JPH0949267A - 蓄熱槽における防水シートの接続方法 - Google Patents

蓄熱槽における防水シートの接続方法

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JPH0949267A
JPH0949267A JP7224640A JP22464095A JPH0949267A JP H0949267 A JPH0949267 A JP H0949267A JP 7224640 A JP7224640 A JP 7224640A JP 22464095 A JP22464095 A JP 22464095A JP H0949267 A JPH0949267 A JP H0949267A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waterproof sheet
sheet
polypropylene
corner member
waterproof
Prior art date
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Pending
Application number
JP7224640A
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English (en)
Inventor
Kazuma Nakazawa
一真 中沢
Michitaka Takeshita
道孝 竹下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防水シートの接続部の防水性能を高める。 【解決手段】 蓄熱槽内に取付けられる防水シート6同
士又はコーナー部に取付けられるコーナー部材3と防水
シート6との接続方法において、防水シート6を水添S
BRとポリプロピレンとのアロイから成形するととも
に、コーナー部材3をポリプロピレンから成形し、防水
シート6同士又は防水シート6とコーナー部材3との重
なり合う個所に防水シート6と同一材料又はポリプロピ
レンの溶接材料を帯状に溶接して重なり合う個所を覆
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、槽内に断熱材を
取付け、この断熱材上に防水シートを取付けた蓄熱槽の
防水シートの接続方法に関する。
【0002】
【従来の技術】蓄熱槽のコーナー部では防水シート同士
又はコーナー部材と防水シートとを水漏れが生じないよ
うに接続する必要がある。従来、鋼板を折曲加工したコ
ーナー部材を塩化ビニルで被覆したものをコーナー部に
取付け、塩化ビニル製の防水シートの端縁を被覆塩化ビ
ニルに熱融着していた。コーナー部材の取付けは、コー
ナー部材上から断熱材を貫通して蓄熱槽の躯体へ釘を打
ち込んでいた。あるいは、ポリエチレン製のコーナー部
材に対してEPDMとオレフィン系樹脂のアロイから成
る防水シートの端縁を熱融着していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の接続方法は、施
工現場で熱融着を図るので、わずかな隙間ができ易く、
防水性能が完全ではなく、このような隙間が徐々に広が
って剥離するおそれもあった。
【0004】そこで、この発明は、防水シートを隙間な
く接続でき、防水性能に優れた蓄熱槽の防水シート接続
方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、この発明は、蓄熱槽内に取付けられる防水シート同
士又はコーナー部に取付けられるコーナー部材と防水シ
ートとの接続方法において、防水シートを水添SBRと
ポリプロピレンとのアロイから成形するとともに、コー
ナー部材をポリプロピレンから成形し、防水シート同士
又は防水シートとコーナー部材との重なり合う個所に防
水シートと同一材料又はポリプロピレンの溶接材料を帯
状に溶接して重なり合う個所を覆うものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の好適な実施例
を図面を参照にして説明する。
【0007】図1は、壁面を構成する躯体1と底面を形
成する躯体1とのコーナー部分の断面を示し、壁面並び
に底面には断熱材2が取付けてある。この断熱材2上の
コーナー部にはコーナー部材3が取付けてある。コーナ
ー部材3上から固定具4を断熱材2を貫通するように躯
体1に打ち込んである。このコーナー部材3には接続用
シート5が接着してあり、この接続用シート5の端部側
が断熱材2上に取付けられる防水シート6に接続されて
いる。この接続シート5はコーナー部の防水シート6と
なる。従って、この接続シート5と防水シート6との接
続は防水シート6同士の接続と同様である。ここで、接
続シート5と防水シート6とは共に水添SBRとポリプ
ロピレンとのアロイから成形されている。これらシート
の厚みは1〜5mm程度である。断熱材2としては、合成
樹脂材料のフォーム材料が好適に使用できる。接続シー
ト5と防水シート6とが重なり合う個所に防水シート6
と同一材料又はポリプロピレンの溶接材料を帯状に溶接
して重なり合う個所を覆っている。この溶接個所を符号
7で示す。
【0008】図2は溶接部7の拡大断面図を示す。この
溶接部7の材料がポリプロピレンである場合、ポリプロ
ピレンの溶接棒をハンド押出機、商品名「ムンシュ」で
幅広帯状に溶接する。ポリプロピレンと水添SBR/ポ
リプロピレンのアロイとはきわめて接着力が高く、ピー
ルテストの結果剥離は生ぜずそれ以上の力を加えると母
材が破断した。接続シート5及び防水シート6を形成す
る水添SBR/ポリプロピレンのアロイとしては、商品
名「JSRダイナロンシリーズ」が好適に使用できた。
接続シート5と防水シート6とが重なり合う個所8は、
接着しておいても良いし、接着しなくても良い。接着す
る場合には、熱融着,超音波融着,高周波やマイクロ波
による接着等が好ましい。
【0009】図3はコーナー部材3に接続シート5を接
着せずに直接防水シート6を接続した例を示すものであ
る。このとき、コーナー部材3としてはポリプロピレン
から成形されたものを使用する。コーナー部材3と防水
シート6とが重なり合う個所8は接着しておいても良い
し、接着しなくても良い。ポリプロピレンから成るコー
ナー部材3と水添SBR/ポリプロピレンのアロイから
成る防水シート6とを熱融着すれば、きわめて強い接着
力を示した。
【0010】底面の大きさが2×3(m)の大きさで高
さ2mのテスト用水槽を構築し、壁面並びに底面には断
熱材2を取付け、コーナー部にはコーナー部材3を取付
け、このコーナー部材3には接続シート5を接着したも
のを用い、防水シート6と接続シート5との接続は熱融
着としたものを比較例1とした。同様の構造で接続シー
ト5と防水シート6との接合を熱融着した上でさらにポ
リプロピレンの溶接部7を形成したものを実施例1とし
た。実施例1において接続シート5と防水シート6との
重なり合う個所8は熱融着せずに溶接部7だけで接続し
たものを実施例2とした。さらに、コーナー部材3に接
続シート5を接着せずに直接防水シート6を溶接部7を
形成するように接続したものを実施例3とした。この実
施例3ではコーナー部材3と防水シート6とが重なり合
う個所8は接着していない。実施例3におけるこの重な
り合う個所8を熱融着したものを実施例4とした。この
ようなテスト用水槽に水を入れ70℃で6ヶ月間経過後
の接続シート接続部における状態を観察した。比較例1
では4個所で水漏れが観察された。実施例1〜4では水
漏れ個所は皆無であり、溶接剥がれも観察されなかっ
た。防水シート6の接続に要した時間は実施例3が1.
5時間、実施例2が3.1時間、比較例1が3.5時
間、実施例4が4時間、実施例1が4.2時間であっ
た。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、この発明では、防
水シートを水添SBRとポリプロピレンとのアロイから
成形するとともに、コーナー部材をポリプロピレンから
成形し、防水シート同士又は防水シートとコーナー部材
との重なり合う個所に防水シートと同一材料又はポリプ
ロピレンの溶接材料を帯状に溶接して重なり合う個所を
覆うようにしたので、防水シートの接続個所における防
水性能が完全なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の好適な実施例を示す断面図。
【図2】溶接個所の拡大断面図。
【図3】コーナー部材に直接防水シートを接続した例を
示す断面図。
【符号の説明】
5 接続シート 6 防水シート 3 コーナー部材 7 溶接部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓄熱槽内に取付けられる防水シート同士
    又はコーナー部に取付けられるコーナー部材と防水シー
    トとの接続方法において、 防水シートを水添SBRとポリプロピレンとのアロイか
    ら成形するとともに、コーナー部材をポリプロピレンか
    ら成形し、 防水シート同士又は防水シートとコーナー部材との重な
    り合う個所に防水シートと同一材料又はポリプロピレン
    の溶接材料を帯状に溶接して重なり合う個所を覆うこと
    を特徴とする蓄熱槽における防水シートの接続方法。
JP7224640A 1995-08-09 1995-08-09 蓄熱槽における防水シートの接続方法 Pending JPH0949267A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020060637A (ko) * 2002-05-11 2002-07-18 김경수 건축물 외단열마감시공용의 모서리보강재
KR100953519B1 (ko) * 2009-08-18 2010-04-21 (주)아쿠아프라텍 복합패널 물탱크의 용접방법
JP2011106172A (ja) * 2009-11-18 2011-06-02 Niikura Giken:Kk 断熱防水槽

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KR100953519B1 (ko) * 2009-08-18 2010-04-21 (주)아쿠아프라텍 복합패널 물탱크의 용접방법
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