JP5076704B2 - 土留壁の止水構造及び止水構造の構築方法 - Google Patents
土留壁の止水構造及び止水構造の構築方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5076704B2 JP5076704B2 JP2007192315A JP2007192315A JP5076704B2 JP 5076704 B2 JP5076704 B2 JP 5076704B2 JP 2007192315 A JP2007192315 A JP 2007192315A JP 2007192315 A JP2007192315 A JP 2007192315A JP 5076704 B2 JP5076704 B2 JP 5076704B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- retaining wall
- support member
- wall
- seal member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Bulkheads Adapted To Foundation Construction (AREA)
Description
すなわち、本発明は、壁体の内部に複数の鋼製の芯材が間隔をおいて埋設された土留壁を本体構造物に利用する際に、該土留壁を止水する土留壁の止水構造であって、前記土留壁の前記本体構造物側の壁面に設けられて、前記土留壁の隣接する芯材間を止水する止水手段と、該止水手段を前記芯材に水密に連結する連結手段と、前記止水手段に設けられて前記土留壁に作用する水を回収し、該水を貯水部に導く導水手段とを備え、前記止水手段は、前記土留壁の前記本体構造物側の壁面に設けられて、前記土留壁の隣接する芯材間の壁面を止水するシート状の第1止水シートと、前記土留壁の前記本体構造物側の壁面の下端部に設けられて、該下端部の壁面の全体及び該下端部と前記本体構造物の底版部との間を止水する第2止水シートと、前記本体構造物の底版部の表面を止水する第3止水シートとからなることを特徴とする。
また、土留壁の本体構造物側の壁面の隣接する芯材間が第1止水シートで止水され、土留壁の本体構造物側の壁面の下端部の全体、及び土留壁の壁面の下端部と本体構造物の底版部との間が第2止水シートで止水され、本体構造物の底版部の表面が第3止水シートによって止水されることになる。
図1〜図4には、本発明による土留壁の止水構造の一実施の形態が示されていて、図1は第1止水シートと土留壁との関係を示す断面図、図2は第2止水シート及び第3止水シートと土留壁との関係を示す断面図、図3は第1止水シートと連結手段との関係を示す断面図、図4は第1止水シートの平面図である。
まず、図5に示すように、H型鋼からなる芯材3のフランジ4の側部4bに内側支持部材21を溶接により一体に連結し、フランジ4の側部4bと内側支持部材21と間に防水シール15を接着剤によって一体に接合してそれらの間をシールする。
この場合、芯材3のフランジ4の表面4aと隣接する芯材3のフランジ4間の壁面2aが面一になるように、コンクリート6の表面を平滑化する。
なお、第1止水シートを現場に搬入する前に、予め第1止水シート12の幅方向の両端部に貫通孔12aを設けておいてもよい。
この場合、連結手段20は、内側支持部材21及び内側シール部材22に第1止水シート12の連結手段20と共通のものを用いているが別体でもよい。外側シール部材23及び外側支持部材24に第1止水シート12の連結手段20と別体のものを用い、第1止水シート12の外側シール部材23及び外側支持部材24の下端と第2止水シート13の外側シール部材23及び外側支持部材24の上端との間に隙間を形成する。
また、前記の説明においては、地中連続壁1の芯材3としてH型鋼を用いた例について説明したが、C型鋼、I型鋼等の他の鋼材を用いてもよいものであり、その場合にも同様の作用効果を奏する。
2 壁体 2a 壁面 3 芯材
4 フランジ 4a 表面 4b 側部
5 リブ 6 充填材(コンクリート) 6a 平滑面
10 止水構造 11 止水手段 12 第1止水シート
12a 貫通孔 13 第2止水シート 14 第3止水シート
15 防水シール 16 防護材 17 被覆材
18 テープ 19 緩衝材 20 連結手段
21 内側支持部材 21a 貫通孔 22 内側シール部材
22a 貫通孔 23 外側シール部材 23a 貫通孔
24 外側支持部材 24a 貫通孔 25 補助シール部材
25a 貫通孔 25b 貫通孔 26 ねじ締結体
27 締結ねじ 27a 頭部 28 締結ナット
29 補助ナット 30 ワッシャ 31 導水手段(導水部材)
35 本体構造物 36 底版部 36a 表面
37 砕石 38 捨てコンクリート
Claims (8)
- 壁体の内部に複数の鋼製の芯材が間隔をおいて埋設された土留壁を本体構造物に利用する際に、該土留壁を止水する土留壁の止水構造であって、
前記土留壁の前記本体構造物側の壁面に設けられて、前記土留壁の隣接する芯材間を止水する止水手段と、該止水手段を前記芯材に水密に連結する連結手段と、前記止水手段に設けられて前記土留壁に作用する水を回収し、該水を貯水部に導く導水手段とを備え、
前記止水手段は、前記土留壁の前記本体構造物側の壁面に設けられて、前記土留壁の隣接する芯材間の壁面を止水するシート状の第1止水シートと、前記土留壁の前記本体構造物側の壁面の下端部に設けられて、該下端部の壁面の全体及び該下端部と前記本体構造物の底版部との間を止水する第2止水シートと、前記本体構造物の底版部の表面を止水する第3止水シートとからなることを特徴とする留壁の止水構造。 - 前記連結手段は、前記芯材の側部に連結される内側支持部材と、該内側支持部材の表面に重合される内側シール部材と、該内側シール部材の表面に重合される外側シール部材と、該外側シール部材の表面に重合される外側支持部材と、前記外側支持部材、前記外側シール部材、前記内側シール部材、及び前記内側支持部材を一体に連結するねじ締結体とからなり、前記内側シール部材と前記外側シール部材との間で前記第1止水シートの端部が水密に挟持固定されることを特徴とする請求項1に記載の土留壁の止水構造。
- 前記ねじ締結体は、前記外側支持部材、前記外側シール部材、前記内側シール部材、及び前記内側支持部材を貫通する締結ねじと、該締結ねじの前記内側支持部材から突出した先端部に螺着される締結ナットとを備えていることを特徴とする請求項2に記載の土留壁の止水構造。
- 前記外側支持部材の表面側には、前記締結ねじの貫通部をシールする補助シール部材が重合されていることを特徴とする請求項3に記載の土留壁の止水構造。
- 前記締結ねじには、前記補助シール部材を前記外側支持部材の表面に圧接する補助ナットが螺着されていることを特徴とする請求項4に記載の土留壁の止水構造。
- 前記第2止水シートは、内側に前記第1止水シートの下端部を介在させた状態で前記土留め壁の壁面の下端部に下端部が水密に一体に連結され、上端部が前記本体構造物の底版部の表面側に折り返された状態で、前記第3止水シートに水密に一体に連結されていることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の土留壁の止水構造。
- 壁体の内部に複数の鋼製の芯材が間隔をおいて埋設された土留壁を本体構造物に利用する際に、該土留壁を止水する土留壁の止水構造の構築方法であって、
前記土留壁の構築後に、前記土留壁の前記本体構造物側の壁面を削って前記芯材の表面を露出させるとともに、前記芯材の側部に予め取り付けておいた支持部材の表面を露出させる工程と、
裏面側に予め導水部材を取り付けておいた第1止水シートの両端部を一対のシール部材間で挟持し、この状態で前記第1止水シートの両端部を前記支持部材の表面側に重合させ、さらに外側のシール部材の表面側に前記支持部材と対となる支持部材を重合させ、前記外側の支持部材、外側のシール部材、第1止水シート、内側のシール部材、及び内側の支持部材に締結ねじを貫通させ、該締結ねじに締結ナットを螺合させて締め付けることにより、前記第1止水シートの端部を前記芯材の側部に水密に連結する工程と、
前記土留壁の前記本体構造物の底版部に対向する下端部の壁面の全体に第2止水シートを配置し、該第2止水シートの下端部を内側に前記第1止水シートの下端部を介在させた状態で該下端部の壁面に水密に一体に接合し、該第2止水シートの上端部を前記本体構造物の底版部の表面上に折り返して、底版部の表面に配置されている第3止水シートに水密に一体に接合する工程とを備えていることを特徴とする土留壁の止水構造の構築方法。 - 前記内側の支持部材の表面側には前記締結ねじの貫通部を塞ぐ防護材が剥離可能に貼着され、前記内側の支持部材の裏面側の前記締結ねじの貫通部に対応する部分には締結ナットが接着され、該締結ナットの表面は被覆材によって被覆され、この状態で前記芯材を前記土留壁の構築場所に建て込み、該構築場所に充填材を打設して該充填材が固化した後に、前記土留壁の前記本体構造物側の壁面を削って前記内側支持部材の表面側を露出させることを特徴とする請求項7に記載の土留壁の止水構造の構築方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007192315A JP5076704B2 (ja) | 2007-07-24 | 2007-07-24 | 土留壁の止水構造及び止水構造の構築方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007192315A JP5076704B2 (ja) | 2007-07-24 | 2007-07-24 | 土留壁の止水構造及び止水構造の構築方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009030241A JP2009030241A (ja) | 2009-02-12 |
JP5076704B2 true JP5076704B2 (ja) | 2012-11-21 |
Family
ID=40401044
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007192315A Expired - Fee Related JP5076704B2 (ja) | 2007-07-24 | 2007-07-24 | 土留壁の止水構造及び止水構造の構築方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5076704B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011117198A (ja) * | 2009-12-03 | 2011-06-16 | Ohbayashi Corp | 山留めの構造及びその構築方法 |
KR102499826B1 (ko) * | 2022-03-02 | 2023-02-14 | 주식회사 제일엔지니어링종합건축사사무소 | 강성증대 엄지말뚝을 이용한 자립 장치 및 이의 시공 방법 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04221130A (ja) * | 1990-12-20 | 1992-08-11 | Toda Constr Co Ltd | 地下室屋根防水の先行工法 |
JP3610452B2 (ja) * | 2000-01-14 | 2005-01-12 | 吉田建設工業株式会社 | 地中連続壁防水工法 |
JP3777549B2 (ja) * | 2002-04-11 | 2006-05-24 | 清水建設株式会社 | 合成地下壁およびその施工方法ならびに水膨張止水材 |
-
2007
- 2007-07-24 JP JP2007192315A patent/JP5076704B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009030241A (ja) | 2009-02-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5681321B1 (ja) | 止水壁構成体の支柱、止水壁構成体及び構造物の出入口の止水構造 | |
RU2505642C2 (ru) | Способ и система для точечного крепления гидроизоляционной мембраны к гидросооружениям | |
JP5076704B2 (ja) | 土留壁の止水構造及び止水構造の構築方法 | |
US20040208704A1 (en) | Manhole structure constructing method, manhole structure water-stop flexible joint and manhole structure | |
KR100978890B1 (ko) | 자착식 복합방수시트를 이용한 역방수방법 | |
JP2008038426A (ja) | 可撓止水継手およびその施工方法 | |
JP2008045333A (ja) | 止水材及び弾性継手の止水構造 | |
JP4567564B2 (ja) | 暗渠の耐水圧可撓継手 | |
JP7243305B2 (ja) | 鋼管矢板継手部の止水構造 | |
KR100617507B1 (ko) | 수밀형 맨홀 | |
JP3559208B2 (ja) | 継ぎ手構造 | |
JP7002140B2 (ja) | 吊足場 | |
JP2000054412A (ja) | 可とう性継ぎ手構造及び可とう継ぎ手と防水下地材との組合せ | |
JP4183270B1 (ja) | 開口の閉塞方法、管内の掃除方法および開口閉塞用具セット | |
JP5758785B2 (ja) | コンクリート構造物用止水装置 | |
JP3298100B2 (ja) | シールドトンネル用防水セグメント及びその施工方法 | |
KR100868700B1 (ko) | 관 보수용 나선 띠 | |
KR101476392B1 (ko) | 터널용 방수시트 고정구조 | |
JP4446235B2 (ja) | 地中壁の構築方法 | |
JP4318863B2 (ja) | 可撓継手およびその取付方法 | |
KR20050082101A (ko) | 수밀형 맨홀의 접속관 결합구조 및 시공방법 | |
JP2004353175A (ja) | トンネル用排水流路と排水システムとその造築工法 | |
JPH0118551Y2 (ja) | ||
JPS6234919B2 (ja) | ||
JPH0640718Y2 (ja) | トンネル工事用止水シートの取付構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100618 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110531 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120515 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120711 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120731 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120813 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150907 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |