JPH0722348Y2 - 自動車用スライドルーフ装置 - Google Patents

自動車用スライドルーフ装置

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JPH0722348Y2
JPH0722348Y2 JP1989037325U JP3732589U JPH0722348Y2 JP H0722348 Y2 JPH0722348 Y2 JP H0722348Y2 JP 1989037325 U JP1989037325 U JP 1989037325U JP 3732589 U JP3732589 U JP 3732589U JP H0722348 Y2 JPH0722348 Y2 JP H0722348Y2
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JP
Japan
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lid
roof
water
vehicle body
vehicle
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JP1989037325U
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JPH02127529U (ja
Inventor
順一 高井
則彦 八木
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日産車体株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車用スライドルーフ装置に関する。
(従来の技術) 従来、自動車用スライドルーフ装置として、例えば、NI
SSANサービス周報第549号レパードF31型系車の紹介(昭
和61年2月発行日産自動車株式会社)のD-21頁に記載さ
れているものが知られている。
この従来装置は、車体ルーフに方形状のルーフ開口部が
形成され、このルーフ開口部を開閉すべくリッドが車体
にスライド可能に取り付けられ、また、リッドの下方位
置には、車体ルーフとほぼ同等の面積のフレームが設け
られていた。
そして、このフレームには、ルーフ開口部に対応した開
口部が形成され、かつ、リッドと車体との間のシール部
から浸入する水を受け止めることができるように形成さ
れ、さらに、このフレームにはドレーンホース等の排水
手段が接続されていた。
(考案が解決しようとする課題) 上述のように、自動車用スライドルーフ装置にあって
は、リッドと車体との間から浸入する水をフレームによ
り受けるようにしていたため、以下のような問題があっ
た。
フレームはリッドがスライドする範囲全体に設ける
必要があるため、フレームの面積が広くなり、車体ルー
フにおけるルーフ開口部の面積を大きくとることができ
ない。つまり、リッドのスライド時に、リッドの左右側
端や後端から落ちる水を確実に受けるために、リッド後
端のスライド軌跡全体を覆ってフレームを設ける必要が
ある。よって、車体ルーフの下面のほぼ半分をフレーム
で覆わなければならずルーフ開口部の面積が小さくな
る。
のようにフレームが大型となるため、重量増とな
る。
本考案は、上述の問題に着目したもので、ルーフ開口部
の面積を大きくすることができ、かつ、軽量化を図るこ
とのできる自動車用スライドルーフ装置を提供すること
を目的としている。
(課題を解決するための手段) 上述の目的を達成するために、本考案の自動車用スライ
ドルーフ装置では、車体ルーフにルーフ開口部が形成さ
れ、該開口部に対してスライドしてルーフ開口部を開閉
するリッドが設けられた自動車用スライドルーフ装置に
おいて、前記リッドの全周に亘り、水を受けるドリップ
が形成され、前記リッドの左右後端部に、前記ドリップ
内の水を下方に導くガイド部が形成され、該ガイド部か
らの水を受けて車外に排出可能な樋状の水受部材が、前
記リッドの全閉時における前記ガイド部の近傍位置に前
端部が配置されていると共に、リッドのスライドに伴う
ガイド部の移動軌跡に沿って後方に延在されて車体側に
取り付けられている手段とした。
(作用) 本考案のスライドルーフ装置では、リッド閉時にあって
は、リッドと車体ルーフとの間から車内側に浸入しよう
とする水は、リッド外周に設けたドリップで受け止め、
さらに、このドリップ内の水は、リッドの左右後端部に
形成されたガイド部から水受部材に落下し、この水受部
材から車外に排出される。
また、リッド開閉時にあっても、ガイド部は水受部材上
を移動するから、ガイド部から落下する水は、水受部材
で受け止められて排出される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面により詳述する。
まず、実施例の構成を説明する。
第2図は本考案一実施例の自動車用スライドルーフ装置
を示す斜視図である。
この図において、4は車体ルーフであって、方形状のル
ーフ開口部5が形成されている。尚、このルーフ開口部
5の前後には、それぞれ、ルーフ前部18とルーフ後部13
が設けられ、また、左右にはルーフサイド部40.40が左
右対称に設けられている。
6はルーフ開口部5に対して前後方向にスライド可能に
組み付けられたリッドであって、これはルーフ開口部5
よりも小さい相似形に形成されて透明体あるいは半透明
体で構成されている。
前記リッド6は、第3図に示すように、その車幅方向両
側部に左右一対のフレーム7が取り付けられている。そ
して、このフレーム7の、前端部には、ブラケット28が
取り付けられ、このブラケット28にフロントローラ8が
支軸9を介して回動自在に取り付けられている。
また、前記フレーム7の後端部にもブラケット10が取り
付けられている。そして、このブラケット10のリッド6
よりも後方に延設された下端部には、チルトスライダ35
の前端部が枢着されている。
前記チルトスライダ35は、略くの字形状に形成され、そ
の中間部にリヤローラ11が支軸12により取り付けられて
いる。
次に、20はリッド6の前後摺動をガイドするガイドレー
ルであって、これは左右一対のルーフサイド側ガイドレ
ール21及び車体側ガイドレール22とに分割して構成され
ている。
前記ルーフサイド側ガイドレール21は、前記フロントロ
ーラ8の摺動をガイドするものであって、前記ルーフサ
イド部40.40に取り付けられている。尚、このルーフサ
イド側ガイドレール21は、ルーフサイド部40.40を脱着
する際に、後端がルーフサイド部40内に配置されるよう
に、ルーフサイド部40に対してスライド可能に取り付け
られている。また、ルーフサイド部40は車体ルーフ4に
対して着脱可能となっていて、前後に設けたロックピン
41.42により車体に係止される。そして、このロックピ
ン41.42は操作レバー43の操作によりルーフサイド部40
内に退入可能となっている。
前記車体側ガイドレール22は、リヤローラ11の摺動をガ
イドするものであって、前縦レール部25が形成された前
部レール221と、前記前縦レール25の下部から後方に向
けて連通する後水平レール部26が形成された後部レール
222を備えており、車体ルーフ4の後方に位置するリヤ
ウインドガラス14を備えたバックドア15の左右に設けら
れた車体骨格部材16に取り付けられている。
30はリッド開閉駆動機構であって、これはバックドア15
の後縁部を画成する車体構成部分17に取り付けられたア
クチュエータとしてのモータ31と、モータ31の出力軸の
ウォームギヤ(図示省略)に噛合連結された左右一対の
ギヤードワイヤ32と、ギヤードワイヤ32の先端に固定さ
れたスライダ33とを備え、このスライダ33の前端を前記
チルトスライダ35の後端に枢着し、かつ、このスライダ
33を前記車体側ガイドレール22にスライド自在に挿入す
ると共に、ギヤードワイヤ32を車体側ガイドレール22の
ワイヤ用溝27に挿入し、前記モータの正転・逆転によ
り、ルーフ開口部5に対してリッド6を左右一対のガイ
ドレール20で誘導しながら開閉操作し、さらに、全閉位
置からの開方向スライド初期に、車体側ガイドレール22
の前縦レール部25によりリッド6の後部をチルトダウン
させる構造になっている。尚、前記スライダ33には、ロ
ーラ34が設けられていて、このローラ34は、前記車体側
ガイドレールの後水平レール26に転動可能に挿入され
る。
また、ギヤードワイヤ32にはワイヤチューブ37が外嵌さ
れ、このワイヤチューブ37は適宜箇所を車体側ガイドレ
ール22等の車体側の部材に固定される。
ところで、第1図に示すように、前記リッド6の外周に
は、全周に亘ってドリップ61が形成されている。即ち、
この第1図や第2図のV−V断面図である第5図及びVI
-VI断面図である第6図に示すように、リッド6の外周
には、車体ルーフ4(ルーフサイド部40を含む)の裏面
側に潜り込むようにして段差部62が形成され、この段差
部62にシート部材63が被覆されると共に、このシート部
材63の外周と内周とにそれぞれ、車体ルーフ4の裏面に
当接して車外に対して車内をシールするウエザストリッ
プ64及びリップ65が一体に形成されていて、このウエザ
ストリップ64とリップ65との間が、水を受け止めること
が可能な前記ドリップ61されている。
そして、このドリップ61のリッド左右の後端位置には、
ガイド部66が形成され、その下方に設けられた水受け部
材70に排水可能に形成されている。
前記水受け部材70は、バックドア15の両端位置の車体骨
格部材16に沿って前後方向に延在され、すなわち、前端
部がリッド6の全閉時の前記ガイド部66の近傍位置に配
置されていると共にリッド6のスライドに伴う前記ガイ
ド部66の移動軌跡に沿って延在され、下端位置では、図
外のドレーンホースに連結されて車外に排水可能となっ
ている。即ち、この水受け部材70及びドレーンホースに
より排水手段が構成されている。
次に、実施例の作用について説明する。
(イ)リッド閉時 リッド6を閉じた状態では、リップ65と車体ルーフ4と
の間から車内側に浸入しようとする水は、ドリップ61で
受け止める。そして、このドリップ61内の水は、リッド
6の後端部に設けたガイド部66から、水受け部材70に流
れ、さらに、この水受け部材70から車外に排水する。
(ロ)リッド開閉時 リッド6を開閉する時にあっても、ドリップ61のガイド
部66は水受け部材70上を移動するため、ドリップ61内の
水は、水受け部材70から車外に排出され、車内に落下す
ることはない。
以上のように、本実施例にあっては、リッド6の水はリ
ッド6の外周に設けたドリップ61で受け、さらに、この
ドリップ61から水受け部材70を介して車外に排出するよ
うにしたため、従来のようにリッド6の後端のスライド
軌跡全体を覆うようなフレームが不要となって、車体を
軽量化できるし、また、車体ルーフ4に対してルーフ開
口部5を大きくすることができる。
尚、本考案は、前記実施例に限定されるものではなく、
例えば、実施例ではリッド6をモータ31により自動的に
スライドさせるようにしたが、手動でスライドさせるも
のにも適用できる。
(考案の効果) 以上説明してきたように、本考案の自動車用スライドル
ーフ装置にあっては、リッドの全周に亘ってドリップを
形成し、ドリップ内の水を下方に導くガイド部からの水
を受ける樋状の水受部材を、リッドの全閉時におけるガ
イド部の近傍位置に前端部を配置すると共にリッドのス
ライドに伴うガイド部の移動軌跡に沿って後方に延在さ
せて、車体のルーフの下面に水受用の大型のフレームを
設けない構造としたため、フレームの分だけ重量を軽減
することができるし、フレームによるルーフ開口部に対
する面積的制限が無くなり、ルーフ開口部を拡大するこ
とができるという効果が得られ、さらに、本願考案で
は、リッドの全周ならびに移動軌跡の範囲の大型のフレ
ームが無いので、ルーフサイドレールを取り外す構造の
車両に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の自動車用スライドルーフ装置の
リッドを示す斜視図、第2図は実施例装置を備えた自動
車を示す斜視図、第3図は実施例装置の要部を示す斜視
図、第4図は実施例装置の要部を示す側面図、第5図は
実施例装置の要部を示す第2図V−V線による断面図、
第6図は実施例装置の要部を示す第2図VI-VI線による
断面図である。 4……車体ルーフ 5……ルーフ開口部 6……リッド 61……ドリップ 70……水受け部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体ルーフにルーフ開口部が形成され、該
    開口部に対してスライドしてルーフ開口部を開閉するリ
    ッドが設けられた自動車用スライドルーフ装置におい
    て、 前記リッドの全周に亘り、水を受けるドリップが形成さ
    れ、 前記リッドの左右後端部に、前記ドリップ内の水を下方
    に導くガイド部が形成され、 該ガイド部からの水を受けて車外に排出可能な樋状の水
    受部材が、前記リッドの全閉時における前記ガイド部の
    近傍位置に前端部が配置されていると共に、リッドのス
    ライドに伴うガイド部の移動軌跡に沿って後方に延在さ
    れて車体側に取り付けられていることを特徴とするスラ
    イドルーフ装置。
JP1989037325U 1989-03-30 1989-03-30 自動車用スライドルーフ装置 Expired - Lifetime JPH0722348Y2 (ja)

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