JP5346547B2 - 防水シート施工構造及び防水シート施工用シート接合部材 - Google Patents

防水シート施工構造及び防水シート施工用シート接合部材 Download PDF

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本発明は、例えば、蓄熱槽等の液槽の内壁面に、シート接合部材を介して防水シートを敷設する防水シート施工構造及びそのような施工構造に使用することができるシート接合部材の改良に関し、特に、防水シートの破損を防止することに関するものである。
例えば、オフィスビル等に構築される温水や冷水を貯蔵しておく蓄熱槽等の液槽の防水シート施工構造においては、コンクリート等の躯体内壁に断熱パネル等の断熱材を配置し、この断熱材の上に帯状や円盤状等の形状を有し合成樹脂が被覆された鋼板等から成るシート接合部材を設置して、これらのシート接合部材上から防水シートを敷設して、所要のシート接合部材に防水シートを溶剤により溶着させて接合する、いわゆる絶縁工法が用いられることがある(例えば、特許文献1参照)。
この工法においては、図5に示すように、シート接合部材14を、ネジや釘等の固定具20によって躯体12に固定するが(例えば、特許文献2参照)、例えば、特に、水深が6m以上となるような深い液槽の場合には、図5に示すように、水圧によって、断熱材18が圧縮して変形し、それに伴い、防水シート16が沈み込む結果、躯体12に固定されている固定具20の頭部20aが相対的にシート接合部材14の上方に突出した状態となり、この突出した固定具20の頭部20aにより、防水シート16が破損するおそれがあった。
この問題を解決するためには、図6及び図7に示すように、シート接合部材14において固定具20の頭部20aを覆うように押さえ板24を設置して、この押さえ板24により、固定具20の頭部20aの飛び出しを防止したり、頭部20aの圧力を受け止めて、防水シート16に加わる応力を分散させる対策を採ることが考えられる(例えば、特許文献3の「係合板」参照)。
しかし、この場合、第1に、押さえ板24を防水シート16に接合すると、固定具20の頭部20aと共に相対的に押さえ板24が突出するように変位した場合、この押さえ板24の変位に防水シート16も追随して引っ張られて緊張するため、その圧力が加わる角度や、また、押さえ板24の形状や大きさ、材質によっては、やはり、防水シート16の変形や破損を招くおそれがある。この場合、シート接合部材14において、この押さえ板24に対応する部分のみを除いて、防水シート16をシート接合部材14に溶着させることも考えられるが、シート接合部材14上に設置された押さえ板24部分のみを回避して、溶着作業を行うのは、非常に手間を要し、防水シート16の敷設作業の効率や作業性を著しく低下させる別の問題が生じる。
また、第2に、このように押さえ板24を設置した場合、この押さえ板24の厚みの分だけ、図6に示すように、シート接合部材14と押さえ板24との間に段差が生じることとなり、その結果、防水性が低下する別の問題が生じるおそれもある。具体的には、シート接合部材14を使用する絶縁工法においては、防水シート16を敷設する際、防水シート16をシート接合部材14と押さえ板24の上に重ねるようにして敷設し、防水シート16のうち、シート接合部材14及び押さえ板24と重なる部分に溶剤を塗布して、シート接合部材14等の表面に被覆された合成樹脂と溶着させながら、当該重なり部分に施行作業者が手等により圧力を付加して接合作業を行うため、その手押さえ等による圧力が充分ではなかった場合には、図6に示すように、シート接合部材14と押さえ板24との段差近傍付近に未溶着部分N(図6参照)が発生し、そこから防水シート16の剥離が進行して、防水性に影響を与えるおそれがある。また、このように、段差により、押さえ板24部分のみが盛り上がった状態は、施工後の良好な外観を確保する観点からも好ましくない。この問題は、図7に示す従来技術において、押さえ板24を含むシート接合部材14と、断熱材18との間に生じる段差についても、同様に生じる。
特開2001−040718号公報 特開2005−146774号公報 特開平9−112971号公報
本発明が解決しようとする課題は、上記の問題点に鑑み、防水性及び作業性を確保しつつ、液圧等により断熱材等が変形した場合であっても固定具により防水シートが破損するのを抑制することができる防水シート施工構造及びそのような構造に使用することができる防水シート接合部材を提供することにある。
(1.防水シート施工構造)
本発明は、上記の課題を解決するための第1の手段として、構造物の躯体に固定具により固定して設置されるシート接合部材と、このシート接合部材に接合されて構造物上に敷設される防水シートとを備えた防水シート施工構造において、シート接合部材は、防水シートが接合される接合面とこの接合面よりも凹んで形成され固定具が貫通する凹陥部とを有する接合部材本体と、凹陥部に設置され固定具の頭部を覆う押さえ板とを備え、押さえ板の防水シート側の表面は、防水シートを接合面に溶着させるための溶剤によっても防水シートに溶着しないもので、シート接合部材は、断熱材を介して躯体に固定され、このシート接合部材の接合部材本体は、断熱材に埋め込まれて設置されることを特徴とする防水シート施工構造を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第2の手段として、上記第1の解決手段において、接合部材本体の凹陥部は、その底面を更に凹ませて形成され固定具の頭部が収納される頭部収納部を有し、シート接合部材の頭部収納部を有する接合部材本体は、断熱材に埋め込まれて設置されることを特徴とする防水シート施工構造を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第3の手段として、上記第1又は第2のいずれかの解決手段において、構造物が液槽であることを特徴とする防水シート施工構造を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第4の手段として、上記第1乃至第3のいずれかの解決手段において、押さえ板は、溶剤に溶着しない金属製材料から形成されていることを特徴とする防水シート施工構造を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第5の手段として、上記第1乃至第4のいずれかの解決手段において、押さえ板の防水シート側の表面は、溶剤に溶解しない材料から形成された被覆材により被覆されていることを特徴とする防水シート施工構造を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第6の手段として、上記第1乃至第5のいずれかの解決手段において、押さえ板の少なくとも防水シート側の隅部は、曲面状に加工されていることを特徴とする防水シート施工構造を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第7の手段として、上記第1乃至第6のいずれかの解決手段において、押さえ板は、固定具の頭部よりも大きな表面積を有することを特徴とする防水シート施工構造を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第8の手段として、上記第1乃至第7のいずれかの解決手段において、押さえ板は、凹陥部よりも小径に形成されていることを特徴とする防水シート施工構造を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第9の手段として、上記第1乃至第8のいずれかの解決手段において、押さえ板の防水シート側の表面は、接合部材本体の接合面と略同一面となるように設置されることを特徴とする防水シート施工構造を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第10の手段として、上記第1乃至第9のいずれかの解決手段において、押さえ板は、裏面がシーリング剤又は接着剤により接合部材本体の凹陥部に仮固定されていることを特徴とする防水シート施工構造を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第11の手段として、上記第1乃至第10のいずれかの解決手段において、シート接合部材の接合部材本体は、板状又は円盤状に形成されていることを特徴とする防水シート施工構造を提供するものである。
(2.防水シート施工用シート接合部材)
また、本発明は、上記第1乃至第11の課題解決手段である防水シート施工構造に使用することができるシート接合部材をも提供するものである。具体的には、本発明は、上記の課題を解決するための第12の手段として、構造物の躯体に固定具により固定して設置され、構造物上に敷設される防水シートに接合される防水シート施工用シート接合部材であって、防水シートが接合される接合面とこの接合面よりも凹んで形成され固定具が貫通する凹陥部とを有する接合部材本体と、凹陥部に設置され固定具の頭部を覆う押さえ板とを備え、押さえ板の防水シート側の表面は、防水シートを接合面に溶着させるための溶剤によっても防水シートに溶着しないもので、シート接合部材は、断熱材を介して躯体に固定され、このシート接合部材の接合部材本体は、断熱材に埋め込まれて設置されることを特徴とする防水シート施工用シート接合部材を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第13の手段として、上記第12の解決手段において、接合部材本体の凹陥部は、その底面を更に凹ませて形成され固定具の頭部が収納される頭部収納部を有し、シート接合部材の頭部収納部を有する接合部材本体は、断熱材に埋め込まれて設置されることを特徴とする防水シート施工用シート接合部材。
本発明は、上記の課題を解決するための第14の手段として、上記第12又は第13のいずれかの解決手段において、押さえ板は、溶剤に溶着しない金属製材料から形成されていることを特徴とする防水シート施工用シート接合部材を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第15の手段として、上記第12乃至第14のいずれかの解決手段において、押さえ板の防水シート側の表面は、溶剤に溶解しない材料から形成された被覆材により被覆されていることを特徴とする防水シート施工用シート接合部材を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第16の手段として、上記第12乃至第15のいずれかの解決手段において、押さえ板の少なくとも防水シート側の隅部は、曲面状に加工されていることを特徴とする防水シート施工用シート接合部材を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第17の手段として、上記第12乃至第16のいずれかの解決手段において、押さえ板は、固定具の頭部よりも大きな表面積を有することを特徴とする防水シート施工用シート接合部材を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第18の手段として、上記第12乃至第17のいずれかの解決手段において、押さえ板は、凹陥部よりも小径に形成されていることを特徴とする防水シート施工用シート接合部材を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第19の手段として、上記第12乃至第18のいずれかの解決手段において、押さえ板の防水シート側の表面は、接合部材本体の接合面と略同一面となるように設置されることを特徴とする防水シート施工用シート接合部材を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第20の手段として、上記第12乃至第19のいずれかの解決手段において、押さえ板は、裏面がシーリング剤又は接着剤により接合部材本体の凹陥部に仮固定されることを特徴とする防水シート施工用シート接合部材を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第21の手段として、上記第12乃至第20のいずれかの解決手段において、シート接合部材の接合部材本体は、板状又は円盤状に形成されていることを特徴とする防水シート施工用シート接合部材を提供するものである。
本発明によれば、上記のように、シート接合部材の押さえ板の表面は、防水シートを接合面に溶着させるための溶剤によっても防水シートに溶着しないように形成されているため、防水シートをシート接合部材に溶着接合するために防水シートのうち押さえ板を含めたシート接合部材全体に対応する部分に溶剤を塗布して、防水シートをシート接合部材に接合するだけで、その後、断熱材の変形等を原因として固定具の頭部が押さえ板を相対的に押し上げるように付勢した場合であっても、この押さえ板上の溶着されていない防水シートの範囲で、押さえ板が防水シートに対して変位が可能な遊びを備えさせることができるため、防水シートの敷設の良好な作業性を確保しつつ、液圧等により相対的に固定具が突出しようとした場合であっても、押さえ板が防水シートの伸縮に対して固定具による圧力を逃がして応力を分散するように変位することができるため、防水シートが押さえ板に追随して無理な伸縮をすることがなく、防水シートの破損を抑制することができる実益がある。
また、本発明によれば、上記のように、押さえ板の少なくとも防水シート側の隅部は、曲面状に加工されているため、防水シートのうち押さえ板の隅部と当接する部分に応力が集中して破損するのを抑制することができる実益がある。
更に、本発明によれば、上記のように、押さえ板は、固定具の頭部よりも大きな表面積を有するため、固定具の頭部が直接に防水シートを押し上げる場合に比べて、防水シートに加わる応力を分散することができるため、防水シートの損傷を抑制することができる実益がある。
加えて、本発明によれば、上記のように、押さえ板は、凹陥部よりも小径に形成されているため、固定具の頭部により相対的に押し上げられた場合でも、凹陥部内で防水シートに対して変位することができるスペースを確保することができ、その遊びにより防水シートへ加わる圧力を適切に逃がして防水シートの損傷を抑制することができる実益がある。
本発明によれば、上記のように、押さえ板は、裏面がシーリング剤又は接着剤により接合部材本体の凹陥部に仮固定されているため、防水シートのシート接合部材への接合時において、圧力等が付加されても、押さえ板を適正な位置に位置決めすることができ、特に、この場合、上記のように、押さえ板が接合部材本体の凹陥部より小径に形成されていると、シーリング剤又は接着剤が押さえ板の裏面から側面側にはみ出しても、はみ出たシーリング剤又は接着剤が押さえ板と凹陥部の内周面との間に生じる間隙内に止まるため、これらのはみ出たシーリング剤等が防水シートの溶着作業に影響を与えることがないと共に、余剰のシーリング剤等を拭き取る等の作業を必要としない実益がある。
本発明によれば、上記のように、押さえ板の表面は、接合部材本体の接合面と略同一面となるように設置されるため、押さえ板とシート接合面との間に段差が生じることがなく、作業の如何によって、押さえ板とシート接合面との間に未溶着部分が発生するのを防止して防水性を確保することができると同時に、敷設後に良好な外観を確保することもできる実益がある。
また、この場合、特に、上記のように、シート接合部材の接合部材本体を、躯体又は断熱材に埋め込んで設置すると、凹陥部が接合面よりも凹んで形成されていることと相俟って、シート接合部材自体が、断熱パネル等の断熱材から盛り上がることがなく、シート接合部材と断熱材や躯体等との間に未溶着部分が発生することも防止することができるとともに、より一層良好な外観を確保することができる実益がある。
本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明すると、図1は、本発明の防水シート施工構造10を示し、この防水シート施工構造10は、図1に示すように、構造物の躯体12に設置されるシート接合部材14と、このシート接合部材14に接合されて構造物上に敷設される防水シート16とを備えている。
この構造物としては、例えば、オフィスビル等の屋根や、オフィスビル等に構築される温水や冷水を貯蔵しておく蓄熱槽やプール等の液槽を挙げることができ、本発明は、これらの防水性が要求される構造物に適用することができる。また、図示の実施の形態に示すように、特に、蓄熱層等の断熱性が要求される構造物である場合には、図1に示すように、シート接合部材14は、合成樹脂の発泡体等から形成された断熱パネル等の断熱材18を介して躯体12に固定される。即ち、この場合には、シート接合部材14は、断熱材18の上に設置される。
このシート接合部材14は、その形状や大きさに特に限定はなく、その設置箇所に適合させて任意の形状や大きさとすることができる。例えば、図1に示すように、液槽等の構造物の隅部や側壁等に設置される場合には略L字形状や帯型等の板状の形状に形成し、また、構造物の底面の隅部を除いた箇所の躯体1等に設置する場合には円形等を有する円盤状の形状に形成して躯体12上に点在させて設置することができる。また、このシート接合部材14は、図2及び図4に示すように、釘やボルト等の打ち込みやねじ込みのための頭部20aを有する固定具20により、構造物の躯体12固定して設置される。
本発明におけるシート接合部材14は、図1乃至図4に示すように、接合部材本体22と、この都合部材本体22を躯体12に固定する固定具20の頭部20aを押さえ止めるための押さえ板24とを備えている。この接合部材本体22は、特に図2及び図3に示すように、防水シート16が接合される接合面22aと、この接合面22aよりも凹んで形成された凹陥部22bとを有している。
この凹陥部22bは、図2及び図3に示すように、その底面を更に凹ませて形成され固定具20の頭部が収納される頭部収納部22cと、この頭部収納部22cの底面に形成され固定具20の杆部が貫通する固定具貫通孔22dが形成されている。シート接合部材14は、この固定具貫通孔22dに固定具20を貫通させて、固定具20の頭部20aが頭部収納部22c内に収納されるまで、固定具20を躯体12に打ち込み又はねじ込むことにより躯体12に固定して取り付けられる。
また、シート接合部材14のうち、この接合部材本体22は、接合面22aにおいて、防水シート16と接合される。具体的には、防水シート16のうち、シート接合部材14に対応する部分に溶剤を塗布し、この溶剤によりシート接合部材14の接合面22aに溶着によって接合され、これにより防水シート16を躯体12上に固定する。
このため、この防水シート16と溶着される接合面22aを有する接合部材本体22は、溶剤により防水シート16と溶着することができるように形成する。即ち、接合部材本体22は、溶剤により防水シート16と溶着することができる態様、具体的には、合成樹脂板や、鋼板を芯材としてその表面に合成樹脂を被覆した合成樹脂被覆鋼板等から形成することができる。この接合部材本体22に使用する合成樹脂としては、例えば、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリオレフィン系樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体等の軟質の合成樹脂や、合成ゴム系の材質を選択することができるが、その中でも、特に、ポリ塩化ビニル樹脂は、溶剤溶着性や熱融着性に優れるため好適である。
なお、凹陥部22bや頭部収納部22c、固定具貫通孔22dは、接合部材本体22を合成樹脂被覆鋼板から形成する場合には、プレス成型加工機等によりプレス加工して形成することができ、接合部材本体22を合成樹脂板として形成する場合には射出成形等の適宜の樹脂加工方法により形成することができる。これにより、凹陥部22b等の形成加工が容易となるとともに、コストも低減することができる。
一方、押さえ板24は、図2及び図3に示すように、頭部収納部22c内に収納された固定具20の頭部20aを覆うように接合部材22の凹陥部22aに設置される。従って、この押さえ板24は、凹陥部22aに対応する形状に形成することが望ましい。具体的には、これらの凹陥部22b及びこれに対応する押さえ板24の外形には特に限定はなく、円形、楕円形、矩形、多角形等の適宜の形状とすることができるが、図1及び図4に示すように、円形又は楕円形に形成することが好ましい。四角形等の角を有する形状であると、防水シート16を破損するおそれがあるためである。また、押さえ板24の厚みについても、特に限定はないが、ある程度の強度を確保する観点からは、少なくとも、1mm以上の厚みとすることが好ましい。
本発明においては、この押さえ板24は、その防水シート16側の表面24aが、防水シート16を接合面22aに溶着させるための溶剤によっても防水シート16に溶着しないように形成されている。このため、液圧等により相対的に固定具20が突出しようとした場合であっても、この押さえ板24が防水シート16の伸縮に対して固定具20の頭部20aによる圧力を逃がして応力を分散するように変位することができるため、押さえ板24を防水シート16に接合する場合と異なり防水シート16が押さえ板24に追随して無理な伸縮をすることがなく、防水シート16の破損を抑制することができる。
特に、この場合、防水シート16を、シート接合部材14に溶着接合するために防水シート16のうち押さえ板24を含めたシート接合部材14全体に対応する部分に溶剤を塗布して、防水シート16をシート接合部材14に接合するだけで、その後、断熱材18の変形等を原因として固定具20の頭部20aが押さえ板24を相対的に押し上げるように付勢した場合であっても、この押さえ板24上の溶着されていない防水シート16の範囲で、押さえ板24が防水シート16に対して変位が可能な遊びを備えさせることができるため、従来と同様の防水シート16の敷設の良好な作業性を確保しつつ、防水シート16の破損を抑制することができる点で有益である。
この場合、具体的には、押さえ板24を、溶剤に溶着しない鋼板等の金属製材料から形成し、その表面を無垢の状態とすることにより対応することができる。このような金属製材料としては、例えば、その耐食性等を考慮すると、ステンレス等を挙げることができる。
その他の手段として、押さえ板24を、接合部材本体22と同様に、金属製又は樹脂製の材料から形成した上で、押さえ板24の少なくとも防水シート16側の表面24aを、溶剤に溶解しない材料から形成された被覆材により被覆することにより対応することができる。この被覆材としては、溶剤に溶解しない材質であれば特に限定はないが、具体的には、例えば、梱包材料等として使用されることがあるクラフト粘着テープ等のテープ材等を挙げることができる。このクラフト粘着テープは、一般的なクラフト紙の裏面側に簡易接着層を有し、表面側には裏面接着剤が浸透せず、防水シート16と溶剤によって溶着せず変質しない処理剤(例えば、無溶剤系処理剤)をコーティングして形成されたテープ材である。
また、この押さえ板24は、少なくともその防水シート16側の隅部24bは、曲面状に面取り加工することが好ましい。これにより、防水シート16のうち押さえ板24の隅部24bと当接する部分に応力が集中して破損するのを抑制することができる。
更に、この押さえ板24は、図2及び図4に示すように、固定具20の頭部20よりも大きな表面積を有するように形成する。これにより、図5に示すように固定具20の頭部20aが防水シート16を直接押し上げる場合に比べて、防水シート16に加わる応力を分散することができるため、防水シート16の損傷を抑制することができる。
一方、この押さえ板24は、図2及び図3に示すように、接合部材本体22の凹陥部22bよりも小径に形成される。これにより、押さえ板24が固定具20の頭部20aにより相対的に押し上げられた場合でも、凹陥部20b内で防水シート16に対して変位することができるスペースを確保することができ、その遊びにより防水シート16へ加わる圧力を適切に逃がして、防水シート16の損傷を抑制することができる。また、このように、押さえ板24を接合部材本体22の凹陥部22bよりも小径に形成することにより、押さえ板24を凹陥部22b内に確実に収納することができるため、防水シート16のシート接合部材14への溶着時に押さえ板24が、凹陥部22c内で多少動くことがあっても、溶着時の押さえ圧や手の感覚によって、そのズレを判断することができ、押さえ板24の位置を修正する等して、斜めに固着されるのを抑制することもできる。特に、この場合、押さえ板24を凹陥部22cよりも小径とすること、即ち、凹陥部22cの深さ方向ではなく、押さえ板24の側面方向に間隙を設けているため、後述するように、押さえ板24を、その防水シート16側の表面24が接合部材本体22の接合面22aと略同一面となるように設置しつつ、凹陥部22c内に収納することができる。
上記の固定具20の頭部20aとの面積比や凹陥部22bとの関係を考慮すると、この押さえ板24の大きさは、直径約10mm〜50mm程度とすることが好ましく、この範囲であれば、固定具20の頭部20aの圧力を受け止めて固定具20の頭部20a突出や防水シート16の破損を適切に抑止することができるとともに、良好な取扱い性も確保することができる。
また、この押さえ板24は、その裏面に、シーリング剤又は接着剤を塗布して、接合部材本体22の凹陥部22cに押し付けて仮固定することが望ましい。これにより、防水シート16のシート接合部材14への接合時において、圧力等が付加されても、押さえ板24を適正な位置に位置決めすることができる。この場合、上記のように、押さえ板24は、凹陥部22cよりも小径に形成されているため、シーリング剤又は接着剤が押さえ板24の裏面から側面側にはみ出しても、はみ出たシーリング剤又は接着剤が押さえ板24と凹陥部22cの内周面との間に生じる間隙内に止まるため、これらのはみ出たシーリング剤等が防水シート16の溶着作業に影響を与えることがないと共に、余剰のシーリング剤等を拭き取る等の作業を必要としない点でも有利である。具体的には、凹陥部22bとの関係では、押さえ板24の直径を凹陥部22bの直径よりも1mm〜2mm程度小さく設定すること(凹陥部22bの直径を押さえ板24の直径よりも1mm〜2mm程度大きく設定すること)が好ましい。
この場合、シーリング剤によっては、押さえ板24を接合部材本体22に完全に固定することはできず、固定具20の頭部の20aの相対的な飛び出しにより、押さえ板24が接合部材本体22から離反するように押し上げられるのを許容することになるが、その場合であっても、押さえ板24自体も液圧等により防水シート16側からも圧力を受けるため、上記の通り、固定具20の頭部20aと防水シート16との間に、この押さえ板24が確実に存在するので、防水シート16の破損は防止される。また、シーリング剤の充填であれば、押さえ板24の設置作業に多大な手間を要することもなく、良好な作業性を確保することができる。なお、このようなシーリング剤としては、例えば、塩化ビニル樹脂を溶剤で溶解させもの等を使用することができる。
一方、接着剤を使用した場合には、シーリング剤に比べ、押さえ板24を、ある程度強固に接合部材本体22と一体化させることができ、これにより、防水シート16側からの圧力による固定具20の頭部20aのシート接合面22aからの相対的な飛び出し自体を抑制することができる。この場合には、シート接合部材14全体が固定具20の頭部20aにより押し上げられる方向に付勢されるが、固定具20の頭部20aが局地的に防水シート16に圧力を付加することは防止できるため、防水シート16の破損を充分に抑制することができる。また、接着剤によっても、押さえ板24が接合部材本体22から離反して押し上げられても、上記のシーリング剤の場合と同様、押さえ板24の遊びにより防水シート16の破損を抑制することができる。なお、このような接着剤としてはエポキシ樹脂系のもの等を使用することができる。
更に、上記のシーリング剤や接着剤等でシールする程度の充填補強を行う場合には、押さえ板24の裏面(頭部収納部22c側の表面)にも、シーリング剤又は接着剤を塗布して、押さえ板24の裏面と凹陥部22bの底面との間を密着させておくと、上記の位置決め等を適切に行う上で好ましい。但し、固定具20の頭部20aの頂面と押さえ板24の裏面との間は固定せず、固定具20の頭部20aが押さえ板24に対して変位可能な自由状態にしておくことにより、圧力の逃げ道を確保することが望ましい。
また、本発明においては、押さえ板24の防水シート16側の表面24は、図2に示すように、通常時(液圧等が付加されていない状態)では、接合部材本体22の接合面22aと略同一面となるように設置される。このため、押さえ板24を使用しても、図2に示すように、押さえ板24と接合面22aとの間に段差が生じることがなく、作業の如何によって、押さえ板24と接合面22aとの間に未溶着部分N(図6参照)が発生するのを防止して防水性を確保することができると同時に、敷設後に良好な外観を確保することもできる。
具体的には、本発明においては、図2及び図3に示すように、上記のように凹陥部22bの底面を更に凹ませて頭部収納部22cを形成し、また、この凹陥部22bの深さを押さえ板24の厚みとほぼ同様に設定することにより、固定具20の頭部20aの上に押さえ板24を設置しても、押さえ板24がその厚みの分だけ接合面22a上に突出することがなく、ほぼ同一面となるように対応している。
更に、本発明において、好ましくは、シート接合部材14の接合部材本体22は、躯体12又は断熱材18に埋め込まれて設置することが好ましい。これにより、凹陥部22bが接合面22aよりも凹んで形成されていることと相俟って、シート接合部材14自体が、断熱パネル等の断熱材18から盛り上がることがなく、シート接合部材14と断熱材18や躯体12等との間に未溶着部分Nが発生することも防止することができるとともに、より一層良好な外観を確保することができる。
具体的には、固定具20の打ち込み又はねじ込みにより接合部材本体22を断熱材18等を介して躯体12に固定する際に、接合部材本体22が多少断熱材18を圧潰して、断熱材18内に押し込まれるように設置することにより対応することができる。但し、蓄熱層等のように接合部材本体22が直接載置される対象が、断熱パネル等の断熱材のように弾性変形可能な場合にのみ対応すれば足り、接合部材本体22をコンクリートの躯体12に直接設置する場合等にまで埋め込む必要は必ずしもない。
防水シート16としては、防水性を有する樹脂製のシートであれば特に限定なく使用することができ、上述した接合部材本体22の接合面22aと同じく、例えば、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリオレフィン系樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体等の軟質の合成樹脂や、合成ゴム系の材料などから形成されたものを使用することができるが、その中でも、特に、ポリ塩化ビニル樹脂が、溶剤溶着性や熱融着性に優れるため好適である。なお、シート接合部材14の接合面22aの材質も、この防水シート16と同じ材質に設定することが、溶剤による溶着接合を行う上で好ましい。
なお、この防水シート16とシート接合部材14との接合は、必ずしも、上記の溶剤による溶着接合に限定されるものではなく、必要に応じて、加熱により合成樹脂を溶融させて融着する熱融着の方法を採用することもできる。また、本発明の防水シート施工構造10において、シート接合部材14は、設置された全てのシート接合部材14を防水シート16と接合する必要は必ずしもなく、設置箇所に応じて、例えば、屋上等の風圧等により防水シート16が浮上するおそれがある箇所では全てのシート接合部材14に接合することが好ましいが、液槽等のように、液圧により防水シート16が躯体12に押し付けられる箇所においては、隅部等の所望の箇所においてのみシート接合部材14に接合すれば、その他の平坦面に設置された円盤状等のシート接合部材14については、単にその上から防水シート16を敷設するだけで対応することもできる。この場合におけるシート接合部材14は、専ら、固定具20を介して断熱材18を躯体12に固定するための役割が主となるが、その場合であっても、勿論、液圧による固定具20の頭部20aの相対的な突出に対して有効であり、本発明において意義あるものであることには変わりがない。
また、本発明は、上記のような蓄熱槽における液圧が付加される箇所のみならず、屋上等においても、防水シート16に長期間に亘って作用する風圧力による負圧や繰り返し挙動の影響や、直下に断熱材18がある場合には長期の屋外条件下での使用による寸法変化等を原因として、シート接合部材14が変位や沈降する場合があり、その場合における固定具20の頭部20aによる防水シート16の損傷防止にも有効である。
本発明は、オフィスビルの屋上やオフィスビル等に設置される蓄熱槽等の防水性が要求される箇所に広く適用することができる。
本発明の防水シート施工構造の概略斜視図である。 図1におけるシート接合部材が固定された部分の縦断面図である。 本発明のシート接合部材の断面図である。 本発明のシート接合部材を躯体に固定する状態の概略斜視図である。 従来の防水シート施工構造の断面図である。 従来の他の防水シート施工構造の断面図である。 従来の更に他の防水シート施工構造の断面図である。
10 防水シート施工構造
12 躯体
14 シート接合部材
16 防水シート
18 断熱材
20 固定具
20a 固定具の頭部
22 接合部材本体
22a 接合面
22b 凹陥部
22c 頭部収納部
22d 固定具貫通孔
24 押さえ板
24a 押さえ板の防水シート側の表面
24b 押さえ板の隅部
24c 押さえ板の側面


Claims (21)

  1. 構造物の躯体に固定具により固定して設置されるシート接合部材と、前記シート接合部材に接合されて前記構造物上に敷設される防水シートとを備えた防水シート施工構造において、前記シート接合部材は、前記防水シートが接合される接合面と前記接合面よりも凹んで形成され前記固定具が貫通する凹陥部とを有する接合部材本体と、前記凹陥部に設置され前記固定具の頭部を覆う押さえ板とを備え、前記押さえ板の前記防水シート側の表面は、前記防水シートを前記接合面に溶着させるための溶剤によっても前記防水シートに溶着しないもので、前記シート接合部材は、断熱材を介して前記躯体に固定され、前記シート接合部材の接合部材本体は、前記断熱材に埋め込まれて設置されることを特徴とする防水シート施工構造。
  2. 請求項1に記載された防水シート施工構造であって、前記接合部材本体の凹陥部は、その底面を更に凹ませて形成され前記固定具の頭部が収納される頭部収納部を有し、前記シート接合部材の前記頭部収納部を有する接合部材本体は、前記断熱材に埋め込まれて設置されることを特徴とする防水シート施工構造。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載された防水シート施工構造であって、前記構造物が液槽であることを特徴とする防水シート施工構造。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載された防水シート施工構造であって、前記押さえ板は、前記溶剤に溶着しない金属製材料から形成されていることを特徴とする防水シート施工構造。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載された防水シート施工構造であって、前記押さえ板の前記防水シート側の表面は、前記溶剤に溶解しない材料から形成された被覆材により被覆されていることを特徴とする防水シート施工構造。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載された防水シート施工構造であって、前記押さえ板の少なくとも防水シート側の隅部は、曲面状に加工されていることを特徴とする防水シート施工構造。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載された防水シート施工構造であって、前記押さえ板は、前記固定具の頭部よりも大きな表面積を有することを特徴とする防水シート施工構造。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載された防水シート施工構造であって、前記押さえ板は、前記凹陥部よりも小径に形成されていることを特徴とする防水シート施工構造。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれかに記載された防水シート施工構造であって、前記押さえ板の前記防水シート側の表面は、前記接合部材本体の接合面と略同一面となるように設置されることを特徴とする防水シート施工構造。
  10. 請求項1乃至請求項9のいずれかに記載された防水シート施工構造であって、前記押さえ板は、裏面がシーリング剤又は接着剤により前記接合部材本体の凹陥部に仮固定されていることを特徴とする防水シート施工構造。
  11. 請求項1乃至請求項10のいずれかに記載された防水シート施工構造であって、前記シート接合部材の接合部材本体は、板状又は円盤状に形成されていることを特徴とする防水シート施工構造。
  12. 構造物の躯体に固定具により固定して設置され、前記構造物上に敷設される防水シートに接合される防水シート施工用シート接合部材であって、前記防水シートが接合される接合面と前記接合面よりも凹んで形成され前記固定具が貫通する凹陥部とを有する接合部材本体と、前記凹陥部に設置され前記固定具の頭部を覆う押さえ板とを備え、前記押さえ板の前記防水シート側の表面は、前記防水シートを前記接合面に溶着させるための溶剤によっても前記防水シートに溶着しないもので、前記シート接合部材は、断熱材を介して前記躯体に固定され、前記シート接合部材の接合部材本体は、前記断熱材に埋め込まれて設置されることを特徴とする防水シート施工用シート接合部材。
  13. 請求項12に記載された防水シート施工用シート接合部材であって、前記接合部材本体の凹陥部は、その底面を更に凹ませて形成され前記固定具の頭部が収納される頭部収納部を有し、前記シート接合部材の前記頭部収納部を有する接合部材本体は、前記断熱材に埋め込まれて設置されることを特徴とする防水シート施工用シート接合部材。
  14. 請求項12又は請求項13のいずれかに記載された防水シート施工用シート接合部材であって、前記押さえ板は、前記溶剤に溶着しない金属製材料から形成されていることを特徴とする防水シート施工用シート接合部材。
  15. 請求項12乃至請求項14のいずれかに記載された防水シート施工用シート接合部材であって、前記押さえ板の前記防水シート側の表面は、前記溶剤に溶解しない材料から形成された被覆材により被覆されていることを特徴とする防水シート施工用シート接合部材。
  16. 請求項12乃至請求項15のいずれかに記載された防水シート施工用シート接合部材であって、前記押さえ板の少なくとも防水シート側の隅部は、曲面状に加工されていることを特徴とする防水シート施工用シート接合部材。
  17. 請求項12乃至請求項16のいずれかに記載された防水シート施工用シート接合部材であって、前記押さえ板は、前記固定具の頭部よりも大きな表面積を有することを特徴とする防水シート施工用シート接合部材。
  18. 請求項12乃至請求項17のいずれかに記載された防水シート施工用シート接合部材であって、前記押さえ板は、前記凹陥部よりも小径に形成されていることを特徴とする防水シート施工用シート接合部材。
  19. 請求項12乃至請求項18のいずれかに記載された防水シート施工用シート接合部材であって、前記押さえ板の前記防水シート側の表面は、前記接合部材本体の接合面と略同一面となるように設置されることを特徴とする防水シート施工用シート接合部材。
  20. 請求項12乃至請求項19のいずれかに記載された防水シート施工用シート接合部材であって、前記押さえ板は、裏面がシーリング剤又は接着剤により前記接合部材本体の凹陥部に仮固定されることを特徴とする防水シート施工用シート接合部材。
  21. 請求項12乃至請求項20のいずれかに記載された防水シート施工用シート接合部材であって、前記シート接合部材の接合部材本体は、板状又は円盤状に形成されていることを特徴とする防水シート施工用シート接合部材。
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