JP2018123585A - 金属屋根下地における防水構造およびその施工方法 - Google Patents
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Abstract
Description
先付工法は、防水下地上に上面が接着層で被覆された固定ディスクを固定用ビスで固定しておき、防水下地上に防水シートを敷設した後に上記固定ディスクと防水シートを接合する方法である。そして固定ディスクと防水シートとの接合は、誘導加熱装置を用いて溶着する方法が用いられている。
また後付工法は、防水下地上に防水シートを敷設した後に押さえ金具を抑え金具固定用ビスで固定し、上から補強用のシートを接合固定する方法である。
特許文献3において、防水施工用固定具の座面が熱可塑性樹脂によって被覆され、この熱可塑性樹脂の所要部が防水部材または防水固定部材の表面における合成樹脂の所要部と溶剤溶着または熱融着により接合されることが開示されている。
ここで金属屋根下地と補強板との間に層間材が配置された金属屋根下地の防水構造とすることができる。また、層間材が柔軟性を有する部材としてもよい。
さらに、補強板の位置について、金属屋根下地と断熱層の間に、補強板が設けられていてもよいし、断熱層と固定板との間に、補強板が設けられていていてもよい。
このような防水構造の施工方法として、金属屋根下地の上に断熱層を設ける工程と、金属屋根下地の上に間隔をおいて補強板を設ける工程と、断熱層の上に固定板を配置する工程と、ネジ部を有する固定具を固定板の上から金属屋根下地と補強板に貫通させ、ネジ部を補強板と金属屋根下地に噛み合わせる工程と、断熱層の上に防水層を敷設し固定板によって防水層を固定する工程とを備える、金属屋根下地の防水構造の施工方法とすることができる。
ここで、図1では補強板30は金属屋根下地10と断熱層40との間に配置されているが、図2の様に補強板30が断熱層40の上に配置されていても良い。
さらに、固定用ディスク61と断熱材41の上に防水層であるポリ塩化ビニル系樹脂製の防水シート71が敷設され、固定用ディスク61の上面と防水シート71の裏面(下面)とが接合されている。これにより防水シート71は折板屋根11に固定された固定用ディスク61を介して折板屋根11に固定される。
さらに、補強板30は複数の固定板60と固定するようにしても良い。この場合、山部11aが一方向に長い長方形であれば、山部11aの上に並ぶ固定板60を連結するように長方形の補強板を山部11aの長手方向に配置することができる。また、複数の山部11aをまたぐように板状の補強板30を用いることも複数の固定板60を連結することができるため好ましい。
防水シートは熱可塑性樹脂層の単層でも良いが、寸法安定性、引張強度に優れるという点からガラスクロス、ガラス不織布、ポリエステルクロス、ポリエステル不織布等の基材層を積層した複層品が好ましい。基材層は最下層に設けても良いが熱可塑性樹脂層の中間に設けても良い。また熱可塑性樹脂層は一層であっても、複数の層であってもよく、それぞれの層の組成を異なるものとしてもよい。
さらに、固定用ディスク61と断熱材41の上に防水層であるポリ塩化ビニル系樹脂製の防水シート71が敷設され、固定用ディスク61の上面と防水シート71の裏面(下面)とが接合されている。これにより防水シート71は折板屋根11に固定された固定用ディスク61を介して折板屋根11に固定される。
さらに、固定用ディスク61と断熱材41の上に防水層であるポリ塩化ビニル系樹脂製の防水シート71を敷設し、ポリ塩化ビニル系樹脂製の防水シート71の上から固定用ディスク61の位置に電磁誘導加熱装置を置いて加熱し、固定用ディスク61の接着層と防水シート71とを加熱融着により接合している。
さらに、固定用ディスク61と断熱材41の上に防水層であるポリ塩化ビニル系樹脂製の防水シート71を敷設し、ポリ塩化ビニル系樹脂製の防水シート71の上から固定用ディスク61の位置に置かれた電磁誘導加熱装置によって加熱し、固定用ディスク61の接着層と防水シート71とを加熱融着により接合している。
なお、図5において後付工法を用いる場合は、鋼板31の上に断熱材41を敷設する以降の工程を図2の実施形態2の施工方法と同様にすればよい。
さらに、固定用ディスク61と断熱材41の上に防水層であるポリ塩化ビニル系樹脂製の防水シート71を敷設し、ポリ塩化ビニル系樹脂製の防水シート71の上から固定用ディスク61の位置に置かれた電磁誘導加熱装置によって加熱し、固定用ディスク61の接着層と防水シート71とを加熱融着により接合している。
なお、補強板30(鋼板31)を緩衝材50と断熱層40(断熱材41)との間に設ける場合も断熱材41の上であって、折板屋根11の山部11aに対応する位置に鋼板31を配置し鋼板31と断熱材41の上に緩衝材50を敷設する以外は実施形態3の施工方法と同様に施工することができる。
11 折板屋根
20 層間材
21ブチルテープ
30 補強板
31 鋼板
40 断熱層
41 断熱材
50 緩衝材
60 固定板
61 固定用ディスク
70 防水層
71 防水シート
80 固定具
81 固定用ビス
A 増し張りシート
B2 ネジ部
S シーラー
Claims (6)
- 金属屋根下地の上に設けられた断熱層と、
前記断熱層の上に配置された固定板と、
前記固定板と前記金属屋根下地とを貫通し、ネジ部を有する固定具と、
前記断熱層の上に敷設され前記固定板で固定された防水層と、
前記金属屋根下地の上側であって前記金属屋根下地と間隔をおいて配置された補強板とを備え、
前記固定具の前記ネジ部が前記金属屋根下地と前記補強板とに噛み合わされている
金属屋根下地の防水構造。 - 前記金属屋根下地と前記補強板との間に層間材が配置された請求項1に記載の金属屋根下地の防水構造。
- 前記層間材が柔軟性を有する部材である請求項2に記載の金属屋根下地の防水構造。
- 前記金属屋根下地と前記断熱層の間に、前記補強板が設けられている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の金属屋根下地の防水構造。
- 前記断熱層と前記固定板との間に、前記補強板が設けられている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の金属屋根下地の防水構造。
- 金属屋根下地の上に断熱層を設ける工程と、
前記金属屋根下地の上に間隔をおいて補強板を設ける工程と、
前記断熱層の上に固定板を配置する工程と、
ネジ部を有する固定具を前記固定板の上から前記金属屋根下地と前記補強板に貫通させ、前記ネジ部を前記補強板と前記金属屋根下地に噛み合わせる工程と、
前記断熱層の上に防水層を敷設し前記固定板によって前記防水層を固定する工程とを備える、
金属屋根下地の防水構造の施工方法。
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