JPS61282120A - 車両用摺動式屋根のシエ−ド構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車両用摺動式屋根のシェード構造に係り、特
に、シェード基板と、該シェード基板の両側部に設けら
れた摺動部と、シェード基板に設けられた操作部とを有
し、ルーフパネル下方に設けられたサンルーフフレーム
両側に設けられたガイドレールの溝部内に上記摺動部を
挿入してサンルーフフレームの室内側開口を開閉可能に
覆う車両用摺動式屋根のシェード構造の改良に関する。

〔従来の技術〕

従来、この種の車両用摺動式屋根のシェード構造として
は、第３図及び第４図に示すように、該シェード１の車
体幅方向両側部に四つの板状の摺！！ＩＪ部２を取付け
、ルーフパネル３の下方に設けられたサンルーフフレー
ム４の両側に設けられたガイドレール５の溝部６内に上
記シェードｌの摺動部２を挿入して、サンルーフフレー
ム４の室内側聞ロアを開閉可能に覆うものである（例え
ば実開昭５５−５６７１９号参照）。

そして、このような従来のシェードｌの構造は、第４図
に示すように、シェード基板８には、その車室外側面部
９ａ、及び車室内−面部９ｂには断面台形状の凸部から
なる三つの補強部１０がシェード基板８の幅方向に沿っ
て平行に形成されており、シェード基板８全体の剛性を
確保することとしている。

尚、シェード基板８の車室内側面部１１の前端部には操
作部１２が設けられており、該操作部１２によりシェー
ドｌの開閉操作を行なうものである。

〔従来技術の問題点〕

ところで、上記操作部１２によりシェードｌを開閉作動
させた場合には、操作部１２と各摺動部２との間に操作
力としての応力が働く、シかしながら、シェード基板８
に形成された補強部ｌＯは、シェード基板８の幅方向に
沿って平行に形成されており、該操作力を充分に各摺動
部２へ伝達できないため、スムーズにシェード１の開閉
作動を行うことができず、シェード基板８に無理な力が
かかり、その結果として第５図に示すように、シェード
基板８がたわんでしまい、品質感を損なう場合があった
。

そこで、本発明の目的は、車両用摺動式屋根のシェード
のたわみの発生を防止することにある。

〔本発明における技術的手段〕 かかる目的を達成するため１本発明にあっては、上記操
作部と摺動部との間を結ぶ補強部をシェードに形成した
ものである。

〔実施例〕

以下、添付図面に示す実施例に基づき本発明の詳細な説
明する。

第１図に示すように１本実施例に係る車両用摺動式屋根
のシェード構造に係るシェード基板１３は全体長方形状
の板状部材から成り、その車体幅方向両側部には、それ
ぞれ前方摺動部１４ａと後方摺動部１４ｂとからなる摺
動部１４がビス１５等の固定手段により取付けられてお
り、また、該シェード基板１３の車室内側１６の前端部
中央部位には、操作部としての把手１７が取付けられて
いる。

そして、本実施例に係る車両用摺動式屋根のシェード構
造にあっては、シェード基板１３の車室外側面部１８に
は、シェード基板１３の補強部１９がシェード基板１３
の一般面から突出形成されている。即ち、該補強部１９
は、シェード基板１３の周縁部付近において全周に亘っ
て設げられた外周りブ２０と、該シェード基板１３の長
さ方向の中央に幅太に設けられた中央リブ２１と、該中
央リブ２１と外周りブ２０とにより画成される方形の平
面において対角線状に形成されたＸ字状リブ２３．２４
とから成る。

上記中央リブ２１は操作部１２の取付位置においてシェ
ード基板１３の進行方向に亘って形成されている。そし
て、上記Ｘ字状リブ２３．２４の一方のリブ２３の一端
２３ａは把手１７近傍において、外周りブ２０と中央リ
ブ２１との接合部位２５に接続しており、また、その他
端２３ｂは後方摺動部１４ｂの取付位置において外周り
ブ２０と接続している。さらに、上記Ｘ字状リブ２３．
２４の他方のリブ２４の一端２４ａは前方摺動部１４ａ
の取付位置において外周りブ２０と接続しており、他端
２４ｂは中央リブ２１と外周りブ２０との接合部位２５
に接続されている。

また、外周りブ２０には各摺動部１４を半ば包囲するよ
うに延長部２６がシェード基板１３の長さ方向に突出し
て形成されており、さらに操作部としての把手１７の取
付部位１７ａにおいても該把手１７の取付部位１７ａを
半ば包囲する形で延長部２６が突出して形成されている
。

このように構成された車両用摺動式屋根のシェード構造
にあっては、車室内から乗員がシェード１の把手１７を
車体前方へ引張ったり。

又は車体後方へ押したりすることにより該把手１７に操
作力が作用した場合には、上述の如く、外周りブ２０の
長辺部２０ａ、２０ｂは、前方摺動部１４ａ及び後方摺
動部１４ｂの取付部位にまで及んでいると共に各摺動部
１４を半ば包囲するように延長部２６が形成されており
、また、一方のＸ字状リブ２３は把手１７と後方摺動部
１４ｂとの間に設けられているため、把手１７の取付部
位１７ａへ作用した力は、第２図中矢印で示すように、
外周りブ２０の前端長辺部２０ａ及び延長部２６を介し
て前方摺動部１４ａへ伝達され、一方のＸ字状リブ２３
及び延長部２６を介して後方摺動部１４ｂへと伝達され
る。

従って、本実施例に係るシェード構造にあっては、把手
１７へ作用した操作力は、従来のシェードにおける場合
とは異なり、操作力の入力方向に沿って補強部１９が設
けられているため、確実に摺動部工４へ伝達される。従
って、従来における場合よりも、小さな操作力によりシ
ェードｌをスムーズに開閉操作することができる・また
・乗員の操作力が充分に摺動部へ伝達されるため。

シェード基板１３がたわんでしまうことがない。

さらに、本実施例にあっては、悪路走行時等にシェード
基板１３に対して車体上下方向に慣性力が作用した場合
であっても、リブ２０，２１゜２３．２４を介して即時
に摺動部１４からガイドレール５へと伝達されることで
きるため、シェード基板８の面剛性そのものを高めるこ
とができると共に、悪路走行時にもシェードｌがたわむ
ことがない。

尚、本実施例にあっては、外周りプ２０と、該外周りブ
ｚＯに結合された中央リブ２１と、該中央リブ２１と外
周りブ２０との間に設けられた二つのＸ字状リブ２３．
２４とにより補強部１９を形成し、さらに、各摺動部１
４を包囲するように延長部２６を設けた場合を例に採り
説明したが。

本実施例に限定されず、力の入力点であるシェード操作
部と着力点である摺動部との間を結ぶ補強部が形成され
ていればよく、具体的構成は何ら本−実施例に限定され
ない。

〔発明の効果〕

本発明は以上のような構成を有し、操作部において作用
した操作力は確実に摺動部に伝達されるため、小さな操
作力によってもスムーズにシェードの開閉操作を行うこ
とができ、シェード基板に無理な力がかかることがない
ため、シェードがたわむことがなく、シェードの品質感
を向上させることかでざる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る車両用摺動式屋根のシェード構造
を示す斜視図、ｔＪＺ図は本発明に係るシェード構造に
おいて操作力が伝達される経路を示す平面図、第３図は
一般の車両用摺動式屋根構造を示す斜視図、第４図は従
来のシェードの構造とガイドレールへの装着状態を示す
斜視図、第５図は従来のシェード基板を示す斜視図であ
って、シェードがたわんだ状態を示す図である。 １・・・シェード　　　２，１４ａ、１４ｂ・・・摺動
部３・・・ルーフパネル　４・・・サンルーフフレーム
５・・・ガイドレール　６・・・溝部 ７・・・室内側聞口　　８，１３・・・シェード基板１
９・・・補強部 特許出願人　　　日産自動車株式会社 第３図 第ざ図 第

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. シェード基板と、該シェード基板の両側部に設けられた
   摺動部とシェード基板に設けられた操作部とを有し、ル
   ーフパネル下方に設けられたサンルーフフレーム両側に
   設けられたガイドレール溝部内に上記シェードの摺動部
   を挿入してサンルーフフレームの室内側開口を開閉可能
   に覆う車両用摺動式屋根のシェード構造において、上記
   操作部と上記摺動部との間を結ぶ補強部を形成したこと
   を特徴とする車両用摺動式屋根のシェード構造。