JP2003301535A - 建築物の気密保持材および気密保持工法 - Google Patents

建築物の気密保持材および気密保持工法

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JP2003301535A JP2002107592A JP2002107592A JP2003301535A JP 2003301535 A JP2003301535 A JP 2003301535A JP 2002107592 A JP2002107592 A JP 2002107592A JP 2002107592 A JP2002107592 A JP 2002107592A JP 2003301535 A JP2003301535 A JP 2003301535A
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Hiroaki Kamine
裕昭 加峰
Toshio Izu
俊夫 伊豆
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 床下の気密性が保てるように、建
築物の基礎と土台との間の間隙を被覆できる気密保持材
を提供すること。 【解決手段】 底面部および直立部とからなる長
尺L字材であって、基礎天端面に接触するその底面部裏
面および土台外部側の側面に接触するその直立部背面に
は、それぞれ長さ方向に延びた帯状気密材が接着してい
る。帯状気密材としては、弾性材、例えばポリウレタン
系発泡体が好ましく、またそれは長尺L字材の底面部裏
面および直立部背面の全体を被覆していることが望まし
い。このような長尺L字材は、さらに直立部正面側のほ
ぼ中央に長さ方向に沿って延びた幅のあるフランジ部を
有していてもよい。この気密保持材の取付けは、L字材
の底面部先端を建築物の外部側へと向けて配置し、直立
部背面で土台外部側の側面に固定し、底面部裏面を基礎
天端面に緊密に接触させる方法をとる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の基礎と土
台との間の間隙を覆う長尺L字状の気密保持材、および
それを用いた建築物の床下における気密保持工法に関す
る。
【0002】
【発明の技術的背景】これまでの戸建住宅では、床下の
換気を図るために基礎部分に複数の換気孔を設けてい
た。最近はより換気効果を高めるために、基礎と土台と
の間に厚さ約20mmの正方形ないし長方形の樹脂成形
体を基礎受け板として挟み込む床下換気工法が開発さ
れ、サスマックス工法や基礎パッキン工法等の名称で普
及を図っている。その工法によると、基礎受け板間の間
隙が換気孔としての機能を果たし、空気の滞留を防いで
均等換気を促進し、かつまた床下の温度をほぼ一定に保
っている。
【0003】居間や台所等の居室を建築する場合には、
前記したような床下換気を高める工法が採用されるが、
玄関や風呂場等では逆に床下を気密に保てるよう求めら
れている。そこで床下換気工法では、基礎受け板間の間
隙にモルタルや発泡体を充填して気密を保つ工夫を施し
ている。しかし、より簡単な方法で一層気密保持効果が
得られる材料および工法の開発がまたれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、基礎と土台との間の間隙を外部側から覆い、床下の
気密性向上に適した気密保持材を提供することである。
また本発明は、そのような気密保持材を基礎と土台との
間の間隙に取り付けて、床下の気密性を高める工法を提
供することを目的にする。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、底面
部および直立部とからなる長尺L字材であって、基礎天
端面に接触するその底面部裏面および土台外部側の側面
に接触するその直立部背面には少なくともその長さ方向
に延びた帯状気密部材が接着している建築物の気密保持
材に関する。
【0006】前記の気密部材としては、ポリウレタン
系、ポリオレフィン系、またはポリ塩化ビニル系発泡体
が好ましく、また気密部材は、長尺L字材の底面部裏面
および直立部背面の全体を被覆していることが望まし
い。
【0007】本発明の気密保持材では、そのような長尺
L字材が、さらに直立部正面側のほぼ中央にその長さ方
向に沿って延びたフランジ部を有していてもよい。
【0008】また本発明は、基礎と土台との間に間隔を
あけて複数の基礎受け板を設置し、それによって生じた
基礎と土台との間の間隙を建築物の外部側から底面部と
直立部とからなる長尺L字材で覆い、その際L字材の底
面部先端を建築物の外部側へと向けて配置し、直立部背
面は帯状気密部材を介して土台外部側の側面に固定し、
また底面部裏面は帯状気密部材を介して基礎天端面に緊
密に接触させる建築物の気密保持工法に関する。
【0009】前記の長尺L字材は、その直立部背面およ
び底面部裏面に帯状気密部材を接着一体化していること
が望ましい。また前記の長尺L字材は、さらにその直立
部正面側のほぼ中央にその長さ方向に沿って延びたフラ
ンジ部を有していることが望ましい。
【0010】さらに、このようにして形成された基礎天
端面、土台底面および気密保持材で囲まれた建築物内部
側の間隙に、さらに断熱材が設置されていてもよく、好
ましくは発泡性ポリウレタン系樹脂の注入によって断熱
材を形成することが望ましい。
【0011】
【発明の具体的説明】次に本発明の気密保持材および気
密保持工法について、その構成を具体的に説明する。
【0012】気 密 保 持 材 本発明に係わる気密保持材は、長尺L字材とその裏面側
に接着した帯状気密部材とから基本的に構成されてい
る。次にその具体的な構造について、図面を参照しつつ
詳細に説明する。図1〜5は、本発明に係わる気密保持
材の諸態様を正面側から示した概略斜視図である。これ
らの図面では、気密保持材が向いている方向が正面であ
り、また建築物の外部方向でもある。
【0013】気密保持材1は、図1に示したように、そ
の断面がほぼL字形に成形された長尺のL字材2と、そ
の裏面側に接着され長さ方向に延びた帯状気密部材5と
から構成される成形材料である。そのL字材2は、底面
部3および直立部4とから構成されており、底面部3と
直立部4とがほぼ90度をなして交わる側が正面に向い
ている。そして、それぞれの裏面側、すなわち底面部裏
面31および直立部背面41には気密部材5を接着し一
体化している。直立部4の上部には、このL字材2を例
えばくぎやねじ等で土台に固定するための穴6が適度の
間隔で孔設されている。
【0014】L字材2は、アルミニウムのような金属、
ポリプロピレンやポリ塩化ビニルのような合成樹脂、あ
るいはそのような合成樹脂と木紛のような有機ないし無
機材料とを混合した複合材料等から製造した成形品、好
ましくは押出成形品である。その大きさは施工箇所に応
じて任意に設計されるが、一例を挙げると、厚さが0.
5〜3mm、直立部の高さが3〜10cm、底面部の幅
が1〜3cm程度に成形され、長さは施工時に適宜の長
さに切断されるが、概ね0.5〜3mである。底面部3
と直立部4との間の角度はほぼ90度である。このL字
材2が、床下への空気の流通を直接防止する役割を果た
している。
【0015】気密部材5は、L字材2を基礎や土台に接
触ないし固定する際、その間に介在して両者間の気密性
を高める役割を果たしている。使用可能な気密部材は、
合成樹脂ないしゴム製の発泡体、ガラス繊維やフェルト
のような繊維材料、あるいはフィルム状物である。それ
らの中でも弾性材が好ましく、特に独立気泡ないし連続
気泡を有する弾性発泡体が適している。
【0016】そのような発泡体の例として、ポリウレタ
ン系発泡体、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン
・プロピレン・ジエン共重合体(EPDM)のような樹
脂状ないしゴム状のポリオレフィン系重合体から製造し
た発泡体、ポリスチレンやポリ塩化ビニルのようなビニ
ル系重合体の発泡体を挙げることができ、高い気密保持
効果を示すと共に断熱効果も示す。このような気密部材
5は、勿論施工時に基礎や土台とL字材2との間に挟み
込んでも同様の効果が得られるが、予め接着剤を用いて
L字材2に接合し、両者が一体化した構造にすることで
施工効率を高めることができる。
【0017】また、気密部材5は、L字材2と基礎や土
台との間の気密性を高めるために用いられるものである
から、少なくともL字材2と基礎、およびL字材2と土
台とが接触する箇所に配置されていればよい。図1で
は、L字材2が基礎の天端面に接触するその底面部裏面
31、およびL字材2が土台外部側の側面に接触するそ
の直立部背面41に、L字材2の長さ方向に延びた連続
した状態で気密部材5がL字材2に接着している。
【0018】気密部材5は、図2に示したように、L字
材2の底面部裏面31および直立部背面41の全体を被
覆するように設けてもよく、それによって状況の異なる
各種の施工現場に柔軟に対応できると共に、L字材2を
流通段階および施工現場で生じるかもしれない破損事故
から保護することもできる。
【0019】一方、L字材2の別の態様として、図3に
示したようにL字材2は、その直立部正面側のほぼ中央
に、その長さ方向に沿って延びた幅のあるフランジ部7
を有していてもよい。フランジ部7は、直立部2のほぼ
中央に形成されるが、正確に真中である必要はない。そ
してフランジ部7は、好ましくはL字材2の底面部3お
よび直立部4と一体的に成形される。
【0020】このフランジ部7は、例えば厚さが0.5
〜2mm、幅が3〜10mmに成形されており、このよ
うなフランジ部7を設けることによって、L字材2の強
度を補強したり、変形を防止する一助とすることができ
る。その先端は、この気密保持材1を土台に取り付けた
時に外壁に設置される水切り部材の方向に向いているの
で、水切り部材が規定の位置に設置できるように位置決
めの役割をこのフランジ部7が果たすこともできる。図
4は、図3に示したL字材2の裏面全体を気密部材5で
被覆した一態様である。
【0021】図5は、L字材2のさらに別の態様とし
て、L字材2の直立部4であって、底面部3とフランジ
部7との間に複数の開口部8を設け、かつL字材2の裏
面全体を気密部材5で被覆した気密保持材1を示してい
る。L字材自体による空気の流通阻止は、開口部8の存
在によって低下するが、気密部材5の材質を例えば発泡
ポリスチレン等の硬質材料を選択することによって、気
密保持性を大きく損なうことなく軽量な気密保持材とし
て使用することができる。
【0022】気 密 保 持 工 法 本発明に係わる気密保持工法は、基礎と土台との間に間
隔をあけて複数の基礎受け板を設置し、それによって生
じた基礎と土台との間の間隙を建築物の外部側から底面
部と直立部とからなる長尺L字材で覆い、その際L字材
の底面部先端を建築物の外部側へと向けて配置し、直立
部背面は帯状気密部材を介して土台外部側の側面に固定
し、また底面部裏面は帯状気密部材を介して基礎天端面
に緊密に接触させる方法である。それによって、基礎と
土台との間に生じる間隙が長尺L字材で覆われるので、
床下の気密性を高めることができる。
【0023】次に図面を参照してその詳細を説明する。
図6は、床下換気工法の一例を示す建築物基礎部分の概
略断面図であって、基礎10の上に土台20を置き、必
要な場所には柱30を立てる。この工法では、基礎10
と土台20との間に基礎受け板40を必要箇所に、また
必要な間隔毎に挿入配置するが、集中荷重のかかる部分
の荷重伝達範囲内、土台の継手部分、アンカーボルトを
設けた部分等にはできるだけ基礎受け板40を配置す
る。基礎受け板40は、特にその材質や形状等は限定さ
れないが、例えば合成樹脂と木紛との複合体から製造さ
れた、高い機械的強度を有する成形体を使用することが
できる。その大きさは任意であって、その一例を挙げる
と縦100〜120mm、横100〜150mm、厚さ
20mm程度である。
【0024】基礎10、土台20および基礎受け板40
で囲まれた間隙50は、空気が流通する換気孔の役割を
果たしている。この図6では、床下換気を必要とする居
室の基礎部分を示しているが、本発明では、床下換気を
逆に防止する玄関や風呂場等の基礎部分に、同様に形成
された間隙50を長尺L字材で覆うことによって、床下
の気密性を高めようとする工法である。
【0025】図7および8は、前記した長尺のL字材を
建築物の基礎部分に適用した、本発明に係わる気密保持
工法の一例を示す概略断面図である。図7において、基
礎10と土台20との間の間隙50を覆うように、建築
物の外部側から長尺L字材2を設置している。この際、
基礎10と長尺L字材との接触面、および土台20と長
尺L字材との接触面には帯状気密部材5を介在させる。
実際の工事に当っては、基礎10または土台20と長尺
L字材との間に帯状気密部材5を挿入してから両者を接
触させてもよいが、予め帯状気密部材5を長尺L字材2
に接着し一体化した、すなわち図1〜5に示した気密保
持材1を使用する方が効率的に工事を進めることができ
る。従って、以降は前記した気密保持材1を用いる工法
について説明する。
【0026】気密保持材1は、長尺L字材2の底面部先
端を建築物の外部側に向くように配置する。気密保持材
1は、少なくとも基礎受け板間に形成された間隙50を
覆うものであるが、どのような形状の基礎受け板40が
使われる場合にも対応でき、気密性を高め、かつ工事を
簡略化するために、通常は基礎受け板40をも同時に被
覆するように設置する。
【0027】L字材2の直立部背面41は、気密部材5
を介して土台20の外部側の側面201に接触させ、か
つ固定する。この場合には、図1に示した適度な間隔で
孔設された穴6を利用してくぎ等によって固定する方法
が適当である。L字材2の底面3は、気密部材5を介し
て基礎の天端面101に緊密に接触させる。その際、勿
論くぎ等を用いて底面3を天端面101に固定してもよ
いが、前記したようにL字材2の直立部4で土台20と
既に固定処置を施しているので、床下の気密性が確保で
きる程度に底面3を基礎の天端面101に緊密に接触さ
せる方法をとることができる。
【0028】図8は、図4に示した気密部材1を使用し
た気密保持工法の一態様を示したものである。気密保持
材1は、L字材2にフランジ部7が設けられていると共
に気密部材5がL字材2の裏面全体を被覆している。気
密保持材1の土台20および基礎10への取り付け方法
は、図7で説明した方法と同じである。図8では、フラ
ンジ部7の先端が建築物の外部側に取り付けられた水切
り部材70の方向に向いており、その先端は水切り部材
70に接触させてもよいし、接触させなくてもよい。フ
ランジ部7の先端を水切り部材70に接触させると、水
切り部材70の位置決めを行なうことができる。水切り
部材70の上部には、外壁部材80および胴縁材81が
取り付けられている。
【0029】図8で示したように、基礎10、土台20
および気密保持材1で囲まれた建築物内部側の間隙50
に、さらに断熱材90を設置してもよい。断熱材90の
形成方法としては、ガラス繊維製の断熱材等を挿入して
もよいが、発泡材を用いてもよく、例えば発泡性のポリ
ウレタン系樹脂を注入する方法が簡単で、また高い気密
保持効果および断熱効果を上げることができる。
【0030】
【実施例】次に実施例を通して本発明を説明するが、本
発明はその実施例によって何ら限定されるものではな
い。
【0031】まず、ポリ塩化ビニル樹脂を異形押出によ
ってフランジ部を有するL字体を連続成形し、長さ2m
毎に切断した。L字材の肉厚は2mm、底面部の幅13
mm、直立部の高さは50mm、フランジ部の肉厚は
1.5mm、幅は7mmであった。このL字材の裏面全
体を軟質ポリウレタン樹脂発泡体で被覆接着し、図4に
示した気密保持材を製造した。
【0032】次に、コンクリート製基礎の上に厚さ20
mmの基礎受け板を500mm間隔で置き、その上にさ
らに土台を置き、基礎受け板および土台をアンカーボル
トで基礎に固定した。基礎受け板部分を含めた基礎と土
台との間に生じたすべての間隙に、前記の気密保持材を
図8に示した方法で固定した。
【0033】
【発明の効果】本発明に係わる気密保持材は、長尺L字
材と帯状気密部材とからなる製造容易な成形部材であっ
て、それを基礎と土台との間の間隙に被覆固定すると、
良好な作業性で床下部分の気密性を確保することができ
る。従って、木造軸組工法や枠組壁工法によって建築し
た、玄関や風呂場のような気密性を必要とする箇所の床
下部分の構築に好適な気密保持材であり、また気密保持
工法である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる気密保持材の一例を示す概略
斜視図である。
【図2】 本発明に係わる気密保持材の別の一例を示す
概略斜視図である。
【図3】 本発明に係わる気密保持材のさらに別の一例
を示す概略斜視図である。
【図4】 本発明に係わる気密保持材のさらに別の一例
を示す概略斜視図である。
【図5】 本発明に係わる気密保持材のさらに別の一例
を示す概略斜視図である。
【図6】 床下換気工法を説明するための建築物基礎部
分を示す概略断面図である。
【図7】 本発明に係わる気密保持工法の一例を示す概
略断面図である。
【図8】 本発明に係わる気密保持工法の別の一例を示
す概略断面図である。
【符号の説明】
1 気密保持材 2 L字材 3 底面部 31 底面部裏面 4 直立部 41 直立部背面 5 帯状気密部材 7 フランジ部 8 開口部 10 基礎 101 基礎天端面 20 土台 201 土台外部側の側面 40 基礎受け板 50 間隙 70 水切り部材 90 断熱材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E001 DC02 DD02 FA21 GA23 GA28 GA53 HA33 HB04 HD01 HD03 HD08 HD11 HD13 HE02 JA06 JC04 KA01 LA01 LA03 LA04 LA12

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底面部および直立部とからなる長尺L字材
    であって、基礎天端面に接触するその底面部裏面および
    土台外部側の側面に接触するその直立部背面には少なく
    ともその長さ方向に延びた帯状気密部材が接着している
    ことを特徴とする建築物の気密保持材。
  2. 【請求項2】前記の気密部材が、ポリウレタン系、ポリ
    オレフィン系、またはポリ塩化ビニル系発泡体であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の建築物の気密保持材。
  3. 【請求項3】前記の長尺L字材は、その底面部裏面およ
    び直立部背面の全体が気密部材で被覆されていることを
    特徴とする請求項1または2に記載の建築物の気密保持
    材。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載の気密保持
    材は、さらに長尺L字材の直立部正面側のほぼ中央に、
    その長さ方向に沿って延びたフランジ部を有しているこ
    とを特徴とする建築物の気密保持材。
  5. 【請求項5】基礎と土台との間に間隔をあけて複数の基
    礎受け板を設置し、それによって生じた基礎と土台との
    間の間隙を建築物の外部側から底面部と直立部とからな
    る長尺L字材で覆い、その際L字材の底面部先端を建築
    物の外部側へと向けて配置し、直立部背面は帯状気密部
    材を介して土台外部側の側面に固定し、また底面部裏面
    は帯状気密部材を介して基礎天端面に緊密に接触させる
    ことを特徴とする建築物の気密保持工法。
  6. 【請求項6】前記の長尺L字材は、その直立部背面およ
    び底面部裏面に帯状気密部材を接着一体化していること
    を特徴とする請求項5に記載の建築物の気密保持工法。
  7. 【請求項7】請求項5または6に記載の気密保持工法に
    おいて、長尺L字材はさらにその直立部正面側のほぼ中
    央にその長さ方向に沿って延びたフランジ部を有してい
    ることを特徴とする建築物の気密保持工法。
  8. 【請求項8】請求項5〜7のいずれかに記載の気密保持
    工法で形成された基礎天端面、土台底面および気密保持
    材で囲まれた建築物内部側の間隙に、さらに断熱材が設
    置されていることを特徴とする建築物の気密保持工法。
  9. 【請求項9】前記の断熱材の設置は、発泡性ポリウレタ
    ン系樹脂の注入によって形成されていることを特徴とす
    る請求項8に記載の建築物の気密保持工法。
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