JPH0541868Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0541868Y2 JPH0541868Y2 JP17485985U JP17485985U JPH0541868Y2 JP H0541868 Y2 JPH0541868 Y2 JP H0541868Y2 JP 17485985 U JP17485985 U JP 17485985U JP 17485985 U JP17485985 U JP 17485985U JP H0541868 Y2 JPH0541868 Y2 JP H0541868Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- welding
- resin molded
- molded product
- molded products
- welded
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
- 238000003466 welding Methods 0.000 claims description 30
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 12
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 12
- 229920005992 thermoplastic resin Polymers 0.000 claims description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 2
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 2
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
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- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は熱可塑性樹脂成形品を接合する技術に
関し、特に、超音波溶着によるその継ぎ構造に関
する。
関し、特に、超音波溶着によるその継ぎ構造に関
する。
[従来の技術]
2つ以上の熱可塑性樹脂成形品を組立てする場
合、ネジによる締結、スナツプフイツト、接着、
溶着等が用いられるが、生産性、コストの点では
超音波溶着、回転溶着等に代表される溶着接合が
有利である。
合、ネジによる締結、スナツプフイツト、接着、
溶着等が用いられるが、生産性、コストの点では
超音波溶着、回転溶着等に代表される溶着接合が
有利である。
超音波溶着では通常第2図AおよびBに示すよ
うな溶着継手形状が用いられ、第2図Aでは円筒
形状の上側樹脂成形品1の先端部を鋭角に構成
し、これを円筒形状の下側樹脂成形品2の上部フ
ラツト面に、また、第2図Bでは円筒形状の上側
樹脂成形品3の溶着面に傾斜をもたせ、これを円
筒形状の下側樹脂成形品4の上部周端部に当接し
て、それぞれ矢印の方向に加圧しながら溶着面の
みの温度上昇により溶融固化させる形態がとられ
ている。
うな溶着継手形状が用いられ、第2図Aでは円筒
形状の上側樹脂成形品1の先端部を鋭角に構成
し、これを円筒形状の下側樹脂成形品2の上部フ
ラツト面に、また、第2図Bでは円筒形状の上側
樹脂成形品3の溶着面に傾斜をもたせ、これを円
筒形状の下側樹脂成形品4の上部周端部に当接し
て、それぞれ矢印の方向に加圧しながら溶着面の
みの温度上昇により溶融固化させる形態がとられ
ている。
かかる溶着に際し、溶着強度を増すためには、
溶着効率が変わらないとすれば、単純に溶着する
面積を増加すればよいが、超音波溶着ではエネル
ギー集中率が低下して効率が悪化し、また、超音
波の振動方向が加圧方向と同一なため、この方向
に直交する面で溶着させようとすると溶着面に気
泡が発生しやすく強度が低下する。
溶着効率が変わらないとすれば、単純に溶着する
面積を増加すればよいが、超音波溶着ではエネル
ギー集中率が低下して効率が悪化し、また、超音
波の振動方向が加圧方向と同一なため、この方向
に直交する面で溶着させようとすると溶着面に気
泡が発生しやすく強度が低下する。
そのため、一般には高い溶着強度を得るために
は第3図Aに示すような溶着継手形状を用いて溶
着面積を大きくとるようにする。すなわち、円筒
形状の上側樹脂成形品5の下部周端部と、下側樹
脂成形品6の上部に傾斜面を設け、これらを当接
する。しかし、超音波振動のために溶着樹脂が飛
散して成形品5と成形品6との接触部7が減耗
し、更に押込みが進行しても成形品5と成形品6
との間の溶け代を保持し得ず、よつて成形品5と
成形品6との接触が先端付近では行なわれなくな
り、溶着が完了した時点では完全に溶着している
のは、8a部のみで先端付近8b部はほとんど溶
着強度を有しない結果となる[第3図Bおよび
C]。
は第3図Aに示すような溶着継手形状を用いて溶
着面積を大きくとるようにする。すなわち、円筒
形状の上側樹脂成形品5の下部周端部と、下側樹
脂成形品6の上部に傾斜面を設け、これらを当接
する。しかし、超音波振動のために溶着樹脂が飛
散して成形品5と成形品6との接触部7が減耗
し、更に押込みが進行しても成形品5と成形品6
との間の溶け代を保持し得ず、よつて成形品5と
成形品6との接触が先端付近では行なわれなくな
り、溶着が完了した時点では完全に溶着している
のは、8a部のみで先端付近8b部はほとんど溶
着強度を有しない結果となる[第3図Bおよび
C]。
[考案が解決しようとする問題点]
本考案では上記のような欠点をなくすため溶融
して減耗しても常に一定の溶着代を保ちつつ溶融
が進行し、先端部まで十分な溶着強度を有するこ
とができることを目的とする。
して減耗しても常に一定の溶着代を保ちつつ溶融
が進行し、先端部まで十分な溶着強度を有するこ
とができることを目的とする。
[実施例]
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
第1図Aの如く溶着面を上側樹脂成形品9およ
び下側樹脂成形品10共に、加圧方向に対してわ
ずかに傾斜させることにより成形品9の先端が常
に成形品10に接触溶解している様にした[第1
図B]。この場合、第1図Aに示すように、下側
樹脂成形品10に、第3図Aに示す傾斜面の下部
に、さらに、傾斜した溶着面をもたせるようにし
た。
び下側樹脂成形品10共に、加圧方向に対してわ
ずかに傾斜させることにより成形品9の先端が常
に成形品10に接触溶解している様にした[第1
図B]。この場合、第1図Aに示すように、下側
樹脂成形品10に、第3図Aに示す傾斜面の下部
に、さらに、傾斜した溶着面をもたせるようにし
た。
上記傾斜角度θ[第1図A]は、超音波振動方
向に対して1度ないし15度(1°〜15°)にする必
要がある。該角度が1度未満では本考案の目的と
する効果が得られない。一方、15度を超えると溶
け代が過大となつて高い溶着出力を必要とする不
都合を生ずる。
向に対して1度ないし15度(1°〜15°)にする必
要がある。該角度が1度未満では本考案の目的と
する効果が得られない。一方、15度を超えると溶
け代が過大となつて高い溶着出力を必要とする不
都合を生ずる。
また、溶着開始時点では高いエネルギーが必要
なため成形品9と成形品10の初期接触部は高い
剛性とできるだけ小さい接触面積及び均一な接触
が望ましく、第1図に示す様に適当な溶け代を持
つて突き合わされる寸法に設定する。
なため成形品9と成形品10の初期接触部は高い
剛性とできるだけ小さい接触面積及び均一な接触
が望ましく、第1図に示す様に適当な溶け代を持
つて突き合わされる寸法に設定する。
[効果]
本考案によれば上記構成により高い溶着効率を
広い溶着面積上で得ることが可能で大きな溶着強
度を実現できる。
広い溶着面積上で得ることが可能で大きな溶着強
度を実現できる。
主な用途としては高い耐圧力と気密性を必要と
される容器や構造部材等が挙げられる。
される容器や構造部材等が挙げられる。
以上本考案を実施例に基づき説明したが本考案
はかかる実施例に限定されず適宜変更可能であ
る。
はかかる実施例に限定されず適宜変更可能であ
る。
例えば本考案による継ぎ構造を有する限り溶着
しようとする樹脂成形品において上側も下側も区
別はない。また実施例のごとく二個の成形品を溶
着する場合に限定されない。さらに、円筒形のみ
でなく角筒形などにも適用できる。
しようとする樹脂成形品において上側も下側も区
別はない。また実施例のごとく二個の成形品を溶
着する場合に限定されない。さらに、円筒形のみ
でなく角筒形などにも適用できる。
さらに、角成形品の溶着面に適宜角度の傾斜を
もたせる限り、第1図AおよびBに示す態様に限
定されない。
もたせる限り、第1図AおよびBに示す態様に限
定されない。
第1図AおよびBはそれぞれ本考案の実施例を
示す溶着継ぎ構造の説明図、第2図AおよびBは
それぞれ従来例を示す説明図、第3図A〜Cはそ
れぞれ他の従来例を示す説明図である。尚、これ
ら図中の印は超音波振動並びに加圧方向を、ま
た、θは傾斜角度を示す。 9……上側樹脂成形品、19……下側樹脂成形
品。
示す溶着継ぎ構造の説明図、第2図AおよびBは
それぞれ従来例を示す説明図、第3図A〜Cはそ
れぞれ他の従来例を示す説明図である。尚、これ
ら図中の印は超音波振動並びに加圧方向を、ま
た、θは傾斜角度を示す。 9……上側樹脂成形品、19……下側樹脂成形
品。
Claims (1)
- 超音波溶着により溶着させたようとする各熱可
塑性樹脂成形品の溶着面に超音波振動方向に対し
て1度ないし15度の傾斜角度θをもたせ、上記成
形品を超音波溶着して成る樹脂成形品の継ぎ構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17485985U JPH0541868Y2 (ja) | 1985-11-15 | 1985-11-15 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17485985U JPH0541868Y2 (ja) | 1985-11-15 | 1985-11-15 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6283616U JPS6283616U (ja) | 1987-05-28 |
JPH0541868Y2 true JPH0541868Y2 (ja) | 1993-10-22 |
Family
ID=31113639
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17485985U Expired - Lifetime JPH0541868Y2 (ja) | 1985-11-15 | 1985-11-15 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0541868Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9528636B2 (en) | 2006-03-20 | 2016-12-27 | Beele Engineering B.V. | System for dynamically sealing a conduit sleeve through which a pipe or cable extends |
-
1985
- 1985-11-15 JP JP17485985U patent/JPH0541868Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9528636B2 (en) | 2006-03-20 | 2016-12-27 | Beele Engineering B.V. | System for dynamically sealing a conduit sleeve through which a pipe or cable extends |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6283616U (ja) | 1987-05-28 |
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