JP7002140B2 - 吊足場 - Google Patents

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本発明は、橋梁や高架道路等の構造物の下方に構築される吊足場に関し、特に、下方への水の漏出を防止する機能を備えた吊足場に関する。
橋梁や高架道路等、地表や水面からの高さが高い構造物の下面部分に対し、補修、塗装、洗浄等の作業を行う場合、構造物から吊り下げて構築した吊足場が使用される。従来の吊足場は、特許文献1に示されるように、上端部を構造物に取り付けた吊部材で、作業者の足場となる床部材を吊り下げ状態に保持する構造が一般的である。
特開平7-197645号公報
構造物の下面における劣化した塗膜やコンクリートをウォータージェット等で洗浄、除去する作業を吊足場から行う場合において、吊足場の下方が公園や駐車場等の施設であったり河川や湖沼等の自然環境保全を必要とする地域であったりしたときには、洗浄廃水を吊足場の下方へ落下させない対策を講じる必要がある。このような対策の1つとして、吊足場の床部材の上面全体を、防水性を有する遮水シートで覆うことが行われる。
ところで遮水シートには、床部材を吊り下げるための吊部材を貫通させる貫通部が形成されるから、漏水を防ぐには、この貫通部を閉塞しなくてはならない。具体的には、防水性を有する増し貼りシートを貫通部の周囲に貼り付けてその開口部分を閉塞すると共に、吊部材における貫通部の上方に伸びる部分にも増し貼りシートを巻きつけて遮水シートに接合することで止水している。しかし吊部材にはチェーン等の複雑な凹凸を有する部材が用いられるため、吊部材とこれに巻き付けた増し貼りシートとの間の隙間を完全に塞ぐのは困難である。その結果、洗浄廃水が吊部材と増し貼りシートとの隙間を伝って貫通部に到達し、床部材から下方へ落下するという問題を生じさせている。しかも、増し貼りシートを吊部材に巻きつける作業は手間がかかる上に熟練を要するので、施工能率が悪いという問題もある。
そこで、吊部材に増し貼りシートを巻き付けたのち、両者の隙間をウレタン樹脂等の合成樹脂で充填することにより、洗浄廃水が吊部材を伝って貫通部に到達しないようにすることが考えられる。しかし、この場合には、吊部材を再使用するに当たり、吊部材に付着した合成樹脂を除去する必要があり、工事完了後の清掃に手間を要するという問題が生じる。
従って本発明の目的は、吊足場において、簡単な作業で下方への漏水を確実に防止することができ、吊部材の再使用も可能な手段を提供することである。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、構造物の下方に構築される吊足場であって、床部材と、この床部材を吊り下げ状態に保持する吊部材と、防水性を備え床部材の上面に敷設され吊部材を貫通させる貫通部が形成された遮水シートと、貫通部における水の流通を阻止する防水手段とを含み、防水手段は、遮水シートの上面に水密的に取り付けられ貫通部を囲み吊部材の周囲を囲んで上方へ延びる筒部材と、筒部材と吊部材との間を水密的に閉塞する閉塞手段とを有し、閉塞手段は、吊部材の途中に設けられその内部の通水を阻止する機能を有し筒部材の内部に少なくともその一部が配置される軸部材と、筒部材の内面と軸部材の外面との間を止水する止水手段とを有するものである。
このように構成すると、筒部材が遮水シートに形成される貫通部の周囲を水密的に囲い、閉塞手段が筒部材と吊部材との間を止水する。又、筒部材とその内部に配置した軸部材との間が、止水手段によって止水される。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成において、筒部材は、貫通部を囲んで上方へ延びる筒本体部と、この筒本体部の下端に設けられ遮水シートに水密的に取着されるフランジ部とを含むものである。
このように構成すると、フランジ部を遮水シートに取着することで、筒本体部が貫通部を囲む位置に取り付けられると共に、遮水シートと筒部材との間を止水する止水構造が得られる。
請求項記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の発明の構成において、軸部材は、柱状の軸本体部と、この軸本体部の両端に設けられ吊部材が接続される接続部とを含み、吊部材の途中に組み込まれるものである。
このように構成すると、軸本体部の両端に吊部材を接続することにより、軸部材が吊部材の途中位置に組み込まれる。
請求項記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の発明の構成において、軸部材は、軸方向に沿って分割される第1の分割軸部及び第2の分割軸部を含み、第1の分割軸部及び第2の分割軸部は吊部材を間に挟んだ状態で合体されるものである。
このように構成すると、間に吊部材を挟んだ状態で、第1の分割軸部及び第2の分割軸部を合体させることで、吊部材の途中に軸部材が設けられる。
請求項記載の発明は、請求項記載の発明の構成において、合体した状態の第1の分割軸部及び第2の分割軸部の内部空間を充填する充填材を更に含むものである。
このように構成すると、吊部材を間に挟んだ状態の第1の分割軸部及び第2の分割軸部の内部空間が、充填材で充填される。
請求項記載の発明は、請求項から請求項のいずれかに記載の発明の構成において、止水手段は、筒部材の外周面を縛って、筒部材の内面と軸部材の外面とを密接させる結束部材であるものである。
このように構成すると、筒部材の内部に軸部材が配置された状態で、結束部材により筒部材の外周面を縛って、筒部材の内面と軸部材の外面とを密接させることにより、筒部材と軸部材との間が止水される。
請求項記載の発明は、構造物の下方に構築される吊足場であって、床部材と、この床部材を吊り下げ状態に保持する吊部材と、防水性を備え床部材の上面に敷設され吊部材を貫通させる貫通部が形成された遮水シートと、貫通部における水の流通を阻止する防水手段とを含み、防水手段は、遮水シートの上面に水密的に取り付けられ貫通部を囲み吊部材の周囲を囲んで上方へ延びる筒部材と、筒部材と吊部材との間を水密的に閉塞する閉塞手段とを有し、閉塞手段は、吊部材の途中に取り付けられ筒部材の上方の開口部に嵌合する蓋部材と、筒部材の内面と蓋部材の外面との間を止水する止水手段とを有するものである。
このように構成すると、筒部材が遮水シートに形成される貫通部の周囲を水密的に囲い、閉塞手段が筒部材と吊部材との間を止水する。又、筒部材の上方の開口部がその内部に嵌合させた蓋部材で閉塞され、筒部材と蓋部材との間が止水手段によって止水される。
請求項記載の発明は、請求項記載の発明の構成において、止水手段は、筒部材の外周面を縛って、筒部材の内面と蓋部材の外面とを密接させる結束部材であるものである。
このように構成すると、筒部材の内部に蓋部材を嵌合させた状態で、結束部材により筒部材の外周面を縛って、筒部材の内面と蓋部材の外面とを密接させることにより、筒部材と蓋部材との間が止水される。
請求項記載の発明は、構造物の下方に構築される吊足場であって、床部材と、この床部材を吊り下げ状態に保持する吊部材と、防水性を備え床部材の上面に敷設され吊部材を貫通させる貫通部が形成された遮水シートと、貫通部における水の流通を阻止する防水手段とを含み、防水手段は、遮水シートの上面に水密的に取り付けられ貫通部を囲み吊部材の周囲を囲んで上方へ延びる筒部材と、筒部材と吊部材との間を水密的に閉塞する閉塞手段とを有し、閉塞手段は、筒部材の少なくとも一部を変形させて形成した、筒部材の内面と吊部材の外面との間を閉止するシール部であるものである。
このように構成すると、筒部材が遮水シートに形成される貫通部の周囲を水密的に囲い、閉塞手段が筒部材と吊部材との間を止水する。又、筒部材の少なくとも一部を変形させて形成したシール部が、筒部材の内部空間を閉塞して、通水を阻止する。
請求項1記載の発明は、請求項記載の発明の構成において、シール部は、筒部材の内面と吊部材の外面との間に介在する防水樹脂層を含むものである。
このように構成すると、防水樹脂層が、筒部材内部の通水を阻止する。
請求項1記載の発明によれば、遮水シートの上面に供給される水が筒部材の内側に浸入して貫通部に到達することが阻止されるので、貫通部からの漏水が防止される。又、貫通部を囲む筒部材とその内部に配置される軸部材との間を止水手段で止水する構成としたので、筒部材と軸部材とを準備することにより、吊部材の形状に関わらず、簡単な作業で確実な止水構造を構築できる。依って、吊足場構築の作業効率を向上させて工期の短縮化を図れる。吊部材の長さに誤差が有っても、筒部材及び軸部材の軸方向の長さを利用して誤差を吸収できるから、施工性が良い。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、フランジ部を遮水シートに取着するという簡単な作業で止水性が得られる。フランジ部により筒本体部の安定性を高めることができる。フランジ部の広い面で止水することができるから、止水性を確実にできる。
請求項記載の発明によれば、請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて、軸部材と吊部材とが一体化するので、軸部材の少なくとも一部を筒部材の内部に配置したときに、筒部材の姿勢を安定化することができ、止水性能の信頼性が高まる。
請求項記載の発明によれば、請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて、既設の吊部材に軸部材を設けることができるから、吊部材を交換したり加工したりすることなく、筒部材と軸部材とによる優れた止水性能を有する防水手段を構築可能である。
請求項記載の発明によれば、請求項記載の発明の効果に加えて、充填材により第1の分割軸部及び第2の分割軸部と吊部材とが一体化するから、軸部材が吊部材に対して位置移動するのが防止される。又、軸部材と吊部材との間の隙間が充填材で封止されるから、信頼性の高い防水手段を提供できる。
請求項記載の発明によれば、請求項から請求項のいずれかに記載の発明の効果に加えて、結束部材で筒部材の外周面を縛るだけで、筒部材と軸部材との間を止水できるから、止水作業が簡単である。結束部材を取り外せば筒部材と軸部材とが分離可能になるから、工事終了後の分解作業が容易である。又、各部材の再使用も可能である。
請求項記載の発明によれば、遮水シートの上面に供給される水が筒部材の内側に浸入して貫通部に到達することが阻止されるので、貫通部からの漏水が防止される。又、貫通部を囲む筒部材とその上方の開口部に嵌合される蓋部材との間を止水手段で止水する構成としたので、筒部材と蓋部材とを準備することにより、簡単な作業で確実な止水構造を構築できる。依って、吊足場構築の作業効率を向上させて工期の短縮化を図れる。
請求項記載の発明によれば、請求項記載の発明の効果に加えて、結束部材で筒部材の外周面を縛るだけで、筒部材と蓋部材との間を止水できるから、止水作業が簡単である。結束部材を取り外せば筒部材と蓋部材とが分離可能になるから、工事終了後の分解作業が容易である。又、各部材の再使用も可能である。
請求項記載の発明によれば、遮水シートの上面に供給される水が筒部材の内側に浸入して貫通部に到達することが阻止されるので、貫通部からの漏水が防止される。又、筒部材の少なくとも一部を変形させて形成したシール部が、筒部材内部の通水を阻止するから、構成部材点数の少ない止水構造を提供できる。
請求項1記載の発明によれば、請求項記載の発明の効果に加えて、筒部材と吊部材との間に防水樹脂層を介在させることにより、筒部材の内面や吊部材の外面の形状が複雑であったり、両者間の材質上の親和性が低くても、筒部材と吊部材との間を確実に閉止して、止水構造を構築することができる。
本発明の第1の実施の形態による吊足場を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態による吊足場において、筒部材を分離した状態を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態による吊足場の断面図である。 図3に示す吊足場の防水手段を拡大して示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態に関するものであって、(A)は軸部材を第1の分割軸部と第2の分割軸部とに分割した状態を示す斜視図であり、(B)は第1の分割軸部と第2の分割軸部とを合体させて軸部材を吊部材に装着した状態を示す斜視図である。 本発明の第3の実施の形態による吊足場に使用する蓋部材の一例を示す斜視図である。 本発明の第3の実施の形態による吊足場において、筒部材を分離した状態を示す斜視図である。 本発明の第3の実施の形態による吊足場を示す斜視図である。 本発明の第3の実施の形態による吊足場における防水手段の断面図である。 (A)は本発明の第4の実施の形態による吊足場において、筒部材を分離した状態を示す斜視図であり、(B)は吊部材の一部に樹脂フィルムを巻き付けた状況を拡大して示す図である。 本発明の第4の実施の形態による吊足場を示す斜視図である。 (A)は本発明の第4の実施の形態による吊足場における防水手段の断面図、(B)は図(A)のb-b線における切断端面図である。
[第1の実施の形態]
図1は本発明の第1の実施の形態による吊足場を示す斜視図であり、図2は本発明の第1の実施の形態による吊足場において、筒部材を分離した状態を示す斜視図であり、図3は本発明の第1の実施の形態による吊足場の断面図であり、図4は図3に示す吊足場の防水手段を拡大して示す断面図である。
本例の吊足場1が使用される対象は、主として橋梁、高架道路等の地表や水面からの高さが高い構造物であるが、特に限定されるものではない。
各図を参照して、本例の吊足場1は、構造物から吊り下げられた状態で構築されるものであって、作業者の足場となる床部材2と、上端側が構造物に取り付けられ下端側が床部材2に連結されてこの床部材2を吊り下げ状態に保持する吊部材3と、防水性を備え床部材2の上面に敷設される遮水シート4とを含む。遮水シート4には、吊部材3を貫通させるための貫通部5が形成されると共に、貫通部5における水の流通を阻止するための防水手段6が設けられる。本例の防水手段6は、遮水シート4の上面に水密的に取り付けられ貫通部5を囲んで上方へ延びる筒部材20と、筒部材20と吊部材3との間を水密的に閉塞する閉塞手段とを有するものである。本例における閉塞手段は、吊部材3に設けられ少なくともその一部が筒部材20の内部に配置される軸部材10と、筒部材20の内面と軸部材10の外面との間を止水する止水手段としての結束部材30を有する。
床部材2は、金属や木材等から成る板状の床板部2aと、床板部2aを支持する鋼管等のフレーム部2bとを含む。フレーム部2bには、吊部材3を連結するための金具等より成る連結部2cが設けられる。吊部材3は、金属製チェーンや鉄筋等であり作業者を載せた床部材2の荷重を支持し得る引っ張り強度を有する部材から成る。床部材2の上面を隙間なく覆う遮水シート4は、合成樹脂、合成ゴム等の遮水性を有すると共に、その上で作業者が作業を行っても容易には孔が開いたり破損したりするおそれのない強度を有する材料から成る。
尚、図面には遮水シート4の一部のみを示しており、実際には、作業用の足場となる領域全体を覆うように、遮水シート4は水平方向へ連続的に広がるものである。
防水手段6を構成する筒部材20は、貫通部5を囲んで上方へ延びる円筒状の筒本体部21と、この筒本体部21の下端に設けられ遮水シート4に水密的に取着される平板状のフランジ部22とを有する。尚、筒部材20は、遮水シート4と同等の遮水性能及び強度を備えるものとする。
他方、軸部材10は、円柱状の軸本体部11と、この軸本体部11の両端に設けられ吊部材3が接続される接続部12とを含む。軸本体部11は、外径が筒本体部21の内径よりも小さく設定されるものであり、金属、合成樹脂、合成ゴム等で製作され、内部の通水を阻止する機能を有し、吊部材3と同等の引っ張り強度を備える。例えば鋼管の両端に、円板状の金属板を溶接して軸本体部11とし、更に金属板の表面にU字形の金属部材を溶接して接続部12としたものである。その他、合成樹脂、防錆ゴム等で製作した棒状体を用いることが考えられる。
止水手段である結束部材30は、例えば結束バンド、ホースバンド、針金等が用いられ、筒部材20の筒本体部21の外周面を縛って、筒本体部21の内面21aと軸部材10の軸本体部11の外面11aとを密接させることにより、両者の間を止水するものである。
上に述べた吊足場1を構築する手順の概略は以下の通りである。先ず、軸本体部11の両端の接続部12それぞれに吊部材3を接続して、予め軸部材10を適所に組み込んだ吊部材3を準備する。そして、この吊部材3における軸部材10よりも上方の部分を筒部材20の筒本体部21に挿通させた後、筒部材20を吊部材3に仮止めしておく。次に、床部材2の上面に敷設した遮水シート4における床部材2の連結部2cに対応する箇所に切り込みをいれて貫通部5を形成する。続いて、吊部材3の下端部を、貫通部5を介して床部材2の連結部2cに連結する。このとき、遮水シート4における貫通部5を形成するために切り起こされた部分は、吊部材3に接着しておいてもよい(図2参照)。引き続き、筒部材20を吊部材3に沿って下方へ移動させ、その内部に軸部材10の少なくとも一部を挿入させた状態で、フランジ部22を遮水シート4の表面に水密的に接着する。そして、結束部材30で筒本体部21の外周面を縛ることにより、筒本体部21の内面21aと軸本体部11の外面11aとを密接させ、両者の間を止水する(図4参照)。
このように構成された吊足場1は、次のような利点を有する。防水手段6は、筒部材20の筒本体部21及びフランジ部22が貫通部5の周囲を水密的に囲むと共に、結束部材30によって筒部材20の筒本体部21とその内部に配置される軸部材10の軸本体部11との間を止水するから、遮水シート4の上面に洗浄廃水が供給されても、これが筒部材20の内側に浸入して貫通部5に到達することが阻止され、貫通部5からの漏水が防止される。
防水手段6は、筒部材20と軸部材10とを準備し、貫通部5を囲む筒部材20とその内部に配置される軸部材10との間を結束部材30等の止水手段で止水する構成としたので、吊部材3の形状に関わらず、簡単な作業で確実な止水構造を構築することができる。これにより、吊足場を構築する作業効率が向上し工期の短縮化を図れる。
又、結束部材30で筒部材20の筒本体部21の外周面を縛るだけで筒部材20と軸部材10との間を止水する構成なので、止水作業が簡単である。更に、結束部材30を取り外すだけで筒部材20と軸部材10とを容易に分離できるから、工事終了後の分解作業が簡単であり、各部材の再使用も可能である。
更に、吊部材3の長さに誤差が有っても、筒部材20及び軸部材10の軸方向の長さを利用して誤差を吸収することができるから、吊足場1の施工性が良い。
更に、筒部材20がフランジ部22を有することにより、これを遮水シート4に接着するという簡単な作業で、遮水シート4と筒部材20との間の止水構造を構築でき、しかもフランジ部22の広い面を遮水シート4に密着させるから、止水性を確実にできると共に、筒本体部21の安定性を高めることができる。
一方、軸部材10については、軸本体部11の両端の接続部12に吊部材3を接続することにより軸部材10を吊部材3へ一体的に組み込む構成としたので、軸部材10の少なくとも一部を筒部材20の内部に配置したときに、筒部材20の姿勢を安定化させることができ、止水性能に対する信頼性を高めることができる。
[第2の実施の形態]
図5は、本発明の第2の実施の形態に関するものであって、(A)は軸部材を第1の分割軸部と第2の分割軸部とに分割した状態を示す斜視図であり、(B)は第1の分割軸部と第2の分割軸部とを合体させて軸部材を吊部材に装着した状態を示す斜視図である。
本例の軸部材13は、予め吊部材に組み込むのに替えて、既設の吊部材に後から装着することを可能にするものである。そのため軸部材13は、軸方向に沿って分割される第1の分割軸部14及び第2の分割軸部15を含み、吊部材3を間に挟んだ状態で第1の分割軸部14と第2の分割軸部15とを合体させることにより、軸部材13を吊部材3の途中に設けることができるよう構成される。
具体的には、第1の分割軸部14及び第2の分割軸部15を半円筒状とし、それぞれの上端部に半円状の蓋板部14a、15aを設けると共に、各蓋板部14a、15aの端縁部に吊部材3の形状に合わせた切欠部14b、15bを形成する。このように形成した第1の分割軸部14と第2の分割軸部15とを、切欠部14b、15bを利用して間に吊部材3を挟んだ状態で合体させ、両者をボルト等の連結具17等で締結することにより、円筒状に構成された軸部材13を吊部材3に設けることができる。このとき、切欠部14b及び15bは合体により、吊部材3を挿通させる挿通孔16を形成する。尚、必要に応じ、第1の分割軸部14と第2の分割軸部15との接合部及び挿通孔16に、止水用のパッキン等を配置してもよい。
このような構成により、第1の分割軸部14及び第2の分割軸部15を合体させることで、既設の吊部材3に対し軸部材13を取り付けることが可能となる。その結果、既設の吊部材を交換したり加工したりすることなく、筒部材と軸部材とによる優れた止水性能を有する防水手段を構築可能である。
[第3の実施の形態]
図6は本発明の第3の実施の形態による吊足場に使用する蓋部材の一例を示す斜視図であり、図7は本発明の第3の実施の形態による吊足場において、筒部材を分離した状態を示す斜視図であり、図8は本発明の第3の実施の形態による吊足場を示す斜視図であり、図9は本発明の第3の実施の形態による吊足場における防水手段の断面図である。
本例では閉塞手段として、吊部材3の途中に取り付けられて筒部材23の上方の開口部26に嵌合する蓋部材40と、筒部材23の内面23aと蓋部材40の外面40aとの間を止水する止水手段としての結束部材30とを有する。
本例の蓋部材40は、例えば硬質ゴム等で製作された本体部41を有し、この本体部41は、ヒンジ部42で連結されると共に、ヒンジ部42を軸として開閉可能に形成された2つの半円柱状部分から成る。又、本体部41における開閉時に対向する2つの半円柱状部分の各内面には、吊部材3の外面形状に適合させた形状の凹部43が形成されると共に、弾性圧縮が可能であり且つ不透水性であるシール部材44が貼り付けられる。このシール部材44の材質は、独立気泡を有するプラスチックフォームや軟質ゴム等である。
筒部材23は、第1の実施の形態と同様の円筒状でもよいが、本例では、上方へ延びる円錐台状の筒本体部24と、この筒本体部24の下端に設けられ遮水シート4に水密的に取着されるリング板状のフランジ部25とを有するものとした。
防水手段6を構築するには、予め吊部材3における蓋部材40よりも上方の位置に筒部材23を仮止めしておく。そして吊部材3を、貫通部5を介して床部材2に連結する。次いで、蓋部材40の凹部43を利用して本体部41内に吊部材3を挟み込んだ状態として、蓋部材40を吊部材3の途中に装着する。続いて筒部材20を、吊部材3に沿って下方へ移動させ、フランジ部25を遮水シート4の表面に接着すると共に、筒部材23の開口部26内に蓋部材40を嵌合させた状態とする。引き続き、筒部材23の開口部26付近の外周面を結束部材30で縛ることにより、筒部材23の内面23aと蓋部材40の外面40aとを密接させ、両者の間を止水する(図9参照)。
このとき、蓋部材40のシール部材44は、本体部41と例えば鎖等から成る吊部材3との隙間を水密的に充填して、水が筒部材23の内部に浸入するのを阻止するから、簡単な構成で確実な止水性能を備えた防水手段が構築される。
このように本例では、閉塞手段として図6に示すような蓋部材40を用いたので、既設の吊部材に後から防水手段を構築することが可能であり、既設の吊部材を交換したり加工したりすることなく、優れた止水性能を有する防水手段を提供することが可能となる。
[第4の実施の形態]
図10の(A)は本発明の第4の実施の形態による吊足場において、筒部材を分離した状態を示す斜視図であり、(B)は吊部材の一部に樹脂フィルムを巻き付けた状況を拡大して示す図であり、図11は本発明の第4の実施の形態による吊足場を示す斜視図であり、図12の(A)は本発明の第4の実施の形態による吊足場における防水手段の断面図であり、(B)は図(A)のb-b線における切断端面図である。
本例は、閉塞手段を、筒部材27の少なくとも一部を変形させて形成した、筒部材27の内面と吊部材3の外面との間を閉止するシール部Sで構成したものである。
防水手段6を構築するには、先ず筒部材27を予め吊部材3の適当な上方位置に仮止めしておく。筒部材27は、第3の実施の形態と同様、上方へ延びる円錐台状の筒本体部28と、この筒本体部28の下端に設けられ遮水シート4に水密的に取着されるリング板状のフランジ部29とを有するものである。筒本体部28は、後述する変形作業を容易にするため、塩化ビニルやポリエチレン等の熱可塑性樹脂で製作される。
次いで吊部材3を、貫通部5を介して床部材2に連結した後、吊部材3の適当な高さ位置に、防水樹脂層を形成するための樹脂フィルム50を巻き付ける(図10(B)参照)。樹脂フィルム50の材質は、筒本体部28と同種、又は筒本体部28との親和性の良好な種類が選択される。
続いて筒部材27を吊部材3に沿って下方へ移動させ、フランジ部29を遮水シート4の表面に接着する。この状態で、吊部材3における樹脂フィルム50を巻き付けた位置に対応させて、例えばヒートシール装置等を用いて、筒部材27の筒本体部28を挟持すると共に加熱する。これにより筒本体部28の少なくとも一部を変形させると同時に、樹脂フィルム50についても溶融変形させて吊部材3の外面3aに密着させる。その結果、溶融した樹脂フィルムにより、筒本体部28の内面28aと吊部材3の外面3aとの間を閉止する防水樹脂層51が形成されて、筒部材27内の通水を阻止するシール部Sが筒部材27の途中部分に構築されることになる(図12(B)参照)。
このように本例では、閉塞手段として図12に示すようなシール部Sを採用するので、既設の吊部材に後から防水手段を構築することが可能であり、既設の吊部材を交換したり加工したりすることなく、優れた止水性能を有する防水手段を提供可能となる。又、樹脂フィルムを溶融させて防水樹脂層を形成するから、筒部材の内面形状や吊部材の外面形状が複雑でも、筒部材と吊部材との間の親和性が低くても、両者の間に通水を阻止するシール部を確実に形成できる。更に、部材点数が少なくて済むから、低コストで防水手段を提供できる。
尚、第1~第3の実施の形態においては、止水手段として結束部材を用いたが、これに替えて、軸部材又は蓋部材と筒部材との間を接着剤や発泡プラスチック材等で充填するようにしてもよい。
軸部材は、例えば二重管構造等にして、長さ調節機能を備えるものであってもよい。
床部材は、フレーム部を省略して、吊部材を床板部に直接連結する構造でもよい。
第2の実施の形態において、第1の分割軸部と第2の分割軸部とを合体させたときに形成される内部空間を、発泡ゴムや発泡プラスチック等の充填材で充填してもよい。このように構成すると、充填材により第1の分割軸部及び第2の分割軸部と吊部材とが一体化するから、軸部材が吊部材に対して位置移動するのが防止される。又、軸部材と吊部材との間の隙間を充填材で封止するから、より信頼性の高い防水手段を提供できる。
更に、筒部材についても、切り込みを設けて開閉可能としてもよい。筒部材をこのように構成すれば、切り込み部分を開いて既設の吊部材を内部に挿入させた状態で、遮水シートの貫通部を囲むように取着した後、切り込み部分を接着して止水性を与えることができる。従って、この筒部材と、第2の実施の形態の軸部材とを協働させることにより、既設の吊足場に本発明の防水手段を備えることが可能となる。
第3の実施の形態において、蓋部材における吊部材を挟み込む開閉可能な面領域に粘着層を設けて、吊部材を挟み込んだ閉状態が保持されるようにしてもよい。
第4の実施の形態において、筒部材の少なくとも一部を変形させてシール部を形成する手法としては、ヒートシール装置等による熱融着以外に、高周波溶着や超音波溶着を利用してもよい。防水樹脂層を形成する手段としては、樹脂フィルムに替えて、2枚の樹脂シートを用意し、これらをその間に吊部材を挟むようにして吊部材に装着し、これを筒部材の変形時に溶融させるようにしてもよい。更に樹脂フィルムを溶融させる以外に、接着剤を筒部材の内面に塗布し、これにより防水樹脂層を形成してもよい。この場合、接着剤の塗布領域に対応する筒部材の部位を挟圧すると共に加熱することにより、筒部材の内面と吊部材の外面との間を閉止する接着剤から成る防水樹脂層を形成してもよい。更に、樹脂フィルムは省略が可能であり、この場合、筒部材の内面を溶融させて直接吊部材の外面に密着させることにより、シール部が形成される。
1…吊足場
2…床部材
2a…床板部
2b…フレーム部
2c…連結部
3…吊部材
4…遮水シート
5…貫通部
6…防水手段
10…軸部材
11…軸本体部
11a…外面
12…接続部
13…軸部材
14…第1の分割軸部
14a…蓋板部
14b…切欠部
15…第2の分割軸部
15a…蓋板部
15b…切欠部
16…挿通孔
17…連結具
20…筒部材
21…筒本体部
21a…内面
22…フランジ部
23…筒部材
24…筒本体部
25…フランジ部
26…開口部
27…筒部材
28…筒本体部
28a…内面
29…フランジ部
30…結束部材
40…蓋部材
41…本体部
42…ヒンジ部
43…凹部
44…シール部材
50…樹脂フィルム
51…防水樹脂層
S…シール部
尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (10)

  1. 構造物の下方に構築される吊足場であって、
    床部材と、前記床部材を吊り下げ状態に保持する吊部材と、防水性を備え前記床部材の上面に敷設され前記吊部材を貫通させる貫通部が形成された遮水シートと、前記貫通部における水の流通を阻止する防水手段とを含み、
    前記防水手段は、前記遮水シートの上面に水密的に取り付けられ前記貫通部を囲み前記吊部材の周囲を囲んで上方へ延びる筒部材と、前記筒部材と前記吊部材との間を水密的に閉塞する閉塞手段とを有し、
    前記閉塞手段は、前記吊部材の途中に設けられその内部の通水を阻止する機能を有し前記筒部材の内部に少なくともその一部が配置される軸部材と、前記筒部材の内面と前記軸部材の外面との間を止水する止水手段とを有する、吊足場。
  2. 前記筒部材は、前記貫通部を囲んで上方へ延びる筒本体部と、この筒本体部の下端に設けられ前記遮水シートに水密的に取着されるフランジ部とを含む、請求項1記載の吊足場。
  3. 前記軸部材は、柱状の軸本体部と、この軸本体部の両端に設けられ前記吊部材が接続される接続部とを含み、前記吊部材の途中に組み込まれる、請求項1又は請求項2記載の吊足場。
  4. 前記軸部材は、軸方向に沿って分割される第1の分割軸部及び第2の分割軸部を含み、前記第1の分割軸部及び第2の分割軸部は前記吊部材を間に挟んだ状態で合体される、請求項1又は請求項2記載の吊足場。
  5. 合体した状態の前記第1の分割軸部及び前記第2の分割軸部の内部空間を充填する充填材を更に含む、請求項記載の吊足場。
  6. 前記止水手段は、前記筒部材の外周面を縛って、前記筒部材の内面と前記軸部材の外面とを密接させる結束部材である、請求項から請求項のいずれかに記載の吊足場。
  7. 構造物の下方に構築される吊足場であって、
    床部材と、前記床部材を吊り下げ状態に保持する吊部材と、防水性を備え前記床部材の上面に敷設され前記吊部材を貫通させる貫通部が形成された遮水シートと、前記貫通部における水の流通を阻止する防水手段とを含み、
    前記防水手段は、前記遮水シートの上面に水密的に取り付けられ前記貫通部を囲み前記吊部材の周囲を囲んで上方へ延びる筒部材と、前記筒部材と前記吊部材との間を水密的に閉塞する閉塞手段とを有し、
    前記閉塞手段は、前記吊部材の途中に取り付けられ前記筒部材の上方の開口部に嵌合する蓋部材と、前記筒部材の内面と前記蓋部材の外面との間を止水する止水手段とを有する、吊足場。
  8. 前記止水手段は、前記筒部材の外周面を縛って、前記筒部材の内面と前記蓋部材の外面とを密接させる結束部材である、請求項記載の吊足場。
  9. 構造物の下方に構築される吊足場であって、
    床部材と、前記床部材を吊り下げ状態に保持する吊部材と、防水性を備え前記床部材の上面に敷設され前記吊部材を貫通させる貫通部が形成された遮水シートと、前記貫通部における水の流通を阻止する防水手段とを含み、
    前記防水手段は、前記遮水シートの上面に水密的に取り付けられ前記貫通部を囲み前記吊部材の周囲を囲んで上方へ延びる筒部材と、前記筒部材と前記吊部材との間を水密的に閉塞する閉塞手段とを有し、
    前記閉塞手段は、前記筒部材の少なくとも一部を変形させて形成した、前記筒部材の内面と前記吊部材の外面との間を閉止するシール部である、吊足場。
  10. 前記シール部は、前記筒部材の内面と前記吊部材の外面との間に介在する防水樹脂層を含む、請求項記載の吊足場。
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