JPH0714522Y2 - シート要素 - Google Patents

シート要素

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JPH0714522Y2
JPH0714522Y2 JP18506687U JP18506687U JPH0714522Y2 JP H0714522 Y2 JPH0714522 Y2 JP H0714522Y2 JP 18506687 U JP18506687 U JP 18506687U JP 18506687 U JP18506687 U JP 18506687U JP H0714522 Y2 JPH0714522 Y2 JP H0714522Y2
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JP
Japan
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plate
composite plate
joint
backing material
adhesive
Prior art date
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Application number
JP18506687U
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JPH0189520U (ja
Inventor
直樹 山岸
征男 駒村
茂道 山岸
Original Assignee
ヤマキ工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は建築要素の分野に属し、外装材や屋根材等に
利用される。
(従来の技術) 従来の接着による複合板の大面積のパネルの製作におい
て、シーム溶接やスポット溶接で接合しようとすれば接
着剤が燃焼したり、抵抗溶接の場合は接着剤が絶縁物と
なつたりして接合が不可能であつた。また、複合板の表
面材が溶接可能材であつたり溶融点が低かつたりした場
合には裏面材が溶接可能材としても溶接による接合は難
しかつた。
(考案が解決しようとする問題点) この考案は矩形状複合板の四周をはぜ折り接合すると共
に裏面材相互間を溶接し、短手方向をはぜ潰しし、長手
方向のはぜ折り接合部を被覆シールする複合板とジョイ
ントキャップから成るシート要素を提供するものであ
る。
(問題点を解決するための手段) この考案のシート要素は溶接性の良い裏面材と難溶接性
の表面材との接着接合から成る矩形状複合板において、
左右側縁と上辺において裏面材を表面材より所要に突出
し、下辺には全幅にわたつて所要面積の裏面材と表面材
の無接着領域を配設し、裏面材の左右下隅と左上隅に所
要の切り欠き部を欠設して成る複合板aと溶接性のある
裏面材と難溶接性の表面材との接着接合から成る帯状複
合板を山形に成形し、左右の両端をそれぞれ裏面に所要
に折曲して成るジョイントキャップbとから成る。
(作用) 上記構成によれば、複合板の左右の裏面材突出部相互と
上辺の裏面材の突出部と下辺の無接着領域の裏面材相互
がはぜ折り接合部でそれぞれ溶接され、短手方向ではは
ぜ潰しされ、長手方向ではジョイントキャップにより接
合部が被覆されて水密性が保持される。
(実施例) この考案を実施例により具体的に説明すると、第1図に
示すように溶接性の良い裏面材(ステンレス板、鋼板
等)であるステンレス板1と難溶接性の表面材(鉛板、
亜鉛板、プラスチツクフイルム等)である鉛板2とから
成る複合板aはステンレス板1の端縁と鉛板2の端縁の
基準ズレ寸法を1単位(以下、10mmを1単位とする。)
として、長手方向左辺においてステンレス板1を鉛板2
より2単位突出させ、同右辺ではステンレス板1を鉛板
2より1単位突出させ、短手方向上辺ではステンレス板
1を鉛板2より1単位突出させ、同下辺ではステンレス
板1と鉛板2との端縁を一致させると共に2単位の奥行
きで全短手幅にわたる範囲を無接着領域3とし、左上隅
ではステンレス板1のみを左辺より1単位、上辺より2
単位の寸法で切除した切り欠き部4を設け、左下隅では
左辺より3単位、下辺より1単位の寸法でステンレス板
1のみを切除した切り欠き部5を設け、右下隅では右辺
より2単位、下辺より1単位の寸法でステンレス板1の
みを切除した切り欠き部6を設け、無接着領域3を除い
てステンレス板1と鉛板2は強固に接着されている。一
方、ジヨイントキヤツプbも前記ステンレス板1と鉛板
2から成る複合板で、第2図に示すように山形状の左右
の斜辺7の下端をそれぞれ左方縁は長く、右方縁は短く
裏面に折曲した長尺成形材から成つている。
このようにして成る複合板aは第3図に示すようにロー
ル成形機により長手方向において、左辺で3単位幅を90
°曲げ上げて立ちあがり縁8とするが、同縁8を3単位
のうちで先端縁より1単位幅を約60°外側に折曲してひ
さし縁9とし、右辺では2単位幅を90°に曲げ上げて立
ちあがり縁10とし、次いで第1図の仮想線で示すように
左辺、右辺においてそれぞれの上下端より10単位ぐらい
とつた上下の地点相互間の前記長手方向の曲げ処理した
縁を平面に戻す。次に板金作業により短手方向において
第4図に示すように下辺より2単位幅を90°曲げ上げて
立ちあがり縁11とし(鉛板2は無接着領域3のために遊
離している。)、上辺より1単位幅を90°曲げ上げて立
ちあがり縁12として成形された部材として複合板aは準
備される。
このように成形された複合板a相互はまず第5図に示す
ように短手方向においては、一方の複合板aの短手方向
上辺の立ちあがり縁12と他方の複合板aの下辺の立ちあ
がり縁11が短手方向において並び合わされ、下辺端より
2単位幅ある無接着領域3の鉛板2をステンレス板1よ
り仮分離し、接合部をシーム溶接し、その後無接着領域
3に接着剤をつけるか、予め同領域3に貼着された離形
紙付き接着テープの接着剤により鉛板2とステンレス板
1とを接着する。次に下辺の立ちあがり縁11の先端縁を
1単位幅で第6図に示すように第1段目のはぜ折りを
し、次いで第7図に示すようにはぜ潰し処理をする。
このように短手方向がはぜ折り接合され、長手方向にお
いては左辺、右辺が前記したようにそれぞれ曲げ加工さ
れた長尺の複合板aは、第8図に示すように一方の複合
板aの右辺の立ちあがり縁10に他方の複合板aの左辺の
立ちあがり縁8を並び合わせて縦長に配列し、ステンレ
ス板1相互をシーム溶接して両者を接合し、この状態の
ひさし縁9に第9図に示すように別途工程で準備された
ジヨイントキヤツプbをその頂部に被冠し、左右の斜辺
7を曲げ下げて第10図に示すようにはぜ折り接合部を被
覆して水密性を確保する。ジヨイントキヤツプbのはぜ
折り接合部に対する被覆の態様は第11図、第12図に示す
ほか第13図に示すように複合板aの長手方向の左右の立
ちあがり縁の形状によつて第14図から第17図に示すよう
なものが種々選択成形される。なお、切り欠き部4、
5、6は、上下辺相互のはぜ折り後に左右辺相互を折り
曲げ接合する際、上下辺端部に上記切り欠きがないと同
端部の折り曲げが厚くなり折り曲げ困難となるので、左
右辺の折り曲げ単位を切り欠いておいたものである。
このようにして複合板aは短手方向ははぜ折り接合され
長手方向においてはジョイントキャップbを伴って起立
状にはぜ折り接合され、相互に縦横に接合されて長尺か
つ大面積の屋根や外壁を被覆する。
(考案の効果) 溶接性の良い材料が大面積の接合強度を保証し、難溶接
性の材料が耐候性を保証して被覆材料の適性、かつ、有
効なる使用を提供すると共にはぜ折り接合とジョイント
キャップを被冠した起立状のはぜ折り接合により外観を
美しく水密性を確保する効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は複合板aの平面図、第2図はジヨイントキヤツ
プbの斜視図、第3図は複合板aの長手方向の左辺、右
辺を折曲加工し両辺の中間を省略した斜視図、第4図は
複合板aの短手方向の上辺、下辺を折曲加工し両辺の中
間を省略した縦断面図、第5図から第7図までは複合板
aの短手方向相互のはぜ折り接合の工程図、第8図は複
合板aの長手方向相互のはぜ折り接合を示す断面図、第
9図は第8図の長手方向のはぜ折り接合部にジヨイント
キヤツプbを係載した断面図、第10図は第9図のジヨイ
ントキヤツプbにより被覆した断面図、第11図、第12図
はジヨイントキヤツプbの他の被覆態様を示す断面図、
第13図は長手方向の立ちあがり縁の他の態様を示す断面
図、第14図から第17図までは第13図の立ちあがり縁相互
を被覆するジヨイントキヤツプbの他の態様を示す断面
図。 図中、1はステンレス板、2は鉛板、3は無接着領域、
4、5、6は切り欠き部、7は斜辺、8、10、11、12は
立ちあがり縁、9はひさし縁。 aは複合板、bはジヨイントキヤツプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶接性のよい裏面材と難溶接性の表面材と
    の接着接合から成る矩形状複合板において、左右側縁と
    上辺において、裏面材を表面材より所要に突出し、下辺
    には全幅にわたって所要面積の無接着領域を配設し、裏
    面材の左右下隅と左上隅に所要の切り欠き部を欠設して
    成る複合版aと、溶接性のよい裏面材と難溶接性の表面
    材との接着接合から成る帯状複合板を山形に成形し、左
    右の両端をそれぞれ裏面に所要に折曲して成るジョイン
    トキャップbとから成るシート要素。
JP18506687U 1987-12-03 1987-12-03 シート要素 Expired - Lifetime JPH0714522Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18506687U JPH0714522Y2 (ja) 1987-12-03 1987-12-03 シート要素

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18506687U JPH0714522Y2 (ja) 1987-12-03 1987-12-03 シート要素

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0189520U JPH0189520U (ja) 1989-06-13
JPH0714522Y2 true JPH0714522Y2 (ja) 1995-04-10

Family

ID=31476395

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JP18506687U Expired - Lifetime JPH0714522Y2 (ja) 1987-12-03 1987-12-03 シート要素

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JP (1) JPH0714522Y2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017121231A (ja) * 2016-08-10 2017-07-13 株式会社マイティー 防草構造体
JP2017121212A (ja) * 2016-01-08 2017-07-13 株式会社マイティー 防草構造体の製造方法
JP2019027006A (ja) * 2017-07-25 2019-02-21 元旦ビューティ工業株式会社 外装構造の施工方法、及び軒先構造

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017121212A (ja) * 2016-01-08 2017-07-13 株式会社マイティー 防草構造体の製造方法
JP2017121231A (ja) * 2016-08-10 2017-07-13 株式会社マイティー 防草構造体
JP2019027006A (ja) * 2017-07-25 2019-02-21 元旦ビューティ工業株式会社 外装構造の施工方法、及び軒先構造

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JPH0189520U (ja) 1989-06-13

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