JPS6243793Y2 - - Google Patents

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JPS6243793Y2
JPS6243793Y2 JP4464183U JP4464183U JPS6243793Y2 JP S6243793 Y2 JPS6243793 Y2 JP S6243793Y2 JP 4464183 U JP4464183 U JP 4464183U JP 4464183 U JP4464183 U JP 4464183U JP S6243793 Y2 JPS6243793 Y2 JP S6243793Y2
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JP
Japan
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corrugated sheet
corrugated
composite
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gap
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JP4464183U
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JPS59153114U (ja
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【考案の詳細な説明】 本考案は、波板本体と第二波板とを並設一体化
した複合波板を継合わせ配設する場合に、継合わ
せ重合部の浮き上りを防止しうると共に、波板本
体と第二波板相互の接合端部での剥離が生じない
ようにした複合波板に関する。
合成樹脂等の波板を屋根を材、壁材等として継
合わせ使用する場合、断熱性を良くするために、
裏面にたとえば断熱体を並設一体化した複合波板
が従来用いられている。このような複合波板とし
ては、たとえば第4図に一部を破断した部分斜視
図として示した如きものが知られている。まずこ
れを簡単に説明すると、11は合成樹脂等からな
る波板本体で、該本体11の山に沿うように適宜
間隔で配設された間隙保持部材13を介し、合成
樹脂等からなる第二波板に相当する断熱膜12
が、波板本体11と一定の間隙14を保つように
して並設一体化され、複合波板15が形成されて
いる。
従来、このような複合波板15をもつて屋根、
壁等を形成するにおいては、屋根、壁等の所要の
面積を覆うように配設するために、所定の大きさ
の複合波板15を、順次隣接側縁部を重合せしめ
て継合わせるようにしているが、この場合、複合
波板15は厚さがあるため、第5図にその継合わ
せ重合部の要部断面図として示す如く、母屋16
に釘17によつて固定された波板15Aの側縁部
に対し、隣接の波板15Bを継合わせ重合する
と、その重合した側縁部15Baは、波板15A
の厚みによる段差で変形して浮き上つてしまい、
間隙18が生じてしまうことになる。このこと
は、縦横方向4枚の波板15の各隅部が重合する
継合わせ部にあつては、より顕著な状態となつて
あらわれる。
従つて、このような継合わせ部の重合相互間
は、密着度を欠く結果、雨が吹き込んで漏水を生
じるとか、浮き上り部を介した風の侵入により、
強風時には浮き上つた部分が煽られて、時間の経
過と共に損傷を来たす等のほか、この部分での納
まりが悪く、外観的にも好ましいものではない等
の欠点があつた。
本考案は上述欠点に鑑み、上述と同類の複合波
板同志を相互に継合わせする場合に、重合部の段
差を小さくして浮き上り状態をなくし、密着度を
良くすると共に、複合波板を構成する波板本体と
第二波板相互の結合が端部において剥離しないよ
うにした構成からなる複合波板を提供せんとする
もので、その要旨とするところは、波板本体の裏
面側に第二波板を並設一体化した複合波板におい
て、上記波板本体と第二波板との並設相互間は一
定の間隙をもつて形成すると共に、側縁部の所定
幅を無間隙状態に接合した構成からなる複合波板
にある。
以下、図示した実施例に基き本考案をさらに詳
述するが、第1図は本考案に係る複合波板の一実
施例を裏面側から見た部分斜視図、第2図は第1
図実施例の複合波板を継合わせ重合部に適用した
場合の要部断面図、第3図は同複合波板を縦横4
枚の継合わせ重合部に適用した場合における各波
板の構成を説明的に示した説明図である。
各図において、1は透明乃至は半透明の合成樹
脂、たとえばPVC、FRPなどによつて形成され
た波板本体、2は該波板本体1に並設された第二
波板としての断熱膜で、波板本体1と同一材か、
ポリエチレン等その他の合成樹脂により形成され
ており、好ましくは100μ以下の貫通孔を設けて
おくと、通気性を有するが結露水は浸透すること
がないから、第2波板の下面に結露せず、結露水
が屋内に滴下せず好適である。波板本体1と断熱
膜2の相互間は、適宜間隔で配した波板本体1の
山に沿うような方向に延びるリブ状の間隙保持部
材3を介し、一定の間隙4を形成するようにして
接合一体化すると共に、波形の山に沿つた、たと
えば波形の一山分程度の幅の側縁部分5aは、間
隙保持部材3を介さずに、波板本体1と断熱膜2
を直接的に無間隙状態として接合一体化すること
によつて、複合波板5が構成されている。この場
合、間隙保持部材3は、予め波板本体1乃至は断
熱膜2に一体に形成しておき、間隙保持部材3の
端面をもつて両者1,2を接着して一体化する
か、予め間隙保持部材3は両者1,2とは別個に
形成しておき、所定の状態に接着接合せしめるよ
うにするか、或は図示しないが、波板本体1乃至
は断熱膜2と、間隙保持部材3の取付相互間に突
起と穴、凹部と嵌合片等を設け嵌合構成するかな
ど、適宜方法により接合一体化すればよい。
従つて、第1図の複合波板5を継合わせ部に適
用するに際しては、第2図に示す如く、隣接する
波板5′に間隙4を有する側縁部に対し、複合波
板5の無間隙状態の側縁部5aをもつて重合せし
め、該重合部分に隣なる各波形の山部で、母屋6
に対して釘7により固定する。これにより重合部
8は段差が小さく、しかも波板本体1に直接断熱
膜2が一体的に接合しているので、屈曲の自由度
が単なる間隙4を有した複合状態よりも良くなる
結果、波板同志の密着度が良好に保たれ、重合端
部の浮き上りが生じるなどの支障を来たすことが
ない。
又複合波板5の側縁部においては、波板本体1
に対して断熱膜2が間隙保持部材から連続して無
間隙部に延び、端縁迄接合して一体となつている
ので、複合波板5は側縁部において、波板本体1
と断熱膜2との相互間が剥離し、構造的に不安定
となり、風等により煽られたりして損傷を来たす
ということもなく、単独での取扱い上において
も、剥離等による支障を来たすことがない。
第3図は本考案に係る複合波板を縦横4枚の継
合わせ重合部に適用した場合を説明的に示してあ
るが、この場合の複合波板5A,5Bは、波形の
山に沿つた一方の側縁に上述実施例と同様の無間
隙接合部5Aa,5Baをそれぞれ形成していると
共に、波形の山と直交する一方の側縁部において
は、一定の幅で波板本体に対し、間隙保持部材及
び断熱膜を欠落させた切欠き部分5Ab,5Bbを
それぞれ形成したものであり、複合波板5C,5
Dは、波形の山に沿つた一方の側縁に上述実施例
と同様の無間隙接合部5Ca,5Daをそれぞれ形
成したものである。尚、第3図において、各波板
の斜線部分は間隙を有する複合部分を破線による
斜線部分は無間隙の接合部分を、又白抜き部分は
切欠き部分をそれぞれ示している。
従つて、この場合矢印Aで示す水勾配をもつ
て、各波板5A〜5Dを相互に継合わせるに際し
ては、第3図中央部に示す如く、たとえばまず波
板5Cを配設し、その左側縁部に波板5Aをその
切欠き部分5Abが重合するようにして継合わせ
配設し、次いで波板5Cの上側縁部に、波板5D
をその無間隙接合部5Daを重合するようにして
継合わせ配設し、さらに波板5Aの上側縁部及び
波板5Cの左側縁部に、波板5Bをその無間隙接
合部5Ba及び切欠き部分5Bbがそれぞれ重合す
るようにして継合わせ配設して、母屋6にそれぞ
れ固定する。
これによれば、従来このような4枚の波板の継
合わせ重合部において、複合波板をそのまま積重
ねることによつて生じる大きな浮き上りや、或は
いずれかの対角上の波板の突合せ角部を切取つ
て、いずれかの対角部分の重なりをなくし、重合
部の厚みを減らすというような施工上の煩雑さを
なくすことができ、隣接波板相互の平行した継合
わせ重合部と共に、継合わせ重合部の4枚の波板
の重なり部分Bを、施工上何ら追加工することな
く、相互の密着度を良好に保持せしめることがで
きるものである。尚、この場合、4枚の継合わせ
重合部として説明したが、第3図において、上下
方向に同様の波板を連続配設することは可能であ
り、又所望により最下方の波板は無間隙接合部を
有せず、端縁迄間隙部を有したものとしてもよ
く、左右方向にも切欠き部分を形成した波板を継
合わせ重合させれば、上述と同様の効果を奏せし
めて広い面積を容易に覆うことが可能である。
尚、本考案の複合波板は、たとえば上述無間隙
接合部を、上述態様のほか上述切欠き部分に対し
て適用してもよく、相対向する側縁に平行的に形
成したり、周縁部の三方にコ形状に形成したりし
た他の態様のものとしてもよく、波板本体、第二
波板としての断熱膜の材質も、金属、ガラス等他
の材質のものでもかまわないし、断熱膜は硬、軟
いずれのものであつてもよいほか、間隙形成のた
めの間隙保持部材の形状、太さ、本数も任意に決
められ得ると共に、間隙にグラスウール等の断熱
材を充填する等により空〓でなくとも中実状であ
つてもかまわないなど、本考案は上述実施例の構
成に限定されるものではない。
以上の如く、本考案の複合波板によれば、予め
所定の継合わせ重合部分の側縁部が無間隙状態に
第二波板を波板本体に対し直接接合した状態に形
成されているので、隣接波板相互の重合部分は、
一方の波板が浮き上るなどのことがなく、相互の
密着度が良好に保たれ、雨水が吹き込んで漏水し
たり、風がまわり込んで強風時に波板が煽られ損
傷するなどしないほか、施工時に特別の加工を施
す必要がないので、施工性が極めてよい上、仕上
り外観を良く、材料コスト的にも有利であり、さ
らに施工取扱い上或は波板単体での取扱い上にお
いても、無間隙接合の側縁部が、波板本体に第二
波板が端部迄一体に接合されているので、両者の
間隙を有した接合部分が、継合わせ部分の端部か
ら不用意に剥離したりすることもなく、無間隙接
合の側縁部も二重に構成されているので損傷し難
い等の特徴を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る複合波板の一実施例を裏
面側から見た部分斜視図、第2図は第1図実施例
の複合波板を継合わせ重合部に適用した場合の要
部断面図、第3図は同複合波板を縦横4枚の継合
わせ重合部に適用した場合における各波板の構成
を説明的に示した説明図、第4図は従来例の複合
波板の一部を破断して示した部分斜視図、第5図
は第4図の従来の波板を継合わせ重合部に適用し
た場合の要部断面図である。 1……波板本体、2……断熱膜、3……間隙保
持部材、4……間隙、5,5A〜5D……複合波
板、5a,5Aa〜5Da……無間隙接合の側縁
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 波板本体の裏面側に第二波板を並設一体化した
    複合波板において、上記波板本体と第二波板との
    並設相互間は一定の間隙をもつて形成すると共
    に、側縁部の所定幅を無間隙状態に接合した構成
    からなる複合波板。
JP4464183U 1983-03-28 1983-03-28 複合波板 Granted JPS59153114U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4464183U JPS59153114U (ja) 1983-03-28 1983-03-28 複合波板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4464183U JPS59153114U (ja) 1983-03-28 1983-03-28 複合波板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59153114U JPS59153114U (ja) 1984-10-13
JPS6243793Y2 true JPS6243793Y2 (ja) 1987-11-16

Family

ID=30175168

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4464183U Granted JPS59153114U (ja) 1983-03-28 1983-03-28 複合波板

Country Status (1)

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JP (1) JPS59153114U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016079589A (ja) * 2014-10-10 2016-05-16 タキロン株式会社 建築用板材、及び建築用板材の取り付け構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016079589A (ja) * 2014-10-10 2016-05-16 タキロン株式会社 建築用板材、及び建築用板材の取り付け構造

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Publication number Publication date
JPS59153114U (ja) 1984-10-13

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