JPH0339538Y2 - - Google Patents

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JPH0339538Y2
JPH0339538Y2 JP1984028029U JP2802984U JPH0339538Y2 JP H0339538 Y2 JPH0339538 Y2 JP H0339538Y2 JP 1984028029 U JP1984028029 U JP 1984028029U JP 2802984 U JP2802984 U JP 2802984U JP H0339538 Y2 JPH0339538 Y2 JP H0339538Y2
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【考案の詳細な説明】 この考案は建築物や大型タンクその他の主とし
て屋根部分又は外周部分に用いる外装用防水構造
に関する。
従来上記のような構造物の防水工事には、例え
ば第1図に示すように陸屋根等ではスラプ1上に
防水シート2を引く等してその上面に、表面にア
ルミホイル等の表皮3bを付し、グラスウール、
発泡材等からなる断熱材3aを本体とするパネル
状の防水材3が貼着等によつて敷設され、各防水
材3の目地は防水テープ4を貼着する等の構造が
採用され、さらにその上からシートや板金により
防水カバーを敷設するものが多かつた。
またステンレス鋼板等を用いた板金外装でも十
分な下地形成の上断熱層を設けその上から板金外
装を施す構造である。
しかしこれらの従来の施工においては防水材が
一重の場合その表皮が破損すると直ちに防水材内
部に侵水して防水機能が直ちに損われるという欠
点があり、またこれを二重以上にする場合防水材
の敷設のほかに各種の防水下地を形成しなければ
ならず、しかもこの下地は不特定位置の上記破損
箇所からの流水に耐えられるよう全面にわたつて
完全なものにしなければならない等、施工工数や
精度、材料費等の点で多くの不経済や問題点があ
つた。
この考案は上記問題点を解消せんとするもの
で、表層を金属製又は合成樹脂製の板状部材によ
り一定の剛性を有する箱状の外装ケース13で形
成した防水材11を、所定の目地間隔16を介し
て屋根又は壁部等の取付面に並べて取付け、上記
防水材11の隣接端間には、目地間隔16内に収
容される溝型断面部23aと該溝型断面部23a
の開放端に付設してその裏面を防水材11の端部
表面に固着するフランジ部23bからなる目地樋
23を取付け、さらに目地樋23上を覆う山形断
面を有する溝板材又は伸縮性を有するテープより
なる目地カバー24を前記防水材11の隣接端の
表面側に目地間隔16及び目地樋23上を覆うよ
うに取付けたことを特徴としている。
以下内部に断熱性内挿材を入れた場合の本考案
の実施例につき詳述すると、第2図に示す防水材
11は、一定の厚みを有する長方形の平板状に切
断され、断熱性及び耐熱性を有する独立発泡型の
樹脂発泡材又はグラスフアイバーその他の材料よ
りなる内挿材12を例えば板厚0.05〜0.2mm程度
のステンレス薄板等の金属板又は塩化ビニル等で
成形したボツクス状の外装ケース13内に密封内
挿し、あるいはさらに真空密封することによつて
形成されている。真空密封しない場合は内挿材1
2と外装ケースの上下面又は下面とを水溶性の接
着剤によつて接着し、表皮の浮き上りを防止する
ことが望ましい。
そしてこの防水材11は実際の施工現場での寸
法合せを容易にするために複数種の幅のものを作
ることが可能であり、その長さも屋根や屋上等の
施工寸法に合致せしめ、あるいは輸送時にトラツ
クへの積み込みに便利なように適当長さの複数種
の寸法のものを用意することができる。通常の場
合、例えば1m×2m又は90cm×180cmのように規
格化される。
第3図及び第4図は上記防水材を用いた陸屋根
での施工例を示す断面図で、スラプ14上にはそ
の端部の立上り部15の下端部に至るまで上記防
水材11が僅かな目地間隔16を設けて整列配置
されている。この目地間隔16は防水材11の熱
膨張等による伸縮変化の影響で屋根表面が変形す
るのを防止するためであり、伸縮性の少ない材料
又は条件のもとではこのような目地間隔は伸縮性
の度合と後述する目地樋23の溝型断面部23a
を収容できる範囲内において狭いものにすること
ができる。
立上り部15の上面から内側面は防水シート1
7で被覆され、該防水シート17の上端は立上り
部15の上面外側端で押え具18で押えて固定さ
れており、下端のコーナー部では端部下面がそれ
に敷設された防水材11の上面に接着し若しくは
防水コーテイングする等によつてコーナー処理が
施されている。また立上り部14の内面には防水
シート17を貫いて通気部19が設けられ、防水
シート17の内側及び目地間隔16内その他の防
水構造内の空間内の空気を流通させて除湿が行わ
れる構造になつている。
防水材11の底面の前後の右側端には第2図及
び第4図に示すように中央に長孔20を穿設した
取付板21が固着されて右側に突出しており、防
水材11のスラプ上への取付の際には、上記長孔
20より釘22を通してスラプ14に固着され、
防水材11が伸縮移動する場合も上記長孔20に
よつてできるだけ防水材11に水平荷重がかゝつ
て変形するのを防止するものである。また防水材
11内の内挿材12は取付面の凹凸に順応して変
形し得るように内部で複数個に切断され2分割さ
れたものを用いることもできる。
防水材11の目地間隔16内には、第4図に示
すように金属板又は樹脂板よりなるV字形若しく
はU字形等の溝型断面部23aの上端に水平なフ
ランジ部23bを突設してなる目地樋23が挿入
され、上記フランジ部23bは左右の防水材11
の上面端部にろう付又は接着によつて密着固着さ
れている。また上記目地樋23の上にはこれを覆
うように台形状の山形断面部24aを有する目地
カバー24が設けられ、目地カバー24の両端の
フランジ部24bは上記目地樋23の両側におい
て左右の防水材11の上面にろう付又は接着によ
つて密着固定されている。
上記構造により防水材11が伸縮し左右に変形
した場合でも、これに応じて目地樋23は溝型断
面部23aが開閉し、また上部の目地カバー24
の山形断面部24aが開閉して上記変形を吸収で
きる。したがつて目地カバー24も図示した断面
形状に限らずフランジ部24bを除いては円弧
状、角形、逆V字形等をなしていてもよく、また
伸縮性のある材料であれば目地樋23のフランジ
部23b上に直接接して接着されるテープ状のも
のでも可能である。
上記目地構造により、目地はすべて二重構造と
なり、例えば目地カバー24が破損し又はその接
着等が損われてもその下部の目地樋23があるの
で直ちに漏水する等の不都合はさけられる。
第5図、第6図はいずれも上記目地の交叉部分
における二重防水構造の1例を示す分解斜視図
で、先ず2方向の目地樋23のそれぞれの防水性
を保持したまゝ交叉させるために、先ず一方(通
常は縦方向のもの)の目地樋23には他方向の目
地間隔16の幅に応じた切欠き23cを両側のフ
ランジ部23bに各設ける。この目地樋23に対
して他方の横方向の目地樋23は両側から直角方
向に突合せるように設けるが、この場合その突合
せ端のV字形断面部23aの端部が目地間隔16
内に開放されて雨水等が流入するのを防止すべく
次に述べるような構造にしている。
即ち、V字形断面部23aの端部にはその中央
から左右にV字形をなすように内部に折込まれる
折込みひだ23dを縦方向に設けるとともに、そ
の上端には三角形の連接ひだ23eを各設け、さ
らに該連接ひだ23eと折込みひだ23dの上端
には二等辺三角形よりなる連接カバー23fを設
け、該連接カバー23fの先端には、溝型断面部
23a内に折曲げられる内面カバー23gが連接
されている。これらの組立時には横方向の目地樋
23のV字形断面部23aの端部を他方の目地樋
23の切欠き23c内に収容して突合せ、その突
合せ部において連接ひだ23eの下面を他方の目
地樋23のフランジ部23b上面に接着又はろう
付するとともに、内面カバー23gの下面を溝型
断面部23aの内面にろう付又は接着する。
そして十字形に組合された上記目地樋23のV
字形断面部は目地の交叉部に収容され且つ各フラ
ンジ部23bは既に述べたようにそれぞれの下に
ある防水材11の端部上面に接着又はろう付固定
され、さらに目地カバー24は第5図想像線で示
すように一方を目地に沿つてその交叉部上に被
せ、他方の目地カバー24は左右においてそれぞ
れの端部を上記目地カバーの側面形状に沿つて切
断したものを突合わせて接着、コーキング又はろ
う付等により密閉固着している。
第7図は目地の交叉部処理に用いる他の方法に
用いる目地ジヨイント23′を示し、この場合目
地樋23と同形の断面をなし且つフランジ部2
3′b及び溝型断面部23aがそれぞれ直交した
形状をなし、これを金属板又は樹脂等によつて成
形して目地の交叉部に収容して各防水材11の端
部まで延びているそれぞれの目地樋端部と重ね合
せて接着又はろう付等により固着するものであ
る。この場合の目地カバー24は第5図と同構造
で良い。
上記実施例においては、内挿材12に一定の剛
性を有するものを選べば、外装ケース13の材料
はそれだけ軟質のものを使用することができる。
即ち、屋根等に用いる本考案の外装材は作業者が
修理やその他の屋上作業等のために少くともその
重量を支える強さが必要なために強靱さが求めら
れる。
なお、上記実施例では外装ケース内に内挿材を
充填したもののみについて説明したが、上述のよ
うに作業者の足場になる得る強さを保てば、内部
に断熱材等を封入しないで内部空間のみにするこ
とも可能であり、この場合でも屋根下地と屋根表
面の間に多数の独立した空間が形成されることに
なり、断熱効果は期待でき、内部を真空にした場
合はその効果は一層優れたものになる。
この考案は以上の如く構成され、防水材自体が
独立した密封容器となつているので、外装ケース
の上部表面が破損しても雨水は直接に下地には至
らず、その防水材の外装ケース内に貯留されるに
とゞまり、仮に個々の防水材表皮が破損しても他
の防水材や下地への漏水の影響は生じないという
利点を生じる。
さらに屋根上への敷設に際しても従来のように
接着材で接着したり、多数の釘で打ち付けたり、
あるいは防水材上からの押えを施したりする必要
もなく、第2図に示すような少数の取付板21を
簡単に打付けあるいは締着するだけでよく、取外
しを伴う防水材の交換も容易である等、施工工数
の低減が図れるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の屋根の断熱防水構造例を示す一
部断面斜視図、第2図は本考案の防水材の1例を
示す一部断面斜視図、第3図、第4図は同じくそ
の敷設構造の1例を示す断面図及び拡大断面図、
第5図〜第7図は同じく目地の交叉部の施工例を
示す拡大斜視図である。 11:防水材、12:内挿材、13:外装ケー
ス、14:スラプ、15:立上り部、16:目地
間隔、17:防水シート、18:押え具、19:
通気部、20:長孔、21:取付板、22:釘、
23:目地樋、23a:溝型断面部、23b:フ
ランジ部、24:目地カバー、23c:切欠部、
23d:折込みひだ、23e:連接ひだ、23
f:連接カバー、23g:内面カバー、24a:
山形断面図、24b:フランジ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 表裏を金属製又は合成樹脂製の板状部材により
    一定の剛性を有する箱状の外装ケース13で形成
    した防水材11を、所定の目地間隔16を介して
    屋根又は壁部等の取付面に並べて取付け、上記防
    水材11の隣接端間には、目地間隔16内に収容
    される溝型断面部23aと該溝型断面部23aの
    開放端に付設してその裏面を防水材11の端部表
    面に固着するフランジ部23bからなる目地樋2
    3を取付け、さらに目地樋23上を覆う山形断面
    を有する溝板材又は伸縮性を有するテープよりな
    る目地カバー24を前記防水材11の隣接端の表
    面側に目地間隔16及び目地樋23上を覆うよう
    に取付けてなる外装用防水構造。
JP2802984U 1984-02-27 1984-02-27 外装用防水構造 Granted JPS60138930U (ja)

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