JP3364978B2 - コルゲート流水管の止水処理構造 - Google Patents

コルゲート流水管の止水処理構造

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JP3364978B2 JP05897393A JP5897393A JP3364978B2 JP 3364978 B2 JP3364978 B2 JP 3364978B2 JP 05897393 A JP05897393 A JP 05897393A JP 5897393 A JP5897393 A JP 5897393A JP 3364978 B2 JP3364978 B2 JP 3364978B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、廃棄物最終処分場や貯
水池,溜池などの貯水部に付設され、この貯水部の壁面
である法面と、この法面より端部が突出して固定される
コルゲート流水管との接合部分におけるコルゲート流水
管の止水処理構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】廃棄物最終処分場や貯水池,溜池などの
貯水部に付設され、この貯水部の壁面である法面と、こ
の法面より端部が突出して固定される流入管や流出管な
どの流水管と、の接合部分の止水処理の構造は、シート
状の遮水材を用いた構造が一般的である。すなわち、前
記貯水部の底面及び法面に敷設される遮水シートと同素
材の遮水材を、法面より突出した流水管の接合部分であ
る外周に取り付けるとともに、前記遮水シートと接合さ
せた構造である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の止水処理構造では、外周面にリブが形成された
コルゲート管等を流水管として使用する場合、貯水部の
法面との接合部分における形状が複雑化,大型化となる
ためシート遮水材での施工が困難になるという問題があ
る。また、この流水管が合成樹脂製であるため、法面側
との接着性が良好でなく、止水性が低く、水や廃液など
が浸出してしまうという欠点がある。
【0004】そこで本発明は、上記問題点を解消するた
めに、簡便に止水処理を行えるとともに、確実に止水を
行うことができるコルゲート流水管の止水処理構造を提
供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】次に、上記の目的を達成
するための手段を、実施例に対応する図1及び図2を参
照して説明する。この発明のコルゲート流水管の止水処
理構造は、法面11と、該法面11より端部9bが突出
して固定されるコルゲート流水管9との接合部分におけ
る止水処理構造1において、前記コルゲート流水管9が
固定される法面11の前記コルゲート流水管9の周囲に
掘削形成される凹部2と、前記コルゲート流水管9の外
周面9aに形成されているリブ間を一液性湿気硬化型水
膨張性止水材3で充填し平滑に形成させるとともに、前
記コルゲート流水管9の周囲の前記凹部2内に打設し、
前記法面11と面一に形成される水密性のコンクリート
打設部4と、前記法面11を被覆するとともに、前記コ
ンクリート打設部4の法面4aの端部4bにて固定され
る遮水シート5と、を具備したことを特徴としている。
【0006】また、本発明のコルゲート流水管の止水処
理構造は、前記水密性のコンクリート打設部4の法面4
aの端部4bに固定される前記遮水シート5の内縁部5
aが、板部材7により押さえられ固定されるとともに、
該内縁部5aを折り返し前記板部材7を被覆成形し、か
つ該折り返し部にシール材8を設けてもよい。
【0007】さらに、前記コルゲート流水管9の外周面
9aのリブ内に一液性湿気硬化型水膨張性止水材3が充
填され形成された平滑面の幅長が、前記水密性のコンク
リート打設部4の打設厚さの1/4〜1/2としてもよ
い。
【0008】
【作用】法面11より端部9bが突出して固定されるコ
ルゲート流水管9の周囲に凹部2が掘削形成される。一
液性湿気硬化型水膨張性止水剤3は、凹部2内に位置す
る前記コルゲート流水管9の外周面9aのリブ間に充填
され平滑に形成される。そして、水密性のコンクリート
打設部4は、前記コルゲート流水管9の周囲の凹部2内
に打設され前記一液性湿気硬化型水膨張性止水剤3を埋
没させるとともに、前記法面11と面一となるように形
成される、また、遮水シート5は、前記法面11を被覆
するとともに、前記コンクリート打設部4の法面4aの
端部4bにて固定される。
【0009】なお、前記コンクリート打設部4の法面4
aの端部4bに固定される遮水シート5の内縁部5a
は、板部材7により押さえられ固定されるとともに、こ
の内縁部5aを折り返して、板部材7を被覆成形し、か
つこの折り返し部にシール材8を設ける構成としてもよ
い。
【0010】さらに、好ましくは、前記コルゲート流水
管9の外周面9aのリブ内に一液性湿気硬化型水膨張性
止水材3が充填され形成された平滑面の幅長を、前記水
密性のコンクリート打設部4の打設厚さの1/4〜1/
2に設定し形成させる。
【0011】
【実施例】図1は本発明によるコルゲート流水管の止水
処理構造の一実施例を示す断面図、図2は同実施例によ
る止水処理構造の一部の拡大断面図である。この実施例
のコルゲート流水管の止水処理構造1は、図1に示すよ
うに、凹部2と、一液性湿気硬化型水膨張性止水剤3
と、コンクリート打設部4と、遮水シート5とで構成さ
れている。なお、本実施例で用いられるコルゲート流水
管9は、図1に示すように、外周面9aに波状のリブが
形成された合成樹脂製の管である。
【0012】まず、凹部2は、コルゲート流水管9が設
けられる廃棄物最終処分場や貯水池,溜池などの貯水部
10の側壁面である法面11に形成され、このコルゲー
ト流水管9の中心から例えば縦500mm,横500m
mの範囲で深さ約200mmに掘削された部分である。
すなわち、この凹部2の壁面2aの略中央から前記コル
ゲート流水管9の端部9bが突出している。
【0013】また、一液性湿気硬化型水膨張性止水剤3
は、水膨張性及び止水性を有する水膨潤性湿気硬化型ウ
レタン組成物、例えば特公平4−89に開示されている
湿気硬化型ウレタン組成物などよりなり、コルゲート流
水管9の外周面9aのリブ間に充填される。この一液性
湿気硬化型水膨張性止水剤3が設けられる位置は、前記
凹部2より突出したコルゲート流水管9の、前記法面1
1と凹部2の壁面2aに沿った帯状の位置であるととも
に、この凹部2内に位置し、リブによる凹凸面を被覆
し、この凹凸面を平滑に形成させる。なお、この一液性
湿気硬化型水膨張性止水剤3の幅長は、前記凹部2の深
長より短い長さ、すなわち凹部2の深長の1/4〜1/
2に設定される。
【0014】次に、コンクリート打設部4は、水密性の
高い素材のコンクリートよりなり、コルゲート流水管9
の周囲の凹部2内に打設充填され、前記法面11と面一
に形成される。なお、このコンクリート打設部4による
凹部2の打設で、コルゲート流水管9の外周面9aに設
けられた一液性湿気硬化型水膨張性止水剤3は、例えば
コンクリート打設部法面4aより5〜10cm内方に位
置するように、このコンクリート打設部4内に埋没さ
れ、このコンクリート打設部4の法面4aより突出しな
いようになっている。
【0015】また、遮水シート5は、前述したコンクリ
ート打設部4を除く貯水部10の法面11及び底面12
などに敷設されるとともに、貯水部10の周縁部(図示
せず)及びコンクリート打設部4の法面4aの端部4b
に、ホールインアンカーやコンクリート釘6等で固定さ
れる。
【0016】この遮水シート5の固定手段としては、遮
水シート5の周縁及び内縁部5aを、帯状に形成された
板部材7で法面11,4aへ押さえ、前記アンカー6等
でこの板部材7とともに固定する方法が好ましく、さら
には、コンクリート打設部4の法面4aに固定される遮
水シート5の内縁部5aは、図2に示すように、この内
縁部5aを板部材7で押さえ、固定した後に、この内縁
部5aを折り返し、袋状に形成させるとともに、この折
り返しによって前記板部材7及びアンカー6等を覆い、
端縁5bを遮水シート5の表面5cに溶着により固定さ
せる。そして、この折り返し部分とコンクリート打設部
4の法面4aとの間にシール材8を設ける構成とする。
【0017】従ってこのように構成されたコルゲート流
水管9の止水処理構造1では、従来のような流水管に応
じたシート遮水材の煩わしい加工を施さず、コンクリー
ト打設部4を設け、コルゲート流水管9との接合部分に
水膨張性の一液性湿気硬化型水膨張性止水剤3を設ける
とともに、法面11を覆う遮水シート5をコンクリート
打設部4の法面4aの端部4bに固定する構成としたの
で、簡便に止水処理を行えるとともに、確実に止水を行
うことができる。
【0018】また、法面11と、コルゲート流水管9と
の接合部分に水膨張性の一液性湿気硬化型水膨張性止水
剤3を介在させたことで、止水性が向上し、これによ
り、貯水部10内に貯留される液体が、コルゲート流水
管9と法面11との接合部分より地中側に浸出すること
がない。
【0019】さらに、コンクリート打設部4の端部4b
における遮水シート5の内縁部5aが、板部材7により
押さえられ固定されるとともに、この内縁部5aを折り
返し、板部材7等を被覆するので、板部材7や固定部材
6が外気や水に触れず密封状態となるため、腐食等が発
生せず、遮水シート5の破損などが起きない。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるコルゲ
ート流水管の止水処理構造では、法面より突出するコル
ゲート流水管の周囲を掘削し水密性のコンクリート打設
部を設け、コルゲート流水管との接合部分に一液性湿気
硬化型水膨張性止水剤を設けるとともに、法面を覆う遮
水シートをコンクリート打設部の法面の端部に固定する
構成としたので、確実に止水を行うことができるという
効果がある。
【0021】また、法面とコルゲート流水管との接合部
分となるコンクリート打設部とコルゲート流水管外周面
との間に水膨張性の一液性湿気硬化型水膨張性止水剤を
介在させたので、止水性が向上するという効果があり、
これにより、貯水部内に貯留される液体などが、この接
合部分より地中側に浸出することがない。
【0022】さらに、水密性のコンクリート打設部の端
部における遮水シートの内縁部が、板部材により押さえ
られ固定されるとともに、この内縁部を折り返し、板部
材等を被覆するので、板部材や固定部材が外気や水に触
れず密封状態となるため、腐食等が発生せず、遮水シー
トの破損などが起きず、確実に固定されるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるコルゲート流水管の止水処理構造
の一実施例を示す断面図
【図2】同実施例による止水処理構造の一部の拡大断面
【符号の説明】
1…止水処理構造 2…凹部 2a…壁面 3…一液性湿気硬化型水膨張性止水剤 4…コンクリート打設部 4a…法面 4b…端部 5…遮水シート 5a…内縁部 7…板部材 8…シール材 9…コルゲート流水管 9a…外周面 9b…端部 11…法面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B09B 1/00 E02B 3/16

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 法面と、該法面より端部が突出して固定
    されるコルゲート流水管との接合部分における止水処理
    構造において、 前記コルゲート流水管が固定される法面の前記コルゲー
    ト流水管の周囲に掘削形成される凹部と、 前記コルゲート流水管の外周面に形成されているリブ間
    を一液性湿気硬化型水膨張性止水材で充填し平滑に形成
    させるとともに、前記コルゲート流水管の周囲の前記凹
    部内に打設し、前記法面と面一に形成される水密性のコ
    ンクリート打設部と、 前記法面を被覆するとともに、前記コンクリート打設部
    の法面の端部にて固定される遮水シートと、 を具備したことを特徴とするコルゲート流水管の止水処
    理構造。
  2. 【請求項2】 前記コンクリート打設部の法面の端部に
    固定される前記遮水シートの内縁部は、板部材により押
    さえられ固定されるとともに、該内縁部を折り返し前記
    板部材を被覆成形し、かつ該折り返し部にシール材が設
    けられることを特徴とする請求項1記載のコルゲート流
    水管の止水処理構造。
  3. 【請求項3】 前記コルゲート流水管の外周面のリブ内
    に一液性湿気硬化型水膨張性止水材が充填され形成され
    た平滑面の幅長が、前記水密性のコンクリート打設部の
    打設厚さの1/4〜1/2であることを特徴とする請求
    項1記載のコルゲート流水管の止水処理構造。
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CN108729414A (zh) * 2018-05-14 2018-11-02 中水电第十工程局(郑州)有限公司 一种混凝土重力坝横缝渗漏处理方法

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