JPH0230330Y2 - - Google Patents

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JPH0230330Y2
JPH0230330Y2 JP17685984U JP17685984U JPH0230330Y2 JP H0230330 Y2 JPH0230330 Y2 JP H0230330Y2 JP 17685984 U JP17685984 U JP 17685984U JP 17685984 U JP17685984 U JP 17685984U JP H0230330 Y2 JPH0230330 Y2 JP H0230330Y2
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  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、フロントドアの前側上端部とドアサ
ツシユの前端部との間に形成されるコーナー部に
配置されるコーナブラケツトにドアミラーを取付
けるようにした自動車用ドアのドア構造に関する
ものである。
(従来技術) この種の自動車用ドアの従来例としては例えば
実公昭59−58626号公報(第4図参照)に開示さ
れる如くインナパネル61とアウタパネル62を
相互に接合して構成される略三角形状のコーナブ
ラケツト60の上記アウタパネル62にドアミラ
ーを取付けるとともに、該コーナブラケツト60
を同時に該ドアサツシユの補強材及びガラスラン
チヤンネルの固定部材として作用せしめるように
したものが知られている。
ところが、上記公知例の如き従来構造のコーナ
ブラケツト60においては、インナパネル61と
アウタパネル62とを、該コーナブラケツト60
の前部60aと後部60bの前後2位置のみにお
いて接合し、ドアミラー装着部となる中央部60
cについては非接合としているため、該コーナブ
ラケツト60の剛性が低く、このため、該コーナ
ブラケツト60によつて補強支持されるドアサツ
シユの剛性も低くなつている。従つて、ドアガラ
スに、走行風による吸出し力(即ち、ドアガラス
を車室外方に引き出す力)が作用した場合には、
該ドアサツシユがねじれ変形を起こして該ドアサ
ツシユ部分と車体との間のシール性が損なわれる
というようなおそれが多分にあつた。
又、特に、電動式のドアミラーを装着したフロ
ントドアにあつては、ドアミラー操作用のハーネ
スが該フロントドアの前部(即ち、ヒンジ部材等
の比較的鋭利なエツジ部をもつ部品が配置される
ところ)に片寄つて配置された場合には、自動車
の走行振動等によつて該ハーネスが揺れた場合、
該ハーネスがこれらエツジ部に接触して損傷を受
けその耐久性及び信頼性が損なわれるというおそ
れがある。ところが従来のドア構造においては、
このようなハーネスの損傷に対する有効対策は何
ら講じられておらず、従つてハーネスの引き込み
作業に際してはその配置位置に細心の注意を払わ
なければならず、その作業性が悪いという問題が
あつた。
(考案の目的) 本考案は上記従来技術の項で指摘した問題点を
解決又は改善しようとするもので、コーナブラケ
ツトの剛性を高めることによつて間接的にドアサ
ツシユの剛性を高めもつてドアサツシユと車体相
互間におけるシール性を長期に亘つて、良好に維
持し、また上記コーナブラケツトの一部をドアミ
ラー操作用のハーネスをフロントドアの内部に送
り込む場合における案内部材として作用せしめて
該ハーネスの損傷を未然に防止しもつて該ハーネ
スの耐久性と信頼性の向上とハーネス設置作業時
における作業性の向上とを図ることを目的とする
ものである。
(目的を達成するための手段) 本考案は上記の目的を達成するための手段とし
て、インナパネルとアウタパネルを相互に接合し
て構成されるコーナブラケツトの上記アウタパネ
ル側にドアミラー取付用の開口部を形成するとと
もに、この開口部の周縁部の一部に上記アウタパ
ネルを切り起こして延長フランジを設け、この延
長フランジの先端側を上記インナパネルに接合さ
せて該インナブラケツトとアウタブラケツトをよ
り強固に連結することにより、該コーナブラケツ
トの剛性と該コーナブラケツトにより補強支持さ
れるドアサツシユの剛性とをともに向上させると
ともに、該延長フランジ部を、ハーネスのフロン
トドア内部への送込み引き込み時における案内部
材として作用せしめもつて該ハーネスを正確に且
つ容易に所定位置に配置し得るようにしたもので
ある。
(作用) 本考案では上記の手段により、ドアサツシユの
剛性が向上せしめられるところから該ドアサツシ
ユのねじれ変形が可及的に防止され該ドアサツシ
ユと車体相互間におけるシール性が長期に亘つて
良好に維持されるとともに、ドアミラー操作用の
ハーネスがフロントドアの内部の所定位置に正確
に配置されるところから該ハーネスの設置作業が
容易ならしめられ且つ該ハーネスの損傷も未然に
防止される。
(実施例) 以下、第1図ないし第3図を参照して本考案の
好適な実施例を説明する。
第3図には本考案実施例に係るドア構造を有す
るフロントドア2を装着した自動車Zが示されて
いる。このフロントドア2は、車内側に位置する
インナパネル21と車外側に位置するアウタパネ
ル22(第1図参照)とを相互に接合して構成さ
れており、その前端部2aと車体1との間に配置
したヒンジ部材(図示省略)によつて車体1に対
して開閉自在に結合されている。
又、このフロントドア2の上端部には、略コ字
形の断面形状を有するドアサツシユ4が、その前
端部4aと後端部4bを上記フロントドア2の前
側上端部2aと後側上端部2bの内面にそれぞれ
接合させた状態で取付けられている。
このフロントドア2の前側上端部2aとドアサ
ツシユ4の前端部4aとの間に形成される略三角
形状のコーナー部には、後に詳述するコーナブラ
ケツト3が取付けられている。
コーナブラケツト3は、第1図及び第2図に示
す如く略三角形状の板部材で構成され且つその2
辺に折り曲げ部31a,31bをそれぞれ形成し
たインナパネル31と、同じく略三角形状の板部
材で構成され且つその2辺に折り曲げ部32a,
32bをそれぞれ形成したアウタパネル32とを
有している。このインナパネル31とアウタパネ
ル32は、該インナパネル31の一方の折り曲げ
部31aとアウタパネル32の一方の折り曲げ部
32aとを相互に重ね合わせ状態で溶接(溶接
部:符号53)するとともに、インナパネル31
の他方の折り曲げ部31b側の内面とアウタパネ
ル32の他方の折り曲げ部32b側の内面との間
をコ字形に屈曲形成した継ぎ材35を介して相互
に離隔状態で溶接接合(溶接部:符号54)する
ことにより一体化されている。尚、以下の説明に
おいては、このコーナブラケツト3のインナパネ
ル31とアウタパネル32との重ね合わせ側の側
辺部を前端辺3a、離隔対向側の側辺部を後端辺
3b、さらに前端辺3aと後端辺3bの間に位置
する非折り曲げ側の側辺部を下端辺3cという。
さらに、コーナブラケツト3のアウタパネル3
2の上部中央位置には、該アウタパネル32の外
形形状に沿う如く略三角形状の開口部33が形成
されている。この開口部33は、ドアミラー5
(第3図及び第4図参照)の取付用穴となるもの
であり、上記インナパネル31における該開口部
33に臨む位置には穴36(手動操作型ドアミラ
ーを装着した場合、操作ノブが突出せしめられる
穴であり、電動ドアミラー装着時には蓋体38に
よつて閉塞される)と3個のボルト穴37,3
7,37が形成されている。
さらに、この開口部33の周縁部の一部には、
アウタパネル32を切り起こして舌状の延長フラ
ンジ34が形成されている。この延長フランジ3
4は、開口部33の周縁部からインナパネル31
側に向かつて折曲形成されており、さらに該延長
フランジ34の先端部は、インナパネル31にほ
ぼ平行方向に向けて折曲げられるとともに該折曲
部はインナパネル31に対して溶接接合されてい
る(接合部:符号55)。
即ち、この実施例のコーナブラケツト3のイン
ナパネル31とアウタパネル32は、その前後両
端部と中央部の合計3箇所において相互に接合さ
れており、第4図に示した従来のコーナブラケツ
ト60の如くインナパネル61とアウタパネル6
2とを該コーナブラケツト60の中央部において
接合しないようにした場合に比してその剛性が大
幅に高められる。又、この際、延長フランジ34
の接合部34aが開口部33を通して外部に臨ま
しめられているところから、該接合部34aの溶
接をコーナブラケツト3の外部から行うことがで
き、溶接作業性が良好である。
上述の如く略箱形状に形成されたコーナブラケ
ツト3は、第1図及び第3図に示す如くフロント
ドア2の前側上端部2aとドアサツシユ4の前端
部4aで形成されるコーナー部に、その前端辺3
aを上記ドアサツシユ4の嵌合溝41内に嵌入さ
せ、またその下端辺3c側を上記フロントドア2
のインナパネル21とアウタパネル22の嵌合隙
間23内に差し入れた状態で組付けられ、さらに
この組付状態において該前端辺3aと上記ドアサ
ツシユ4とを溶接接合(溶接部:第2図において
符号56)し、また上記下端辺3cの両側面(即
ち、インナパネル31の外面とアウタパネル32
の外面)を該下端辺3c部にそれぞれ対向する上
記フロントドア2のインナパネル21の内面とア
ウタパネル22の内面にそれぞれ溶接接合(溶接
部:符号51,51,52,52)することによ
り該フロントドア2及びドアサツシユ4と強固に
結合されこれらと一体化せしめられる。従つて、
このコーナブラケツト3は、フロントドア2とド
アサツシユ4との接合部を補強する補強部材とし
ても作用し、このドアサツシユ4の剛性を一段と
高める如く作用する。このため、例えば自動車の
走行時に走行風によりドアガラス9に該ドアガラ
ス9を外方へ引き出そうとするような力が作用し
た場合でもドアサツシユ4の外方へのねじれ変形
が可及的に抑制され、該ドアサツシユ4と車体1
側とのシール性が良好に保持されることになる。
また、コーナブラケツト3の後端辺3bには、
上記ドアサツシユ4の嵌合溝41内に嵌装される
ガラス案内保持用のランチヤンネル7の前端部分
が嵌装される。
一方、このコーナブラケツト3のアウタパネル
32の外面上には、第2図及び第3図に示す如く
電動式のドアミラー5が該コーナブラケツト3の
インナパネル31側から螺合される固定ビス3
9,39…によつて着脱自在に取付けられる。
又、このドアミラー5操作用のハーネス8は、コ
ーナブラケツト3の内部を通つてフロントドア2
の内部に手作業により送り込まれるが、この実施
例においてはドアミラー取付用の開口部33の周
縁部に形成した延長フランジ34が、該ハーネス
8をフロントドア2の内部に送り込む時に該ハー
ネス8をコーナブラケツト3取付部からその直下
方向に向かつて案内する(換言すれば、該ハーネ
ス8がコーナブラケツト3取付部よりフロントド
ア2前方側へ送り込まれるのを防止する)ガイド
部材として作用するため、該ハーネス8がヒンジ
部材等の比較的鋭利なエツジ部をもつ部品が装着
されるフロントドア2の前端側に片寄つた状態で
配置されるのが未然に防止される(即ち、ハーネ
ス8が所定位置に正確に配置される)。従つて、
自動車の走行振動等によつてハーネス8がフロン
トドア2の内部で移動して鋭利なエツジ部分に接
触しこれによつて該ハーネス8が損傷を受けると
いうようなことが未然に防止され、それだけ該ハ
ーネス8の耐久性と信頼性が向上せしめられる。
又、上述の如く延長フランジ34のガイド作用に
よりハーネス8がフロントドア2の前端側に片寄
つて配置されるのが可及的に防止されるところか
ら、該ハーネス8の設置(送り込み)作業に際し
ては該ハーネス8のフロントドア2の前端部2a
側への片寄りを気にすることなく作業を行うこと
ができ、それだけハーネス設置作業における作業
性が向上することになる。
尚、第1図及び第3図において符号11は車体
1側に設けられたフロントピラーであつて、フロ
ントドア2を閉めた状態においては該フロントピ
ラー11とドアサツシユ4に装着したドアウエザ
ーストリツプ6が相互に当接することによつて、
両者間のシール性が確保される。
(考案の効果) 本考案の自動車のドア構造は上記の説明からも
明らかなように、インナパネルとアウタパネルを
相互に接合して構成され且つフロントドアの前側
上端部とドアサツシユの前端部との間に形成され
る略三角形状のコーナー部に配置されるコーナブ
ラケツトの上記アウタパネルの略中央部に、ドア
ミラー取付用の開口部を形成するとともに該開口
部の周縁部に該アウタパネルの切り起こしによつ
て延長フランジを形成し、この延長フランジによ
つて上記インナパネルとアウタパネル相互間をそ
の略中央部において接合することによつて該コー
ナブラケツトの剛性を高めるようにしているた
め、該コーナブラケツトによつて補強支持される
ドアサツシユの剛性が該コーナブラケツトの剛性
アツプにより間接的に向上せしめられ、該ドアサ
ツシユのねじれ変形が可及的に防止されて該ドア
サツシユと車体相互間のシール性が長期に亘つて
良好に維持されるという効果が得られる。
また、コーナブラケツトのインナパネルとアウ
タパネルとの間にまたがつて配置される延長フラ
ンジが、電動式ドアミラー操作用のハーネスをフ
ロントドアの内部に送り込む場合にそのガイド部
材として作用するように構成されているため、該
ハーネス8がフロントドアの内部にしかも特に鋭
利なエツジ部をもつヒンジ部材等が配置される前
端部に片寄つて配置されるのが防止でき、その結
果、該ハーネスの損傷を未然に防止してその耐久
性並びに信頼性の向上が図れるとともに、該ハー
ネス送り込み作業における作業性が向上するとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例に係るドア構造を有する
自動車用フロントドアの要部斜視図、第2図は第
1図の−拡大横断面図、第3図は第1図に示
したフロントドアを装着した自動車の要部斜視
図、第4図は従来構造のコーナブラケツトの斜視
図である。 1……車体、2……フロントドア、3……コー
ナブラケツト、4……ドアサツシユ、5……ドア
ミラー、21……インナパネル、22……アウタ
パネル、31……インナパネル、32……アウタ
パネル、33……開口部、34……延長フラン
ジ、34a……接合部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フロントドアの前側上端部とドアサツシユの前
    端部とで形成される略三角形状のコーナー部に、
    インナパネルとアウタパネルとを相互に接合して
    形成されたコーナブラケツトを取付けるとともに
    該コーナブラケツトのアウタパネルの略中央部に
    ドアミラー取付用の開口部を形成してなる自動車
    のドア構造において、上記開口部の周縁部に、上
    記アウタパネルを切り起こして、上記開口部の周
    縁部から上記インナパネル側に向かつて延出しそ
    の先端側を該インナパネルにほぼ平行に折曲せし
    めて該インナパネルに対する接合部とした延長フ
    ランジが形成されており、上記延長フランジの接
    合部が上記インナパネルの内面に接合されている
    ことを特徴とする自動車のドア構造。
JP17685984U 1984-11-20 1984-11-20 Expired JPH0230330Y2 (ja)

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JP17685984U JPH0230330Y2 (ja) 1984-11-20 1984-11-20

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17685984U JPH0230330Y2 (ja) 1984-11-20 1984-11-20

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Publication Number Publication Date
JPS6190614U JPS6190614U (ja) 1986-06-12
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ID=30734437

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JP17685984U Expired JPH0230330Y2 (ja) 1984-11-20 1984-11-20

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0634165Y2 (ja) * 1988-09-02 1994-09-07 トヨタ自動車株式会社 ドアフレームの構造

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JPS6190614U (ja) 1986-06-12

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