JPH0241049Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0241049Y2 JPH0241049Y2 JP1986129559U JP12955986U JPH0241049Y2 JP H0241049 Y2 JPH0241049 Y2 JP H0241049Y2 JP 1986129559 U JP1986129559 U JP 1986129559U JP 12955986 U JP12955986 U JP 12955986U JP H0241049 Y2 JPH0241049 Y2 JP H0241049Y2
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- JP
- Japan
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- drain
- lid
- front edge
- opening
- edge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000010186 staining Methods 0.000 description 3
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Seal Device For Vehicle (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、自動車のルーフに形成した開口を、
リツドをもつて開閉し得るようにした自動車用サ
ンルーフ装置であつて、雨水等の排出用ドレーン
を備えるものに関する。
リツドをもつて開閉し得るようにした自動車用サ
ンルーフ装置であつて、雨水等の排出用ドレーン
を備えるものに関する。
第5a図乃至第5c図は、従来のドレーンを備
える自動車用サンルーフ装置の一例を示す。
える自動車用サンルーフ装置の一例を示す。
これらの図において、1は自動車のルーフ、1
aはルーフ1の外装板、1bは同じく内装板、2
は、ルーフ1の外装板1aと内装板1bとの両方
にわたつて穿設された平面形がほぼ矩形の開口、
3は、開口2を閉塞(第5a図)するためのリツ
ドで、この例においては、駆動装置(図示略)に
より、リツド3を、ルーフ1の後上方に向けて傾
斜するチルト状態(第5b図)のままで、後方に
向けて全開位置(第5c図)まで開くことができ
るようにした、いわゆるアウタースライデイング
方式のものとしてある。
aはルーフ1の外装板、1bは同じく内装板、2
は、ルーフ1の外装板1aと内装板1bとの両方
にわたつて穿設された平面形がほぼ矩形の開口、
3は、開口2を閉塞(第5a図)するためのリツ
ドで、この例においては、駆動装置(図示略)に
より、リツド3を、ルーフ1の後上方に向けて傾
斜するチルト状態(第5b図)のままで、後方に
向けて全開位置(第5c図)まで開くことができ
るようにした、いわゆるアウタースライデイング
方式のものとしてある。
4は、開口2の周縁に沿つて配設された桶状の
ドレーンで、開口2の前縁に沿うフロントドレー
ン4aと、開口2の後縁に沿うリヤドレーン4b
と、開口2の両側縁に沿うサイドレーン(図示
略)とからなる矩形枠状をなしている。
ドレーンで、開口2の前縁に沿うフロントドレー
ン4aと、開口2の後縁に沿うリヤドレーン4b
と、開口2の両側縁に沿うサイドレーン(図示
略)とからなる矩形枠状をなしている。
このドレン4の四隅部には、車外に連通するド
レンパイプ(図示略)が接続され、リツド3上、
又はルーフ1の外装板1a上より、ドレーン4内
に流下した雨水等を、このドレンパイプを通し
て、車外に排出し得るようになつている。
レンパイプ(図示略)が接続され、リツド3上、
又はルーフ1の外装板1a上より、ドレーン4内
に流下した雨水等を、このドレンパイプを通し
て、車外に排出し得るようになつている。
上述のような従来のドレーン4においては、リ
ヤドレーン4bの前縁が、リツド3を第5c図に
示すような全開位置まで開いたときの、リツド3
の前縁より後方に位置していたため、例えば雨上
がり後に、リツド3を全開した状態で、自動車を
走行させている途中で、急停車したとき、リツド
3上に付着していた雨水が、慣性力により一気に
リツド3の前縁から落下し、車内の乗員やシート
を汚すおそれがあるという問題点がある。
ヤドレーン4bの前縁が、リツド3を第5c図に
示すような全開位置まで開いたときの、リツド3
の前縁より後方に位置していたため、例えば雨上
がり後に、リツド3を全開した状態で、自動車を
走行させている途中で、急停車したとき、リツド
3上に付着していた雨水が、慣性力により一気に
リツド3の前縁から落下し、車内の乗員やシート
を汚すおそれがあるという問題点がある。
本考案は、このような問題点を解決した自動車
用サンルーフ装置を提供することを目的としてい
る。
用サンルーフ装置を提供することを目的としてい
る。
本考案の自動車用サンルーフ装置においては、
リヤドレーンの前縁を、リツドを最大に開いたと
きのリツドの前縁より前方に延出させることによ
り、上述のような問題点の解決を図つている。
リヤドレーンの前縁を、リツドを最大に開いたと
きのリツドの前縁より前方に延出させることによ
り、上述のような問題点の解決を図つている。
本考案の自動車用サンルーフ装置においては、
上述のような雨上がり後の自動車の急停車時等に
おいて、全開状態のリツドの前縁から雨水等が落
下したとしても、それらはリヤドレーンに受け止
められるので、車内の乗員やシート等を汚すおそ
れはない。
上述のような雨上がり後の自動車の急停車時等に
おいて、全開状態のリツドの前縁から雨水等が落
下したとしても、それらはリヤドレーンに受け止
められるので、車内の乗員やシート等を汚すおそ
れはない。
以下、本考案の一実施例を、第1a図乃至第4
図に基づいて説明する。
図に基づいて説明する。
なお、第5a図乃至第5c図に示す従来例と同
一の部材については、同一の符号を付して、詳細
な説明を省略する。
一の部材については、同一の符号を付して、詳細
な説明を省略する。
第1a図乃至第1c図は、本考案の一実施例の
原理及び作用を説明するための概略縦断側面図
で、第2図乃至第4図は、その実施例をより具体
化したものを詳細に示す図である。
原理及び作用を説明するための概略縦断側面図
で、第2図乃至第4図は、その実施例をより具体
化したものを詳細に示す図である。
5はドレーンで、開口2の前縁に沿うフロント
ドレーン5aと、開口2の後縁に沿うリアドレー
ン5bと、開口2の両側縁に沿うサイドドレーン
5cとからなつている。
ドレーン5aと、開口2の後縁に沿うリアドレー
ン5bと、開口2の両側縁に沿うサイドドレーン
5cとからなつている。
この実施例においては、各サイドドレーン5c
は、リツド3を、第1a図に示す全閉位置と、第
1b図に示すチルト位置と、第1c図に示す全開
位置とに移動させるための駆動装置6における左
右1対の各摺動体7を前後方向に摺動自在に案内
するガイドレール8と一体的に形成されている。
は、リツド3を、第1a図に示す全閉位置と、第
1b図に示すチルト位置と、第1c図に示す全開
位置とに移動させるための駆動装置6における左
右1対の各摺動体7を前後方向に摺動自在に案内
するガイドレール8と一体的に形成されている。
駆動装置6は、この摺動体7と、各摺動体7に
設けられ、リツド3を、第1a図に示すほぼ水平
な全閉位置と、第1b図に示すチルト位置とに移
動させる立上げ機構9と、各摺動体7を同期して
前後動させるためのモータ10、ピニオン11、
ギヤードケーブル(図示略)を案内するガイドチ
ユーブ12等からなる前後移動機構13とからな
つている。
設けられ、リツド3を、第1a図に示すほぼ水平
な全閉位置と、第1b図に示すチルト位置とに移
動させる立上げ機構9と、各摺動体7を同期して
前後動させるためのモータ10、ピニオン11、
ギヤードケーブル(図示略)を案内するガイドチ
ユーブ12等からなる前後移動機構13とからな
つている。
なお、駆動装置6の構成自体は、本考案には、
直接関係しないので、これ以上の詳細な説明は省
略する。
直接関係しないので、これ以上の詳細な説明は省
略する。
フロントドレーン5aは、断面形が上向きコ字
状をなし、その底部と後部とが、ルーフ1の内装
板1bにおける開口2の周縁部上面に固着されて
いる。
状をなし、その底部と後部とが、ルーフ1の内装
板1bにおける開口2の周縁部上面に固着されて
いる。
リヤドレーン5bは、浅い桶状をなし、その底
部14の後部14aは、内装板1bより若干上位
に位置し、ここにモータ10等の前後移動機構1
3の主要部が設けられている。
部14の後部14aは、内装板1bより若干上位
に位置し、ここにモータ10等の前後移動機構1
3の主要部が設けられている。
リヤドレーン5bにおける底部14の前部14
bは、後部14aより段状をなして若干下位に位
置し、そこには、左右方向を向く複数の突条15
が、前後方向に適宜の間隔を置いて設けられてい
る。
bは、後部14aより段状をなして若干下位に位
置し、そこには、左右方向を向く複数の突条15
が、前後方向に適宜の間隔を置いて設けられてい
る。
このリヤドレーン5bの前縁は、リツド3を全
開位置としたときのリツド3の前縁より前方に位
置するように延出し、この前縁で、内装板1bに
おける開口2の前縁と接合されている。
開位置としたときのリツド3の前縁より前方に位
置するように延出し、この前縁で、内装板1bに
おける開口2の前縁と接合されている。
なお、第1a図乃至第1c図においては、第5
a図乃至第5c図に示す従来例のものとの差異を
明確化するため、リヤドレーン5bの断面形状を
若干変形して示してある。
a図乃至第5c図に示す従来例のものとの差異を
明確化するため、リヤドレーン5bの断面形状を
若干変形して示してある。
フロントドレーン5a及びリヤドレーン5bの
左右の端部と、各サイドドレーン5cの前後の端
部とは、車外への雨水の排出用のドレンパイプ1
6を備える角用連結部材17をもつてそれぞれ接
合され、ドレーン5は、全体として、平面形が矩
形の枠状に形成されている。
左右の端部と、各サイドドレーン5cの前後の端
部とは、車外への雨水の排出用のドレンパイプ1
6を備える角用連結部材17をもつてそれぞれ接
合され、ドレーン5は、全体として、平面形が矩
形の枠状に形成されている。
18は、フロントドレーン5aの後縁、リヤド
レーン5bの前縁、及びサイドドレーン5cの内
側縁に固着されたゴム又は軟質合成樹脂等よりな
る縁材である。
レーン5bの前縁、及びサイドドレーン5cの内
側縁に固着されたゴム又は軟質合成樹脂等よりな
る縁材である。
この実施例は、上述のような構成としてあるの
で、上述の本考案の〔作用〕として述べたとお
り、雨上がり後の自動車の急停車時等において、
全開状態のリツド3の前縁から雨水等が落下した
としても、それをリヤドレーン5bで受け止め
て、車内の乗員やシート等を汚すおそれをなくす
ことができる。
で、上述の本考案の〔作用〕として述べたとお
り、雨上がり後の自動車の急停車時等において、
全開状態のリツド3の前縁から雨水等が落下した
としても、それをリヤドレーン5bで受け止め
て、車内の乗員やシート等を汚すおそれをなくす
ことができる。
また、この実施例においては、サイドドレーン
5cを、駆動装置6における摺動体7案内用のガ
イドレール8と一体的に形成したこと、及びフロ
ントドレーン5a、リヤドレーン5b及びサイド
ドレーン5cを、角用連結部材17もつて接合し
て、それらを一体として、ルーフ1内に装着する
ようにしたことにより、車体への組付作業を容易
とすることができるという利点がある。
5cを、駆動装置6における摺動体7案内用のガ
イドレール8と一体的に形成したこと、及びフロ
ントドレーン5a、リヤドレーン5b及びサイド
ドレーン5cを、角用連結部材17もつて接合し
て、それらを一体として、ルーフ1内に装着する
ようにしたことにより、車体への組付作業を容易
とすることができるという利点がある。
なお、上述の実施例は、本考案を、アウタース
ライデイング方式のサンルーフ装置に適用した場
合のものであるが、本考案は、リツドの後部が、
ルーフの外装板と内装板との間の空間内に進入す
るようにして、リツドを後方に向けて開くように
したインナースライデイング方式のサンルーフ装
置にも適用することができる。
ライデイング方式のサンルーフ装置に適用した場
合のものであるが、本考案は、リツドの後部が、
ルーフの外装板と内装板との間の空間内に進入す
るようにして、リツドを後方に向けて開くように
したインナースライデイング方式のサンルーフ装
置にも適用することができる。
以上から明らかなように、本考案によると、雨
上がり後の自動車の急停車時において、全開状態
のリツドの前縁からの雨水の落下により、車内の
乗員やシート等が汚されるのを防止することがで
きるという効果を奏することができる。
上がり後の自動車の急停車時において、全開状態
のリツドの前縁からの雨水の落下により、車内の
乗員やシート等が汚されるのを防止することがで
きるという効果を奏することができる。
第1a図乃至第1c図は、本考案の一実施例の
原理及び作用を説明するための概略縦断側面図
で、それぞれ異なる作動状態を示す図、第2図
は、同実施例を詳細に示す平面図、第3図は、同
じく要部の分解斜視図、第4図は、第2図のA−
A線に沿う拡大縦断側面図、第5a図乃至第5c
図は、従来のサンルーフ装置の一例を、第1a図
乃至第1c図に対比させて示す概略縦断側面図で
ある。 1……ルーフ、2……開口、3……リツド、5
……ドレーン、5b……リヤドレーン。
原理及び作用を説明するための概略縦断側面図
で、それぞれ異なる作動状態を示す図、第2図
は、同実施例を詳細に示す平面図、第3図は、同
じく要部の分解斜視図、第4図は、第2図のA−
A線に沿う拡大縦断側面図、第5a図乃至第5c
図は、従来のサンルーフ装置の一例を、第1a図
乃至第1c図に対比させて示す概略縦断側面図で
ある。 1……ルーフ、2……開口、3……リツド、5
……ドレーン、5b……リヤドレーン。
Claims (1)
- 自動車のルーフに形成した開口を閉塞するリツ
ドを、自動車の後方に向けて開くことができるよ
うにした自動車用サンルーフ装置において、前記
開口の後縁下部に設けた桶状のリヤドレーンの前
縁を、前記リツドを最大に開いたときのリツドの
前縁より前方に延出させたことを特徴とする自動
車用サンルーフ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986129559U JPH0241049Y2 (ja) | 1986-08-27 | 1986-08-27 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986129559U JPH0241049Y2 (ja) | 1986-08-27 | 1986-08-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6335616U JPS6335616U (ja) | 1988-03-08 |
JPH0241049Y2 true JPH0241049Y2 (ja) | 1990-11-01 |
Family
ID=31026235
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986129559U Expired JPH0241049Y2 (ja) | 1986-08-27 | 1986-08-27 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0241049Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0746569Y2 (ja) * | 1989-02-27 | 1995-10-25 | 日産自動車株式会社 | 自動車のサンルーフ構造 |
-
1986
- 1986-08-27 JP JP1986129559U patent/JPH0241049Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6335616U (ja) | 1988-03-08 |
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