JP2001151294A - パネル組立式タンク - Google Patents

パネル組立式タンク

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JP2001151294A
JP2001151294A JP33788399A JP33788399A JP2001151294A JP 2001151294 A JP2001151294 A JP 2001151294A JP 33788399 A JP33788399 A JP 33788399A JP 33788399 A JP33788399 A JP 33788399A JP 2001151294 A JP2001151294 A JP 2001151294A
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JP
Japan
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panel
unit body
unit
tank
body panel
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JP33788399A
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English (en)
Inventor
Yusuke Taguchi
祐資 田口
Sakae Sunaoka
栄 砂岡
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Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貯留液が単位体パネルの表面を溶かし、貯留
液自身を変質させず、保温機能を有するパネル組立式タ
ンクであっても、断熱材を張り付ける作業時間が短く、
十分な保温効果を有するパネル組立式タンクを提供す
る。 【解決手段】 四周に接合縁を有する方形状の単位体パ
ネルからなり、異なる単位体パネルの接合縁同士がパッ
キンを介して連接され、組み立てられるパネル組立式タ
ンクにおいて、そのパネル組立式タンクの底板及び側壁
を形成する単位体パネルが、単位体パネルの接液面側に
単位体パネル保護カバーを有し、その単位体パネル保護
カバーが、その周囲を折り曲げられ単位体パネルの接合
縁側に接するものであるパネル組立式タンク。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パネル組立式タン
クに関する。
【0002】
【従来の技術】パネル組立式タンクは、四周に接合縁を
有する方形状の単位体パネルを複数個連接することで、
任意の容量のタンクを形成することができるものであ
り、ビルの屋上又は地下室等に設置して、廃水、飲料水
又は純水等の液体を貯留する。
【0003】図3は、パネル組立式タンクの断面図であ
る。パネル組立式タンク1は、FRP製の単位体パネル
2を複数個使用して形成されるタンクであり、上記単位
体パネル2同士を接続する際には、単位体パネル2の四
周に形成された接合縁3同士を対向させ、接続縁3間に
パッキン4を挟み込ませて、ボルト5及びナット6によ
り締結している。また、パネル組立式タンク1は、その
内部に貯留液11を貯留させた状態であると、重くなる
ので、鋼材等を組んだ架台10の上に載置している。
【0004】図4は、保温機能を有したパネル組立式タ
ンクの断面図である。貯留液11が、加温された液体で
ある場合には、貯留液11を保温するために、保温機能
を有したパネル組立式タンク1を使用する。上記保温機
能は、単位体パネル2の外側となる面に、接着剤を用い
て断熱材7を張り付け、その断熱材7を外面化粧カバー
8にて覆うことで、パネル組立式タンク1に付加され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、飲料水
以外の液体をパネル組立式タンクに貯留させる場合は、
貯留させる液体により、FRP製の単位体パネルの表面
を溶かし、貯留液を変質させると共に単位体パネルを破
損しやすくするとの課題を有している。また、保温機能
を有したパネル組立式タンクでは、上記課題と共に、断
熱材を張り付ける箇所が、ボルト及びナットにより制限
されて張り付け作業時間を長くし、断熱材を張り付けて
いない部分から熱が逃げるとの課題も有している。
【0006】本発明は、上記のような課題に鑑みてなさ
れたものであり、貯留液が単位体パネルの表面を溶か
し、貯留液自身を変質させず、保温機能を有するパネル
組立式タンクであっても、断熱材を張り付ける作業時間
が短く、十分な保温効果を有するパネル組立式タンクを
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、次のものに関
する。 (1)四周に接合縁を有する方形状の単位体パネルから
なり、異なる単位体パネルの接合縁同士がパッキンを介
して連接され、組み立てられるパネル組立式タンクにお
いて、そのパネル組立式タンクの底板及び側壁を形成す
る単位体パネルが、単位体パネルの接液面側に単位体パ
ネル保護カバーを有し、その単位体パネル保護カバー
が、その周囲を折り曲げられ単位体パネルの接合縁側に
接するものであるパネル組立式タンク。 (2)接合縁が、ボルトを挿入するためのボルト締結孔
を有し、単位体パネル保護カバーが、上記ボルト締結孔
を塞ぐことなく設けられている上記(1)に記載のパネ
ル組立式タンク。 (3)単位体パネル保護カバーが、耐食性金属又は合成
樹脂製の防水性フィルムである上記(1)又は(2)に
記載のパネル組立式タンク。 (4)単位体パネルと単位体パネル保護カバーとの間
に、断熱材を挿入させた上記(1)乃至(3)のいずれ
かに記載のパネル組立式タンク。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に用いる単位体パネル保護
カバーは、パネル組立式タンクの内部に貯留させる液体
に対して耐性を有した材質で成形され、例えば、ステン
レス鋼板等の金属板又はフッ素系樹脂、ポリエチレン系
樹脂、オレフィン系樹脂等の合成樹脂製の防水フィルム
を好適に使用することができる。また、金属板の厚さ
は、0.3〜3mmが好ましく、防水フィルムの厚さ
は、20〜200μmが好ましい。
【0009】本発明に用いる単位体パネル保護カバー
は、単位体パネルの接液面側に配置され、接着剤又はボ
ルトにより固定される。また、単位体パネル保護カバー
は、単位体パネルの接液面のみならず、その周囲が折れ
曲がり単位体パネルの側面に接するようにする。但し、
接合縁にボルト締結孔を設ける場合には、パネル組立式
タンクの組立作業時間を短縮するために、単位体パネル
保護カバーによりボルト締結孔を塞がないようにするこ
とが好ましい。
【0010】単位体パネル保護カバーを有した単位体パ
ネルは、パネル組立式タンクを形成する単位体パネルの
全てに適用する必要はなく、貯留液に接する単位体パネ
ルに用いればよい。具体的には、パネル組立式タンクの
天井に用いる単位体パネル及び側壁の上部に用いる単位
体パネルでは、必ずしも単位体パネル保護カバーを用い
る必要がない。
【0011】本発明に用いるパッキンは、単位体パネル
の四周に設けた接合縁間に挟み込まれるものであり、パ
ネル組立式タンクからの漏水を阻止している。パッキン
は、一般的に用いられるものを適宜使用することが可能
であり、具体的には、弾性を有するゴム又は発泡ゴム等
を好適に用いることができる。ゴム又は発泡ゴムとして
は、NBR又はEPDMを好適に用いることができる。
パッキンの形状は、特に限定されるものではないが、平
板状のもの、平面部に段差を有した板状のもの等を使用
できる。パッキンの厚みは、3〜5mmのものを好適に
使用することができる。
【0012】パネル組立式タンクに保温機能を付加する
場合には、単位体パネルと単位体パネル保護カバーとの
間に断熱材を挿入する。断熱材は、断熱効果を有するも
のであれば特に限定されるものではなく、具体的には、
発泡ウレタン、発泡ポリエチレン及び発泡ポリスチレン
等の成形品を好適に用いることができる。断熱材の厚み
は、特に限定されるものではないが、10〜50mmが
好ましく、特に10〜30mmが好ましい。
【0013】
【実施例】以下図面を用いて、本発明の実施例を説明す
る。図1は、本発明の実施例を示す、パネル組立式タン
クの断面図である。本実施例に用いる単位体パネル2
は、FRP製であり、その四周にボルト締結孔12を有
した接合縁3を有している。また、単位体パネル2の接
液面13に張り付けられる単位体パネル保護カバー9
は、厚さ2mmのステンレス鋼板を切断した後に、接合
縁3へと折り曲げる折曲部14を有するものであり、接
着剤を用いて単位体パネル2へと張り付けている。
【0014】単位体パネル2同士の接続は、単位体パネ
ル2の四周に設けた接合縁3同士を対向させ、その間に
厚み3mmのパッキン4を挟み込み、ボルト5及びナッ
ト6を用いて締結する。上記パッキン4は、接合縁3、
3と接することは勿論、単位体パネル保護カバー9の折
曲部14、14にも接するようにしてあり、漏水を阻止
するようにしてある。
【0015】図2は、本発明の他の実施例を示す、保温
機能を有したパネル組立式タンクの断面図である。本実
施例にて用いる単位体パネル2は、FRP製であり、そ
の四周にボルト締結孔12を有した接合縁3を有してい
る。また、単位体パネル2の接液面13には、発泡ポリ
スチレンの成形体である厚み15mmの断熱材7を接着
剤で張り付けてあり、その断熱材7を覆うように単位体
パネル保護カバー9が取り付けられている。単位体パネ
ル保護カバー9は、厚さ2mmのステンレス鋼板を切断
した後に、接合縁3へと折り曲げる折曲部14を有する
ものであり、接着剤を用いて断熱材7及び単位体パネル
2へと張り付けられる。
【0016】単位体パネル2同士の接続は、単位体パネ
ル2の四周に設けた接合縁3を対向させ、その間にパッ
キン4を挟み込み、ボルト5及びナット6を用いて締結
する。上記パッキン4は、接合縁3、3と接することは
勿論、単位体パネル保護カバー9の折曲部14、14に
も接するようにしてあり、漏水を阻止するようにしてあ
る。
【0017】
【発明の効果】本発明は、パネル組立式タンク内に貯留
する液体に耐性を有する単位体パネル保護カバーを用い
たことにより、貯留液が単位体パネル表面を溶かすこと
がなく、貯留液自身を変質させず且つパネル組立式タン
クの強度も落ちることがない。また、保温機能をパネル
組立式タンクに付加するための断熱材は、単位体パネル
と単位体パネル保護カバーとの間に挿入するので、単位
体パネル同士を締結させるボルト等の位置を考慮する必
要がなく、素早く接着作業を行え、断熱材を単位体パネ
ルの外側に接着するよりも広範囲に接着可能で、より高
い保温性能を有することとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す、パネル組立式タンクの
断面図。
【図2】本発明の他の実施例を示す、保温機能を有した
パネル組立式タンクの断面図。
【図3】従来例を示す、パネル組立式タンクの断面図。
【図4】従来例を示す、保温機能を有したパネル組立式
タンクの断面図。
【符号の説明】
1.パネル組立式タンク 2.単位体
パネル 3.接合縁 4.パッキ
ン 5.ボルト 6.ナット 7.断熱材 8.外面化
粧カバー 9.単位体パネル保護カバー 10.架台 11.貯留液 12.ボル
ト締結孔 13.接液面 14.折曲

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四周に接合縁を有する方形状の単位体パ
    ネルからなり、異なる単位体パネルの接合縁同士がパッ
    キンを介して連接され、組み立てられるパネル組立式タ
    ンクにおいて、そのパネル組立式タンクの底板及び側壁
    を形成する単位体パネルが、単位体パネルの接液面側に
    単位体パネル保護カバーを有し、その単位体パネル保護
    カバーが、その周囲を折り曲げられ単位体パネルの接合
    縁側に接するものであるパネル組立式タンク。
  2. 【請求項2】 接合縁が、ボルトを挿入するためのボル
    ト締結孔を有し、単位体パネル保護カバーが、上記ボル
    ト締結孔を塞ぐことなく設けられている請求項1に記載
    のパネル組立式タンク。
  3. 【請求項3】 単位体パネル保護カバーが、耐食性金属
    又は合成樹脂製の防水性フィルムである請求項1又は2
    に記載のパネル組立式タンク。
  4. 【請求項4】 単位体パネルと単位体パネル保護カバー
    との間に、断熱材を挿入させた請求項1乃至3のいずれ
    かに記載のパネル組立式タンク。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100407231B1 (ko) * 2001-10-26 2003-11-28 (주)진성이엔지 패널수조 제조방법 및 패널수조
KR101245351B1 (ko) 2013-02-22 2013-03-19 주식회사 문창 폴리에틸렌 수지층이 라이닝된 물탱크 패널
KR101245350B1 (ko) 2013-02-22 2013-03-19 주식회사 문창 콘크리트 물탱크용 패널
CN105905474A (zh) * 2016-06-16 2016-08-31 江苏铭星供水设备有限公司 无横缝无焊接无拉筋不锈钢模压板水箱
CN110155488A (zh) * 2018-03-28 2019-08-23 东莞市海陆通实业有限公司 一种可带防潮的锂电池组装运输盒

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