JP2573128Y2 - 屋根パネルとその棟仕舞い構造 - Google Patents

屋根パネルとその棟仕舞い構造

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JP2573128Y2
JP2573128Y2 JP1992015286U JP1528692U JP2573128Y2 JP 2573128 Y2 JP2573128 Y2 JP 2573128Y2 JP 1992015286 U JP1992015286 U JP 1992015286U JP 1528692 U JP1528692 U JP 1528692U JP 2573128 Y2 JP2573128 Y2 JP 2573128Y2
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Matsushita Electric Works Ltd
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、パネル基体1上にルー
フィング3を敷設し、更にルーフィング3上に複数の屋
根材4を敷設して形成される屋根パネルとその棟仕舞い
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図7に示す如く、家屋の屋根は、
屋根下地(イ)上に屋根材(ロ)を並設固定して施工さ
れていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術においては、屋根材(ロ)を一枚ずつ並べて固
定しなければならず、施工が面倒なものであった。
【0004】そこで、図8に示す如く、パネル基体
(ハ)上にパネル基体(ハ)の上面と略同寸法のルーフ
ィング(ニ)を敷設し、ルーフィング(ニ)上に複数の
屋根材(ロ)を敷設して屋根パネル(ホ)を形成し、該
屋根パネル(ホ)を屋根上に施工することが考えられ
た。この場合には、複数の屋根材(ロ)をまとめて屋根
パネル(ホ)として簡単に屋根上に施工することができ
るものである。
【0005】又、この場合、棟木(ヘ)上で屋根パネル
(ホ)の棟側端部同士を突き合わせ、両屋根パネル
(ホ)の棟側端部上に跨がるように防水シート(ト)を
載架敷設してなる屋根パネルの棟仕舞い構造が採用され
ており、該屋根パネルの棟仕舞い構造によって、棟部の
防水がなされるものである。
【0006】しかしながら、該屋根パネルの棟仕舞い構
造においては、屋根パネル(ホ)が屋根上に設置された
後に別途防水シート(ト)が載架敷設されるものであ
り、施工が面倒なものである。
【0007】本考案は、上記従来の技術における問題を
解決するために考案されたものであり、すなわちその課
題は、複数の屋根材をまとめて屋根パネルとして簡単に
屋根上に設置施工することができ、しかも、屋根パネル
の棟部突き合わせ部分に別途防水シート等を設けること
なく防水施工することができる屋根パネルとその棟仕舞
い構造を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案の屋根パネルとそ
の棟仕舞い構造においては、平面視略矩形形状のパネル
基体1と、該パネル基体1上に敷設され且つ棟側に突出
する重ね部2を形成してなるルーフィング3と、該ルー
フィング3上にその側端部に沿って被着される軒棟方向
に長い帯状の目地用接続シート12と、同ルーフィング3
上に敷設される複数の屋根材4とを備えてなり、パネル
基体1上の略全面にわたるルーフィング3の上端部を同
パネル基体1の棟側端縁より棟側へ一体に延設して重ね
部2を形成し、屋根材4及び目地用接続シート12の上端
縁を同パネル基体1の棟側端縁より軒側へ引退させて、
同パネル基体1の棟側端部上に位置するルーフィング3
の上端部にその上の屋根材4及び目地用接続シート12が
欠如された被重ね部14を形成して屋根パネル5となし、
又、該屋根パネル5を屋根上に複数設置して棟木6上で
パネル基体1の棟側端縁同士を突き合わせ、一方の重ね
部2をパネル基体1の端縁に沿って切断し、他方の重ね
部2を一方の棟側端部の被重ね部14上に重ね合わせてな
り、この構成によって上記課題が解決されたものであ
る。
【0009】
【作用】本考案の屋根パネルとその棟仕舞い構造におい
ては、平面視略矩形形状のパネル基体1と、該パネル基
体1上に敷設され且つ棟側に突出する重ね部2を形成し
てなるルーフィング3と、該ルーフィング3上にその側
端部に沿って被着される軒棟方向に長い帯状の目地用接
続シート12と、同ルーフィング3上に敷設される複数の
屋根材4とを備えてなる屋根パネル5を形成してなるた
め、複数の屋根材4をまとめて同屋根パネル5として簡
単に屋根上に設置施工することができるものである。
又、前記屋根パネル5を屋根上に複数設置して棟木6上
でパネル基体1の棟側端縁同士を突き合わせ、一方の重
ね部2をパネル基体1の端縁に沿って切断し、他方の重
ね部2を一方の棟側端部の被重ね部14上に重ね合わせて
なるものであり、屋根パネル5の棟部突き合わせ部分は
ルーフィング3の重ね部2により覆われるため、別途防
水シート等を設けることなく防水性を確保することがで
きるものである。すなわち、本考案においては、パネル
基体1上の略全面にわたるルーフィング3の上端部が同
パネル基体1の棟側端縁より棟側へ一体に延設されて重
ね部2が形成されるため、該重ね部2はずれ難く、パネ
ル基体1の棟側端部上に別途防水シート等を設けること
なく棟部分の防水性を簡単に確保することができるもの
であり、しかも、この場合、屋根材4及び目地用接続シ
ート12の上端縁が同パネル基体1の棟側端縁より軒側へ
引退されて、同パネル基体1の棟側端部上に位置するル
ーフィング3の上端部にその上の屋根材4及び目地用接
続シート12が欠如された被重ね部14が形成されるため、
屋根材4及び目地用接続シート12のない部分で支障な
く、パネル基体1上のルーフィング3の上端部の被重ね
部14上に確実に重ね部2が重ね合わされるものである。
【0010】
【実施例】以下、本考案を、図面に示した実施例に基づ
いて詳細に説明する。
【0011】図1、図2、図3、図4、図5の屋根パネ
ルとその棟仕舞い構造は、本考案の一実施例で、平面視
略矩形形状のパネル基体1と、該パネル基体1上に敷設
され且つ棟側に突出する重ね部2を形成してなるルーフ
ィング3と、該ルーフィング3上にその側端部に沿って
被着される軒棟方向に長い帯状の目地用接続シート12
と、同ルーフィング3上に敷設される複数の屋根材4と
を備えてなり、パネル基体1上の略全面にわたるルーフ
ィング3の上端部を同パネル基体1の棟側端縁より棟側
へ一体に延設して重ね部2を形成し、屋根材4及び目地
用接続シート12の上端縁を同パネル基体1の棟側端縁よ
り軒側へ引退させて、同パネル基体1の棟側端部上に位
置するルーフィング3の上端部にその上の屋根材4及び
目地用接続シート12が欠如された被重ね部14を形成して
屋根パネル5となし、又、該屋根パネル5を屋根上に複
数設置して棟木6上でパネル基体1の棟側端縁同士を突
き合わせ、一方の重ね部2をパネル基体1の端縁に沿っ
て切断し、他方の重ね部2を一方の棟側端部の被重ね部
14上に重ね合わせてなるものである。
【0012】パネル基体1は、木製の平面視略矩形形状
のパネル材の下面に三本の桟材7を並設固定して形成さ
れており、該パネル基体1の前端部分には、桟材7の前
端面に固着される前板8が設けられている。又、該パネ
ル基体1の上面にはルーフィング3が棟側に突出して敷
設貼着されており、該ルーフィング3の上端部には重ね
部2が形成されている。更に、該ルーフィング3上には
複数の屋根材4が敷設固定されている。該屋根材4はセ
メント系の横長形状の無機質瓦で、パネル基体1上に上
下方向に五枚並設固定されている。
【0013】屋根パネル5は、棟木6上で棟側端縁同士
を突き合わせ、棟木6と軒桁9との間に架設固定される
ものであり、該屋根パネル5を側方へ数個並設固定する
だけで、屋根の両傾斜面が簡単に施工形成されるもので
ある。又、屋根材4は側方へずらせて敷設固定されてい
て、パネル基体1の一方の側端に突出部10、同他方の
側端に凹段部11が形成されており、突出部10が凹段
部11に係合されることによって、屋根パネル5は側方
へと相互に接合されて屋根上に並設固定されている。
又、その際、凹段部11には、ルーフィング3上に接着
され屋根材4との間に介在固定された目地用接続シート
12が被着されており、該目地用接続シート12の上面
には、複数条の水切り凸条13が突設されていて、該水
切り凸条13が突出部10の屋根材4の裏面に密着する
ことによって、屋根パネル5の接合部分での防水性が確
保されるものである。更に、屋根材4は下方へずらせて
敷設固定されていて、パネル基体1の棟側端部に被重ね
部14が形成されており、重ね部2が被重ね部14に敷
設貼着されることによって、屋根パネル5の棟側端縁の
接合部分での防水性が確保されるものである。又、その
際、棟木6上で棟側端縁同士を突き合わされる屋根パネ
ル5の一方の重ね部2をパネル基体1の端縁に沿って切
断し、他方の重ね部2を一方の被重ね部14上に重ね合
わせてなるものである。
【0014】したがって、該屋根パネルとその棟仕舞い
構造においては、パネル基体1上に複数の屋根材4が敷
設されて屋根パネル5が形成されるため、複数の屋根材
4をまとめて同屋根パネル5として簡単に屋根上に設置
施工することができるものである。又、屋根パネル5の
棟部突き合わせ部分はルーフィング3の上端部に形成さ
れている重ね部2により覆われるため、別途防水シート
等を設けることなく防水性を確保することができ、しか
も、防水シートに比してずれ難いものである。すなわ
ち、この場合、パネル基体1上の略全面にわたるルーフ
ィング3の上端部が同パネル基体1の棟側端縁より棟側
へ一体に延設されて重ね部2が形成されるため、該重ね
部2はずれ難く、パネル基体1の棟側端部上に別途防水
シート等を設けることなく棟部分の防水性を簡単に確保
することができるものであり、しかも、この場合、屋根
材4及び目地用接続シート12の上端縁が同パネル基体1
の棟側端縁より軒側へ引退されて、同パネル基体1の棟
側端部上に位置するルーフィング3の上端部にその上の
屋根材4及び目地用接続シート12が欠如された被重ね部
14が形成されるため、屋根材4及び目地用接続シート12
のない部分で支障なく、パネル基体1上のルーフィング
3の上端部の被重ね部14上に確実に重ね部2が重ね合わ
されるものである。
【0015】なお、屋根パネル5は、図6に示すよう
に、棟木6上で棟側端縁同士を突き合わせやすくするた
めに、パネル基体1の棟側端部を傾斜させて形成してあ
ってもよいものである。
【0016】
【考案の効果】上述の如く、本考案の屋根パネルとその
棟仕舞い構造においては、複数の屋根材4をまとめて屋
根パネル5として簡単に屋根上に設置施工することがで
、別途防水シート等を設けることなく防水性を確保す
ることができるものである。すなわち、重ね部2がずれ
難くパネル基体1の棟側端部上に別途防水シート等を設
けることなく棟部分の防水性を簡単に確保することがで
き、この場合、屋根材4及び目地用接続シート12のない
部分で支障なく、パネル基体1上のルーフィング3の上
端部の被重ね部14上に確実に重ね部2が重ね合わされる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である屋根パネルを示す斜視
図である。
【図2】同屋根パネルの棟仕舞い構造の施工状態を示す
断面図である。
【図3】同屋根パネルの棟仕舞い構造の施工状態を示す
断面図である。
【図4】同屋根パネルの施工状態を示す斜視図である。
【図5】図4におけるX−X断面図である。
【図6】同屋根パネルの棟仕舞い構造の施工状態を示す
断面図である。
【図7】本考案の従来例の施工状態を示す斜視図であ
る。
【図8】本考案に至る前の屋根パネルの棟仕舞い構造を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 パネル基体 2 重ね部 3 ルーフィング 4 屋根材 5 屋根パネル 6 棟木

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面視略矩形形状のパネル基体1と、該
    パネル基体1上に敷設され且つ棟側に突出する重ね部2
    を形成してなるルーフィング3と、該ルーフィング3上
    その側端部に沿って被着される軒棟方向に長い帯状の
    目地用接続シート12と、同ルーフィング3上に敷設され
    る複数の屋根材4とを備えてなり、パネル基体1上の略
    全面にわたるルーフィング3の上端部を同パネル基体1
    の棟側端縁より棟側へ一体に延設して重ね部2を形成
    し、屋根材4及び目地用接続シート12の上端縁を同パネ
    ル基体1の棟側端縁より軒側へ引退させて、同パネル基
    体1の棟側端部上に位置するルーフィング3の上端部に
    その上の屋根材4及び目地用接続シート12が欠如された
    被重ね部14を形成してなる屋根パネル。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の屋根パネル5を屋根上に
    複数設置して棟木6上でパネル基体1の棟側端縁同士を
    突き合わせ、一方の重ね部2をパネル基体1の端縁に沿
    って切断し、他方の重ね部2を一方の棟側端部の被重ね
    部14上に重ね合わせてなる屋根パネルの棟仕舞い構造。
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JP2517800B2 (ja) * 1991-03-27 1996-07-24 ミサワホーム株式会社 屋根パネル

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