打ち込み支柱4を貫通してコンクリート下地11に対して止め付ける。そして断熱材2と固定用ディスク5を覆うように塩化ビニル系樹脂製防水シート31を敷設する。固定用ディスク5に対応する位置に塩化ビニル系樹脂製防水シート31の上から電磁誘導加熱装置を載せて、発振することで固定用ディスク5の上面に設けられた接着層を溶融させることで塩化ビニル系樹脂製防水シート31と固定用ディスクを接合する。
ここで、これらの実施態様において固定用ディスが支柱を介して下地の上に固定されるのであれば、緩衝用シート、防水性を向上させる増し張シート、下地に設けられた下穴に挿入されるアンカービスやエポキシ接着剤等の部材、材料を使用することができる。
ここで緩衝用シートとしては、1〜5mm厚みの発泡ポリエチレンシート、ポリエステル繊維やポリプロピレン繊維系の不織布、ポリエチレンを発泡させた格子状ネット等を用いることができる。これによって塩化ビニル製樹脂製防水シートに含まれる可塑剤の移行を防止できる。
1 下地
11 コンクリート下地
12 金属下地
2 断熱材
3 防水シート
31 塩化ビニル系樹脂製防水シート
32 既存防水シート
4 支柱
41 上端部
42 下端部
5 固定用ディスク
51 挿入部
52 ビス穴
53 表面側
54 裏面側
55 平坦部
56 凸部
6 固定用ビス
7 シーラー、接着剤
8 補強用シート
9 緩衝用シート
10 電磁誘導加熱装置

Claims (8)

  1. 下地の上に敷設される断熱材と、
    前記断熱材の上から前記下地に向けて挿入され、前記下地の上に配置される支柱と、
    前記支柱の上端部に合わせて前記支柱の上に配置される固定用ディスクと、
    前記固定用ディスクの上から前記下地に打ち込まれる固定用ビスと、
    前記固定用ディスクにより前記断熱材の上に固定される防水シートとを備え、
    前記固定用ディスクが前記支柱によって支持されている防水シート固定構造。
  2. 前記固定用ディスクの前記固定用ビスが挿入される挿入部が凸状に形成され、
    前記支柱の前記上端部が凹状に形成され、
    前記固定用ディスクの前記挿入部が前記支柱の前記上端部に差し込まれている請求項1に記載の防水シート固定構造。
  3. 前記支柱は中空体である請求項1または請求項2のいずれか1項に記載の防水シート固定構造。
  4. 前記固定用ディスクの下地面に対する上面に接着層をさらに設け、
    前記防水シートが前記断熱材および前記固定用ディスクの上に敷設され、前記防水シートが前記接着層を介して前記固定用ディスクと接合された請求項1〜4のいずれか1項に記載の防水シート固定構造。
  5. 前記防水シートが前記断熱材の上に敷設され、前記防水シートの上に前記固定用ディスクが配置された請求項1〜3のいずれか1項に記載の防水シート固定構造。
  6. 前記支柱に合成樹脂が充填されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の防水シート固定構造。
  7. 下地の上に断熱材を敷設し、
    支柱を前記断熱材に差し込むようにして前記下地の上に配置し、
    接着層を有する固定用ディスクを前記支柱の上に配置し、
    前記固定用ディスクの上から前記固定用ビスを前記下地に打ち込み、
    前記断熱材と前記固定用ディスクを覆うように防水シートを敷設し、
    前記接着層を介して前記防水シートと前記固定用ディスクを接合する防水シートの固定工法。
  8. 下地の上に断熱材を敷設し、
    支柱を前記断熱材に差し込むようにして前記下地の上に配置し、
    前記断熱材と前記支柱を覆うように防水シートを敷設し、
    前記防水材の上から前記支柱と対応する位置に固定用ディスクを配置し、
    前記固定用ディスクの上から固定用ビスを前記下地に打ち込む防水シートの固定工法。
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