JP6478350B2 - 防水構造 - Google Patents
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Description
(1) 断熱性を有し、平面視で長方形をなす断熱パネルを複数枚有し、該複数枚の断熱パネルを、その長辺方向と短辺方向とにそれぞれ並べて敷設した断熱パネル敷設部と、
防水性を有し、帯状をなす第1防水シートであって、前記断熱パネル敷設部のうち、前記短辺方向に隣り合う前記断熱パネル同士の境界部を、前記長辺方向に沿って覆う第1防水シートと、
防水性を有し、帯状をなす第2防水シートであって、前記断熱パネル敷設部のうち、前記長辺方向に隣り合う前記断熱パネル同士の境界部を、前記短辺方向に沿って覆う第2防水シートとを備え、
前記短辺方向に隣り合う前記断熱パネル同士は、一方の前記断熱パネルの縁部に凹部が形成され、他方の前記断熱パネルの縁部に凸部が形成され、前記凹部と前記凸部とで係合しており、
前記長辺方向に隣り合う前記断熱パネル同士は、双方の前記断熱パネルの縁部が平坦な平坦部となって互いに対向しており、
前記第1防水シートと前記第2防水シートとは、互いに交差しており、その交差部では、前記第2防水シートが前記第1防水シートの上に重なっており、
前記断熱パネル敷設部は、前記各断熱パネルが水平方向に対して傾斜しており、前記断熱パネルの傾斜方向に前記凹部と前記凸部とが突き当てられて係合していることを特徴とする防水構造。
前記第1防水シートは、前記隙間の大きさが変化した際、その変化による前記第2防水シートの前記第1防水シートとの交差部での変形を抑止する機能を有する上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の防水構造。
前記各断熱パネルには、前記第1防水シートの貼付位置を示す第1位置決めマーカと、前記第2防水シートの貼付位置を示す第2位置決めマーカとが付されている上記(1)ないし(7)のいずれかに記載の防水構造。
(9) 前記第1位置決めマーカは、前記長辺方向に沿って付された線であり、前記第2位置決めマーカは、前記短辺方向に沿って付され、前記第1位置決めマーカとは異なる線種の線である上記(8)に記載の防水構造。
前記凸部は、前記長辺方向に沿った凸条で構成されている上記(1)ないし(9)のいずれかに記載の防水構造。
<第1実施形態>
図1〜図3は、それぞれ、本発明の防水構造(第1実施形態)を施工する工程を順に示す平面図である。図4は、図3中のA−A線断面図である。図5は、図3中のB−B線断面図である。なお、以下では、説明の便宜上、図1〜図3に示すように、図中の左右方向をx軸方向、上下方向をy軸方向とする。また、図4、図5中の上側を「上」または「上方」、下側を「下」または「下方」と言うことがある。また、図5中の左側を「下流側」、右側を「上流側」と言うことがある。
図1に示すように、断熱パネル敷設工程は、複数枚の断熱パネル1を、x軸方向とy軸方向とにそれぞれ並べて敷設して、断熱パネル敷設部30を形成する工程である。この工程では、平面視で長方形の各断熱パネル1を、長辺方向がx軸方向、短辺方向がy軸方向となるように配置する。
図2に示すように、第1防水シート貼付工程は、y軸方向に隣り合う断熱パネル1同士の境界部を第1防水シート2Aで覆う工程である。この工程では、帯状の第1防水シート2Aをx軸方向に沿わせつつ、断熱パネル1に貼付する。
図3に示すように、第2防水シート貼付工程は、x軸方向に隣り合う断熱パネル1同士の境界部を第2防水シート2Bで覆う工程である。この工程では、帯状の第2防水シート2Bをy軸方向に沿わせつつ、断熱パネル1に貼付する。
以上のような各工程を経ることにより、防水構造10を施工することができる。
図6は、本発明の防水構造の第2実施形態を示す平面図である。
図7は、本発明の防水構造の第3実施形態を示す平面図である。
図8は、本発明の防水構造の第4実施形態を示す平面図である。
本実施形態は、断熱パネルの構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
1 断熱パネル
11 縁部(第1縁部)
12 縁部(第2縁部)
13 縁部(第3縁部)
14 縁部(第4縁部)
15、15a、15b 第1位置決めマーカ
16、16a、16b 第2位置決めマーカ
2A 第1防水シート
2B 第2防水シート
21 交差部
3 樹脂層
4a 金属層
4b 金属層
5a 樹脂層
5b 樹脂層
6 凸部
7 凹部
20 間隙
30 断熱パネル敷設部
100 屋根
t2A、t2B 厚さ
W2A、W2B 幅
α 傾斜方向
θ1 傾斜角度
Claims (10)
- 断熱性を有し、平面視で長方形をなす断熱パネルを複数枚有し、該複数枚の断熱パネルを、その長辺方向と短辺方向とにそれぞれ並べて敷設した断熱パネル敷設部と、
防水性を有し、帯状をなす第1防水シートであって、前記断熱パネル敷設部のうち、前記短辺方向に隣り合う前記断熱パネル同士の境界部を、前記長辺方向に沿って覆う第1防水シートと、
防水性を有し、帯状をなす第2防水シートであって、前記断熱パネル敷設部のうち、前記長辺方向に隣り合う前記断熱パネル同士の境界部を、前記短辺方向に沿って覆う第2防水シートとを備え、
前記短辺方向に隣り合う前記断熱パネル同士は、一方の前記断熱パネルの縁部に凹部が形成され、他方の前記断熱パネルの縁部に凸部が形成され、前記凹部と前記凸部とで係合しており、
前記長辺方向に隣り合う前記断熱パネル同士は、双方の前記断熱パネルの縁部が平坦な平坦部となって互いに対向しており、
前記第1防水シートと前記第2防水シートとは、互いに交差しており、その交差部では、前記第2防水シートが前記第1防水シートの上に重なっており、
前記断熱パネル敷設部は、前記各断熱パネルが水平方向に対して傾斜しており、前記断熱パネルの傾斜方向に前記凹部と前記凸部とが突き当てられて係合していることを特徴とする防水構造。 - 前記断熱パネルの傾斜方向と前記短辺方向とが同方向である請求項1に記載の防水構造。
- 前記第2防水シートは、前記各断熱パネルの傾斜方向に沿って延在している請求項1または2に記載の防水構造。
- 前記長辺方向に隣り合う前記断熱パネル同士の境界部には、当該防水構造の使用環境の温度変化により大きさが変化する隙間が形成されており、
前記第1防水シートは、前記隙間の大きさが変化した際、その変化による前記第2防水シートの前記第1防水シートとの交差部での変形を抑止する機能を有する請求項1ないし3のいずれか1項に記載の防水構造。 - 前記第1防水シートの幅と、前記第2防水シートの幅とは、同じである請求項1ないし4のいずれか1項に記載の防水構造。
- 前記第1防水シートの幅は、前記第2防水シートの幅よりも大きい請求項1ないし4のいずれか1項に記載の防水構造。
- 前記第2防水シートの幅は、前記第1防水シートの幅よりも大きい請求項1ないし4のいずれか1項に記載の防水構造。
- 前記第1防水シートと前記第2防水シートとは、それぞれ、前記各断熱パネルに貼付されるものであり、
前記各断熱パネルには、前記第1防水シートの貼付位置を示す第1位置決めマーカと、前記第2防水シートの貼付位置を示す第2位置決めマーカとが付されている請求項1ないし7のいずれか1項に記載の防水構造。 - 前記第1位置決めマーカは、前記長辺方向に沿って付された線であり、前記第2位置決めマーカは、前記短辺方向に沿って付され、前記第1位置決めマーカとは異なる線種の線である請求項8に記載の防水構造。
- 前記凹部は、前記長辺方向に沿った溝で構成され、
前記凸部は、前記長辺方向に沿った凸条で構成されている請求項1ないし9のいずれか1項に記載の防水構造。
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JP2017120777A JP6478350B2 (ja) | 2017-06-20 | 2017-06-20 | 防水構造 |
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