JP2011106172A - 断熱防水槽 - Google Patents

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Abstract

【課題】施工現場での工期を短縮することができ、コストも低減することができるようにした断熱防水槽を提供する。
【解決手段】断熱防水槽1は、建築物の躯体2が画成する空間を断熱性および防水性を有する蓄熱槽とするものであり、空間を画成する躯体2の内壁面20を覆う複数枚の断熱防水板10を備えている。この複数枚の断熱防水板10は、予め発泡体からなる断熱板材11の両面に防水性部材12を覆うように取り付けて形成したものであり、内壁面20と蓄熱槽内とを隔離するように内壁面20に固定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、建築物の躯体が画成する空間を断熱性および防水性を有する蓄熱槽とした断熱防水槽に関する。
従来の断熱防水槽では、建築物の躯体表面に地下の湧水が浸透して背面水となって断熱材を剥離させたり、断熱材を侵したりする原因となるという問題点があった。このため、樹脂を繰り返し塗布して断熱壁を構成するようにしていた。また、さらに断熱効果を向上させるために発泡樹脂の成形板を使用する場合には、現場施工によって成形板に防水シートを接着剤で貼着していた。しかしながら、これらは現場での施工に工数が多くかかるという問題点があった。
このような問題点を解決するものとして、例えば特許文献1に示すようなものがある。
すなわち、躯体の表面に湧水防止と炭酸化防止のために表面処理を施し、該表面に接着剤を塗着して接着層を成し、発泡樹脂の断熱材を該接着層に重ねて断熱層を形成し、該断熱層に耐熱性の熱可塑性ポリウレタンエラストマ−を塗装機により填装して該ポリウレタンエラストマ−の表層を構成する重層構造の断熱壁を形成するようにしたものである。
また、断熱層の上に塗装をするのではなく、シートを貼り付けて断熱壁を形成するようにしたものもある。
特開平7−158175号公報
しかしながら、このような従来の技術では、いずれも施工現場での工数がまだ多く、現場での工期が長いという問題点があった。また、断熱層にシートを貼り付ける場合には、熟練工によって貼り付け作業をする必要があるので、熟練工の人数を確保しておかなければならないが、熟練工の確保が十分でないときには工期がより一層に長くなるという問題点がある。
本発明は、このような従来の技術が有する問題点に着目してなされたもので、施工現場での工期を短縮することができ、コストも低減することができるようにした断熱防水槽を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1] 建築物の躯体(2)が画成する空間を断熱性および防水性を有する蓄熱槽とした断熱防水槽(1)において、
前記空間を画成する躯体(2)の内壁面(20)を覆う複数枚の断熱防水板(10)を備え、
前記複数枚の断熱防水板(10)は、予め発泡体からなる断熱板材(11)の両面に防水性部材(12)を覆うように取り付けて形成したものであり、前記内壁面(20)と蓄熱槽内とを隔離するように前記内壁面(20)に固定したことを特徴とする断熱防水槽(1)。
[2] 建築物の躯体(2)が画成する空間を断熱性および防水性を有する蓄熱槽とした断熱防水槽(1A)において、
前記空間を画成する躯体(2)の内壁面(20)を覆う複数枚の断熱防水板(10A)を備え、
前記複数枚の断熱防水板(10A)は、予め発泡体からなる断熱板材(11)の両面のうち前記内壁面(20)側を向く背面側に防水性部材(12)を覆うように取り付けて形成したものであり、前記内壁面(20)と蓄熱槽内とを隔離するように前記内壁面(20)に固定したことを特徴とする断熱防水槽(1A)。
[3] 前記断熱防水板(10)をビスによって前記内壁面(20)に固定したことを特徴とする[1]記載の断熱防水槽(1)。
[4] 前記断熱防水板(10A)を前記内壁面(20)に塗布した接着剤で前記内壁面(20)に固着したことを特徴とする[2]記載の断熱防水槽(1A)。
[5] 前記断熱防水板(10,10A)同士が交差する入隅(30)を埋めるようにして補強する入隅補強部材(31)であって、前記断熱防水板(10,10A)の交差する面に沿う面を有する角柱状を有するものを配設し、前記入隅補強部材(31)に防水性部材(13,13A)を取り付けたことを特徴とする[1],[2],[3]または[4]に記載の断熱防水槽(1)。
前記本発明は次のように作用する。
建築物の躯体(2)が画成する空間を断熱性および防水性を有する蓄熱槽とした断熱防水槽(1,1A)は、建物において、例えば冷暖房用に循環使用する水の貯槽として使用することができる。
断熱防水槽(1,1A)は建物の躯体(2)が画成する空間を利用するが、その躯体(2)の内壁面(20)は、断熱防水板(10,10A)で覆われている。各内壁面(20)は、それぞれ複数枚の断熱防水板(10,10A)が固定されている。隣り合う断熱防水板(10,10A)の間は、樹脂パテ(P)によって封止されている。これにより、躯体(2)の内壁面(20)と蓄熱槽の内側とが完全に離隔される。
複数枚の断熱防水板(10)それぞれは、発泡体からなる断熱板材(11)の両面に防水性部材(12)を覆って形成したものであり、予め工場等で製造しておくものである。したがって、施工現場では、断熱板材(11)を適宜に裁断したり、その断熱板材(11)に防水性部材(12)を覆うように取り付けたりする等の作業工程がないので、施工現場での工期を著しく短縮することができる。また、断熱板材(11)は、躯体(2)の内壁面(20)を向く側が防水性部材(12)で覆われているので、断熱板材(11)が背面水によって材質的な影響を受けないようにすることができる。
断熱板材(11)に取り付ける防水性部材(12)は、断熱板材(11)の両面のうち躯体(2)の内壁面(20)を向く側にのみ取り付けるだけでも良い。
断熱防水板(10)を躯体(2)の内壁面(20)に固定する場合には、例えば断熱防水板の上から躯体(2)に向けてビスを打ち込んで固定する方法や躯体(2)の内壁面(20)に接着剤で固着する方法等がある。
断熱防水板(10,10A)同士が交差する入隅(30)には、この入隅(30)を埋めるようにして入隅補強部材(31)を設けてあり、これによって入隅(30)が補強されている。この入隅補強部材(31)は、断熱防水板(10,10A)の交差する面に沿う面を有する角柱状を有しているので、入隅(30)に入隅補強部材(31)の角が合わさり、もって入隅(30)を入隅補強部材(31)で埋めて補強することができる。この入隅補強部材(31)には断熱防水板(10,10A)にもかかるようにして防水性部材(13,13A)を貼着する。
このように、断熱防水槽(1,1A)は、施工現場での工数を著しく少なくすることができるものである。
本発明にかかる断熱防水槽によれば、躯体の内壁面を複数枚の断熱防水板で覆うようにし、該断熱防水板は、予め発泡体からなる断熱板材の両面または両面のうち躯体の内壁面側を向く背面側に防水性部材を貼着して形成してあるものなので、施工現場での工数が少なくなって工期を短縮することができ、それにともなってコストも低減することができる。
また、断熱防水板は、断熱板材の両面または両面のうち躯体の内壁面側を向く背面側に防水性部材を覆うように取り付けて形成してあるものなので、建築物の躯体表面に地下の湧水が浸透して背面水となって断熱板材が質的に侵されることを防止することができる。
また、断熱防水板は、管理された工場で生産されるので、従来のように現場施工のものに比べて防水性および断熱性ともに格段に優れたものとすることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る断熱防水槽を説明する説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係る断熱防水槽における入隅部分を拡大して示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る断熱防水槽の一部を示す断面図である。 (A)は、図3において、断熱防水板をビスで躯体の内壁面に固定している部分を示す断面図であり、(B)は、断熱防水板を示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る断熱防水槽を説明する説明図である。 本発明の第2の実施の形態に係る断熱防水槽における入隅部分を拡大して示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る断熱防水槽の一部を示す断面図である。 (A)は、図7において、断熱防水板を接着剤で躯体の内壁面に固定している部分を示す断面図であり、(B)は、断熱防水板を示す断面図である。
以下、図面に基づき本発明の好適な各種の実施の形態を説明する。
図1から図4は本発明の第1の実施の形態を示している。
図1は、第1の実施の形態に係る断熱防水槽を側面から見た断面図を断熱防水槽の内壁面が分かり易いように変えた説明図である。図2は、図1における断熱防水槽の入隅部分を拡大して示す断面図である。
断熱防水槽1は、建築物の地下等に設けられており、建築物のコンクリート等の躯体2が画成する空間を断熱性および防水性を有する蓄熱槽として構成したものである。断熱防水槽1は、例えば冷暖房用に循環使用する水の貯槽として使用される。
図1に例示した断熱防水槽1は、上下・前後・左右それぞれの方向に躯体2の内壁面20が向かい合った空間を利用している。内壁面20それぞれには、複数枚の断熱防水板10が内壁面20を覆うように固定されており、これによって内壁面20と断熱防水槽1の内部とが離隔されている。
複数枚の断熱防水板10は、予め工場で生産されたものであり、躯体2を覆うために適宜の寸法に形成されている。すなわち、断熱防水板10は、施工現場では躯体2の内壁面20に固定すれば良いばかりに完成しているものである。図2に示すように、断熱防水板10は、発泡体からなる断熱板材11の両面それぞれに防水性部材12を覆うように取り付けたものである。
断熱板材11は、例えばウレタン樹脂である。防水性部材12は、例えばアクリル樹脂であり、例えば2mm程度の厚さの薄板である。断熱板材11は、前記した素材に限られず、スチレン樹脂でもよい。また、防水性部材12は、前記した素材に限られず、メラミン樹脂、フェノール樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、エステル樹脂、ビニルエステル樹脂等であってもよい。
図4に示すように、隣り合う断熱防水板10の一方には、躯体2の内壁面20に面する側の防水性部材12を延伸させた延伸部120が設けられている。延伸部120は、内壁面20に断熱防水板10を敷いたときに隣の断熱防水板10と内壁面20との間に入り込んで、防水機能をより確実にするためのものである。
図2および図3に示すように、断熱防水板10同士が交差する入隅30には、入隅補強部材31の角が入隅30を埋めるように配設されている。入隅補強部材31は、断熱防水板10の交差する面に沿う面を有する角柱状を有している。本実施の形態における入隅補強部材31は、三角柱状のものとして例示してある。入隅補強部材31の上には、防水性部材13が取り付けられている。この防水性部材13は、例えばエステル樹脂より成るものであるが、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ビニルエステル樹脂であってもよい。
図2から図4までに示すように、本実施の形態に係る断熱防水槽1における断熱防水板10は、該断熱防水板10の上に置いたディスク板DにビスVを通し、このビスVを躯体2に打ちこむことによって躯体2に固定されている。このビスVによる固定方法は、地下の湧水が躯体2に浸透して背面水となる量の多い場合に、固定状態を確実に維持するために好ましい。したがって、建築物の建築場所によっては、ビスVを用いることなく、接着剤によって躯体2の内壁面20に断熱防水板10を固着しても良い。
次に作用を説明する。
断熱防水槽1の施工においては、先ず、コンクリート等の躯体2の内壁面20の目違いにケレンを施す。
次に、断熱防水板10を躯体2の内壁面20を覆うように敷く。このとき、断熱防水板10は、予め断熱板材11と防水性部材12によって製造されているものであるので、施工現場では断熱防水板10に係る工数が一切なく、ただ躯体2の内壁面20に敷いていけばよい。
次に、断熱防水板10同士が交差する入隅30に、この入隅30を埋めるようにして入隅補強部材31を設ける。図2および図3に例示した入隅補強部材31は、横断面が略直角二等辺三角形の角柱であり、略直角に交わる2つの面が断熱防水板10の略直交する面に沿うように形成されている。
したがって、入隅補強部材31が入隅30を埋めるように入隅補強部材31の角を入隅30に合わせて配設することで、入隅30を補強することができる。この入隅補強部材31も予め適宜の長さのものを作っておくことにより、施工現場での裁断工程を減らすことができる。
次は、断熱防水板10を躯体2の内壁面20に固定する工程となる。この工程では、断熱防水板10の適所に置いたディスク板DにビスVを通し、このビスVを躯体2に打ちこむ。ビスVの頭部はディスク板Dを通らないので、ビスVを躯体2に打ちこむことによって、ディスク板Dが断熱防水板10を躯体2に向けて押圧することになる。これにより、断熱防水板10はディスク板Dによって躯体2に押さえつけられるようにして固定される。このようにして固定された断熱防水板10の隣り合うもの同士の隙間は、樹脂パテPを施すことによって躯体2の内壁面20と蓄熱槽の内側とが完全に離隔されるので、より確実に防水することができる。樹脂パテPは、一方の断熱防水板10の延伸部120の縁部ともう一方の断熱防水板10の防水性部材12の縁部との間にも施す。
次に、入隅30には、交差する断熱防水板10,10と入隅補強部材31とを覆うように防水性部材13を設ける。また、ビスVを打ち込んだ箇所にもディスク板Dを含む範囲にも防水性部材13を設ける。この防水性部材13は、液状のポリエステル樹脂または、前記に例示した樹脂の液状のものを約2mm程度の厚さに塗布して硬化させればよい。
以上のように、本実施の形態に係る断熱防水槽1では、複数枚の断熱防水板10を予め工場等で製造しておけるので、施工現場では、断熱板材11を適宜に裁断したり、その断熱板材11の両面に防水性部材12をいちいち貼着したりする等の作業工程がないので、施工現場での工期を著しく短縮することができる。
また、断熱板材11には、躯体2の内壁面20に面する側が防水性部材12で覆われているので、断熱板材11が背面水によって侵されることを防止することができる。
図5から図8は本発明の第2の実施の形態を示している。
本実施の形態では、予め工場で生産しておく断熱防水板10Aと該断熱防水板10Aを躯体2の内壁面20に固定する際にビスVではなく、接着剤を使用する点等が第1の実施の形態とは異なるものである。
なお、第1の実施の形態と同種の部位には同一符号を付し重複した説明を省略する。
図5は、第2の実施の形態に係る断熱防水槽を側面から見た断面図を断熱防水槽の内壁面が分かり易いように変えた説明図である。図6は、図5における断熱防水槽の入隅部分を拡大して示す断面図である。
図6および図8の(B)に示すように、本実施の形態における複数枚の断熱防水板10Aは、発泡体からなる断熱板材11の両面のうち躯体2の内壁面20側を向く背面側を覆うように防水性部材12を貼着して形成したものである。この断熱防水板10Aは、第1の実施の形態における断熱防水板10と同様に予め工場で生産されるものであり、躯体2を覆うために適宜の寸法に形成されている。
また、隣り合う断熱防水板10Aの一方には、躯体2の内壁面20に面する側の防水性部材12を延伸させた延伸部120が設けられている。隣り合う断熱防水板10Aのもう一方の防水性部材12は、内壁面20に断熱防水板10Aを敷いたときに隣の断熱防水板10Aの延伸部120が入り込む側の縁部が延伸部120の分だけ断熱板材11の縁部から離れた位置にある。
断熱防水槽1Aの施工においても断熱防水槽1の施工におけるのと同様に、先ず、コンクリート等の躯体2の内壁面20の目違いにケレンを施す。
次の工程は、本実施の形態に特有の工程であり、接着剤Bの塊を適宜に躯体2の内壁面20に塗布する。
次に、複数枚の断熱防水板10Aを躯体2の内壁面20を覆うように敷いて押圧することにより、断熱防水板10Aを内壁面20に固着させる。
次に、入隅補強部材31を入隅30に配設する。その後、第1の実施の形態のように断熱防水板10Aの隣り合うもの同士の隙間および一方の断熱防水板10Aの延伸部120の縁部ともう一方の断熱防水板10Aの防水性部材12の縁部との間に樹脂パテPを施す。最後に断熱防水板10Aの断熱板材11および入隅補強部材31の全面に防水性部材13Aを設ける。この防水性部材13Aは、第1の実施の形態における防水性部材13と同様にして、エステル樹脂等を塗布し、固化することによって設ける。
本実施の形態の場合には、最後に第1の実施の形態にはない防水性部材13Aを断熱防水板10Aおよび入隅補強部材31の全面に設けることになるが、第1の実施の形態で行われるビスVを打ち込んで断熱防水板10を固定する工程と、入隅補強部材31およびビスVを打ち込んだ箇所にもディスク板Dを含む範囲に防水性部材13を貼着する工程がないので、工数はより少なく、従来のものに比べると著しく工数が減っており、施工現場での工期を大きく短縮することができる。
また、前記の何れの実施の形態においても建築物の躯体2が画成する空間が単純な形状でない場合であっても、予め断熱防水板10,10Aを適宜に準備しておくので施工現場の工期を短縮することができる。
本発明に係る断熱防水槽は、建築物の躯体が画成する空間が単純な形状でない場合にも施工現場の工期を短縮することができ、それにともなってコストも低減できるので、建築物の規模に限らず、広く建築物の躯体を利用することができる。
B…接着剤
D…ディスク板
P…樹脂パテ
V…ビス
1…断熱防水槽
2…躯体
10…断熱防水板
10A…断熱防水板
11…断熱板材
12…防水性部材
13…防水性部材
13A…防水性部材
20…内壁面
30…入隅
31…入隅補強部材
120…延伸部

Claims (5)

  1. 建築物の躯体が画成する空間を断熱性および防水性を有する蓄熱槽とした断熱防水槽において、
    前記空間を画成する躯体の内壁面を覆う複数枚の断熱防水板を備え、
    前記複数枚の断熱防水板は、予め発泡体からなる断熱板材の両面に防水性部材を覆うように取り付けて形成したものであり、前記内壁面と蓄熱槽内とを隔離するように前記内壁面に固定したことを特徴とする断熱防水槽。
  2. 建築物の躯体が画成する空間を断熱性および防水性を有する蓄熱槽とした断熱防水槽において、
    前記空間を画成する躯体の内壁面を覆う複数枚の断熱防水板を備え、
    前記複数枚の断熱防水板は、予め発泡体からなる断熱板材の両面のうち前記内壁面側を向く背面側に防水性部材を覆うように取り付けて形成したものであり、前記内壁面と蓄熱槽内とを隔離するように前記内壁面に固定したことを特徴とする断熱防水槽。
  3. 前記断熱防水板をビスによって前記内壁面に固定したことを特徴とする請求項1記載の断熱防水槽。
  4. 前記断熱防水板を前記内壁面に塗布した接着剤で前記内壁面に固着したことを特徴とする請求項2記載の断熱防水槽。
  5. 前記断熱防水板同士が交差する入隅を埋めるようにして補強する入隅補強部材であって、前記断熱防水板の交差する面に沿う面を有する角柱状を有するものを配設し、前記入隅補強部材に防水性部材を取り付けたことを特徴とする請求項1,2,3または4に記載の断熱防水槽。
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