JP2001271458A - 防水シート固定構造およびシート固定具 - Google Patents

防水シート固定構造およびシート固定具

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JP2001271458A
JP2001271458A JP2000087561A JP2000087561A JP2001271458A JP 2001271458 A JP2001271458 A JP 2001271458A JP 2000087561 A JP2000087561 A JP 2000087561A JP 2000087561 A JP2000087561 A JP 2000087561A JP 2001271458 A JP2001271458 A JP 2001271458A
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sheet
waterproof sheet
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disc
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JP2000087561A
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Yoshitake Fukui
善健 福井
Etsuji Suzuki
悦之 鈴木
Kura Sakakibara
蔵 榊原
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ESUKO KK
Lonseal Corp
Esco Corp
Original Assignee
ESUKO KK
Lonseal Corp
Esco Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 下地上に展張された防水シートを、この防水
シート上に配置したディスクから前記防水シートを貫通
して下地に到達されたアンカー部品によって、固定する
場合、アンカー部品とディスクとの間の傾斜が大きく変
動することを防止できる技術の開発が求められていた。 【解決手段】 アンカー部品27の端部から張り出した
フランジ部27bを、ディスク外面24aに当接して、
下地20方向への押圧力をディスク24に安定に作用さ
せる防水シートの固定構造、並びに、前記ディスクを、
アンカー部品に対して、若干の揺動を許容して取り付け
てなるシート固定具を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物屋上等にて下
地を覆うようにして展張された防水シートを固定する防
水シート固定構造およびシート固定具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】建物屋上等の防水工法の内、いわゆるシ
ート防水工法にあっては、下地を覆うようにして展張さ
れる防水シートの固定が問題となる。この防水シートの
固定構造としては、例えば、実公平2−33539号等
のように、下地上に敷設した防水シート上に円盤状のデ
ィスクを設置し、このディスクを固定具によって下地に
対して固定することで、ディスクによって下地との間に
挟み込むようにして防水シートを固定するものがある。
前記固定具については、下地材質や固定作業性等に鑑み
て様々な改良がなされている。この固定具の具体的構成
としては、例えば、図12に示すように、下地1上に展
張された防水シート2上に設置された円盤状のディスク
3から前記防水シート2を貫通して下地1に到達された
プラグ4と、このプラグ4に対して捩じ込むことで、前
記プラグ4先端を外側へ押し広げて下地1内に引き留め
るビス5とからなるものや、図13に示すように、防水
シート2上のディスク3から前記防水シート2を貫通し
て下地1に到達されたアンカー部品11と、このアンカ
ー部品11の内部ピン穴12に打ち込まれることで、ア
ンカー部品11先端を外側へ押し広げて下地1内に引き
留めるインナーピン13とからなるもの等がある。
【0003】図12および図13において、下地1上に
は絶縁シート6を敷設し、この絶縁シート6上に防水シ
ート2を敷設している。絶縁シート6は、発泡ポリエチ
レン等の樹脂発泡材からなり、塩化ビニル製の防水シー
ト2と下地1表面に設けられるアスファルト層との間を
絶縁する。ディスク3は、鋼板等の金属素材から円盤状
に形成されることが一般的である。このディスク3は、
下面側へ湾曲成形された外周部3cのみによって防水シ
ート2に押圧力を集中的に与えて、防水シート2を位置
ずれさせること無く、確実に押さえる。外周部3cは,
押え部として機能する。符号7は、塩化ビニル等からな
る補強シートであり、防水シート2に対して熱融着され
るか、または、溶剤を用いて溶着されることで、防水シ
ート2に形成された穴2aの拡張や、防水シート2の切
り裂きを防止する。この補強シート7は、ディスク3と
一致するか、若干大きい程度の円形であることが普通で
あり、ディスク3の外周部3cが直接防水シート2に接
触して防水シート2を傷つけることを防止する機能をも
果たす。保護シート8は、塩化ビニル等の樹脂製であ
り、ディスク3や補強シート7を上側から覆うように装
着され、ディスク3や補強シート7を内部に収納すると
ともに、ディスク3や補強シート7よりも外側に突出す
る周縁部8aを、防水シート2に熱融着あるいは、溶剤
を用いて溶着して固定され、防水性を確保する。
【0004】図12では、防水シート2上に配置された
ディスク3中央部の孔3aから下地1内に到達させたプ
ラグ4の一端からフランジ状に突出された頭部4aが、
ディスク3の孔3aを拡張した形状のテーパ状の座グリ
部3b内に収納される。そして、前記プラグ4にビス6
を捩じ込むと、下地1内のプラグ4先端がビス6によっ
て外側へ押し開かれて下地1に食い込み、下地1からの
引き抜きが規制されるとともに、プラグ頭部4aと係合
されたディスク3によって、防水シート2が下地1との
間に押さえ込まれる。前記プラグ4は、周囲に突設され
た係合片4bによってプラグ孔からの引き抜きが規制さ
れる。
【0005】図13では、補強シート7上に配置したデ
ィスク3中央部の孔3aから挿入して下地1内に到達さ
せたアンカー部品11の一端(頭部)から突出されたフ
ランジ部14が、ディスク3の孔3aを拡張した形状の
テーパ状の座グリ部3b内に収納される。そして、アン
カー部品11内を貫通する内部ピン穴12に挿入された
インナーピン13を、ハンマーで叩くなどして、下地1
に向けて深く打ち込む。これにより、アンカー部品先端
部11aの外側に押し開かれた部分が下地1に食い込
み、アンカー部品11のフランジ部14によって押さえ
られたディスク3と下地1との間に、防水シート2が絶
縁シート6や補強シート7とともに挟み込まれて固定さ
れる。なお、図12、図13のいずれにおいても、ディ
スク3の座グリ部3bは、その下端が補強シート7に接
触しないようになっているため、ディスク3による防水
シート2の固定力は、その外周部3cに集中的に作用す
るようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図13の固定構造は、
インナーピン13をハンマー等で打ち込むだけで防水シ
ートを固定できるので、図12の固定構造に比べて固定
作業が容易である。しかしながら、このアンカー部品1
1を使用した固定構造では、インナーピン13の打ち込
み力が、アンカー部品11に対して軸ずれを生じると、
アンカー部品11に傾斜方向への力が作用して、補強シ
ート7や防水シート2のアンカー部品11挿通用の穴が
広がったり、ディスク3の固定位置にずれを生じる等の
問題が発生する懸念がある。補強シート7や防水シート
2の穴が広がると、防水性能に影響するため、補修作業
を余儀なくされる。ところで、アンカー部品11のフラ
ンジ部14の近傍には、中空ピン状のアンカー本体15
との間に亘ってテーパ状の補強部16を設けて、フラン
ジ部14の変形を防止することが一般的であり、ディス
ク3側の座グリ部3bも、プレス加工等によって、前記
補強部16を収納するテーパ状に加工される。ディスク
3に対してアンカー部品11の垂直が維持される必要が
あるが、通常の加工方法では、補強部16に面接触する
ような内面を有する座グリ部3bを高精度に形成にする
ことは困難であるから、実際には、補強部16と座グリ
部3b内面との接触部分は、全体が面接触した場合に比
べて少なく、これが、インナーピン13の打ち込み力が
斜めに作用した時にアンカー部品11の傾斜を許容して
しまう原因になっているものと考えられる。
【0007】インナーピン13打ち込み時のアンカー部
品11の向き安定性を高めるためには、例えば、アンカ
ー部品11の補強部16を大型化することが考えられ
る。しかしながら、フランジ部14の大型化に対応して
大型の座グリ部3bを高精度に形成するとなると、相当
のコスト上昇を余儀なくされるといった問題が生じる。
そもそも、座グリ部3b下端は、補強シート7に到達し
ないことが必要であるから、座グリ部3bの大型化には
限界がある。さらに、座グリ部3b内にフランジ部14
を収納する構成では、インナーピン13の打ち込み時
に、フランジ部14外側のディスク3をハンマー等で叩
いて変形させてしまうケースがある。この場合、やは
り、防水性や耐久性に鑑みて、作業のやり直しや、適切
な補強作業が必要になり、結局、施工能率の向上の妨げ
になる不満があった。また、ディスク3の変形に至らな
いまでも、ディスク3は、表面の耐食層を傷付けること
で錆びやすくなってしまう。このように、アンカー部品
11を使用した固定構造では、固定作業性に優れるもの
の、インナーピン13の打ち込み時に、アンカー部品1
1の傾斜を生じ易く、これによる防水シートの穴の拡張
等の不都合を解消する技術の開発が求められていた。
【0008】ところで、下地1表面の凹凸等によりディ
スク3が傾斜されていると、下地1に対してアンカー部
品11を垂直に打ち込むことが一層困難となる。また、
ディスク3の外周部3cが防水シート2に対して部分的
に浮き上がることがある。平坦な下地1上に敷き込まれ
た防水シート2をディスク3で固定する場合でも、アン
カー部品11が傾斜して打ち込まれると、ディスク3に
若干の傾斜が生じて、ディスク3の外周部3cに部分的
な浮き上がりが生じることがある。このようにディスク
3の外周部3cに部分的な浮き上がりが生じると、ディ
スク3外側を覆うようにして設けられる保護シート8
(図13参照)の周縁部8aをその全周に亘って防水シ
ート2に対して水密に固定する作業が難しくなるといっ
た問題がある。保護シート8は、アンカー部品11を防
水シート2を貫通させた穴の防水性を確保する役割を果
たすものであるから、保護シート8の防水シート2に対
する固定は周縁部8aの全周に亘って防水性が確保され
るように、慎重かつ確実に行う必要があるが、前述のよ
うに、ディスク3に浮き上がりが生じてしまうと、非常
に手間が掛かる作業となってしまい、工期の延長等の原
因になる。そもそも、防水シート2上に多数設けられる
ディスク3の全てについて、保護シート8の固定よる防
水性を確保する作業は、手間の掛かる作業であり、これ
を省力化できる技術の開発が求められていた。
【0009】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、(1)アンカー部品にインナーピンを打ち込む際
に生じやすいアンカー部品の傾きを確実に防止できる、
(2)アンカー部品のフランジ部は、ディスク上に露出
するため、インナーピンの打ち込み作業時にディスクを
叩いて変形させたり、表面を傷めて錆びやすくすること
を確実に防止できるといった優れた効果が得られる防水
シート固定構造、および(3)アンカー部品とディスク
とが一体化されているため、現場での固定作業性が向上
する、(4)アンカー部品に取り付けたディスクに若干
の浮動を許容しているため、下地の凹凸等によるディス
クの傾斜を吸収でき、防水シートを安定に固定できる、
(5)アンカー部品に一体化されたディスクに、さら
に、保護シートをも一体化することで、保護シートを防
水シートに固定して、防水シートを貫通させたアンカー
部品近傍の防水性を確保する作業を効率良く行えるとい
った優れた効果が得られるシート固定具を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
建物屋上等にて下地を覆うようにして展張された防水シ
ートを、当該防水シートに外側から重ねるようにして配
置された固定用のディスクのディスク貫通穴から前記防
水シートを貫通させて前記下地に到達させたシート固定
具によって前記下地に対して固定した防水シート固定構
造において、前記シート固定具は、前記ディスクから前
記防水シートを貫通して前記下地に到達された中空ピン
状のアンカー部品と、このアンカー部品内を貫通する内
部ピン穴に打ち込まれて、前記下地に到達されたアンカ
ー部品先端部を外側に押し広げて前記下地に食い込ませ
るインナーピンとを備えてなり、前記アンカー部品先端
部に対向する他端部周囲から張り出されたフランジ部
が、前記ディスク外面に当接され、しかも、前記アンカ
ー部品からの前記フランジ部の張り出し基端部をテーパ
状に厚肉にした形状の補強部が、前記ディスク貫通穴を
拡張した形状の収納凹所内に収納され、前記アンカー部
品の前記フランジ部が前記ディスクを押えることで、こ
のディスクと前記下地との間に、前記防水シートが挟み
込まれて固定されていることを特徴とする防水シート固
定構造を前記課題の解決手段とした。この発明によれ
ば、アンカー部品他端部周囲から張り出されたフランジ
部が、ディスク外面に当接されることで、ディスクに対
するアンカー部品の向きが安定し、インナーピンの打ち
込み力が斜めに作用しても、アンカー部品が傾くことが
防止される。しかも、インナーピンの打ち込み時には、
内部ピン穴の周囲がフランジ部によって保護されるた
め、打ち込み用ハンマー等によってディスクを傷つけた
り変形させるといった不都合を防止できる。
【0011】本発明では、請求項2記載のように、前記
アンカー部品が、前記ディスク貫通穴内面あるいは当該
ディスク貫通穴近傍の収納凹所内面との接触によって位
置決めされている構成を採用することがより好ましい。
この構成では、アンカー部品は、ディスク外面に対する
フランジ部の当接と、ディスク貫通穴近傍に対する接触
の、異なる2カ所によって位置決めされるから、ディス
クに対する向きが一層安定に維持される。このため、イ
ンナーピンの打ち込み力が仮に斜めに作用してしまった
場合でも、下地や防水シートを傷める心配は無い。
【0012】請求項3記載のシート固定具は、中空ピン
状のアンカー部品の下地内に挿入される先端部が、この
アンカー部品を貫通する内部ピン穴に打ち込まれるイン
ナーピンによって外側に拡張可能に形成され、このアン
カー部品先端部に対向する他端部から張り出されたフラ
ンジ部に略当接させるようにして、防水シートを下地と
の間に挟み込むためのディスクが、前記アンカー部品に
挿通して若干の揺動を許容して取り付けられ、このディ
スクの前記アンカー部品に挿通されたディスク貫通穴近
傍に形成された収納凹所内に、前記アンカー部品からの
前記フランジ部の張り出し基端部をテーパ状に厚肉にし
た形状の補強部が収納されていることを特徴とする。こ
のシート固定具によれば、ディスクとアンカー部品とが
一体になっているので、アンカー部品を下地に挿入する
だけで、ディスクを防水シート上の所定位置に重ねるよ
うに配置できる。そして、アンカー部品の内部ピン穴に
インナーピンを打ち込んで、アンカー部品先端部を外側
へ拡張して下地に引き留めるだけで、ディスクによって
下地との間に挟み込むようにして防水シートを簡単に固
定できる。このシート固定具の使用によって、固定作業
現場にて多数の部品を組み立てる手間が省け、固定作業
性が向上する。また、アンカー部品に対してディスクの
若干の揺動を許容しているので、防水シートの凹凸等に
よってディスクが若干傾斜しても、アンカー部品を下地
に正しい向きで挿入できる。ディスクの揺動範囲は微小
であり、しかも、ディスク外面と収納凹所の異なる2カ
所によって、アンカー部品が無用に大きく傾くことは防
止されるため、インナーピンの打ち込み力の偏在によっ
て傾いたアンカー部品によって、防水シートや下地を傷
める等の不都合を防止できる。
【0013】請求項4記載のシート固定具は、下地を覆
うようにして展張された防水シートと、この防水シート
に外側から重ねるようにして配置された固定用のディス
クのディスク貫通穴とを貫通させて前記下地に挿入され
る中空ピン状のアンカー部品と、このアンカー部品内を
貫通する内部ピン穴に打ち込まれることで前記下地に到
達されたアンカー部品先端部を外側に押し広げて前記下
地に食い込ませるインナーピンとを備え、前記アンカー
部品の前記先端部に対向する他端部の周囲から張り出さ
れたフランジ部から前記ディスクに作用させた押圧力に
よって前記防水シートを下地に押え込むようになってい
るシート固定具において、前記フランジ部の前記防水シ
ートに向けられる面の近傍には前記ディスクが支持部に
よって支持して取り付けられ、前記ディスクの外面側は
保護シートが固着されて全体が覆われ、前記ディスクの
周囲からは前記防水シートに対して固定される前記保護
シートの張出部が外側へ張り出されていることを特徴と
する。アンカー部品にディスクが取り付けられている構
成から、このシート固定具でも、アンカー部品に対する
ディスクの無用な傾斜を抑えることができ、打ち込み作
業を確実に行うことができる。インナーピンの打ち込み
によりアンカー部品を下地に固定し、ディスクによって
防水シートを押えた後、ディスク外面に予め取り付けら
れた保護シートのディスク外側に突出された張出部を防
水シートに溶着や接着等により固着する。これにより、
現場では、ディスク外面に保護シートを固着して覆う作
業を省略できる。また、ディスクや保護シートがアンカ
ー部品と一体的になっている構成では、これら部品を一
括して搬送することができ、しかも、現場での散逸等も
防止できる。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項4記載のシ
ート固定具において、前記保護シートが前記ディスクの
外周部の一部にのみ固着され、前記保護シートの前記デ
ィスクに対して固着されていない部分を捲り上げること
でアンカー部品他端部を露出できるようになっているこ
とを特徴とする。このシート固定具によれば、保護シー
トは、ディスクとの固着により、ディスクやアンカー部
品とともに一括搬送することができる。アンカー部品を
下地に固定する作業では、保護シートのディスクに対し
て固着されていない部分を捲り上げてディスク貫通穴を
露出させ、インナーピンの打ち込み作業を行う。インナ
ーピンの打ち込み後、保護シートのディスクに固着され
ていない部分のディスクに対する固着(溶着や接着等に
よる固着)や、張出部の防水シートに対する溶着や接着
等による固着を行う。これにより、保護シートによっ
て、ディスク近傍に優れた防水性が確保される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明の防水シート固定構造
の実施の形態を、図面を参照して説明する。 (第1実施例)図1において、下地20としては、ポリ
スチレンやポリエチレン等の発泡体からなる断熱層、コ
ンクリート、アスファルト、木材等、各種構成が採用可
能であり、さらに、ゴム引きやアスファルト等で表面に
防水表面処理が施されることが普通である。この下地2
0上には絶縁シート22が敷設され、この絶縁シート2
2上に防水シート21を展張している。防水シート21
としては、塩化ビニル系樹脂シート、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体樹脂シート、ポリエチレン樹脂シート、ポ
リプロピレン樹脂シート、合成ゴムシート等が採用可能
である。本実施例では、耐久性や、溶剤による溶着性に
鑑みて、厚さ1〜2mm程度の軟質塩化ビニル樹脂製シ
ートを用いた。また、防水シート21としては、単層体
でも積層体でも良く、さらに、収縮防止のために、例え
ばガラス不織布等の収縮防止材を積層することも可能で
ある。
【0016】絶縁シート22としては、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体等の各種発泡体からなる樹脂
発泡シートが採用される。本実施例では、厚さ1〜3m
m程度の発泡ポリエチレンシート等を用いた。下地20
上面にアスファルト層が存在する場合、前記絶縁シート
22は、このアスファルト下地に含まれるタール分が防
水シート21に移動することを防止して、このタールに
よって塩化ビニル製の防水シート21に変質や変色が生
じることを防ぐ役割を果たす。下地20上面の状態、前
記タール分の移動等の問題が無い場合は、絶縁シート2
2を省略することも可能である。塩化ビニル樹脂製シー
トやエチレン−酢酸ビニル共重合体等からなる防水シー
ト21では、可塑剤等が添加されている場合があり、こ
のような防水シート21の使用に際しては、可塑剤の移
行を防止できる、例えばポリオレフィン系樹脂等からな
る発泡シートを採用することが好ましい。また、この絶
縁シート22は、下地20上への押さえコンクリートの
打設時の養生シートとしても機能する。なお、絶縁シー
ト22は、防水シート21に予め接着固定しておくこと
も可能である。
【0017】防水シート21は、例えば縦横に5〜20
m程度の寸法を有する長方形状等の、十分な面積を有す
る大きさに形成され、下地20上面に沿って接合しつ
つ、複数枚連設されるものであることが一般的であり、
例えば、600〜800mm程度の離間距離を以て離間
された複数箇所が、本発明に係る固定構造により、下地
20に対して固定される。防水シート21の形状や寸
法、固定個所の離間距離等は、適宜選択され得るもので
あることは言うまでも無い。
【0018】図1および図2において、防水シート21
の固定構造は、防水シート21上に固定された補強シー
ト23上に配置された円盤状のディスク24が、当該デ
ィスク24中央部のディスク貫通穴24dから前記防水
シート21を貫通させて下地20に到達させたシート固
定具25によって下地20に対して固定され、前記ディ
スク24が下地20との間に挟み込むようにして防水シ
ート21を固定する。前記ディスク24や補強シート2
3は、円盤状の保護シート26によって、上側から覆う
ようにして保護収納される。
【0019】前記シート固定具25は、前記ディスク2
4から前記防水シート21を貫通して前記下地20に到
達された中空ピン状のアンカー部品27と、このアンカ
ー部品27内を貫通する内部ピン穴27cに打ち込まれ
て、前記下地20に到達されたアンカー部品先端部27
aを外側に押し広げて下地20に食い込ませるインナー
ピン28とを備えて構成されている。
【0020】補強シート23は、ディスク24と同等あ
るいは若干大きい程度の円盤状に形成された、例えば、
厚さ1.5mm前後の塩化ビニルシートであり、防水シ
ート21に熱融着または溶着により固定されている。こ
の補強シート23の中央部に開口された穴23aは、防
水シート21に開口された穴21aと連通される。
【0021】ディスク24は、少なくとも外面24a
(上面)側、あるいは外面24aに加えて裏面24b
(下面)にも、塩化ビニル塗装が施された円盤状の鋼板
である。このディスク24は、外周部を裏面24b側に
屈曲して形成された押さえ部24cのみから押圧力を作
用させて、下地20との間に防水シートを挟み込む。本
実施例では、押さえ部24からの押圧力は、補強シート
23を介して防水シート21に作用する。しかし、補強
シート23の使用を省略する場合も存在し、この場合に
は、押さえ部24cが防水シート21に直接当接され、
押圧力も直接作用する。
【0022】図1に示すように、ディスク24の裏面2
4b側には、前記押さえ部24c以外に、防水シート2
1や補強シート23に接触する構成が存在しないため、
ディスク24から作用する押圧力は、ディスク24の外
周部である押さえ部24cのみに集中的に作用し、防水
シート21の押さえに効果を発揮する。ディスク24中
央部のディスク貫通穴24d近傍には、当該ディスク貫
通穴24dを拡張した形状の収納凹所24eが、ディス
ク外面24aから窪んだテーパ状に形成されている。デ
ィスク24は、プレス加工によって効率良く製造できる
ようになっており、押さえ部24cやディスク貫通穴2
4d、収納凹所24e等もプレス加工等によって簡単に
形成されるようになっている。なお、このディスク24
としては、各種寸法が採用可能であるが、本実施例で
は、厚さ1.0mm、径60mmの円盤状の亜鉛メッキ
鋼板の上下両面に、塩化ビニル層(図示せず)を積層し
たものを採用した。積層した塩化ビニル層の厚さは、外
面24a側で0.45mm、裏面24b側で0.15m
mである。ディスク外面24aには、塩化ビニル以外の
樹脂を積層した樹脂積層表面を形成することも可能であ
る。いずれにしても、樹脂積層表面は、熱融着や溶着等
が可能な樹脂を積層して得られる。
【0023】アンカー部品27は、例えばアルミニウム
等の塑性変形可能な素材から中空ピン状に形成されてい
る。図1および図2に示すように、アンカー部品27の
前記ディスク24上に露出する他端部(先端部27aに
対する反対側の端部)周囲から張り出されたフランジ部
27bの外周部は、前記ディスク外面24aに面接触に
より当接される。図1において、アンカー部品27内を
貫通する内部ピン穴27cに打ち込まれたインナーピン
28は、この固定構造の組み立て当初は、図2に示すよ
うに、内部ピン穴27cに挿入されてはいるものの、ア
ンカー部品27他端部から上方へ一部が突出しており、
アンカー部品先端部27aへ向けてハンマー等で打ち込
まれることで、アンカー部品先端部27aを外側へ押し
広げる。打ち込まれたインナーピン28は、アンカー部
品先端部27a近傍の内部ピン穴27cに形成されたテ
ーパ状の狭隘部(図示せず)に圧入されることで、アン
カー部品先端部27aを外側に押し広げ、アンカー部品
先端部27aを押し広げた後も圧入状態が維持されるた
め、アンカー部品先端部27aを押し広げた状態を維持
する。
【0024】図1に示すように、フランジ部27bの外
周部は、ディスク外面24aとの面接触によって、ディ
スク24に押圧力を確実に作用させることができる。こ
のフランジ部27bは、アンカー部品他端部からの前記
フランジ部27bの張り出し基端部をテーパ状に厚肉に
した形状の補強部27dによって、変形耐力が補強され
ているから、特に中央部は、外力の作用によっても変形
しにくく、ハンマー等によるインナーピンの打ち込み作
業にて叩かれても、変形せず、ディスク24を確実に押
さえることができる。
【0025】また、アンカー部品27は、フランジ部2
7bとディスク外面24aとの面接触に加えて、ディス
ク貫通穴24d近傍との接触によって、ディスク24に
対して垂直に位置決めされる。詳細には、ディスク貫通
穴24d近傍の収納凹所24e内面と補強部27dとの
接触、並びに、ディスク貫通穴24内面とアンカー部品
27の補強部27dに隣接するピン部27eとの接触に
よって、いわば、異なる2箇所の位置決めによって、デ
ィスク24に対して垂直に安定保持され、インナーピン
28の打ち込み力が傾いて作用しても、傾くことが防止
され、防水シート21や補強シート23等を傷める(穴
21a、23aを拡張する等)心配が無い。
【0026】保護シート26は、塩化ビニルから概略円
盤状に形成され、その周縁部26aを、熱融着あるいは
溶剤を用いた溶着によって防水シート21に対して水密
かつ強固に固定して、内部の防水性等を確保している。
保護シート周縁部26aと防水シート21との固定個所
には液状シール材29(シーラント)が設けられ、優れ
た防水性が確保されている。保護シート26の中央部
は、ディスク外面24aに、熱融着あるいは溶剤を用い
て溶着している。但し、ディスク外面24a中央部は、
アンカー部品27のフランジ部27bによって覆われる
ため、熱融着あるいは溶着されないことが普通である
が、フランジ部27bにも、ディスク外面24aと同様
の樹脂層を被着しておけば、保護シート26の熱融着や
溶着が可能となる。この保護シート26としては、各種
寸法が採用可能であるが、本実施例では、厚さ1.3〜
1.5mmの塩化ビニルシートを、ディスク24等を収
納可能な外径の円盤状に成形したものを採用している。
【0027】前記フランジ部27bは、その周囲に露出
されたディスク外面24a上の樹脂積層表面(本実施例
では塩化ビニル層が積層されたディスク外面)に熱融着
または溶着により固定された保護シート26によって取
り囲まれる。保護シート26には、フランジ部27b外
周に沿って、フランジ部27bの厚さに相当する寸法だ
け立ち上げられた段部26bが形成される。したがっ
て、ディスク外面24aに沿った方向へ保護シート26
が変位しようとしても、フランジ部27b外周に段部2
6bが係合した状態となっているため、保護シート26
の変位が規制される。防水シート21と固定された保護
シート26には、防水シート21の面方向へ変位力が直
接的に作用するが、前記フランジ部27bが、保護シー
ト26を引き留めるアンカーとして機能していること
で、この保護シート26を介して防水シート21の面方
向への変位を規制できる。ディスク24と下地20との
間に挟み込む力のみによって防水シート21の固定力を
増大するには、ディスク24の大型化が必要になり、こ
れに伴い、補強シート23や保護シート26や、アンカ
ー部品27のフランジ部27bの大型化が必要となり、
これらシート23、26の融着、溶着作業部分の増大に
よって施工能率が低下する不満がある。しかし、アンカ
ー部品27のフランジ部27bが、防水シート21を引
き留めるアンカーとして機能すれば、ディスク24等を
大型化すること無く、十分な防水シート21固定力が得
られ、優れた施工能率も維持できる。
【0028】この固定構造では、ディスク外面24aに
面接触させたフランジ部27bによって、ディスク24
を押さえるようにしたので、フランジ部27bを大型化
でき、ディスク24を目的の向きで安定に押さえること
ができる。しかも、このフランジ部27bとディスク2
4との面接触に加えて、ディスク貫通穴24d近傍との
接触によるアンカー部品27の支持によって、いわば、
異なる2箇所での支持によって、アンカー部品27のデ
ィスク24に対する垂直が安定に維持されるため、イン
ナーピン28の打ち込み力が斜めに作用しても、防水シ
ート21や補強シート23を傷めること無く固定作業を
効率良く行うことができ、固定後のアンカー部品27の
傾斜等も無く、防水シート21を確実に固定することが
できる。
【0029】フランジ部27bが大型化すると、アンカ
ー部品27からのディスク24の抜け耐力が向上し、寒
暖温度差や強風、下地20の変形等によって防水シート
21に変位力が作用しても、防水シート21を確実に押
さえることができ、長期にわたって固定状態を安定に維
持できる利点がある。また、フランジ部27bの大型化
は、ディスク24を均等に押さえることを可能にする。
補強シート23の熱融着個所または溶着個所は、十分な
剥離強度が得られるまで、2,3日を要することが普通
であり、この間、ディスク24による押さえ状態を安定
に維持したい要求があるが、本発明に係る固定構造で
は、ディスク24から均等の押さえ力が安定に作用する
ため、熱融着個所や溶着個所に十分な剥離強度が発現す
るまでの期間、防水シート21の位置ずれや、ディスク
24の傾斜による押さえ力の偏在等を防止できる結果、
熱融着個所や溶着個所に、目的の防水性能等を確実に得
ることができる。
【0030】本発明者は、本実施例の固定構造の固定耐
力試験を行った。図3に示すように、保護シート26
と、この保護シート26と同じ大きさにカットした防水
シート21と、補強シート23と、ディスク24と、シ
ート固定具25とを組み上げ、補強シート23とシート
固定具25との間に引張荷重Pを作用させた所、ディス
ク24からアンカー部品27が抜けるまでの固定耐力
は、800kgf以上であった。図13に示す従来構成
の固定構造にて、径5.8mmのフランジ部を有するア
ンカー部品を使用して、前記試験を行った結果、固定耐
力は350〜400kgf弱であり、本実施例の固定構
造では、固定耐力が2倍以上に向上していることが判明
した。
【0031】(第2実施例)本発明に係る防水シート固
定構造では、図4および図5に示すように、ディスク2
4が、予め、アンカー部品27Aに取り付けられてなる
シート固定具30を用いることも可能である。なお、防
水シート21、絶縁シート22、補強シート23、保護
シート26等については、第1実施例と同様であり、説
明を簡略化する。
【0032】ディスク24は、中央部のディスク貫通穴
24dを前記アンカー部品27Aに挿通して、外面24
aをフランジ部27bに略当接させ、収納凹部24e内
に補強部27dを収納するが、但し、ディスク貫通穴2
4dや収納凹部24eには、アンカー部品27Aの補強
部27dやピン部27eの若干の浮動を許容する微小な
クリアランスが確保される。これにより、ディスク24
は、アンカー部品27Aに対して若干の揺動(図5中揺
動可能角度θが例えば5°)を可能にして取り付けられ
る。また、アンカー部品27Aの補強部27dとピン部
27eとの間の境界近傍に設けられた突起31によっ
て、ディスク24は、アンカー部品27Aから抜け止め
されている。図1等に示したアンカー部品27と、本実
施例のアンカー部品27Aとの違いは、この突起31の
存在と、ディスク貫通穴24dや収納凹所24eの内径
に対する補強部27dやピン部27eの外径の関係であ
り、他の部分の構成は同じである。
【0033】突起31は、本実施例では、アンカー部品
27Aの補強部27dとピン部27eとの間の境界近傍
に予め設けた段部32(図4中仮想線)を、プレス加工
によりフランジ部27b方向への押圧力によって変形さ
せたものである。変形された段部32は、補強部27d
を避け、外側に膨出して突起31を形成する。突起31
の形成は、アンカー部品27Aに挿通したディスク24
をフランジ部27b近傍に配置した状態にて行うことは
言うまでも無い。なお、この抜け止め用の突起として
は、前記したような段部32のプレス加工によるものに
限定されず、例えば、溶接肉盛りや、リングの嵌合等、
各種構成が採用可能である。
【0034】このシート固定具30では、ディスク24
をアンカー部品27Aに予め取り付けているので、防水
シート21上に固定された補強シート23bに外側から
ディスク24を重ねる時は、先行して、下地20に穿設
したアンカー挿入穴にアンカー部品27Aを挿入するだ
けで、ディスク24を目的位置に簡単に位置決めして設
置できる。この時、シート固定具30のみを取り扱えば
良いので、ディスク24とアンカー部品27Aとが別々
になっている場合に比べて、作業が簡単である。別々の
ディスク24やアンカー部品27Aは、屋根等の高所作
業では、誤って落としやすく、特に、小型ピン状のアン
カー部品27Aは、単体では転がりやすい上、溝等に落
ち込んで紛失しやすいが、このシート固定具30では、
取り扱いが容易であり、落下や紛失等を防止できる。
【0035】防水シート21(具体的には補強シート2
3)に重ねるようにして配置したディスク24外面に、
アンカー部品27Aのフランジ部27bを面接触させた
後、アンカー部品27Aの内部ピン穴27cにインナー
ピン28を打ち込む際には、下地20の凹凸等によっ
て、防水シート21や補強シート23に若干の傾斜や凹
凸等が存在していても、アンカー部品27Aに対するデ
ィスク24の揺動によって、固定作業を安定に行うこと
ができる。すなわち、防水シート21や補強シート23
には、下地20表面の凹凸、防水シート21の浪打ち、
防水シート21に対する補強シート23の固定状態(熱
融着や溶着の均等度)等に対応して、微小な凹凸が生じ
ることがあり、これがディスク24の傾斜の原因とな
る。この時、シート固定具30にて、アンカー部品27
Aに対してディスク24が完全に固定されていると、傾
斜されているディスク24と、防水シート21から下地
20に到達させた穴に挿入して下地20外面に対して垂
直になっているアンカー部品27Aとの間で変形応力が
生じて、防水シート21の固定が困難になる可能性があ
る。しかし、アンカー部品27Aに対するディスク24
の若干の揺動が許容されていると、ディスク24が傾斜
されても、下地20外面に対して垂直になっているアン
カー部品27Aによって正常の場合と同様に固定作業を
行うことができる。このため、このシート固定具30を
用いれば、固定位置の状態に対する高い汎用性が得られ
る。但し、アンカー部品27Aに対するディスク24の
揺動範囲(揺動角度θ)は、あくまでも微小であり、こ
の揺動範囲を超える揺動は規制される。インナーピン2
8の打ち込み時に許容されるディスク24に対するアン
カー部品27Aの傾斜は、防水シート21や補強シート
23の穴21a、27aの拡張等の悪影響を生じない程
度に収まる大きさであり、インナーピン28の打ち込み
力が斜めに作用することによる穴21a、27aの拡張
等を防止することは、第1実施例と同様である。
【0036】図5に示すように、アンカー部品27Aに
対してディスク24が傾斜されていると、アンカー部品
27Aのフランジ部27bの一端のみがディスク外面2
4aに当接し、他端がディスク24から浮き上がった状
態となるが、図5中仮想線に示すように、フランジ部2
7bをハンマー等で叩いて変形させて、ディスク24に
当接させることで、アンカー部品27Aによってディス
ク24を略均等の押圧力で押さえることが可能となる。
フランジ部27bは、変形によって、ディスク外面24
aへの当接が可能な程度の変形性能を有することが好ま
しい。なお、フランジ部27bの中央部は、補強部27
dによって変形しにくく、フランジ部27bの内、変形
可能な部分は、補強部27dと接していない外周部のみ
であり、フランジ部27bの変形によって、アンカー部
品27A全体が傾斜したり、変形することは無い。
【0037】(第3実施例)図6および図7に示すシー
ト固定具40は、第2実施例記載のシート固定具30の
アンカー部品27Aを構成するディスク24の外面24
aに保護シート41を溶着または液着(接着剤による接
着)等により固着した構成になっている。アンカー部品
27Aのフランジ部27b近傍にディスク24を支持す
る突起31は、支持部として機能する。なお、本実施例
において、支持部としては、突起31に限定されず、例
えば、アンカー部品27Aのピン部27eに挿通して密
着固定した別部品のリング等であっても良い。保護シー
ト41の大きさ、形、材質等は、図1に示した保護シー
ト26と同様であり、円形になっている。前記ディスク
24の周囲からは、防水シート21に対して溶着、融
着、接着等により固定される前記保護シート41の張出
部42が外側へフランジ状に張り出されている。また、
保護シート42の中央部に開口された露出穴43には、
アンカー部品27Aのフランジ部27bが露出されてい
るから、アンカー部品27Aにインナーピン28を打ち
込む作業に支障を生じることはない。また、インナーピ
ン28の打ち込み完了後には、露出穴43よりも若干大
きい蓋シート44を保護シート41に固定して露出穴4
3を塞ぎ、防水性を確保する。蓋シート44の材質は保
護シート41と同様のものを採用し、その固定は、溶
着、液着等によりなされる。
【0038】このシート固定具40によっても、第2実
施例のシート固定具30と同様に、アンカー部品27A
に対するディスク24の無用な傾斜を抑えて、打ち込み
作業を確実に行うことができる。また、防水シート21
の施工現場では、従来、アンカー部品へのインナーピン
の打ち込みによる固定作業を完了したディスクを覆うよ
うにして保護シートを設置し、この保護シートを、ディ
スク外面やディスク外側に露出する防水シートに対して
溶着、接着等により固定するため手間がかかるものとな
っていたが、しかし、このシート固定具40では、ディ
スク24に対する保護シート41の固着作業を現場で行
う必要が無いため、作業性が格段に向上する。ディスク
24を位置決めしさえすれば、保護シート41も位置決
めされ、防水シート21に対する固定が容易になる。仮
にディスク24の一部に防水シート21から若干浮き上
がった部分が存在しても、保護シート41の張出部42
を効率良く効率良く防水シート21に固定できる。ま
た、ディスク24や保護シート41がアンカー部品27
Aと一体的になっている構成では、これら部品24、4
1、27Aを一括して搬送することができ、しかも、現
場での散逸等も防止できるといった利点がある。
【0039】(第4実施例)以下、本発明の第4実施例
を図8から図11(a)、(b)を参照して説明する。
図8および図9に示すように、本実施例のシート固定具
50は、ディスク24の外周部の一部にのみ保護シート
51を溶着、接着等により固着(固着部51a)してお
り、保護シート51のディスク24に固着されていない
他の部分(固着部51a以外の部分。以下「未固着部5
1b」)を捲り上げることで、ディスク貫通穴24dに
挿入されているアンカー部品27A他端部(フランジ部
27b等)を露出できるようになっている。前記固着部
51aのディスク24に対する固着面積は、搬送等によ
ってディスク24から保護シート51が容易に離脱しな
い程度であれば良く、例えば、ディスク外面24aの4
分の1程度、図8に示す固着幅Wが10〜25mm程度
であることが好ましい。
【0040】アンカー部品27Aを下地20に固定する
作業では、保護シート51の未固着部51bを捲り上げ
てアンカー部品27A他端部を露出させ、インナーピン
28aの打ち込み作業を行う。インナーピン28aの打
ち込み後、保護シート51の未固着部51bのディスク
24に対する固着(溶着や接着等による固着)や、保護
シート51のディスク24外側に突出された張出部51
cの防水シート21に対する溶着や接着等による固着を
行う。これにより、保護シート51によって、ディスク
24近傍に優れた防水性が確保される。
【0041】このシート固定具50によっても、保護シ
ート51は、ディスク24との固着により搬送中に離脱
しないため、ディスク24やアンカー部品27Aととも
に一括搬送することができる。しかも、ディスク24を
防水シート21上の目的位置に設置すると、これに固着
されている保護シート51も位置決めされるから、イン
ナーピン28aの打ち込みによりアンカー部材27Aを
下地20に固定してディスク24の固定を完了すると、
あらためて保護シート51の位置決め作業を行うこと無
く、ディスク外面24aや補強シート23、防水シート
21に対する固着作業を簡単に行うことができ、作業性
が向上する。保護シート51は、第1実施例のシート固
定具25に適用される保護シート26と同じもの、すな
わち、第3実施例のシート固定具40の保護シート41
に形成される露出穴43は必要が無い。したがって、こ
のシート固定具50では、露出穴43を塞ぐ作業が必要
となる第3実施例のシート固定具40とは異なり、ディ
スク24固定後の、防水シート21等に対する保護シー
ト51の固着作業を行えば、ディスク24近傍に優れた
防水性を確保でき、第3実施例のシート固定具40と比
べて、作業性が一段と向上する。
【0042】アンカー部品27Aに挿入されたインナー
ピン28aは、打ち込み前は、アンカー部品27Aの下
地20に打ち込まれる先端部27aに対向する他端部側
から外側へ数mm程度突出するため、例えば、このシー
ト固定具50の搬送途中等で、アンカー部品27A他端
部から外側へ突出されたインナーピン28aの頭部28
bに保護シート51の未固着部51bが接触して、変形
や破れ等を生じる懸念がある。これに鑑みて、例えば、
図10に示す保護キャップ52aは、インナーピン28
aのアンカー部品27A他端部から外側へ突出された部
分を、側部に開口された貫通溝52bを介して中央部の
ピン収納穴52cに収納することで、インナーピン28
aのアンカー部品27A他端部からの突出方向先端を拡
径して形成された頭部28b近傍の外側を取り囲むよう
にして設けられる。これにより、インナーピン28aの
頭部28b近傍が実質的に太くなり、保護シート51が
接触しても、局所的な応力の集中等による変形や破れ等
の不都合を防止できる。保護キャップ52aは、柔軟性
または弾力性を有する樹脂等から形成することが好まし
く、これにより接触される保護シート51の変形や損傷
の不都合を確実に防止できる。インナーピン28aの打
ち込み作業時には、保護キャップ52aは、貫通溝52
bを介してインナーピン28aから引き抜くことで簡単
に離脱させることができ、打ち込み作業の邪魔にならな
い。離脱させた保護キャップ52aは、再使用可能であ
るから無駄にならず、コスト面で有利である。なお、保
護キャップ52aは、アンカー部品27A他端部とイン
ナーピン頭部28bとの間に挟み込まれるため、例えば
シート固定具50の搬送中等に離脱する心配が無い。
【0043】図11(a)、(b)に示す保護キャップ
52dは、ポリエチレン等の柔軟性または弾力性を有す
る樹脂から有底円筒状に形成されており、中央部に穿設
されたピン収納孔52e内にインナーピン頭部28b近
傍を嵌合させて収納する。この保護キャップ52aで
は、インナーピン頭部28bを完全に覆うため、保護シ
ート51の接触により変形や破れ等をより確実に防止で
きる。インナーピン28aの打ち込み作業時には、イン
ナーピン頭部28bから離脱すること、離脱後は再使用
可能であることは言うまでも無い。但し、前記保護キャ
ップ52a、52dの具体的形状等は、適宜変更可能で
あり、前述の構成に限定されるものでは無い。例えば、
図10、図11(a)、(b)に示した保護キャップ5
2a、52dは、いずれも、貫通溝52b付き円筒状、
あるいは、有底円筒状であるが、角筒状等の形状も採用
可能である。また、保護キャップ52a、52dは、防
水シート21、ディスク24、保護シート50等とは異
なる目立つ色彩で着色することが好ましく、これによ
り、インナーピン28aの打ち込み前にインナーピン頭
部28b近傍から離脱することが喚起されるとともに、
インナーピン28aの打ち忘れ箇所の発見等にも有利で
ある。
【0044】なお、本発明の防水シート固定構造および
シート固定具は、各実施例に限定されるものでは無く、
ディスクや、アンカー部品、補強シート、保護シート等
の各構成部品の寸法、形状、素材等は適宜選択可能であ
る。また、図1等では、屋根等のほぼ水平の平坦な下地
20上への防水シート21の固定を例示したが、本発明
はこれに限定されず、例えば、立ち上がり壁等の、垂直
あるいは傾斜された下地への防水シートの固定にも適用
可能である。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の防水シー
ト固定構造によれば、アンカー部品他端部周囲から張り
出されたフランジ部が、防水シートに重ねるようにして
配置したディスク外面に当接され、アンカー部品のディ
スクに対する垂直状態が安定に維持されるため、インナ
ーピンの打ち込み力が斜めに作用してもアンカー部品の
傾斜を防止でき、防水シートを傷める心配等が無く、優
れた防水性能を確実に得ることができる。また、アンカ
ー部品のフランジ部は、インナーピンの打ち込み時に
は、ディスクの保護としても機能するので、インナーピ
ンを打ち込むハンマー等で誤ってディスクを変形させた
り傷つける等の不都合を防止でき、鉄等からなるディス
クの場合は、錆に対する耐食性を維持できるといった優
れた効果を奏する。
【0046】請求項2記載の発明によれば、アンカー部
品が、フランジ部がディスク外面と接触すること、並び
に、前記ディスク貫通穴内面あるいは当該ディスク貫通
穴近傍の収納凹所内面との接触によって位置決めされる
ことによって、いわば、異なる2カ所によって位置決め
されるため、アンカー部品にインナーピンを打ち込む際
に、アンカー部品の向き(姿勢)が安定に維持され、打
ち込み力が正しく作用して、アンカー部品の傾斜によっ
て、下地や防水シートを傷める心配が無く、固定部に、
優れた防水性が確実に得られるといった優れた効果を奏
する。
【0047】請求項3記載のシート固定具によれば、デ
ィスクとアンカー部品とが一体になっているので、先行
して下地に挿入したアンカー部品にインナーピンを打ち
込んで、下地に引き留めるだけで、防水シートを簡単に
固定でき、作業性を向上できる。また、アンカー部品に
対してディスクの揺動を許容しているので、防水シート
の凹凸等によってディスクが若干傾斜しても、アンカー
部品を下地に正しい向きで挿入でき、固定位置の状態に
対して高い汎用性が得られる。さらに、ディスク外面と
収納凹所の異なる2カ所によって、アンカー部品が無用
に大きく傾くことが防止されるため、インナーピンの打
ち込み力の偏在によって傾いたアンカー部品によって、
防水シートや下地を傷める等の不都合を防止できるとい
った優れた効果を奏する。
【0048】請求項4記載のシート固定具によれば、デ
ィスクに加えて、ディスク外面を覆うようにして設けら
れる保護シートをも一体化されているため、現場では、
保護シートのディスクに対する固定作業を省略すること
ができ、作業性が向上する。しかも、ディスクを位置決
めしさえすれば保護シートも位置決めされるので、ディ
スク周囲の防水シートに対する保護シート(張出部)の
固定が容易である。また、複数の部品を一括して搬送で
きるから搬送性にも優れ、現場での部品の散逸防止等に
も優れた効果を発揮する。
【0049】請求項5記載のシート固定具によれば、前
記保護シートが前記ディスクの外周部の一部にのみ固着
され、前記保護シートの前記ディスクに対して固着され
ていない部分を捲り上げることでアンカー部品他端部を
露出できるようになっており、したがって、保護シート
には、ディスク外面に露出するアンカー部品に対応する
位置にインナーピンの打ち込み作業用の穴等を形成する
必要が無く、しかも、この穴を塞ぐための蓋やその固定
作業等も必要無いから、部品点数の減少による低コスト
化、作業性の向上等の効果が得られ、さらに、打ち込み
作業用の穴を形成しないこと並びに穴を塞ぐ作業が不要
であることから、ディスク近傍に優れた防水性を確実か
つ簡単に得られるようになるといった優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の防水シート固定構造を
示す正断面図である。
【図2】 図1の防水シート固定構造の構成部品を示す
分解斜視図である。
【図3】 図1の防水シート固定構造の固定耐力の試験
方法を示す正断面図である。
【図4】 本発明の第2実施例を示す図であって、シー
ト固定具を示す正断面図である。
【図5】 図4のシート固定具の作用を示す正断面図で
ある。
【図6】 本発明の第3実施例のシート固定具を示す正
面図である。
【図7】 図6のシート固定具を示す分解斜視図であ
る。
【図8】 本発明の第4実施例のシート固定具を示す平
面図である。
【図9】 図8のシート固定具を示す正面図である。
【図10】 図8のシート固定具に適用される保護キャ
ップを示す図であって、側部に開口された貫通溝からア
ンカーピンに挿入して取り付けられる構成の保護キャッ
プを示す斜視図である。
【図11】 図8のシート固定具に適用される有底円筒
状の保護キャップを示す図であって、(a)は斜視図、
(b)は正断面図である。
【図12】 従来例の防水シート固定構造を示す図であ
って、プラグとビスとを利用した防水シート固定構造を
示す正断面図である。
【図13】 従来例の防水シート固定構造を示す図であ
って、インナーピンの打ち込みによって下地に固定され
るアンカーピンを利用した防水シート固定構造を示す正
断面図である。
【符号の説明】
20…下地、21…防水シート、24…ディスク、24
a…ディスク外面、24d…ディスク貫通穴、24e…
収納凹所、25…シート固定具、27,27A…アンカ
ー部品、27a…アンカー部品先端部、27b…フラン
ジ部、27c…内部ピン穴、27d…補強部、28,2
8a…インナーピン、30…シート固定具、31…支持
部(突起)、40…シート固定具、41…保護シート、
42,51c…張出部、50…シート固定具、51…保
護シート、51a…固着部、51b…未固着部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 悦之 東京都墨田区緑四丁目15番3号 ロンシー ル工業株式会社内 (72)発明者 榊原 蔵 東京都新宿区西新宿8丁目15番3号 株式 会社エスコ内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物屋上等にて下地を覆うようにして展
    張された防水シートを、当該防水シートに外側から重ね
    るようにして配置された固定用のディスクのディスク貫
    通穴から前記防水シートを貫通させて前記下地に到達さ
    せたシート固定具によって前記下地に対して固定した防
    水シート固定構造において、 前記シート固定具は、前記ディスクから前記防水シート
    を貫通して前記下地に到達された中空ピン状のアンカー
    部品と、このアンカー部品内を貫通する内部ピン穴に打
    ち込まれて、前記下地に到達されたアンカー部品先端部
    を外側に押し広げて前記下地に食い込ませるインナーピ
    ンとを備えてなり、 前記アンカー部品先端部に対向する他端部周囲から張り
    出されたフランジ部が、前記ディスク外面に当接され、
    しかも、前記アンカー部品からの前記フランジ部の張り
    出し基端部をテーパ状に厚肉にした形状の補強部が、前
    記ディスク貫通穴を拡張した形状の収納凹所内に収納さ
    れ、前記アンカー部品の前記フランジ部が前記ディスク
    を押えることで、このディスクと前記下地との間に、前
    記防水シートが挟み込まれて固定されていることを特徴
    とする防水シート固定構造。
  2. 【請求項2】 前記アンカー部品が、前記ディスク貫通
    穴内面あるいは当該ディスク貫通穴近傍の収納凹所内面
    との接触によって位置決めされていることを特徴とする
    請求項1記載の防水シート固定構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の防水シート固定
    構造に用いられるシート固定具であって、 中空ピン状のアンカー部品の下地内に挿入される先端部
    が、このアンカー部品を貫通する内部ピン穴に打ち込ま
    れるインナーピンによって外側に拡張可能に形成され、 このアンカー部品先端部に対向する他端部から張り出さ
    れたフランジ部に略当接させるようにして、防水シート
    を下地との間に挟み込むためのディスクが、前記アンカ
    ー部品に挿通して若干の揺動を許容して取り付けられ、 このディスクの前記アンカー部品に挿通されたディスク
    貫通穴近傍に形成された収納凹所内に、前記アンカー部
    品からの前記フランジ部の張り出し基端部をテーパ状に
    厚肉にした形状の補強部が収納されていることを特徴と
    するシート固定具。
  4. 【請求項4】 下地を覆うようにして展張された防水シ
    ートと、この防水シートに外側から重ねるようにして配
    置された固定用のディスクのディスク貫通穴とを貫通さ
    せて前記下地に挿入される中空ピン状のアンカー部品
    と、このアンカー部品内を貫通する内部ピン穴に打ち込
    まれることで前記下地に到達されたアンカー部品先端部
    を外側に押し広げて前記下地に食い込ませるインナーピ
    ンとを備え、前記アンカー部品の前記先端部に対向する
    他端部の周囲から張り出されたフランジ部から前記ディ
    スクに作用させた押圧力によって前記防水シートを下地
    に押え込むようになっているシート固定具において、 前記フランジ部の前記防水シートに向けられる面の近傍
    には前記ディスクが支持部によって支持して取り付けら
    れ、前記ディスクの前記防水シートに向けられる面とは
    逆側の外面側には保護シートが固着され、この保護シー
    トは、前記ディスクの周囲から外側へ張り出されて前記
    防水シートに対して固定される張出部を有することを特
    徴とするシート固定具。
  5. 【請求項5】 前記保護シートが前記ディスクの外周部
    の一部にのみ固着され、前記保護シートの前記ディスク
    に対して固着されていない部分を捲り上げることでアン
    カー部品他端部を露出できるようになっていることを特
    徴とする請求項4記載のシート固定具。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011226180A (ja) * 2010-04-21 2011-11-10 Ryoko Plastic Co Ltd 屋根の設備支持用ボルトの取付構造および当該ボルトの取付方法
JP2013177737A (ja) * 2012-02-28 2013-09-09 Lonseal Corp 防水シートの固定構造および固定方法
JP2014009542A (ja) * 2012-07-02 2014-01-20 Sika Technology Ag 防水施工方法

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